JPH05306159A - 耐火性建材の製造法 - Google Patents

耐火性建材の製造法

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JPH05306159A
JPH05306159A JP4137586A JP13758692A JPH05306159A JP H05306159 A JPH05306159 A JP H05306159A JP 4137586 A JP4137586 A JP 4137586A JP 13758692 A JP13758692 A JP 13758692A JP H05306159 A JPH05306159 A JP H05306159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry
water
weight
portland cement
hardening
Prior art date
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Pending
Application number
JP4137586A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Iketani
浩 池谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yakult Honsha Co Ltd
Original Assignee
Yakult Honsha Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05306159A publication Critical patent/JPH05306159A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 β型半水石膏30〜80重量%と高炉水砕ス
ラグ20〜70重量%とからなる混合物100重量部に
対しポルトランドセメント10〜20重量部を加えてな
る水硬性硬化材料に、必要に応じてフライアッシュを加
え、水を加えてスラリー化し、得られたスラリーを木毛
セメント板の空隙部に充填して硬化させる。 【効果】 耐火性と釘打ち性の両方にすぐれ、遮音性能
にも優れた建材を製造することができる。使用する硬化
材料が短時間で硬化する性質を有し、且つ多量の水を用
いて流動性の良いスラリーにして木毛セメント板空隙部
に充填することができるので、能率的な連続成形が可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として建築物の耐火
屋根下地、壁下地として有用な、釘打ち及びビス留めが
可能で耐火性と遮音性も良好な建材の製造法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】耐火性を有し釘打ちも可能な建材として
は、従来、硬質木片セメント板等が市販されているが、
これは保釘力にばらつきがあり、また釘打ち時に欠けた
り割れたりするなど、釘打ち性において満足できるもの
ではなかった。木質材料とセメントから作られる耐火性
建材において、耐火性と釘打ち性は相反する課題であっ
て、耐火性を重視すれば木質材料の比率を下げてセメン
トを十分に使用せざるを得ず、そうすると釘打ちが困難
でしかも保釘力の弱い(ねばりのない)硬い板になって
しまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な現状に鑑み、建設省指定屋根耐火30分に合格し、し
かも屋根下地材に必要とされる40〜80kg/本または
それ以上の安定した保釘力および100kg/本以上の保
ネジ力を備えた耐火性建材の製造法を提供しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が提供する耐火性
建材の製造法は、β型半水石膏30〜80重量%と高炉
水砕スラグ20〜70重量%とからなる混合物100重
量部に対し普通ポルトランドセメント10〜20重量部
を加えてなる水硬性硬化材料に、必要に応じてフライア
ッシュを加えた上で、水を加えてスラリー化し、得られ
たスラリーを木毛セメント板の空隙部に充填し硬化させ
ることを特徴とする。
【0005】周知の木毛セメント板は、木毛を少量のセ
メントで板状に成形したものであって容易に釘打ちが可
能であるが、空隙率が高いため、これだけでは保釘力が
ない。この木毛セメント板の空隙部にセメントスラリー
を充填して硬化させると、緻密で耐火性も十分な板が形
成されるが、ポルトランドセメントなど普通のセメント
のスラリーは、適性混水率のものは粘度が高くて均一充
填がほとんど不可能であり、たとえ充填できても、製品
は硬すぎて釘打ちがほとんど不可能なものになってしま
う。また、流動性を上げ充填を容易にするために水量を
多くすると、硬化物の物性低下が避けられない。
【0006】しかるに、充填するセメントとして上記半
水石膏、高炉水砕スラグおよびポルトランドセメントの
混合物を用いると、エトリンガイトの多い軟らかい硬化
体が形成されるため、釘打ち性においても良好な特性を
備えた建材になる。エトリンガイトを主成分とする硬化
体の硬さは短時日で安定化し、ポルトランドセメント硬
化物のように長期間にわたって硬くなることはないか
ら、釘打ち性は安定している。エトリンガイトはまた、
建材が火災にあったとき結晶水を放出して建材の温度上
昇を遅らせるという有利な作用もする。
【0007】また、上記硬化材料は、ポルトランドセメ
ントよりも高率の水を用いてスラリー化しても、エトリ
ンガイトの生成に多くの水を消費するため硬化後の残水
分が少なく、硬化体の物性は損なわれない。したがっ
て、十分な水を加え流動性の高いスラリーにして容易に
木毛セメント板の空隙部に充填することができる。さら
に、硬化体の比重がポルトランドセメント硬化体のそれ
の約70%であるから、全体として軽い建材を与える特
長がある。
【0008】本発明で使用する硬化材料の詳細は、特公
昭58−11379号公報に記載されている。特に好ま
しい配合は、β型半水石膏45〜75重量%、高炉水砕
スラグ25〜55重量%、普通ポルトランドセメント1
2〜17重量%である。この硬化材料は、水を加えてス
ラリー化すると短時間で凝結し、次いで硬化する。半水
石膏の配合比率が高いものほど凝結、硬化が速いが、必
要に応じて硬化促進剤(硫酸アルミニウム、ミョウバン
等)または凝結遅延剤(クエン酸ナトリウム等)を添加
して凝結時間を調節することができる。スラリー化する
ための水量は、フライアッシュを配合した場合で約0.
55〜0.7倍量(フライアッシュを含む全固形分に対
する重量比)が適当である。
【0009】砂のような細骨材は、スラリーの流動性を
下げ、木毛セメント板への均一充填を困難にするので使
用できないが、きわめて微細な粒子からなるフライアッ
シュは流動性を低下させることもないので、硬化材料1
00重量部当たり約80重量部まで混合してもよい。フ
ライアッシュを混合すると、混合率が高くなるにつれて
製品の耐火性能と保釘力は若干低下するが、釘打ちはさ
らに容易になる。
【0010】硬化材料のスラリーを木毛セメント板空隙
部に充填するには、たとえば図1(A)に示したように
ベルト1の上に木毛セメント板2を置き、その端面から
硬化材料のスラリー3が流出しないように枠4で囲い、
次いで同図(B)のように硬化材料のスラリー3を木毛
セメント板2上に散布する。流動性の高いスラリー3は
木毛セメント板2の空隙中にひとりでに流れ込むが、ベ
ルト1の下からバイブレーターで振動を与えるとスラリ
ー3の充填を促進することができ、同時にスラリー3中
の気泡を除くことができる。充填されずに残ったスラリ
ー3は(C)図のように掻き取り板5で掻き取り、木毛
セメント板2の表面には残さない。(なおB図およびC
図では枠4の図示を省略した。)
【0011】この後しばらく静置し(あるいはベルトと
共に移動させ)、スラリー3が十分凝結したならば枠4
を外し、さらに養生を行なったのち乾燥する。上述の方
法により、嵩比重0.6程度の一般的な木毛セメント板
を用いて嵩比重約1.1の製品を得ることができる。
【0012】
【実施例】β型半水石膏45重量%、高炉水砕スラグ4
0重量%、普通ポルトランドセメント15重量%の混合
物に対して60重量%のフライアッシュを混合し、さら
に全重量の0.63倍量の水を加えて撹拌し、得られた
スラリーを市販の木毛セメント板(厚さ25mm)の上に
散布して空隙中に流し込み、充填した。充填されずに木
毛セメント板表面に残っていたスラリーを取り除いた
後、常温で7日間自然養生し、さらに21日間自然乾燥
した。
【0013】得られた製品の物性等を測定した結果は次
のとおりであった。 曲げ強度:185kg(JIS A1401 3号試験体;スパ
ン400mm) 嵩比重:1.10 耐火試験(30分):炭化残13〜16mm 保釘力 コロニアル用スクリュー釘の場合:平均56kg/本 コロニアル用ビスの場合:103kg/本 (釘打ち、ビス留め、いずれも容易に行うことができ、
また、それに伴う板の欠け、亀裂発生はなかった。) 遮音性能:500Hz以上で30db以上であり、コイン
シデンス効果による特定周波数における遮音性能の低下
も少ない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、釘打ちを容易にし保釘
力を確保するのに必要な物性が特殊配合の硬化材料と低
比率の木毛の組み合わせにより達成され、それにより、
耐火性と釘打ち性の両方にすぐれ、遮音性能にも優れた
建材を製造することが可能になる。使用する硬化材料が
短時間で硬化する性質を有し、且つ多量の水を用いて流
動性の良いスラリーにして木毛セメント板空隙部に充填
することができることにより、能率的な連続成形が可能
なことも本発明の有利な点である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造法の説明図である。 1:ベルト 2:木毛セメン
ト板 3:硬化材料のスラリー 4:枠 5:掻き取り板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 41/65

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 β型半水石膏30〜80重量%と高炉水
    砕スラグ20〜70重量%とからなる混合物100重量
    部に対しポルトランドセメント10〜20重量部を加え
    てなる水硬性硬化材料に水を加えてスラリー化し、得ら
    れたスラリーを木毛セメント板の空隙部に充填し硬化さ
    せることを特徴とする耐火性建材の製造法。
  2. 【請求項2】 β型半水石膏30〜80重量%と高炉水
    砕スラグ20〜70重量%とからなる混合物100重量
    部に対しポルトランドセメント10〜20重量部を加え
    てなる水硬性硬化材料にフライアッシュおよび水を加え
    てスラリー化し、得られたスラリーを木毛セメント板の
    空隙部に充填し硬化させることを特徴とする耐火性建材
    の製造法。
JP4137586A 1992-05-01 1992-05-01 耐火性建材の製造法 Pending JPH05306159A (ja)

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JP4137586A JPH05306159A (ja) 1992-05-01 1992-05-01 耐火性建材の製造法

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