JPH05308575A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JPH05308575A
JPH05308575A JP4137522A JP13752292A JPH05308575A JP H05308575 A JPH05308575 A JP H05308575A JP 4137522 A JP4137522 A JP 4137522A JP 13752292 A JP13752292 A JP 13752292A JP H05308575 A JPH05308575 A JP H05308575A
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JP
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horizontal
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Application number
JP4137522A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kobayashi
篤 小林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アウトプットゲート、リセットゲート等の固
体撮像素子の内部回路およびサンプルホールド回路等の
外部回路の低速動作を可能にする。 【構成】 水平シフトレジスタ(22)は2水平ラインの画
素の電荷をそれぞれ独立に転送する主転送領域φH1、
φH2および補助転送領域φH1’、φH2’を備え、
その端部に複数のアウトプットゲート(26)(28)、フロー
ティングディフュージョン(34)(36)、リセットゲート(3
8)(40)等が並列に、連続形成される。水平シフトレジス
タ(22)は従来素子の倍の周波数の転送パルスにより駆動
され、アウトプットゲート(26)(28)は水平シフトレジス
タ(22)の転送パルスの半分の周波数であって、180度
の位相差を有するリセットパルスOG1、OG2により
制御される。アウトプットゲート(26)(28)、リセットゲ
ート(38)(40)等の内部回路およびサンプルホールド回路
等の外部回路に要求される動作速度はアウトプットゲー
ト(26)(28)の並列数に応じて低下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の水平ラインの画素
出力を並列出力する固体撮像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の説明のために添付した図2およ
び図4乃至図6を参照して、本件出願人が先に平成4年
特許願第7406号として出願した固体撮像素子を説明
する。図2に示す固体撮像素子はマトリクス配列した画
素(10)〜(16)(4単位の画素のみを示す)、各列の画素
(10)(14)〜に対して配列した複数の垂直シフトレジスタ
(20)(2列の垂直シフトレジスタのみを示す)、複数の
垂直シフトレジスタ(20)の出力をパラレル入力し、シリ
アル出力する水平シフトレジスタ(22)等から構成され
る。
【0003】垂直シフトレジスタ(20)は3相の垂直転送
パルスVCK1〜VCK3で駆動される垂直転送領域V
φ1〜Vφ3により1ステージのレジスタが形成され
る。また、水平シフトレジスタ(22)は2相の水平転送パ
ルスHCK1およびHCK2で駆動される主転送領域H
φ1とHφ2、あるいは補助転送領域Hφ1’とHφ
2’により1ステージのレジスタが構成され、それら主
転送領域Hφ1、Hφ2および補助転送領域Hφ1’、
Hφ2’により、2水平ラインの画素(10)〜(16)のため
の単位転送領域が形成される。
【0004】次に、図5および図6に示した電荷転送動
作を、図4のタイミングチャートに記したタイミングT
1〜T14に従って説明する。タイミングT1では、奇数
ラインの画素(10)(12)から出力された電荷COおよび偶
数ラインの画素(14)(16)から出力された電荷CEが垂直
転送パルスVCK2=Hが出力されるゲート下のそれぞ
れの転送領域Vφ2に転送蓄積されている(図5A’参
照)。このタイミングでは、VCK3=Lであるため水
平シフトレジスタ(22)には電荷が転送されない(図5A
参照)。
【0005】タイミングT2では、垂直転送パルスVC
K2とVCK3がHレベルとなるので、先のタイミング
で転送領域Vφ2に転送蓄積されていた電荷COが転送
領域Vφ3を介して水平シフトレジスタ(22)の転送領域
Hφ1に転送蓄積される(図5B参照)。また、垂直シ
フトレジスタ(20)の転送領域Vφ2に転送蓄積されてい
た偶数ラインの画素(10)(12)の出力電荷CEは転送領域
Vφ2およびVφ3に跨って転送蓄積される(図5B’
参照)。
【0006】タイミングT3では、垂直転送パルスVC
K2のみがLレベルに反転するので、先に転送領域Vφ
2およびVφ3に跨って転送蓄積されていた電荷CEは
転送領域Vφ3に転送蓄積される。他の転送領域のポテ
ンシャルウェルには変動がない(図5C、C’参照)。
タイミングT4では、垂直転送パルスVCK1がHレベ
ルに反転するので、先のタイミングで転送領域Vφ3に
転送蓄積されていた電荷CEは転送領域Vφ3および転
送領域Vφ1に跨って転送蓄積される。他の転送領域の
ポテンシャルウェルには変動がない(図5D、D’参
照)。
【0007】タイミングT5では、垂直転送パルスVC
K3がLレベルに反転するので、電荷CEは転送領域V
φ1に転送蓄積される(図5E’参照)。これによっ
て、電荷CEが1ステップ転送されたことになる。タイ
ミングT6およびT7では、垂直シフトレジスタ(20)で
の電荷転送処理が行われ、水平シフトレジスタ(22)での
電荷の移動はない(図6A、A’、B、B’参照)。
【0008】タイミングT8では、水平シフトクロック
SCK1およびSCK2が出力され、水平シフトレジス
タ(22)の転送領域Hφ1とHφ2のポテンシャルプロフ
ィールが反転する。これによって、水平シフトレジスタ
(22)の転送領域Hφ1に転送蓄積されていた電荷COは
転送領域Hφ2’に転送蓄積される(図6C参照)。タ
イミングT9になると、垂直転送パルスVCK1〜VC
K3、水平転送パルスHCK1、HCK2の電位関係が
タイミングT1の状態に戻り、タイミングT10からT13
において偶数ラインの画素(14)(16)から出力された電荷
CEにつき、上記した転送動作が行われる(図6D、
D’、E、E’参照)。
【0009】そして、タイミングT14において、垂直シ
フトレジスタ(20)の2水平ライン分の電荷CO、CEの
水平シフトレジスタ(22)の主転送領域Hφ1および補助
転送領域Hφ1’への転送蓄積動作が完了する。以上の
電荷転送動作により、水平シフトレジスタ(22)に蓄積さ
れた奇数ラインの画素(10)〜の出力電荷と偶数ラインの
画素(14)〜の出力電荷は水平転送パルスHCK1、HC
K2の高速転送パルスHC1、HC2により従来素子の
2倍の速度で水平転送され、奇数ラインの画素(10)〜の
出力電荷と偶数ラインの画素(14)〜の出力電荷を交互に
出力する。そこで、インタレース駆動の場合には、奇数
ラインの画素(10)〜の出力と偶数ラインの画素(14)〜の
出力を適宜の比率で混合して単位フィールドの撮像信号
が形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】先に提案した単一水平
シフトレジスタの固体撮像素子は、2つの水平シフトレ
ジスタを使用する際のそれぞれの水平シフトレジスタの
転送効率の不一致の問題および垂直シフトレジスタ出力
電荷を一方の水平シフトレジスタを介して他方の水平シ
フトレジスタに転送することによる固定パターンノイズ
の発生の問題を解決する。
【0011】しかし、この固体撮像素子はアウトプット
ゲート、オンチップアンプ、リセットゲート等の内部回
路を従来素子の2倍の周波数で動作させなければならな
いため、電荷転送効率が低下する問題およびゲートの高
周波損失が増大する問題を有する。また、フローティン
グディフュージョンの電荷を従来素子の2倍の速度で周
期的にリセットしなければならないため、高性能のリセ
ットゲートを必要とする問題も有する。
【0012】さらには、サンプルホールド回路、オート
ゲインコントロール、A/Dコンバータ等の外部信号処
理回路にも高速動作が要求される問題を有する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像素子
は、主転送領域および1以上の補助転送領域を形成した
水平シフトレジスタ端部に電荷振分部を連続形成し、こ
の電荷振分部により水平シフトレジスタの主転送領域お
よび1以上の補助転送領域を転送され、出力されるそれ
ぞれの電荷を分離し、並列処理した点を主要な特徴とす
る。
【0014】
【作用】水平シフトレジスタの主転送領域および補助転
送領域を転送された電荷を並列処理するため、アウトプ
ットゲート、オンチップアンプ、リセットゲート等の内
部回路およびサンプルホールド回路、オートゲインコン
トロール、A/Dコンバータ等の外部信号処理回路の動
作速度を上昇させることなく全画素読出を行うことがで
きる。
【0015】
【実施例】一部重複するが、図1乃至図7を参照して本
発明の第1の実施例を説明する。なお、図1は本実施例
の概略構成図、図2および図3はそれぞれ水平シフトレ
ジスタの端部で分割して示す実施例の要部平面図、図5
および図6はそれぞれ図2のa−a線断面、b−b線断
面のポテンシャルプロフィールである。
【0016】図1に奇数ラインおよび偶数ラインの2水
平ラインの画素の電荷を並列読み出しする固体撮像素子
の例を示す。同図を参照すると、本実施例の固体撮像素
子はマトリクス配列した画素(10)(14)(垂直隣接の2画
素のみを示す)、各列の画素(10)(14)に対して配列した
複数の垂直シフトレジスタ(20)(単一の垂直シフトレジ
スタのみを示す)、複数の垂直シフトレジスタ(20)の出
力をパラレル入力し、シリアル出力する水平シフトレジ
スタ(22)、この水平シフトレジスタ(22)の端部に連続形
成した電荷振分部(24)、この電荷振分領部(24)の複数の
出力毎に設けた出力部(30)(32)から構成される。
【0017】垂直シフトレジスタ(20)は、図2に示すよ
うに、3相の垂直転送パルスVCK1〜VCK3で駆動
される垂直転送領域Vφ1〜Vφ3により1ステージの
レジスタが形成される。また、水平シフトレジスタ(22)
は2相の水平転送パルスHCK1およびHCK2で駆動
される主転送領域Hφ1とHφ2、あるいは補助転送領
域Hφ1’とHφ2’により1ステージのレジスタが構
成され、それら主転送領域Hφ1、Hφ2および補助転
送領域Hφ1’、Hφ2’により単位転送領域が形成さ
れる。
【0018】上記垂直転送領域Vφ1〜Vφ3、水平主
転送領域Hφ1、Hφ2および補助転送領域Hφ1’、
Hφ2’は電荷転送方向を特定するため、電荷転送方向
のポテンシャルウェルが深くなるようなビルトイン構造
とされている。画素(10)〜(16)の蓄積電荷はリードアウ
トゲート(18)を介して垂直シフトレジスタ(20)の転送領
域Vφ2に転送される。画素(10)〜(16)と垂直シフトレ
ジスタ(20)の境界領域、その他の境界領域にはチャンネ
ルストップが形成される。
【0019】図3を参照すると、電荷振分部(28)は水平
シフトレジスタ(22)の端部に連続形成されるアウトプッ
トゲート(26)(28)として示され、出力部(30)(32)は前記
アウトプットゲート(26)(28)の後段に形成される複数の
フローティングディフュージョン(34)(36)、リセットゲ
ート(38)(40)およびドレインディフュージョン(42)(44)
で示されている。アウトプットゲート(26)(28)はそのゲ
ート下の酸化膜厚を変化させるか、不純物濃度を変化さ
せる等してビルトイン構造とされる。
【0020】なお、本実施例では、画素(10)〜(16)は略
3つの垂直転送領域Vφ1〜Vφ3に跨るような大きさ
に設計されているが、本発明はその大きさには限定され
ない。また、リードアウトゲート(18)を垂直転送領域V
φ2に関連させて設けたが、他の垂直転送領域Vφ1あ
るいはVφ3に対応して設けてもよい。図4に水平ブラ
ンキング期間HBLKの垂直転送パルスVCK1〜VC
K3と水平転送パルスHCK1、HCK2の波形を示
す。
【0021】垂直転送パルスVCK1〜VCK3は互い
に120度の位相差を有する3相パルスである。水平転
送パルスHCK1はHBLKの開始時点でHレベルであ
り、HBLKの中間時点でLレベルのシフトクロックS
CK1が出力される。また、水平転送パルスHCK2は
HBLKの開始時点でLレベルであり、HBLKの中間
時点でHレベルのシフトクロックSCK2が出力され
る。
【0022】次に、垂直シフトレジスタ(20)および水平
シフトレジスタ(22)のポテンシャルプロフィールを示す
図5および図6を参照し、図4のタイミングチャートに
記したタイミングT1〜T14に従って本実施例の電荷転
送動作を説明する。図5A’を参照すると、タイミング
T1では、垂直転送パルスVCK1=L、VCK2=
H、VCK3=Lであるので、奇数ラインの画素(10)(1
2)から出力された電荷COおよび偶数ラインの画素(14)
(16)から出力された電荷CEは垂直転送パルスVCK2
=Hが出力されるゲート下のそれぞれの転送領域Vφ2
に転送蓄積されている。
【0023】このタイミングでは、垂直シフトレジスタ
(20)と水平シフトレジスタ(22)の境界の転送領域Vφの
ポテンシャルウェルが浅いため水平シフトレジスタ(22)
には電荷が転送されない(図5A参照)。タイミングT
2では、垂直転送パルスVCK2とVCK3がHレベル
となるので、垂直シフトレジスタ(20)と水平シフトレジ
スタ(22)の境界の転送領域Vφ3にポテンシャルウェル
が形成され(図5B’参照)、先のタイミングで転送領
域Vφ2に転送蓄積されていた電荷COが転送領域Vφ
3を介して水平シフトレジスタ(22)の転送領域Hφ1に
転送蓄積される(図5B参照)。また、垂直シフトレジ
スタ(20)の転送領域Vφ2に転送蓄積されていた偶数ラ
インの画素(10)(12)から出力された電荷CEは転送領域
Vφ2およびVφ3に跨って転送蓄積される(図5B’
参照)。
【0024】タイミングT3では、垂直転送パルスVC
K2のみがLレベルに反転するので、垂直シフトレジス
タ(20)の転送領域Vφ2のポテンシャルウェルが浅くな
り、先に転送領域Vφ2およびVφ3に跨って転送蓄積
されていた電荷CEは転送領域Vφ3に転送蓄積され
る。他の転送領域のポテンシャルウェルには変動がない
(図5C、C’参照)。
【0025】タイミングT4では、垂直転送パルスVC
K1がHレベルに反転するので、垂直シフトレジスタ(2
6)の転送領域Vφ1にポテンシャルウェルが形成され、
先のタイミングで転送領域Vφ3に転送蓄積されていた
電荷CEは転送領域Vφ3および転送領域Vφ1に跨っ
て転送蓄積される。他の転送領域のポテンシャルウェル
には変動がない(図5D、D’参照)。
【0026】タイミングT5では、垂直転送パルスVC
K3がLレベルに反転するので、垂直シフトレジスタ(2
0)の転送領域Vφ3のポテンシャルウェルが浅くなり、
電荷CEは転送領域Vφ1に転送蓄積される(図5E’
参照)。これによって、電荷CEが1ステップ転送され
たことになる。タイミングT6およびT7では、垂直シ
フトレジスタ(20)での電荷転送処理が行われ、水平シフ
トレジスタ(28)での電荷の移動はない(図6A、A’、
B、B’参照)。
【0027】タイミングT8では、水平シフトクロック
SCK1およびSCK2が出力されるので、水平シフト
レジスタ(22)の転送領域Hφ1とHφ2のポテンシャル
プロフィールが反転する。これによって、水平シフトレ
ジスタ(22)の転送領域Hφ1に転送蓄積されていた電荷
COは転送領域Hφ2’に転送蓄積される(図6C参
照)。
【0028】タイミングT9になると、 垂直転送パル
スVCK1〜VCK3、水平転送パルスHCK1、HC
K2の電位関係がタイミングT1の状態に戻り、偶数ラ
インの画素(14)(16)から出力された電荷CEにつき、上
記した転送動作が行われる(図6D、D’参照)。そし
て、図6Eに示すように、タイミングT10以降、水平シ
フトレジスタ(28)の主転送領域Hφ1あるいはHφ2お
よび補助転送領域Hφ1’あるいはHφ2’に電荷C
O、CEが交互に蓄積され、転送される。
【0029】以上の電荷転送動作により、水平シフトレ
ジスタ(22)に蓄積された2水平ラインの画素(10)〜およ
び(14)〜の出力電荷は水平転送パルスHCK1、HCK
2の高速転送パルスHC1、HC2により従来素子の2
倍の速度で電荷振分部(24)に転送される。続いて、図
3、図7および図8を参照して電荷振分部(24)以降の実
施例の動作を説明する。なお、図8は図3のc−c線断
面およびd−d線断面のポテンシャルプロフィールであ
る。
【0030】図3において、電荷振分部(24)は水平シフ
トレジスタ(22)の出力端に形成したアウトプットゲート
(26)(28)として示され、出力部(30)(32)は前記アウトプ
ットゲート(26)(28)の後段に形成した複数のフローティ
ングディフュージョン(34)(36)、リセットゲート(38)(4
0)およびドレインディフュージョン(42)(44)で示されて
いる。
【0031】図7に水平シフトレジスタ(22)の高速転送
パルスHC1、HC2およびアウトプットゲート(26)(2
8)のゲートパルスOG1、OG2のタイミングチャート
を示す。同図に示すように、アウトプットゲート(26)(2
8)のゲートパルスOG1、OG2は互いに180度の位
相差を有し、水平シフトレジスタ(22)の高速転送パルス
HC1、HC2の倍の周期を有する。
【0032】高速転送パルスHC1=H、HC2=L、
ゲートパルスOG1=H、OG2=Lとなる図7のタイ
ミングT11では、水平主転送領域Hφ1に奇数ラインの
画素の出力電荷COが転送蓄積され、補助転送領域Hφ
1’に偶数ラインの画素の出力電荷CEが転送蓄積され
ている。また、アウトプットゲート(26)がオンし、アウ
トプットゲート(28)がオフする(図8A、A’参照)。
【0033】タイミングT12では、高速転送パルスHC
1およびHC2のレベルが反転し、先のタイミングで転
送領域Hφ1に蓄積されていた電荷CEがアウトプット
ゲート(26)を介して第1のフローティングディフュージ
ョン(34)に転送される。また、図示しない転送領域Hφ
1’の電荷CEが転送領域Hφ2に転送蓄積される(図
8B、B’参照)。
【0034】タイミングT13では、高速転送パルスHC
1、HC2、ゲートパルスOG1、OG2のレベルが反
転し、アウトプットゲート(26)がオフし、アウトプット
ゲート(28)がオンする。また、転送領域Hφ2の電荷C
Oが転送領域Hφ1に転送蓄積される(図8C、C’参
照)。タイミングT14では、高速転送パルスHC1およ
びHC2のレベルが反転し、先のタイミングで転送領域
Hφ1に蓄積されていた電荷COがアウトプットゲート
(28)を介して第2のフローティングディフュージョン(3
6)に転送される。また、図示しない転送領域Hφ1’の
新たな電荷CEが転送領域Hφ2に転送蓄積される(図
8D、D’参照)。
【0035】以上の転送動作によって、2水平ラインに
わたる信号電荷CO、CEが互いに混合することなく水
平ブライキング期間HBLK内の時間を利用して水平シ
フトレジスタ(22)に転送され、水平走査期間に、所定周
波数(従来の2倍の周波数)の水平転送クロックHC
1、HC2によって水平転送されて、第1および第2の
フローティングディフュージョン(34)(36)から撮像信号
が並列に得られる。
【0036】本実施例の固体撮像素子をインタレース駆
動する場合には、奇数ラインの画素(10)〜の出力と偶数
ラインの画素(14)〜の出力を適宜の比率で混合して単位
フィールドの撮像信号が形成される。また、ノンインタ
レース駆動の場合には、奇数ラインの画素(10)〜の出
力、あるいは偶数ラインの画素(14)〜の出力の一方をラ
インメモリに記憶させ、他方のラインの画素出力とライ
ンメモリ出力を継続出力する等してノンインタレース撮
像信号が形成される。
【0037】図9を参照して本発明の第2の実施例を説
明する。なお、本実施例は先の実施例で使用した水平シ
フトレジスタ(22)を使用するため概略の構成を説明する
に留める。本実施例はカラー固体撮像素子への適用例で
あり、マトリクス配列した画素(10)〜(16)(4画素のみ
を示す)、各列の画素(10)(12)あるいは(14)(16)に対し
て配列した複数の垂直シフトレジスタ(20)(20)、複数の
垂直シフトレジスタ(20)(20)の出力をパラレル入力し、
シリアル出力する水平シフトレジスタ(22)、この水平シ
フトレジスタ(22)の端部に連続形成した電荷振分部(4
6)、この電荷振分部(46)の複数の出力毎に形成した3つ
の出力部(48)(50)(52)から構成される。
【0038】マトリクス配列した画素(17)〜(19)は所定
の周期で感度色が変更され、電荷振分部(46)はその周期
で水平シフトレジスタ(22)の出力電荷を出力部(48)(50)
(52)に振り分ける。この電荷振分部(26)は水平シフトレ
ジスタ(22)の端部に3つの独立のアウトプットゲートを
並列形成することによって実現できる。上記構成され、
動作する本実施例によれば出力部(48)(50)(52)から常に
同じ色彩に対応する撮像信号が出力される。
【0039】図10に第2の実施例の変形例を示す。な
お、図10は第1の実施例の説明に供した図2に相当す
るので、対応する領域(素子)に同一の番号を付して詳
細な説明は省略する。本変形例の水平シフトレジスタ(2
3)は主転送領域Hφ1、Hφ2と2つの補助転送領域H
φ1’、Hφ2’およびHφ1”、Hφ2”を備え、そ
れらで単位転送領域が形成される。そして、この水平シ
フトレジスタ(23)の出力端には出力電荷を3つに分離す
ることができる電荷振分部が連続形成される。
【0040】本変形例では水平ブランキング期間HBL
Kに、第1のラインの画素(10)の電荷から順に水平シフ
トレジスタ(23)に転送蓄積される。そこで、蓄積終了時
点では、第1のラインの画素(10)の電荷が補助転送領域
のHφ1”に蓄積され、第2のラインの画素(12)の電荷
が補助転送領域のHφ1’に蓄積され、そして第3のラ
インの画素(14)の電荷が主転送領域のHφ1に蓄積され
る。
【0041】その後、水平走査期間内に水平シフトレジ
スタ(23)に転送された3ライン分の電荷を水平転送し、
信号処理することにより、3ライン分の撮像信号が独立
に出力される。また、必要に応じて適当なラインの撮像
信号を混合して出力させることもできる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように本発明の固体撮像素子
は、水平シフトレジスタの出力端に電荷振分部を連続形
成し、この電荷振分部により水平シフトレジスタの主転
送領域および補助転送領域をそれぞれ転送される電荷を
分離し、並列処理するため、アウトプットゲート、オン
チップアンプ、リセットゲート等の内部回路およびサン
プルホールド回路、オートゲインコントロール、A/D
コンバータ等の外部信号処理回路の動作速度を上昇させ
ることなく全画素読出を行うことができる。
【0043】また、単一の水平シフトレジスタを使用す
るため、複数の水平シフトレジスタの転送効率の不一致
の問題および垂直シフトレジスタ出力電荷を一方の水平
シフトレジスタを介して他方の水平シフトレジスタに転
送することによる固定パターンノイズの発生の問題が解
決する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の概略構成図。
【図2】水平シフトレジスタ出力端までを示す第1の実
施例の要部平面図。
【図3】水平シフトレジスタ出力端以降を示す第1の実
施例の要部平面図。
【図4】実施例の垂直シフトレジスタおよび水平シフト
レジスタのタイミングチャート。
【図5】図2のa−a線およびb−b線断面のポテンシ
ャルプロフィール。
【図6】図2のa−a線およびb−b線断面のポテンシ
ャルプロフィール。
【図7】実施例の電荷振分部および出力部のタイミング
チャート。
【図8】図3のc−c線断面およびd−d線断面のポテ
ンシャルプロフィール。
【図9】本発明の第2の実施例の概略構成図。
【図10】第2の実施例の変形例の要部平面図。
【符号の説明】
10〜16 画素 18 リードアウトゲート 20 垂直シフトレジスタ 22 水平シフトレジスタ 24 電荷振分部 26、28 アウトプットゲート 30、32 出力部 34、36 フローティングディフュージョン 38、40 リセットゲート 42、44 ドレインディフュージョン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス配列した複数の画素と、 垂直方向に配列した各列の画素に対して形成した複数の
    垂直シフトレジスタと、 それぞれの垂直シフトレジスタ出力に対して主転送領域
    および1以上の補助転送領域が形成され、複数の垂直シ
    フトレジスタ出力を水平方向に転送する水平シフトレジ
    スタと、 この水平シフトレジスタの端部に連続形成した電荷振分
    部と、 この電荷振分部の出力毎に形成した複数の出力部とから
    構成される固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記電荷振分部および出力部をRGBの
    3出力に対応させて形成したことを特徴とする請求項1
    の固体撮像素子。
JP4137522A 1992-05-01 1992-05-01 固体撮像素子 Pending JPH05308575A (ja)

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