JPH0530590U - 高負荷伝動用ベルト - Google Patents

高負荷伝動用ベルト

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JPH0530590U
JPH0530590U JP2739091U JP2739091U JPH0530590U JP H0530590 U JPH0530590 U JP H0530590U JP 2739091 U JP2739091 U JP 2739091U JP 2739091 U JP2739091 U JP 2739091U JP H0530590 U JPH0530590 U JP H0530590U
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JP
Japan
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block body
head
load transmission
pillar
endless band
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Pending
Application number
JP2739091U
Other languages
English (en)
Inventor
康嗣 国広
孝 益田
正行 田中
勝爾 辻
利昭 荒金
Original Assignee
三ツ星ベルト株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三ツ星ベルト株式会社 filed Critical 三ツ星ベルト株式会社
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Publication of JPH0530590U publication Critical patent/JPH0530590U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/163V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with means allowing lubrication

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、スロット部を画定する面に充分な
潤滑性を与えて無端状バンドと接する面の摩耗を阻止す
ることにより、ベルトの耐久性を向上させた高負荷伝動
用ベルトを提供する。 【構成】 複数個のブロック体20を無端状バンド30
に掛架した高負荷伝動用ベルトにおいて、前記ブロック
体20はピラー23に表面および裏面に突起部31と溝
部32からなる一組の係止部材33と、ヘッド24に設
けた貫通穴35と、スロット部25を画定する少なくと
も1つの面に設けた線状溝部47とを有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は高負荷伝動用ベルト、特に自動車を始めとする車輛及び各種機械変速 装置に使用する高負荷伝動用ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、高負荷伝動用ベルトの動力伝達方式は、通常押し伝動と引張伝動の2つ に分類される。そのうち、押し伝動タイプとしては無端の多層スチールバンドに 複数のブロック体を互いに接触させた状態で取り付け、しかもこれらのブロック 体をスライド可能にした構造であり、例えば米国特許第3、720、113号明 細書等に開示されている。
【0003】 この伝動方式は一般にブロック体がバンドと固定された関係になく、バンド上 を摺動可能に配列せしめた構造であり、駆動、従動の両プーリに掛かったとき、 ベルトのゆるみ側にブロック体が集まり、駆動プーリにかかったブロック体から ベルトのゆるみ側に集まっているブロック体を押して従動プーリを回すというも のである。
【0004】 しかし、押し伝動方式を用いた従来のベルトは、複数のブロック体が互いに継 合された関係になく、それぞれ個別にバンド上を摺動可能に装着されているため 、各ブロック体を規則正しくプーリに導入する場合には各ブロック体の位置を規 制し整列させる手段が必要であった。
【0005】 これを満足するベルトは、特公昭57−58543号公報、あるいは特公昭5 5−100443号公報に開示されているように、各ブロック体の表面に設けた 突起が相隣り合うブロック体の裏面に設けたガイド溝に収容されることにより自 己整列を行なっていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、こうしたベルトに使用されるブロック体は、無端状バンド上を摺動す るため、このバンドと当接するスロット部を画定する面、即ちショルダー面、ピ ラー側面あるいはヘッド底面は、摩耗しやすい状態におかれていた。これらの面 が摩耗すると、無端状バンドとスロット部とのクリアランスが狂って自己整列を 行なうため突起部と溝部との嵌合がうまくいかない問題があった。こうなると、 ブロック体同志が衝突して突起部が破損するだけでなく、無端状バンドの寿命も 短くなった。
【0007】 本考案はこのような問題点を改善するものであり、スロット部を画定する面の 十分な潤滑性を確保し、また無端状バンドと接するこれらの面の摩耗を阻止する ことによりベルトの耐久性を著しく向上させる高負荷伝動用ベルトを提供するこ とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案においては、その特徴としてブロック体の本体 にピラーを介してヘッドを形成し、該本体とヘッドとの間にスロット部を設けた 複数個のブロック体を間隙を有する状態もしくは互いに密接させた状態で並列せ しめ、そのスロット部を通じて無端状バンドを掛架し、前記ブロック体の表面お よび裏面の同位置に突起部と溝部とをもつ一組の係止部材を少なくともピラーに 設けた高負荷伝動用ベルトにおいて、上記ブロック体のヘッドに少なくとも1つ の貫通穴と、スロット部を画定する少なくとも1つの面に線状溝部を設けること にある。
【0009】
【作用】
本考案の高負荷伝動用ベルトでは、スロット部を画定する面であるショルダー −面、ピラー側面、へッド底面のいずれかに線状の溝部を設けることにより、潤 滑油がこれらの溝部に溜まり無端状バンドと接するこれらの摩耗および発熱が極 めて小さくなる。このため、無端状バンドとスロット部間のクリアランスの狂い が小さくなって突起部と溝部との嵌合の不都合がなくなり、ブロック体同志の衝 突による突起部あるいは溝部の破損、また特に高面圧状態でブロック体が無端状 バンド上を摺動することにより生じる摺動面の摩耗を阻止してブロック体の寿命 を著しく向上させことが出来る。
【0010】 また、従動プーリの近傍でブロック体の下方より給油された潤滑油がこの貫 通穴に充分蓄積される。ここに蓄積された潤滑油は、ベルトがプーリに巻きかか るときの遠心力によって外部へと排出され、これが常に高圧面部となるヘッドに 流れるためブロック体の耐摩耗性を向上させる。また、無端状バンドとブロック 体との接触面の磨耗を大きく軽減する。
【0011】
【実施例】
以下、更に本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
【0012】 ここで示される高負荷伝動用ベルト10は、複数のブロック体20、無端状バ ンド30、例えば多層のスチールバンドに対して摺動可能に配列させることによ り構成されている。もちろん、ブロック体20は互いに密接した状態で配置して もよく、無端状バンド30にプレテンションを付与してもよい。
【0013】 ここで使用する各ブロック体20は、Vプーリ壁面に当接する傾斜端面21を 有する本体22、ほぼ中央部に位置しているピラー23、山形のヘッド24、そ して無端状バンド30を掛ける一対のスロット部25とを備え、また本体22は その正面に傾斜開始線40から下方に向けてテーパー面26を有し、プーリ上を 回転するブロック体がその曲率に応じて進行方向に傾斜することを可能にしてい る。なお、ピッチラインPはブロック体20がプーリ上を回転する際のラインと なり、本体の厚みが減少し始める傾斜開始線40になる。
【0014】 前記ブロック体20のピラー23には、その中心線と無端状バンド30の中立 線mとが交差する位置に突起部31が設けられ、同位置の裏面には溝部32が配 置されている。前記ピラー23の表面および裏面の同位置に設けられた突起部3 1と溝部32の組み合わせは係止部材33となり、ブロック体20の上下左右の 配列乱れを阻止する。
【0015】 前記の位置に配置された突起部31と溝部32は、図3に示すようにブロック 体がプーリに侵入して傾斜し、更に最小のプーリ径に変位してブロック体本体2 2のテーパー面26同志が接触する状態になってもこの係合関係は維持される。 なお、ブロック体20のベルト長手軸のまわりの振れを阻止するために、前記 突起部31と溝部32の断面形状を真円の代りにブロック体の幅方向に細長い形 状の楕円形あるいは長方形にしてもよい。
【0016】 また、ピラー23の上下両隅部には4つのR形の上下切欠き部27、27、2 8、28が設けられている。特に、下切欠き部28はその下隅部が傾斜開始線4 0とほぼ同位置にある。
【0017】 更に、ブロック体ヘッド24のほぼ中心部には円形、楕円形、長方形、正方形 等の貫通穴35が設けられ、該貫通穴35とR形の上切欠き部27との間、貫通 穴35とヘッド頂部36との間に油溝37が配置されている。潤滑剤は貫通穴3 5よりヘッド頂部36に設けた油溝37を通過することにより、この周辺も潤滑 しながらブロック体外部へと流出してブロック体の高面圧部となるヘッドを一様 に潤滑する。
【0018】 本実施例ではヘッド24に設けた貫通穴35は直径2〜4mmであり、油溝37 は幅0.4〜1.0mm、深さ0.2〜0.8mmであり、この程度が潤滑性能とブ ロック体の強度からいっても最適で、また潤滑油を貫通穴35に保持し通常油溝 37へ供給することが可能になる。ヘッド24を比較的広範囲に潤滑させるため に油溝37の径路を長くしてもよい。
【0019】 そして、本考案では図4に示すように、スロット部25を画定する面あるショ ルダー面44、ピラー側面43、へッド底面46には、無端状バンド30の長手 方向と交差する方向に複数の線状溝部47が設けられている。これらの溝部47 は潤滑油を溜める部位になり、ここに溜まった潤滑油は無端状バンド30との潤 滑性を向上させる。
【0020】 図5に示すブロック体20では、スロット部25を画定する面には無端状バン ド30の長手方向とほぼ同方向の複数の線状溝部47が設けられている。潤滑油 をながく残留させるには線状溝部47の方向としては無端状バンド30の長手方 向と交差する方向が好ましい。無端状バンド30の長手方向とほぼ同方向にこれ らを設けると、ブロック体20の移動とともに排出しやすくなることがある。
【0021】 本考案では、線状溝部47はスロット部25を画定する面のいずれか1つの面 でもよいが、最も好ましくは3つの面に設けるのがよい。
【0022】
【考案の効果】
以上のように本考案においては、スロット部を画定する面であるショルダー面 、ピラー側面、へッド底面のいずれかに線状溝部を設けることにより、潤滑油が これらの溝部に溜まり無端状バンドと接する面の摩耗および発熱が極めて小さく なる。このため、無端状バンドとスロット部間にクリアランスの狂いが小さくな って突起部と溝部との嵌合の不都合がなくなり、特に高面圧状態でブロック体が 無端状バンド上を摺動することにより生じる摺動面の摩耗を阻止して、ブロック 体の寿命を著しく向上させる。
【0023】 更には、貫通穴に蓄積した潤滑油がベルトがプーリに巻きかかるときの遠心力 によって外部へと排出され、これが常に高圧面部となるヘッドに流れるためブロ ック体の高面圧部となるヘッド及びブロック体と無端状バンドとの潤滑性を高め ることになってブロック体の摩耗を軽減する大きな効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の高負荷伝動用ベルトの縦断面図。
【図2】図1を裏面から見た図。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】図1に示す高負荷伝動用ベルトに用いるブロッ
ク体の斜視図。
【図5】本考案の他の高負荷伝動用ベルトのに用いるブ
ロック体の斜視図。
【符号の説明】
10 高負荷伝動用ベルト 20 ブロック体 22 本体 23 ピラー 24 ヘッド 25 スロット部 31 突起部 32 溝部 33 係止部材 35 貫通穴 37 油溝 43 ピラー側面 44 ショルダー面 46 へッド底面 47 線状溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック体の本体にピラーを介してヘッ
    ドを形成し、該本体とヘッドとの間にスロット部を設け
    た複数個のブロック体を間隙を有する状態もしくは互い
    に密接させた状態で並列せしめ、そのスロット部を通じ
    て無端状バンドを掛架し、前記ブロック体の表面および
    裏面の同位置に突起部と溝部とをもつ一組の係止部材を
    少なくともピラーに設けた高負荷伝動用ベルトにおい
    て、上記ブロック体のヘッドに少なくとも1つの貫通穴
    と、スロット部を画定する少なくとも1つの面に線状溝
    部を設けたことを特徴とする高負荷伝動用ベルト。
JP2739091U 1991-03-27 1991-03-27 高負荷伝動用ベルト Pending JPH0530590U (ja)

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