JPH053169A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH053169A JPH053169A JP15364891A JP15364891A JPH053169A JP H053169 A JPH053169 A JP H053169A JP 15364891 A JP15364891 A JP 15364891A JP 15364891 A JP15364891 A JP 15364891A JP H053169 A JPH053169 A JP H053169A
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- metal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来のAl合金配線の形成工程において、エッ
チングの際に反応生成される銅塩化物の残渣による形状
不良や、反応ガスの残留塩素による腐食などの問題を解
消する。 【構成】絶縁膜2上にAl膜3を堆積したのち、フォト
レジスト4をマスクとして選択エッチングする。つぎに
硫酸銅水溶液に浸漬し、イオン化傾向の違いを利用して
Al配線3の表面にCu原子6を付着させる。つぎに熱
処理によりAl配線3の表面のCu6をAl3内部に熱
拡散してAl−Cu合金配線3aを形成する。
チングの際に反応生成される銅塩化物の残渣による形状
不良や、反応ガスの残留塩素による腐食などの問題を解
消する。 【構成】絶縁膜2上にAl膜3を堆積したのち、フォト
レジスト4をマスクとして選択エッチングする。つぎに
硫酸銅水溶液に浸漬し、イオン化傾向の違いを利用して
Al配線3の表面にCu原子6を付着させる。つぎに熱
処理によりAl配線3の表面のCu6をAl3内部に熱
拡散してAl−Cu合金配線3aを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウムを主成分と
する金属配線の形成方法に関するものである。
する金属配線の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の高密度化にともない、
パターン微細化が進んでいる。
パターン微細化が進んでいる。
【0003】従来のアルミニウム(以下Alと記す)配
線では、Al本来の脆弱性のため限界に達している。
線では、Al本来の脆弱性のため限界に達している。
【0004】サブミクロン配線では、配線を流れる電流
密度が5×105〜106 (A/cm-2)になり、電流
密度の増大につれてジュール熱の発生が激しくなる。ジ
ュール熱の発生により配線の温度が上昇すると、原子の
拡散係数は増加しエレクトロマイグレーション(以下E
Mと記す)が発生し易くなる。
密度が5×105〜106 (A/cm-2)になり、電流
密度の増大につれてジュール熱の発生が激しくなる。ジ
ュール熱の発生により配線の温度が上昇すると、原子の
拡散係数は増加しエレクトロマイグレーション(以下E
Mと記す)が発生し易くなる。
【0005】一方、配線幅が狭くなるほどストレスマイ
グレーション(以下SMと記す)耐性が低下することが
知られている。
グレーション(以下SMと記す)耐性が低下することが
知られている。
【0006】このようなAl配線の寿命劣化対策とし
て、配線材料に種々の不純物を添加して、Al配線の強
化を図ることが検討されている。通常、AlにCuを
0.1〜0.5wt%添加したAl−Cu合金配線が用
いられる。
て、配線材料に種々の不純物を添加して、Al配線の強
化を図ることが検討されている。通常、AlにCuを
0.1〜0.5wt%添加したAl−Cu合金配線が用
いられる。
【0007】Al中に異種原子であるCuを混入すると
転移に移動が妨げられ、機械的強度が増加する析出硬化
が生じて、SM耐性とともにEM耐性も向上する。
転移に移動が妨げられ、機械的強度が増加する析出硬化
が生じて、SM耐性とともにEM耐性も向上する。
【0008】従来技術によるAl−Cu合金配線の形成
方法について、図2(a)〜(d)を参照して説明す
る。
方法について、図2(a)〜(d)を参照して説明す
る。
【0009】はじめに図2(a)に示すように、半導体
基板1にBPSG膜などからなる絶縁膜2を隔てて、ス
パッタ法によりAl−Cu合金膜3bを堆積する。
基板1にBPSG膜などからなる絶縁膜2を隔てて、ス
パッタ法によりAl−Cu合金膜3bを堆積する。
【0010】つぎに図2(b)に示すように、配線パタ
ーンとなるフォトレジスト4を形成する。
ーンとなるフォトレジスト4を形成する。
【0011】つぎに図2(c)に示すように、塩素系の
エッチングガスによりAl−Cu合金膜3bをエッチン
グする。
エッチングガスによりAl−Cu合金膜3bをエッチン
グする。
【0012】つぎに図2(d)に示すように、不要にな
ったフォトレジスト4を剥離除去してAl−Cu合金配
線3aが完成する。
ったフォトレジスト4を剥離除去してAl−Cu合金配
線3aが完成する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】Al−Cu配線を形成
するとき、フォトレジストをマスクとして塩素系のエッ
チングガスを用いて異方性エッチングを行なうと、蒸気
圧の低いCuの塩化物が生成される。この残渣が発生し
て微細な配線を形成する際の障害となっている。
するとき、フォトレジストをマスクとして塩素系のエッ
チングガスを用いて異方性エッチングを行なうと、蒸気
圧の低いCuの塩化物が生成される。この残渣が発生し
て微細な配線を形成する際の障害となっている。
【0014】またエッチングガス中に含まれる塩素が残
留して配線が腐食する。このコロージョンと呼ばれる現
象を防止するために、エッチングのあと加熱処理、水洗
処理、UVキュアなどの対策が行なわれている。余分の
設備が必要になったり、作業時間が長くなるなどの問題
があった。対策を講じても、次工程に送るまでの保管時
間に制約があった。
留して配線が腐食する。このコロージョンと呼ばれる現
象を防止するために、エッチングのあと加熱処理、水洗
処理、UVキュアなどの対策が行なわれている。余分の
設備が必要になったり、作業時間が長くなるなどの問題
があった。対策を講じても、次工程に送るまでの保管時
間に制約があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板の一主面上に純アルミニウムから
なる配線を形成する工程と、アルミニウムよりもイオン
化傾向の小さい金属を含む金属塩水溶液に浸漬して前記
配線の表面の前記アルミニウムを前記イオン化傾向の小
さい金属と置換する工程と、熱処理を行なって前記イオ
ン化傾向の小さい金属を前記配線の内部へ拡散する工程
とを含むものである。
造方法は、半導体基板の一主面上に純アルミニウムから
なる配線を形成する工程と、アルミニウムよりもイオン
化傾向の小さい金属を含む金属塩水溶液に浸漬して前記
配線の表面の前記アルミニウムを前記イオン化傾向の小
さい金属と置換する工程と、熱処理を行なって前記イオ
ン化傾向の小さい金属を前記配線の内部へ拡散する工程
とを含むものである。
【0016】
【作用】従来の配線材料であるAl合金を堆積してから
選択エッチングする代りに、本発明では純アルミニウム
で配線を形成してから不純物金属原子を拡散させること
とによりAl合金配線を得ることができる。
選択エッチングする代りに、本発明では純アルミニウム
で配線を形成してから不純物金属原子を拡散させること
とによりAl合金配線を得ることができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例について、図1(a)〜
(d)を参照して説明する。
(d)を参照して説明する。
【0018】はじめに図1(a)に示すように、半導体
基板1に形成されたBPSG膜などからなる絶縁膜2の
上に、純Alをターゲットとしたスパッタ法により厚さ
1μmの純Al膜3を堆積する。
基板1に形成されたBPSG膜などからなる絶縁膜2の
上に、純Alをターゲットとしたスパッタ法により厚さ
1μmの純Al膜3を堆積する。
【0019】つぎに図1(b)に示すように、配線パタ
ーンとなるフォトレジスト4を形成する。
ーンとなるフォトレジスト4を形成する。
【0020】つぎに図1(c)に示すように、BCl3
などの塩素系のエッチングガスを用いて異方性エッチン
グを行ない、Al配線3を形成する。つぎにフォトレジ
スト4を除去したのち、例えば硫酸銅などのCuの水溶
性化合物を含む水溶液に浸ける。CuよりもAlの方が
イオン化傾向が大きいので、Al配線3の表面からAl
+ 4が溶け出し、代りにCu5がAl配線3の表面に付
着して銅めっきされる。
などの塩素系のエッチングガスを用いて異方性エッチン
グを行ない、Al配線3を形成する。つぎにフォトレジ
スト4を除去したのち、例えば硫酸銅などのCuの水溶
性化合物を含む水溶液に浸ける。CuよりもAlの方が
イオン化傾向が大きいので、Al配線3の表面からAl
+ 4が溶け出し、代りにCu5がAl配線3の表面に付
着して銅めっきされる。
【0021】つぎに図1(d)に示すように、絶縁膜2
上にCuイオンが残らないように十分に水洗を行なって
乾燥させる。そのあと350℃、N2 雰囲気で数十分間
アニールして、Al配線3表面にめっきされたCuをA
l中に熱拡散させる。こうしてAl配線3はAl−Cu
合金配線3aになる。
上にCuイオンが残らないように十分に水洗を行なって
乾燥させる。そのあと350℃、N2 雰囲気で数十分間
アニールして、Al配線3表面にめっきされたCuをA
l中に熱拡散させる。こうしてAl配線3はAl−Cu
合金配線3aになる。
【0022】本発明はAl−Cu合金配線に限定される
ことなくなく、例えばAl−Ni合金配線に適用しても
同様の効果を得ることができる。
ことなくなく、例えばAl−Ni合金配線に適用しても
同様の効果を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】Al配線を形成してからAlよりもイオ
ン化傾向の小さい金属の水溶性化合物の水溶液に浸漬し
てAl配線の表面に不純物金属を付着させる。そのあと
熱処理してAl中に不純物金属を拡散させてAl合金配
線を形成する。
ン化傾向の小さい金属の水溶性化合物の水溶液に浸漬し
てAl配線の表面に不純物金属を付着させる。そのあと
熱処理してAl中に不純物金属を拡散させてAl合金配
線を形成する。
【0024】Al−Cu合金膜の異方性エッチングと異
なり、古くから確立された純Al膜の異方性エッチング
技術を使用している。残渣による形状障害などが生じな
い。加工性が著しく良好でしかも、SE耐性、SM耐性
の良好なAl−Cu配線を形成できる。半導体集積回路
の信頼性が向上できる。
なり、古くから確立された純Al膜の異方性エッチング
技術を使用している。残渣による形状障害などが生じな
い。加工性が著しく良好でしかも、SE耐性、SM耐性
の良好なAl−Cu配線を形成できる。半導体集積回路
の信頼性が向上できる。
【図1】本発明の一実施例を工程順に示す断面図であ
る。
る。
【図2】従来技術によるAl−Cu合金配線の形成方法
を工程順に示す断面図である。
を工程順に示す断面図である。
1 半導体基板 2 絶縁膜 3 Al膜 3a Al−Cu合金配線 3b Al−Cu合金膜 4 フォトレジスト
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 半導体基板の一主面上に純アルミニウム
からなる配線を形成する工程と、アルミニウムよりもイ
オン化傾向の小さい金属を含む金属塩水溶液に浸漬して
前記配線の表面の前記アルミニウムを前記イオン化傾向
の小さい金属と置換する工程と、熱処理を行なって前記
イオン化傾向の小さい金属を前記配線の内部へ拡散する
工程とを含む半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15364891A JPH053169A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15364891A JPH053169A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053169A true JPH053169A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15567136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15364891A Pending JPH053169A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053169A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6335667B1 (en) | 1998-08-28 | 2002-01-01 | Seiko Epson Corporation | Multi-longitudinal mode coupled saw filter |
KR101018210B1 (ko) * | 2007-06-26 | 2011-02-28 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 적층 구조 및 그 제조 방법 |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP15364891A patent/JPH053169A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6335667B1 (en) | 1998-08-28 | 2002-01-01 | Seiko Epson Corporation | Multi-longitudinal mode coupled saw filter |
KR101018210B1 (ko) * | 2007-06-26 | 2011-02-28 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 적층 구조 및 그 제조 방법 |
US8053083B2 (en) | 2007-06-26 | 2011-11-08 | Kobe Steel, Ltd. | Layered structure and its manufacturing method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000523 |