JPH05305919A - カット野菜パックの製造方法 - Google Patents

カット野菜パックの製造方法

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JPH05305919A
JPH05305919A JP29854191A JP29854191A JPH05305919A JP H05305919 A JPH05305919 A JP H05305919A JP 29854191 A JP29854191 A JP 29854191A JP 29854191 A JP29854191 A JP 29854191A JP H05305919 A JPH05305919 A JP H05305919A
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water
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昭人 吉沢
Yoshio Narisawa
良夫 成沢
Masaji Yui
正司 由井
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カットした野菜を洗浄し、水切りし、脱水し
た後、真空冷却乾燥し、次いで低温下で小分け袋に秤量
し、小分け袋を真空包装することにより、カット野菜パ
ックを製造する。 【効果】 鮮度の保持性に優れたカット野菜パックを得
ることができ、しかも製造工程を容易に自動化すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カットした野菜をポリ
エチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等の小分け
袋などに充填したカット野菜パックを製造する方法に関
し、更に詳述すると、鮮度の保持性に優れたカット野菜
パックを得ることができ、しかも容易に自動化すること
ができるカット野菜パックの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
野菜サラダ等のカット野菜をポリエチレンフィルムや塩
化ビニルフィルム等からなる袋に充填したカット野菜パ
ックが盛んに流通されており、このようなカット野菜パ
ックは、野菜を洗浄し、所望の形状にカットした後、小
分け袋に充填,包装することにより製造される。
【0003】ここで、野菜は収穫後も酸素を吸収して炭
酸ガスを排出する呼吸活動が行われるが、特にカットさ
れることにより大きな損傷を受けた野菜は、一時的に呼
吸量が増大し、その後徐々に減少する。このため、従来
からカット野菜パックの製造過程では、呼吸活動による
鮮度低下を防ぐ目的でカット後の野菜を冷却することが
行われている。
【0004】しかしながら、カット野菜の場合は、損傷
が非常に多いので、冷却による呼吸量低下だけでは鮮度
の低下を十分に防止し得ない。即ち、損傷が生じた野菜
は、損傷個所から細胞液が流出するが、細かく刻まれた
野菜は、損傷が非常に多いために、多量の細胞液が流出
して細胞液中に含まれる酵素によって褐変等の不都合が
生じ、長期間鮮度を保つことができない。
【0005】そこで、刻んだ野菜を洗浄した後、水切り
して細胞から流出した細胞液を除去し、これを小分け秤
量して袋に充填し、この袋を封することなく真空脱水冷
却した後、この袋に真空包装する方法が提案されている
(特公昭63−24649号公報)。
【0006】この方法によれば、細胞液を除去して褐変
等の発生を防止し、真空脱水冷却により野菜が冷却され
ると共に、損傷を受けた部分の水分が蒸発してコルク化
し、呼吸活動による鮮度劣化及び損傷個所からの鮮度劣
化を有効に防止することが可能である。また、刻んだ野
菜を袋に充填した状態で真空脱水冷却を行うので、野菜
の水分が袋の内面に結露することなく乾燥した状態で冷
却することができ、細菌の繁殖も良好に防止することが
可能である。
【0007】しかしながら、この方法には自動化が困難
であるという欠点がある。即ち、この方法を実施する場
合、具体的には、刻んだ野菜を洗浄して水切りし、小分
け袋に充填した後、これを樹脂製のバケット等に並べて
真空槽に搬入し、真空脱水冷却した後、再びバケット等
から袋を取り出し、これを真空包装機にかけて袋を封緘
することにより行われる。この場合、通常のカット野菜
の製造においては、各工程間をベルトコンベアーやネッ
トコンベアーで搬送して野菜のカットから包装までが行
われるが、上記方法においては、野菜のカットから袋に
充填するまでの工程は通常の方法と同様にベルトコンベ
アー等を用いて野菜を自動搬送することができるが、袋
に充填したものをバケットに並べ、真空脱水冷却した後
再びバケットから取り出して真空包装機にかける工程
は、ベルトコンベアー等の搬送機器のみでで行うことは
不可能であり、これを手作業で行うか、又は他の方法で
自動化するしかなく、いずれにしてもコスト高を招く結
果となる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、鮮度の保持性に優れたカット野菜パックを得ること
ができ、しかも自動化が容易なカット野菜パックの製造
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、カットした野菜を水で洗浄し、水切りし、
脱水した後、小分けせず、そのままバケットに入れ真空
冷却乾燥し、次いで秤量して小分け袋に充填し、該小分
け袋を真空包装するようにしたものであり、しかもこの
場合、上記秤量して小分け袋に充填する工程を低温下に
て行うようにしたものである。
【0010】この場合、上記秤量及び小分け袋への充填
は、温度10℃以下の冷風下に行なうことが好適であ
る。
【0011】
【作用】上記構成からなるカット野菜パックの製造方法
によれば、洗浄し、水切りし脱水した後のカット野菜を
小分け袋等に充填する前に、そのまま真空冷却乾燥する
ように構成してあるので、洗浄し、水切りし、脱水した
カット野菜をベルトコンベアー等の搬送機器から直接真
空冷却乾燥用のバケットに収容し、これをコンベアーを
用いて真空冷却槽に搬入し、真空冷却乾燥した後、コン
ベアーで包装工程に搬送し、自動秤量して小分け袋に充
填し、真空包装することができ、従って全工程を極めて
容易に自動化することができる。
【0012】また、カットした野菜を水で洗浄し、水切
りし、脱水した後、真空冷却乾燥するように構成してあ
るので、野菜の呼吸活動及び細胞液の流出による鮮度低
下を可及的に防止して長期間良好な鮮度を保持すること
ができると共に、真空冷却乾燥したカット野菜を低温下
で秤量するように構成してあるので、冷却された野菜が
温暖下に晒されることによって小分け袋の内面に水分が
結露することも可及的に防止され、故に乾燥状態で包装
することができ、細菌の繁殖も良好に防止することがで
きる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明すると、図1は、本発明の一実施例にかかるカッ
ト野菜(野菜サラダ)パックの製造方法を示したもの
で、主にレタスの加工について説明するものである。
【0014】本実施例では、まず原料供給コンベア1に
よりレタス(原材料)をトリミング作業台2に搬送し、
このトリミング作業台2でレタスの芯抜きを行い、この
レタスをベルトコンベアーで回転刃自動スライス機等の
スライサー3に供給し、角切り,千切り等所望の形状,
大きさに芯抜きレタスをカットする。
【0015】このカットレタスを水流コンベアーにより
旋回流洗浄槽4に搬送投入し、この旋回流洗浄槽4で第
1次洗浄して泥、汚れ、害虫等を除去し、ネットコンベ
アーからなる水切りコンベアー5で旋回流洗浄槽4から
カットレタスを回収すると共に、水切りし、再び水流コ
ンベアーで他の旋回流洗浄槽6に搬送投入して、葉汁、
汚れ、付着物等を除去する第2次洗浄を行う。更に、こ
の旋回流洗浄槽6から上記と同様の水切りコンベアー7
によりカットレタスを回収すると共に水切りし、直流洗
浄槽8に搬送投入して、カットレタスの細葉、ゴミ等を
除去する第3次洗浄を行う。この場合、カットレタス
は、直流洗浄槽8の一端部に投入され、洗浄されつつ液
流により直流洗浄槽8の他端部に流され、ネットコンベ
アーにより回収される。
【0016】次いで、ネットコンベアーで上記直流洗浄
槽8から回収したカットレタスは、このネットコンベア
ー上で軽く水切りされた後、ベルトコンベアーで遠心脱
水機9に投入される。そして、この遠心脱水機9で脱水
したカットレタスを樹脂バケットに収容してローラコン
ベアーにより真空冷却槽10を通過させることにより真
空冷却乾燥した後、カットレタスをバケットコンベアー
に移し、コンピュータスケール11に搬送する。なお、
この場合カットレタスをバケットコンベアーに移した後
の樹脂バケットは、バケット回収コンベアーにより遠心
脱水機9の排出口に返送され、再びカットレタスの搬送
に用いられる。
【0017】そして、コンピュータスケール11で所望
の重量に自動秤量し、これを充填機12で小分け袋に充
填し、真空包装機13により真空包装する。ここで、こ
れらコンピュータスケール11、充填機12は、温度5
〜10℃程度の冷風により低温に制御された低温室14
内に配置されており、上記自動秤量、袋詰めはこのよう
な低温下で行われる。また、上記充填機12による袋詰
めの際、ミックスライン15からカットレタスと同様に
処理された人参、レッドキャベツ、キャベツ等の他のカ
ット野菜が所定量秤量されてカットレタスと共に袋詰め
され、野菜サラダパックが構成されるようになってい
る。
【0018】このように包装されたカット野菜パック
は、ベルトコンベアーで低温室14から搬出し、真空包
装機13で真空包装された後、ウエイトチェッカー16
で重量検査し、金属探知機17で金属の混入を検査し、
真空漏れをチェック17し、製函,封函19し、製品庫
20に冷蔵保存した後、市場に出荷する。なおこの場
合、真空包装機13も上記低温室内に配置し、真空包装
も低温下で行なうようにすることが好ましい。
【0019】以上のように、本実施例のカット野菜パッ
クの製造方法によれば、ベルトコンベアー、ネットコン
ベアー、バケットコンベアー、ローラコンベアーを用い
てレタスのカットから真空包装、製函,封函まで野菜
(レタス)を自動搬送することができ、全工程を自動化
することができる。
【0020】また、本実施例の製造法によれば、カット
した野菜を第1次から第3次に亘って3回の洗浄処理を
行い、その都度水切りすると共に、最終的に脱水を行っ
ているので、カットしたことにより野菜の細胞から生じ
る細胞液を極めて良好に除去することができ、細胞液中
の酵素による褐変等の鮮度低下を招くことがない。しか
も、洗浄後に真空冷却乾燥を行うので、野菜が冷却され
ると共に、損傷を受けた部分の水分が蒸発してコルク化
し、呼吸活動による鮮度劣化及び損傷個所からの鮮度劣
化を有効に防止することができる。従って、この製造法
により得られたカット野菜パックは、良好な鮮度を長期
に亘って保持することができる。
【0021】更に、カット野菜を真空冷却乾燥した後、
低温下で真空包装するので、冷却された野菜が温暖下に
晒されることによって小分け袋の内面に水分が結露する
ことも可及的に防止されて、乾燥状態で包装することが
でき、細菌の繁殖も良好に防止することができる。
【0022】なお、本発明のカット野菜パックの製造方
法は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しないかぎり種々変更して差し支えない。例
えば、上記実施例では、自動秤量、袋詰め工程を低温室
内で行うように構成してあるが、これらの工程は低温雰
囲気下で行うようにすればよく、乾燥した冷風を送風し
ながらこれら工程を行うなど、適宜変更することがで
き、また洗浄回数やその方法等その他の構成についても
種々変更することができる。更に、上記実施例ではレタ
スの処理について示したが、人参やキャベツなどその他
の野菜に適用することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカット野
菜パックの製造方法によれば、鮮度の保持性に優れたカ
ット野菜パックを得ることができ、しかも製造工程を容
易に自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるカット野菜パックの
製造方法を示す工程図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カットした野菜を水で洗浄し、水切り
    し、脱水した後、真空冷却乾燥し、次いで低温下にて小
    分け袋に秤量し、小分け袋を真空包装することを特徴と
    するカット野菜パックの製造方法。
  2. 【請求項2】 秤量を10℃以下の冷風下で行う請求項
    1記載のカット野菜パックの製造方法。
JP3298541A 1991-10-17 1991-10-17 カット野菜パックの製造方法 Expired - Fee Related JPH0780488B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6324649A (ja) * 1986-07-17 1988-02-02 Toshiba Corp 半導体集積回路用リ−ドフレ−ム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6324649A (ja) * 1986-07-17 1988-02-02 Toshiba Corp 半導体集積回路用リ−ドフレ−ム

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