JP6744647B2 - 植物栽培用ハウス - Google Patents

植物栽培用ハウス Download PDF

Info

Publication number
JP6744647B2
JP6744647B2 JP2019557950A JP2019557950A JP6744647B2 JP 6744647 B2 JP6744647 B2 JP 6744647B2 JP 2019557950 A JP2019557950 A JP 2019557950A JP 2019557950 A JP2019557950 A JP 2019557950A JP 6744647 B2 JP6744647 B2 JP 6744647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plant cultivation
air
carbon dioxide
cultivation room
plant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019557950A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019111383A1 (ja
Inventor
敦之 湯川
敦之 湯川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Plants Laboratory Inc
Original Assignee
Plants Laboratory Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Plants Laboratory Inc filed Critical Plants Laboratory Inc
Publication of JPWO2019111383A1 publication Critical patent/JPWO2019111383A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6744647B2 publication Critical patent/JP6744647B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G7/00Botany in general
    • A01G7/02Treatment of plants with carbon dioxide
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G9/00Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
    • A01G9/24Devices or systems for heating, ventilating, regulating temperature, illuminating, or watering, in greenhouses, forcing-frames, or the like
    • A01G9/246Air-conditioning systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G9/00Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
    • A01G9/18Greenhouses for treating plants with carbon dioxide or the like
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Greenhouses (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

本発明は、植物栽培室内で植物を栽培する植物栽培用ハウスに関する。
従来より、野菜などの植物を栽培するための植物栽培用ハウスが種々提供されている。例えば特許文献1には、空調装置を備えた栽培室が記載されている。この栽培室には、天井部側に照明装置が配備され、床部側に栽培棚が配置されている。空調装置は、第1の排気装置と、第2の排気装置と、混合装置と、吹出し装置とを備えている。
第1の排気装置は、栽培室内の天井部側に存在する空気を栽培室外に排気する。第2の排気装置は、栽培室内の床部側に存在する空気を栽培室外に排気する。混合装置は、第2の排気装置によって排気された空気を冷却して除湿した空気とし、この空気を第1の排気装置によって排気された空気と混合する。吹出し装置は、混合装置によって混合された空気を栽培室内の栽培棚の辺りに吹出す。
第1の排気装置によって排気された空気は、天井部側に配備された照明装置によって高温になっている。この高温の空気と第2の排気装置によって排気されて除湿された空気とが混合され、吹出し装置によって栽培室内に吹出される。したがって、吹出し装置から吹出される空気は、照明装置の排熱が利用されることで所定の高温とされる。この栽培室は、空調装置を備えることで、省エネルギーを図ることができる。
特開2011−223892号公報
特許文献1に記載された栽培室は、栽培室内の空気を循環させている。栽培室内の植物は、二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する。したがって、栽培室内の空気が循環しているだけでは、植物の生育に必要な二酸化炭素が不足する。さらに、栽培室内に吹出される空気が所定の高温とされても、栽培室が例えば骨組みをビニルシートで覆っただけのようなビニルハウスであると、栽培室外の温度の影響を受ける。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、植物栽培室内が外気の温度の影響を受けにくい植物栽培室内に二酸化炭素を供給することができるようにした植物栽培用ハウスを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る植物栽培用ハウスは、壁及び屋根の少なくともいずれか一方が遮熱体によって構築されている植物栽培室と、前記植物栽培室外から植物栽培室内に二酸化炭素を含む外気を供給する二酸化炭素供給手段と、を備えている。
前記本発明に係る植物栽培用ハウスにおいて、前記植物栽培室は、前記遮熱体によって前記壁及び屋根が構築される。
前記本発明に係る植物栽培用ハウスにおいて、前記植物栽培室は、既設の壁基材及び屋根基材に前記遮熱体が付設されて壁及び屋根が構築される。
前記本発明に係る植物栽培用ハウスにおいて、前記遮熱体は、前記植物栽培室の床も構築していることが好ましい。
前記本発明に係る植物栽培用ハウスにおいて、前記二酸化炭素供給手段は、前記植物栽培室内を正圧とするように外気を前記植物栽培室内に供給する。
前記本発明に係る植物栽培用ハウスにおいて、前記遮熱体は、シート状基材にアルミニウム箔を積層した積層シートであることが好ましい。
前記本発明に係る植物栽培用ハウスにおいて、前記植物栽培室内を空調する空調設備を備えていることが好ましい。
本発明によれば、植物栽培室内が外気の温度の影響を受けにくい植物栽培室内に二酸化炭素を供給することができるようにした植物栽培用ハウスを提供することができる。
本発明に係る植物栽培用ハウスの一実施形態を示す概略斜視図である。 本発明に係る植物栽培用ハウスの一実施形態を示す概略断面正面図である。 本発明に係る植物栽培用ハウスを構成している遮熱体の一実施形態を示す拡大断面図である。 本発明に係る植物栽培用ハウスを構成している遮熱体の他実施形態を示す分解斜視図である。
本発明に係る植物栽培用ハウスの一実施形態について図1乃至図3を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る植物栽培用ハウスの一実施形態を示す概略斜視図である。図2は、本発明に係る植物栽培用ハウスの一実施形態を示す概略断面正面図である。図3は、本発明に係る植物栽培用ハウスを構成している遮熱体の一実施形態を示す拡大断面図である。図1及び図2に示すように、植物栽培用ハウス1は、植物栽培室10と二酸化炭素供給手段20とを備えている。
植物栽培室10は、壁11及び屋根12、床13によって囲まれている。図示した植物栽培室10の壁11は、切妻側壁11aと平側壁11bとを有している。切妻側壁11a又は平側壁11bには、図示しない扉付きの出入口が設けられている。図示した植物栽培室10の屋根12は、切妻であるが、どのような様式であってもよい。このような壁11や屋根12、床13は、遮熱体15によって構築される。遮熱体15は、地面上に設置された骨組み14に取り付けられる。
骨組み14は、金属(例えばステンレス鋼)製の骨格材によって組み立てられる。骨格材は、パイプであっても棒材であってもよい。骨組み14は、複数本の柱や梁など(採番せず)によって構成され、地面に設置されている。隣り合った柱と柱とに架け渡された遮熱体15によって壁11が形成される。隣り合った梁と梁とに架け渡された遮熱体15によって屋根12が形成される。床13は、地面上に直置きされた遮熱体15又は地面上に設置された床支持具(束)(図示せず)上の床板(図示せず)に敷かれる遮熱体15によって形成される。
遮熱体15は、図3に示すような積層シート150によって構成されている。積層シート150は、シート状素材151を心材とし、シート状素材151の両面に金属箔152をコーティングした積層体である。シート状素材151としては、ガラスクロスや布状素材などが使用される。金属箔152としては、アルミニウム箔やスチール箔などが使用される。アルミニウム箔をシート状素材151にコーティングした積層シート150は、アルミニウムをシート状素材151に蒸着した積層シート150よりも断熱性が優れている。積層シート150は、金属箔152に電食防止剤がコーティングされることで、耐水性、防水性、防錆性などを有するようにされている。
一方の平側壁11bには、給気穴16が形成されている。他方の平側壁11bには、排気穴17が形成されている。図2に示した給気穴16及び排気穴17は、それぞれ1か所に形成されているが、複数か所に形成されてもよい。図示しないが、給気穴16及び排気穴17は、切妻側壁11aに形成されてもよい。二酸化炭素の比重が1.5であることから、植物栽培室10内に供給された二酸化炭素が排気されにくいように、屋根12寄りの壁11に形成されることが好ましい。排気穴17は、開口量を調整できるようなシャッタを備えていることが好ましい。
給気穴16には、二酸化炭素供給手段20が接続される。二酸化炭素供給手段20は、植物栽培室10外から植物栽培室10内に二酸化炭素を含む外気を供給する。すなわち、二酸化炭素供給手段20は、二酸化炭素以外に窒素や酸素などを含む空気を植物栽培室10内に供給する。二酸化炭素供給手段20は、外気中の虫や病原菌などが植物栽培室10内に進入しないようにするためのフィルタ(図示せず)を備えている。
二酸化炭素供給手段20は、植物栽培室10外から植物栽培室10内に供給する空気によって植物栽培室10内の温度や湿度が変わらないようにするための空調機能を有している。この空調機能を有する二酸化炭素供給手段20は、例えば、冷却されたり加熱されたりする流体を密封する流体槽と、この流体槽を貫通し、空気が流れるパイプと、パイプ内の空気に対して加湿したり除湿したりする調湿手段とを備えている。パイプは、外気を流入し、植物栽培室10内に排出する。
夏季においては、流体槽内の流体が冷却される。パイプ内に流入した空気は、パイプを介して流体槽内の流体を通過することで冷却され、調湿手段によって調湿されて植物栽培室10内に排出される。したがって、植物栽培室10内は、外気が供給されることによって昇温せず、湿度も変化しない。冬季においては、流体槽内の流体が加熱される。パイプ内に流入した空気は、パイプを介して流体槽内の流体を通過することで加熱され、調湿手段によって調湿される。したがって、植物栽培室10内は、外気が供給されることによって降温せず、湿度も変化しない。
他方の平側壁11bに排気穴17が形成されていることから、植物栽培室10内に空気が充満することなく、外気を植物栽培室10内に供給することができる。給気穴16と排気穴17とが向き合った壁11に形成されることで、一方向の気流が生じる。
植物栽培室10内から排出される空気が植物栽培室10内に供給される空気よりも若干少なく、植物栽培室10内が正圧(植物栽培室10外が1気圧であれば、植物栽培室10内は1気圧より大きい気圧)となるような大きさに排気穴17が設けられている。これにより、壁11や屋根12に隙間があっても、その隙間から虫や病原菌などが植物栽培室10内に進入しないようにすることができる。
植物栽培用ハウス1は、植物栽培室10内の温度や湿度を調整する空調設備30を備えている。空調設備30は、室内機(採番せず)と室外機(図示せず)をとを有している。室内機は、壁11(図面では切妻側壁11aであるが、平側壁11bでもよい。)の室内面に固定される。図面では、奥側の切妻側壁11aに2台の空調設備30が図示されているが、手前側の切妻側壁11aに設置されてもよい。空調設備30は、植物栽培用ハウス1の外側に設置され、図示しないダクトなどによって植物栽培室10内の温度や湿度を調整してもよい。いずれにしても、空調設備30は、植物栽培室10内の空気を循環させる。
この空調設備30で設定される植物栽培室10内の温度及び湿度と、二酸化炭素供給手段20で調整されて植物栽培室10内に供給される空気の温度及び湿度は、関連付けられる。例えば、空調設備30で設定した温度及び湿度と同じ温度となるように二酸化炭素供給手段20の温度及び湿度が設定される。逆に二酸化炭素供給手段20で設定した温度及び湿度と同じ温度及び湿度となるように空調設備30が設定されてもよい。あるいは、植物栽培室10に置かれる植物が複数種類である場合において、給気穴16の付近と空調設備30の付近に異なる種類の植物を置き、それぞれの植物に適した温度や湿度の雰囲気となるように、二酸化炭素供給手段20と空調設部30とから異なる温度や湿度の空気が出されるようにしてもよい。
植物栽培室10内には、野菜などの植物2を並べる棚40が納置されている。棚40は、床13上に設置される。図示した棚40は、複数列に並べられているが、1列であってもよい。図示した各列の棚40は、複数段に重ねられているが、1段であってもよい。床13は、地面の温度が植物栽培室10内に影響しないように遮熱体15によって構築されている。図示しないが、植物栽培室10の天井(採番せず)付近などには、照明装置が備えている。
ここで、植物栽培用ハウス1の使用態様について説明する。植物栽培室10内の棚40上に並べられた野菜などの植物2は、空調設備30によって生育に最適な温度や湿度の雰囲気下に置かれている。この植物2は、照明装置によって最適な光量で最適な時間、光が照射される。
しかも、植物栽培室10の壁11や屋根12が積層シート150によって構成された遮熱体15によって構築されていることから、植物栽培室10外の熱気や冷気を遮断し、植物栽培室10外が高温であっても低温であっても、植物栽培室10内は所期の温度雰囲気とされている。さらに、積層シート150は、単なるシートでなく、積層したものであることで、遮熱体15によって構築された壁11や屋根12は、冬季において結露しないようにすることができる。
このような雰囲気中の植物栽培室10内に二酸化炭素供給手段20から二酸化炭素を含む空気が供給される。二酸化炭素は、給気穴16から排気穴17に流れる気流と、空調設備30からの気流とによって、植物栽培室10内にくまなく行きわたる。二酸化炭素供給手段20が空調機能を備えることによって、植物栽培室10内は、外気の影響を受けることなく、所期の温度や湿度を維持する。
植物栽培室10内の植物2は、二酸化炭素を吸収して酸素を放出して生育する。植物栽培室10内に二酸化炭素が供給されることにより、植物栽培室10は、二酸化炭素不足とならない。したがって、植物栽培室10内の植物2は、二酸化炭素を十分に吸収して生育する。
植物2から排出された酸素を含む空気は、排気穴17から植物栽培室10外へ排気される。また、植物栽培室10内は正圧にされていることから、排気穴17から植物栽培室10内に虫や病原菌などが進入しない。
このようにこの植物栽培用ハウス1は、遮熱体15によって所期の温度や湿度の雰囲気とされた植物栽培室10内に置かれた植物2を、二酸化炭素供給手段20によって植物栽培室10外から植物栽培室10内に供給された二酸化炭素によって生育することができる。
以上、本発明の植物栽培用ハウス1について説明したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の課題を解決できる範囲での変更や改良は、本発明に含まれる。
例えば、遮熱体15は、積層シート150でなく、図4に示すような遮熱パネル160によって構成してもよい。図4は、遮熱体15の他の実施形態を示す分解斜視図である。
この遮熱体15は、遮熱パネル160であって、間隔を空けて対向した一対のシート161,161と、一対のシート161,161の間に設けられた閉鎖空間162とを備えたものである。閉鎖空間162は、ハニカム構造体163によって設けられる。この閉鎖空間162内には、例えば空気が流動しないように封入される。一対のシート161,161としては、アルミニウム箔やスチール箔が使用される。このような遮熱パネル160は、閉鎖空間162によって断熱性を発揮し、植物栽培室10内を所期の温度の雰囲気とすることができる。
植物栽培室10は、壁11や屋根12を遮熱体15によって構築することなく、既設のビニルハウスや各種の小屋の壁基材や屋根基材に積層シート150や遮熱パネルを貼り付けてもよい。この植物栽培室10の壁11や屋根12は、遮熱体15を壁基材や屋根基材に付設したものとなる。また、この植物栽培用ハウス1は、設置する環境によって、床13が遮熱体15によって構築されない、あるいはそもそも床13を備えないようにしてもよい。さらに、壁11及び屋根12の両方を遮熱体15によって構築しないで、一方のみ遮熱体15によって構築してもよい。
二酸化炭素供給手段20は、二酸化炭素を含む空気を植物栽培室10外から植物栽培室10内に供給するようにしたが、任意の濃度に調整された二酸化炭素のみを植物栽培室10内に供給するようにしてもよい。この場合は、二酸化炭素及び酸素の濃度の安全性が検証されてから植物栽培室10内に入室する。
排気穴17は、壁11に設けたものとしたが、壁11にそもそも隙間が生じていたり、出入口の扉と壁11との間に隙間が生じたりしている場合にあっては、この隙間が排気穴17となるため、別途、排気穴17を設けなくてもよい。
以上まとめると、本発明が適用される植物栽培用ハウス1は、壁11及び屋根12の少なくともいずれか一方が遮熱体15によって構築されている植物栽培室10と、前記植物栽培室10外から植物栽培室10内に二酸化炭素を含む外気を供給する二酸化炭素供給手段20と、を備えている。
この植物栽培用ハウス1によれば、植物栽培室10の壁11及び屋根12の少なくとも一方が遮熱体15によって構築されることによって、植物栽培室10内の温度や湿度が植物栽培室10外の温度や湿度の影響を受けないようにすることができ、このような植物栽培室10外から植物栽培室10内に二酸化炭素を含む外気を供給することで、植物栽培室10内に二酸化炭素が不足しないようにして、植物栽培室10内に置かれた植物2の生育を促すことができる。
本発明が適用される植物栽培用ハウス1の一態様として、前記植物栽培室10は、前記遮熱体15によって前記壁11及び屋根12が構築される。この植物栽培用ハウスによれば、新たに植物栽培室10は、遮熱体15によって壁及び屋根の少なくともいずれか一方を構築することができる。
本発明が適用される植物栽培用ハウス1の他態様として、既設の壁基材及び屋根基材に前記遮熱体15が付設されて壁11及び屋根12が構築される。この植物栽培用ハウスによれば、既設のビニルハウスや各種の小屋の壁基材や屋根基材に遮熱体15を付設することで、植物栽培室10を構築することができる。
本発明が適用される植物栽培用ハウス1の前記態様において、前記遮熱体15は、前記植物栽培室10の床13も構築している。この植物栽培用ハウス1によれば、床13も遮熱体15によって構築されていることにより、地面の温度が植物栽培室10内に影響しにくいようにすることができる。
本発明が適用される植物栽培用ハウス1の異なる他態様として、前記二酸化炭素供給手段は、前記植物栽培室内を正圧とするように外気を前記植物栽培室内に供給する。この植物栽培用ハウス1によれば、植物栽培室内の気圧が植物栽培室外の気圧よりも高くなることで、植物栽培室の隙間などから植物栽培室内に虫や病原菌などが進入しないようにすることができる。
本発明が適用される植物栽培用ハウス1の他態様として、前記遮熱体15は、シート状基材にアルミニウム箔を積層した積層シート150である。この植物栽培用ハウス1によれば、遮熱体15がアルミニウム箔をシート材に積層した積層シート150としたことにより、廉価でありながら高い遮熱性を有する遮熱体15によって壁11や屋根12を構築することができる。
本発明が適用される植物栽培用ハウス1の異なる他態様として、前記植物栽培室10内を空調する空調設備30を備えている。この植物栽培用ハウス1によれば、植物栽培室10内の植物2にとって生育に最適な温度や湿度の雰囲気とし、植物2の生育を促すことができる。
1・・・植物栽培用ハウス
2・・・植物
10・・・植物栽培室
11・・・壁
12・・・屋根
13・・・床
15・・・遮熱体
151・・・シート状素材
152・・・金属箔(アルミニウム箔)
20・・・二酸化炭素供給手段
30・・・空調設備

Claims (12)

  1. 壁及び屋根の少なくともいずれか一方が遮熱体によって構築されている植物栽培室と、
    前記植物栽培室外から植物栽培室内に二酸化炭素を含む外気を供給する二酸化炭素供給手段と、
    前記植物栽培室内を空調するための空調設備と
    を備え、
    前記二酸化炭素供給手段は、前記気を加熱または冷却する手段を備えており、
    前記空調設備において設定される前記植物栽培室内の温度は、前記二酸化炭素供給手段によって供給される前記外気の温度と関連付けられる、植物栽培用ハウス。
  2. 前記二酸化炭素供給手段は、前記空気を加湿または除湿する調湿手段をさらに備える、請求項1に記載の植物栽培用ハウス。
  3. 前記空気を加熱または冷却する手段は、流体を密封する流体槽と、この流体槽を貫通し、空気が流れるパイプとを備える、請求項1または2に記載の植物栽培用ハウス。
  4. 前記調湿手段は、前記パイプ内の空気に対して加湿したり除湿したりするように構成されている、請求項3に記載の植物栽培用ハウス。
  5. 前記二酸化炭素供給手段は、前記植物栽培用ハウスの給気穴に接続されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の植物栽培用ハウス。
  6. 前記空調設備は、室内機と室外機とを備え、前記室内機は前記植物栽培用ハウス内に固定されている、請求項1乃至5に記載の植物栽培用ハウス。
  7. 前記空調設備において設定される前記植物栽培室内の湿度は、前記二酸化炭素供給手段によって供給される前記気の湿度と関連付けられる、請求項1乃至6に記載の植物栽培用ハウス。
  8. 前記二酸化炭素供給手段は、前記植物栽培室内を正圧とするように前記外気を前記植物栽培室内に供給する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の植物栽培用ハウス。
  9. 前記正圧が、前記植物栽培室から排出される空気が前記植物栽培室内に供給される気よりも少なくなるような大きさの排気穴によって達成される、請求項8に記載の植物栽培用ハウス。
  10. 前記遮熱体は、間隔を空けて対向した一対のシートと、前記一対のシートの間に設けられた閉鎖空間とを備え、前記閉鎖空間内には、空気が流動しないように封入されており、前記一対のシートは、それぞれアルミニウム箔を備える、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の植物栽培用ハウス。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の植物栽培用ハウスの前記植物栽培室内で植物を栽培する工程を包含する、植物栽培方法。
  12. 請求項11に記載の植物栽培方法であって、前記植物栽培用ハウスは空調設備を含み、前記植物栽培方法は、前記二酸化炭素供給手段の給気穴の付近と前記空調設備の付近に異なる種類の植物を置き、それぞれの植物に適した温度および/または湿度の雰囲気となるように、前記二酸化炭素供給手段と前記空調設備とから異なる温度や湿度の空気が出されるように設定することを含む、植物栽培方法。
JP2019557950A 2017-12-07 2017-12-07 植物栽培用ハウス Active JP6744647B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/044042 WO2019111383A1 (ja) 2017-12-07 2017-12-07 植物栽培用ハウス

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020126592A Division JP2020188788A (ja) 2020-07-27 2020-07-27 植物栽培用ハウス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019111383A1 JPWO2019111383A1 (ja) 2020-02-06
JP6744647B2 true JP6744647B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=66750885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019557950A Active JP6744647B2 (ja) 2017-12-07 2017-12-07 植物栽培用ハウス

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20200383275A1 (ja)
JP (1) JP6744647B2 (ja)
CN (1) CN111447828A (ja)
WO (1) WO2019111383A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113647279A (zh) * 2021-09-10 2021-11-16 内蒙古科技大学包头师范学院 一种用于短命植物适应性进化研究的设施

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49136739U (ja) * 1973-03-31 1974-11-25
US4196544A (en) * 1978-04-10 1980-04-08 General Mills, Inc. Apparatus and method for controlling plant growth with artificial light
JPH0353878Y2 (ja) * 1986-07-02 1991-11-26
JPH01167141U (ja) * 1988-05-07 1989-11-24
KR0134662B1 (ko) * 1995-05-03 1998-04-18 한명규 산업용 마이크로컴퓨터 (plc) 를 이용한 온실 제어장치
JP2000262148A (ja) * 1999-03-17 2000-09-26 Nobuyuki Takahashi 液体炭酸利用の植物環境制御装置
JP2001136845A (ja) * 1999-11-12 2001-05-22 Tomio Kondo 冷暖房装置
JP3853269B2 (ja) * 2002-08-06 2006-12-06 松下エコシステムズ株式会社 植物の栽培または培養方法及び植物の栽培または培養環境装置
WO2004026023A1 (ja) * 2002-09-20 2004-04-01 Taiyo Kogyo Co., Ltd. 育苗装置
CN100471382C (zh) * 2003-06-27 2009-03-25 太洋兴业株式会社 苗生产装置及苗生产方法
JP2008005823A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Rootarii Kk 植物栽培用害虫侵入防止ハウス
NZ594433A (en) * 2009-02-02 2013-11-29 Priva Bv Control system for the climate in a spatial environment for organisms, spatial environment adapted thereto, control system and program therefor
JP4647018B2 (ja) * 2009-07-10 2011-03-09 ダイナエアー株式会社 ハウス用換気装置およびハウス用空気調和システム
KR20110079496A (ko) * 2009-12-31 2011-07-07 (주)와이즈산전 유비쿼터스 인삼 재배 플랜트
KR20130023251A (ko) * 2010-05-28 2013-03-07 가부시키가이샤 세이와 온실용 재배 시스템
CN101919345B (zh) * 2010-07-06 2012-08-22 浙江工商大学 数字化太空大棚
JP5595452B2 (ja) * 2012-07-30 2014-09-24 利朗 伊藤 植物栽培用ハウス
JP2014042483A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Seiwa:Kk 温室用空気供給装置及び温室用空気供給方法
JP2015146738A (ja) * 2014-02-04 2015-08-20 芳克 飯田 省エネ栽培施設
US9161498B1 (en) * 2014-04-04 2015-10-20 Greenhouse Hvac Llc Climate control system and method for a greenhouse
WO2016061672A1 (en) * 2014-10-21 2016-04-28 Avid Growing Systems Inc. System, apparatus and method for growing marijuana
TWI554204B (zh) * 2015-10-27 2016-10-21 財團法人工業技術研究院 主動式二氧化碳濃度調控及風場均勻化之系統
CN105475008B (zh) * 2015-12-22 2020-08-04 北京市农业机械试验鉴定推广站 日光温室太阳能高效二氧化碳补充***
CN205962086U (zh) * 2016-07-27 2017-02-22 沈文治成 一种自动化种植大棚

Also Published As

Publication number Publication date
US20200383275A1 (en) 2020-12-10
WO2019111383A1 (ja) 2019-06-13
CN111447828A (zh) 2020-07-24
JPWO2019111383A1 (ja) 2020-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7581408B2 (en) Hybrid dehumidification system for applications with high internally-generated moisture loads
US20170122580A1 (en) Modular building utilities systems and methods
JP5204702B2 (ja) 多数の発熱機器を設置した建物における空調システム
KR102424865B1 (ko) 환기 공조 구조 및 환기 공조 방법
JP6375101B2 (ja) 倉庫の換気方法
KR20070054230A (ko) 환기 장치 및 건물
KR20140102822A (ko) 식물 공장 컨테이너
EP3020881B1 (en) Method and system for providing retrofitted insulation
JP2001215027A (ja) 畜舎及び栽培室用建物の空調システム
JP6744647B2 (ja) 植物栽培用ハウス
CN114364252A (zh) 温室
JP2931532B2 (ja) 接ぎ木苗養生装置
JP6208194B2 (ja) 空調換気システム
JP5913151B2 (ja) 冷暖房換気システム
JP2011144957A (ja) ふく射冷暖房パネル、空調システム及び植物工場
JPS6036834A (ja) 空気調和システム
JP2020188788A (ja) 植物栽培用ハウス
JP5417251B2 (ja) 光合成パネル、光合成ラック及び植物育成システム
US7698903B1 (en) Energy efficient ventilation system
JP3227357U (ja) 茸栽培用施設
JP5805810B2 (ja) 建物の換気構造
JP2005121280A (ja) 空調システム
JP2008107053A (ja) 循環型空調方式
JP4441315B2 (ja) 建物内空間の環境制御装置
JPH0532005B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191108

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191108

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191108

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200529

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6744647

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250