JPH0470128A - 海中分岐装置の給電路切替回路および海底ケーブル通信システムの給電方法 - Google Patents

海中分岐装置の給電路切替回路および海底ケーブル通信システムの給電方法

Info

Publication number
JPH0470128A
JPH0470128A JP2182151A JP18215190A JPH0470128A JP H0470128 A JPH0470128 A JP H0470128A JP 2182151 A JP2182151 A JP 2182151A JP 18215190 A JP18215190 A JP 18215190A JP H0470128 A JPH0470128 A JP H0470128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
path
submarine cable
relay
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2182151A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Inoue
義之 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2182151A priority Critical patent/JPH0470128A/ja
Priority to GB9416830A priority patent/GB2280341B/en
Priority to GB9114330A priority patent/GB2248373B/en
Priority to US07/728,190 priority patent/US5214312A/en
Publication of JPH0470128A publication Critical patent/JPH0470128A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [概要] 海底ケーブルを海中で分岐して3局以上の陸揚局間で通
信を行う海底ケーブル通信システムにおける海中分岐装
置の給電路切替回路、およびこの給電路切替回路を用い
た給電方法に関し、給電システムとして信頼性の高い両
端給電を採用し、給電路の障害時には可能な限り両端給
電路を形成できるよう給電路の切替えを行えるようにす
ることを目的とし、 第1.第2、第3の電気路をY字型に結線して各先端に
海底ケーブルの給電路に接続するための第1.第2.第
3の接続端子を夫々配した海中分岐装置の給電路切替回
路において、第1のリレーであってその駆動部が第1の
電気路に配置され、その切替部によって第2の接続端子
を第2の電気路から切り離して接地するものと、第2の
リレーであってその駆動部が第2の電気路に配置され。
その切替部によって第1の接続端子を第1の電気路から
切り離して接地するものと、第3のリレーであってその
駆動部が第2の電気路中の第1のリレーの切替部と接地
間の接地電気路に配置され、そのスイッチ部によって接
地電気路の自己保持回路を形成するものとを備えたもの
である。
[産業上の利用分野J 本発明は海底ケーブルを海中で分岐して3局以上の陸揚
局間で通信を行う海底ケーブル通信システムにおける海
中分岐装置の給電路切替回路、およびこの給電路切替回
路を用いた給電方法に間する。
海底ケーブル通信システム、特に光海底ケーブル通信シ
ステム等では、光海底ケーブルに間隔を置いて光中継器
が取り付けられており、この光中継器は光海底ケーブル
中の給電路を介して直流定電流給電される。この給電方
法としては、1局の陸揚局からのみ給電を行う片端給電
と2局の陸揚局から給電を行う両端給電とがあるが、給
電システムとしては、より信頼性の高い両端給電を用い
つつ陸揚局の増設にも対処できることが必要であり、ま
た給電路の障害時には可能な限り両端給電路を残しつつ
給電路の切替えを行えることが必要とされている。
[従来の技術] 第13図には片端給電による光海底ケーブル通信システ
ムの例が示される。図示のように、陸揚局Aと陸揚局8
間を光海底ケーブルOMCにより接続しており、この光
海底ケーブルOMCには光中継器REPが所定間隔で配
置されると共に海中分岐装置BUが取り付けられており
、この海中分岐装置BUは光海底ケーブルOMCを分岐
して3局以上の陸揚局との間での通信を可能にしている
この第13図のシステムでは、各陸揚局A、B、Cから
の光海底ケーブルOMCの給電路は海中分岐装置BUに
おいて海中アースされるようになっている。これにより
陸揚局Aの給電装置と海中分岐装置BU間の給電路、お
よび陸揚局Bの給電装置と海中分岐装置BU間の給電路
および陸揚局Cの給電装置と海中分岐装置BU間の給電
路をそれぞれ独立に形成しており、各給電路は陸揚局へ
側からのみ、または陸揚局B側からのみまたは陸揚局C
側からのみ給電が行われる片端給電路となっている。
この片端給電方式では、陸揚局の給電装置が故障した場
合、その故障した給電装置に代わって他の陸揚局の給電
装置から給電を行うは不可能なため、かかる給電装置の
故障対策として、各陸揚局A、B、Cに現用と予備の給
電装置をそれぞれ設置しておくことが必要となる。
第14図には両端給電による光海底ケーブル通信システ
ムの例が示される。図示のように、陸揚局Aと陸揚局8
間を光海底ケーブルOMCにより接続し、この光海底ケ
ーブルOMCに光中継器REPと海中分岐装置BUを取
り付ける。この海中分岐装置BUは片端給電の場合と相
違して光海底ケーブルOMCの給電路を海中アースする
ことなく接続して陸揚局Aと8間の給電路を形成するよ
うにしている。
陸揚局AとBの給電装置は一方が正極性である時には他
方が負極性の電流を給電するように構成されており、こ
れにより光海底ケーブル○MCの給電路には陸揚局Aと
Bの双方から給電が行われる。この両端給電方式では、
陸揚局AとBのうちの一方の給電装置に障害が発生して
給電ができなくなっても、残る他方側の陸揚局の給電装
置で全負荷の給電を行うことができ、よって各陸揚局に
予備の給電装置は不要となる。
このように片端給電方式と両端給電方式とでは、信頼度
、経済性および使用電圧などの面からみて両端給電方式
が望ましい。
ところで、光海底ケーブル通信システムでは、従来は3
局の陸揚局間で伝送路を構成する場合が多かったが、近
年は海中分岐装置を複数使用して更に多くの陸揚局間を
結ぶ場合が増えている。このような光海底ケーブル通信
システムの給電方式としては、例えば特開平1−276
937号公報記載の光海底給電方式などが提案されてい
る。
[発明が解決しようとする課題] 従来の一般的な給電方式は海中分岐装置において全ての
給電路が接地されて片端給電となる方式であるので、給
電システムの信頼性が低くなるという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、給電システムとして信頼性の高
い両端給電を採用し、給電路の障害時には可能な限り両
端給電路を形成しつつ給電路の切替えを行える海中分岐
装置の給電路切替回路とその給電路切替回路を用いた給
電方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明に係る原理説明図である。
本発明に係る海中分岐装置の給電路切替回路は、第1、
第2、第3の電気路101.102.103をY字型に
結線して各先端に海底ケーブルの給電路に接続するため
の第1、第2、第3の接続端子104.105.106
を夫々配した海中分岐装置の給電路切替回路において、
第1のリレー107であってその駆動部107Lが第1
の電気路101に配置され、その切替部107Cによっ
て第2の接続端子105を第2の電気路102から切り
離して接地するものと、第2のリレ108であってその
駆動部108Lが第2の電気路102に配置され、その
切替部108Gによって第1の接続端子104を第1の
電気路101がら切り離して接地するものと、第3のリ
レー109であってその駆動部109Lが第2の電気路
IO2中の第1のリレー107の切替部107Lと接地
間の接地電気路110に配置され、その第1のスイッチ
部109Cによって接地電気路110の自己保持回路を
形成するものとを備えたものである。
また本発明に係る海中分岐装置の給電路切替回路は、他
の形態として、上述の形態の給電路切替回路において、
第3のリレー109が、第1のスイッチ部109Cと同
時に、第2の電気路102をリレー108の駆動部10
8Cとリレー107の切替部107Cの間で開放する第
2のスイッチ部109CCを更に備えたものである。
また本発明に係る海底ケーブル通信システムの給電方法
は、海底ケーブルを海中分岐装置で分岐して3以上の陸
揚局を接続する海底ケーブル通信システムにおける給電
方法において、給電路切替回路として上述の各形態の給
電路切替回路が用いられ、通常時には給電路切替回路の
第1と第3の接続端子104.106にそれぞれ接続さ
れる陸揚局間で両端給電を行った後に、第2の接続端子
105に接続される陸揚局から片端給電を行うことで給
電路を形成し、第1の接続端子104に接続される陸揚
局からの給電路に障害が発生した場合には第2と第3の
接続端子105.106に接続される陸揚局間で両端給
電を行うことで第1の接続端子104に接続された障害
給電路を切り離して給電路を形成するようにしたもので
ある。
また本発明に係る海底ケーブル通信システムの給電方法
は、海底ケーブルを2以上の海中分岐装置で分岐して4
以上の陸揚局を接続する海底ケーブル通信システムにお
ける給電方法において、海中分岐装置の給電路切替回路
として上述の各給電路切替回路が用いられ、給電路切替
回路の第1と第3の接続端子104,106間の電気路
101.103を海底ケーブルを介して複数の海中分岐
装置についてカスケードに接続して主給電路を形成し、
この主給電路の両端に接続される二つの陸揚局間で両端
給電を行った後に、各給電路切替回路の第2の接続端子
105に接続された陸揚局から片端給電を行うことで給
電路を形成するものである。
また本発明に係る海底ケーブル通信システムの給電方法
は、上述の給電方法において、複数の給電路切替回路の
第1のリレーはそれぞれ動作電流が異なるように設定さ
れ、主給電路に流す給電電流を変えることで、各給電路
切替回路の第1のリレー107を順次に駆動するように
したものである。
また本発明に係る海底ケーブル通信システムの給電方法
は、上述の給電方法において、給電路切替回路として前
述の本発明の各給電路切替回路とそれ以外の回路構成の
給電路切替回路とを用いて給電路を形成するものである
[作用] 本発明に係る海中分岐装置の給電路切替回路を用いての
基本的な給電方法としては、通常時に、給電路切替回路
の第1と第3の接続端子104゜106にそれぞれ接続
される陸揚局間で両端給電を行い、それにより第1のリ
レー107を駆動してその切替!!107Cにより第2
の接続端子105を接地し、その後に、第2の接続端子
105に接続される陸揚局から片端給電を行うことでリ
レー109を駆動してそのスイッチ部109Cで自己保
持を行いつつ給電路を形成する。そして第1の接続端子
104に接続される陸揚局からの給電路に障害が発生し
た場合には、第2と第3の接続端子105.106に接
続される陸揚局間で両端給電を行うことで、リレー10
8を駆動してその切替部108Cにより第1の接続端子
104に接続された障害給電路を切り離して給電路を形
成する。
海底ケーブルを2以上の海中分岐装置で分岐して4以上
の陸揚局を接続する海底ケーブル伝送システムに本発明
に係る給電路切替回路を用いる場合には、給電路切替回
路の第1と第3の接続端子104.106間の電気路1
01.103を海底ケーブルを介して複数の海中分岐装
置についてカスケードに接続して主給電路を形成し、こ
の主給電路の両端に接続される二つの陸揚局間で両端給
電を行って各給電路切替回路のリレー107を駆動し、
その切替接点107Cにより各給電路切替回路の接続端
子105を接地する。その後に、各給電路切替回路の第
2の接続端子105に接続された陸揚局から片端給電を
行うことで給電路を形成する。
上述の給電方法において、各海中分岐装置の給電路切替
回路の第1のリレー107はそれぞれ動作電流が異なる
ように設定し、主給電路に流す給電電流を変えることで
、各給電路切替回路の第1のリレー107を順次に駆動
するようにし、それによりリレーのホットスイッチイン
クを防止できるようにする。
海底ケーブル通信システムに用いる給電路切替回路とし
ては、本発明に係る給電路切替回路とそれ以外の回路構
成の給電路切替回路とを組み合わせて用いることもでき
る。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
本発明の一実施例としての海中分岐装置の給電路切替回
路が第2図に示される。この実施例は光海底ケーブル通
信システムに適用した場合のものであり、図中には光フ
アイバ回路を除いた給電路切替回路だけが示されている
。第2図中、BUは海中分岐装置であり、3つの接続端
子Tl、T2、T3を有し、各接続端子T1、T2、T
3はそれぞれ光海底ケーブルの給電路を介して陸揚局A
、B、Cの給電装置に接続される。ここで陸揚局AとB
の給電装置は正極性〜、陸揚局Cの給電装置は負極性の
給電電流をそれぞれ光海底ケーブルの給電路に供給する
ように構成されている。
海中分岐装置BU中の給電回路としては、電気路I、■
、■がY字型に結線されており、各電気路I、■、■の
先端には前述の接続端子T1.T2、T3がそれぞれ接
続される。電気路IにはリレーRLIの駆動コイル(以
下、リレーコイルRLlと記する)が挿入され、電気路
■にはリレーRL3の駆動コイル(以下、リレーコイル
RL3と記する)が挿入される。リレーRLIの切替接
点rβlは電気路■内の接続端子T2とリレーコイルR
L3の間に置かれ、この切替接点rI21のブレーク接
点側が接続端子T2とリレーコイルRL3間に、メーク
接点側が端子T2と接地間に挿入される。同様に、リレ
ーRL3の切替接点r123は電気路!内の接続端子T
IとリレーコイルRLlの間に挿入され、この切替接点
rI23のブレーク接点側が接続端子TIとリレーコイ
ルRL1間に、メータ接点側が端子Tlと接地間に挿入
される。
切替接点rρ1と接地間の経路にはリレーRL2の駆動
コイルC以下、リレーコイルRL2と記する)が挿入さ
れており、このリレーRL2のメーク接点rQ2−2は
自己保持回路を形成する接点として切替接点rJ21の
メータ接点側と並列に挿入される。またブレーク接点r
β2−1は切替接点rJ21とリレーコイルRLB間に
挿入される。
各リレーRLI〜RL3は図中に矢印で示された方向に
動作電流(感動電流)が流れた時のみ駆動されるように
なっている。またリレーRLI、RL2、RL3として
−は真空リレーなどの高電圧用リレーが用いられている
以下、この実施例の給電路切替回路を用いて各陸揚局A
、B、Cからの光海底ケーブルに給電を行う方法を第3
図〜第6図を参照しつつ説明する。
まず第3図に示されるように、陸揚局Cと陸揚局A間で
給電を行い、図中の矢印方向に給電電流を流し、それに
よりリレーRLIを励磁して動作させる。したがって陸
揚局Cと陸揚局A間では両端給電を行う給電路が形成さ
れることになる。またリレーRLIの動作によりその切
替接点rβ1は接続端子T2 (すなわち陸揚局Bから
の光海底ケーブルの給電路)を接地するように切り替わ
る。
次に第4図に示されるように陸揚局Bから給電をかけて
陸揚局B側の光海底ケーブルに給電を行う。これにより
リレーRL2が励磁されて動作する。するとメータ接点
rI22−2が閉じられて接地経路の自己保持回路が形
成されると共に、ブレーク接点rj22−2が開かれて
リレーコイルRL3を切替接点rβlから切り離す。
このリレーRL2は運用時に陸揚局Aまたは陸揚局C側
の光海底ケーブルに障害が発生した場合に給電路が切り
替わるのを防止する役割をするものであり、メータ接点
r!22−2が自己保持用の接点となる。ブレーク接点
rβ2−1は切替接点rI21が接地側からリレーコイ
ルRLa側に戻った時に接点に生じるアーク放電で切替
接点rβ■が破損されることを防ぐための接点であり、
リレーRL2による自己保持中は切替接点rβ1はブレ
ーク接点r92−1によりリレーコイルRLl側から切
り離されるようになっている。かがる機能のリレーは例
えば特開昭63−189025号公報などにも記載され
ている。
いよ第5図に示されるように陸揚局A側の光海底ケーブ
ルに障害が発生したものとする。この場合、リレーRL
Iが励磁されなくなるので、切替接点rfflは接地側
からリレーコイルRLB側に戻るが、陸揚局Bからの給
電路はリレーRL2の自己保持機能により維持される。
ここで、残りの陸揚局B、C間で両端給電を行うため、
全ての陸揚局で給電を一旦停止し、その後に第6図に示
されるように陸揚局Cと陸揚局8間で給電を開始する。
これによりリレーRL3が励磁され、その切替接点rf
f3が接地側に切り替わり、給電路から陸揚局A側の光
海底ケーブルを切り離す。これにより陸揚局Bと陸揚局
C間で両端給電による給電路が設定される。
なおこのシステムでは陸揚局C側の光海底ケーブルに障
害が発生した場合は、何れの陸揚局の給電も不可能とな
り、システムダウンとなる。従って、他の箇所の障害の
影響を受けない経路は陸揚局Aと陸揚局C間であるとい
えるので、システムの中で最も重要と考えられる陸揚局
間を陸揚局A、Cとし、この間で両端給電を行うように
する。
第7図には海中分岐装置BUを2台用いて4局の陸揚局
A、B、C,D間を接続する光海底ケーブル通信システ
ムに上述の給電路切替回路を適用した実施例が示される
。ここでBUIとBO2は海中分岐装置であり、その給
電路切替回路は第2図の実施例のものと同じ構成である
この通信システムでは、陸揚局Aと陸揚局8間に主とな
る光海底ケーブルを設定してその間で両端給電を行い、
海中分岐装置BUIとBO2でこの主となる光海底ケー
ブルを途中の2箇所から分岐してそれぞれ陸揚局C1陸
揚局りへの光海底ケーブルを接続するようにしており、
陸揚局C1Dは各々片端給電を行うようになっている。
通常の運用方法は、第8図に示されるように、まず陸揚
局Aと陸揚局8間で給電を行い、主となる光海底ケーブ
ルに給電を行う。これにより海中分岐装置BUIのリレ
ーRLI■と海中分岐装置BU2のリレーRLI■とが
励磁され、それぞれ切替接点rI21■とrβ1■が接
地側に切り替えられることで、陸揚局Cからの給電路と
陸揚局りからの給電路をそれぞれ接地する。次に、第9
図に示されるように、陸揚局Cと陸揚局りがそれぞれ給
電を開始し、各分岐光海底ケーブルに給電をかける。こ
れによりリレーRL2■とRL2■がそれぞれ励磁され
て給電路の自己保持がなされる。
ここで、海中分岐装置BLII、BO2の給電路切替回
路のリレーRLI■とRLI■はそれぞれ異なる動作電
流(感動電流)で動作するように構成されている。これ
はリレーのホットスイッチングを防止するためである。
すなわち、海中分岐装置BUのリレーを駆動する際、そ
の接点が接地側に切り替えられる時、その接点のある給
電路の対地電位が大きいと、その電位差により切替えに
際してリレー接点が損傷することがある。
このリレー接点の損傷を防ぐためには、リレーを駆動す
る時に、海中分岐装置BUの給電路の対地電位がゼロと
なるようにする必要がある。例えば主となる光海底ケー
ブルの両端の陸揚局A、 B間で給電を行うにあたって
は、各陸揚局A、Bのそれぞれの給電電圧/電流を光海
底ケーブルでの電圧降下を考慮しつつ適当な電圧値に調
整して海中分岐装置BUにおいて給電電位がゼロとなる
ようにするのであるが、海中分岐装置BUが2台ある場
合には、この方法では2台の海中分岐装置BUl、BU
2を同時に対地電位ゼロとすることはできない。
そこで海中分岐装置BUIとBU2のリレーRLl■と
RLI■の動作電流を異なる値に設定しておく。例えば
リレーRLI■の動作電流をリレーRLI■の動作電流
より小さく設定する。陸揚局Aと陸揚局B間で給電を行
うにあたっては、まず海中分岐装置BUIにおいて給電
路の対地電位がゼロとなるように陸揚局A、Bの給電電
圧を調整し、かつ給電電流としてはリレーRLI■の動
作電流の大きさのものを流す。これにより海中分岐装置
BUIのリレーRLI■は動作するが、海中分岐装置B
U2のリレーRLI■はリレーRLl■よりも動作電流
が大きいためその時の給電電流では動作しない。よって
海中分岐装置BU2のこの時の給電路の対地電位がゼロ
になっていなくとも、リレーRLI■が動作しないので
切替接点r9.1■の破損は生じない。
このようにして海中分岐装置BUIのリレーRL1■を
動作させた後に、今度は海中分岐装置BU2の給電路の
対地電位がゼロとなるように陸揚局Aと陸揚局Bの給電
電位を調整し、かつ給電電流としてリレーRLI■の動
作電流の大きさのものを流す。これにより海中分岐装置
BU2のリレーRLI■が動作される。以上のようにし
て、海中分岐装置ButとBU2のリレーのホットスイ
ッチングを防止できる。
この第7図の通信システムで設定可能な給電路が障害時
を含めて第10図に示される。図中(a)は通常時、(
b)〜(f)は障害時である。給電可能な光海底ケーブ
ルは実線で示され、その矢印は給電方向を表す。障害に
より使用不可能な光海底ケーブルは点線で示される。
通常時には、(a)に示されるように陸揚局Aと陸揚局
B間で両端給電、陸揚局Cと陸揚局りからそれぞれ片端
給電が行なわれる。(b)または(e)に示されるよう
に陸揚局C側または陸揚局り側の光海底ケーブルに障害
が発生した場合には残りの給電路は変更されることなく
、そのまま給電が行われる。(C)に示されるように陸
揚局A側の光海底ケーブルに障害が発生した場合には海
中分岐装置BU2側だけが給電可能であり、その場合、
陸揚局りと陸揚局B間で両端給電が行われるように給電
路の切替えが行われる。同様に(f)に示されるように
陸揚局B側の光海底ケーブルに障害が発生した場合には
海中分岐装置BUl側だけが給電可能となり、陸揚局A
と陸揚局C間で両端給電が行われるように給電路の切替
えが行われる。(d)に示されるように海中分岐装置B
Ulと海中分岐装置BU2間を接続する光海底ケーブル
に障害が発生した場合には、海中分岐装置BUI側では
陸揚局Aと陸揚局C間で、また海中分岐装置BU2側で
は陸揚局りと陸揚局B間でそれぞれ両端給電が行われる
ように給電路の切替えが行われる。このように何れの箇
所の光海底ケーブルに障害が発生した場合にも、残る陸
揚局間で両端給電路を形成することができる。
第11図には海中分岐装置BUの数を4台として陸揚局
を6局に増加させた光海底ケーブル通信システムにおけ
る給電回路が示される。図示のように、陸揚局Aと陸揚
局B間に主となる光海底ケーブルを設置し、4台の海中
分岐装置BUI〜BU4でこの主となる光海底ケーブル
から各陸揚局C,D、E、Fへの光海底ケーブルを分岐
する。このシステムでは、陸揚局Aと陸揚局8間では両
端給電が行われ、他の陸揚局C,D、E、Fからはそれ
ぞれ片端給電が行われる。また各海中分岐装置BUI〜
BU4のリレーRLI■、RL1■、RLI■、RLI
■は前述の同じ理由でそれぞれ動作電流の大きさが異な
っている。
このように、第12図に概念的に示されるように、主と
なる光海底ケーブルの給電ルート(第12図では陸揚局
Aと陸揚局8間の給電ルート)を決めると、その給電路
上に入るリレー(各海中分岐装置BUI−BTJ4のリ
レーRLI■〜RLI■)の動作電流をそれぞれ異なら
せることで、主となる給電ルートから何本でも分岐の給
電ルートを得ることができる。よって、リレー動作電流
の大きさが異なる海中分岐装置を更に増やすことにより
上述の実施例よりも更に多くの陸揚局に分岐できる光海
底ケーブル通信システムを構築することが可能である。
なお以上の実施例では海中分岐装置のリレーとして真空
リレー等の機械式の有接点リレーを用いたが、もちろん
本発明はこれに限られるものではなく、ソリッドステー
トリレー等の無接点リレーを用いたものであってもよい
。この場合、切替接点やメーク/ブレーク開閉接点の代
わりに半導体スイッチが用いられることになる。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明によれば、陸揚局の増設
に対処できる両端給電を用いた信頼性の高い給電システ
ムを提供できる。また給電路の障害時には障害ケーブル
以外のケーブル間で両端給電路を形成しつつ給電路の再
設定ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る原理説明図、 第2図は本発明の一実施例としての海中分岐装置の給電
路切替回路を示す図、 第3図〜第6図は第2図実施例装置の動作説明図、 第7図は第2図実施例装置を2台用いた光海底ケーブル
通信システムの給電回路を示す図、第8図、第9図は第
7図実施例装置の動作説明図、 第1O図は第7図実施例装置の設定可能な給電路を説明
する図、 第11図は第2図実施例装置を4台用いた光海底ケーブ
ル通信システムの給電回路を示す図、第12図は海中分
岐装置を複数台用いた光海底ケーブル通信システムの給
電回路を概念的に説明する図、 第13図は従来の片端給電方式を説明する図、 第14図は従来の両端給電方式を説明する図である。 図において、 RLI、RL2、RL3・・−リレーコイルrffl、
r122−1%rI22−2、rI23・・・リレー接
点 BU、BUl、BU2、BU3、BU4−・−海中分岐
装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1、第2、第3の電気路(101、102、10
    3)をY字型に結線して各先端に海底ケーブルの給電路
    に接続するための第1、第2、第3の接続端子(104
    、105、106)を夫々配した海中分岐装置の給電路
    切替回路において、 第1のリレー(107)であってその駆動部(107L
    )が該第1の電気路(101)に配置され、その切替部
    (107C)によって該第2の接続端子(105)を該
    第2の電気路(102)から切り離して接地するものと
    、 第2のリレー(108)であってその駆動部(108L
    )が該第2の電気路(102)に配置され、その切替部
    (108C)によって該第1の接続端子(104)を該
    第1の電気路(101)から切り離して接地するものと
    、 第3のリレー(109)であつてその駆動部(109L
    )が該第2の電気路中の該第1のリレーの切替部(10
    7C)と接地間の接地電気路(110)に配置され、そ
    の第1のスイッチ部(109C)によって該接地電気路
    (110)の自己保持回路を形成するものとを備えた海
    中分岐装置の給電路切替回路。 2、第3のリレー(109)は第1のスイッチ部(10
    9C)と同時に、第2の電気路(102)をリレー(1
    08)の駆動部(108L)とリレー(107)の切替
    部(107C)の間で開放する第2のスイッチ部(10
    9CC)を更に備えた請求項1記載の海中分岐装置の給
    電路切替回路。 3、海底ケーブルを海中分岐装置で分岐して3以上の陸
    揚局を接続する海底ケーブル通信システムにおける給電
    方法において、 給電路切替回路として請求項1または2記載のものが用
    いられ、 通常時には該給電路切替回路の第1と第3の接続端子(
    104、106)にそれぞれ接続される陸揚局間で両端
    給電を行った後に、該第2の接続端子(105)に接続
    される陸揚局から片端給電を行うことで給電路を形成し
    、 第1の接続端子(104)に接続される陸揚局からの給
    電路に障害が発生した場合には該第2と第3の接続端子
    (105、106)に接続される陸揚局間で両端給電を
    行うことで該第1の接続端子(104)に接続された障
    害給電路を切り離して給電路を形成するようにした海底
    ケーブル通信システムの給電方法。 4、海底ケーブルを2以上の海中分岐装置で分岐して4
    以上の陸揚局を接続する海底ケーブル通信システムにお
    ける給電方法であって、 給電路切替回路として請求項1または2記載のものが用
    いられ、 該給電路切替回路の第1と第3の接続端子(104、1
    06)間の電気路を海底ケーブルを介して複数の海中分
    岐装置についてカスケードに接続して主給電路を形成し
    、この主給電路の両端に接続される二つの陸揚局間で両
    端給電を行った後に、該各給電路切替回路の第2の接続
    端子(105)に接続された陸揚局から片端給電を行う
    ことで給電路を形成する海底ケーブル通信システムの給
    電方法。 5、請求項4記載の海底ケーブル通信システムの給電方
    法において、 該複数の給電路切替回路の第1のリレー(107)はそ
    れぞれ動作電流が異なるように設定され、該主給電路に
    流す給電電流を変えることで、各給電路切替回路の第1
    のリレー(107)を順次に駆動するようにした海底ケ
    ーブル通信システムの給電方法。 6、請求項4記載の海底ケーブル通信システムの給電方
    法において、 給電路切替回路として請求項1または2記載の給電路切
    替回路とそれ以外の回路構成の給電路切替回路とを用い
    て給電路を形成する海底ケーブル通信システムの給電方
    法。
JP2182151A 1990-07-10 1990-07-10 海中分岐装置の給電路切替回路および海底ケーブル通信システムの給電方法 Pending JPH0470128A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2182151A JPH0470128A (ja) 1990-07-10 1990-07-10 海中分岐装置の給電路切替回路および海底ケーブル通信システムの給電方法
GB9416830A GB2280341B (en) 1990-07-10 1991-07-03 Power feed line switching circuit for submarine branching device and method of feeding power to submarine cable communication system
GB9114330A GB2248373B (en) 1990-07-10 1991-07-03 Power feed line switching circuit for submarine branching device and method of feeding power to submarine cable communication system
US07/728,190 US5214312A (en) 1990-07-10 1991-07-10 Power feed line switching circuit for submarine branching device and method of feeding power to submarine cable communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2182151A JPH0470128A (ja) 1990-07-10 1990-07-10 海中分岐装置の給電路切替回路および海底ケーブル通信システムの給電方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0470128A true JPH0470128A (ja) 1992-03-05

Family

ID=16113253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2182151A Pending JPH0470128A (ja) 1990-07-10 1990-07-10 海中分岐装置の給電路切替回路および海底ケーブル通信システムの給電方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0470128A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07123049A (ja) * 1993-03-03 1995-05-12 Stc Submarine Syst Ltd 水中通信システム用の分岐装置
JPH09181654A (ja) * 1995-12-21 1997-07-11 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 給電路切替回路
JPH09233004A (ja) * 1996-02-20 1997-09-05 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 給電路切替回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07123049A (ja) * 1993-03-03 1995-05-12 Stc Submarine Syst Ltd 水中通信システム用の分岐装置
JPH09181654A (ja) * 1995-12-21 1997-07-11 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 給電路切替回路
JPH09233004A (ja) * 1996-02-20 1997-09-05 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 給電路切替回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3679140B2 (ja) 水中通信システム用の分岐装置
US5214312A (en) Power feed line switching circuit for submarine branching device and method of feeding power to submarine cable communication system
JP3694053B2 (ja) 海底通信システム用の分岐装置
US5196984A (en) Submarine telecommunications systems
US4798969A (en) Power feed system in transmission line between terminals of three-terminal station
EP0495509B1 (en) Feeding system and feeding method for a submarine cable communication system
WO1997006610A1 (en) Improvements in or relating to power switching of optical fibre cable branching units
JP3387614B2 (ja) 海中分岐装置の給電切替え回路
JP2786524B2 (ja) 海中分岐装置の給電路切替回路および海底ケーブル通信システムの給電方法
JPH0470128A (ja) 海中分岐装置の給電路切替回路および海底ケーブル通信システムの給電方法
US4462058A (en) Switching apparatus for devices for alternating current parallel remote feed
JP2624499B2 (ja) 海底ケーブル伝送路の給電分岐切替方法および切替装置
JP3967382B2 (ja) 光ファイバ伝送システムのための分岐装置
US7067940B2 (en) Submarine branching unit having asymmetrical architecture
JPH0253332A (ja) 給電路切替回路
EP1294113B1 (en) Branching unit for an optical transmission system
JPH05327561A (ja) 給電路切替回路
JPH04341018A (ja) 海中分岐装置の給電路切替回路と海底ケーブル通信システムの給電方法
JP3341246B2 (ja) 給電路切替回路
JP2632905B2 (ja) 伝送路の給電線の切替回路
JP2691218B2 (ja) 海中分岐給電路の構成法と海中分岐給電切替回路
JPH01276937A (ja) 光海底給電方式
EP1322046B1 (en) Submarine branching unit having asymmetrical architecture
JPH0470129A (ja) 海中分岐装置の給電路切替回路および海底ケーブル通信システムの給電方法
JPS63262923A (ja) 海中分岐装置における給電切替装置