JPH05322478A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH05322478A JPH05322478A JP4146489A JP14648992A JPH05322478A JP H05322478 A JPH05322478 A JP H05322478A JP 4146489 A JP4146489 A JP 4146489A JP 14648992 A JP14648992 A JP 14648992A JP H05322478 A JPH05322478 A JP H05322478A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- fins
- fin
- louverless
- upstream side
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/04—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
- F28D1/047—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag
- F28D1/0477—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag the conduits being bent in a serpentine or zig-zag
- F28D1/0478—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag the conduits being bent in a serpentine or zig-zag the conduits having a non-circular cross-section
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/12—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
- F28F1/126—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element consisting of zig-zag shaped fins
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Geometry (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 既存の部品の組合せのみでヒートポンプ式空
調装置の室外熱交換器に用いるサーペインタインタイプ
の熱交換器を提供する。 【構成】 偏平チューブ３の隣合う直線部４間には、空
気流の上流側にフィンピッチｐ1を約５ｍｍとしたコル
ゲートフィン８を配設し、下流側にフィンピッチｐ2を
約３．７ｍｍとしたコルゲートフィン９を配設する。コ
ルゲートフィン８の前端８ａを、偏平チューブ３よりも
２〜５ｍｍ程度上流側へ突出させるとともに、コルゲー
トフィン９の後端９ａを偏平チューブ３の後端から２〜
５ｍｍ内側に位置させ、偏平チューブ３とコルゲートフ
ィン８，９とにオフセットを生じさせる。コルゲートフ
ィン８，９には、一定間隔置きにルーバ１０を切り起こ
してある。
調装置の室外熱交換器に用いるサーペインタインタイプ
の熱交換器を提供する。 【構成】 偏平チューブ３の隣合う直線部４間には、空
気流の上流側にフィンピッチｐ1を約５ｍｍとしたコル
ゲートフィン８を配設し、下流側にフィンピッチｐ2を
約３．７ｍｍとしたコルゲートフィン９を配設する。コ
ルゲートフィン８の前端８ａを、偏平チューブ３よりも
２〜５ｍｍ程度上流側へ突出させるとともに、コルゲー
トフィン９の後端９ａを偏平チューブ３の後端から２〜
５ｍｍ内側に位置させ、偏平チューブ３とコルゲートフ
ィン８，９とにオフセットを生じさせる。コルゲートフ
ィン８，９には、一定間隔置きにルーバ１０を切り起こ
してある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒートポンプ式の空調
装置に用いられるサーペンタインタイプの熱交換器に関
するものである。
装置に用いられるサーペンタインタイプの熱交換器に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車用空調装置に用いられるサーペン
タインタイプの熱交換器を、そのままの仕様でヒートポ
ンプ式空調装置の室外熱交換器に用いる提案は既になさ
れている。上記サーペンタインタイプの熱交換器のコル
ゲートフィンは、ルーバを切り起こすことによりエッジ
部を多くして放熱性能を高め、さらにコルゲートフィン
間を非常に狭くして熱交換効率を高めている。
タインタイプの熱交換器を、そのままの仕様でヒートポ
ンプ式空調装置の室外熱交換器に用いる提案は既になさ
れている。上記サーペンタインタイプの熱交換器のコル
ゲートフィンは、ルーバを切り起こすことによりエッジ
部を多くして放熱性能を高め、さらにコルゲートフィン
間を非常に狭くして熱交換効率を高めている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーペ
ンタインタイプの熱交換器は、外気条件により以下の問
題点を生じる。 (１)外気が０℃程度で高湿度(フロスト条件)の場合。 コルゲートフィンａにルーバを設けることにより生じる
エッジ部は熱伝達率が高い。このため、特にコルゲート
フィンａの前面(通過空気流の上流側)先端部のエッジ部
で着霜ｂが多くなる。少量の着霜でも通風抵抗の増大が
著しく、空気流の風量の減少に伴い空気側吸熱量が減少
するとともに、吸入圧力が下がり冷媒流量が減少して暖
房能力が低下する。しかもコルゲートフィンａ間が非常
に狭いため、熱交換面の全面が着霜により塞がれるまで
の時間が早く、暖房能力が極く短時間で低下する(図１
２参照)。
ンタインタイプの熱交換器は、外気条件により以下の問
題点を生じる。 (１)外気が０℃程度で高湿度(フロスト条件)の場合。 コルゲートフィンａにルーバを設けることにより生じる
エッジ部は熱伝達率が高い。このため、特にコルゲート
フィンａの前面(通過空気流の上流側)先端部のエッジ部
で着霜ｂが多くなる。少量の着霜でも通風抵抗の増大が
著しく、空気流の風量の減少に伴い空気側吸熱量が減少
するとともに、吸入圧力が下がり冷媒流量が減少して暖
房能力が低下する。しかもコルゲートフィンａ間が非常
に狭いため、熱交換面の全面が着霜により塞がれるまで
の時間が早く、暖房能力が極く短時間で低下する(図１
２参照)。
【０００４】(２)外気が１０℃程度(結露条件)の場合。 熱交換面の前面で結露した水分ｃは、重力や動圧等によ
って熱交換面の後面に移動するが、表面張力によりチュ
ーブｄとコルゲートフィンａとの接触面付近に滞留し水
捌けが悪い(図１３参照)。このため、熱交換面を通過す
る空気流の風量が減少して暖房能力が低下する。この問
題は、着霜が溶けた場合にも同様に生じる。尚、通過空
気流の上流側のフィンピッチを下流側よりも粗くして、
着霜による熱交換面の前面閉塞を遅延させるプレートフ
ィンタイプの熱交換器は、実開昭５５−１６４４６９号
公報に開示されている。本発明は特にサーペインタイプ
の熱交換器において、ヒートポンプ式空調装置の室外熱
交換器に用いる場合の上記問題点を既存の部品の組合せ
のみで解決することを目的とするものである。
って熱交換面の後面に移動するが、表面張力によりチュ
ーブｄとコルゲートフィンａとの接触面付近に滞留し水
捌けが悪い(図１３参照)。このため、熱交換面を通過す
る空気流の風量が減少して暖房能力が低下する。この問
題は、着霜が溶けた場合にも同様に生じる。尚、通過空
気流の上流側のフィンピッチを下流側よりも粗くして、
着霜による熱交換面の前面閉塞を遅延させるプレートフ
ィンタイプの熱交換器は、実開昭５５−１６４４６９号
公報に開示されている。本発明は特にサーペインタイプ
の熱交換器において、ヒートポンプ式空調装置の室外熱
交換器に用いる場合の上記問題点を既存の部品の組合せ
のみで解決することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の具体的手段として、直線部と曲線部を交互に形成して
蛇行状にしたチューブの前記各直線部間にコルゲートフ
ィンを配設したサーペンタインタイプの熱交換器におい
て、前記各コルゲートフィンの端部を前記チューブの端
部よりも前記熱交換器を通過する空気流の上流側へ突出
させるとともに、上流側のフィンピッチを下流側のフィ
ンピッチよりも粗くしたことを特徴とする熱交換器が提
供される。上記熱交換器において、空気流の上流側に配
置するコルゲートフィンを切り込みのないルーバレスフ
ィンとすることもできる。また、空気流の上流側及び下
流側に配置する前記コルゲートフィンを、切り込みのな
いルーバレスフィンとするとともに、該ルーバレスフィ
ンに排水用孔若しくは排水用凹部を所定間隔置きに設け
てもよい。
の具体的手段として、直線部と曲線部を交互に形成して
蛇行状にしたチューブの前記各直線部間にコルゲートフ
ィンを配設したサーペンタインタイプの熱交換器におい
て、前記各コルゲートフィンの端部を前記チューブの端
部よりも前記熱交換器を通過する空気流の上流側へ突出
させるとともに、上流側のフィンピッチを下流側のフィ
ンピッチよりも粗くしたことを特徴とする熱交換器が提
供される。上記熱交換器において、空気流の上流側に配
置するコルゲートフィンを切り込みのないルーバレスフ
ィンとすることもできる。また、空気流の上流側及び下
流側に配置する前記コルゲートフィンを、切り込みのな
いルーバレスフィンとするとともに、該ルーバレスフィ
ンに排水用孔若しくは排水用凹部を所定間隔置きに設け
てもよい。
【０００６】
【作用】上記熱交換器によれば、コルゲートフィンの端
部を前記チューブの端部よりも前記空気流の上流側へ突
出することにより着霜進行速度を抑える。また、上流側
のフィンピッチを下流側のフィンピッチよりも粗くする
ことにより、着霜の成長による熱交換面の閉塞に至るま
での時間を長くできる。空気流の上流側に切り込みのな
いルーバレスフィンを用いることにより、着霜の成長に
よる熱交換面の閉塞に至るまでの時間をより長くでき
る。ルーバレスフィンに所定間隔置きに設ける排水用孔
若しくは排水用凹部により、ルーバレスフィン間に残留
する水分を熱交換器外へ排水する。
部を前記チューブの端部よりも前記空気流の上流側へ突
出することにより着霜進行速度を抑える。また、上流側
のフィンピッチを下流側のフィンピッチよりも粗くする
ことにより、着霜の成長による熱交換面の閉塞に至るま
での時間を長くできる。空気流の上流側に切り込みのな
いルーバレスフィンを用いることにより、着霜の成長に
よる熱交換面の閉塞に至るまでの時間をより長くでき
る。ルーバレスフィンに所定間隔置きに設ける排水用孔
若しくは排水用凹部により、ルーバレスフィン間に残留
する水分を熱交換器外へ排水する。
【０００７】
(第１実施例)本発明の第１実施例を添付図面を参照して
説明する。図１は本発明に係るサーペインタインタイプ
の熱交換器１の一部切欠斜視図、図２は断面図である。
多数の冷媒流通路２を１列に形成した偏平チューブ３
は、直線部４と曲線部５とを交互に設けて蛇行状に形成
する。そして、偏平チューブ３の一端部に各冷媒流通路
２へ冷媒を流入させるヘッダ６を接続し、他端部に各冷
媒流通路２から冷媒を流出させるヘッダ７を接続する。
説明する。図１は本発明に係るサーペインタインタイプ
の熱交換器１の一部切欠斜視図、図２は断面図である。
多数の冷媒流通路２を１列に形成した偏平チューブ３
は、直線部４と曲線部５とを交互に設けて蛇行状に形成
する。そして、偏平チューブ３の一端部に各冷媒流通路
２へ冷媒を流入させるヘッダ６を接続し、他端部に各冷
媒流通路２から冷媒を流出させるヘッダ７を接続する。
【０００８】前記偏平チューブ３の隣合う直線部４間に
は、通過する空気流の流通方向で２分して、その上流側
にはフィンピッチｐ1を約５ｍｍとしたコルゲートフィ
ン８を配設し、下流側にはフィンピッチｐ2を約３．７
ｍｍとしたコルゲートフィン９を配設する。そして、上
流側に配設する各コルゲートフィン８の前端８ａを、偏
平チューブ３よりも２〜５ｍｍ程度前記空気流の上流側
へ突出させる。コルゲートフィン９は、前記コルゲート
フィン８に連続させて配設し、そのコルゲートフィン９
の後端９ａを偏平チューブ３の後端から２〜５ｍｍ内側
に位置させ、偏平チューブ３とコルゲートフィン８，９
とにオフセットを生じさせる。前記コルゲートフィン
８，９には、一定間隔置きにルーバ１０を切り起こして
ある。
は、通過する空気流の流通方向で２分して、その上流側
にはフィンピッチｐ1を約５ｍｍとしたコルゲートフィ
ン８を配設し、下流側にはフィンピッチｐ2を約３．７
ｍｍとしたコルゲートフィン９を配設する。そして、上
流側に配設する各コルゲートフィン８の前端８ａを、偏
平チューブ３よりも２〜５ｍｍ程度前記空気流の上流側
へ突出させる。コルゲートフィン９は、前記コルゲート
フィン８に連続させて配設し、そのコルゲートフィン９
の後端９ａを偏平チューブ３の後端から２〜５ｍｍ内側
に位置させ、偏平チューブ３とコルゲートフィン８，９
とにオフセットを生じさせる。前記コルゲートフィン
８，９には、一定間隔置きにルーバ１０を切り起こして
ある。
【０００９】(第２実施例)また、図３に示すように上記
空気流の上流側に配置するコルゲートフィン８をルーバ
レスフィン１８としてもよい。この場合、フィンピッチ
ｐ1′を約４ｍｍとする(図４参照)。尚、このルーバレ
スフィン１８の前端１８ａを、偏平チューブ３よりも２
〜５ｍｍ程度空気流の上流側へ突出させること、及び空
気流の下流側には、前記コルゲートフィン９を配置し
て、その後端９ａを偏平チューブ３の後端から２〜５ｍ
ｍ内側に位置させ、偏平チューブ３とルーバレスフィン
１８及びコルゲートフィン９とにオフセットを生じさせ
ることは、上記第１実施例と同様である。また、ルーバ
レスフィン１８の代わりにウェーブフィン２８(図５参
照)を用いてもよい。
空気流の上流側に配置するコルゲートフィン８をルーバ
レスフィン１８としてもよい。この場合、フィンピッチ
ｐ1′を約４ｍｍとする(図４参照)。尚、このルーバレ
スフィン１８の前端１８ａを、偏平チューブ３よりも２
〜５ｍｍ程度空気流の上流側へ突出させること、及び空
気流の下流側には、前記コルゲートフィン９を配置し
て、その後端９ａを偏平チューブ３の後端から２〜５ｍ
ｍ内側に位置させ、偏平チューブ３とルーバレスフィン
１８及びコルゲートフィン９とにオフセットを生じさせ
ることは、上記第１実施例と同様である。また、ルーバ
レスフィン１８の代わりにウェーブフィン２８(図５参
照)を用いてもよい。
【００１０】上記構成のサーペインタインタイプの熱交
換器１は、ヒートポンプ式の空調装置(図示せず)の室外
熱交換器として用いる。室外熱交換器としての基本的な
作動は周知であるので、本実施例の熱交換器１の特徴的
な作動について以下に説明する。暖房運転時は、熱交換
器１を通過する空気流と、図示しない減圧装置により膨
張して偏平チューブ３の冷媒通路２に流入する冷媒との
間で熱交換し、空気流は冷却される。このため、外気温
が０℃程度で高湿度のフロスト条件の場合は、空気流の
上流側のコルゲートフィン８から着霜が始まる。コルゲ
ートフィン８の前端８ａは、偏平チューブ３よりも２〜
５ｍｍ程度空気流の上流側へ突出しているので、フィン
効率が落ち温度が下がりにくく着霜量が少なくなる。ま
た、上流側はフィンピッチを広げているから着霜の成長
により熱交換器１の前面が閉塞するのが遅延し、図６
(イ)に示すように空気流の通過風量の減少割合が少なく
なって暖房能力の激減を防止できる。また、ルーバレス
フィン１８の場合は、コルゲートフィン８のようにルー
バ１０を切り起こしていないから、より一層フィン効率
が落ち図６(ロ)に示すように暖房能力の激減をより効果
的に防止できる。
換器１は、ヒートポンプ式の空調装置(図示せず)の室外
熱交換器として用いる。室外熱交換器としての基本的な
作動は周知であるので、本実施例の熱交換器１の特徴的
な作動について以下に説明する。暖房運転時は、熱交換
器１を通過する空気流と、図示しない減圧装置により膨
張して偏平チューブ３の冷媒通路２に流入する冷媒との
間で熱交換し、空気流は冷却される。このため、外気温
が０℃程度で高湿度のフロスト条件の場合は、空気流の
上流側のコルゲートフィン８から着霜が始まる。コルゲ
ートフィン８の前端８ａは、偏平チューブ３よりも２〜
５ｍｍ程度空気流の上流側へ突出しているので、フィン
効率が落ち温度が下がりにくく着霜量が少なくなる。ま
た、上流側はフィンピッチを広げているから着霜の成長
により熱交換器１の前面が閉塞するのが遅延し、図６
(イ)に示すように空気流の通過風量の減少割合が少なく
なって暖房能力の激減を防止できる。また、ルーバレス
フィン１８の場合は、コルゲートフィン８のようにルー
バ１０を切り起こしていないから、より一層フィン効率
が落ち図６(ロ)に示すように暖房能力の激減をより効果
的に防止できる。
【００１１】外気温が１０℃程度の結露条件では、コル
ゲートフィン８，９若しくはルーバレスフィン１８，コ
ルゲートフィン９や偏平チューブ３に結露した水分は、
空気流に伴い下流側に流れる。コルゲートフィン９の後
端９ａは偏平チューブ３の後端から２〜５ｍｍ内側に位
置している。このため、重力や動圧により下流側に流れ
た水分ｃは、突出する偏平チューブ３を伝わって熱交換
器１外へ排出される(図２及び図３参照)。また、熱交換
器１の偏平チューブ３の長手方向を水平面に対し傾斜角
５〜７度で下げることで水捌け及び水切れを良好に行う
ことができる。
ゲートフィン８，９若しくはルーバレスフィン１８，コ
ルゲートフィン９や偏平チューブ３に結露した水分は、
空気流に伴い下流側に流れる。コルゲートフィン９の後
端９ａは偏平チューブ３の後端から２〜５ｍｍ内側に位
置している。このため、重力や動圧により下流側に流れ
た水分ｃは、突出する偏平チューブ３を伝わって熱交換
器１外へ排出される(図２及び図３参照)。また、熱交換
器１の偏平チューブ３の長手方向を水平面に対し傾斜角
５〜７度で下げることで水捌け及び水切れを良好に行う
ことができる。
【００１２】(第３実施例)第３実施例は図７に示すよう
に、偏平チューブ３の隣合う直線部４間には、通過する
空気流の流通方向で２分した上流側と下流側ともルーバ
レスフィン３８，３９を配設する。そして、空気流の流
通方向に平行にスリット状の排水用孔４０を、所定間隔
置きに形成する。尚、上流側に配設する各ルーバレスフ
ィン３８のフィンピッチは、下流側に配設する各ルーバ
レスフィン３９のフィンピッチよりも大きくすること、
及び各ルーバレスフィン３８の前端３８ａを、偏平チュ
ーブ３よりも２〜５ｍｍ程度前記空気流の上流側へ突出
させること、及びルーバレスフィン３９は、前記ルーバ
レスフィン３８に連続させて配設し、そのルーバレスフ
ィン３９の後端３９ａを偏平チューブ３の後端から２〜
５ｍｍ内側に位置させ、偏平チューブ３とルーバレスフ
ィン３８，３９とにオフセットを生じさせることは、上
記第１及び第２実施例と同様である。
に、偏平チューブ３の隣合う直線部４間には、通過する
空気流の流通方向で２分した上流側と下流側ともルーバ
レスフィン３８，３９を配設する。そして、空気流の流
通方向に平行にスリット状の排水用孔４０を、所定間隔
置きに形成する。尚、上流側に配設する各ルーバレスフ
ィン３８のフィンピッチは、下流側に配設する各ルーバ
レスフィン３９のフィンピッチよりも大きくすること、
及び各ルーバレスフィン３８の前端３８ａを、偏平チュ
ーブ３よりも２〜５ｍｍ程度前記空気流の上流側へ突出
させること、及びルーバレスフィン３９は、前記ルーバ
レスフィン３８に連続させて配設し、そのルーバレスフ
ィン３９の後端３９ａを偏平チューブ３の後端から２〜
５ｍｍ内側に位置させ、偏平チューブ３とルーバレスフ
ィン３８，３９とにオフセットを生じさせることは、上
記第１及び第２実施例と同様である。
【００１３】上記構成の第３実施例の場合、外気温が１
０℃程度の結露条件でルーバレスフィン３８，３９や偏
平チューブ３に結露した水分は、空気流に伴い下流側に
流れるとともにスリット状の排水用孔４０から次々と抜
け落ち、熱交換器１の外部へ排水される。外気温が０℃
程度で高湿度のフロスト条件下の運転で着霜した場合
は、加熱手段等の除霜により生じた水分が前記排水用孔
４０から抜け落ち、ルーバレスフィン３８，３９間に表
面張力によって残留することがなくなり、運転再開時の
耐フロスト性を高めることができる。
０℃程度の結露条件でルーバレスフィン３８，３９や偏
平チューブ３に結露した水分は、空気流に伴い下流側に
流れるとともにスリット状の排水用孔４０から次々と抜
け落ち、熱交換器１の外部へ排水される。外気温が０℃
程度で高湿度のフロスト条件下の運転で着霜した場合
は、加熱手段等の除霜により生じた水分が前記排水用孔
４０から抜け落ち、ルーバレスフィン３８，３９間に表
面張力によって残留することがなくなり、運転再開時の
耐フロスト性を高めることができる。
【００１４】図８〜図１０は、前記ルーバレスフィン３
８，３９に形成する排水用孔４０の変形例を示したもの
で、図８はスリット状の排水用孔４０ａを通過空気流と
直交する方向に所定間隔置きに形成したもの、図９は円
形の排水用孔４０ｂを所定間隔置きに形成したもの、図
１０はルーバレスフィン３８，３９の湾曲部に円形の排
水用孔４０ｃを所定間隔置きに形成したものである。ま
た、図１１はルーバレスフィン３８，３９の湾曲部に排
水用凹部４１を所定間隔置きに形成したものである。
８，３９に形成する排水用孔４０の変形例を示したもの
で、図８はスリット状の排水用孔４０ａを通過空気流と
直交する方向に所定間隔置きに形成したもの、図９は円
形の排水用孔４０ｂを所定間隔置きに形成したもの、図
１０はルーバレスフィン３８，３９の湾曲部に円形の排
水用孔４０ｃを所定間隔置きに形成したものである。ま
た、図１１はルーバレスフィン３８，３９の湾曲部に排
水用凹部４１を所定間隔置きに形成したものである。
【００１５】
【発明の効果】本発明は上記構成を有し、コルゲートフ
ィンの端部を前記チューブの端部よりも前記空気流の上
流側へ突出することにより着霜分布の集中化を抑え、上
流側のフィンピッチを下流側のフィンピッチよりも粗く
することにより、着霜の成長による熱交換面の閉塞に至
るまでの時間を長くできるから、耐フロスト性の要求が
高いヒートポンプ式空調装置の室外熱交換器として使用
できる。空気流の上流側にルーバレスフィンを配置する
ことによりフィン効率を下げ、耐フロスト性をより一層
高めることができる。空気流の上流側及び下流側に配置
する前記コルゲートフィンを、切り込みのないルーバレ
スフィンとするとともに、該ルーバレスフィンに排水用
孔若しくは排水用凹部を所定間隔置きに設けて、除霜後
の水分を熱交換器外へ排水するようにしたから、運転再
開後の耐フロスト性を高めることができる。さらに、本
発明の熱交換器は、新規部品を用いることなく構成でき
るからコスト高となることもない等の優れた効果があ
る。
ィンの端部を前記チューブの端部よりも前記空気流の上
流側へ突出することにより着霜分布の集中化を抑え、上
流側のフィンピッチを下流側のフィンピッチよりも粗く
することにより、着霜の成長による熱交換面の閉塞に至
るまでの時間を長くできるから、耐フロスト性の要求が
高いヒートポンプ式空調装置の室外熱交換器として使用
できる。空気流の上流側にルーバレスフィンを配置する
ことによりフィン効率を下げ、耐フロスト性をより一層
高めることができる。空気流の上流側及び下流側に配置
する前記コルゲートフィンを、切り込みのないルーバレ
スフィンとするとともに、該ルーバレスフィンに排水用
孔若しくは排水用凹部を所定間隔置きに設けて、除霜後
の水分を熱交換器外へ排水するようにしたから、運転再
開後の耐フロスト性を高めることができる。さらに、本
発明の熱交換器は、新規部品を用いることなく構成でき
るからコスト高となることもない等の優れた効果があ
る。
【図１】本発明の第１実施例に係る熱交換器の一部切欠
斜視図である。
斜視図である。
【図２】同、断面図である。
【図３】第２実施例を示した熱交換器の断面図である。
【図４】ルーバレスフィンの拡大斜視図である。
【図５】ウェーブフィンの拡大断面図である。
【図６】通過空気量の減少割合を比較したグラフであ
る。
る。
【図７】第３実施例を示した熱交換器の断面図である。
【図８】排水用孔の変形例を示す斜視図である。
【図９】排水用孔の変形例を示す斜視図である。
【図１０】排水用孔の変形例を示す斜視図である。
【図１１】排水用凹部を示す斜視図である。
【図１２】着霜の成長を示す説明図である。
【図１３】結露水分の滞留状態を示す説明図である。
１...熱交換器、 ３...偏平チューブ、 ４...直線
部、 ５...曲線部、 ８,９...コルゲートフィン、
８ａ，１８ａ...前端、 ９ａ...後端、 １８，３８，
３９...ルーバレスフィン、 ４０，４０ａ，４０ｂ，
４０ｃ...排水用孔、４１...排水用凹部、 ｐ1，
ｐ1′，ｐ2...フィンピッチ。
部、 ５...曲線部、 ８,９...コルゲートフィン、
８ａ，１８ａ...前端、 ９ａ...後端、 １８，３８，
３９...ルーバレスフィン、 ４０，４０ａ，４０ｂ，
４０ｃ...排水用孔、４１...排水用凹部、 ｐ1，
ｐ1′，ｐ2...フィンピッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 隆久 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 伊佐治 晃 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 入谷 邦夫 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 日本電 装株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 直線部と曲線部を交互に形成して蛇行状
にしたチューブの前記各直線部間にコルゲートフィンを
配設したサーペンタインタイプの熱交換器において、 前記各コルゲートフィンの端部を前記チューブの端部よ
りも前記熱交換器を通過する空気流の上流側へ突出させ
るとともに、上流側のフィンピッチを下流側のフィンピ
ッチよりも粗くしたことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項２】 前記空気流の上流側に配置する前記コル
ゲートフィンを、切り込みのないルーバレスフィンとし
たことを特徴とする請求項１記載の熱交換器。 - 【請求項３】 前記空気流の上流側及び下流側に配置す
る前記コルゲートフィンを、切り込みのないルーバレス
フィンとするとともに、該ルーバレスフィンに排水用孔
若しくは排水用凹部を所定間隔置きに設けたことを特徴
とする請求項１記載の熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4146489A JPH05322478A (ja) | 1991-10-24 | 1992-05-11 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30672391 | 1991-10-24 | ||
| JP9385192 | 1992-03-19 | ||
| JP3-306723 | 1992-03-19 | ||
| JP4-93851 | 1992-03-19 | ||
| JP4146489A JPH05322478A (ja) | 1991-10-24 | 1992-05-11 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05322478A true JPH05322478A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=26435131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4146489A Pending JPH05322478A (ja) | 1991-10-24 | 1992-05-11 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05322478A (ja) |
Cited By (13)
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1992
- 1992-05-11 JP JP4146489A patent/JPH05322478A/ja active Pending
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