JPH05294496A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH05294496A
JPH05294496A JP4098112A JP9811292A JPH05294496A JP H05294496 A JPH05294496 A JP H05294496A JP 4098112 A JP4098112 A JP 4098112A JP 9811292 A JP9811292 A JP 9811292A JP H05294496 A JPH05294496 A JP H05294496A
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JP
Japan
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roller pair
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conveying
path
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JP4098112A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Saitou
大享 斎藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型でプリント速度の速い電子写真装置を提
供する。 【構成】 搬送路31を通常の搬送速度で搬送される転
写紙Pを、加速ローラ対16によってその搬送速度より
も速い速度に加速して搬送ローラ対20に向けて搬送
し、その転写紙の先端部を先行の転写紙の後端部に重複
させて、その状態で転写紙に画像を転写できるようにす
る。そして、その加速ローラ対16によって加速する転
写紙Pの重複を、搬送ローラ対20のニップを通る接線
L上に位置している先行の転写紙に対して所定の角度θ
で下側から入り込むようにして、その重複を確実にす
る。また、その転写紙が重複する区間aのガイド板3
2,33に切欠き等を形成すれば、転写紙の厚さ方向へ
の移動が素早く行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シート状の記録媒体
である転写紙に電子写真方式により画像を形成する複写
機,レーザプリンタ等の電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機,プリンタ等の電子写真プロセス
を用いて画像を形成する電子写真装置では、プリント速
度(単位時間当たりのプリント枚数)のスピード化が将
来に向けて一層促進される傾向にある。そのため、これ
らの電子写真装置ではプリント速度を増すために、例え
ば画像形成におけるプロセススピードを必要とするだけ
速めるようにして、それに対応している。一方、近年で
は省スペース化により、これらの装置はより一層の小型
化が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに画像形成におけるプロセススピードを上げることに
よってプリント速度を速めた場合には、必然的に定着装
置の容量を上げる必要性が生じるため、その結果におい
て装置が大型化してしまい、望まれる小型化に対して逆
行する結果になってしまうという問題点があった。この
発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、装置
が小型でありながらプリント速度を速めることができる
ようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、転写紙を搬送する搬送路に設けた搬送
ローラ対と、搬送路を通常の搬送速度で搬送される転写
紙をその搬送速度よりも速い速度に加速して搬送ローラ
対に向けて搬送して先行の転写紙の後端部に転写紙先端
部を重複させる加速ローラ対とを設けると共に、その加
速ローラ対による転写紙の搬送方向と搬送ローラ対のニ
ップを通る接線との間に所定の角度を設け、且つ上記加
速ローラ対と搬送ローラ対との間の搬送路の少なくとも
先行の転写紙の後端部と後続の転写紙の先端部との間隔
が零あるいは重複する区間での搬送路を形成するガイド
部材の転写紙の厚さ方向の間隔を、その区間より搬送上
流側のその間隔よりも搬送ローラ対のニップを通る接線
側に広くして、電子写真装置を構成したものである。
【0005】また、その電子写真装置において、加速ロ
ーラ対と搬送ローラ対との間の少なくとも上記区間の搬
送路を形成するガイド部材に、開口部,切欠き又はリブ
を形成したり、加速ローラ対と搬送ローラ対との間の搬
送路の上記区間に、その搬送路内の空気を搬送ローラ対
のニップを通る接線に近い方のガイド部材側へ導く気流
を生じさせる電動ファンを設けるとよい。
【0006】
【作用】このように構成した電子写真装置によれば、搬
送路を通常の搬送速度で搬送される転写紙を、加速ロー
ラ対によってその搬送速度よりも速い速度に加速して搬
送ローラ対に向けて搬送するので、その転写紙の先端部
が先行の転写紙の後端部に重複する。したがって、この
ような搬送速度を速めるだけの簡単な構成により、単位
時間内に多くの枚数のプリントをすることができる。
【0007】そして、その加速ローラ対によって加速さ
れる転写紙は、搬送ローラ対のニップを通る接線上に位
置している先行の転写紙に対して所定の角度で下側から
入り込むので、後続の転写紙の先端が先行の転写紙の後
端に突き当たってそれを押し出してしまうようなことが
ないので、転写紙を確実に重複させることができる。
【0008】また、加速ローラ対と搬送ローラ対との間
の少なくとも先行の転写紙の後端部と後続の転写紙の先
端部との間隔が零あるいは重複する区間の搬送路を形成
するガイド部材に、開口部,切欠き又はリブを形成すれ
ば、上記区間に搬送された転写紙の後端がその区間より
も搬送上流側の搬送路を形成するガイド部材から抜け出
る際に、その転写紙の後端側が厚さ方向へ移動する際に
周囲の空気がその各開口部,切欠きを通して、又はリブ
に沿って逃げることによって搬送路内の空気の流動抵抗
が小さくなるので、転写紙の厚さ方向への移動が容易に
素早く行われる。
【0009】さらに、その加速ローラ対と搬送ローラ対
との間の搬送路の上記区間に、搬送路内の空気を搬送ロ
ーラ対のニップを通る接線に近い方のガイド部材側へ導
く気流を生じさせる電動ファンを設ければ、その気流に
沿って転写紙が強制的に移動されるようになるため、さ
らに転写紙の厚さ方向への移動が容易になり、速やかに
転写紙の重複が行われる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明による電子写真装置で
あるレーザプリンタの要部を示す概略構成図、図2は同
じくそのレーザプリンタの全体を示す構成図である。
【0011】図2に示す電子写真装置であるレーザプリ
ンタは、プリンタ本体1に、周辺装置として両面ユニッ
ト2と給紙ユニット3がテーブル5内に一体的に組み込
まれて接続され、上部には排紙ユニット4が装着されて
いる。プリンタ本体1内に設けられたドラム状の感光体
8は、作像プロセスが開始されると図示しない駆動モー
タによつて矢示方向へ回転駆動され、その上方に設けら
れた帯電チヤージヤ9によつてその表面が一様に帯電さ
れる。
【0012】そして、光書込みユニット10によつて画
像データに応じて変調されたレーザビームを感光体8の
軸方向に主走査しながら照射して露光し、その表面に静
電潜像を形成する。その静電潜像に、現像ユニット11
によつてトナーを付着させて現像して可視像化する。
【0013】一方、このプリンタ本体1に備えられてい
る上下二段の給紙トレイ6,7あるいはテーブル5に備
えられている給紙ユニツト3のいずれかから、ピックア
ップローラ12a,12b,12cのいずれかの回転に
よつて図示しない転写紙が選択的に給紙され、その転写
紙は給送ローラを兼ねる各分離部13a〜13cによっ
て1枚に分離された後、停止状態にあるレジストローラ
対15に突き当てられた状態で待機する。
【0014】そして、トナー像を担持する感光体8が回
転してくるのと同期してレジストローラ対15が所定の
タイミングで回転し、転写紙を加速ローラ対16へ搬送
する。その加速ローラ対16は、詳細な説明は後述する
が、搬送速度を速めて転写紙を加速した状態でその搬送
下流側に配設されている搬送ローラ対20へ向けて搬送
するため、その転写紙の先端部が搬送ローラ対20に達
するまでに先行の転写紙の後端部に重複する。
【0015】その転写紙は、重複状態(画像の無い余白
部分が重複している)のまま感光体8とその下方に設け
られている転写・分離部17との対向位置へ送出され、
転写・分離部17の転写チャージャの作用により、感光
体8上のトナー像が転写紙に転写される。そして、その
転写紙は感光体8から分離され、搬送ベルト18によつ
て定着器19に送られて、そこで転写された画像が加熱
定着される。
【0016】その後、プリント済の転写紙は、正逆両方
向に回転する切換ローラ21の回転方向によつて進路が
決定され、プリンタ本体1の後部の開閉可能な排紙スタ
ツカ22、上部の排紙ユニット4あるいは下部の両面ユ
ニット2のいずれかへ選択的に排出される。23,24
はプリンタ本体1側と排紙ユニット4側の搬送ローラ
対、25a,25bは排紙ユニツト4から下段トレイ4
a,上段トレイ4bへそれぞれ転写紙を排出するための
排紙ローラである。
【0017】なお、トナー像を転写紙に転写した後、感
光体8上に残留するトナーはクリーニングユニツト14
によって除去される。さらに、感光体8の残留電位は除
電ランプ26によって除電される。
【0018】こうして、感光体8は初期化されて次のペ
ージの作像プロセスの帯電に進み、同様な動作を繰り返
す。このプリンタ本体1内にはさらに、このレーザプリ
ンタ全体の制御及び印字データの処理等を司どるコント
ローラ27と上記作像部を構成するプリンタエンジンの
制御を司どるエンジンドライバ28の各基板と、電源部
29等が設けられている。
【0019】次に、このレーザプリンタの給紙系によっ
て行われる転写紙間を重複させて給紙する機構について
詳しく説明する。このレーザプリンタには、図1に示す
ように感光体8と加速ローラ対16との間の搬送経路
に、先行の転写紙の後端部に連続して給紙される後続の
転写紙の先端部を所定量だけ重複させる機構を設けてい
る。
【0020】すなわち、転写紙Pを搬送する搬送路31
に感光体8に近接させて設けた搬送ローラ対20と、そ
の搬送路31を通常の搬送速度V1 で搬送される転写紙
をその搬送速度よりも速い速度V2 に加速して搬送ロー
ラ対20に向けて搬送して先行の転写紙の後端部に転写
紙先端部を重複させる加速ローラ対16とを設けてい
る。
【0021】そして、その加速ローラ対16による転写
紙Pの矢示Aで示す搬送方向と搬送ローラ対20のニッ
プを通る接線Lとの間に所定の角度θを設け、さらに加
速ローラ対16と搬送ローラ対20との間の搬送路の少
なくとも先行の転写紙の後端部と後続の転写紙の先端部
との間隔が零あるいは重複する区間aでの搬送路を形成
するガイド部材である上,下のガイド板32,33の図
4に示す転写紙の厚さ方向(矢示B方向)の間隔W1
を、その区間aより搬送上流側の間隔W2 よりも搬送ロ
ーラ対20のニップを通る接線L側(図4で上側)に広
くしている。
【0022】また、図3に示すように、加速ローラ対1
6と搬送ローラ対20との間の少なくとも上記区間aの
搬送路を形成するガイド部材である上下のガイド板3
2,33に、そこを通過する転写紙Pの後端部Pbが矢
示Bの厚さ方向へ移動する際の空気の流動抵抗を低減さ
せることによって移動を容易にするための切欠き35
を、ガイド板32,33が櫛状になるように複数(この
例では4個)形成している。
【0023】このレーザプリンタは、例えば図1に示す
給紙トレイ7から転写紙Pをピックアップローラ12b
によって図で左方へ送り出すと、それを分離部13bに
よって1枚に分離して搬送路31に沿ってレジストロー
ラ対15まで搬送する。その転写紙Pは、レジストロー
ラ対15で一旦停止した後、感光体8上のトナー像に一
致する所定のタイミングで送り出される。
【0024】そして、その転写紙Pは、前述したように
加速ローラ対16によって通常の搬送速度V1 よりも速
い速度V2 に加速されて搬送ローラ対20に向けて搬送
されるので、既にその搬送ローラ対20に先行の転写紙
がある場合には、後続の転写紙が加速ローラ対16によ
って加速搬送されることによって、その先行の転写紙
(通常の搬送速度V1 で搬送されている)の後端部の下
側に先端部が入り込んで、それらが画像形成をしない所
定の寸法(余白となる部分)だけ重複する。
【0025】そして、この転写紙の重複(ラップ)は、
前述したように、加速ローラ対16による転写紙の加速
方向(矢示A)と搬送ローラ対20のニップを通る接線
Lとの間に角度θを設けると共に、図4で説明したよう
に加速ローラ対16と搬送ローラ対20との間の搬送路
の区間aでのガイド板32と33との転写紙の厚さ方向
の間隔W1 を、その区間aより搬送上流側の間隔W2 よ
りも広くしているので、加速ローラ対16によって加速
された後続の転写紙が搬送ローラ対20のニップを通る
接線L上に略位置している先行の転写紙に対して角度θ
(図1)で裏面側(下側)から入り込むので、後続の転
写紙の先端が先行の転写紙の後端に突き当たってそれを
押し出してしまうようなこともなくそれらが確実に重複
される。
【0026】この重複が行われる様子を図4乃至図7を
使用して更に詳しく説明する。図4において後続の転写
紙P2 は加速ローラ対16により速度V2 で加速搬送さ
れている。また、先行の転写紙P1 は搬送ローラ対20
によって感光体8(図1)へ向けて通常の搬送速度V1
で搬送過程にある。
【0027】図5において先行の転写紙P1 の後端部P
bは、先行の転写紙の後端部と後続の転写紙の先端部と
の間隔が零あるいは重複する区間aにおいて、同図で上
方へ紙自身の持つ腰の強さによって跳ね上がる。その転
写紙P1 は、図6に示す位置まで搬送されると、搬送ロ
ーラ対20の接線L(図4)に略一致する位置となり、
その後端部Pbの裏側(下側)に後続の転写紙P2 の先
端部Paが入り込んでそれらが重複する。
【0028】以上のような過程を経て先行と後続の転写
紙P1 とP2 は、図7に示すように後端部Pbと先端部
Paとが重複方向に揃った状態で、搬送ローラ対20に
よる通常の搬送速度V1 で搬送されて感光体8(図1)
へ向けて搬送される。
【0029】また、この実施例では、図3で説明したよ
うに、加速ローラ対16と搬送ローラ対20との間に設
けられている上下のガイド板32,33に切欠き35を
複数形成してそのガイド板32,33を共に図示のよう
に櫛歯状にしているので、転写紙Pの後端部Pbが搬送
路31の区間aに、その区間aよりも搬送上流側の搬送
路幅の狭い部分から抜け出る際に、その後端部Pbが紙
の厚さ方向(矢示B方向)へ移動するときに搬送路31
内の転写紙Pの周囲の空気が各切欠き35から白抜きの
矢印で示すように転写紙Pの紙面に直交する方向に逃げ
るため、その搬送路31内の空気が搬送路外へ移動する
移動距離が短くなることから流動抵抗が小さくなるの
で、転写紙Pの矢示Bで示す厚さ方向への移動が容易に
且つ素早く行われる。
【0030】すなわち、例えば図8に示すように、加速
ローラ対16と搬送ローラ対20との間の搬送路31の
ガイド板32,33に、図3に示したような切欠き35
を設けなかった場合には、転写紙Pの後端部Pb側が矢
示Bの紙厚方向に移動する際に空気の流れが白抜きの矢
印で示すようになって、搬送路31内の空気が搬送路外
へ移動する距離が長くなるため、それだけ大きな流動抵
抗となって転写紙Pの後端部Pbの矢示B方向への移動
が遅れるが、この実施例ではそのようなことがない。
【0031】このようにして、図7に示すように重複状
態に揃えられた先行と後続の転写紙P1 とP2 は、搬送
ローラ対20によって感光体8へ通常の搬送速度V1 で
搬送され、それ以降は図2で説明した画像形成プロセス
を経て画像が紙面に転写・定着されて機外に排出され
る。
【0032】図9は加速ローラ対と搬送ローラ対との間
の搬送路にその搬送路内の空気を搬送路の外部へ吸引す
る電動ファンを設けた実施例を示す概略図である。この
実施例では、加速ローラ対16と搬送ローラ対20との
間の搬送路31の前述した区間aに、搬送路31内の空
気を搬送ローラ対20のニップを通る接線Lに近い方の
ガイド板32側へ導く白抜きの矢印で示す気流を生じさ
せる電動ファン30を、ガイド板32の外側に取付けて
いる。
【0033】このようにすれば、搬送路31の区間aの
部分は電動ファン30によって負圧になり、そこには白
抜きの矢印方向(転写紙の面外方向)へ向かう気流が発
生するので、転写紙Pの後端部Pbが搬送路31の間隔
W2 の狭い部分から広い間隔W1 の搬送路の入口に達し
たときに、その後端部Pbが矢示B方向(転写紙の厚さ
方向)に電動ファン30の吸引力によって生じた気流に
より素早く移動する。したがって、より精度の高い転写
紙間の重複ができる。
【0034】図10は図9と逆に搬送路内に空気を電動
ファンによって送り込むことによって気流を生じさせる
ようにした実施例を示す概略図である。この実施例で
は、加速ローラ対16と搬送ローラ対20との間の搬送
路31の区間aに、ガイド板33側から空気を白抜きの
矢印方向に吹き付けて気流を起させる電動ファン30
を、ガイド板33の外側に取付けている。
【0035】このようにすれば、搬送路31の区間aの
部分は電動ファン30によって正圧になり、そこには白
抜きの矢印方向へ向かう気流が発生するので、図9の実
施例の場合と同様に転写紙Pの後端部Pbが搬送路31
の間隔W2 の狭い部分から間隔W1 の搬送路の入口に達
したときに、その後端部Pbがガイド板32側に電動フ
ァン30の吸引力によって生じた気流により素早く移動
する。したがって、より精度の高い転写紙間の重複がで
きる。
【0036】なお、加速ローラ対16と搬送ローラ対2
0との間に設けられている上下のガイド板32,33に
は、図3に示した実施例と同様に複数の切欠き35が形
成されている。また、上記各実施例における上下のガイ
ド板32,33は、切欠き35に代えて開口部であって
もよいし、図1乃至図7の実施例におけるガイド板3
2,33は、そのガイド面に転写紙の搬送方向に沿うリ
ブを複数本形成するようにしても、図3の実施例と同様
に搬送路内の空気の流動抵抗を小さくすることができる
ので、図3の実施例と同様な効果を奏することができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、搬送路を通常の搬送速度で搬送される転写紙を、加
速ローラ対によってその搬送速度よりも速い速度に加速
して搬送するだけの簡単な構成により、先行の転写紙の
後端部と後続の転写紙の先端部とを重複させるので、こ
のような転写紙の重複状態でそこに画像を連続して転写
することにより、単位時間当たりのプリント枚数を増大
させることができ、小型でありながら効率的な画像形成
ができる。
【0038】そして、その加速ローラ対によって加速さ
れる転写紙は、搬送ローラ対のニップを通る接線上に略
位置している先行の転写紙に対して所定の角度で下側か
ら入り込むので、後続の転写紙の先端が先行の転写紙の
後端に突き当たってそれを押し出してしまうようなこと
がないので、転写紙を確実に重複させることができる。
【0039】また、加速ローラ対と搬送ローラ対との間
の少なくとも先行の転写紙の後端部と後続の転写紙の先
端部との間隔が零あるいは重複する区間の搬送路を形成
するガイド部材に開口部,切欠き又はリブを形成すれ
ば、転写紙がその区間に搬送された際に、その後端部が
厚さ方向に素早く移動するので、ずれの少ない高い精度
の転写紙間の重複ができる。
【0040】さらに、その加速ローラ対と搬送ローラ対
との間の搬送路の上記区間に、搬送路内の空気を搬送ロ
ーラ対のニップを通る接線に近い方のガイド部材側へ導
く気流を生じさせる電動ファンを設ければ、その気流に
沿って転写紙が強制的に移動されるようになるため、さ
らに転写紙の厚さ方向への移動が容易になり、速やかに
転写紙の重複が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電子写真装置であるレーザプリ
ンタの要部を示す概略構成図である。
【図2】同じくそのレーザプリンタの全体を示す構成図
である。
【図3】同じくそのレーザプリンタに設けられている加
速ローラ対16と搬送ローラ対20との間の搬送路を形
成する上下のガイド板に複数の切欠きが形成されている
様子を示す斜視図である。
【図4】同じくそのレーザプリンタにおいて後続の転写
紙P2 が加速ローラ対16によって加速搬送されている
状態を示す概略図である。
【図5】同じくそのレーザプリンタにおいて先行の転写
紙P1 の後端部Pbが区間aにおいて上方へ跳ね上った
状態を示す概略図である。
【図6】同じくそのレーザプリンタにおいて後続の転写
紙P2 が先行の転写紙P1 の後端部Pbの裏側へ入り込
んだ状態を示す概略図である。
【図7】同じくそのレーザプリンタにおいて先行の転写
紙P1 の後端部Pbと後続の転写紙P2 の先端部Paと
が重複した状態で感光体へ向かう様子を示す概略図であ
る。
【図8】図3に示した上下のガイド板に切欠きを設けな
かった場合に転写紙の後端部の移動が遅れる様子を説明
するための斜視図である。
【図9】加速ローラ対と搬送ローラ対との間の搬送路に
その搬送路内の空気を搬送路外部へ吸引する電動ファン
を設けた電子写真装置の実施例を示す概略図である。
【図10】搬送路内に空気を電動ファンによって送り込
むことによって気流を生じさせるようにした電子写真装
置の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
6,7 給紙トレイ 8 感光体 15 レジストローラ対 16 加速ロー
ラ対 20 搬送ローラ対 30 電動ファ
ン 31 搬送路 32,33 ガ
イド板(ガイド部材) 35 切欠き P 転写紙 Pa 先端部 Pb 後端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写紙を搬送する搬送路に設けた搬送ロ
    ーラ対と、前記搬送路を通常の搬送速度で搬送される転
    写紙をその搬送速度よりも速い速度に加速して前記搬送
    ローラ対に向けて搬送して先行の転写紙の後端部に転写
    紙先端部を重複させる加速ローラ対とを設けると共に、
    該加速ローラ対による転写紙の搬送方向と前記搬送ロー
    ラ対のニップを通る接線との間に所定の角度を設け、且
    つ前記加速ローラ対と搬送ローラ対との間の搬送路の少
    なくとも前記先行の転写紙の後端部と後続の転写紙の先
    端部との間隔が零あるいは重複する区間での搬送路を形
    成するガイド部材の転写紙の厚さ方向の間隔を、該区間
    より搬送上流側の該間隔よりも前記搬送ローラ対のニッ
    プを通る接線側に広くしたことを特徴とする電子写真装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子写真装置において、
    前記加速ローラ対と搬送ローラ対との間の少なくとも前
    記区間の搬送路を形成するガイド部材に、開口部,切欠
    き又はリブを形成したことを特徴とする電子写真装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電子写真装置にお
    いて、前記加速ローラ対と搬送ローラ対との間の搬送路
    の前記区間に、該搬送路内の空気を前記搬送ローラ対の
    ニップを通る接線に近い方のガイド部材側へ導く気流を
    生じさせる電動ファンを設けたことを特徴とする電子写
    真装置。
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Cited By (4)

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