JPH09181654A - 給電路切替回路 - Google Patents

給電路切替回路

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JPH09181654A
JPH09181654A JP34904395A JP34904395A JPH09181654A JP H09181654 A JPH09181654 A JP H09181654A JP 34904395 A JP34904395 A JP 34904395A JP 34904395 A JP34904395 A JP 34904395A JP H09181654 A JPH09181654 A JP H09181654A
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Junichi Kojima
淳一 小島
Kenichi Asakawa
賢一 浅川
Naoki Norimatsu
直樹 則松
Hitoshi Nishikawa
均 西川
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
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    • H04B3/02Details
    • H04B3/44Arrangements for feeding power to a repeater along the transmission line

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルに障害が発生したとき、他のケーブ
ルに対する給電経路を確保する。 【解決手段】 図は給電路切替回路であり、各端子A、
B、Cには、それぞれ、光ケーブルが接続されている。
BRANCH2をオープンに、TRUNKを接地した状
態で、BRANCH1から負電流を加えることにより、
リレーK1が動作し、続いてリレーK2が動作する。こ
れにより、BRANCH2が切り離されて接地される。
次に、TRUNKから正の電流を流して、TRUNKと
BRANCH1に接続された光ケーブルに両端給電を行
なう。また、TRUNKをオープン、BRANCH2を
接地しておき、BRANCH1から正電流を印加するこ
とにより、リレーK3が動作する。次にBRANCH2
に負電流を流すことにより、リレーK5が動作する。こ
のようにして、各線路をすべて片端給電することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光海底ケーブル伝
送システムなどの長距離光伝送システムにおける、伝送
路上に設けられた中継器や分岐装置に対する給電経路を
切り替えるための給電路切替回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光海底ケーブル方式は、光ファイバの低
損失性や広帯域性により、大容量の長距離デジタル伝送
を可能とするものであるが、特に、光海底ケーブル内に
複数の光ファイバ対が収容できるため、海中において光
ファイバ対単位で分岐して複数の対地間を結ぶことがで
きるという特徴を有している。したがって、ポイントツ
ーポイント構成にこだわらず、3局以上の陸揚局を結ぶ
マルチポイント構成とすることが可能となる。このよう
な光海底ケーブルシステムの一構成例を図4に示す。
【0003】図4において、T1〜T6は陸上に設置さ
れている端局(陸揚局)、1〜5は各陸揚局T1〜T6
の間を接続する光海底ケーブルである。C1〜C13は
前記光海底ケーブル1〜5中に例えば数10Km程度の間
隔で挿入されている光中継器、BU1〜BU4は1本の
光海底ケーブルに伝送される信号を海中で複数本の光ケ
ーブルに分岐する分岐装置(BU:Branching Unit)で
ある。図示するように、この例においては、陸揚局T1
とT4との間にメインの光海底ケーブル1が設置されて
おり、該光海底ケーブル1中に挿入された分岐装置BU
1〜BU4から、他の陸揚局T2、T3、T5およびT
6に対して光海底ケーブル2〜5がそれぞれ分岐されて
いる。このような構成により、各陸揚局間での伝送が可
能とされているものである。
【0004】このように構成された光海底ケーブルシス
テムの各光中継器C1〜C13および分岐装置BU1〜
BU4には、各陸揚局T1〜T6の給電装置から電力を
供給しなければならない。この給電は光海底ケーブルの
銅チューブや抗張力ピアノ線などを利用して行なわれ、
その給電方式には、1つの端局の給電装置からのみ給電
する片端給電方式と、2つの端局の給電装置から給電す
る両端給電方式との2通りの方式が用いられており、長
距離伝送路の場合には、通常、両端給電方式が採用され
ている。
【0005】図4の破線はこのような給電経路の一例を
示したものである。この例においては、陸揚局T1とT
4との間を結ぶメインの光海底ケーブル1に設けられて
いる光中継器C1、C2,C4、C6、C9、C10、
C13および分岐装置BU1〜BU4は、陸揚局T1側
を正極性(+)、陸揚局T4側を負極性(−)とする両
端給電方式により給電されている。また、光海底ケーブ
ル2が分岐装置BU1の筐体に設けられた電極を介して
海水に接地され、陸揚局T2からは負極性(−)の給電
電圧が印加されることにより、光海底ケーブル2に挿入
されている光中継器C3は陸揚局T2により片端給電さ
れている。同様にして、分岐装置BU2と陸揚局T3と
の間の光海底ケーブル3、分岐装置BU3と陸揚局T5
との間の光海底ケーブル4、および分岐装置BU4と陸
揚局T6との間の光海底ケーブル5も、それぞれの陸揚
局により片端給電されている。なお、上記のような極性
で海水に接地するのは、電解反応により電極自身が分解
し腐食することを防止するためである。
【0006】このように構成された光海底ケーブルシス
テムにおいて、一部の光海底ケーブルに障害が発生した
場合に他の光海底ケーブルを使用して通信路を確保する
ために、各分岐装置BU内には給電経路を切り換えるた
めの給電路切替回路が設けられている。分岐装置BUは
海底などに設けられることになるため、この給電路切り
替え回路は、給電電流によって動作する真空リレーなど
の信頼性の高い素子により実現されている。
【0007】図5はこのような給電路切替回路の一例を
示すもので、この図において、A、BおよびCは光ケー
ブルが接続される端子であり、該ケーブルは光中継器を
介して端局の給電装置と接続されている。また、Eは前
述したように海水に接続される接地端子である。K1お
よびK2は真空リレーなどの高電圧用のリレー、k1お
よびk2は、それぞれ、リレーK1およびリレーK2の
接点である。なお、前記リレーの各接点は、初期状態に
おいては「1」側に接続されており、当該リレーが動作
することにより「2」側に切り換えられるものとする。
【0008】このような給電路切替回路を用いてシステ
ムを立ち上げるときは、まず、端子A側に接続された端
局を接地し、端子C側に接続されている端局は開放して
おく。また、端子B側に接続された端局から負極性の給
電電圧を印加する。そして、この給電電圧を徐々に上昇
させていくことにより、リレーK1に給電電圧に比例し
て電流が流れ、この電流がリレーK1の感動電流以上に
なると、接点k1が「2」側に切り換えられて、端子C
が端子Eを介して海水に接地される。次に、端子A側に
接続された端局から正の給電電圧を供給する。したがっ
て、端子Aに接続されているケーブルと端子Bに接続さ
れているケーブルは、端子Aに接続されている端局と端
子Bに接続されている端局とから両端給電されることと
なる。また、この状態で端子Cに接続されている端局か
ら負極性の給電電圧を印加することにより、接地から端
子E、リレー接点k1を介して端子C側に給電電流が流
れ、端子Cに接続されているケーブルは端子Cに接続さ
れている端局により片端給電されることとなる。
【0009】なお、最初に端子A側を接地、端子C側を
負極性として給電電圧を上昇させた場合は、リレーK2
が動作され、その接点k2が図中の「1」側から「2」
側に切り換えられ、端子Bが端子Eに接続されて接地さ
れることとなる。したがって、端子A側と端子C側とか
ら給電される両端給電と、接地から端子B側に給電され
る片端給電の状態とすることができる。このように、立
ち上げ時の電圧の供給の仕方により、給電方法を制御す
ることができる。
【0010】さて、前述のような、端子A側と端子B側
とから給電される両端給電と、接地から端子Eを通って
端子C側へ給電される片端給電との状態において、端子
B側に接続されている光海底ケーブルに障害が発生して
給電電流が流れなくなったとする。このとき、リレーK
1に給電電流が流れなくなり、該リレーK1の接点k1
が「1」側に復帰して、リレーK2の一端と端子Cとが
接続される。これにより、端子A側から端子C側に電流
が流れ、リレーK2が動作して端子A側と端子C側とか
ら給電される両端給電の状態となる。なお、このとき端
子Bは端子Eを介して接地される。
【0011】また、前述のように端子A側と端子C側と
から給電される両端給電と、接地から端子Eを通って端
子B側へ給電される片端給電との状態において、端子C
側に接続されている光海底ケーブルに障害が発生した場
合も、上記と同様にして、給電経路が切り換えられる。
【0012】このような図5の給電路切替回路において
は、端子A側と端子B側とから給電される両端給電と、
端子E側から端子C側へ給電される片端給電との状態に
おいて、端子C、E、接点k1近傍の電位はほぼ0
[V]となるが、端子A、BおよびリレーK2近傍の電
位は0[V]以外の電位となっている。したがって、端
子A側または端子B側の障害により給電電流が流れなく
なった場合に、リレーK1の接点k1は「1」側に復帰
することとなるが、このときに接点k1にアーク放電が
生じ、接点障害が発生することがある。そこで、このよ
うな高電圧印加状態での切替が生じないようにした給電
路切替回路も提案されている(特開昭63−18902
5号公報参照)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
給電路切替回路によれば、端子Bに接続された光海底ケ
ーブルに障害が発生したときおよび端子Cに接続された
光海底ケーブルに障害が発生したときには、給電路を切
り換えて他の光海底ケーブル間の通信を確保することが
できるものであるが、端子B側と端子C側との間に給電
をすることができず、端子A側に接続されたケーブルに
障害が生じたときには、切替を行なっても、端子B側と
端子C側の接続を行なうことが不可能である。
【0014】そこで、本発明は分岐装置BUに接続され
る3本のケーブルのうちのいずれのケーブルにも給電を
することができるようにして、1本のケーブルに障害が
発生したときであっても、他の2本のケーブルに対する
給電経路を確保することができるようにした給電路切替
回路を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の給電路切替回路は、それぞれ給電路に接続
される第1、第2および第3の端子と、一端が前記第1
の端子に接続され、前記第1の端子から流れ込む方向の
電流によってのみ作動する第1のリレーと、前記第2の
端子と前記第1のリレーの他端に接続された第1のダイ
オードとの間に接続され、前記第1のリレーと同方向の
電流によってのみ作動し、前記第1のリレーよりも低い
感度とされている第2のリレーと、前記第2の端子に接
続され、いずれの方向の電流によっても作動する第3の
リレーと、前記第3の端子と前記第1のリレーの他端に
接続された第2のダイオードとの間に接続され、前記第
1のリレーと同方向の電流によってのみ作動し、前記第
1のリレーよりも低い感度とされている第4のリレー
と、前記第3の端子と前記第3のリレーとの間に接続さ
れ、いずれの方向の電流によっても作動し、前記第3の
リレーよりも低い感度とされている第5のリレーとを有
し、前記第1のリレーの作動により前記第3のリレーと
前記第5のリレーとの接続が切り離され、前記第2のリ
レーの作動により前記第3の端子が回路から切り離され
て接地され、前記第3のリレーの作動により、前記第3
のリレーと前記第5のリレーとの接続点が接地されると
ともに、前記第1のリレーの他端が回路から切り離され
て接地され、前記第4のリレーの作動により前記第2の
端子が回路から切り離されて接地され、前記第5のリレ
ーの作動により、前記第3のリレーと第5のリレーとの
接続点が接地されるとともに、前記第1のリレーの他端
が回路から切り離されるようになされている給電路切替
回路である。
【0016】また、本発明の他の給電路切替回路は、そ
れぞれ給電路に接続される第1、第2および第3の端子
と、前記第1の端子に接続された第1のダイオードと前
記第2の端子との間に接続され、前記第2の端子に向か
って流れる方向の電流によってのみ作動し、第2のリレ
ーよりも低い感度とされている第1のリレーと、前記第
2の端子に接続され、いずれの方向の電流によっても作
動する第2のリレーと、前記第1の端子に接続された第
2のダイオードと前記第3の端子との間に接続され、前
記第3の端子の方向に流れる電流によってのみ作動し、
第2のリレーよりも低い感度とされている第3のリレー
と、前記第3の端子と前記第2のリレーとの間に接続さ
れ、いずれの方向の電流によっても作動し、前記第2の
リレーよりも低い感度とされている第4のリレーとを有
し、前記第1のリレーの作動により前記第3の端子が回
路から切り離されて接地され、前記第2のリレーの作動
により、第2のリレーと前記第4のリレーとの接続点が
接地されるとともに、前記第1の端子が回路から切り離
されて接地され、前記第3のリレーの作動により前記第
2の端子が回路から切り離されて接地され、前記第4の
リレーの作動により、前記第2のリレーと第4のリレー
との接続点が接地されるとともに、前記第1の端子が回
路から切り離されるようになされている給電路切替回路
である。
【0017】
【発明の実施の形態】
A.第1の実施の形態 図1に本発明の給電路切替回路の第1の実施形態を示
す。この図において、A、B、およびCはこの給電路切
替回路の端子であり、これらの端子には前述したように
光海底ケーブルがそれぞれ接続されている。なお、端子
Aに接続される光ケーブルをTRUNK、端子Bに接続
される光ケーブルをBRANCH1、端子Cに接続され
る光ケーブルをBRANCH2とする。K1〜K5は真
空リレーなどからなる第1〜第5のリレーであり、k
1、k2、k3−1、k3−2、k4、k5−1および
k5−2は前記各リレーK1〜K5の接点である。これ
らリレーの各接点は電流が流れていない初期状態におい
ては図示するような状態となっている。なお、図示する
ように、初期状態においてすべてのパスが接続されてい
る状態となされているのは、絶縁試験などを行なうこと
ができるようにするためである。また、D1〜D7はツ
ェナーダイオード、R1〜R3は抵抗である。さらに、
E1〜E5は前述したようにこの給電路切替回路の筐体
を介して海水に接続される接地端子である。
【0018】ここで、リレーK1、K2およびK4に、
それぞれ並列にツェナーダイオードD1、D3およびD
6が接続されているのは、端子A側から端子Bあるいは
C側に電流が流れるときのリレーK1、K2およびK4
の両端に印加される電圧を制限するためであるととも
に、それと逆方向の電流によりリレーが動作しないよう
にするためである。また、リレーK3およびK5に並列
に接続されているツェナーダイオードD4およびD7が
極性の異なる向きに直列に接続されたものであるのは、
リレーK3およびK5が、いずれの方向の電流が流れた
場合でも作動するようにするためであるとともに、その
両端に印加される電圧を制限するためである。さらに、
リレーK2、K4およびK5には、抵抗R1、R2およ
びR3が並列に接続されているが、これは、リレーに流
れる電流を分流して、当該リレーの感度を他のリレーK
1およびK3の感度よりも低くするためである。なお、
これら抵抗R1、R2およびR3の抵抗値としては、リ
レーの巻き線の抵抗値とほぼ同一の抵抗値とされてい
る。なお、図中のツェナーダイオードは、いずれも、リ
レーK1〜K5の動作電圧よりも僅かに高い同一のツェ
ナー電圧を有するものである。また、ツェナーダイオー
ドD2とD5は複数個のツェナーダイオードを直列に接
続したものとされているが、これは、所望のツェナー電
圧を得ることができるものであれば図示するように複数
個直列に接続する必要はなく、あるいは、通常のダイオ
ードであっても良い。
【0019】A−1.正常時における立ち上げ手順 このように構成された給電路切替回路を用いてシステム
を立ち上げるときに、各端局が連携して給電電圧を印加
することにより、各種の給電方法を用いて、光ケーブル
内に挿入されている光中継器群および分岐装置自体に給
電を行なうことができる。以下にその立ち上げ方法につ
いて説明する。
【0020】A−1.1.TRUNK−BRANCH1
通電 端子A側のTRUNKと端子B側のBRANCH1とを
両端給電とし、端子C側のBRANCH2を片端給電と
するときは、まず、端子Cに接続された端局において端
子C(BRANCH2)をオープンとし、端子Aに接続
された端局において端子A(TRUNK)を接地してお
く。そして、端子B(BRANCH1)に接続された端
局から徐々に負の電圧を印加していく。これにより、接
地されている端子A(TRUNK)側から端子B(BR
ANCH1)側に、リレーK1とリレーK2とを通る電
流路と、リレーK1からリレーK4、K5およびK3を
通る電流路とを介して電流が流れ始める。このとき、リ
レーK4、K5およびK3は直列に接続されているた
め、これらを通るパスに流れる電流は、リレーK2に流
れる電流よりも小さい電流となる。したがって、最初に
リレーK1が動作することとなり、その接点k1がオー
プンとなる。これにより、リレーK3を通るパスが開放
される。なお、このとき、回路の抵抗値が高くなるので
リレーK1に流れる電流が瞬間的に減少するので、この
リレーK1が再び非動作状態にならないようにするため
に、リレーK1はヒステリシス特性を有するものとする
ことが必要である。
【0021】さて、さらに端子B(BRANCH1)に
接続されている局からの印加電圧を高めていくと、リレ
ーK1が動作した後に続いてリレーK2が動作する。こ
れにより接点k2が切り換えられ、端子C(BRANC
H2)が端子E4に接続されて海水に接地されることと
なる。次に、端子A(TRUNK)に接続された端局か
ら正の電圧を供給する。以上により、端子A(TRUN
K)側と端子B(BRANCH1)側との両者から給電
される両端給電の状態と、端子C(BRANCH2)側
の片端給電の状態となる。
【0022】A−1.2.TRUNK−BRANCH2
通電 上記とは逆に、端子AのTRUNKと端子CのBRAN
CH2とを両端給電とし、端子BのBRANCH1を片
端給電とするときは、まず、端子B(BRANCH1)
をオープンとし、端子C(BRANCH2)側から負の
電流を供給する。これにより、 上述の場合と同様にし
て、端子A(TRUNK)側と端子C(BRANCH
2)側との両者から給電される両端給電の状態と、端子
B(BRANCH1)側の片端給電の状態とすることが
できる。
【0023】A−1.3.BRANCH1、BRANC
H2通電 まず、端子A(TRUNK)をオープンとし、端子C
(BRANCH2)を接地しておく。そして、端子B
(BRANCH1)から正の電流を印加する。図1の状
態において、端子B(BRANCH1)側から正の電圧
を徐々に印加することにより、端子B、接点k4、リレ
ーK3、接点k1、リレーK5、接点k2端子Cを通る
電流路、および、端子B、接点k4、ダイオードD3、
ダイオードD2、ダイオードD5、リレーK4、接点k
2、端子Cを通る電流路の2つの電流路を通って電流が
流れ始める。ここで、リレーK4を通る電流路には例え
ば2個のツェナーダイオードが直列に接続されたツェナ
ーダイオードD2が挿入されているためにリレーK2お
よびK4に印加される電圧は少なく、ほとんど電流は流
れない。また、リレーK5には抵抗R3が並列に接続さ
れているため、リレーK3が最初に作動する。
【0024】これにより、接点k3−2が導通し、端子
B、接点k4、リレーK3および接点k3−2を介して
接地E5に接続される回路が形成され、リレーK3は自
己保持状態とされる。また、リレーK3の接点k3−1
も「2」側に切り換えられ、端子A(TRUNK)はリ
レーK1を介して接地E1に接続され、端子AのTRU
NKはBRANCH1とBRANCH2とから切り離さ
れる。なお、この時点では、端子A(TRUNK)はオ
ープンとなっているので、リレーK1は動作しない。
【0025】この状態において、端子C(BRANCH
2)側から負電圧を印加して負電流を流す。これによ
り、接地端子E5、接点k3−2、接点k1、リレーK
5、接点k2、端子Cを通って電流が流れ、リレーK5
が動作する。これにより、接点k5−1が導通してリレ
ーK5は自己保持状態となるとともに、接点k5−2が
開放される。
【0026】そして、端子B(BRANCH1)側に印
加する電圧の極性を反転して、正規の負電流を印加す
る。このとき、一時的にリレーK3が非動作状態となる
が、前述したようにリレーK5が動作しているので、リ
レーK3の一端は端子E5に接続されており、端子Bか
ら供給される負電圧によりリレーK3は再び作動状態と
される。これにより、端子B(BRANCH1)と端子
C(BRANCH2)はともに接地端子E5において接
地され、それぞれ片端給電されることとなる。この後、
端子A(TRANK)から正の電流を流す。リレーK1
が動作することにより接点k1が開放されるが、これに
より状態に変化が生じることはない。
【0027】A−2.障害発生後の再立ち上げ手順 線路に障害が発生した場合は、各端局が連携して再立ち
上げすることにより、障害の発生した光ケーブルを回避
してシステムを立ち上げることができる。すなわち、正
常時に図2の(a)に示すように給電されているシステ
ムにおいて、BU2とBU3との間の光ケーブルに障害
が発生したときには、同図(b)に示すように給電経路
を変更することにより、障害の発生したパスを回避して
システムを再立ち上げすることができる。このようなシ
ステムの再立ち上げの方法について、ケーブルが切断さ
れ電流を流すことができなくなるオープン障害と、ケー
ブルが海水に接地されるシャント障害とに分けて説明す
る。
【0028】A−2.1.オープン障害の場合 端子A(TRUNK)、端子B(BRANCH1)ある
いは端子C(BRANCH2)に接続されている線路が
切断された場合には、前述した立ち上げ手順A−1.1
〜A−1.3のうちのいずれかの手法を用いて再立ち上
げをすることにより、図2の(b)に示したような給電
路を構成することができる。
【0029】A−2.2.シャント障害の場合 A−2.2.1.TRUNKのシャント障害 TRUNKが海水にショートするシャント障害の場合に
は、まず、端子C(BRANCH2)をオープンとして
おき、端子B(BRANCH1)から定電流源を用いて
リレーが動作するのに充分な正の電流を印加する。この
電流の大部分は、端子B、接点k4、リレーK2、ダイ
オードD2、接点k5−2、接点k3−1、リレーK
1、端子Aを介して海水に接地されているTRUNKに
流れるが、各リレーK2およびK1にはそれぞれ並列に
ダイオードD3およびD1が接続されているので、これ
らのリレーは作動しない。また、前記電流の一部は、リ
レーK3、接点k1、リレーK5、リレーK4およびダ
イオードD5からなるパスにも流れることとなるが、こ
れらのリレーに加わる電圧はダイオードD2とD3とD
5とにより制限されるため、これらのリレーが作動する
こともない。
【0030】このような状態において、次に、端子Cの
BRANCH2に接続された端局から負の電圧を印加
し、端子Cから負の電流を流す。この電流は接点k2か
ら主としてリレーK3およびリレーK5を通って端子B
のBRANCH1に流れ込む。リレーK5は並列に抵抗
R3が接続されてその感度が低くなるようにされている
ので、リレーK3が先に作動する。これにより、接点k
3−2が導通し、接地端子E5に接地される。この結
果、リレーK3には端子BのBRANCH1から電流が
流れ込み、リレーK3は自己保持状態とされる。また、
接点k3−1が「2」側に切り換えられ、端子AのTR
UNKがリレーK1を介して接地端子E1に接続され、
TRUNKはこの分岐装置から切り離される。
【0031】一方、端子CのBRANCH2から供給さ
れる負電流が増加されると、リレーK5が動作する。こ
れにより接点k5−1が導通してリレーK5の一端が接
地端子E5に接地され、このリレーK5は自己保持状態
となる。また、接点k5−2によりTRUNKは2重に
切り離された状態とされる。
【0032】そして、端子BのBRANCH1の電流の
極性を反転し、BRANCH1から負の電流を印加す
る。このとき、一時的にリレーK3が非動作状態となる
が、リレーK5が動作状態となっているので、リレーK
3とリレーK5との接続点はE5に接地されたままであ
り、また、TRUNKは分岐装置と切り離されたままと
なり、このことにより状態が変更されることはない。以
上説明したように、TRUNKのシャント障害の場合に
は、TRUNKを切り離してBRANNCH1とBRA
NCH2との間で給電を行なうことができる。
【0033】A−2.2.2.BRANCH2のシャン
ト障害 BRANCH2でシャント障害が発生したときには、再
立ち上げ時に、BRANCH1をオープンとし、端子A
のTRUNK側から正の電流を流す。この電流は、端子
A、リレーK1、接点k3−1、接点k5、ダイオード
D5リレーK4、接点k2および端子Cを通る経路と、
端子A、リレーK1、接点k3−1、接点k5−2、ダ
イオードD2、リレーK2、リレーK3、接点k1、リ
レーK5、接点k2および端子Cを通る経路とを介し
て、BRANCH2の接地点に流れるが、リレーK2、
K3およびK5に流れる電流は僅かであり、また、リレ
ーK4は抵抗R2により感度が低くされているので、リ
レーK1が最初に作動する。これにより、接点k1が開
放される。このとき、一時的にインピーダンスが上昇し
てリレーK1を流れる電流は一時的に減少するが、これ
により再びオフ状態とならないようにリレーK1はヒス
テリシス特性を有するものが使用されている。
【0034】次に、端子BのBRANCH1から負の電
流を印加すると、この電流は、リレーK2、ダイオード
D2、接点k5−2、接点k3−1を通ってリレーK1
に流れる電流と、リレーK2、ダイオードD2、ダイオ
ードD5およびリレーK4に流れる電流となる。このと
き、リレーK1に流れる2つの電流は、同相の電流であ
り、リレーK4に流れる2つの電流は逆相の電流であ
る。ここで、BRANCH1の電位を徐々に下げていく
と、リレーK2に流れる電流は増加して行き、リレーK
2が動作する。これにより、接点k2が「2」側に切り
換えられ、BRANCH2はこの分岐装置から切り離さ
れて端子E4に接地される。このようにして、TRUN
KからBRANCH1への給電経路が形成され、シャン
ト障害の発生したBRANCH2はE4において接地さ
れる。
【0035】A−2.2.3.BRANCH1のシャン
ト障害 BRANCH1の海底ケーブルが海水に接地されるシャ
ント障害が発生した後の再立ち上げの場合は、上述した
BRANCH2のシャント障害の場合においてBRAN
CH1とBRANCH2とを入れ替えた手順により、T
RUNKからBRANCH2への給電経路を形成するこ
とができる。
【0036】以上説明したように、図1に示した本発明
の給電経路切替回路によれば、TRUNK、BRANC
H1およびBRANCH2のうちのいずれの2端子間に
おいても給電経路を形成することが可能となる。
【0037】次に、複数の分岐装置BUを接続した場合
の給電開始手順を、図2の(a)に示すような給電状態
とする場合を例にとって説明する。各分岐装置BU1〜
4は、前段の分岐装置BUのBRANCH1側端子Bが
後続する分岐装置BUのTRUNK側端子Aに順次接続
されており、それぞれのBRANCH2側端子Cが対応
する分岐先の陸揚局T2、T3、T5およびT6に接続
されているものとする。すなわち、分岐装置BU1にお
ける給電路切替回路のTRUNK側端子Aが陸揚局T1
に接続され、BRANCH1側端子Bが後続する分岐装
置BU2のTRUNK側端子Aに接続され、BRANC
H2側端子Cが陸揚局T2に接続され、分岐装置BU2
のBRANCH1側端子Bが後続する分岐装置BU3の
TRUNK側端子Aに接続され、BRANCH2側端子
Cが陸揚局T3に接続され、以下同様にして、分岐装置
BU4のBRANCH1側端子Bが陸揚局T4に接続さ
れているものとする。
【0038】このような状態において、前記「A−1.
1.TRUNK−BRANCH1通電」において説明し
たように、各分岐先の陸揚局T2、T3、T5およびT
6は、それぞれに接続されている光海底ケーブル2〜5
をオープン状態とし、陸揚局T1はケーブル1を接地し
ておく。図1に示すように各リレーの接点は初期状態に
おいてはすべての端子A、B、Cが接続される状態とな
されているため、すべての分岐装置BU1〜4における
それぞれのリレーK1、K2およびK4は直列に接続さ
れた状態となっており、陸揚局T4から前述したように
徐々に負の電圧を印加することにより、すべての分岐装
置BU1〜4における給電路切替回路において前述した
動作と全く同様の動作が行なわれ、TRUNK−BRA
NCH1通電が行なわれることとなる。次に、各分岐先
の陸揚局T2、T3、T5およびT6から前述したよう
に負電流の給電をそれぞれ行なうことにより、図2の
(a)に示す給電状態とすることができる。
【0039】また、図2の(a)に示す状態で運用して
いたときに、分岐装置BU2とBU3の間において、障
害が発生したときには、再立ち上げ時に、分岐装置BU
2とBU3が図の(b)に示す給電方式により給電され
るされるように各陸揚局が連携して前述した再立ち上げ
方式により給電を行なうことにより、同様にして、障害
個所を回避して回線の運用を再開することが可能とな
る。
【0040】B.第2の実施の形態 次に、本発明の第2の実施の形態を図3を参照して説明
する。図3において、図1と同一の構成要素には同一の
符号を付してその詳細な説明を省略する。図3と図1と
を比較すると明らかなように、この実施の形態は、前記
図1の実施の形態においてリレーK1およびそれに並列
に接続されていたダイオードD1を省略して構成部品点
数を減少させたものである。このように部品点数を少な
くすることにより、信頼性をより向上させるとともに、
分岐装置BUを小型化することができる。
【0041】B−1.正常時における立ち上げ手順 B−1.1.TRUNK−BRANCH1通電 まず、端子Cに接続された端局において端子C(BRA
NCH2)をオープンとし、端子Aに接続された端局に
おいて端子A(TRUNK)を接地しておく。そして、
端子B(BRANCH1)に接続された端局から徐々に
負の電圧を印加していく。これにより、接地されている
端子A(TRUNK)側から端子B(BRANCH1)
側に、リレーK2を通る電流路と、リレーK4、K5お
よびK3を通る電流路との2つのパスを介して電流が流
れ始める。このとき、リレーK4、K5およびK3は直
列に接続されているため、これらを通るパスに流れる電
流は、リレーK2に流れる電流よりも小さい電流とな
る。
【0042】すなわち、各リレーの巻き線の抵抗値をR
とし、抵抗R1、R2およびR3の抵抗値も同一の値R
であるとすると、リレーK2、ツェナーダイオードD3
および抵抗R1の並列回路、リレーK4、ダイオードD
6および抵抗R2の並列回路、およびリレーK5、ダイ
オードD7および抵抗R3の並列回路の抵抗値はいずれ
もほぼR/2となり、リレーK3とダイオードD4の並
列回路の抵抗値はほぼRとなる。したがって、TRUN
Kから流れ込む電流の大きさをIとしたとき、リレーK
2に流れる電流は(2/5)・Iとなり、リレーK3に
流れる電流は(1/5)・Iとなる。よって、最初にリ
レーK2が動作し、その接点k2が切り換えられて、B
RANCH2が分岐装置から切り離され、端子E4にお
いて接地される。
【0043】さらに、TRUNKの電圧を正の電圧にし
て、端子Aから端子Bに流れる電流を大きくする。この
ように流れる電流が大きくされても、以下に説明するよ
うに、リレーK3〜K5が作動することはない。すなわ
ち、ダイオードD2とリレーK2に並列に接続されてい
るツェナーダイオードD3により、端子Aと端子Bとの
間の電圧は、Vz(ツェナーダイオードD3のツェナー
電圧)+2Vf(ダイオードD2の順方向電圧降下)に
制限されている。ダイオードD5による電圧降下は2V
fなので、リレーK4、K5およびK3にそれぞれ印加
される電圧はこのツェナー電圧Vzを各リレーのインピ
ーダンスに応じて分圧した電圧となる。具体的には、リ
レーK4とリレーK5にそれぞれ印加される電圧はVz
/4となり、リレーK3に印加される電圧はVz/2と
なる。したがって、ツェナーダイオードD3のツェナー
電圧の1/2の電圧で作動しない特性を有するリレーを
使用することにより、これらのリレーが作動することは
ない。このようにして、TRUNKとBRANCH1と
に通電することができる。
【0044】B−1.2.TRUNK−BRANCH2
通電 上記とは逆に、BRANCH1をオープンとし、TRU
NKを接地して、BRANCH2から負電流を給電し、
その後TRUNKから正の電流を供給することにより、
上記の場合とほぼ同様にして給電をすることができる。
【0045】B−1.3.BRANCH1、BRANC
H2通電 まず、TRUNKをオープンとし、BRANCH2を接
地した状態で、BRANCH1から正の電流を徐々に印
加していくと、BRANCH1から流れ込む電流はリレ
ーK3とリレーK5とを通るパスを流れる。抵抗R3に
よりリレーK5の感度は低くされているので、リレーK
3が作動し、接点k3−2がE5に接地される。これに
より、リレーK3に流れる電流は大きくなり、リレーK
3は自己保持される。また、接点k3−1が「2」側に
切り換えられ、TRUNKはE1にて接地される。
【0046】次に、BRANCH2から負の電流を流す
ことにより、接地端子E5から接点k3−2、リレーK
5、接点k2を介して電流が流れ、リレーK5が動作す
る。これにより、接点k5−1が導通して接地端子E5
に2重に接地され、また、接点k5−2により、TRU
NKが2重に切り離される。
【0047】続いて、BRANCH1から流す電流の向
きを反転してBRANCH1から正規の負の電流を流
す。このとき、一時的にリレーK3が非動作状態となる
が、接点k5−1およびk5−2が作動しているため、
このことにより状態が変更されることはなく、BRAN
CH1から印加される負の電流により、リレーK3は再
び作動状態となる。このようにして、TRUNK、BR
ANCH1およびBRANCH2は、すべて、分岐装置
内で接地され、それぞれ、片端給電されることとなる。
【0048】B−2.障害発生後の再立ち上げ手順 B−2.1.オープン障害の場合 TRUNK、BRANCH1あるいはBRANCH2に
おいて光海底ケーブルが切断された場合には、前述した
正常時の立ち上げ手順のうちの当該障害発生状態に適し
たいずれかの立ち上げ手順を採用して、再立ち上げする
ことにより、給電路の再構成を行なうことができる。
【0049】B−2.2.シャント障害の場合 B−2.2.1.TRUNKのシャント障害 TRUNKが海水にショートし、端子Aが海水に接地さ
れるシャント障害が発生したときには、まず、端子Cに
接続されたBRANCH2をオープンとしておき、BR
ANCH1から端子Bを介してリレーが操作するために
充分な正の電流を印加する。次に、BRANCH2から
負の電流を印加することにより、前述した「B−2−
1]の場合と同様にして、TRUNKを切り離して、B
RANCH1とBRANCH2とに給電することが可能
となる。
【0050】B−2.2.2.BRANCH2のシャン
ト障害 BRANCH2においてシャント障害が発生したときに
は、再立ち上げ時に、BRANCH1をオープンとし、
TRUNKから正の一定の値の電流を流す。例えば、リ
レーが動作する電流をIcとしたとき、2Icの電流を
加える。この電流は、端子A、接点k3−1、接点k5
−2を通り、ツェナーダイオードD5とリレーK4とを
通るパス、および、ツェナーダイオードD2、リレーK
2、リレーK3およびリレーK5を通るパスを通って、
接点k2および端子Cを介してシャント障害を起こして
いるBRANCH2から海中に接地される。おのおのの
パスに流れる電流は、それぞれ、(2/5)・Icと
(8/5)・Icである。このとき、いずれのリレーも
動作しない。
【0051】このような状態において、端子BのBRA
NCH1から負の電流を印加すると、この電流は、リレ
ーK4、ダイオードD5、ダイオードD2およびリレー
K2を通る電流と、リレーK5およびリレーK3を流れ
る電流となる。このとき、リレーK2に流れる2つの電
流は同相の電流となるが、リレーK4、リレーK3およ
びリレーK5にそれぞれ流れる2つの電流は逆相の電流
となり、BRANCH1から印加する負の電流を徐々に
大きくしていくことにより、リレーK2が動作する。例
えば、端子Bから加える電流値を(8/3)・Icとす
ると、リレーK2に流れる電流はIc、リレーK4に流
れる電流は0、リレーK3に流れる電流は(2/3)・
Ic、リレーK5に流れる電流は(1/3)・Icとな
り、リレーK2のみが動作する。これにより、接点k2
が「2」側に切り換えられ、BRANCH2は接地端子
E4を介して接地される。
【0052】B−2.2.3.BRANCH1のシャン
ト障害 BRANCH1の海底ケーブルが海水に接地されるシャ
ント障害が発生した後の再立ち上げの場合は、上述した
BRANCH2のシャント障害の場合においてBRAN
CH1とBRANCH2とを入れ替えた手順により、T
RUNKからBRANCH2への給電経路を形成するこ
とができる。
【0053】なお、本実施例では、抵抗R1〜R3の値
はリレーのコイルの抵抗値と同一としたが、その他の値
にすることも可能である。また、リレーK3に並列に抵
抗を挿入することにより、BRANCHのシャント障害
時の再立ち上げ時の電流の値を変えることもできる。
【0054】また、上記図1および図3に記載した各実
施の形態における回路図は、いずれも基本回路のみを記
載したものであり、微少電流測定や容量測定を行なうた
めには、ノード間を高抵抗で接続する必要がある。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、3つの端子のうちのい
ずれの端子に接続された光ケーブルに対しても任意に給
電を行なうことができ、ケーブルに障害が発生した場合
であっても、他のケーブルに対する給電経路を確保する
ことができる給電路切替回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給電路切替回路の第1の実施の形態を
示す図である。
【図2】給電路の切替を説明するための図である。
【図3】本発明の給電路切替回路の第2の実施の形態を
示す図である。
【図4】光海底ケーブル伝送システムの一例を示す図で
ある。
【図5】従来の給電路切替回路の一例を示す図である。
【符号の説明】
1〜5 光海底ケーブル A、B、C 端子 BU 分岐装置 C1〜C13 光中継器 D1〜D7 ダイオード E1〜E5 接地端子 K1〜K5 リレー k1〜k5−2 リレー接点 R1〜R3 抵抗 T1〜T6 陸揚局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅川 賢一 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号 国際 電信電話株式会社内 (72)発明者 則松 直樹 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号 国際 電信電話株式会社内 (72)発明者 西川 均 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号 ケイ ディディ海底ケーブルシステム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ給電路に接続される第1、第2
    および第3の端子と、 一端が前記第1の端子に接続され、前記第1の端子から
    流れ込む方向の電流によってのみ作動する第1のリレー
    と、 前記第2の端子と前記第1のリレーの他端に接続された
    第1のダイオードとの間に接続され、前記第1のリレー
    と同方向の電流によってのみ作動し、前記第1のリレー
    よりも低い感度とされている第2のリレーと、 前記第2の端子に接続され、いずれの方向の電流によっ
    ても作動する第3のリレーと、 前記第3の端子と前記第1のリレーの他端に接続された
    第2のダイオードとの間に接続され、前記第1のリレー
    と同方向の電流によってのみ作動し、前記第1のリレー
    よりも低い感度とされている第4のリレーと、 前記第3の端子と前記第3のリレーとの間に接続され、
    いずれの方向の電流によっても作動し、前記第3のリレ
    ーよりも低い感度とされている第5のリレーとを有し、 前記第1のリレーの作動により前記第3のリレーと前記
    第5のリレーとの接続が切り離され、 前記第2のリレーの作動により前記第3の端子が回路か
    ら切り離されて接地され、 前記第3のリレーの作動により、前記第3のリレーと前
    記第5のリレーとの接続点が接地されるとともに、前記
    第1のリレーの他端が回路から切り離されて接地され、 前記第4のリレーの作動により前記第2の端子が回路か
    ら切り離されて接地され、 前記第5のリレーの作動により、前記第3のリレーと第
    5のリレーとの接続点が接地されるとともに、前記第1
    のリレーの他端が回路から切り離されるようになされて
    いることを特徴とする給電路切替回路。
  2. 【請求項2】 それぞれ給電路に接続される第1、第2
    および第3の端子と、 前記第1の端子に接続された第1のダイオードと前記第
    2の端子との間に接続され、前記第2の端子に向かって
    流れる方向の電流によってのみ作動し、第2のリレーよ
    りも低い感度とされている第1のリレーと、 前記第2の端子に接続され、いずれの方向の電流によっ
    ても作動する第2のリレーと、 前記第1の端子に接続された第2のダイオードと前記第
    3の端子との間に接続され、前記第3の端子の方向に流
    れる電流によってのみ作動し、第2のリレーよりも低い
    感度とされている第3のリレーと、 前記第3の端子と前記第2のリレーとの間に接続され、
    いずれの方向の電流によっても作動し、前記第2のリレ
    ーよりも低い感度とされている第4のリレーとを有し、 前記第1のリレーの作動により前記第3の端子が回路か
    ら切り離されて接地され、 前記第2のリレーの作動により、第2のリレーと前記第
    4のリレーとの接続点が接地されるとともに、前記第1
    の端子が回路から切り離されて接地され、 前記第3のリレーの作動により前記第2の端子が回路か
    ら切り離されて接地され、 前記第4のリレーの作動により、前記第2のリレーと第
    4のリレーとの接続点が接地されるとともに、前記第1
    の端子が回路から切り離されるようになされていること
    を特徴とする給電路切替回路。
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