JPH05319619A - 搬送ローラ装置のニップ解除装置 - Google Patents

搬送ローラ装置のニップ解除装置

Info

Publication number
JPH05319619A
JPH05319619A JP4148877A JP14887792A JPH05319619A JP H05319619 A JPH05319619 A JP H05319619A JP 4148877 A JP4148877 A JP 4148877A JP 14887792 A JP14887792 A JP 14887792A JP H05319619 A JPH05319619 A JP H05319619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
pinch roller
drive
shaft
nip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4148877A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Kobayashi
勝彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP4148877A priority Critical patent/JPH05319619A/ja
Publication of JPH05319619A publication Critical patent/JPH05319619A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙搬送路に配置する搬送ローラ装置に対し
て、ニップ解除機構を設けるに際して、その機構を簡素
化して、ピンチローラを駆動ローラから離接させる動作
を容易に行い得るようにする。 【構成】 駆動ローラ31に対して、ピンチローラ33
を配置して搬送ローラ装置30を構成する装置におい
て、ピンチローラ33を揺動軸35を介して支持し、揺
動軸35に設けた電磁クラッチ45を介して、駆動装置
40からの駆動力を伝達する機構を設け、前記駆動力を
用いて、ピンチローラの揺動作用を行わせるようにす
る。また、前記揺動軸35の揺動角度を規制するため
に、ストッパ38、39を配置するとともに、揺動軸3
5にはトルクリミッタ46を配置し、ニップを解除した
際に、支持アーム34が余分な回転作用を受けないよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の画
像形成装置において、用紙搬送路に配置する搬送ローラ
装置に関し、特に、用紙に対するニップを解除する機構
を備えておくことにより、用紙がジャム等により停止し
た場合や、搬送作用を行う必要のない場合等に、ニップ
作用を中断できるように構成してなる搬送ローラ装置の
ニップ解除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やプリンタ等のように、
電子写真方式を用いる画像形成装置においては、給紙ト
レイから送り出される用紙に対して、感光体ドラム等の
画像担持体に形成したトナー画像を転写し、その用紙を
定着装置を通して定着し、コピーを作成する機構を設け
ている。前記用紙搬送路には、多数の搬送ローラ装置を
配置しており、それ等の搬送ローラ装置では、駆動ロー
ラとピンチローラとの間に用紙をニップする状態で、用
紙を搬送する作用を行わせるようにしている。また、前
記用紙搬送路に配置される搬送ローラ装置では、ピンチ
ローラに対してスプリング等の付勢部材を配置し、両ロ
ーラの間に用紙をニップする圧力を設定している。
【0003】ところが、前記用紙路内で用紙がジャム等
を発生して停止した場合に、その用紙を引き出そうとし
ても、搬送ローラ装置で用紙を堅く保持していると、そ
の用紙を除去することが困難になる場合がある。また、
用紙を搬送ローラ装置にニップした状態で、その用紙を
長時間停止させて保持すると、その用紙が余分なストレ
スを受けて、変形したりすることがあり、その後の用紙
の搬送に支障が生じたりする場合がある。
【0004】つまり、一般の搬送ローラ装置では、軸に
対して多数のローラ部材を串刺し状に取り付けたものを
用いており、それ等の多数のローラ部材は、弾力性を有
するゴム等の材料を用いて構成しているので、1つの軸
に設けたローラ部材では、用紙をニップした際に、その
用紙の幅方向に同じ圧力で、用紙に対するニップ圧力を
設定することはできないという問題がある。したがっ
て、複数の搬送ローラ装置にニップされる状態で、用紙
が停止された場合等には、その用紙に対して各ローラ部
材のニップ状態が異なるため、用紙に対して余分なスト
レスを与える場合が発生する。さらに、用紙搬送路に配
置するローラ装置では、例えば、用紙を反転排出する経
路等では、次の搬送ローラ装置に用紙を引き渡した後で
は、駆動作用を停止し、ニップを解除することが望まし
い場合がある。そして、上流側の搬送ローラ装置では用
紙をフリーな状態にし、駆動しているローラ装置の搬送
作用に支障を与えないようにすることが望ましい場合も
ある。
【0005】そこで、用紙搬送路に設けた搬送ローラ装
置において、ピンチローラを駆動ローラから離間させる
ために、例えば、実開平3−9339号公報等に示され
るように、ピンチローラの揺動機構を用いることが提案
されている。前記従来例に示される搬送ローラ装置で
は、ピンチローラに対してソレノイドによる揺動機構を
備えておき、用紙路内でジャム等が発生した際に、搬送
ローラ装置でのニップを解除し、用紙を引き出す動作を
容易に行うことができるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うな従来のニップ解除装置では、ニップ圧力が比較的小
さいローラ装置に対して、比較的容易にニップ圧力の解
除作用を行うことができるものの、ソレノイドによる作
動機構の信頼性にも若干の問題がある。また、前記従来
例に示される機構では、カムを回転させてピンチローラ
を離間させる手段を用いることができるようにされてい
るが、該カムをモータで駆動する機構を構成する場合に
は、そのカムに対するモータと駆動部材の容積が大きく
なり、画像形成装置の小形化に支障が生じる等の問題が
ある。
【0007】これに対して、ピンチローラを揺動させる
ために、ステッピングモータを用いたラック・ピニオン
方式の駆動機構や、その他の揺動機構を用いることも考
えられる。例えば、図4、および図5に示されるよう
に、駆動ローラ31とピンチローラ33とを対向させ
て、搬送ローラ装置30を構成し、駆動装置40のギヤ
部材41、42を介して、駆動ローラ31の駆動軸32
を駆動する機構を設けている。そして、前記駆動ローラ
31に対してピンチローラ33を押圧する機構を配置
し、該ピンチローラの支持ブラケット54を軸53に支
持させている。また、前記軸53に対して、フレーム4
8の外側の位置に、ステッピングモータ50とギヤ部材
51、52による駆動機構を配置し、ステッピングモー
タ50を駆動することにより、ピンチローラ33を揺動
させ、駆動ローラに対して離接させることができるよう
にしている。
【0008】ところが、前記図4、図5に示されるよう
に、ステッピングモータを用いてピンチローラに対する
駆動機構を構成した場合には、ニップを解除する都度、
ステッピングモータに対する駆動を行うことが必要であ
るが、その際に、ピンチローラの負荷が大きいと、ステ
ッピングモータが脱調しやすいという問題が発生する。
そして、次にピンチローラを揺動させる際に、その揺動
角度が一定しなかったり、ニップ解除の動作に遅れが発
生する等の問題が生じやすく、動作の確実性を維持する
ことが困難である。また、ステッピングモータを用いる
駆動機構は、騒音の点でも問題があり、装置の製造コス
トにも大きな影響を与えることがある。さらに、前述し
たような駆動機構を、複数の搬送ローラ装置に対してそ
れぞれ配置する場合には、装置の構成が複雑になり、メ
ンテナンスの点でも解決を要する多くの問題がある。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述したような搬送ローラ装
置において、ニップ解除機構の問題を解消するもので、
ローラ装置の駆動源を用い、電磁クラッチとトルクリミ
ッタとを組み合わせた連動機構を介して、容易にピンチ
ローラの離接作用を行い得るとともに、その機構を簡素
化できる装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、駆
動軸に設けた駆動ローラと、該駆動ローラに対して一定
の圧力で押圧されるピンチローラとを対向させて搬送ロ
ーラ装置を構成し、両ローラの間に用紙をニップして搬
送する装置に関する。本発明においては、前記駆動ロー
ラに対して配置するピンチローラの軸に、クラッチ手段
とトルクリミッタとを配置し、前記クラッチ手段に対し
て駆動装置のギヤを配置し、前記クラッチ手段を用い
て、ピンチローラを駆動ローラから離間させる方向に揺
動する機構を構成している。
【0011】また、本発明においては、ピンチローラを
支持ブラケットを介して支持し、該支持ブラケットの基
部を軸に取り付け、前記支持ブラケットに対応させてア
ーム部材を配置し、前記アーム部材に対してスプリング
による付勢手段を配置するとともに、前記アーム部材に
対して、揺動角度を制限するストッパ部材を配置し、前
記ピンチローラを支持する軸に対して、駆動装置の駆動
力を伝達する電磁クラッチを配置するとともに、前記軸
に対してトルクリミッタを介在させて、ピンチローラを
揺動させるトルクの制御を行うことができる。
【0012】前述したように構成したことにより、本発
明の搬送ローラ装置のニップ解除装置では、ピンチロー
ラに対する揺動機構を、駆動ローラの駆動源を用いるこ
とにより、簡単な構成のものとすることができ、ニップ
の解除の作用を容易に行わせることができる。また、本
発明の装置は、搬送ローラ装置におけるニップ解除の応
答性を良好に設定でき、装置の信頼性を向上させること
が可能になる。さらに、ピンチローラの揺動のための機
構を小型に構成することができるので、用紙搬送路に対
して、余分なスペースを取ることがなく、装置の設計に
際しての余裕を得ることが可能になる。
【0013】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の搬送ロ
ーラ装置のニップ解除装置を説明する。図1および図2
に示される例は、本発明の搬送ローラ装置におけるピン
チローラの揺動機構を示している。本発明の搬送ローラ
装置30は、一般の搬送ローラ装置の場合と同様に、駆
動軸32に支持される駆動ローラ31と、揺動軸35に
対して、支持ブラケット34を介して支持されるピンチ
ローラ33とから構成される。前記ピンチローラ33を
支持する支持ブラケット34は、バネ部材を用いて構成
することができるもので、揺動軸35を所定の角度回動
させて、2つのローラを接触させた際に、前記支持ブラ
ケット34の弾性により、両ローラの間のニップ圧力を
一定に設定できるようにされる。
【0014】また、前記駆動軸32に対して、フレーム
48の外側に駆動装置40を配置しており、該駆動装置
40の駆動ギヤ41に対して、図示を省略した駆動源か
らの駆動力伝達機構が配置される。さらに、前記駆動軸
32に対するギヤ42に対して連動ギヤ43を配置し、
該ギヤ43の駆動力を、電磁クラッチ45を介して揺動
軸35に伝達する機構を設けている。また、前記揺動軸
35に対してトルクリミッタ46を配置し、駆動装置4
0による駆動力の伝達に際して、ピンチローラを必要以
上に大きな力で押圧することがなく、用紙を搬送する際
のニップ圧力を適正に設定できるようにしている。
【0015】本発明においては、ピンチローラ33を支
持する揺動軸35に対して、支持ブラケット34に対応
させてアーム部材36を配置しており、該アーム部材3
6に対してスプリング37による付勢手段を構成してい
る。また、前記アーム部材36に対して、2つのストッ
パ部材38、39を配置し、該2つのストッパ部材によ
り、アーム部材36の揺動角度θを設定できるようにし
ている。したがって、支持ブラケット34の揺動角度
は、電磁クラッチ45を介して揺動軸を駆動した際に
は、ストッパ部材39により規制され、スプリング37
により揺動軸を戻した際には、ストッパ部材38により
規制されて、ピンチローラ33が駆動ローラ31に押圧
される際に、両ローラの間のニップ圧力を一定の値に維
持させることができる。
【0016】前述したように構成される本発明のピンチ
ローラ揺動機構において、電磁クラッチ45に通電しな
い状態では、駆動装置40の駆動ギヤ41による駆動力
は、ギヤ42、43をそれぞれ駆動する状態にあるが、
該ギヤ43の回転は、揺動軸35には伝達されない状態
にある。そして、前記駆動装置40のギヤ42を介し
て、駆動軸32を駆動して、駆動ローラ31を駆動し、
該駆動ローラ31に押圧されるピンチローラ33を追従
させて回転させ、両ローラの間に入った用紙をニップす
る状態で、搬送作用を発揮させるようにする。なお、前
記用紙に対する搬送作用を行う際には、ピンチローラ3
3は、支持ブラケット34がスプリング37により付勢
された状態に設定されているので、該スプリング37の
付勢力と、ストッパ部材38による揺動角度の規制とに
より、両ローラの間のニップ圧力を適正な値に維持させ
るようにする。
【0017】これに対して、ローラ装置のニップを解除
する場合には、電子写真複写機の制御装置からの信号に
より、電磁クラッチ45に通電し、ギヤ43と揺動軸3
5とを接続する状態を設定する。そして、揺動軸35に
対して、駆動軸32と反対の方向に回転作用を付与する
ので、図1の仮想線で示されるように、揺動軸35を反
時計方向に回転させ、ピンチローラ33を駆動ローラ3
1から離間させる作用を行う。前述したように、ピンチ
ローラを離間させる作業の途中で、アーム36がストッ
パ部材39に接すると、揺動軸35に設けたトルクリミ
ッタ46がすべり作用を生じるので、電磁クラッチ45
を作動させたままの状態にしても、軸を余分に回転させ
るような作用は生じない。また、前記両ローラのニップ
を解除した状態で、駆動軸を回転させる作用を継続して
も、該駆動ローラは用紙に対して空転するので、停止さ
れている用紙を搬送する作用を与えることはない。
【0018】前述した状態で、搬送路内で用紙を停止さ
せた後で、制御装置から用紙の搬送指令が出力される
と、電磁クラッチ45に対する通電が停止されるので、
揺動軸はスプリング37の力により時計方向に回転さ
れ、ピンチローラ33を駆動ローラ31に押圧する位置
に戻される。そして、両ローラの間で停止していた用紙
を、駆動ローラの回転により、下流側に向けて搬送する
作用を再開する。また、搬送ローラ装置が用紙をニップ
して、搬送する状態に設定される場合に、ピンチローラ
と駆動ローラの間に設定されるニップ圧力は、ストッパ
部材38の位置を調整することにより、容易に変更する
ことができる。さらに、支持ブラケット34を構成する
バネ部材の力を適宜調整することによっても、両ローラ
間のニップ圧力の調整を行うことができる。
【0019】前述したように構成される本発明の搬送ロ
ーラ装置のニップ解除装置は、例えば、図3に示される
ような電子写真複写機の用紙搬送路に適用することが可
能である。前記図3に示される電子写真複写機1におい
ては、給紙トレイ10、12……、および、中間トレイ
13に対して、それぞれ給紙装置11、14を配置し、
該給紙装置から、給紙路15に向けて用紙を送り出す機
構を構成している。また、前記給紙路15には、所定の
間隔で搬送ローラ装置16、17、17a……を配置
し、用紙に対する搬送作用を行うようにする。さらに、
前記給紙路15の端部には、レジスト部18を配置し、
用紙の先端部を位置決めして、感光体ドラム3に形成さ
れるトナー画像に対して、用紙の送り出しタイミングを
設定して送り出す機構を構成している。
【0020】また、前記感光体ドラム3では、一般の電
子写真複写機の場合と同様に、電子写真方式を用いたト
ナー画像の形成機構を配置し、プラテン2にセットした
原稿の画像を書き込んで、トナー画像として可視像化
し、用紙に転写する機構を設けている。なお、前記電子
写真複写機は、自動両面複写機として構成されているも
ので、感光体ドラムからトナー画像を転写した用紙を、
定着装置4を通して定着し、片面コピーとして作成した
後で、該片面コピーを分岐部21を介して戻し路23に
案内し、中間トレイ13に収容させる経路を設けてい
る。前記分岐部21は、排出路20に配置されており、
定着装置4と、排出トレイ6に対応する排出ローラ5と
の間に、ゲート22を介して分岐部を構成している。
【0021】前記分岐部21に続いて配置される戻し路
23には、正逆駆動ローラ装置24と、中間トレイ13
に向けて用紙を案内するゲート27とを配置しており、
前記ゲート27の下部には、反転路25を配置し、該反
転路25には、正逆駆動ローラ装置26を設けている。
そして、前記電子写真複写機において、反転排出モード
が設定されている場合には、定着装置を通って片面コピ
ーとして作成された用紙は、分岐部21から戻し路23
に導入され、その用紙が戻し路に完全に入った後で、ロ
ーラ装置24を逆転駆動するとともに、ゲート22を切
換えて、排出トレイに向けて排出させるようにする。
【0022】これに対して、両面コピーモードに設定さ
れている場合には、戻し路23に導入された用紙は、そ
のまま反転路25に案内され、ローラ装置26を逆転駆
動させて、ゲート27の下部を通って、排出ローラ28
により中間トレイ13に排出される。また、多重コピー
モードに設定されている場合には、片面コピーは、戻し
路23からゲート27の上側の案内面を介して、中間ト
レイ13に収容させるようにする。
【0023】前述したように構成される電子写真複写機
の給紙路において、例えば、レジスト部18で用紙を停
止させた際に、その上流部のローラ装置16、17での
ニップを解除して、用紙の先端部をレジスト部のローラ
のみによって保持する状態を設定することができるの
で、それらの搬送ローラ装置でのニップを解除すると、
その用紙がフリーな状態となり、搬送ローラ装置によっ
て加えられる用紙のストレスが解除される。したがっ
て、次に用紙をニップした際に、前の搬送工程で、用紙
に生じていた斜め送りの作用等がなくなるので、用紙に
対する搬送作用を良好な状態で行うことが可能になる。
【0024】また、本発明のニップ解除機構は、戻し路
23に配置する正逆駆動ローラ装置に対しても設けるこ
とができる。例えば、前記戻し路に導入した用紙を、排
出トレイ6に向けて反転排出する際に、その反転排出す
る用紙の先端部が、排出ローラ5にニップされた状態
で、正逆駆動ローラ装置24でのニップを解除できるよ
うにする。そして、排出される用紙に対して、2つのロ
ーラ装置の間で、余分なストレスを加えることがなくな
り、用紙の搬送を良好に行うことができる。なお、高速
の装置では、前述したように、戻し路での用紙の逆転搬
送を行っている間に、次の用紙が戻し路に導入されるよ
うな状態となる場合が生じるが、そのような装置で、戻
し路から排出トレイに排出している間に、次の用紙が入
り込むようになっても、該戻し路内での用紙の搬送を継
続することができるものとなる。
【0025】
【発明の効果】本発明の搬送ローラ装置のニップ解除装
置では、前述したように、ピンチローラに対する揺動機
構を、駆動ローラの駆動源を用いることにより、簡単な
構成のものとすることができ、ニップの解除の作用を容
易に行わせることができる。また、本発明の装置は、搬
送ローラ装置におけるニップ解除の応答性を良好に設定
でき、装置の信頼性を向上させることが可能になる。さ
らに、ピンチローラの揺動のための機構を小型に構成す
ることができるので、用紙搬送路に対して、余分なスペ
ースを取ることがなく、装置の設計に際しての余裕を得
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の搬送ローラ装置の側面図である。
【図2】 図1に示される装置の正面図である。
【図3】 本発明の搬送ローラ装置が適用可能な電子写
真複写機の構成を示す説明図である。
【図4】 搬送ローラ装置にニップ解除機構を設ける場
合に、予想される機構の側面図である。
【図5】 図4に示される装置の正面図である。
【符号の説明】
1 電子写真複写機、 3 感光体ドラム、 6
排出トレイ、10 給紙トレイ、 13 中間ト
レイ、 15 給紙路、21 分岐部、 22
ゲート、 23 戻し路、 25 反転路、30
搬送ローラ装置、 31 駆動ローラ、 33
ピンチローラ、34 支持ブラケット、 35 揺
動軸、 36 アーム、38・39 ストッパ、
40 駆動装置、 45 電磁クラッチ、46
トルクリミッタ、 50 ステッピングモータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に設けた駆動ローラと、該駆動ロ
    ーラに対して一定の圧力で押圧されるピンチローラとを
    対向させて搬送ローラ装置を構成し、両ローラの間に用
    紙をニップして搬送する装置において、 前記駆動ローラに対して配置するピンチローラの軸に、
    クラッチ手段とトルクリミッタとを配置し、 前記クラッチ手段に対して駆動装置のギヤを配置し、前
    記クラッチ手段を用いて、ピンチローラを駆動ローラか
    ら離間させる方向に揺動する機構を構成することを特徴
    とする搬送ローラ装置のニップ解除装置。
  2. 【請求項2】 ピンチローラを支持ブラケットを介して
    支持し、該支持ブラケットの基部を軸に取り付け、前記
    支持ブラケットに対応させてアーム部材を配置し、前記
    アーム部材に対してスプリングによる付勢手段を配置す
    るとともに、前記アーム部材に対して、揺動角度を制限
    するストッパ部材を配置し、 前記ピンチローラを支持する軸に対して、駆動装置の駆
    動力を伝達する電磁クラッチを配置するとともに、前記
    軸に対してトルクリミッタを介在させて、ピンチローラ
    を揺動させるトルクの制御を行うことを特徴とする請求
    項1に記載の搬送ローラ装置のニップ解除装置。
JP4148877A 1992-05-15 1992-05-15 搬送ローラ装置のニップ解除装置 Pending JPH05319619A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4148877A JPH05319619A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 搬送ローラ装置のニップ解除装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4148877A JPH05319619A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 搬送ローラ装置のニップ解除装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05319619A true JPH05319619A (ja) 1993-12-03

Family

ID=15462722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4148877A Pending JPH05319619A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 搬送ローラ装置のニップ解除装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05319619A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006240749A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Canon Finetech Inc 記録装置および情報処理方法
JP2011088701A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Ricoh Co Ltd 用紙処理装置及び画像形成装置
JP2014144863A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Brother Ind Ltd シート搬送装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006240749A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Canon Finetech Inc 記録装置および情報処理方法
JP2011088701A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Ricoh Co Ltd 用紙処理装置及び画像形成装置
JP2014144863A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Brother Ind Ltd シート搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3123257B2 (ja) 画像形成装置の用紙整合装置
JPH0313463A (ja) 再給紙搬送路を有する画像形成装置
US6608991B2 (en) Image forming apparatus with specialized sheet conveyance speed control
JP3257712B2 (ja) 搬送路切換装置
JPH04327447A (ja) 両面印字用の用紙搬送装置
JP3149605B2 (ja) 画像形成装置
JPH05319619A (ja) 搬送ローラ装置のニップ解除装置
JPS59108636A (ja) 給紙搬送装置
JP7129021B2 (ja) シート処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
JPH06250464A (ja) 用紙反転整合装置
JPH02305771A (ja) シート搬送装置
JP2566075B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JPH0540374A (ja) 画像形成装置の用紙反転機構
JPH0230006B2 (ja)
JP2714521B2 (ja) 用紙搬送装置
JP3259063B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP2849909B2 (ja) 自動原稿送り装置
JPH043770A (ja) 用紙反転装置
JPH07206197A (ja) 画像形成装置の給紙装置
JP2001148760A (ja) シート搬送装置
JPH0859046A (ja) 画像形成装置の用紙反転排出装置
JPS6256060B2 (ja)
JPH06263332A (ja) 自動原稿送り装置
JP2773255B2 (ja) 特殊用紙送り装置
JPH075081Y2 (ja) ソレノイドによる駆動装置