JPH0531544A - プレス機械のブランク材供給装置 - Google Patents

プレス機械のブランク材供給装置

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JPH0531544A
JPH0531544A JP18714291A JP18714291A JPH0531544A JP H0531544 A JPH0531544 A JP H0531544A JP 18714291 A JP18714291 A JP 18714291A JP 18714291 A JP18714291 A JP 18714291A JP H0531544 A JPH0531544 A JP H0531544A
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fixed
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JP18714291A
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Shozo Imanishi
詔三 今西
Hisashi Takahashi
悠 高橋
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Aida Engineering Ltd
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Aida Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】磁性,非磁性のいずれのブランク材も円滑に供
給できるようにする。 【構成】スタックされたブランク材Wをバキュームカッ
プで吸着して持上げる吸着・持上手段10と、バーキュ
ームカップ13から引取ったブランク材を保持しつつプ
レス機械1側に搬送する中間搬送手段20とからなるプ
レス機械のブランク材供給装置において、中間搬送手段
20を、下面側に複数の吸込穴22を有しブランク材の
搬送方向に伸びる固定ダクト21と、下面側に複数の吸
込穴26を有し搬送方向に伸びる可動ダクト25と、こ
れを搬送方向に間歇往復動させる往復駆動手段31と、
可動ダクトを固定ダクトに対して上下動させる上下駆動
手段41と、固定、可動両ダクトに連結されそれぞれの
吸込穴にエアー吸込用の負圧を発生させるブロワ装置6
1とから構成した。取出手段70を介しブランキング用
プレス7から取出したブランク材をそのままプレス機械
側に搬送する構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス機械のブランク
材供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パレットにスタックされたブランク材の
うちその最上位ブランク材をバキュームカップで吸着し
て所定高さまで持上げる吸着・持上手段と、バキューム
カップから引取ったブランク材を保持しつつプレス機械
側に間歇的に搬送する中間搬送手段とからなるプレス機
械のブランク材供給装置(例えば特開平2−13312
4号公報)が公知である。
【0003】また、コイル材からブランク材を生産する
ブランキング用プレスの金型で打ち抜かれたブランク材
を一枚ずつ取り出す取出手段と、この取出手段から受取
ったブランク材を保持しつつプレス機械側に搬送する中
間搬送手段とからなるプレス機械のブランク材供給装置
(例えば特開平1−165131号公報)が公知であ
る。
【0004】かかる中間搬送手段の従来構造は、横送可
能なマグネット若しくはバキュームカップ等を用いたい
わゆるシャトル方式、あるいは磁力吸着式ベルトコンベ
アを用いた方式のいずれかから形成されているのが一般
的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その方式によ
らず磁力利用のものでは、多様化に伴って増大して来た
非磁性体のブランク材に対応できない。また、細かい鉄
粉の付着を除去しあるいは付着防止することが非常に困
難である。さらに、マグネット利用のものは、ブランク
に傷を付け易い、これとは逆にベルトコンベアを利用す
るものは、ベルトの損傷が生じ易い。一方、バキューム
カップ利用のものは、設置し得るバキュームカップの数
が、スペース及びメンテナンス上の問題により実用上の
制約があるため、形状の異なるブランク材に対応させる
ためには、例えばラック,ピニオン機構を組込む等の何
等かの位置調整手段を設置しなければならない。また、
バキュームカップの耐久性に問題がある。
【0006】本発明の目的は、構造簡単で耐久性が高く
非磁性ブランク材も円滑に搬送できるプレス機械のブラ
ンク材供給装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スタ
ックされたブランク材をバキュームカップで吸着して持
上げる吸着・持上手段と、バーキュームカップから引取
ったブランク材を保持しつつプレス機械側に搬送する中
間搬送手段とからなるプレス機械のブランク材供給装置
において、前記中間搬送手段を、下面側に複数の吸込穴
を有し前記ブランク材の搬送方向に伸びる固定ダクト
と、下面側に複数の吸込穴を有し該搬送方向に伸びる可
動ダクトと、この可動ダクトを該搬送方向に間歇往復動
させる往復駆動手段と、可動ダクトを固定ダクトに対し
て上下動させる上下駆動手段と、固定ダクトおよび可動
ダクトに連結されそれぞれの吸込穴にエアー吸込用の負
圧を発生させるためのブロワ装置と、から構成したこと
を特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、ブランキング用
プレスで打ち抜かれたブランク材を一枚ずつ取り出す取
出手段と、この取出手段から受取ったブランク材を保持
しつつプレス機械側に搬送する中間搬送手段とからなる
プレス機械のブランク材供給装置において、前記中間搬
送手段を、上面側に複数の吸込穴を有し前記ブランク材
の搬送方向に伸びる固定ダクトと、上面側に複数の吸込
穴を有し該搬送方向に伸びる可動ダクトと、この可動ダ
クトを該搬送方向に間歇往復動させる往復駆動手段と、
可動ダクトを固定ダクトに対して上下動させる上下駆動
手段と、固定ダクトおよび可動ダクトに連結されそれぞ
れの吸込穴にエアー吸込用の負圧を発生させるためのブ
ロワ装置と、から構成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、吸着・持上手段で持上げ
られたブランク材は、後退限かつ下降限にある可動ダク
トの下面側に吸着される。往復駆動手段が可動ダクトを
往動(前進)すると、ブランク材は吸着保持されたまま
次ステージまで前進し、その後に上下駆動手段によって
可動ダクトとともに上昇し固定ダクト下面に引渡され
る。続いて、可動ダクトが復動(後退)され、かつ下降
される。この下降運動の際、それまで固定ダクトに吸着
保持されていたブランク材は、固定ダクトから引剥がさ
れ再び可動ダクト下面に吸着される。以上の動作を繰返
すことによって、吸着・持上手段から受取ったブランク
材を所定ピッチずつ前進させながら固定ダクトの最終ス
テージに搬送することができる。最終ステージに搬送さ
れたブランク材は、プレス機械内のトランスファ機構の
フィーバーにより金型に搬送される。
【0010】また、請求項2の発明では、ブランク材は
取出手段から後退限かつ上昇限にある可動ダクトの上面
側に吸着される。往復駆動手段が可動ダクトを往動(前
進)すると、ブランク材は吸着保持されたまま次のステ
ージまで前進し、その後に上下駆動手段によって下降さ
れる可動ダクトの上面から固定ダクト上面に引渡され
る。続いて、可動ダクトが復動(後退)され、かつ上昇
される。この上昇運動の際、それまで固定ダクト上面に
吸着保持されていたブランク材は、固定ダクトから引剥
がされ再び可動ダクト上面に吸着される。以上の動作を
繰返すことによって、取出手段から受取ったブランク材
を所定ピッチずつ前進させながら固定ダクトの最終ステ
ージに搬送することができる。その後のプレス機械への
搬送は、請求項1の場合と同様である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (第1実施例)本装置は、図1,図2に示す如く、吸着
・持上手段10と中間搬送手段20とからなり、かつ中
間搬送手段20を固定ダクト(21)と可動ダクト(2
5)と往復駆動手段(31)と上下駆動手段(41)と
ブロワ装置(61)とから構成している。
【0012】図1において、1はプレス機械で第1ステ
ージSTG1に配設された第1金型をはじめ、所定ピッ
チ(ST)ごとに第2,第3…の金型が配設されてい
る。各金型には、所定ピッチ(ST)だけ図1,図2で
左右方向に往復動(アドバンス・リターン動作)しかつ
クランプ・アンクランプ動作(図2で上下方向に離隔接
近する)する一対のフィードバー2,2によって、ブラ
ンク材Wが順次供給される。
【0013】また、10は吸着・持上手段で、シリンダ
11,ピストンロッド12,バキュームカップ13から
なり、所定位置(第1ステージ)P1の下方にスタック
されたブランク材Wを一枚ずつ上方に持上げる公知のも
のである。
【0014】さて、中間搬送手段20は、吸着・持上手
段10(13)から受取ったブランク材Wを所定ピッチ
(ST)ずつ搬送方向(図1で右方向)に移動させなが
ら第5(最終)ステージP5に搬送可能に形成されてい
る。なお、最終ステージP5に到達したブランク材W
は、この実施例では図1に示すシュート3上に落下さ
れ、フィードバー2で持去られるまでシュート3上に保
持される。
【0015】まず、中間搬送手段20の一部を形成する
固定ダクト21は、図1に示すように、ポスト6でフレ
ーム5に固定されている。この実施例では、図2に示す
如く、平行配設された左右一対の総計4台(21,2
1,21,21)からなる。各固定ダクト21は、搬送
方向に伸びる中空部材からなり、下面側には複数の小径
の吸込穴22が1列に設けられている。一方、上面側の
排気管24には、詳細後記の吸込管63が接続されてい
る。
【0016】なお、各固定ダクト21の右端部23に
は、吸込穴22が設けられていない。上記の通り、最終
ステージP5に搬送されたブランク材Wは、シュータ3
上に落下され、ここでフィードバー2,2によってプレ
ス機械1側に搬入されるからである。
【0017】一方、一対の可動ダクト25,25は、各
一対の固定ダクト21,21間に平行に配設され、後記
往復駆動手段31と上下駆動手段41によって、往復
(前進・後退)動および上下動される。各可動ダクト2
5は、固定ダクト21と同様に搬送方向に伸びる中空部
材からなる。また、その下面には、複数の小径の吸込穴
26が2列に設けられている。両可動ダクト25,25
は、連通ダクト27,28で連結され、この連通ダクト
27にはフレキシブルな吸込ダクト64を介してブロワ
装置61が接続されている。
【0018】ここに、上下駆動手段41は、図1に示す
如く、各可動ダクト25の側方溝29(図2)に被嵌さ
れたローラ49,59を有する左右各一対のリンクバー
47,57と、このリンクバー47,57を軸44,5
4を中心に回動させるシリンダ装置42等からなる。
【0019】詳しくは、リンクバー47(57)は、軸
44(54)でフレーム5に回転支持されている。両リ
ンクバー47,57のローラ49,59側は、ピン4
8,58を介して、連結部材52で同期運動可能に連結
されている。そして、シリンダ装置42の基端部はピン
46を介してフレーム5と一体のブラケットに回転支持
され、そのピストンロッド43の先端はリンクバー47
の先端にピン45で回転連結されている。各ローラ4
9,59は、側方溝29内を滑動できる。
【0020】したがって、シリンダ装置42を駆動(ピ
ストンロッド43を出没)すれば、両リンクバー47,
57が軸44,54を中心に回動するので、結果として
両可動ダクト25,25を同時に上下動させることがで
きる。
【0021】ここに、上下動は、可動ダクト下面の軌跡
として表わした図3に示すように、可動ダクト25の下
面が固定ダクト21の下面よりも上方となる上昇限と、
可動ダクト下面が固定ダクト下面より下方となる下降限
と、の間で行われる。可動ダクト25が下降限にあると
きに、バキュームカップ13からブランク材Wを受取る
ことができ、下降限から上昇限に移動する途中に、可動
ダクト25の下面で保持していたブランク材Wを固定ダ
クト21の下面に引渡すことができる位置関係となって
いる。一方、上昇限から下降限に移動する途中に、固定
ダクト21から可動ダクト25へブランク材Wを引渡す
ことができる。
【0022】次に、往復駆動手段31は、可動ダクト2
5を搬送方向に所定ピッチ(ST)だけ間歇的に往復動
(前進・後退)させる手段で、この実施例では、フィー
ドバー2,2のアドバンス・リターン動作力を動力源と
するように構成されている。すなわち、往復駆動手段3
1は、図1,図2に示す如く、各フィードバー2に支柱
32で連結された一対のスライドガイド33,33と、
このスライドガイド33(33)と対応する可動ダクト
25(25)とを連結する各一対の駆動バー34,34
(34,34)とからなる。
【0023】各駆動バー34は、図2の下方側に示すよ
うに、スライドガイド33のガイド溝33Aに、同図で
上下方向に摺動自在で左右方向が位置拘束されるものと
して装着されている。したがって、フィードバー2,2
が前進(図2で左方向)すれば、両可動ダクト25,2
5を同時に前進させ、これとは逆に後退させることもで
きる。つまり、両可動ダクト25,25を所定ピッチS
Tだけ往復動できる。この際、フィードバー2,2がク
ランク・アンクランプ(図2で上下方向に接近・離隔)
動作しても、各駆動バー34がガイド溝33A内を滑る
ので、可動ダクト25に支障を来すことはない。
【0024】ここに、往復駆動手段31と上下駆動手段
41とを所定のタイミングで駆動制御すれば、両可動ダ
クト25,25を同時に図3に示す平行四辺形運動させ
ることができる。
【0025】続いて、ブロワ装置61は、図1に示す如
く,ブロワ62と、4本の吸込管63と1本のフレキシ
ブル方式の吸込ダクト64とからなり、各吸込管63の
先端は各可動ダクト21の排気管24に連通接続され、
かつ吸込ダクト64の先端は連通ダクト27に連通接続
されている。
【0026】すなわち、このブロワ装置61を駆動すれ
ば、各固定ダクト21および各可動ダクト25の各吸込
穴22,26にそれぞれエア吸込用の負圧を発生するこ
とができる。つまり、各ダクト21,25の下面にブラ
ンク材Wを吸着保持させることができる、しかも、ブラ
ンク材Wが各ダクト21,25の下面に吸着されると、
各ダクト21,25内つまりブランク材Wの上面側には
負圧が形成されその下面側には大気圧が加わるので、そ
の差圧増大により確実に吸着保持できる。
【0027】なお、上下駆動手段41のシリンダ装置4
2は、各ダクト21,25に吸着保持されているブラン
ク材を引剥がすことができるパワーを出力できる。
【0028】次に、この第1実施例の作用を説明する。
可動ダクト25が、図1,図3に示す後退限でかつ下降
限にある場合を考える。また、ブロワ装置61が駆動さ
れ、各固定ダクト21内および可動ダクト25内、つま
り各吸込穴22,26には負圧が発生されているとす
る。
【0029】ここに、吸着・持上手段10のバキューム
カップ13で1枚のブランク材Wを上方に持上げる。す
ると、ブランク材Wは、可動ダクト25の下面に押付け
られると同時にその負圧によって吸着保持される。負圧
吸着方式であるから非磁性体のブランク材Wでも確実に
吸着できる。
【0030】続いて、フィードバー2,2が図1で右方
向に1ピッチSTだけアドバンス動作する、つまり往復
駆動手段31が働いて可動ダクト25,25を下降限の
まま1ピッチSTだけ前進させる。したがって、第1ス
テージP1で受取ったブランク材Wを可動ダクト25の
下面に吸着保持したまま第2ステージP2に搬送でき
る。
【0031】次に、上下駆動手段41のシリンダ装置4
2が働き、リンクバー47を軸44を中心に回動させ
る。すると、両ローラ49,59は、側方溝29内を滑
動しつつ上昇して、可動ダクト25,25を、図3に示
す下降限から上昇限に向けて上昇移動させる。
【0032】この途中で、可動ダクト25,25の下面
に吸着保持されていたブランク材Wが固定ダクト21,
21,21,21の下面に突当ると、その後は可動ダク
ト25から引剥がされて各固定ダクト21に吸着保持さ
れる。すなわち、第2ステージP2において、ブランク
材Wを固定ダクト21に引渡す。この段階で、吸着・持
上手段10から受取ったブランク材Wを搬送方向に1ピ
ッチSTだけ、前進させたことになる。
【0033】次に、フィードバー2,2がリターン動作
する、つまり往復駆動手段31が復(後退)動すると、
可動ダクト25,25は図3に示す上昇限のまま1ピッ
チSTだけ後退される。後退限になるとシリンダ装置4
2が逆動作して可動ダクト25,25を下降限に向けて
下降移動させる。この途中、先に固定ダクト21,2
1,21,21の第2ステージP2相当位置に吸着保持
させていた第1番目のブランク材Wは、下降する可動ダ
クト25,25の下面に移し変えられる。
【0034】かくして、下降限となった可動ダクト2
5,25の下面には、吸着・持上手段10から次(2番
目)のブランク材Wが押付けられる。よって、この段階
では、可動ダクト25,25の下面には、1ピッチST
だけ隔てた第2番目と第1番目の2つのブランク材W,
Wが吸着保持されていることになる。
【0035】次に、可動ダクト25,25を再び1ピッ
チSTだけ前進させると、第2番目のブランク材Wは第
1ステージP1から第2ステージP2へ,第1番目のブ
ランク材Wは第2ステージP2から第3ステージP3へ
搬送される。したがって、往復駆動手段31と上下駆動
手段41とを、同様に繰返し動作させれば、ブランク材
Wを1ピッチずつ第5(最終)ステージP5に向けて搬
送できる。
【0036】第5ステージP5において、可動ダクト2
5,25が上昇すると、これに吸着・保持されていたブ
ランク材Wは各固定ダクト21の下面に突当てられる
が、その右端部23には吸込穴22が設けられていない
ので、引剥がされたブランク材Wは、下方のシュータ3
上に落下する。
【0037】シュータ3上のブランク材Wは、その後に
フィードバー2,2のクランプ動作でフィードバー2,
2に把持され、そのアドバンス動作によってプレス機械
1内の金型に運ばれる。
【0038】しかして、この第1実施例によれば、中間
搬送手段20を固定ダクト21と可動ダクト25と往復
駆動手段31と上下駆動手段41とブロワ装置61とか
ら構成し、複数の吸込穴22,26の負圧によって吸着
保持しつつブランク材Wをプレス機械1側へ搬送するよ
うに形成されているので、非磁性のブランク材Wでも円
滑に搬送できる。もとより、磁性ブランク材Wも円滑搬
送できるので、ロットごとに磁性ブランク材と非磁性ブ
ランク材とを変更する供給態様にも対応できる。しか
も、負圧吸着方式であるから、従来のマグネット利用に
よるブランク材Wの損傷,ベルトコンベア方式のベルト
破損,磁力利用の鉄粉付着,バキュームカップ方式によ
る調整手段の付設等を一掃でき、低コストで小型化を図
れる。
【0039】また、固定ダクト21と可動ダクト25
は、中空部材に吸込穴22,26を設けた簡単な構造で
あるから、コスト低減を達成でき、故障原因がなくな
る。部品消耗もなくなる。しかも、ブランクWの形態に
拘わらず安定吸着できる。また、ブロワ装置61を逆動
作させれば、各ダクト21,25の吸着面(下面)を清
掃できる。
【0040】また、往復駆動手段31は、フィードバー
2,2のアドバンス・リターン動作力を利用する構成と
されているので、両可動ダクト25,25の往復(前
後)動をフィードバー2,2のアドバンス・リターン動
作と完全同期できるから、プレス機械1に最適なタイミ
ングでブランク材Wを供給できる。
【0041】さらに、ブロワ装置61は、各ダクト2
1,21,21,21、25,25に共通の1台でよい
から、構造簡単で小型・低コストであり、取扱も極めて
容易である。
【0042】(第2実施例)第2実施例は、図4に示さ
れる。この中間搬送手段20は、基本的に、第1実施例
の場合と上下が逆向きに構成されている。すなわち、ブ
ランキング用プレス7で生産したブランク材Wを、取出
手段70(シリンダ71,ピストンロッド72,バキュ
ームカップ73)で1枚ずつ取出し、これをプレス機械
1に直接的に搬送するブランク材供給装置を形成するも
のとしている。
【0043】したがって、固定ダクト21,可動ダクト
25,往復駆動手段31,上下駆動手段41,ブロワ装
置61は、向きを上下逆とすれば、第1実施例の各構成
要素21,25,31,41,61と基本的に同一につ
き、以下の相異する点を除きそれらの説明は省略する。
【0044】つまり、各吸込穴22,26は、それぞれ
固定ダクト21,可動ダクト25の上面側に設けられて
いる。また、各固定ダクト21の右端部23にも、吸込
穴22が設けられている。この実施例では、第1実施例
の第5ステージP5と同じ位置において、ブランク材W
を固定ダクト21の上面に姿勢安定のため吸着保持して
おき、そのブランク材Wをフィードバー2,2が把持し
て、プレス機械1内に供給するものと形成されているか
らである。なお、平面図は、第1実施例の図2(底面
図)と対応するので、図示省略した。
【0045】かかる構成の第2実施例では、取出手段7
0がブランキング用プレス7から受取ったブランク材W
を1枚ずつ、図5に示す上昇限で後退限にある可動ダク
ト25の上面に載置すれば、そのブランク材Wを固定ダ
クト21の上面を介して、所定ピッチSTごとにプレス
機械1側へ搬送できる。しかして、この第2実施例の場
合にも、第1実施例の場合と同様な作用効果を奏する。
【0046】
【発明の効果】以上の通り、請求項1の発明によれば、
スタックされたブランク材をバキュームカップで吸着し
て持上げる吸着・持上手段と、バーキュームカップから
引取ったブランク材を保持しつつプレス機械側に搬送す
る中間搬送手段とからなるプレス機械のブランク材供給
装置において、中間搬送手段を、下面側に複数の吸込穴
を有しブランク材の搬送方向に伸びる固定ダクトと、下
面側に複数の吸込穴を有し該搬送方向に伸びる可動ダク
トと、この可動ダクトを該搬送方向に間歇往復動させる
往復駆動手段と、可動ダクトを固定ダクトに対して上下
動させる上下駆動手段と、固定ダクトおよび可動ダクト
に連結されそれぞれの吸込穴にエアー吸込用の負圧を発
生させるためのブロワ装置とから構成したものであるか
ら、次の効果を奏する。 ブランク材が非磁性体であっても円滑に搬送でき
る。また、磁性ブランク材と非磁性ブランク材との切替
搬送にも対応でき適応性が広い。 複数の吸込穴を有するダクトによる負圧吸着方式で
あるから、ブランク材Wに損傷を発生させず、かつ従来
ベルトコンベア方式のように構成要素(ベルト)の破損
も生じない。つまり、部品消耗なく長期に亘る安定運転
ができる。 磁力利用の従来方式と比較して、鉄粉の付着除去防
止の心配がなく取扱容易である。また、各ダクトの下面
(吸着面)をエアーを逆流させて簡単に清掃できる。 ブランク材Wの形態に応じて、各ダクトの本数を増
減配設すればよく、従来バキューム方式の如く調整手段
を付設する必要がないので、コストを大幅に引下げら
れ、適用性も広い。
【0047】また、請求項2の発明によれば、ブランキ
ング用プレスで打ち抜かれたブランク材を一枚ずつ取り
出す取出手段と、この取出手段から受取ったブランク材
を保持しつつプレス機械側に搬送する中間搬送手段とか
らなるプレス機械のブランク材供給装置において、前記
中間搬送手段を、上面側に複数の吸込穴を有し前記ブラ
ンク材の搬送方向に伸びる固定ダクトと、上面側に複数
の吸込穴を有し該搬送方向に伸びる可動ダクトと、この
可動ダクトを該搬送方向に間歇往復動させる往復駆動手
段と、可動ダクトを固定ダクトに対して上下動させる上
下駆動手段と、固定ダクトおよび可動ダクトに連結され
それぞれの吸込穴にエアー吸込用の負圧を発生させるた
めのブロワ装置とから構成したものであるから、ブラン
キング用プレスから取出したブランク材をそのままプレ
ス機械に円滑搬送できる。つまり、各ダクトは上向きで
も下向きでもブランク材を搬送できる。もとより、請求
項1と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す側面図である。
【図2】同じく、図1の矢視線A−A側から見た底面図
である。
【図3】同じく、可動ダクトの往復・上下動を説明する
ための図である。
【図4】第2実施例を示す側面図である。
【図5】同じく、可動ダクトの往復・上下動を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 プレス機械 2 フィードバー 5 フレーム 6 ポスト 7 ブランキング用プレス 10 吸着・持上手段 13 バキュームカップ 20 中間搬送手段 21 固定ダクト 22 吸込穴 23 右端部 24 排気管 25 可動ダクト 26 吸込穴 27,28 連通ダクト 29 側方溝 31 往復駆動手段 32 支柱 33 スライドガイド 33A ガイド溝 34 駆動バー 41 上下駆動手段 42 シリンダ装置 43 ピストンロッド 44 軸 45,46 ピン 47 リンクバー 48 ピン 49 ローラ 52 連結部材 54 軸 57 リングバー 58 ピン 59 ローラ 61 ブロワ装置 62 ブロワ 63 吸込管 64 フレキシブル吸込ダクト 70 取出手段 73 バキュームカップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタックされたブランク材(W)をバキ
    ュームカップ(13)で吸着して持上げる吸着・持上手
    段(10)と、バーキュームカップ(13)から引取っ
    たブランク材(W)を保持しつつプレス機械(1)側に
    搬送する中間搬送手段(20)とからなるプレス機械の
    ブランク材供給装置において、 前記中間搬送手段(20)を、下面側に複数の吸込穴
    (22)を有し前記ブランク材(W)の搬送方向に伸び
    る固定ダクト(21)と、下面側に複数の吸込穴(2
    6)を有し該搬送方向に伸びる可動ダクト(25)と、
    この可動ダクト(25)を該搬送方向に間歇往復動させ
    る往復駆動手段(31)と、可動ダクト(25)を固定
    ダクト(21)に対して上下動させる上下駆動手段(4
    1)と、固定ダクト(21)および可動ダクト(25)
    に連結されそれぞれの吸込穴(22),(26)にエア
    ー吸込用の負圧を発生させるためのブロワ装置(61)
    と、から構成したことを特徴とするプレス機械のブラン
    ク材供給装置。
  2. 【請求項2】 ブランキング用プレス(7)で打ち抜か
    れたブランク材(W)を一枚ずつ取り出す取出手段(7
    0)と、この取出手段(70)から受取ったブランク材
    (W)を保持しつつプレス機械(1)側に搬送する中間
    搬送手段(20)とからなるプレス機械のブランク材供
    給装置において、 前記中間搬送手段(20)を、上面側に複数の吸込穴
    (22)を有し前記ブランク材(W)の搬送方向に伸び
    る固定ダクト(21)と、上面側に複数の吸込穴(2
    6)を有し該搬送方向に伸びる可動ダクト(25)と、
    この可動ダクト(25)を該搬送方向に間歇往復動させ
    る往復駆動手段(31)と、可動ダクト(25)を固定
    ダクト(21)に対して上下動させる上下駆動手段(4
    1)と、固定ダクト(21)および可動ダクト(25)
    に連結されそれぞれの吸込穴(22),(26)にエア
    ー吸込用の負圧を発生させるためのブロワ装置(61)
    と、から構成したことを特徴とするプレス機械のブラン
    ク材供給装置。
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