JP2003506500A - 透明ポリマー基板製造用重合性組成物、これにより得られる透明ポリマー基板およびそのレンズへの使用 - Google Patents

透明ポリマー基板製造用重合性組成物、これにより得られる透明ポリマー基板およびそのレンズへの使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(a) (ここで、R1 およびR2 はHまたはCH3 を示し;Aは式(b) または(c) (ここでのm1 およびm2 はそれぞれ2ないし6の整数)で示される2価の基を示す)で示される1または複数のモノマー(I)40ないし95重量部と、−少なくとも1つのウレタン結合単位および少なくとも2つの(メタ)アクリラート官能基を含むモノマー(II)5ないし50重量部とを含む組成物である。本発明は、光学および眼科成形品を製造するために有用である。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、重合後、透明なポリマー基板(substrate )をもたらす重合性モノ
マーの組成物に関し、さらに光学用、特には眼科用レンズの製造のための該組成
物の使用に関する。
【0002】 眼科用途のための有機ポリマー材料で製造された光学レンズはかなり以前より
知られており、使用されてもいる。 最も広く使用される材料の一つは、ジエチレングリコールジアリルカーボナー
ト(以降CADと称す)を含有する組成物の重合により得られる。 このモノマーは、たとえばCR39TMの商品名で商業的に入手可能である。 このタイプの材料を使用した眼科用レンズの商品例はORMATMである。 この材料は本質的に機械的強度に優れ、特に衝撃強さおよび耐傷付性、さらに
は耐有機溶剤性にも優れる。 また消費者が所望すれば着色も容易である。
【0003】 CAD使用による不利益の一つは、このモノマーの重合は本質的に熱的に、特
に長い熱サイクル(数時間あるいは数日間のこともある)により行なわれる点に
ある。 このため、とりわけできるだけ速やかに消費者に応答し、レンズ製造に使用さ
れる金型の使用時間を制限し、製造コストを低減しうるためには、この重合サイ
クルの短縮が望ましいであろう。 また、CAD材料は概ね満足できる材料であるが、さらに特性の改善された材
料を製造することも望ましいであろう。
【0004】 従来技術においても、すでに種々の材料が提案されている。 米国特許明細書(US-A-)4138538は、ポリエチレングリコールジ(メタ
)アクリラートなどのメタクリルモノマーを含む、CADなどのアリルモノマー
の組成物を開示する。 このメタクリルモノマーは、重合性混合物中20ないし70重量%の濃度で使
用することができる。 該混合物は、好ましくは低温で、光重合され、その後、熱処理が加えられる。
【0005】 米国特許明細書(US-A-)4650845は、第一成分としてのウレタンポリ(
メタ)アクリラートモノマー0ないし100重量部と、第二成分としての A)30ないし60重量%のポリアクリラートモノマー、 B)20ないし70重量%の重合時の収縮変性剤、 C)0ないし30重量%の希釈モノマー を含む組成物100ないし0重量部とからなるモノマー組成物を開示する。 この組成物は、好ましくは光重合される。 実際、公知のこの組成物は、多官能基を含むモノマーの存在により、高度に架
橋したポリマーをもたらす。 この組成物は、一般に少なくとも4つの(メタ)アクリラート基を含むモノマ
ーを含有する。
【0006】 米国特許明細書(US-A-)4912185は、ポリオキシアルキレングリコール
アクリラートまたはメタクリラートモノマーの少なくとも1つと、複数個の非飽
和官能基を含む架橋剤の少なくとも1つと、2ないし6のメタクリル末端基を有
するウレタンモノマーの少なくとも1つとからなる、眼科用レンズまたはビデオ
ディスク製造のための重合性モノマーの組成物を開示する。 具体的に、上記した架橋剤は、3ないし4のビニル、アクリルまたはメタクリ
ル官能基を含む。 このような組成物は、UV/熱重合の組み合わせにより硬化される。
【0007】 欧州特許公開公報(EP-A-)453149は、ポリオキシアルキレングリコール
ジ(メタ)アクリラートモノマー;ビスフェノールA単位を含み、単独重合によ
り、屈折率が1.55より大きいポリマーをもたらすモノマー、およびメタクリ
ル末端基を2ないし6有するウレタンモノマーを含有する組成物を開示する。 この重合は、UV/熱の組み合わせが好ましい。
【0008】 米国特許明細書(US-A-)5183870は、10ないし60重量%のポリブチ
レングリコールジ(メタ)アクリラート、20ないし80重量%のウレタンポリ
(メタ)アクリラート、5ないし60重量%の特定のモノ(メタ)アクリラート
モノマー、および0ないし60重量%の重合性二重結合を少なくとも1つ有する
化合物からなる組成物を開示する。
【0009】 上記米国特許明細書5183870によれば、衝撃強度と低吸水性とを両立さ
せるにはポリブチレングリコールジ(メタ)アクリラートがの選択的使用が必須
である。 比較例7は、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリラート、ウレタンジ(
メタ)アクリラートおよびトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン-8- イルメタクリラ
ートを含む組成物を表す。 この組成物から得られたポリマーは、3.6%という高い吸水性をもつ。
【0010】 米国特許明細書(US-A-)5880171は、(メタ)アクリラート末端基を有
するエポキシまたはポリエステルウレタンポリオリゴマー20ないし90重量%
好ましくは少なくとも50重量%、および付加的な希釈剤として、(メタ)アク
リラートおよび/ またはトリ、テトラまたはポリ(メタ)アクリラート末端基を
有する炭化水素ジオールエステル5ないし80重量%とからなる光重合性組成物
を開示する。
【0011】 米国特許明細書(US-A-)5566027は、ウレタン結合単位を介してポリエ
ステルオリゴマーと結合する複数の(メタ)アクリラート基を含み、分子量が少
なくとも700のポリエステルウレタンオリゴマー25ないし45重量%と、平
均分子量が少なくとも700の多官能(メタ)アクリラート31ないし70重量
%と、単官能(メタ)アクリラート5ないし55重量%とからなる光重合性組成
物を開示する。 この組成物は光学レンズの塗膜材として使用される。
【0012】 このタイプの組成物をレンズ本体の製造に使用するための提案はない。 このように従来技術において、屈折率1.5程度の材料をもたらす多くの重合
性組成物が提案されてはいるが、光学用途で使用しうる透明ポリマー基板を製造
するための要件をすべて満すものはない。
【0013】 したがって本発明の第一の目的は、CAD系ポリマーに代替しうる、換言すれ
ばCADの特性と総体的に同等もしくはそれ以上の特性を有する透明ポリマー基
板をもたらす新規な重合性モノマーの組成物を提供することである。
【0014】 光学基板は、特に以下の特性を全て有していなくてはならない: −透明性が高く(通常、透過率85%超、好ましくは90%以上)、光散乱が全
くないか、あったとしても極めてわずかであること、 −1.4未満、好ましくは1.3未満さらに好ましくは1.2未満の低密度、 −屈折率が1.48ないし1.52、 −色収差を避けるため、40以上、好ましくは45以上、より好ましくは50以
上の高アッベ数、 −重合直後には無着色、特に黄色度指数が低くかつ経時的に黄色化しないこと、 −優れた衝撃強度(特に、レンズが未コートで好ましくはFDA球落下試験に合
格すること)、 −優れた耐静的応力、 −優れた耐傷付き性、 −被覆による付加処理(ハードコート、反射防止コート、初期耐衝撃コートなど
の堆積)が容易であること、特に着色容易であること、 −表面および縁取り仕上げ処理に対する適合性に優れ、これら処理の間、レンズ
が全体的に幾何学的にネジ曲がることないこと、 −低吸水性。
【0015】 本発明に係るポリマー基板の吸水性は、好ましくは1.5%未満、より好まし
くは1%未満である。
【0016】 本発明の第二の目的は、レンズ製造サイクルを短縮することができるように、
特に光重合により、あるいは光−および熱重合技術の組合わせにより、容易にか
つ迅速に重合することができる組成物を提供することである。
【0017】 本発明に係る重合性モノマーの組成物は、 −下記式で示される1または複数のモノマー(I)40ないし95重量部と:
【化13】 式中、 R1 およびR2 はHまたはCH3 を示し、 Aは下記式で示される2価の基(radical)を示す
【化14】 1 およびm2 はそれぞれ2ないし6の整数である、 −少なくとも1つのウレタン結合単位(unit)および少なくとも2つの(メタ)
アクリラート官能基(function)を含むモノマー(II)5ないし50重量部とを
含む。
【0018】 本発明に係るモノマー組成物の粘度は、通常、0.3Pa.s. 以下、好ましくは
0.2Pa.s. である。
【0019】 本発明に係る組成物の第一の重要な成分は、上記式(I)に対応する一種また
は複数のモノマーである。 より厳密には、上記で定義されるような線状または分岐状の中心基Aを含むプ
ロピレングリコールの(メタ)アクリル酸エステルである。 上記第一の成分は、比較的短い鎖長をもつモノマーまたはモノマー混合物(I
)であり、換言すれば各モノマー(I)のA基中に存在するプロピレングリコー
ル単位の数は、それぞれ6以下、好ましくは2ないし6である。
【0020】 数種のモノマー(I)を混合して使用する時には、平均値を下記で定義するこ
とができる。
【数1】 式中、Xm は、Aがその鎖中にm個のプロピレングリコール単位を有するため
の式(I)で示されるモノマーの全重量に対するモノマー(I)の重量比である
【0021】 すでにモノマー混合物である商業的に入手可能な製品を、本発明の第一成分と
して使用する時には、この平均値m(−付表記)は、該混合物をHPLC分析し
、以下のように計算することにより、容易に求めることができる。
【数2】 ここでSm は、上記2価のA基中のm個のプロピレングリコール単位を含むモ
ノマー(I)に対応するピーク面積を示し、Sはm値が2ないし6であるモノマ
ー(I)に対応する全てのピークの全面積を示す。
【0022】 本発明によれば、上記で定義される平均値m(−付表記)が5未満、好ましく
は2ないし4内にあるモノマー(I)数種の混合物を使用することが好ましい。
【0023】 また、分岐構造を有し、換言すればA基が下記で示されるモノマー(I)が好
ましい:
【化15】 2 は上記説明と同意である。
【0024】 本発明に係る組成物は、モノマー(I)および(II)の全重量を100重量部
とするとき、モノマー(I)を50ないし95重量部含む。
【0025】 中心結合単位Aが下記で示されるモノマー(I)数種の混合物を使用すること
が好ましい:
【化16】 このm2 は下記質量比に従う2ないし6の整数であり: m2 =2 27% m2 =3 47% m2 =4 20% m2 =5 4% m2 =6 2% 平均値m(−付表記)=3.07である。
【0026】 この混合物は、本出願の以下明細書において、PPG200ジ(メタ)アクリ
ラート(またはPPG200DMA)と称す。 通常、第一の成分は、ポリマー網が形成する最終的基板の剛性に寄与する。
【0027】 本発明に係る組成物の第二成分は、少なくとも1つのウレタン結合単位と少な
くとも2つの(メタ)アクリラート官能基とを含むモノマー(II)の1種または
複数モノマーの混合物である。 複数のウレタン結合単位を有する2系統のモノマー(II)が好ましく使用され
る。
【0028】 第一の系は、ウレタンジ(メタ)アクリラートオリゴマー、好ましくは脂肪族
ポリエステルとしてのそれである。 このような化合物例は、クレイバレー(Cray Valley )社のウレタンジ(メタ
)アクリラートオリゴマー、特にCN934TMの商品名で知られている製品であ
る。
【0029】 第二の系は、下記構造をもつモノマー(II)である。
【化17】 式中、Qは線状、分岐または環状構造を有するn価の基であり、下記式で示さ
れる結合単位を少なくとも2つ含む:
【化18】 Wは炭素原子数1ないし5の線状または分岐構造を有する2価のアルキル基で
あり、 nは2ないし4であり、 RはHまたはCH3-を示し、かつ R’はHまたは単結合手を示し、
【0030】 Wは好ましくは -CH2CH2- 基を示し、 Qは好ましくは下記式で示される2価の基である:
【化19】 式中、Xは、炭素原子数1ないし15、好ましくは炭素原子数8ないし12の
線状または分岐状2価アルキル鎖を示す。 R'1およびR'2は独立にHまたはCH3 を示す。
【0031】 このタイプのモノマーは、PLEXTM6661−0の商品名で商業的に入手可
能であり、下記構造をもつ:
【化20】 式中、R'3およびR'4は独立にHまたはCH3 を示す。
【0032】 モノマー(II)の第二の系のうちの、他の好ましいモノマーは、Qが下記構造
式の3価の基を示すものである:
【化21】
【0033】 商業的に入手可能なこのタイプのモノマーは、下記構造を有する:
【化22】 式中、R"1、R"2およびR"3は独立にHまたはCH3 を示す。
【0034】 上記式中のR"1、R"2およびR"3がそれぞれメチル基であるモノマーは、前記
クレイバレー社から商品名SR290として商業的に入手可能である。 上記式中のR"1、R"2およびR"3がそれぞれ水素原子であるモノマーは、前記
クレイバレー社から商品名SR368として商業的に入手可能である。 モノマー(II)は、モノマー(I)および(II)の全重量に対し、5ないし5
0重量部、好ましくは10ないし40重量部の量比で存在する。
【0035】 商業的に入手可能なモノマーとしては: 1.脂肪族ウレタンジアクリラート −クレイバレー社製CN 934,964,965,963,966,967,981; −UCB社製EBECRYL 230,244,245,270,284,285,4830,4835,8800 ; 2.芳香族ウレタンジアクリラート −クレイバレー社製CN 970,972,973および976 ; −UCB社製EBECRYL 210,215,4244 ; 3.官能基≧3のウレタンアクリラート −トリアクリラート:CN 920,922,923,924,929(クレイバレー) EBECRYL 204,205,254,264,265(UCB) −テトラアクリラート:CN 925,945,995(クレイバレー) U4HA(シン ナカムラ) −ヘキサアクリラート:CN 975(クレイバレー) EBECRYL 220,1290,2220,5129 (UCB) U6HA(シンナカムラ) 4.脂肪族ウレタンメタクリラート −PLEXTM66610(ローム(ROHM); −U4H(シン ナカムラ製4官能メタクリラート)。
【0036】 本発明に係るモノマー組成物は、モノマー(I)および(II)とは異なる他の
重合性モノマー(III )であって、最終的に網状構造を形成させることができ、
特にフリーラジカル機構により重合可能なモノマーを含むことができる。 このモノマー(III )量は、モノマー(I)および(II)の合計重量に対し、
0ないし30重量%、好ましくは0ないし10重量%である。
【0037】 このようなモノマー(III )としては、メチル(メタ)アクリラートおよびエ
チル(メタ)アクリラートなどのアルキル(メタ)アクリラート類、シクロヘキ
シル(メタ)アクリラートおよびジシクロペンチル(メタ)アクリラートなどの
シクロアルキル(メタ)アクリラート類、フェニル(メタ)アクリラート、ベン
ジル(メタ)アクリラート、ナフチル(メタ)アクリラート類、フェノキシエチ
ル(メタ)アクリラートなどのフェノキシアルキル(メタ)アクリラート類、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリラートおよびプロピレングリコールジ(メタ
)アクリラートなどのアルキレングリコールジ(メタ)アクリラート、ポリ(エ
チレン)およびポリ(ブチレン)グリコールジ(メタ)アクリラートなどの前記
モノマー(I)とは異なるポリ(アルキレン)グリコールジ(メタ)アクリラー
ト類、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリラート、ビスフェノール−Aジ
(メタ)アクリラート類の化合物およびこれらの混合物が挙げられる。
【0038】 上記ビスフェノール−Aジ(メタ)アクリラート類の化合物としては、下記構
造が挙げられる:
【化23】 式中、R5 はHまたはCH3 を示し、n1 +n2 は、0ないし40の平均値を
もつ。
【0039】 上記式に対応する好ましい化合物は、下記のものである。
【数3】
【0040】 上記モノマー(III )は、m1 またはm2 が6より大きい整数、通常7ないし
20である場合のモノマー(I)の化学構造に対応するモノマーの1種または数
種モノマーの混合物であってよい。この場合には、モノマー(III )の量は、下
記の平均値が5未満を保持するような量である。
【数4】
【0041】 上記付加的なモノマー(III )は、高アッベ数を有し、1またはそれ以上の(
メタ)アクリラート官能基を含む。 モノマーのアッベ数が高ければ、単独重合により、高アッベ数を有する、すな
わちアッベ数が少なくとも50好ましくは55の透明なポリマーをもたらすこと
を理解すべきである。 高アッベ数を有するモノマーとして、少なくとも1つの非芳香族系環式または
多環式炭化水素基が好ましく挙げられる。
【0042】 高アッベ数を有するモノマー(III )は、好ましくは下記式で示されるモノマ
ーの少なくとも1つから選ばれる:
【化24】
【0043】 これら式中、 Yは、 -O- 、-CH2- 、-C(CH3)2- 、-C(H)(CH3)- から選ばれる2価の基であ
り、 Zは、pが1ないし4の整数である-(CH2)P - O- および
【化25】 から選ばれる2価の基であり、 Ra 、Rb は、HまたはCH3 を示し、 Rc 、Rd は、独立に炭素原子数1ないし6の線状または分岐状アルキル基を
示し、 Ri 、Rj は、独立に炭素原子数1ないし10の線状または分岐状アルキル基
を示し、 wは1ないし3の整数であり、 xは0ないし3の整数であり、 yは0ないし3の整数であり、 ただしx+y≧1、 kは0ないし6の整数であり、 lは0ないし6の整数であり、 rは0ないし6の整数であり、 sは0ないし6の整数であり、 zは0ないし3の整数であり、かつ tは0ないし3の整数である。
【0044】 上記高アッベ数を有するモノマー(III )は、特に好ましくは下記式で示され
るモノマーから選ばれる:
【化26】
【0045】 本発明に係る組成物は、重合開始系も含む。この重合開始系は、熱的または光
化学的な重合の1または複数の開始剤、または熱的および光化学的開始剤の混合
物を含む。このような開始剤そのものはよく知られており、開始剤として使用し
うるものであれば従来公知のいかなるものでもよい。本発明で使用しうる熱重合
開始剤としては、過酸化ベンゾイル、シクロヘキシルパーオキシジカーボナート
、およびイソプロピルパーオキシジカーボナートなどの過酸化物が挙げられる。
【0046】 上記光開始剤としては、特に2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィ
ンオキサイド、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2-ジメトキシ-1
,2- ジフェニルエタン-1- オン、およびアルキルベンゾイルエーテルが挙げられ
る。 上記開始剤は、通常、上記組成物中の重合可能なモノマーの全重量に対し、0
.01ないし5重量%の量比で使用される。
【0047】 また本発明に係る上記重合性組成物は、光学または眼科用成形品のための重合
性組成物中、特に眼鏡用ガラスおよびレンズ中に慣習的に使用される添加剤を、
慣習的な量で含んでいてもよく、たとえば抑制剤、着色剤、UV吸収剤、香料、
脱臭剤、酸化防止剤、黄色防止剤およびフォトクロミック化合物などを含んでい
てもよい。
【0048】 本発明に係る組成物は、熱的、光化学的またはこれら2つの方法の組み合わせ
により重合させることができる。
【0049】 本発明を、以下の実施例においてより詳細に説明する。実施例中、特にことわ
らない限り、%および部はすべて重量によるものである。
【0050】実施例1〜17 1)本発明の組成物の調製 下記表I中に示される重合性組成物を以下の方法により調製した: 組成物を形成する各成分を、光制御した室内で、曇(smoked)ガラス製フラス
コ中、秤量した。 PPG200DMA、モノマー(I)、および共重合モノマー(II)、光開始
剤およびUV吸収剤を数分間撹拌することにより混合した。低温で貯蔵されてい
た熱重合開始剤の添加を最終工程とした(安定性のため)。
【0051】 2)成形方法 上記のように調製した組成物を、予めソーダで洗浄し、バルニエ接着テープで
平行な2mmの空間をもって組立てられた2部材構成の無機ガラス製成形型中に
注入した。成形は以下のように行なった: ・滅菌シリンジ(20ml)中に組成物を吸込む ・接着テープを少し剥がして開口させる ・上記開口中にシリンジのノズルを挿入する ・成形型中に組成物を注入する ・接着テープを元に戻して成形型を密閉する。
【0052】 3)光化学的予備重合 成形型の両端から等距離位置に2つの紫外線PRIMA 灯(水銀ランプ)を備え、
それぞれのランプから各成形型に照射される光量が約: ・40mW/m2 ・125mW/m2 である光化学重合オーブン中に、上記充填した成形型を置いた。 (メタ)アクリラートの二重結合の転化を紫外線照射時間の関数として赤外線
分析により観察した。
【0053】 4)熱重合およびアニーリング 重合後、接着テープを取外し、重合を進行させるために組立体を100℃オー
ブン中に2時間置いた:次いでガラスを成形型から取出し、アーク灯下でチェッ
クした。最終的に120℃で2時間アニーリングして重合を完成させ、得られた
基板の残留応力を緩和させた。 上記得られた基板の特性を表1に示す。 黄色度指数は、ASTM標準D1925に準拠して測定した。
【0054】 着色性測定(%Tvred ) 測定値は、イーストマンコダック製赤色顔料“disperse Red 13 ”を分散した
水中に94℃で浸漬して中心部を着色した2mm厚レンズの可視光透過率として
測定した値である。
【0055】 Tgの測定は、DMA(動的機械分析)により5.2cm×1cm×2mm(
厚み)の平坦な試料について行なった。 3点屈曲により試験した。 Tgは下記比の最大値に相当する。 E”(損失係数) E’(貯蔵係数)
【0056】
【表1】
【0057】 上記したような実施例12の組成物の重合により得られ、中心厚み1.07m
mで、−2ディオプトリのレンズ21個について、衝撃強度を測定した。試験で
は、レンズに星状ヒビが入る(starred )かレンズが破壊するまで、落下エネル
ギーを大きくしながら球をレンズ中心に落下した。その後、破壊エネルギーの平
均値を算出した。 破壊エネルギーの平均値は、1900±500mJであった。
【0058】実施例18〜30 下記表II中に示す重合性組成物を前記と同様にして調製した: 得られた基板の特性を表IIに示す。 各特性は上記実施例と同様にして決定した。
【0059】
【表2】
【0060】 CGI1850=下記成分の混合物(質量比50/50での)からなるチバガイ
ギー(CIBA GEIGY)社製光開始剤
【化27】
【0061】 tBPEH=tert- ブチルパーオキシ-2- エチルヘキサノアート UV5411=アメリカンシアナミド(American Cyanamid )社製2-(2'- ヒド
ロキシ-5'-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール ne =屈折率 νe =アッベ数 d=密度 Yi=黄色度指数 E'25 E'100 }=それぞれ25℃および100℃での弾性係数
【0062】 上記粘度は、試料250mlについて、ブルックフィールド(BROOKFIELD)D
V2型粘度計を用いる方法により、25℃で、剪断速度を6〜60rpm(駆動
源61番または62番)で変化させて測定した。剪断速度12rpmでは61番
の駆動源を使用した。
【0063】 上記屈折率(λ=546nm)およびアッベ数は、25℃で、ベーリンガム−
スタンレー社アッベ(BELLINGHAM-STANLEY LIMITED ABBE )60/TRを用い、
光源に種々ランプ(ナトリウム、水銀およびカドミウム)を用いて求めた。
【0064】 上記DMAの分析は、粘弾性アナライザー(Rheometric Solid Analyser )R
SAIIを用い、52×10×2mm試料について、周波数1Hzおよび2℃/mi
n で−50℃ないし170℃の温度範囲にわたって行なった。
【0065】 上記レンズ(倍率−2ディオプトリで中心厚み1.10mm)の衝撃強さは、
CD6440P/PPG 200 DMA 30/70の比較組成物を、上記と
同様の条件下、重合することによって求めた。平均破壊強度は1200±900
mJであり、18個のうち2個のレンズは試験に失敗した。
【0066】 上記実施例22の組成物の重合により得られ、倍率−2ディオプトリで中心厚
み1.09mmのレンズ20個についても衝撃強度を測定した。平均破壊強度は
1200±800mJであり、20個のうち1個のレンズは試験に失敗した。
【0067】 上記衝撃強さ試験は、レンズ中心に落下させる球の落下エネルギーをレンズが
破壊(破壊または星状ヒビ)されるまで大きくしていくことからなる。このよう
な破壊エネルギーの平均値を求めた。
【0068】 上記吸水性試験は、実施例6および実施例12のレンズについて行なった。該
レンズをオーブン中で乾燥し、秤量した後、90℃で30分間水中に浸漬した。
レンズを回収し、再秤量した。 吸水性のレベルは以下のように求めた。 水処理後の重量−元の重量 Twater =──────────────×100 元の重量 上記実施例6および12のレンズは、それぞれ0.59および0.74%の値
であった。
【0069】 CD6440Pは、その繰り返し単位が下記で示される前記一般式(I)に対
応するモノマー数種の混合物である。
【化28】 このm2 は下記の質量比に従う3ないし10の整数である: m2 =3 2% m2 =4 8% m2 =5 14% m2 =6 20% m2 =7 27% m2 =8 19% m2 =9 9% m2 =10 1%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 プリメル オディル フランス国 F−94300 ヴァンセンヌ ブルヴァール ドゥ ラ リベラシオン 16 (72)発明者 イーン レアニリス フランス国 F−91160 ロンジュモー リュ デ ラヴァンド 2 Fターム(参考) 4J027 AG10 AG13 AG24 AG27 AG28 BA07 BA20 BA21 BA24 CC02 CC05 CD04

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −下記式で示される1または複数のモノマー(I)40ないし95重量部と: 【化1】 式中、 R1 およびR2 はHまたはCH3 を示し、 Aは下記式で示される2価の基を示す 【化2】 1 およびm2 はそれぞれ2ないし6の整数である、 −少なくとも1つのウレタン結合単位および少なくとも2つの(メタ)アクリラ
    ート官能基を含むモノマー(II)5ないし50重量部と を含む重合性モノマーの組成物。
  2. 【請求項2】 前記モノマー(I)の式中、前記2価の結合単位Aが 【化3】 2 は請求項1に定義されるとおりである で示されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記モノマー(II)がウレタンジ(メタ)アクリラートオリゴマーであること
    を特徴とする請求項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記ウレタンジ(メタ)アクリラートオリゴマーが脂肪族ポリエステルである
    ことを特徴とする請求項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記モノマー(II)が下記構造をもつことを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の組成物 【化4】 式中、Qは線状、分岐または環状構造を有し、式 【化5】 で示される結合単位を少なくとも2つ含むn価の基であり、 Wは炭素原子数1ないし5の線状または分岐構造を有する2価のアルキル基で
    あり、nは2ないし4であり、RはHまたはCH3 を示し、R’はHまたは単結
    合手を示す。
  6. 【請求項6】 前記Wが -CH2CH2- 基を示すことを特徴とする請求項6に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記モノマー(II)の式中、Q基が下記式で示される2価の基であることを特
    徴とする請求項5または6に記載の組成物: 【化6】 式中、Xは、炭素原子数1ないし15、好ましくは炭素原子数8ないし12の線
    状または分岐状2価アルキル鎖を示し、R'1およびR'2は独立にHまたはCH3 を示す。
  8. 【請求項8】 前記モノマー(II)が、下記構造をもつ2価の基であることを特徴とする請求
    項7に記載の組成物: 【化7】 式中、R'3およびR'4は独立にHまたはCH3 を示す。
  9. 【請求項9】 前記モノマー(II)の式中、Qが下記構造の3価の基を示すことを特徴とする
    請求項5または6に記載の組成物。 【化8】
  10. 【請求項10】 前記モノマー(II)が、下記構造をもつことを特徴とする請求項9に記載の組
    成物: 【化9】 式中、R"1、R"2およびR"3は独立にHまたはCH3 を示す。
  11. 【請求項11】 フリーラジカル機構により重合可能で、モノマー(I)および(II)とは異な
    る1または複数のモノマー(III )を、付加的に、モノマー(I)および(II)
    の合計重量に対し0ないし30重量%含有することを特徴とする請求項1ないし
    10のいずれかに記載の組成物。
  12. 【請求項12】 モノマー(III )を、0ないし10重量%含有することを特徴とする請求項1
    1に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記モノマー(III )が、アルキル(メタ)アクリラート類、シクロアルキル
    (メタ)アクリラート類、フェニル(メタ)アクリラート、ベンジル(メタ)ア
    クリラート、ナフチル(メタ)アクリラート類、フェノキシアルキル(メタ)ア
    クリラート類、アルキレングリコールジ(メタ)アクリラート類、前記モノマー
    (I)とは異なるポリ(アルキレン)グリコールジ(メタ)アクリラート類、ネ
    オペンチルグリコールジ(メタ)アクリラート、ビスフェノール−Aジ(メタ)
    アクリラートの化合物、およびこれらの混合物から選ばれることを特徴とする請
    求項11または12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記モノマー(III )が、m1 またはm2 が6より大きい整数である場合の式
    (I)に相当し、かつ該モノマー(III )量は、式(I)に対応する全てのモノ
    マーのm1 および/またはm2 の平均値が5未満となるような量であることを特
    徴とする請求項11ないし13のいずれかに記載の組成物。
  15. 【請求項15】 モノマー(II)を、10ないし40重量部含有することを特徴とする請求項1
    1ないし14のいずれかに記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記モノマー(III )が、少なくとも1つの非芳香族系環式または多環式炭化
    水素基を含む、アッベ数の高いモノマーであることを特徴とする請求項11また
    は12のいずれかに記載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記モノマー(III )が、下記式で示されるモノマーの少なくとも1つから選
    ばれることを特徴とする請求項16に記載の組成物: 【化10】 上記式中、 Yは、 -O- 、-CH2- 、-C(CH3)2- 、-C(H)(CH3)- から選ばれる2価の基であ
    り、 Zは、pが1ないし4の整数である-(CH2)P - O- および 【化11】 から選ばれる2価の基であり、 Ra 、Rb は、HまたはCH3 を示し、 Rc 、Rd は、独立に炭素原子数1ないし6の線状または分岐状アルキル基を
    示し、 Ri 、Rj は、独立に炭素原子数1ないし10の線状または分岐状アルキル基
    を示し、wは1ないし3の整数であり、xは0ないし3の整数であり、yは0な
    いし3の整数であり、ただしx+y≧1、kは0ないし6の整数であり、lは0
    ないし6の整数であり、rは0ないし6の整数であり、sは0ないし6の整数で
    あり、zは0ないし3の整数であり、かつtは0ないし3の整数である。
  18. 【請求項18】 前記モノマー(III )が、下記式で示されるモノマーから選ばれることを特徴
    とする請求項17に記載の組成物。 【化12】
  19. 【請求項19】 前記モノマー(II)および(III )は、単独重合により、屈折率1.54以下
    のホモポリマーをもたらすことを特徴とする請求項1ないし18のいずれかに記
    載の組成物。
  20. 【請求項20】 前記モノマー(III )は、単独重合により、屈折率1.54以下のホモポリマ
    ーをもたらすことを特徴とする請求項11ないし18のいずれかに記載の組成物
  21. 【請求項21】 粘度が0.3Pa.s. 以下であることを特徴とする請求項1ないし20のいずれ
    かに記載の組成物。
  22. 【請求項22】 請求項1ないし21のいずれかに記載の組成物の重合により得られることを特
    徴とする1.48ないし1.54の範囲の屈折率をもつ透明ポリマー基板。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載のポリマー基板からなる光学レンズ。
  24. 【請求項24】 前記レンズが眼科用レンズであることを特徴とする請求項23に記載の光学レ
    ンズ。
  25. 【請求項25】 前記レンズが眼鏡レンズであることを特徴とする請求項23に記載の光学レン
    ズ。
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