JPH05305766A - 隠し目印付き感熱紙及び感熱印字装置 - Google Patents

隠し目印付き感熱紙及び感熱印字装置

Info

Publication number
JPH05305766A
JPH05305766A JP4111347A JP11134792A JPH05305766A JP H05305766 A JPH05305766 A JP H05305766A JP 4111347 A JP4111347 A JP 4111347A JP 11134792 A JP11134792 A JP 11134792A JP H05305766 A JPH05305766 A JP H05305766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal
heat
paper
sensitive
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4111347A
Other languages
English (en)
Inventor
Genichi Matsuda
元一 松田
Yuji Hayashi
佑二 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4111347A priority Critical patent/JPH05305766A/ja
Publication of JPH05305766A publication Critical patent/JPH05305766A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は隠し目印付き感熱紙に関し、目印を
潜在化させることを目的とする。 【構成】 感熱層6上に感熱層6と同じ白色の感熱パタ
ーン7を設けて構成する。感熱パターン7の感温性イン
キの発色温度は、80℃であり、感熱層6の発色温度9
5℃よりも低く構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は隠し目印付き感熱紙及び
感熱印字装置に関する。
【0002】感熱印字の品質の維持のためには、感熱印
字装置を適正に保守する他に、純正品である感熱紙を使
用することが重要である。
【0003】
【従来の技術】従来の感熱紙は、それが純正品であるこ
とを表わす目印は設けられていなかった。
【0004】従って、感熱印字装置も、装着された感熱
紙が純正品か所謂海賊版である非純正品であるかを識別
する機能は有していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、感熱印字装
置は、非純正品である感熱紙が装着された場合であって
も、通常と同様に動作する。これにより、印字濃度が低
い、カスがたまる、感熱紙が斜行する等のトラブルを起
こすことがあった。
【0006】そこで、感熱印字装置に装着された感熱紙
が純正品であるか非純正品であるかを見分ける機能をも
たせることが考えられる。
【0007】このためには、純正品である感熱紙にこれ
が純正品であることを表わす目印を設けることが必要で
ある。
【0008】この目印が通常の状態では目で見えるもの
である場合には、すぐに模倣されてしまい、意味がな
い。
【0009】このため、目印は通常の状態では、目に見
えない状態でなければならない。
【0010】そこで、本発明は隠し目印付き感熱紙及び
感熱印字装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、紙の
表面に感熱層を有する感熱紙において、室温では視認し
にくく、且つ発色温度が室温より高く上記感熱層の発色
温度よりも低い温度である感温性インキによって形成さ
れた隠し目印を有する構成としたものである。
【0012】請求項2の発明は、感温性インキを、固有
の縞状パターンの隠し目印として感熱紙上に形成するよ
うにしたものである。
【0013】請求項3の発明は、請求項1の感熱紙に印
字を行う感熱印字装置であって、印字に先行して、上記
感熱層の発色温度より低く、上記隠し目印の発色温度よ
り高い温度でベタ印字を行い、ベタ印字した部分に上記
隠し目印が発色した目印が有るか無いかを判断し、該目
印が無い場合には印字動作を行わない構成としたもので
ある。
【0014】
【作用】請求項1の感温性インキによる隠し目印は、保
管取扱時における感熱紙に品質を低下させず、且つ第三
者による模倣をしにくくするように作用する。
【0015】請求項2の隠し目印は固有の縞状パターン
とする事により、容易に模倣されにくくするように作用
する。
【0016】請求項3の感熱層の発色温度より低く、隠
し目印の発色温度より高い温度でベタ印字を行う構成
は、隠し目印を明瞭に顕在化させるように作用する。
【0017】目印が無い場合には印字を行わない構成
は、品質トラブルの発生を未然に防止するように作用す
る。
【0018】
【実施例】まず、本発明の感熱紙の一実施例について図
1乃至4を参照して説明する。
【0019】図1に示すように、感熱紙1はロール紙で
あり、ロール1aより引き出される。 2は始端部、
3,4は夫々側縁である。
【0020】感熱紙1の構造は、図2に示すように、白
色の紙5の表面全体に感熱層6を有し、更に感熱層6の
上面に隠し目印としての感熱パターン7を有する構造で
ある。
【0021】感熱層6は、図3中、線Iで示す発色特性
を有し、発色温度T1 は約95℃である。
【0022】この感熱層6は、室温では白色であり、黒
色に発色する。
【0023】感熱パターン7は、感温性インキを、厚さ
t(5μm ),幅w(5mm),ピッチp(10mm)でス
トライプ状に、側縁4に沿って感熱紙1の始端部2から
終端部2aまでの全長に亘って印刷して形成してある。
【0024】感温性インキは大日精化製のダイサーモD
Iであり、発色温度T2 は80℃である。即ち、室温<
2 <T1 である。
【0025】この感熱パターン7は室温では白色であ
り、発色の色調は緑色である。
【0026】ここで、感熱紙1が保管されている室温の
状態では、感熱パターン7は白色であり、感熱層6と同
じ色調であり、目に見えない。図1では、感熱パターン
7が目に見えなく潜在的であることを表わすために、二
点鎖線で示してある。
【0027】従って、感熱パターン7は模倣されにく
い。また、感熱紙1は、見た目は感熱パターン7の無い
感熱紙と何ら変わらない。
【0028】次に、感熱パターン7が発色した状態につ
いて、図4を参照して説明する。
【0029】図4中、10は、T2 <T<T1 に加熱さ
れた領域を示す。
【0030】感熱層6は発色せず、感熱パターン7だけ
がクロスハッチングで示すように緑色に発色している。
即ち、感熱パターン7は顕在化され、目印となる。
【0031】従って、発色していない感熱層6と発色し
た感熱パターン7aとの間には、明らかな明度差が表わ
れ、これが後述するように光学的に検知され、装着され
た感熱紙が純正品であると判断される。
【0032】11は、T1 <Tに加熱された領域を示
す。
【0033】感熱パターン7が緑色に発色している、ま
た、感熱層6もハッチングで示すように黒色に発色して
いる。
【0034】従って、黒色に発色した感熱層6aの中に
緑色に発色した感熱パターン7aが存在することとな
り、感熱パターン7aは感熱層6aによって視覚的にマ
スクされた状態となって目立たなくなる。
【0035】この領域11は印字がされた部分であり、
感熱パターン7aが目立たなくなることは、実用上の問
題を無くする。
【0036】次に、上記の感熱紙1が装着される感熱印
字(記録)装置について、図 を参照して説明する。
【0037】図5の感熱印字装置20において、感熱紙
1は、装着されたロール21から矢印A方向に繰り出さ
れ、プラテン22とサーマルヘッド23との間を通っ
て、装置20の外部に到る。
【0038】24はフォトインタラプタであり、感熱紙
1の走行方向上、サーマルヘッド23より上流側に設け
てあり、光路が断たれると信号を出力する構成であり、
感熱紙1の有無を検出する。
【0039】25は発色感熱パターン読取り部であり、
感熱紙1の走行方向上、サーマルヘッド23より下流側
の位置であって、感熱紙1の上面の対向する部位に配設
してある。
【0040】この読取り部25は、LED26と、レン
ズ27と、フォトセンサ28とが、LED26より出射
し、感熱紙1で反射した光をフォトセンサ28が受光す
るように配置された構成である。
【0041】29はサーマルヘッド駆動回路であり、サ
ーマルヘッド23を駆動する。
【0042】30はエラー表示部であり、「感熱紙無
し」又は「感熱紙不適正」の表示をする。
【0043】31は制御回路であり、マイクロコンピュ
ータにより構成してあり、装置20全体を制御する。
【0044】次に、制御回路31の動作について、図6
を参照して説明する。
【0045】まず、装置20のメインスイッチ(図5
中、図示せず)でオンとされたか判断する(ST1)。
【0046】判断結果が「YES」である場合には、フ
ォトインタラプタ24からの信号が有るかを判断する
(ST2)。
【0047】判断結果が「NO」の場合には、エラー表
示部30に「感熱紙無し」の表示をさせる(ST3)。
【0048】判断結果が「YES」の場合には、駆動回
路29及びサーマルヘッド23によって、80℃のベタ
印字を行わせる(ST4)。
【0049】続いて、読取り部25にパターン読取りを
行わせる(ST5)。
【0050】感熱紙が純正品である場合には、図4中、
領域10に示す如くになり、読取り部25からは図5
中、符号32aで示すパルス状の波形の信号が出力され
る。
【0051】感熱紙が非純正品である場合には、発色感
熱パターンは表われず、読取り部25からは符号26で
示すレベルが一定の波形の信号が出力される。
【0052】次いで、パルス信号かを判断する(ST
6)。
【0053】判断結果が「NO」の場合には、エラー表
示部30に「感熱紙不適正」の表示をさせる(ST
7)。
【0054】装置20は、この状態で動作を停止する。
従って、感熱紙を純正品と交換しない限り、印字動作を
行わない。
【0055】判断結果が「YES」の場合には、装置2
0を動作待機状態とする(ST8)。
【0056】印字命令が入来すると、駆動回路29及び
サーマルヘッド23によって、95℃の印字を行わせる
(ST9)。
【0057】これにより、例えば図4の領域11で示す
ように、印字がなされる。
【0058】従って、感熱記録装置20は、非純正品の
感熱紙が装着された場合には印字動作を行われず、純正
品の感熱紙が装着されている場合にだけ印字動作を行う
ため、印字は常に品質良くなされ、品質上のトラブルは
起きない。
【0059】なお、感熱パターンは上記のストライプに
限るものではない。
【0060】また、印刷コストを安くするため感熱パタ
ーンを始端部2近傍だけに限ることもできる。この場合
には、上記の識別動作をロールを装着した場合に行うよ
うにすればよい。
【0061】また、感熱紙がカットシートである場合で
あっても、同様に適用し得る。
【0062】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1の発明によ
れば、未使用状態における品質を何ら低下させず、且つ
第三者によって模倣されない感熱紙を実現出来る。
【0063】請求項2の発明によれば、模倣を、より困
難化させる事が出来る。
【0064】請求項3の発明によれば、非純正品の使用
を禁止出来、品質上のトラブルの発生が無くなり、常に
高品質の印字を行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の感熱紙を示す図である。
【図2】図1中、II−II線に沿う拡大断面図である。
【図3】感熱層及び感熱パターン(感温性インキ)の発
色特性を示す図である。
【図4】感熱パターンが発色した状態を示す図である。
【図5】本発明の感熱印字装置の一実施例を示す図であ
る。
【図6】図5の制御回路の動作のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 感熱紙 1a,21 ロール 2 始端部 2a 終端部 3,4 側縁 5 紙 6 感熱層(白) 7 感熱パターン(白) 6a 黒色に発色した感熱層 7a 緑色に発色した感熱パターン 10 ベタ印字領域 11 本来の印字領域 20 感熱印字装置 22 プラテン 23 サーマルヘッド 24 フォトインタラプタ 25 発色感熱パターン読取り部 26 LED 27 レンズ 28 フォトセンサ 29 サーマルヘッド駆動回路 30 エラー表示部 31 制御回路 32a,32b 読取り信号の波形

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙の表面に感熱層を有する感熱紙におい
    て、 室温では視認しにくく、且つ発色温度が室温より高く上
    記感熱層(6)の発色温度よりも低い温度である感温性
    インキによって形成された隠し目印(7)を有する構成
    としたことを特徴とする隠し目印付き感熱紙。
  2. 【請求項2】 該感温性インキを、固有の縞状パターン
    (縞の幅、間隔を固有の形態にする)として、感熱紙上
    に形成したことを特徴とする請求項1記載の感熱紙。
  3. 【請求項3】 請求項1の感熱紙に印字を行う感熱印字
    装置であって、 印字に先行して、上記感熱層の発色温度より低く、上記
    隠し目印の発色温度より高い温度でベタ印字を行い、 ベタ印字した部分に上記隠し目印が発色した目印(7
    a)が有るか無いかを判断し、 該目印が無い場合には印字動作を行わない構成としたこ
    とを特徴とした感熱印字装置。
JP4111347A 1992-04-30 1992-04-30 隠し目印付き感熱紙及び感熱印字装置 Withdrawn JPH05305766A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4111347A JPH05305766A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 隠し目印付き感熱紙及び感熱印字装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4111347A JPH05305766A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 隠し目印付き感熱紙及び感熱印字装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05305766A true JPH05305766A (ja) 1993-11-19

Family

ID=14558893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4111347A Withdrawn JPH05305766A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 隠し目印付き感熱紙及び感熱印字装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05305766A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6317843B1 (ja) * 2017-05-25 2018-04-25 アトムメディカル株式会社 医療機器による記録紙への印字方法及び医療機器に用いられる記録紙
JP2019155751A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 カシオ計算機株式会社 印刷装置、印刷方法、及び、プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6317843B1 (ja) * 2017-05-25 2018-04-25 アトムメディカル株式会社 医療機器による記録紙への印字方法及び医療機器に用いられる記録紙
JP2018199225A (ja) * 2017-05-25 2018-12-20 アトムメディカル株式会社 医療機器による記録紙への印字方法及び医療機器に用いられる記録紙
JP2019155751A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 カシオ計算機株式会社 印刷装置、印刷方法、及び、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05305766A (ja) 隠し目印付き感熱紙及び感熱印字装置
US4906606A (en) Heat transfer film
US6480214B2 (en) Print, printing method, printer, and image reading method and device capable of inhibiting improper reproduction
JPH0362556B2 (ja)
JP3546763B2 (ja) 熱昇華型プリンタ
US6803935B2 (en) Method for generating a watermark on a photo picture using a thermal printer
KR100657263B1 (ko) 포토 프린터의 인쇄 미디어 및 인쇄방법
JP2660717B2 (ja) 記録装置
JP2826231B2 (ja) カラープリンターに用いるインクフィルム
US20060210286A1 (en) Method of detecting double feed in image forming apparatus
JP2001125487A (ja) サーマルラベル
JPH0615937A (ja) インクシート
JP2748376B2 (ja) 多色プリンタ
JPH01157870A (ja) 感熱ヘッドを用いる印字装置
JPH0839952A (ja) インク紙
JPH0575248U (ja) プリントペーパ識別装置
JPH08119509A (ja) テープの識別用マーク
JPH02147375A (ja) 感熱転写記録装置及び感熱インクシート
JPH0120833B2 (ja)
JPH0733107B2 (ja) カラーインクリボン
JPH04263976A (ja) 印写装置
JPH08197815A (ja) インクシート原反,インクシート並びに熱転写プリンタ
JPH06143778A (ja) インクシート及び該インクシートを用いる熱転写式記録装置
JPH07149054A (ja) 熱転写用インクシート
JPH05162406A (ja) 熱転写方式記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706