JPH05301527A - エンジンの冷却ファン支持構造 - Google Patents

エンジンの冷却ファン支持構造

Info

Publication number
JPH05301527A
JPH05301527A JP10756092A JP10756092A JPH05301527A JP H05301527 A JPH05301527 A JP H05301527A JP 10756092 A JP10756092 A JP 10756092A JP 10756092 A JP10756092 A JP 10756092A JP H05301527 A JPH05301527 A JP H05301527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling fan
radiator
vibration
engine
support structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10756092A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Oshima
伸一 大島
Koji Abe
浩司 安部
Yasuhisa Shimazu
康寿 島津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP10756092A priority Critical patent/JPH05301527A/ja
Publication of JPH05301527A publication Critical patent/JPH05301527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2070/00Details
    • F01P2070/50Details mounting fans to heat-exchangers

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却ファンを支持して車体に弾性支持された
ラジエータを車体振動に対するダイナミックダンパとし
て利用する場合に、冷却ファンの振動を減衰させて車内
騒音レベルを低下させる。 【構成】 冷却ファン2を支持点A〜Dにおいてラジエ
ータ1に取付ける場合に、支持点A〜Cのみにラバーマ
ウント12を介装させ、支持点Dにおいてはリジッドに取
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却ファンを支持して
車体に取付けたラジエータを車体振動に対するダイナミ
ックダンパとして利用するようにしたエンジンの冷却フ
ァンの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりエンジンが横置きに車体前部に
搭載された前輪駆動車においては、ラジエータの冷却フ
ァンとして電動ファンを用いている。この電動ファンは
ラジエータの背面側に固定されている。
【0003】一方、冷却ファンを支持するラジエータ
は、例えば実公平1-8414号公報に開示されているよう
に、ラバーマウントと呼ばれる弾性材を介して車体に取
付けられているが、エンジンの振動によって起生される
車体振動を減衰させるために、冷却ファンの取付けられ
たラジエータを車体振動に対するダイナミックダンパと
して利用することが提案されている。
【0004】そのような場合、ラジエータはその下部に
おいてラバーマウントを介して車体に取付けられるが、
特にアイドル運転時のエンジン振動に起因する上下方向
の車体振動を効率良く減衰させるために、上記ラバーマ
ウントのバネ定数は、ラジエータが上下方向には振れや
すく、前後方向には振れにくい設定となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが高出力のエン
ジンを搭載した前輪駆動車では、大容量の電動ファンを
冷却ファンとして使用するため、この冷却ファンの振動
音がラジエータを介して車室内に伝わって車内騒音レベ
ルを増大させるという問題があった。
【0006】このような課題に鑑み、本発明は冷却ファ
ンの振動を減衰させることができるエンジンの冷却ファ
ン支持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるエンジンの
冷却ファン支持構造は、冷却ファンを支持して車体に弾
性支持されたラジエータを車体振動に対するダイナミッ
クダンパとして利用するについて、上記冷却ファンを弾
性材を介して車体前後方向に振れやすく取付けたことを
特徴とするものである。
【0008】その場合に、ラジエータにおける冷却ファ
ンの支持部のすべてに弾性材を介装するよりも、少なく
とも1ケ所の支持部は、弾性材を介さずにリジッドに冷
却ファンを支持しているのが好ましく、特に、ラジエー
タ下部の車体への取付部に近い箇所の1点において冷却
ファンをリジッドに支持するのが好ましい。
【0009】
【作用および効果】電動ファンの起振力は前後方向に大
きいが、ラジエータの車体に対する取付部は、冷却ファ
ンの取付けられたラジエータをダイナミックダンパとし
て利用する必要上、上下方向には振れやすいが、前後方
向に振れにくいようになっている。したがって、弾性材
を介して冷却ファンを前後方向に振れやすくラジエータ
に取付けた場合、冷却ファンの前後方向の振動が弾性材
によって減衰され、冷却ファンの振動が車体へ伝わりに
くくなる。
【0010】特に冷却ファンの上部を弾性材を介してラ
ジエータの上部に取付け、冷却ファンの下部をリジッド
にラジエータの下部に取付けた場合、冷却ファンの共振
点を冷却ファンの実用運転域の上方に追出し、かつ実用
運転域ではその振動を大幅に減衰させることが可能にな
り、冷却ファンの振動に起因する車内騒音のレベルを大
幅に低下させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1および図2は、電動ファンよりなる冷
却ファン2を背部に取付けたラジエータ1の背面図およ
び側面図をそれぞれ示す。ラジエータ1の下部は、図3
から特に明らかなように、ラバーマウント3およびブラ
ケット4を介して車体5に取付けられている。ラジエー
タ1の左右端部には、冷却水導入口6および冷却水吐出
口7がそれぞれ設けられている。なお、図2には、冷却
水吐出口7にゴムホース8が接続された状態が示されて
いる。
【0013】上記ラバーマウント3は、その上下方向の
バネ定数K1が前後方向のバネ定数K2よりも小さくな
るように構成されている(図5参照)。ラジエータ1の
上部もラバーマウント13を介して車体5に取付けられて
いるが、このラバーマウント13の上下方向のバネ定数
は、下部ラバーマウント3の上下方向のバネ定数の設定
による共振周波数のコントロールに影響を与えない程度
に設定されており、また、上部ラバーマウント13の前後
方向のバネ定数は、ラジエータ1の倒れを防止する程度
に設定されるため、ある程度大きくすることができる。
したがって、ラジエータ1は、上下方向に振れやすく、
前後方向には振れにくいように車体5に支持され、これ
によって、冷却ファン2を取付けたラジエータ1が、エ
ンジン振動に起因する上下方向の車体振動を効率良く減
衰させるためのダイナミックダンパとしての機能を有し
ている。
【0014】冷却ファン2は、ラジエータ1の形状に対
応した四角形のフレーム9と、このフレーム9に取付け
られたモータ10と、モータ10によって駆動させるファン
本体11とよりなり、フレーム9は、図1に示すように4
箇所の支持点A,B,C,Dにおいてラジエータ1の背
面に支持されている。この場合、上方の支持点Aおよび
側方の支持点B,Cにはそれぞれラバーマウント12が取
付られ、これらラバーマウント12を介してフレーム9が
ラジエータ1に弾性的に支持されているが、下方の支持
点Dのみは、ラバーマウント12を介することなくリジッ
ドにラジエータ1に固定されている。
【0015】以上が本発明による冷却ファン支持構造の
実施例の構成であるが、この構成をモデル図および等価
回路であらわすと図5〜図7に示すようになる。ところ
で、支持点A〜Dのすべてにラバーマウント12を介装し
た場合は、冷却ファン2の振動モードは図4(a) に示す
ように、冷却ファン2の上下がともに前後方向に振れ
る。そしてそのときのファン取付部の振動特性は、図8
の曲線Iに示すファン加振力(G)に対して曲線IIに示
すようになる。すなわち、曲線IIにおいては、ファンの
実用回転域よりも低い回転域に共振点があり、かつ回転
数の上昇に伴って振動が減衰するようになっているが、
冷却ファン2の実用回転域における振動の減衰量はそれ
ほど大きくはないことが判る。
【0016】これに対して、支持点Dのみをリジッドと
した本実施例においては、図4(b)および図5に示すよ
うに上方のみが前後方向に振れる振動モードを有する。
そしてその振動特性は図8の曲線III に示すように、共
振点が冷却ファン2の実用回転域よりも上方へ移り、冷
却ファン2の実用回転域では、図8に斜線で示すよう
に、振動が大幅に減衰していることが判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すラジエータの背面図
【図2】同側面図
【図3】ラジエータの下部の支持構造を示す断面図
【図4】冷却ファンの振動モードを示す説明図
【図5】本発明の実施例のモデル図
【図6】本発明の実施例のモデル図
【図7】本発明の実施例の等価回路図
【図8】本発明の実施例の振動特性を示すグラフ
【符号の説明】
1 ラジエータ 2 冷却ファン 3 ラバーマウント 5 車体 9 フレーム 10 モータ 11 ファン本体 12 ラバーマウント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却ファンを支持して車体に弾性支持さ
    れたラジエータを車体振動に対するダイナミックダンパ
    として利用するエンジンの冷却ファン支持構造であっ
    て、 前記冷却ファンを弾性材を介して車体前後方向に振れや
    すく取付けたことを特徴とするエンジンの冷却ファン支
    持構造。
  2. 【請求項2】 前記ラジエータにおける前記冷却ファン
    の支持部のうち少なくとも1箇所の支持部は、前記弾性
    材を介さずにリジッドに前記冷却ファンを支持している
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジンの冷却ファン
    支持構造。
  3. 【請求項3】 前記冷却ファンをリジッドに支持する支
    持部を前記ラジエータの下部に設けたことを特徴とする
    請求項2記載の冷却ファン支持構造。
JP10756092A 1992-04-27 1992-04-27 エンジンの冷却ファン支持構造 Pending JPH05301527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10756092A JPH05301527A (ja) 1992-04-27 1992-04-27 エンジンの冷却ファン支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10756092A JPH05301527A (ja) 1992-04-27 1992-04-27 エンジンの冷却ファン支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05301527A true JPH05301527A (ja) 1993-11-16

Family

ID=14462275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10756092A Pending JPH05301527A (ja) 1992-04-27 1992-04-27 エンジンの冷却ファン支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05301527A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5839130B2 (ja) * 2012-09-14 2016-01-06 日産自動車株式会社 フロントエンドモジュールの防振構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5839130B2 (ja) * 2012-09-14 2016-01-06 日産自動車株式会社 フロントエンドモジュールの防振構造
JPWO2014041961A1 (ja) * 2012-09-14 2016-08-18 日産自動車株式会社 フロントエンドモジュールの防振構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0641248B2 (ja) パワ−ユニツトの制振装置
JP3341638B2 (ja) パワートレーンの懸架装置
JPH038292B2 (ja)
JPH02197446A (ja) 自動車の振動吸収装置
JPH05301527A (ja) エンジンの冷却ファン支持構造
JPS6340679Y2 (ja)
JPS59202937A (ja) 車両用ラジエ−タ及びコンデンサの取付構造
JP3006920B2 (ja) 車両のラジエータ支持装置
JP3718749B2 (ja) 駆動装置ユニットの支持構造
JPS592926A (ja) パワ−ユニツトの支持装置
JPH05330347A (ja) パワープラントのマウント構造
JP3214908B2 (ja) 車両の振動低減装置
JPH0410129Y2 (ja)
JP4146523B2 (ja) ラジエータの支持構造
JP2596062Y2 (ja) 自動車のパワユニット支持構造
JP2000120770A (ja) 自動車の振動防止装置
JP2712788B2 (ja) 自動車用パワートレーンのマウンティング構造
JPS5911920A (ja) 自動車における車体振動減衰装置
JPS6350213B2 (ja)
JPWO2002055900A1 (ja) 液封入式防振装置
JP2553129Y2 (ja) エアコン用コンデンサの取付構造
KR970004857Y1 (ko) 자동차 엔진지지용 방진 마운팅 구조
JPH0619383Y2 (ja) ラジエータアッシーの支持構造
JP2521509Y2 (ja) キャブ据付構造
KR100260145B1 (ko) 차체 진동 저감 방법