JPH05304832A - 栽培室、畜舎等の加湿装置 - Google Patents
栽培室、畜舎等の加湿装置Info
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- JPH05304832A JPH05304832A JP4136211A JP13621192A JPH05304832A JP H05304832 A JPH05304832 A JP H05304832A JP 4136211 A JP4136211 A JP 4136211A JP 13621192 A JP13621192 A JP 13621192A JP H05304832 A JPH05304832 A JP H05304832A
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- water container
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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-
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- Y02A40/28—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture specially adapted for farming
Landscapes
- Housing For Livestock And Birds (AREA)
- Air Humidification (AREA)
- Mushroom Cultivation (AREA)
- Greenhouses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】キノコ等の栽培室や畜舎を、微弱な空気流によ
って、正確に、且つ、むらなく均一な加湿を行うことが
でき、これら栽培室や畜舎の環境を調整する空調装置と
しても利用できる安価な加湿装置を開示する。 【構成】畜舎や栽培室の室内の上方に、１以上のパイプ
状水容器１を略水平に配設し、該水容器の上半部には、
多数の空気吹出口１ａを設けるとともに、該水容器の一
端には、空気吹込口１ｃを設けて送気管５の一端を接続
したことを特徴とする加湿装置。
って、正確に、且つ、むらなく均一な加湿を行うことが
でき、これら栽培室や畜舎の環境を調整する空調装置と
しても利用できる安価な加湿装置を開示する。 【構成】畜舎や栽培室の室内の上方に、１以上のパイプ
状水容器１を略水平に配設し、該水容器の上半部には、
多数の空気吹出口１ａを設けるとともに、該水容器の一
端には、空気吹込口１ｃを設けて送気管５の一端を接続
したことを特徴とする加湿装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、豚舎等の畜舎や野菜、
キノコ等の栽培室の加湿装置に関するものである。
キノコ等の栽培室の加湿装置に関するものである。
【０００２】
【従来技術】湿度条件が、収量に大きな影響を与えるキ
ノコ栽培室の場合を例にとると、従来、キノコ栽培室で
は、天井面若しくは側壁面に、空気供給口を設け、栽培
条件に最も適した温度の空気を冷凍機若しくは加熱器に
よって調整して、室内に送り込んで、キノコの生育に伴
って***される炭酸ガスを始めとする各種の代謝ガス
を、キノコの生育に障害とならない一定の濃度以下に抑
え、これらの条件が満たされている場合は、循環ファン
等によって、室内空気を循環させる等の方法によって、
栽培環境を調整している。
ノコ栽培室の場合を例にとると、従来、キノコ栽培室で
は、天井面若しくは側壁面に、空気供給口を設け、栽培
条件に最も適した温度の空気を冷凍機若しくは加熱器に
よって調整して、室内に送り込んで、キノコの生育に伴
って***される炭酸ガスを始めとする各種の代謝ガス
を、キノコの生育に障害とならない一定の濃度以下に抑
え、これらの条件が満たされている場合は、循環ファン
等によって、室内空気を循環させる等の方法によって、
栽培環境を調整している。
【０００３】そして、加湿が必要な場合は、室内に設け
た湿度検出器の検出信号に基づいて、栽培室内の一隅に
設けられた超音波式加湿器を作動させて、あらかじめ設
定した湿度まで加湿するのが、一般的な方法である。こ
のような加湿時には、栽培室内が均等の湿度条件になる
ように、循環ファンも同時に作動せしめられる。
た湿度検出器の検出信号に基づいて、栽培室内の一隅に
設けられた超音波式加湿器を作動させて、あらかじめ設
定した湿度まで加湿するのが、一般的な方法である。こ
のような加湿時には、栽培室内が均等の湿度条件になる
ように、循環ファンも同時に作動せしめられる。
【０００４】
【問題点】しかしながら、超音波式の加湿器は、水を霧
の状態で空気中に放出し、気化させることによる加湿で
あるため、湿度センサーの設定湿度の検出と、実際の湿
度との間には、かなりの誤差があること、更に、このこ
とは、キノコ栽培においては、少なくとも相対湿度９０
％以上の高湿度が必要であるため、過剰な水分の放出を
招き、他の装置や備品に水滴の付着が避けられず、錆発
生の原因となり、送風機を始め、各種装置の寿命が短く
なること、また、室内の空気の循環は、１〜２台のファ
ンによって行われているので、空気流にむらがあり、同
一の室内でも場所によって、加湿状態が異なり、キノコ
の生育が均一に揃わない等の欠点があった。
の状態で空気中に放出し、気化させることによる加湿で
あるため、湿度センサーの設定湿度の検出と、実際の湿
度との間には、かなりの誤差があること、更に、このこ
とは、キノコ栽培においては、少なくとも相対湿度９０
％以上の高湿度が必要であるため、過剰な水分の放出を
招き、他の装置や備品に水滴の付着が避けられず、錆発
生の原因となり、送風機を始め、各種装置の寿命が短く
なること、また、室内の空気の循環は、１〜２台のファ
ンによって行われているので、空気流にむらがあり、同
一の室内でも場所によって、加湿状態が異なり、キノコ
の生育が均一に揃わない等の欠点があった。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、このようなキノコ、野菜、花
等の栽培室や畜舎の従来の加湿装置の欠点を取り除くと
共に、これら栽培室や畜舎の環境を調整する空調装置と
しても利用できる加湿装置を開示することを目的とする
ものである。
等の栽培室や畜舎の従来の加湿装置の欠点を取り除くと
共に、これら栽培室や畜舎の環境を調整する空調装置と
しても利用できる加湿装置を開示することを目的とする
ものである。
【０００６】
【発明の構成】本発明の第一の要旨は、パイプあるいは
樋状容器の上面を蓋によって閉塞したもの等に代表され
る、中空長尺の水容器を横架し、該水容器に開口する空
気吹込口には、該水容器内に送気する送気手段を接続
し、前記水容器の上半部には、多数の空気吹出口を開口
せしめて成る栽培室、畜舎等の加湿装置にある。
樋状容器の上面を蓋によって閉塞したもの等に代表され
る、中空長尺の水容器を横架し、該水容器に開口する空
気吹込口には、該水容器内に送気する送気手段を接続
し、前記水容器の上半部には、多数の空気吹出口を開口
せしめて成る栽培室、畜舎等の加湿装置にある。
【０００７】本発明の第二の要旨は、畜舎、栽培室等の
室内の上方に、１以上のパイプ状水容器を略水平に配設
し、該水容器の上半部には、多数の空気吹出口を設ける
とともに、該水容器の一端には、空気吹込口を設けて送
気管の一端を接続したことを特徴とする加湿装置にあ
る。
室内の上方に、１以上のパイプ状水容器を略水平に配設
し、該水容器の上半部には、多数の空気吹出口を設ける
とともに、該水容器の一端には、空気吹込口を設けて送
気管の一端を接続したことを特徴とする加湿装置にあ
る。
【０００８】本発明の第三の要旨は、畜舎、栽培室等の
室内上方に、１以上のパイプ状水容器を略水平に配設
し、該水容器の上半部には、多数の空気吹出口を設ける
と共に、該水容器の一端には、空気吹込口を設けて送気
管の一端を接続し、一方前記室内に開口する空気入口を
有する排気ダクトを設け、前記送気管と前記排気ダクト
とを熱交換器に接続することにより、送気管内への進入
外気と排気流との間で、熱交換するように構成されてい
る加湿装置にあり、更には、この加湿装置において、熱
交換器から空気吹込口に至る前記送気管に、空気冷却
器、及び／又は、空気加熱器が介設されている加湿装置
にある。以下、実施例に基づいて、図面を参照しながら
詳細に説明する。
室内上方に、１以上のパイプ状水容器を略水平に配設
し、該水容器の上半部には、多数の空気吹出口を設ける
と共に、該水容器の一端には、空気吹込口を設けて送気
管の一端を接続し、一方前記室内に開口する空気入口を
有する排気ダクトを設け、前記送気管と前記排気ダクト
とを熱交換器に接続することにより、送気管内への進入
外気と排気流との間で、熱交換するように構成されてい
る加湿装置にあり、更には、この加湿装置において、熱
交換器から空気吹込口に至る前記送気管に、空気冷却
器、及び／又は、空気加熱器が介設されている加湿装置
にある。以下、実施例に基づいて、図面を参照しながら
詳細に説明する。
【０００９】
【実施例】図１は、本発明の第１実施例を示す概念図
で、キノコ栽培室Ｓ内の天井部付近に、硬質ポリ塩化ビ
ニール製パイプの両端を閉塞して成る一対の水容器１，
１が、天井面Ｃに適当なピッチで固着した吊支具９によ
って、吊支することにより、略水平になるように、横架
されている。この水容器の一端には、夫々、空気吹込口
１ｃが、開口しており、この空気吹込口に、送気管５の
一端が連結している。送気管５は、分岐部５ａを通って
室外に出て、電熱ヒータを備えた空気加熱器Ｈ、冷凍機
による空気冷却器Ｒ、熱交換器Ｅ及び送風機Ｆに、夫々
この順序で直列に接続した後、大気に開口している。
で、キノコ栽培室Ｓ内の天井部付近に、硬質ポリ塩化ビ
ニール製パイプの両端を閉塞して成る一対の水容器１，
１が、天井面Ｃに適当なピッチで固着した吊支具９によ
って、吊支することにより、略水平になるように、横架
されている。この水容器の一端には、夫々、空気吹込口
１ｃが、開口しており、この空気吹込口に、送気管５の
一端が連結している。送気管５は、分岐部５ａを通って
室外に出て、電熱ヒータを備えた空気加熱器Ｈ、冷凍機
による空気冷却器Ｒ、熱交換器Ｅ及び送風機Ｆに、夫々
この順序で直列に接続した後、大気に開口している。
【００１０】水容器１，１には、上半部に、空気吹出口
１ａ、１ａ、…が、穿設されていると共に、その底部付
近に、水導入孔１ｂ，１ｂが設けられており、この水導
入孔に、送水管２，２の端部が連結している。送水管２
の他端は、分岐部２ａを通って室外に出てから、恒温給
水槽Ｔに連結してしる。恒温給水槽Ｔには、水位を検出
する水位検出器３ａと電熱ヒータ３ｂとが収納されてお
り、水容器１内の水位と等しい給水槽内の水位を水位検
出器３ａが検出して、一定水準以下になると、水道管４
に介設した電磁弁Ｖを開閉する。電熱ヒータ３ｂは、図
示しない温度検出器と温度制御器とによって、恒温給水
槽内の温度を一定に保つ。
１ａ、１ａ、…が、穿設されていると共に、その底部付
近に、水導入孔１ｂ，１ｂが設けられており、この水導
入孔に、送水管２，２の端部が連結している。送水管２
の他端は、分岐部２ａを通って室外に出てから、恒温給
水槽Ｔに連結してしる。恒温給水槽Ｔには、水位を検出
する水位検出器３ａと電熱ヒータ３ｂとが収納されてお
り、水容器１内の水位と等しい給水槽内の水位を水位検
出器３ａが検出して、一定水準以下になると、水道管４
に介設した電磁弁Ｖを開閉する。電熱ヒータ３ｂは、図
示しない温度検出器と温度制御器とによって、恒温給水
槽内の温度を一定に保つ。
【００１１】又、栽培室Ｓの床面に近い位置に、左右壁
面に沿って、多数の空気入口が開口する排気ダクト６、
６が配設されており、該ダクト６は、合流部６ａから、
室外に出て、開閉ダンパーＤ及び前記熱交換器Ｅに接続
した後、大気に開放されている。７は、ダクト６の合流
部６ａ付近と、送気管５の分岐部５ａ付近とを結ぶ連通
管８に介装した送風機で、栽培室Ｓ内の温度、湿度及び
炭酸ガス濃度を検出する検出器１０の検出信号に基づい
て、図示しない制御器によって、前記空気加熱器Ｈ、空
気冷却器Ｒ、ダンパーＤと共に、その作動が制御されて
いる。
面に沿って、多数の空気入口が開口する排気ダクト６、
６が配設されており、該ダクト６は、合流部６ａから、
室外に出て、開閉ダンパーＤ及び前記熱交換器Ｅに接続
した後、大気に開放されている。７は、ダクト６の合流
部６ａ付近と、送気管５の分岐部５ａ付近とを結ぶ連通
管８に介装した送風機で、栽培室Ｓ内の温度、湿度及び
炭酸ガス濃度を検出する検出器１０の検出信号に基づい
て、図示しない制御器によって、前記空気加熱器Ｈ、空
気冷却器Ｒ、ダンパーＤと共に、その作動が制御されて
いる。
【００１２】
【作用】このような構成から成る本願加湿装置は、その
水容器１内に、水位検出器３ａによって予め設定された
水位まで、ほぼ一定の温度の水が供給されて、その水位
も常に、ほぼ一定に保たれている。このような状態にお
いて、検出器１０の信号に基づいて、キノコ栽培室Ｓ内
の諸条件が、湿度を除いて、キノコの生育に支障ない場
合は、ダンパーＤが、排気ダクトを閉じると共に、送風
機７が作動し、室内の床面に近い空気を排気ダクト中に
吸入し、これを送気管５に送って、空気吹込口１ｃか
ら、水容器内に送入する。
水容器１内に、水位検出器３ａによって予め設定された
水位まで、ほぼ一定の温度の水が供給されて、その水位
も常に、ほぼ一定に保たれている。このような状態にお
いて、検出器１０の信号に基づいて、キノコ栽培室Ｓ内
の諸条件が、湿度を除いて、キノコの生育に支障ない場
合は、ダンパーＤが、排気ダクトを閉じると共に、送風
機７が作動し、室内の床面に近い空気を排気ダクト中に
吸入し、これを送気管５に送って、空気吹込口１ｃか
ら、水容器内に送入する。
【００１３】送気管に開口する吹出口１ａ、…は、水容
器１内を他端に向かって移動するにつれて生じる圧力低
下を考慮して、その口径は、空気吹込口１ｃから遠ざか
るにつれて、大径化させることにより、空気吹込口から
の距離にかかわりなく、ほぼ一定になるように、定めら
れている。この場合、口径だけでなく、吹出口を設ける
ピッチを変えてもよく、また両者を併用してもよい。か
くして、多数の空気吹出口１ａ、…から吹き出した湿度
の大きい空気は、一旦、天井方向に向かった後、ゆっく
り下降して行き、室内にまんべんなく行き渡る。室内の
湿度が、目標値に達すると、送風機７は停止する。
器１内を他端に向かって移動するにつれて生じる圧力低
下を考慮して、その口径は、空気吹込口１ｃから遠ざか
るにつれて、大径化させることにより、空気吹込口から
の距離にかかわりなく、ほぼ一定になるように、定めら
れている。この場合、口径だけでなく、吹出口を設ける
ピッチを変えてもよく、また両者を併用してもよい。か
くして、多数の空気吹出口１ａ、…から吹き出した湿度
の大きい空気は、一旦、天井方向に向かった後、ゆっく
り下降して行き、室内にまんべんなく行き渡る。室内の
湿度が、目標値に達すると、送風機７は停止する。
【００１４】また、栽培室内の炭酸ガス濃度が、規定値
以上に上昇すると、検出器１０が、これを検出して、ダ
ンパーＤが開き、送風機Ｆが作動して、外気が室内に取
り入れられる。外気は、熱交換器Ｅで、室内からの排気
流と熱交換し、更に、外気と室内空気との温度差に応じ
て、空気冷却器Ｒ若しくは空気加熱器Ｈが作動し、室内
温度にほぼ等しいか、やや高めの状態で、送気管５か
ら、水容器１中に入り、空気吹出口から、室内に供給さ
れる。外気は、空気加熱器Ｈによって加熱される場合
は、相対湿度が、低下するが、水容器１において加湿さ
れて、ほぼ所定の湿度を備えた空気として供給される。
また、必要に応じて、水温を高くしてみずの蒸発量を増
すことにより、霧を発生させて、水滴を含んだ過飽和状
態の空気を供給し、キノコの表面に、結露状に付着させ
ることも可能である。
以上に上昇すると、検出器１０が、これを検出して、ダ
ンパーＤが開き、送風機Ｆが作動して、外気が室内に取
り入れられる。外気は、熱交換器Ｅで、室内からの排気
流と熱交換し、更に、外気と室内空気との温度差に応じ
て、空気冷却器Ｒ若しくは空気加熱器Ｈが作動し、室内
温度にほぼ等しいか、やや高めの状態で、送気管５か
ら、水容器１中に入り、空気吹出口から、室内に供給さ
れる。外気は、空気加熱器Ｈによって加熱される場合
は、相対湿度が、低下するが、水容器１において加湿さ
れて、ほぼ所定の湿度を備えた空気として供給される。
また、必要に応じて、水温を高くしてみずの蒸発量を増
すことにより、霧を発生させて、水滴を含んだ過飽和状
態の空気を供給し、キノコの表面に、結露状に付着させ
ることも可能である。
【００１５】上記実施例では、水容器として、断面が円
形のパイプの両端開口を閉塞したものを用いたが、水容
器としては、断面が方形の角パイプ状のもの、断面が台
形状をなし、且つ、樋状の水収納部とこの上面開口を塞
ぐ蓋とに２分割可能なものなどが、採用できる。これら
水容器において、断面が、円形あるいは台形などのよう
に、水位の深浅により、蒸発面の面積が変わる場合、水
位、風速、水温等を適当に調節することにより、所望の
湿度の空気を供給することができる。その場合、水温の
調節手段として、水容器をループ状を為すように形成し
て、該水容器のなす回路に温度調節器と循環モータとを
介設して、水を、その回路の中を循環させるようにして
もよい。空気冷却器や加熱器は、ヒートポンプ方式のも
のなど、公知のものが採用できる。
形のパイプの両端開口を閉塞したものを用いたが、水容
器としては、断面が方形の角パイプ状のもの、断面が台
形状をなし、且つ、樋状の水収納部とこの上面開口を塞
ぐ蓋とに２分割可能なものなどが、採用できる。これら
水容器において、断面が、円形あるいは台形などのよう
に、水位の深浅により、蒸発面の面積が変わる場合、水
位、風速、水温等を適当に調節することにより、所望の
湿度の空気を供給することができる。その場合、水温の
調節手段として、水容器をループ状を為すように形成し
て、該水容器のなす回路に温度調節器と循環モータとを
介設して、水を、その回路の中を循環させるようにして
もよい。空気冷却器や加熱器は、ヒートポンプ方式のも
のなど、公知のものが採用できる。
【００１６】水容器は、天井部付近に水平に横架するこ
とにより、室内が広く使え、又、空気流の循環にも、都
合がよいが、これは必須のことではない。したがって、
排気ダクトの位置が、水容器より上方に設置されてもよ
く、又、空気入口が室内と連通していれば、排気ダクト
は、室外に配設されてもよい。これは、下方に設置され
た排気ダクトが、汚物にまみれやすい、豚舎などにおい
て、有効である。又、水容器の配設態様としては、実施
例のように、複数のものを列設してもよいが、一連に蛇
行させて配設してもよい。又、空気吹込口の水容器への
取付位置は、端面に限らず、上面に開口してもよい。
とにより、室内が広く使え、又、空気流の循環にも、都
合がよいが、これは必須のことではない。したがって、
排気ダクトの位置が、水容器より上方に設置されてもよ
く、又、空気入口が室内と連通していれば、排気ダクト
は、室外に配設されてもよい。これは、下方に設置され
た排気ダクトが、汚物にまみれやすい、豚舎などにおい
て、有効である。又、水容器の配設態様としては、実施
例のように、複数のものを列設してもよいが、一連に蛇
行させて配設してもよい。又、空気吹込口の水容器への
取付位置は、端面に限らず、上面に開口してもよい。
【００１７】
【効果】本願加湿装置は、従来の超音波式の加湿装置と
異なり、過剰な水分が放出されることがないので、正確
な湿度制御ができると共に、栽培室内の電気機器や各種
器具への結露がなく、故障や錆びの発生が、少なくな
る。さらに、空気は、室内の広範囲にわたって設けられ
た多数の吹出口から、上方に向かって供給されたのち、
下方に向かうように構成されているので、室内の作業者
や豚などの家畜は、風の流れを感知することがないほど
の微風によって、室内のすみずみまで、むらなく行き渡
り、健康上も優れている。特に、キノコ栽培や豚舎など
においては、換気と高湿度の維持とが、同時に要求され
るが、本願装置は、低廉な装置によって、これを実現す
ることができる。
異なり、過剰な水分が放出されることがないので、正確
な湿度制御ができると共に、栽培室内の電気機器や各種
器具への結露がなく、故障や錆びの発生が、少なくな
る。さらに、空気は、室内の広範囲にわたって設けられ
た多数の吹出口から、上方に向かって供給されたのち、
下方に向かうように構成されているので、室内の作業者
や豚などの家畜は、風の流れを感知することがないほど
の微風によって、室内のすみずみまで、むらなく行き渡
り、健康上も優れている。特に、キノコ栽培や豚舎など
においては、換気と高湿度の維持とが、同時に要求され
るが、本願装置は、低廉な装置によって、これを実現す
ることができる。
【図１】本発明にかかる加湿装置の一例を示す説明図で
ある。
ある。
【図２】図１の装置の水容器の構造を示す説明図であ
る。
る。
【図３】図２におけるＡ−Ａ断面説明図である。
Ｆ、７ 送風機 Ｅ 熱交換器 Ｒ 空気冷却器 Ｈ 空気加熱器 Ｃ 天井部 Ｄ ダンパー Ｔ 給水槽 Ｓ キノコ栽培室 Ｖ 電磁弁 １ 水容器 １ａ 空気吹出口 １ｂ 水導入孔 １ｃ 空気吹込口 ２ 給水管 ３ａ 水位検出器 ３ｂ 電熱ヒーター ５ 送気管 １０ 温、湿度及び炭酸ガス
濃度検出器
濃度検出器
Claims (5)
- 【請求項１】中空長尺の水容器を横架し、該水容器に開
口する空気吹込口には、該水容器内に送気する送気手段
を接続し、前記水容器の上半部には、多数の空気吹出口
を開口せしめて成る栽培室、畜舎等の加湿装置。 - 【請求項２】畜舎、栽培室等の室内の上方に、１以上の
パイプ状水容器を略水平に配設し、該水容器の上半部に
は、多数の空気吹出口を設けるとともに、該水容器に
は、空気吹込口を設けて送気管の一端を接続したことを
特徴とする加湿装置。 - 【請求項３】畜舎、栽培室等の室内上方に、１以上のパ
イプ状水容器を略水平に配設し、該水容器の上半部に
は、多数の空気吹出口を設けると共に、該水容器の一端
には、空気吹込口を設けて送気管の一端を接続し、一方
前記室内に開口する空気入口を有する排気ダクトを設
け、前記送気管と前記排気ダクトとを熱交換器に接続す
ることにより、送気管内への進入外気と排気流との間
で、熱交換するように構成されている加湿装置。 - 【請求項４】熱交換器から空気吹込口に至る送気管に、
空気冷却器、及び／又は、空気加熱器が介設されている
請求項３の加湿装置。 - 【請求項５】水容器が、水温調節機能を備えた給水槽を
介して水供給源と連結している請求項３又は４の加湿装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4136211A JPH05304832A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 栽培室、畜舎等の加湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4136211A JPH05304832A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 栽培室、畜舎等の加湿装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05304832A true JPH05304832A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15169913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4136211A Pending JPH05304832A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 栽培室、畜舎等の加湿装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05304832A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109832194A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-04 | 夏漂 | 猪养殖用吹风洒水除蚊装置 |
| JPWO2019088228A1 (ja) * | 2017-11-01 | 2020-11-12 | 株式会社前川製作所 | 環境指数ユニットおよび家畜舎システム |
| KR102256518B1 (ko) * | 2020-09-10 | 2021-05-26 | 농업회사법인 홀리그라운드 주식회사 | 식물 생산 공장의 관리시스템 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP4136211A patent/JPH05304832A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2019088228A1 (ja) * | 2017-11-01 | 2020-11-12 | 株式会社前川製作所 | 環境指数ユニットおよび家畜舎システム |
| CN109832194A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-04 | 夏漂 | 猪养殖用吹风洒水除蚊装置 |
| CN112868535A (zh) * | 2019-04-04 | 2021-06-01 | 夏漂 | 吹风洒水除蚊装置 |
| KR102256518B1 (ko) * | 2020-09-10 | 2021-05-26 | 농업회사법인 홀리그라운드 주식회사 | 식물 생산 공장의 관리시스템 |
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