JPH05308222A - 基地局用成形ビームアレーアンテナ - Google Patents

基地局用成形ビームアレーアンテナ

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JPH05308222A
JPH05308222A JP41112290A JP41112290A JPH05308222A JP H05308222 A JPH05308222 A JP H05308222A JP 41112290 A JP41112290 A JP 41112290A JP 41112290 A JP41112290 A JP 41112290A JP H05308222 A JPH05308222 A JP H05308222A
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Makoto Kijima
誠 木島
Yoshihide Yamada
▲ヨシ▼英 山田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低サイドローブで、かつ、主ビームを狭くす
ることが可能で、小型軽量に構成し得る基地局用アンテ
ナを実現することを目的とする。 【構成】 チルト角度(θT )、主ビームピーク点から
第1ヌル点までの角度(θD )に対して、垂直面内の素
子間隔(d)を0.5波長とした場合の低レベル領域の
角度範囲(θL )、主ビームピーク点から第1ヌル点ま
での角度(θW )が、〔θL /θW ≧(θT −θD )/
θD 〕なる条件を満足する放射パターンのうち、低レベ
ル領域内のサイドローブ数が最小になる放射パターンを
形成するようにアンテナ素子上の励振電流振幅・位相を
設定し、さらに、〔d=(θW /θD )×0.5波長〕
となるように素子間隔を設定して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車電話基地局用の線
状アレーアンテナにおいて、アンテナ素子の励振振幅、
位相、ビームチルト角および素子間隔を適宜設定するこ
とにより、低サイドローブレベルでビーム幅の狭い特性
を実現するアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車電話に利用されている移動通信用
基地局アンテナは図2に示すような状況で使用されてい
る。ここで4.1は高い位置にある基地局アンテナ、
4.2は低い位置にある基地局アンテナ、5はサービス
ゾーン、6は5と同一周波数を使用している次隣接ゾー
ン、7は移動体、8.1,8.2は放射パターンの主ビ
ーム、9.1,9.2はサイドローブである。
【0003】自動車電話用基地局ではサービスゾーン内
レベルと次隣接ゾーンレベルの比(D/U比)を高くす
る必要がある。従来の基地局アンテナにはアレーアンテ
ナを用いており、図2に示すように主ビーム8.1をサ
ービスゾーン周辺にθT チルトすることでD/U比を高
めている。さらに、基地局が高くてビームチルト角が深
い場合には、次隣接ゾーン方向のサイドローブレベル
9.1を低くすることでD/U比を改善している。この
ような低いサイドローブアンテナとして、従来、図11
に示すような放射パターンを有するチェビシェフ分布型
アレーアンテナなどが一般に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すような低
サイドローブアンテナでは、一般に均一分布アレーより
もビーム幅が広くなる。図2に示すように、高基地局
4.1の場合にはアンテナから見たサービスゾーン周辺
方向と次隣接ゾーン方向の角度差が大きいため、少々ビ
ームが広くてもサイドローブ領域を次隣接ゾーン方向に
向けることができ、D/U比が確保できる。しかし、低
基地局4.2の場合にはサービスゾーン周辺と干渉ゾー
ン方向の見込み角度の差が小さくなるため、8.2のよ
うに主ビームが次隣接ゾーン方向に掛かりやすくなりD
/U比が低下する。
【0005】このような場合でもD/U比を大きくする
ためには主ビーム幅の片側θD を狭くする必要がある。
しかし、ビーム幅を狭くするためにはアンテナ全長を大
きくするか、放射パターンのサイドローブレベルを引き
上げなければならない。アンテナ全長を大きくすると重
量や風圧荷重などが増加するため、アンテナ支持構造を
大きくしなければならないという問題があり、又、サイ
ドローブレベルを引き上げると、基地局高が高くてビー
ムチルト角を深くかけなければならない場合に、次隣接
ゾーンとのD/U比が劣化するという問題が生ずる。
【0006】サイドローブの一部を低くしたまま、他の
サイドローブを引き上げることで主ビーム幅を狭くでき
ることが文献〔1〕(木島、山田:「部分的なサイドロ
ーブ引き上げによるアレーアンテナの狭ビーム化」19
90年電子情報通信学会秋期全国大会B−73)に示さ
れている。この文献〔1〕で示されている狭ビームアレ
ーアンテナの放射パターンの例を図12に示す。同図に
よれば、低サイドローブ領域を狭くすればそれだけ他の
サイドローブに電力が分散するためにビームが狭くなる
ことがわかる。しかし、この領域を狭くしすぎるとビー
ムチルト角を深くした場合に高サイドローブ領域が干渉
方向にかかる。文献〔I〕では所望のチルト角および所
望の主ビーム幅に対して、低サイドローブ領域内のロー
ブ数やアンテナ素子間隔を最適にする設計法については
提案されていない。本発明はこのような従来の問題点に
鑑み、移動通信用基地局アンテナとして充分な角度範囲
内において低サイドローブで、かつ主ビームが狭くで
き、そのため、従来の低サイドローブアンテナに比べて
小型・軽量に構成し得る基地局用アンテナを実現するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上述の目
的は前記特許請求の範囲に記載した手段により達成され
る。複数の放射素子を一定の間隔で鉛直面内および水平
面内に配列したアレーアンテナにおいて、垂直面内方向
について素子の励振位相に差を持たせることにより主ビ
ームを水平より下向きに角度θT 傾けた基地局用成形ビ
ームアレーアンテナで、主ビーム近傍から水平方向に到
る領域の放射パターンでサイドローブのレベルが一様に
低く、かつ他の角度領域でのサイドローブレベルが該低
レベルのサイドローブよりも一様に高くなるような放射
パターンを有する基地局用成形ビームアレーアンテナに
おいて、所望のチルト角度(θT )および所望の主ビー
ムピーク点から第1ヌル点までの角度(θD )に対し
て、低レベル領域および高レベル領域のサイドローブ値
を所望の値に設定して垂直面内の素子間隔(d)を0.
5波長とした場合の低レベル領域の角度範囲(θL )お
よび主ビームピーク点から第1ヌル点までの角度
(θW )が、〔θL /θW ≧(θT −θD )/θD 〕な
る条件を満足する放射パターンのうち、低レベル領域内
のサイドロープ数が最小になる放射パターンを形成する
ようにアンテナ素子上の励振電流振幅・位相を設定し、
さらに、〔d=(θW /θD )×0.5波長〕となるよ
うに素子間隔を設定した基地局用成形ビームアレーアン
テナである。
【0008】
【作用】本発明では主ビームを下向きにチルトした場合
に、次隣接ゾーン方向から水平方向に相当する角度範囲
では低サイドローブとし、他の角度に対してはサイドロ
ーブが一様に高くなるようにした状態で所望のチルト角
と所望の主ビーム幅を満足しつつ、低サイドローブ領域
のローブ数が最小となるように設定している。このよう
にしてできるだけ多くの数のサイドローブを引き上げる
と、放射電力が高サイドローブ方向に最も効率良く分散
するため主ビームが最も細くなる。従って、低基地局で
次隣接ゾーンとの見込み角度が狭い場合にも主ビームが
次隣接ゾーンに掛かりにくく、かつ低サイドローブであ
るため従来の低サイドローブアンテナよりD/U比が改
善される。
【0009】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。図1(a)は
アレーアンテナの構造を表しており、アンテナ素子を1
列だけ並べたリニアアレーの例を示している。(b)は
本発明の放射パターンの例である。図1(a)において
1はアンテナ素子を表し、ダイポールアンテナや、パッ
チアンテナ、スロットアンテナ等の平面アンテナなどが
用いられる。2は給電回路であり、アンテナ素子の励振
電流振幅・位相が所定の値となるように調整されてい
る。3は入力端子である。
【0010】ここで素子間隔d=0.89λ、素子数N
=20のリニアアレーを考える。放射パターン図1
(b)に示すように主ビーム近傍θL の範囲内でサイド
ローブレベルSLL2となり、右側の角度範囲においてS
L1、左側においてはSLr となるものとする。低サイ
ドローブ領域のローブ数をmとする。図1においてはS
L1=SLr >SLL2として高いサイドローブレベルS
L1を−10dB、低いサイドローブレベルSLL2を−3
0dBとしている。ビームチルト角が10°で所望の片側
ビーム幅が4°の場合、これを満たす最小の低サイドロ
ーブ領域内のローブ数は図1に示すように4となる。ま
たこの放射パターンを得るための角素子上の励振電流の
振幅値を図3(a)に、位相値を(b)にそれぞれ示
す。SLL1=SLr >SLL2としてSLL1を変えた場合
の主ビーム片側の幅θW の変化を示したのが図4であ
る。この図は文献〔I〕で示されている計算方法で精度
を高めて計算し直した値である。図中破線はサイドロー
ブレベルSLL1のチェビシェフ分布アレーの主ビーム幅
である。図からSLL1=SLr が高くなるとθW は狭く
なる傾向にあることが分かる。例えば、図1(b)のよ
うにSLL1=SLr =−10dB、SLL2=−30dBの場
合、−30dBチェビシェフ分布アレーに比べてビーム幅
が17%程度狭くなることが図4の●印よりわかる。
【0011】実際の基地局アンテナ設計においてはチル
ト角θT と隣接ゾーンにかからない片側ビーム幅θD
目標値として予め決められ、同じビーム幅でできるかぎ
りアンテナ全長を小さくすることが必要となる。そこで
以下の手順で同じ素子数でも素子間隔が最も小さいアレ
ーアンテナを設計することになる。まず、素子間隔0.
5波長の場合についてできるだけビーム幅を狭くするよ
うに励振係数を設定し、その後素子間隔を広げて所望の
ビーム幅が得られるよう調整する。素子間隔0.5波長
の場合にビーム幅を狭くするためには、高いレベルのサ
イドローブ数をできる限り多くして、電力を分散すれば
よい。ビーム幅や低レベル領域の角度範囲は素子間隔が
大きくなるとほぼ比例して狭くなる。そこで、最終的な
素子間隔を与えた場合に低レベル領域の角度範囲θL
θT −θD 以上になるようにするためには、予め0.5
波長の場合のθL /θW が(θT −θD )/θD 以下と
ならないようにしつつ、低レベル領域のローブ数をでき
る限り少なくする必要がある。このようにして最終的な
素子間隔をできる限り小さくすればアンテナ全長は最小
となる。
【0012】次に、最適なmを設定する方法を実例を用
いて説明する。高いサイドローブレベルSLL1を変えた
場合の主ビーム幅と低サイドローブ領域の角度の比θL
/θW を図5に示す。同図においてはmをパラメータと
している。図からわかるように、mが一定の場合には、
θL /θW はSLL1に対して単調に減少する。また、所
望の(θT −θD )/θD が1.5であるとすると、S
L1=−10dBの場合には○印にあるため、θL /θW
=(θT −θD )/θD =1.5を満たすmの値は存在
しない。そのため、θL /θW が1.5以上となり、か
つ最も小さいmの値で代用することになる。すなわち、
○印の場合にはm=4となる。同様にSLL1=−25dB
の場合には△印の点となるので、θL /θW ≧1.5と
するためにはmを3にしなければならない。
【0013】所望の(θT −θD )/θD 、SLL1に対
する最小のm及び最小のθW の関係をひとつにまとめた
のが図6である。図6の下面は図5で縦軸のθL /θW
を(θT −θD )/θD に置き換えて用いている。例え
ば所望の(θT −θD )/θD が図5のm=3とm=4
の実線の間にある場合に、最もビーム幅を狭くするため
の最小のmは必ず4としなければならない。図6のパラ
メータはこの最小のmを表している。また(θT
θD )/θD が図5のm=3とm=4の実線の間にある
場合には、θW の値はすべてm=4の時の片側ビーム幅
値となるので、図6に示すようにこの範囲内のθW が一
定となるような階段状のグラフとなる。このチャートを
用いれば、例えば低サイドローブ領域のレベルが−30
dB、所望の(θT −θD )/θD が1.5、高いレベル
を−10dBとした場合には、図中に○印で示すようにロ
ーブ数がm=4で最小となる。この時ビーム幅は最も狭
くなる。
【0014】SLL1と最適なmの関係を分かりやすく示
した図が図7である。この図は図6において(θT −θ
D )/θD =1.5となるSLL1−θW 面(A面)で切
断することで得られる。このグラフの実線は(θT −θ
D )/θD が1.5以上としてSLL1を変えた場合に最
も狭いビーム幅を与えるmとそのときのビーム幅を表し
ている。例えば、SLL1<−15dBの場合にはm=3で
あるのに対し、SLL1≧−15dBではm=4となること
がわかる。このように、第6図のチャートから所望のθ
L /θW に対するSLL1−θW 面のグラフを切り出せば
最小ビーム幅を与えるためのmとその時のビーム幅値を
求めることができる。以上でθL /θW ≧1.5、素子
間隔0.5波長の条件下で片側ビーム幅θWが最小とな
る放射パターンが得られる。さらに所望のビーム幅θD
を得るために素子間隔を以下の手順で調整する。dと片
側ビーム幅θW はほぼ比例するので、所望の片側ビーム
幅を与える素子間隔はほぼ
【数1】 で求めることができる。当然のことながら、この素子間
隔から得られた放射パターンの低サイドローブ領域の角
度はθT −θD 以上となる。
【0015】実際の回線設計を想定して、図1のパター
ンが得られるまでの過程を図8を用いて説明する。図8
に示すように基地局高100m、サービスゾーン半径5
70m、次隣接ゾーンまでの距離が950mの場合を想
定する。この時、主ビームチルト角は10°、次隣接ゾ
ーンの見込み角が4°である。また、干渉方向を−30
dBに抑え、その他を−10dBまで引き上げるものとす
る。この場合には(θT−θD )/θD =1.5となる
ので、図6においてA面を切り出すと図7が得られる。
図7でSLL1=−10dBの場合、d=0.5λで最も主
ビーム幅を狭くするmの値は4となり、またその時の片
側ビーム幅は7.1°となる。式(1)を用いると最終
的にアンテナ素子間隔は、(7.1/4)×0.5λ=
0.89λに設定すればよい。
【0016】このようにして得られたアンテナのパター
ンが図1である。この時片側ビーム幅は4°、低レベル
領域の角度幅は8.5°で要求値を満足する。なお、m
=3として同じ4°ビーム幅を得るためには素子間隔を
0.86λにすればよいが、この時低レベル領域の角度
幅が5.8°となるために適切でない。ここでは、リニ
アアレーの場合だけを考えたが、同一の垂直面内パター
ンを有するアレーを水平方向に多数ならべても、水平面
内のビーム幅が変わるだけで垂直面内でリニアアレーの
場合と同じ効果が得られる。
【0017】また、図9に示すように、一つのアンテナ
をいくつかのブロックアレー10に分けて、そこに接続
するケーブル11の長さだけを変えてチルト角θT をθ
T ′に変化させる場合には、使用する最大チルト角につ
いて前述した手法で最適化すればよい。図10にSLL2
を変えた場合のSLL1とθL /θW の関係を示す。図6
ではSLL2=−30dBの場合だけを示しているが、他の
SLL2に対しても図10をもとに図6と同様のチャート
が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明では、移動通
信用基地局アンテナとして充分な角度範囲内において低
サイドローブで、かつ主ビームが狭くできる。そのた
め、本来の低サイドローブアンテナに比べて小型・軽量
となり、鉄塔上の設置が簡単になる。また、アンテナが
小さいため1つの鉄塔に搭載できるアンテナ数を増やす
ことができるので、回線容量を増大せしめる得る利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナの構成および放射特性を示す
図である。
【図2】従来のアンテナの問題点を説明する図である。
【図3】本発明のアレーアンテナの励振電流振幅・位相
の例を示す図である。
【図4】高いサイドローブのレベルを変えた場合の主ビ
ーム幅を表す図である。
【図5】高いサイドローブのレベルを変えた場合の低サ
イドローブ領域の角度(主ビーム幅で正規化)を表わす
図である。
【図6】所望の(θT −θD )/θD 、SLL1に対する
最小のm及び最小のθW の関係を表すチャートである。
【図7】図6から得られた低サイドローブ領域のレベル
とサイドローブ数mの関係の例を示す図である。
【図8】アンテナ設計に必要な基地局高およびゾーン半
径などのパラメータの例を示す図である。
【図9】4つのブロックアレーの各ブロック位相を変え
てビームチルト角を変える基地局アンテナの構成を示す
図である。
【図10】低サイドローブ領域のレベルと角度の関係を
表す図である。
【図11】従来のチェビシェフ型低サイドローブアレー
アンテナの放射パターンの例を示す図である。
【図12】文献〔I〕で示されている狭ビームアレーア
ンテナの放射パターンの例を示す図である。
【符号の説明】 1 アンテナ素子 2 給電回路 3 入力端子 4.1 高い位置にある基地局アンテナ 4.2 低い位置にある基地局アンテナ 5 サービスゾーン 6 5と同一周波数を使用している次隣接ゾーン 7 移動体 8.1 高基地局アンテナ放射パターンの主ビーム 8.2 低基地局アンテナ放射パターンの主ビーム 9.1 高基地局アンテナ放射パターンのサイドロー
ブ 9.2 低基地局アンテナ放射パターンのサイドロー
ブ 10 ブロックアレー 11 位相ケーブル 12 分配器 13.1,13.2 等波面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年1月24日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上述の目
的は前記特許請求の範囲に記載した手段により達成され
る。すなわち、本発明は、複数の放射素子を一定の間隔
で鉛直面内および水平面内に配列したアレーアンテナに
おいて、垂直面内方向について素子の励振位相に差を持
たせることにより主ビームを水平より下向きに角度θ
傾けた基地局用成形ビームアレーアンテナで、主ビーム
近傍から水平方向に到る領域の放射パターンでサイドロ
ーブのレベルが一様に低く、かつ他の角度領域でのサイ
ドローブレベルが該低レベルのサイドローブよりも一様
に高くなるような放射パターンを有する基地局用成形ビ
ームアレーアンテナにおいて、所望のチルト角度
(θ)および所望の主ビームピーク点から第1ヌル点
までの角度(θ)に対して、低レベル領域および高レ
ベル領域のサイドローブ値を所望の値に設定して垂直面
内の素子間隔(d)を0.5波長とした場合の低レベル
領域の角度範囲(θ)および主ビームピーク点から第
1ヌル点までの角度(θ)が、〔θ/θ≧(θ
−θ)/θ〕なる条件を満足する放射パターンのう
ち、低レベル領域内のサイドロー数が最小になる放射
パターンを形成するようにアンテナ素子上の励振電流振
幅・位相を設定し、さらに、〔d=(θ/θ)×
0.5波長〕となるように素子間隔を設定した基地局用
成形ビームアレーアンテナである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】SLL1と最適なmの関係を分かりやすく
示した図が図7である。この図は図6において(θ
θ)/θ=1.5となるSLL1−θ面(A面)
で切断することで得られる。このグラフの実線は(θ
−θ)/θが1.5以上としてSLL1を変えた場
合に最も狭いビーム幅を与えるmとそのときのビーム幅
を表している。例えば、SLL1<−15dBの場合に
はm=3であるのに対し、 SLL1≧−15dBでは
m=4 となることがわかる。このように、図6のチャ
ートから所望のθ/θに対するSLL1−θ面の
グラフを切り出せば最小ビーム幅を与えるためのmとそ
の時のビーム幅値を求めることができる。以上でθ
θ≧1.5、素子間隔0.5波長の条件下で片側ビー
ム幅θが最小となる放射パターンが得られる。さらに
所望のビーム幅θを得るために素子間隔を以下の手順
で調整する。dと片側ビーム幅θはほぼ比例するの
で、所望の片側ビーム幅を与える素子間隔はほぼ
【数1】 で求めることができる。当然のことながら、この素子間
隔から得られた放射パターンの低サイドローブ領域の角
度はθ−θ以上となる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナの構成および放射特性を示す
図である。
【図2】従来のアンテナの問題点を説明する図である。
【図3】本発明のアレーアンテナの励振電流振幅・位相
の例を示す図である。
【図4】高いサイドローブのレベルを変えた場合の主ビ
ーム幅を表す図である。
【図5】高いサイドローブのレベルを変えた場合の低サ
イドローブ領域の角度(主ビーム幅で正規化)を表わす
図である。
【図6】所望の(θT −θD )/θD 、SLL1に対する
最小のm及び最小のθW の関係を表すチャートである。
【図7】図6から得られた低サイドローブ領域のレベル
とサイドローブ数mの関係の例を示す図である。
【図8】アンテナ設計に必要な基地局高およびゾーン半
径などのパラメータの例を示す図である。
【図9】4つのブロックアレーの各ブロック位相を変え
てビームチルト角を変える基地局アンテナの構成を示す
図である。
【図10】低サイドローブ領域のレベルと角度の関係を
表す図である。
【図11】従来のチェビシェフ型低サイドローブアレー
アンテナの放射パターンの例を示す図である。
【図12】文献〔I〕で示されている狭ビームアレーア
ンテナの放射パターンの例を示す図である。
【符号の説明】 1 アンテナ素子 2 給電回路 3 入力端子 4.1 高い位置にある基地局アンテナ 4.2 低い位置にある基地局アンテナ 5 サービスゾーン 6 5と同一周波数を使用している次隣接ゾーン 7 移動体 8.1 高基地局アンテナ放射パターンの主ビーム 8.2 低基地局アンテナ放射パターンの主ビーム 9.1 高基地局アンテナ放射パターンのサイドロー
ブ 9.2 低基地局アンテナ放射パターンのサイドロー
ブ 10 ブロックアレー 11 位相ケーブル 12 分配器 13.1,13.2 等波面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の放射素子を一定の間隔で鉛直面内
    および水平面内に配列したアレーアンテナにおいて、垂
    直面内方向について素子の励振位相に差を持たせること
    により主ビームを水平より下向きに角度θT 傾けた基地
    局用成形ビームアレーアンテナで、 主ビーム近傍から水平方向に到る領域の放射パターンで
    サイドローブのレベルが一様に低く、かつ他の角度領域
    でのサイドローブレベルが該低レベルのサイドローブよ
    りも一様に高くなるような放射パターンを有する基地局
    用成形ビームアレーアンテナにおいて、 所望のチルト角度(θT )および所望の主ビームピーク
    点から第1ヌル点までの角度(θD )に対して、低レベ
    ル領域および高レベル領域のサイドローブ値を所望の値
    に設定して垂直面内の素子間隔(d)を0.5波長とし
    た場合の低レベル領域の角度範囲(θL )および主ビー
    ムピーク点から第1ヌル点までの角度(θW )が、 θL /θW ≧(θT −θD )/θD なる条件を満足する放射パターンのうち、 低レベル領域内のサイドローブ数が最小になる放射パタ
    ーンを形成するようにアンテナ素子上の励振電流振幅・
    位相を設定し、 さらに、 d=(θW /θD )×0.5波長 となるように素子間隔を設定したことを特徴とする基地
    局用成形ビームアレーアンテナ。
JP41112290A 1990-12-17 1990-12-17 基地局用成形ビームアレーアンテナ Expired - Lifetime JP3235103B2 (ja)

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