JPH05302751A - 空気調和機の吹き出し口装置及びその製造方法 - Google Patents

空気調和機の吹き出し口装置及びその製造方法

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JPH05302751A
JPH05302751A JP4107342A JP10734292A JPH05302751A JP H05302751 A JPH05302751 A JP H05302751A JP 4107342 A JP4107342 A JP 4107342A JP 10734292 A JP10734292 A JP 10734292A JP H05302751 A JPH05302751 A JP H05302751A
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JP
Japan
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air conditioner
air
adhered
outlet
thermocompression
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Pending
Application number
JP4107342A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Katagiri
修 片桐
Hiroshi Saito
博 斉藤
Norio Yoshida
典生 吉田
Kuniaki Komai
邦章 駒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Kako Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Sanwa Kako Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co, Sanwa Kako Co Ltd filed Critical Matsushita Refrigeration Co
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Publication of JPH05302751A publication Critical patent/JPH05302751A/ja
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機吹き出し口における冷風又は温風
の漏洩の無い断熱構造を提供する。 【構成】 ポリエチレン系発泡体を所望の形状に熱圧成
形し得られた熱圧成形品を接着して一体とし、化粧パネ
ル2の吹き出し口3内面に熱圧成形品を貼りつけ断熱材
1を形成し、空気調和機本体4の吐出口から化粧パネル
吹き出し口3までの冷風又は温風の風路を断熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の吹き出し
口装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス、店舗、個別対応タイプ
のビル空調等に、天井埋め込みタイプの空気調和機が使
用されている。空気調和機は本体と化粧パネルから構成
されている。化粧パネルは通常、プラスチックで成形さ
れており、中央部に空気吸い込み口とその外周辺に通常
2又は4個の吹き出し口が設けられている。
【0003】本体の吐出口から吹き出し口までの冷風又
は温風の風路は、保冷または保温のために断熱材で囲ま
れている。特に吹き出し口付近は、本体との接合部が近
いため断熱材はゴム発泡体や、半硬質とか軟質ポリウレ
タンフォームの柱状体とか板状体を組み合わせて化粧パ
ネルに接着したものが使用されている。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】しかし、ゴム発泡体
や、半硬質とか軟質ポリウレタンフォームの柱状体とか
板状体を粘着材又は接着剤で接着してもフォームとフォ
ームの接合部は加硫ゴムや熱硬化樹脂のため、熱融着す
ることができず、この接合隙間を接着することができな
い。冷房使用時には、冷風がこの隙間から漏れ出て、化
粧パネル内面に結露が生じ、汗をかく現象が発生した。
また、ポリウレタンフォームは、耐候性、耐水性等に劣
り、加水分解等により気泡構造が短期間に崩れ、断熱性
能が低下する等の問題点があった。
【0005】本発明は、この様な従来の課題を解決する
もので、ポリエチレン発泡体を熱圧成形し、接合により
一体化した断熱材を貼着させるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による空気調和機吹き出し口装置は、化粧パ
ネルの吹き出し口の内面に、ポリエチレン系発泡体から
成る断熱材を貼着せしめるのである。
【0007】また、ポリエチレン系発泡体は、熱圧成形
で加工され熱圧成形品の発泡体表面の少なくとも一部に
しぼ模様が形成されている。
【0008】また、ポリエチレン系発泡体を所望の形状
に熱圧成形し、得られた熱圧成形品を接着して一体と
し、吹き出し口の内面に粘着するのである。
【0009】また、熱圧成形品同志の端部の接着面は熱
溶着した構成になっている。
【0010】
【作用】本発明の空気調和機の吹き出し口装置では、素
材となるポリエチレン系発泡体の断熱材は、耐候性、耐
水性に優れており長期間の使用に対して劣化することな
く、半永久的に使用できるものである。
【0011】また、熱圧成形品の表面の一部には、シボ
ロール等によりしぼ模様を形成させることで外観品質を
高めることができる。
【0012】ポリエチレン系発泡体をその融点以上に加
熱すると発泡体の表面付近が溶融する。加熱しながら金
型中で発泡体を圧縮すると、容易に金型の形状通りに圧
縮される。所定時間圧縮すると気泡構造が圧縮された状
態で固まり、ポリエチレン系発泡体を金型から脱型して
も、圧縮された形状を保持し所望の形状の成形品を得る
ことができる。
【0013】ポリエチレン系発泡体の熱圧成形品は、成
形品同志の端部をホットナイフ等の手段で熱溶着して一
体化するので、冷房時、冷風が隙間から漏洩して結露に
よる汗かきを防ぐことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の−実施例を図面に基づいて説
明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思
想を具体化するための空気調和機の吹き出し口装置を例
示するものであって、下記の構造に限定するものではな
い。
【0015】図1は、本発明の−実施例の空気調和機の
吹き出し口装置の縦断面図、図2は、化粧パネル上に貼
着された吹き出し口装置の平面図を示している。
【0016】図1及び図2において、1はポリエチレン
系発泡体からなる断熱材で、発泡倍率は、20〜40倍
の範囲が強度及び柔軟性から好ましく、架橋剤または電
子線照射によって架橋されていることが強度の面から好
ましい。2は化粧パネル、3は吹き出し口、4は空気調
和機本体、5は吸い込み口、6は熱溶着部である。断熱
材1は、空気調和機本体4の吐出口から吹き出し口3ま
での冷風叉は温風の風路を囲み、冷風又は温風が漏れな
い様に形成されている。
【0017】本発明に用いるポリエチレン系発泡体と
は、例えば、エチレン単独重合体、エチレンー酢酸ビニ
ル共重合体、エチレンープロピレン共重合体、エチレン
ー塩化ビニル共重合体などを1種叉は2種以上混合した
樹脂を発泡させたものである。
【0018】本発明に用いるポリエチレン系発泡体の発
泡方法としては、従来公知の発泡方法が適用できるが、
二段発泡法による発泡倍率20倍以上の厚物高発泡体の
製造方法を適用すると、本発明の断熱材として好適であ
る。
【0019】二段発泡法について詳しく説明すると、ポ
リエチレン系樹脂に適宜の量の発泡剤、架橋剤、必要に
応じて発泡助剤、充填剤、顔料などを添加混練し、得ら
れた架橋性発泡性組成物を加圧下金型中にて加熱するこ
とによって発泡剤と架橋剤を部分的に分解せしめ、次い
で得られた中間発泡体を常圧下で加熱発泡させる。この
様な二段発泡法によって、厚物の高発泡体が得られる
が、もちろん一段常圧又は加圧発泡法等も採用可能であ
る。
【0020】上記発泡法によって得られたポリエチレン
系発泡体は、熱圧成形によって所望の形状に成形され
る。
【0021】本発明に用いる熱圧成形とは、ポリエチレ
ン系発泡体を略所望の形状に切断し、次いで所望の形状
のアルミニュウム製等の金型に挟み、90〜200℃、
10秒〜40分間加熱しながらプレスにて圧縮し、次い
で圧力を加えたまま冷却する。また、金型を圧縮した
後、溶融塩等の熱媒浴中に金型を浸漬し、加熱しても良
い。しかし、経済上及び労働衛生面からプレス加熱が好
ましい。熱圧成形における圧縮は一方向から行い、直角
方向は金型により保持する。そしてその圧縮率はポリエ
チレン系発泡体の種類、成形すべき製品の形状によって
異なるが、通常20%以上が好ましい。20%以上に圧
縮することによって、複雑な形状に成形できる。
【0022】上記の様な方法によって得られた熱圧成形
品同志は、溶剤型、ホットメルト型等の接着剤、又は粘
着剤(感圧系接着剤)によって接着される。しかし、こ
の様な接着剤のみでは、被接着面を完全に接着すること
ができず、被接着面の端部には隙間が生じる。ポリエチ
レン系樹脂は、その融点以上に加熱すると容易に溶融す
るため、ホットナイフ等を隙間に挿入して発泡体を加熱
溶融した後、被接着面を圧縮することによって完全に接
着させることができる。
【0023】このように熱圧成形品同志を接着して、一
体としたのち、化粧パネル2の吹き出し口3内面の周囲
に、接着剤または粘着剤で貼着する。
【0024】下から吹き出し口を見上げると、成形品が
見えるので、しぼ模様を形成して外観を美麗にすること
が好ましい。しぼ模様は、シボロール、型押し等の従来
公知の方法で形成させる。
【0025】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明の空
気調和機の吹き出し口装置は、ポリエチレン系発泡体の
素材が、耐候性、耐水性にすぐれているため劣化するこ
となく半永久的に使用できる。
【0026】また、発泡体表面に、しぼ模様をつけるこ
とによって、下から吹き出し口をみた時に発泡体の外観
が美麗に見えるので品質を高める効果がある。
【0027】また、ポリエチレン系発泡体は、熱圧成形
で所望の形状が成形できるので生産性が優れている。
【0028】また、熱圧成形品同志の端面をホットナイ
フ等の熱溶着で、完全に接着できるので冷風又は温風の
漏洩が無く、化粧パネルに汗をかく結露現象が無い。更
に、材質が柔らかいため、吹き出し口が曲面になってい
ても、その曲面にそって貼り付けができ、発泡体同志の
接着面に隙間が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による空気調和機の吹き出し
口装置を示す概略縦断面図
【図2】同実施例の空気調和機の吹き出し口装置を示す
平面図
【符号の説明】
1 ポリエチレン系発泡体からなる断熱材 2 化粧パネル 3 吹き出し口 4 本体 5 吸い込み口 6 熱溶着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 博 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 吉田 典生 京都府久世郡久御山町大字下津屋小字下の 浜代7番地 三和化工株式会社内 (72)発明者 駒井 邦章 京都府久世郡久御山町大字下津屋小字下の 浜代7番地 三和化工株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧パネルの吹き出し口内面に、ポリエ
    チレン系発泡体から成る断熱材を粘着せしめたことを特
    徴とする空気調和機の吹き出し口装置。
  2. 【請求項2】 ポリエチレン系発泡体の少なくとも一部
    にしぼ模様を形成した請求項1記載の空気調和機の吹き
    出し口装置。
  3. 【請求項3】 ポリエチレン系発泡体が熱圧成形されて
    いる請求項1または2記載の空気調和機の吹き出し口装
    置。
  4. 【請求項4】 ポリエチレン系発泡体を熱圧成形し、化
    粧パネルの吹き出し口内面に粘着せしめることを特徴と
    する空気調和機の吹き出し口装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 ポリエチレン系発泡体を所望の形状に熱
    圧成形し、得られた熱圧成形品を接着して一体とし、吹
    き出し口の内面に粘着することを特徴とする請求項4記
    載の空気調和機の吹き出し口装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 熱圧成形品同志の接着面の端部を熱溶着
    する請求項5記載の空気調和機の吹き出し口装置の製造
    方法。
JP4107342A 1992-04-27 1992-04-27 空気調和機の吹き出し口装置及びその製造方法 Pending JPH05302751A (ja)

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