JPH05300057A - 海中分岐装置の給電回路 - Google Patents

海中分岐装置の給電回路

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JPH05300057A
JPH05300057A JP4128053A JP12805392A JPH05300057A JP H05300057 A JPH05300057 A JP H05300057A JP 4128053 A JP4128053 A JP 4128053A JP 12805392 A JP12805392 A JP 12805392A JP H05300057 A JPH05300057 A JP H05300057A
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JP4128053A
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Kuniyoshi Shimoyamada
國悦 下山田
Taiichi Takeda
泰一 武田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光海底ケーブルなどの海底ケーブ
ルを海中で分岐して複数の陸揚局間で通信を行う海底ケ
ーブル伝送システムにおいて海底ケーブルを海中で分岐
するための海中分岐装置の給電回路に関するものであ
り、絶縁構造設計等が容易で部品点数の少なく発熱も少
ない構成の信頼性が高い給電回路を提供することを目的
とするものである。 【構成】 分岐回線用給電路100に、無給電時に給電
路を海中アースから切り離し運用時に海中アースして給
電路を形成するためのリレー101の自己保持用接点1
02を挿入し、その自己保持用接点102に並列に放電
管103を接続したことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光海底ケーブルなどの
海底ケーブルを海中で分岐して複数の陸揚局間で通信を
行う海底ケーブル伝送システムにおいて海底ケーブルを
海中で分岐するための海中分岐装置の給電回路に関する
ものである。
【0002】海底ケーブル伝送システムでは、海底ケー
ブルに中継器が間隔を置いて配置されており、これらの
中継器は海底ケーブル中に設けた給電路を介して直流給
電されることによりその動作電源を得ている。
【0003】ところで、海底ケーブルの敷設にあたって
は、その敷設中、または敷設後の障害修復時などに、海
底ケーブルが正常に敷設されたかどうかを確認する必要
があり、この確認は、海底ケーブル中の給電路に対して
直流絶縁抵抗試験を行ってその給電路が途中で地絡して
いるかどうかを調べることによって行っている。この直
流絶縁抵抗試験を行うためには、給電路の一端を海中側
において海水から絶縁した状態で開放する必要があり、
そのために海中分岐装置は無給電時に給電路の一端を開
放できるような構成となっている。しかしながら、海中
分岐装置をそのような構成としたために回路が複雑化し
て、信頼性が低下したり、コストが高くなったり、操作
性が悪くなったりしてはならない。
【0004】
【従来の技術】図6には光海底ケーブル伝送システムに
おける給電システムの構成例が示される。この光海底ケ
ーブル伝送システムは、4台の海中分岐装置BU1〜B
U4を用いてA〜Fの6局の陸揚局を接続するものであ
り、この例ではA局・F局間が主回線となり、他の局へ
の回線はこの主回線から分岐される分岐回線となってい
る。
【0005】この給電システムでは、A局・F局間の直
列定電流給電によりその間の光海底中継器REPに給電
して陸揚局からの減衰した信号を中継器REPで増幅・
再生させるものであり、それ以外の局(すなわちB、
C、D、E局)からのその回線上の中継器REPへの給
電は、海中分岐装置の海中アースを経由し海水を帰路と
して行われる。
【0006】ここで、海中分岐装置BU2とBU4は3
方向切替え(Switchable for 3 direction)形のものであ
り、いずれかの海底ケーブルに障害が発生した時にその
障害ケーブルを切り離してそれ以外の海底ケーブルでネ
ットワークを構成できるように、給電路を海中分岐装置
内で3方向に切り替えることができるようになってい
る。例えば、海中分岐装置BU4では、仮にF局側の海
底ケーブルが切断した場合、海中分岐装置BU4のリレ
ー動作により、F局側の海底ケーブルを切り離してA局
・E局間で給電を再開し、システムの全断を防止できる
ようになっている。
【0007】一方、海中分岐装置BU1とBU3は、そ
の給電路が非給電切替え(Non-Switchable) 形のもので
あって上述の切替え機能を有しておらず、単に光ファイ
バを分岐し、分岐回線側の給電路に対して海中アースを
設けて給電路を確保するためのものである。
【0008】図7には非給電切替え形の海中分岐装置B
U1の構成例が示される。なお海中分岐装置BU3も同
様な構成である。図7において、10はB局へ接続され
る分岐回線側の給電回路、20はA局へ接続される主回
線側の給電回路である。また光ファイバは増幅・再生等
は行わずにスルーでそのままA局、B局、海中分岐装置
BU2へ分岐される。
【0009】分岐回線側の給電回路10は、自己保持用
のリレー1、インダクタンス11、12、抵抗器13〜
16、避雷器17、定電圧ダイオード18等を含み構成
されており、インダクタンス11、12、抵抗器13、
14を経る経路が海中分岐装置内における分岐回線側の
給電路となる。この給電路中の定電圧ダイオード18に
並列にリレー1の励磁コイルが接続され、この給電路は
さらにリレー1の常開接点rc1と後述のリレー2の接点
rc2の並列接続回路を通って海中アースされる。
【0010】主回線側の給電回路20は、分岐回線側給
電路オン/オフ用のリレー2、インダクタンス21、2
2、抵抗器23〜26、避雷器27、定電圧ダイオード
28、全波整流器29を含み構成されており、インダク
タンス21、22、抵抗器23、24、整流器29を経
る経路が海中分岐装置内における主回線側の給電路とな
る。リレー2はその励磁コイルが主回線側給電路中の定
電圧ダイオード28に並列に接続され、その常開接点rc
2が前述したようにリレー1の接点rc1に並列に接続さ
れている。
【0011】この給電回路の動作を説明する。無給電時
には給電回路10、20内のリレー1、2は励磁されて
いないため、その接点rc1、接点rc2は共に開いてお
り、したがって分岐回線側の給電路は海中アースから切
り離されて開放された状態にある。したがってこの状態
で、分岐回線側の給電路に対して直流絶縁試験を行うこ
とができる。
【0012】一方、システムを運用する際には、主回線
側の給電路にA局・F局間で直流給電を行う。すると、
給電回路20内のリレー2が作動されてその接点rc2が
閉じられる。これにより分岐回線側の給電路は海中分岐
装置において海中アースされる。この状態でB局から給
電をかけると、給電回路10内のリレー1が作動され接
点rc1が閉じて自己保持状態となり、以降、主回線側の
給電路の給電が断になっても分岐回線側の給電路は給電
を維持できるようになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述の海中分岐装置の
給電回路には、次のような問題点がある。 (a) 給電システムの給電電圧としては、海底ケーブ
ル伝送システムではケーブル長が長いため高電圧が必要
となり、最大で約20kVまで上昇する。このため、海
中分岐装置に使用するリレー1、2および主回線側給電
回路と分岐回線側給電回路の間の絶縁構造は、この最大
電圧に耐えられることが要求される。しかしながら、水
深8000mの海底に設置する海中分岐装置のきょう体
の限られた容積の中で、20kVという高電圧に耐えう
るリレーおよび絶縁構造設計は技術的に非常に難しく、
またコストもかかり、大きな問題となっている。
【0014】(b) 従来の給電回路は、多数の部品を
必要とし、かつ消費電力も大きいことから、発熱が大き
く、したがって部品の使用温度が高くなり、システムの
信頼度を低下させている。
【0015】(c) 従来の給電回路では、分岐回線側
の給電路のオン/オフの操作は主回線側の給電路のオン
/オフに依存している。つまり、例えばB局からの分岐
回線側給電路のオン/オフの操作はA局・F局間の給電
路の給電をオン/オフすることに依存する。この結果、
例えば海底ケーブル伝送システムが運用開始した後に、
分岐回線側のケーブルの敷設または修復を行う場合で
も、主回線側(A局・F局間回線)を停止しなければな
らず、サービスが低下する。
【0016】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、絶縁構造設計等が
容易で部品点数の少なく発熱も少ない構成の信頼性が高
い給電回路を提供することにある。また本発明は、主回
線側給電路と分岐回線側給電路の給電オン/オフ操作を
分離独立させることで操作性を向上させることも目的の
一つとする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。本発明の海中分岐装置の給電回路は、第
1の形態として、分岐回線用給電路100に、無給電時
に給電路を海中アースから切り離し運用時に海中アース
して給電路を形成するためのリレー101の自己保持用
接点102を挿入し、その自己保持用接点102に並列
に放電管103を接続したことを特徴とするものであ
る。
【0018】また本発明の海中分岐装置の給電回路は、
第2の形態として、分岐回線用給電路に、運用時に順方
向バイアス、絶縁抵抗試験時に逆方向バイアスされる極
性のダイオードを1段または複数段直列に接続したこと
を特徴とするものである。
【0019】また本発明の海中分岐装置の給電回路は、
第3の形態として、分岐回線用給電路に、無給電時に該
給電路を海中アースから切り離し運用時に海中アースし
て給電路を形成するためのリレーの自己保持用接点を挿
入し、その自己保持用接点に並列に、運用時に順方向バ
イアス、絶縁抵抗試験時に逆方向バイアスされる極性の
ダイオードを1段または複数段直列に接続した回路を接
続したことを特徴とするものである。上記ダイオードに
は高抵抗の抵抗器を並列接続してもよい。
【0020】また本発明の海中分岐装置の給電回路は、
第4の形態として、主回線用給電路に発熱体を挿入し、
この発熱体の発生する熱で動作する感熱動作スイッチを
設け、分岐回線用給電路に、無給電時に該給電路を海中
アースから切り離し運用時に海中アースして給電路を形
成するためのリレーの自己保持用接点を挿入し、その自
己保持用接点に並列に上記感熱動作スイッチのメーク接
点を接続したことを特徴とするものである。
【0021】
【作用】第1の形態の給電回路においては、分岐回路用
給電路100に印加される電圧が放電開始電圧未満の場
合には、放電管103が放電しないので、分岐回路用給
電路100はリレー接点102により海中アースから切
り離されて開放状態にある。したがってこの状態で絶縁
抵抗試験を行うことができる。一方、放電開始電圧以上
の電圧が給電路100に印加された時には、放電管10
3の放電によりリレー101が動作してその自己保持用
接点102を閉じ、それにより自己保持回路が形成され
て分岐回線用給電路100が自己保持用接点102を通
って海中アースされる。
【0022】第2の形態の給電回路においては、分岐回
線用給電路に給電を行う場合には、ダイオードに対して
順方向に通電を行う。一方、絶縁抵抗試験を行う場合に
は、ダイオードに対して逆方向に直流電圧を印加して行
う。この場合、分岐回線用給電路はダイオードによって
実質的に海中アースから切り離された状態になるので、
絶縁抵抗試験を行うことができる。
【0023】第3の形態の給電回路においては、分岐回
線用給電路に給電を行う場合には、ダイオードに対して
順方向に通電を行う。このダイオードを通る電流により
リレーが動作してその自己保持用接点を閉じ、それによ
り自己保持回路が形成されて給電路が自己保持用接点を
通って海中アースされる。一方、絶縁抵抗試験を行う場
合には、ダイオードに対して逆方向に直流電圧を印加し
て行う。この場合、分岐回線用給電路はリレー接点とダ
イオードによって実質的に海中アースから切り離された
状態になるので、絶縁抵抗試験を行うことができる。
【0024】なお上記ダイオードに並列に高抵抗の抵抗
器を接続すると、絶縁抵抗試験時に海中分岐装置におけ
る絶縁抵抗値をその抵抗器の抵抗値によってほぼ正確に
決めることができるので、ケーブル絶縁抵抗の測定精度
が向上する。
【0025】第4の形態の給電回路においては、分岐回
線用給電路に給電する場合には、主回線用給電路に給電
することによりその発熱体を発熱させ、それにより感熱
動作スイッチのメーク接点を閉じてリレーを動作させ、
その自己保持用接点を閉じる。それにより自己保持回路
が形成されて分岐回線用給電路が自己保持用接点を通っ
て海中アースされる。絶縁抵抗試験を行う場合には、主
回線用給電路に給電を行わなければ、感熱動作スイッチ
のメーク接点は開いているので、分岐回路用給電路はリ
レー接点により海中アースから切り離されて開放状態に
あり、したがって絶縁抵抗試験を行うことができる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の一実施例としての海中分岐装置
の給電回路が示される。この実施例の海中分岐装置は、
前述の図6の海底ケーブル伝送システムにおける海中分
岐装置BU1の位置に挿入されるものであり、したがっ
て非給電切替え形のものである。
【0027】図2において、主回線側の給電回路20’
は入出力端子が直結されており、したがって分岐回線側
給電路オン/オフ用のリレー2はない。分岐回線側の給
電回路10は図7で説明したものと同じ構成である。相
違点として、分岐回線側の給電路の接点rc1には、リレ
ー2の接点rc2に換えて放電管3が並列に接続されてい
る。
【0028】この放電管3としては、その放電開始電圧
が分岐回線側ケーブルの絶縁抵抗測定電圧よりも高いも
の(例えば100V〜500V程度)が選ばれる。その
ために複数個の放電管を直列に接続するものであっても
よい。この放電管3は、放電開始電圧以下の電圧では開
放状態にあり、したがって無給電時には絶縁抵抗測定が
可能である。
【0029】この実施例装置により給電を行う場合に
は、B局から給電電圧を上昇させると、やがて放電管3
の放電開始電圧を超えて放電管3が放電を開始し、その
放電電流により分岐回線側給電路に電流が流れて、給電
回路10内のリレー1が動作し、それによりその接点rc
1が閉じて自己保持回路が形成され、以降、分岐回線側
の給電が可能となる。
【0030】図3には本発明の他の実施例が示される。
図3において、主回線側の給電回路20’は前述の実施
例のものと同じで、入出力端子が直接接続されている。
分岐回線側の給電回路30は、ダイオード31と高抵抗
(数百M〜数GΩ)の抵抗器32の並列回路をn段にわ
たり直列接続した回路からなり、その一端は海中アース
される。ダイオード311 〜31n の極性は、a2(海
中アース)→b1(B局)方向に給電をかけた時に順方
向となるよう接続される。
【0031】この実施例装置の動作を説明すると、分岐
回線側の給電路に給電を行う場合には、a2→b1方向
に給電をかける。一方、分岐回線側の直流絶縁抵抗試験
を行う場合には、b1→a2方向にダイオード31の逆
方向電圧を印加することで、分岐回線側のケーブル絶縁
抵抗を測定できる。
【0032】なお、この場合の絶縁抵抗測定値は、抵抗
値32とダイオード31の逆電圧特性とで制限を受ける
が、その測定精度を上げるために、抵抗器とダイオード
の直列接続段数nを増加させればよい。逆にいえば、抵
抗値とダイオードの逆電圧特性が十分なものであれば、
並列回路の段数は1段であってもよい。また並列接続抵
抗器321 〜32n を使用しないものであってもよい
が、ダイオードの逆電圧特性は測定電圧で変化するの
で、その分、測定精度が落ちうる。
【0033】図4には本発明のまた他の実施例が示され
る。図4において、主回線側の給電回路20’は前述同
様に直接接続したものである。分岐回線側の給電回路1
0は図2の実施例と同様のものである。相違点として、
分離回線側給電路におけるリレー接点rc1には、放電管
3に換えて、図3の実施例で説明したところのダイオー
ドと抵抗器の並列回路をn段直列接続した回路が、並列
に接続されている。
【0034】この実施例の動作は図3で説明したとほぼ
同じであるが、この実施例では給電開始後の正常給電時
には、リレー1が動作して接点rc1を閉じ自己保持回路
を形成することにより、給電電流が接点rc1側を通るよ
うにしており、それによりダイオードの消費電力を零と
して、海中分岐装置内の温度上昇を抑えることができる
ようになっている。またリレー接点rc1とダイオード3
1を用意することで回路の冗長性を持たせる構成となっ
ているので、例えばリレー1が故障して動かなくなった
場合でも、ダイオード31だけでも初期の目的を達成す
ることができる。このようにこの実施例では信頼性のさ
らなる向上が期待できる。
【0035】図5には本発明のさらに他の実施例が示さ
れる。図5において、主回線側の給電回路40には、そ
の給電路に直列に抵抗体等のヒータ41が接続されてお
り、このヒータ41の近傍にバイメタルスイッチ等の感
熱動作スイッチ4を設置する。またこのヒータ41には
定電圧ダイオード42を並列接続する。分岐回線側の給
電回路10は図2で述べたものと同じであるが、リレー
接点rc1には、放電管3に換えて、上記感熱動作スイッ
チ4のメーク接点を並列に接続する。
【0036】この実施例装置の動作を説明する。主回線
側の給電を開始すると、ヒータ41の発生する熱によ
り、感熱動作スイッチ4が動作してその接点を閉じる。
この結果、B局から給電を開始することで給電回路10
内のリレー1が動作し接点rc1を閉じて自己保持回路を
形成することになり、以降、給電路が維持される。この
実施例では、分岐回線側のケーブル絶縁抵抗の測定は、
主回線側の給電を停止した状態で行う。
【0037】以上に述べた各実施例の効果をまとめると
以下にようになる。 図2の実施例の場合 〔信頼性の向上〕 主回線側給電回路が直結構造となったため、電力消
費されるのは分岐回線側給電回路だけとなり、したがっ
て消費電力が半減されて温度上昇を低減できる。 主回線側給電回路が直結構造となったため、部品数
が半減し、特に高電圧リレーが分岐回線側給電回路に1
個で済む。 〔コストの低減〕 部品数の半減により大幅なコストダウンができる。 高耐電圧設計が容易となり、構造が簡易化できる。 〔操作性向上〕 主回線側と分岐回線側の給電オン/オフを独立して
操作できるため、分岐回線側の給電オン/オフのために
主回線側を断としなくてもよくなり、操作性およびサー
ビス性が向上する。
【0038】図3の実施例の場合 〔信頼性の向上〕 主回線側給電回路が直結構造となり、また分岐回線
側給電回路もダイオードとなるので、消費電力を大幅に
減少することができ、温度上昇を低減できる。 主回線側給電回路が直結構造となったため部品数が
減となり、また分岐回線側給電回路は使用部品を固体化
でき、また高電圧リレーが不要となるので、信頼性が上
がる。 〔コストの低減〕 部品数の減により大幅なコストダウンができる。 高耐電圧設計が容易となり、構造が簡易化できる。 〔操作性向上〕 主回線側と分岐回線側の給電オン/オフを独立して
操作できるため、分岐回線側の給電オン/オフのために
主回線側を断としなくてもよくなり、操作性およびサー
ビス性が向上する。
【0039】図4の実施例の場合 〔信頼性の向上〕 主回線側給電回路が直結構造となったため、電力消
費されるのは分岐回線側給電回路だけとなり、したがっ
て消費電力が半減されて温度上昇を低減できる。 主回線側給電回路が直結構造となったため、部品数
が減少し、特に高電圧リレーが分岐回線側給電回路に1
個で済む。 〔コストの低減〕 部品数の減により大幅なコストダウンができる。 高耐電圧設計が容易となり、構造が簡易化できる。 〔操作性向上〕 主回線側と分岐回線側の給電オン/オフを独立して
操作できるため、分岐回線側の給電オン/オフのために
主回線側を断としなくてもよくなり、操作性およびサー
ビス性が向上する。
【0040】図5の実施例の場合 〔信頼性の向上〕 主回線側給電回路が直結構造となったため、電力消
費されるのは分岐回線側給電回路だけとなり、したがっ
て消費電力が半減されて温度上昇を低減できる。 主回線側給電回路が直結構造となったため、部品数
が半減し、特に高電圧リレーが分岐回線側給電回路に1
個で済む。 〔コストの低減〕 部品数の半減により大幅なコストダウンができる。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、部品点数を大幅に減少させて消費電力も大幅に減少
させることができ、それにより使用部品の温度上昇が抑
えられる。また必要な高電圧リレーの数を削減または無
くすことにより、高耐電圧設計を容易にし、装置構造を
簡易化することができる。これらにより装置の信頼性の
向上、コストダウンを図ることができる。
【0042】また分岐回線側の給電回路と主回線側の給
電回路を基本的に分離独立した形として、それらの給電
オン/オフ操作を互いに依存しないようにすることで、
例えば分岐回線の給電オン/オフ操作のために主回線を
断とするようなことを無くして、操作性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としての海中分岐装置の給電
回路を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例としての海中分岐装置の給
電回路を示す図である。
【図4】本発明のまた他の実施例としての海中分岐装置
の給電回路を示す図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例としての海中分岐装
置の給電回路を示す図である。
【図6】光海底ケーブル伝送システムの構成例を示す図
である。
【図7】海中分岐装置の給電回路の従来例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、2 リレー 3 放電管 4 感熱動作スイッチ 10、20、30、40 給電回路 11、12、21、22 インダクタンス 13〜16、23〜26 抵抗器 17、27 避雷器 18、28 定電圧ダイオード 311 〜31n ダイオード 321 〜32n 高抵抗の抵抗器 41 ヒータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐回線用給電路(100)に、無給電
    時に該給電路を海中アースから切り離し運用時に海中ア
    ースして給電路を形成するためのリレー(101)の自
    己保持用接点(102)を挿入し、その自己保持用接点
    に並列に放電管(103)を接続したことを特徴とする
    海中分岐装置の給電回路。
  2. 【請求項2】 分岐回線用給電路に、運用時に順方向バ
    イアス、絶縁抵抗試験時に逆方向バイアスされる極性の
    ダイオードを1段または複数段直列に接続したことを特
    徴とする海中分岐装置の給電回路。
  3. 【請求項3】 分岐回線用給電路に、無給電時に該給電
    路を海中アースから切り離し運用時に海中アースして給
    電路を形成するためのリレーの自己保持用接点を挿入
    し、その自己保持用接点に並列に、運用時に順方向バイ
    アス、絶縁抵抗試験時に逆方向バイアスされる極性のダ
    イオードを1段または複数段直列に接続した回路を接続
    したことを特徴とする海中分岐装置の給電回路。
  4. 【請求項4】 該ダイオードに並列に高抵抗の抵抗器を
    接続したことを特徴とする請求項2または3記載の海中
    分岐装置の給電回路。
  5. 【請求項5】 主回線用給電路に発熱体を挿入し、この
    発熱体の発生する熱で動作する感熱動作スイッチを設
    け、分岐回線用給電路に、無給電時に該給電路を海中ア
    ースから切り離し運用時に海中アースして給電路を形成
    するためのリレーの自己保持用接点を挿入し、その自己
    保持用接点に並列に上記感熱動作スイッチのメーク接点
    を接続したことを特徴とする海中分岐装置の給電回路。
JP4128053A 1992-04-21 1992-04-21 海中分岐装置の給電回路 Withdrawn JPH05300057A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11273466A (ja) * 1998-02-19 1999-10-08 Alcatel Cit 高電圧直流電力ケ―ブルとそのケ―ブルの海底ケ―ブル敷設法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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