JPH05294339A - 仕切体の製造方法及びその装置 - Google Patents

仕切体の製造方法及びその装置

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JPH05294339A
JPH05294339A JP4093086A JP9308692A JPH05294339A JP H05294339 A JPH05294339 A JP H05294339A JP 4093086 A JP4093086 A JP 4093086A JP 9308692 A JP9308692 A JP 9308692A JP H05294339 A JPH05294339 A JP H05294339A
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Yasuo Aoki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的多層に積層しても偏平状態の仕切体の
幅が広がることなく製造することができる仕切体の製造
方法及びその装置を提供する。 【構成】 破断可能線15を有する平板状の仕切り板形
成部材11を、その下面の接着部30を介して下台紙2
の上面に接着する。中台紙4を、仕切り板形成部材11
の上面の接着部33を介して仕切り板形成部材11の上
側に接着する。仕切り板形成部材11を水平方向に18
0度回転したとき同形状となる他の仕切り板形成部材1
2を、その下面の接着部36を介して中台紙4の上面に
接着する。以上の工程を繰り返し、上台紙3を、最上の
仕切り板形成部材14の上面の接着部39を介して接着
する。偏平状態から各破断可能線15を切断しつつ、各
仕切り板形成部材の各仕切り部7,8を夫々折目線1
6,17を介して各台紙に対して起立させて仕切体1を
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仕切体の製造方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭60−10935号公報に
見られるような仕切体とその製造方法が知られている。
【0003】この種の仕切体300は、図15(a)に
示すように、シート状の各台紙301,302,303
と、それらの間に設けられたシート状の各上下の仕切り
板304a,305a,304b,305bとが積層さ
れて偏平な状態で製造され、図15(b)及び(c)に
示すように、各上下の仕切り板304a,305a,3
04b,305bに設けられた各破断可能線306を破
断しながら立ち上がらせて形成されるものである。
【0004】そして、このような仕切体300を製造す
る方法は、先ず、各台紙301,302,303及び各
上下の仕切り板304a,305a,304b,305
bを長尺状に供給しつつ、各上下の仕切り板304a,
305a,304b,305bの長手方向に平行に破断
可能線306及び折目線307を形成する。続いて、下
台紙303の上面に下仕切り板305aを重ねて所定の
接着部308で接着し、該下仕切り板305aの上側に
該下仕切り板305aと共に仕切り部314を形成する
上仕切り板304aを、該下仕切り板305aからその
幅方向の一方に向かって位置をずらして重ねて所定の接
着部309で接着し、該上仕切り板304aの上側に中
台紙302を重ねて所定の接着部310で接着する。そ
して更に、中台紙302の上面に他の下仕切り板305
bを重ねて所定の接着部311で接着し、該他の下仕切
り板305bの上側に該他の下仕切り板305bと共に
仕切り部314を形成する他の上仕切り板304bを、
該他の下仕切り板305bからその幅方向の一方に向か
って位置をずらして重ねて所定の接着部312で接着
し、該他の上仕切り板304bの上側に上台紙301を
重ねて所定の接着部113で接着する。以上によって、
各台紙301,302,303と、各上下の仕切り板3
04a,305a,304b,305bとは互いに積層
されて偏平な状態に形成される。また、前記各台紙30
1,302,303及び各上下の仕切り板304a,3
05a,304b,305bに並列して多くの各台紙及
び各上下の仕切り板を供給することによって、更に多数
の台紙及び上下の仕切り板を積層することができ、それ
によって複数列の仕切り部314を形成することも可能
となっている。
【0005】その後、積層された状態の板材を任意の長
さに幅方向に切断して、各上下の仕切り板304a,3
05a,304b,305bに設けられた各破断可能線
306を破断しながら立ち上がらせて仕切体300を形
成する。
【0006】しかし、このような方法によると、各台紙
301,302,303間で、各上下の仕切り板304
a,305a,304b,305bが幅方向の一方に向
かってずらされながら貼り重ねられる。このため、特
に、多数列の仕切り部314を形成するために、多数の
各台紙301,302,303及び各上下の仕切り板3
04a,305a,304b,305bを積層した際に
は、各台紙301,302,303及び各上下の仕切り
板304a,305a,304b,305bの積層枚数
に比例して、偏平状態の仕切体300の幅方向の寸法t
が大となる。これによって、複数列の仕切り部314を
形成するためには、それを製造するための装置を偏平状
態の仕切体300の幅方向の寸法tに対応させる必要が
あり、装置が膨大化する不都合があった。
【0007】また、前記のような仕切体300は、図1
6に示すような装置によって製造される。即ち、長尺シ
ート状の板材を巻回した複数のロール315,316,
317,318,319,320,321を上下方向に
並列して、該ロール315,316,317,318,
319,320,321から供給される各板材に、接着
剤塗布手段322によって各板材の所定位置に接着剤を
塗布すると共に、ミシン刃323及び折り刃324によ
って各板材に破断可能線306及び折目線307を形成
して、各台紙301,302,303及び各上下の仕切
り板304a,305a,304b,305bが形成さ
れる。このようにして各ロール315,316,31
7,318,319,320,321から供給されつつ
形成された各台紙301,302,303及び各上下の
仕切り板304a,305a,304b,305bは、
折り曲げ手段325によってそれらの所定位置が折り曲
げられ、次いで、圧接手段326によって互いに接着さ
れ、切断手段327によって所定の長さに切断されて仕
切体300が形成される。そして更に、長尺シート状の
板材を巻回した他のロールを上下方向に増設することに
よって、更に多くの列の仕切り部314を有する仕切体
を形成することも可能となっている。
【0008】しかし、以上のような装置によると、長尺
シート状の板材を巻回した複数のロール315,31
6,317,318,319,320,321が上下方
向に並列して設けられているために、その装置が膨大と
なり、更に多くの列の仕切り部314を有する仕切体を
形成するために、長尺シート状の板材を巻回した他のロ
ールを増設する場合には、ロールの数に応じて接着剤塗
布手段322、ミシン刃323及び折り刃324等を増
設する必要がある。これにより、装置が膨大化するだけ
でなく製造コストも増加する不都合があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、比較的多層に積層しても偏平状態の仕切
体の幅が広がることなく製造することができ、また、装
置を膨大化することなく多くの仕切り部を形成すること
ができる仕切体の製造方法及びその装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の方法の第1の態様は、複数の破断可能線
が幅方向に所定間隔を存して互いに平行に設けられて成
り、互いに隣合う一対の破断可能線間に仕切り部を形成
する仕切り板形成部材を、前記破断可能線の右側近傍の
下面に設けられた下部接着部を介して平板状の下台紙の
上面に接着する工程と、前記下台紙と同形状の中台紙
を、前記仕切り板形成部材の破断可能線の左側近傍の上
面に設けられた上部接着部を介して該仕切り板形成部材
の上側に接着する工程と、幅方向に複数の破断可能線が
所定間隔を存して互いに平行に設けられて成り、互いに
隣合う一対の破断可能線間に他の仕切り部を形成する他
の仕切り板形成部材を、前記破断可能線の左側近傍の下
面に設けられた下部接着部を介して前記中台紙の上面に
接着する工程と、前記下台紙と同形状の上台紙を、前記
他の仕切り板形成部材の破断可能線の右側近傍の上面に
設けられた上部接着部を介して該他の仕切り板形成部材
の上側に接着する工程と、前記各破断可能線を切断しつ
つ、前記各仕切り板形成部材の各仕切り部を夫々各台紙
に対して起立させる工程とを備えることを特徴とする。
【0011】前記本発明の方法の第1の態様において
は、前記仕切り板形成部材は、その各破断可能線ごとの
両側に平行に所定間隔を存して一対の折目線を備え、各
破断可能線とその右側及び左側の折目線との間に夫々設
けた前記下部接着部及び前記上部接着部を介して前記下
台紙と前記中台紙との間に接着され、前記他の仕切り板
形成部材は、その各破断可能線ごとの両側に平行に所定
間隔を存して一対の折目線を備え、各破断可能線とその
左側及び右側の折目線との間に設けた前記下部接着部及
び前記上部接着部を介して前記中台紙と前記上台紙との
間に接着され、前記各仕切り板形成部材の各仕切り部を
夫々折目線を介して各台紙に対して起立させるようにし
てもよい。
【0012】前記本発明の方法の第1の態様において
は、前記他の仕切り板形成部材は、前記仕切り板形成部
材を水平方向に180度回転しとき該仕切り板形成部材
と同形状となるように形成してもよい。
【0013】また、本発明の方法の第2の態様は、複数
の破断可能線が幅方向に所定間隔を存して互いに平行に
設けられて成り、各破断可能線の間に仕切り部の略下半
部を形成する下仕切り板形成部材を、その各破断可能線
の右側近傍の下面に設けられた下部接着部を介して平板
状の下台紙の上面に接着する工程と、前記下仕切り板形
成部材をその幅方向に反転したとき該下仕切り板形成部
材と同形状となり、各破断可能線の間に仕切り部の略上
半部を形成する上仕切り板形成部材を、その各破断可能
線の右側近傍の下面に設けられた下部接着部と前記下仕
切り板形成部材の各破断可能線の左側近傍の上面に設け
られた上部接着部とに前記下仕切り板形成部材の上側に
接着する工程と、前記下台紙と同形状の中台紙を、前記
上仕切り板形成部材の各破断可能線の左側近傍の上面に
設けられた上部接着部を介して該上仕切り板形成部材の
上側に接着する工程と、幅方向に複数の破断可能線が所
定間隔を存して互いに平行に設けられて成り、各破断可
能線の間に他の仕切り部の略下半部を形成する他の下仕
切り板形成部材を、その各破断可能線の左側近傍の下面
に設けられた下部接着部を介して前記中台紙の上面に接
着する工程と、前記他の下仕切り板形成部材をその幅方
向に反転したとき該他の下仕切り板形成部材と同形状と
なり、各破断可能線の間に他の仕切り部の略上半部を形
成する他の上仕切り板形成部材を、その各破断可能線の
左側近傍の下面に設けられた下部接着部と前記他の下仕
切り板形成部材の各破断可能線の右側近傍の上面に設け
られた上部接着部とに前記他の下仕切り板形成部材の上
側に接着する工程と、前記下台紙と同形状の上台紙を、
前記他の上仕切り板形成部材の各破断可能線の左側近傍
の上面に設けられた上部接着部を介して該上仕切り板形
成部材の上側に接着する工程と、前記各破断可能線を切
断しつつ、前記各仕切り板形成部材によって形成される
仕切り部を夫々各台紙に対して起立させる工程とを備え
ることを特徴とする。
【0014】本発明の方法の第2の態様においては、前
記下仕切り板形成部材及び前記他の下仕切り板形成部材
は、その各破断可能線ごとの右側に平行に所定間隔を存
して折目線を備え、各破断可能線とその右側に位置する
折目線との間に設けた前記下部接着部を介して夫々前記
下台紙及び前記中台紙に接着され、該下仕切り板形成部
材及び他の下仕切り板形成部材を夫々幅方向に反転した
とき同形状となる前記上仕切り板形成部材及び前記他の
上仕切り板形成部材は、各破断可能線とその左側に位置
する折目線との間に設けた上部接着部を介して夫々前記
中台紙及び前記上台紙に接着され、前記各仕切り板形成
部材の各仕切り部を夫々折目線を介して各台紙に対して
起立させるようにしてもよい。
【0015】本発明の方法の第2の態様においては、前
記他の下仕切り板形成部材は、前記下仕切り板形成部材
を水平方向に180度回転したとき該下仕切り板形成部
材と同形状となり、前記他の上仕切り板形成部材は、前
記上仕切り板形成部材を水平方向に180度回転したと
き該上仕切り板形成部材と同形状となるようにしてもよ
い。
【0016】また、本発明の装置の第1の態様は、長尺
シート状の板材を巻回して備え、該板材の幅方向に複数
の破断可能線を所定間隔を存して互いに平行に設けて仕
切り板形成部材を形成しつつ該仕切り板形成部材を連続
して供給する仕切り板形成部材供給手段と、該供給手段
によって連続して供給される仕切り板形成部材の各破断
可能線の一方側近傍の上面に接着剤を塗布する第1の接
着剤塗布手段と、長尺シート状の第1の台紙を巻回して
備え、該第1の台紙を前記仕切り板形成部材の上方に連
続して供給する第1の台紙供給手段と、前記仕切り板形
成部材とその上方に供給された前記第1の台紙とを重合
し圧接して、前記第1の台紙を前記仕切り板形成部材上
にその接着剤を介して接着する第1の圧接手段と、互い
に接着された前記第1の台紙と前記仕切り板形成部材と
を所定の長さに切断して順次払出す切断手段と、該切断
手段から払い出された複数の所定の長さの前記第1の台
紙と前記仕切り板形成部材とを幅方向に上下を反転する
反転手段と、反転されたことにより前記第1の台紙上に
位置する前記仕切り板形成部材の各破断可能線の他方側
近傍の上面に接着剤を塗布する第2の接着剤塗布手段
と、次いで、夫々一体の前記第1の台紙と前記仕切り板
形成部材とを選択的に水平方向に180度回転する回転
手段と、該回転手段によって回転された一体の前記第1
の台紙及び前記仕切り板形成部材と該回転手段による回
転が行われない一体の前記第1の台紙及び前記仕切り板
形成部材とを交互に積層する積層手段と、該積層手段に
よって積層された複数の前記第1の台紙及び前記仕切り
板形成部材のうち、最上部に位置する仕切り板形成部材
上に第2の台紙を供給して重合する第2の台紙供給手段
と、各台紙及び各仕切り板形成部材を圧接し、前記第2
の台紙を最上部の仕切り板形成部材上にその接着剤を介
して接着して払出す第2の圧接手段とを備えることを特
徴とする。
【0017】本発明の装置の第1の態様においては、前
記仕切り板形成部材供給手段は、長尺シート状の板材を
巻回して備え、該板材の幅方向に複数の破断可能線を所
定間隔を存して互いに平行に形成して各破断可能線の間
に仕切り部の上下方向の一方側半部を形成する第1の仕
切り板形成部材を形成しつつ該第1の仕切り板形成部材
を連続して供給する第1の仕切り板形成部材供給手段
と、該第1の仕切り板形成部材の夫々の折目線の左側近
傍の上面に接着剤を塗布する第3の接着剤塗布手段と、
長尺シート状の板材を巻回して備え、該板材の幅方向に
複数の破断可能線を所定間隔を存して互いに平行に形成
して各破断可能線の間により仕切り部の上下方向の他方
側半部を形成する第2の仕切り板形成部材を形成しつつ
該第2の仕切り板形成部材を前記第1の仕切り板形成部
材の上方に連続して供給する第2の仕切り板形成部材供
給手段と、前記第1の仕切り板形成部材の夫々の折目線
の左側近傍の上面とその上方に供給された前記第2の仕
切り板形成部材の夫々の折目線の右側近傍の下面とを重
合し圧接して、前記第2の仕切り板形成部材を前記第1
の仕切り板形成部材上にその接着剤を介して接着する第
3の圧接手段とを備えてもよい。
【0018】また、本発明の装置の第2の態様は、幅方
向に複数の破断可能線が所定間隔を存して互いに平行に
設けられ、各破断可能線の間に仕切り部を形成する矩形
状の複数の仕切り板形成部材を連続して供給する仕切り
板形成部材供給手段と、該供給手段によって供給される
仕切り板形成部材に、該仕切り板形成部材の前記破断可
能線と一方側近傍の上面に接着剤を塗布する第1の接着
剤塗布手段と、矩形状の第1の台紙を各仕切り板形成部
材の上方に供給する第1の台紙供給手段と、前記仕切り
板形成部材とその上方に供給された前記第1の台紙とを
重合し圧接して、前記第1の台紙を前記仕切り板形成部
材上にその接着剤を介して接着する第1の圧接手段と、
互いに接着された前記第1の台紙と前記仕切り板形成部
材と幅方向に上下を反転する反転手段と、反転されたこ
とにより前記第1の台紙上に位置する前記仕切り板形成
部材の破断可能線の他方側近傍の上面に接着剤を塗布す
る第2の接着剤塗布手段と、次いで、夫々一体の前記第
1の台紙と前記仕切り板形成部材とを選択的に水平方向
に180度回転する回転手段と、該回転手段によって回
転された一体の前記第1の台紙及び前記仕切り板形成部
材と該回転手段による回転が行われない一体の前記第1
の台紙及び前記仕切り板形成部材とを交互に積層する積
層手段と、該積層手段によって積層された複数の前記第
1の台紙及び前記仕切り板形成部材のうち、最上部に位
置する仕切り板形成部材上に第2の台紙を供給して重合
する第2の台紙供給手段と、各台紙及び各仕切り板形成
部材を圧接し、前記第2の台紙を最上部の仕切り板形成
部材上にその接着剤を介して接着して払出す第2の圧接
手段とを備えることを特徴とする。
【0019】本発明の装置の第2の態様においては、前
記仕切り板形成部材供給手段は、幅方向に複数の破断可
能線を所定間隔を存して互いに平行に形成して各破断可
能線の間に仕切り部の上下方向の一方側半部を形成する
矩形状の複数の第1の仕切り板形成部材を連続して供給
する第1の仕切り板形成部材供給手段と、該第1の仕切
り板形成部材の夫々の折目線の左側近傍の上面に接着剤
を塗布する第3の接着剤塗布手段と、幅方向に複数の破
断可能線を所定間隔を存して互いに平行に形成して各破
断可能線の間に仕切り部の上下方向の他方側半部を形成
する矩形状の第2の仕切り板形成部材を各第1の仕切り
板形成部材の上方に供給する第2の仕切り板形成部材供
給手段と、前記第1の仕切り板形成部材の夫々の折目線
の左側近傍の上面とその上方に供給された前記第2の仕
切り板形成部材の夫々の折目線の右側近傍の下面とを重
合し圧接して、前記第2の仕切り板形成部材を前記第1
の仕切り板形成部材上にその接着剤を介して接着する第
3の圧接手段とを備えてもよい。
【0020】
【作用】本発明の方法の第1の態様は、各台紙間を幅方
向に複数の横長の長方形状に区画する仕切体を形成する
に適した方法である。本発明の方法の第1の態様によっ
て仕切体を形成する場合には、先ず、前記下台紙の上面
に仕切り板形成部材を接着する工程を行う。該仕切り板
形成部材には、複数の破断可能線が所定間隔を存して互
いに平行に設けられている。該仕切り板形成部材を下台
紙に接着するとき、前記破断可能線の右側近傍の下面に
設けられた下部接着部を介して接着する。
【0021】次いで、前記下台紙に接着された仕切り板
形成部材に、前記中台紙を接着する工程を行う。このと
き、該中台紙は、前記仕切り板形成部材の破断可能線の
左側近傍の上面に設けられた上部接着部を介して接着さ
れる。この時点では、下台紙に対して中台紙が、仕切り
板形成部材を介してその幅方向の右側に、前記仕切り板
形成部材の互いに隣合う破断可能線の間に形成される仕
切り部の寸法分ずらされた状態となる。そしてこの状態
で、例えば、前記の破断可能線を全て破断しつつ下台紙
と中台紙とを互いに離反する上下方向に広げると、仕切
り板形成部材が各破断可能線によって分断されて仕切り
部が斜め上方に立ち上がり、両台紙に直交する方向に立
ち上がったときに下台紙と中台紙との間がその幅方向に
一列に且つ複数に区画されるようになっている。
【0022】続いて、前記中台紙の上面に、前記他の仕
切り板形成部材を接着する工程を行う。このとき、他の
仕切り板形成部材は、その破断可能線の左側近傍の下面
に設けられた下部接着部を介して前記中台紙の上面に接
着される。
【0023】その後、前記他の仕切り板形成部材の上側
に、前記下台紙と同形状の上台紙を接着する工程を行
う。このとき、該上台紙は、他の仕切り板形成部材の各
破断可能線の右側近傍の上面に設けられた上部接着部を
介して接着される。この時点で、上台紙が前記中台紙に
対してしてその幅方向の左側に、他の仕切り板形成部材
の互いに隣合う破断可能線の間に形成される他の仕切り
部の寸法分ずらされる。これにり、各台紙間のずれは、
幅方向の一方側に一対の折目線間の寸法分だけでそれ以
上ずれることがない。そしてこの状態で、例えば、前記
各仕切り板形成部材の破断可能線を全て破断しつつ下台
紙、中台紙、上台紙を夫々互いに離反する上下方向に広
げると、各仕切り板形成部材が各破断可能線によって分
断されて各仕切り部が上方に立ち上がり、各仕切り部が
各台紙に直交する方向に立ち上がったときに下台紙、中
台紙及び上台紙の間が二列に且つ複数に区画されるよう
になっている。
【0024】更に、上記の第1の態様においては、上記
各工程を繰り返すことによって、複数の仕切り板形成部
材と複数の中台紙とを交互に積層してもよい。そして、
それに続いて、最上の仕切り板形成部材の上側に、前記
上台紙を接着する工程を行う。このとき、最上の仕切り
板形成部材の各破断可能線と他方の折目線との間に設け
られた上部接着部を介して上台紙が接着される。
【0025】これによっても、前述したように、各台紙
間のずれは、幅方向の一方側に一対の折目線間の寸法分
だけでそれ以上ずれることなく各台紙及び各仕切り板形
成部材が多段に積層されるので、それらの幅方向に広が
ることのない偏平の状態の仕切体を形成することが可能
となる。
【0026】なお、前記仕切り板形成部材及び他の仕切
り板形成部材の各破断可能線ごとの両側に平行に所定間
隔を存して一対の折目線を設けて、各仕切り板形成部材
を各破断可能線によって分断して各仕切り部を上方に立
ち上げる際にそれらの折目線を介して折り曲げるように
してその作業を容易としてもよい。
【0027】更に、前記他の仕切り板形成部材を、前記
仕切り板形成部材を水平方向に180度回転しときと同
形状に形成することにより、下台紙、中台紙及び上台紙
の間の区画される形状を同一とすることが可能となる。
【0028】また、本発明の方法の第2の態様は、特
に、各台紙間を複数の正方形状に区画する仕切体を形成
するに適した方法である。本発明の方法の第2の態様に
よって仕切体を形成する場合には、先ず、平板状の下台
紙の上面に下仕切り板形成部材を接着する工程を行う。
該下仕切り板形成部材には、複数の破断可能線が所定間
隔を存して互いに平行に設けられている。該下仕切り板
形成部材と下台紙とを接着するとき、該下仕切り板形成
部材の各破断可能線の右側近傍の下面に設けられた下部
接着部を介して接着する。
【0029】次いで、前記下台紙に接着された下仕切り
板形成部材に、上仕切り板形成部材を接着する工程を行
う。該上仕切り板形成部材は、前記下仕切り板形成部材
をその幅方向に反転したとき該下仕切り板形成部材と同
形状となるものである。該上仕切り板形成部材と前記下
仕切り板形成部材とを接着するとき、該上仕切り板形成
部材の各破断可能線の右側近傍の下面に設けられた下部
接着部と、前記下仕切り板形成部材の各破断可能線の左
側近傍の上面に設けられた上部接着部とを互いに対向さ
せて接着する。
【0030】続いて、前記下仕切り板形成部材に接着さ
れた上仕切り板形成部材に、前記下台紙と同形状の中台
紙を接着する工程を行う。このとき、上仕切り板形成部
材と中台紙とは、該上仕切り板形成部材の各破断可能線
の左側近傍の上面に設けられた上部接着部を介して接着
される。
【0031】この時点では、下台紙に対して中台紙が、
上下の各仕切り板形成部材を介してその幅方向の右側
に、前記上下の各仕切り板形成部材によって形成される
仕切り部の幅寸法分ずらされた状態となる。そしてこの
状態で、例えば、前記の破断可能線を全て破断しつつ下
台紙と中台紙とを互いに離反するように上下方向に広げ
ると、上下の各仕切り板形成部材の各破断可能線によっ
て分断されて仕切り部が斜め上方に立ち上がる。このと
き、該仕切り部は上下の各仕切り板形成部材の分断され
た部分で互いに接着された状態で両台紙に直交する方向
に立ち上がり、下台紙と中台紙との間が左右方向に一列
に且つ複数に区画されるようになっている。
【0032】次いで、前記中台紙の上面に他の下仕切り
板形成部材を接着する工程を行う。前記中台紙と他の下
仕切り板形成部材とは、他の下仕切り板形成部材の各破
断可能線の左側近傍の下面に設けられた下部接着部を介
して接着される。
【0033】続いて、前記他の下仕切り板形成部材の上
側に他の上仕切り板形成部材を接着する工程を行う。他
の下仕切り板形成部材と他の上仕切り板形成部材とは、
該他の上仕切り板形成部材の各破断可能線の左側近傍の
下面に設けられた下部接着部と、前記他の下仕切り板形
成部材の各破断可能線の右側近傍の上面に設けられた上
部接着部とを互いに対向させて接着する。
【0034】その後、前記他の下仕切り板形成部材に接
着された他の上仕切り板形成部材の上側に、前記下台紙
と同形状の上台紙を接着する工程を行う。他の上仕切り
板形成部材と上台紙とは、該他の上仕切り板形成部材の
各破断可能線の左側近傍の上面に設けられた上部接着部
を介して接着される。
【0035】この時点で、上台紙が、前記中台紙に対し
て上下の各仕切り板形成部材を介してその幅方向の左側
に、前記上下の各仕切り板形成部材によって形成される
仕切り部の幅寸法分ずらされる。これによって、各台紙
間のずれは、幅方向の右側に上下の各仕切り板形成部材
によって形成される仕切り部の幅寸法分だけでそれ以上
ずれることがない。
【0036】そしてこの状態で、例えば、前記各上下の
仕切り板形成部材の破断可能線を全て破断しつつ各台紙
を互いに離反するように上下方向に広げると、各上下の
仕切り板形成部材が各破断可能線によって分断されて上
方に立ち上がり、各上下の仕切り板形成部材の分断され
た部分が互いに接着された状態で仕切り部を形成して各
台紙に直交する方向に立ち上がる。そして、下台紙、中
台紙及び上台紙の間が二列に且つ複数に区画されるよう
になっている。
【0037】更に、上記の第2の態様においては、上記
各工程を繰り返すことによって、複数の上下の仕切り板
形成部材と複数の中台紙とを交互に積層してもよい。そ
して、最上の上仕切り板形成部材の上側に、前記上台紙
を接着する工程を行う。このとき、最上の上仕切り板形
成部材の各折目線の右側又は左側近傍の上面に設けられ
た上部接着部を介して上台紙が接着される。
【0038】これによっても、前述したように、各台紙
間のずれは、幅方向の一方側に上下の各仕切り板形成部
材によって形成される仕切り部の幅寸法分だけでそれ以
上ずれることなく各台紙及び各仕切り板形成部材が多段
に積層されるので、それらの幅方向に広がることのない
偏平の状態の仕切体を形成することが可能となる。
【0039】なお、前記各仕切り板形成部材の各破断可
能線ごとの一方側に平行に所定間隔を存して折目線を設
けて、各仕切り板形成部材を各破断可能線によって分断
して各仕切り部を上方に立ち上げる際にそれらの折目線
を介して折り曲げるようにしてその作業を容易としても
よい。
【0040】更に、前記他の上仕切り板形成部材及び他
の下仕切り板形成部材を、前記上仕切り板形成部材及び
下仕切り板形成部材を夫々水平方向に180度回転しと
きと同形状に形成することにより、下台紙、中台紙及び
上台紙の間の区画される形状を同一とすることが可能と
なる。
【0041】また、本発明の装置の第1の態様によって
長尺シート状の板材から仕切体を製造する場合には、前
記仕切り板形成部材供給手段によって仕切り板形成部材
を連続して供給し、長尺シート状の第1の台紙を巻回し
て備える第1の台紙供給手段によって第1の台紙を供給
し、該第1の台紙を前記仕切り板形成部材上に接着す
る。そして、長尺の第1の台紙と仕切り板形成部材とを
切断手段によって所定の長さに切断する。このようにし
て、所定の長さで接着状態の第1の台紙と仕切り板形成
部材とを複数形成する。その後、前記反転手段によって
反転された前記第1の台紙と前記仕切り板形成部材とを
回転手段によって水平方向に180度回転し、前記積層
手段によって複数の第1の台紙と仕切り板形成部材とを
積層する。このとき、前記回転手段による回転は選択的
に行われ、例えば、各々一体の第1の台紙と仕切り板形
成部材とを一つおきに回転手段によって回転させてそれ
らを重合する。
【0042】これにより、前記第1の態様に示した仕切
体と同形状の仕切体を得ることが可能となる。また、本
発明によって長尺シート状の板材から仕切体を製造する
場合には、長尺シート状の第1の板材を巻回して備える
第1の板材供給手段と、長尺シート状の第2の板材を巻
回して備える第2の板材供給手段とによって夫々の板材
を連続して供給しつつ、各板材によって第1の仕切り板
形成部材及び第2の仕切り板形成部材を形成して第1の
仕切り板形成部材と第2の仕切り板形成部材とを接着す
る。更に、長尺シート状の第1の台紙を、第1の台紙供
給手段によって供給して第1の台紙を前記第2の仕切り
板形成部材上に接着する。そして、長尺の第1の台紙、
第1の台紙供給手段及び第2の台紙供給手段を切断手段
によって所定の長さに切断する。このようにして、所定
の長さで互いに接着状態の第1の台紙と第1及び第2の
仕切り板形成部材とを複数形成する。その後、反転手段
によって反転されて前記第1の台紙及び第2の仕切り板
形成部材上に位置する前記第1の仕切り板形成部材上に
後続の他の第1の台紙及び他の第1及び第2の仕切り板
形成部材を回転手段によって水平方向に180度回転し
て重合する。このとき、更に多くの第1の台紙、第1及
び第2の仕切り板形成部材を重合する場合には、第1の
台紙、第1及び第2の仕切り板形成部材を一つおきに回
転手段によって回転させてそれらを積層する。以上によ
り、前記本発明の方法の第1の態様に示した仕切体が製
造される。
【0043】更に、本発明の装置の第1の態様において
は、前記仕切り板形成部材供給手段に、仕切り部の上下
方向の一方側半部を形成する第1の仕切り板形成部材を
供給する第1の仕切り板形成部材供給手段と、前記仕切
り部の上下方向の他方側半部を形成する第2の仕切り板
形成部材を供給する第2の仕切り板形成部材供給手段と
を備えることにより、前記本発明の方法の第2の態様に
示した仕切体が製造される。
【0044】また、本発明の装置の第2の態様によって
例えばプラスチック段ボール等の比較的硬質の材料や比
較的板厚の厚い板材から仕切体を製造する場合には、仕
切り形成部材供給手段によって矩形状の仕切り成形部材
を供給しつつ該仕切り成形部材の破断可能線と一方の折
目線との間の上面に第1の接着剤塗布手段によって接着
剤を塗布する。次いで、矩形状の第1の台紙を第1の台
紙供給手段によって供給して第1の台紙を前記仕切り板
形成部材上に接着する。このとき、仕切り成形部材と台
紙とが例えばプラスチック段ボール等によって形成され
ている場合には、ホットメルト接着剤を介してホットメ
ルト接着を行ってもよい。そして、接着状態の第1の台
紙と仕切り板形成部材とを反転手段によって反転し、前
記第1の台紙と前記仕切り板形成部材とを回転手段によ
って選択的に水平方向に180度回転し、前記積層手段
によって第1の台紙及び仕切り板形成部材を積層する。
このとき、更に多くの第1の台紙及び仕切り板形成部材
を積層する場合には、各一体の第1の台紙と前記仕切り
板形成部材とを一つおきに回転手段によって回転させて
それらを積層すればよい。その後、例えば切断手段等を
用いて多層に積層された台紙及び仕切り形成部材を所望
の寸法に切断してもよい。これによって、前記第1の態
様に示した仕切体と同形状の仕切体を得ることが可能と
なる。
【0045】また、本発明の装置の第2の態様において
は、前記仕切り板形成部材供給手段に、仕切り部の上下
方向の一方側半部を形成する第1の仕切り板形成部材を
供給する第1の仕切り板形成部材供給手段と、前記仕切
り部の上下方向の他方側半部を形成する第2の仕切り板
形成部材を供給する第2の仕切り板形成部材供給手段と
を備えることにより、前記本発明の方法の第2の態様に
示した仕切体が製造される。
【0046】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0047】本発明によって製造される仕切体は、例え
ば、包装箱等に挿着してその内部を複数に区画するため
に使用されるものである。
【0048】先ず、本発明の第1の実施例を説明する。
【0049】第1の実施例の方法によって製造される仕
切体1は、図1に示すように、平板状の下台紙2と、該
下台紙2と平行に設けられた上台紙3と、下台紙2と上
台紙3との間に平行に設けられた三枚の中台紙4,5,
6と、各台紙2,3,4,5,6間を複数の横長の長方
形状に区画する複数の仕切り部7,8,9,10とによ
って構成される。前記各台紙2,3,4,5,6は全て
同形状に形成されている。前記仕切り部7,8,9,1
0は、後述するように、偏平状態の仕切り板形成部材1
1,12,13,14によって形成される。
【0050】前記偏平状態の仕切り板形成部材11,1
2,13,14は、図2に示すように、その幅方向に複
数の破断可能線15を所定間隔を存して互いに平行に備
え、各破断可能線15ごとの両側に、各破断可能線15
から所定間隔を存して平行する一対の折目線16,17
を備えている。また、仕切り板形成部材11,12,1
3,14の各両端部には、各台紙2,3,4,5,6間
を仕切り部7,8,9,10が区画したときに長手方向
の一区画分に相当する幅寸法を有する連結部18,19
が折目線20,21を介して一体に備えられ、各連結部
18,19の先端縁の折目線22,23を介して左右の
側板形成部24,25が一体に備えられている。更に、
両側板形成部24,25の夫々の先端部には折目線2
6,27を介して左右の舌片28,29が設けられてい
る。左側板形成部24は、折目線22を介して予め上側
に折返されており、右側板形成部25は、折目線23を
介して予め下側に折返されている。
【0051】前記仕切体1は、以上のような仕切り板形
成部材11,12,13,14を各台紙2,3,4,
5,6間に交互に重ね合わせて積層することによって製
造される。
【0052】次に、第1の実施例における仕切体1の製
造方法を説明する。
【0053】先ず、前記下台紙2の上面に第1の仕切り
板形成部材11を接着する工程を行う。
【0054】該第1の仕切り板形成部材11を下台紙2
に接着するとき、図2及び図3に示すように、前記破断
可能線15とその右側の折目線17との間の下面に接着
部30を設けて該接着部30を介して接着する。同時
に、該第1の仕切り板形成部材11の左側の連結部18
の下面に接着部31を設けると共に、該第1の仕切り板
形成部材11の右側の舌片29の下面に接着部32を設
けて、両接着部31,32によっても該第1の仕切り板
形成部材11が下台紙に接着される。
【0055】次いで、前記下台紙2に接着された第1の
仕切り板形成部材11の上側に、前記第1の中台紙4を
接着する工程を行う。
【0056】このとき、該第1の中台紙4は、前記第1
の仕切り板形成部材11の破断可能線15とその左側に
位置する折目線16との間の上面に接着部33を設けて
該接着部33を介して接着される。また同時に、該第1
の仕切り板形成部材11の右側の連結部19の上面に接
着部34を設けると共に、該第1の仕切り板形成部材1
1の左側の舌片28の上面に接着部35を設けて、両接
着部34,35によっても該第1の仕切り板形成部材1
1が第1の中台紙に接着される。
【0057】そしてこのとき、前記第1の中台紙4は、
前記下台紙2に対して、前記第1の仕切り板形成部材1
1の右側板形成部25の幅寸法u分右側にずらされた状
態となる。
【0058】続いて、前記第1の中台紙4の上面に、第
2の仕切り板形成部材12を接着する工程を行う。
【0059】該第2の仕切り板形成部材12は、前記第
1の仕切り板形成部材11と同一形状に形成されたもの
であるが、前記第1の中台紙4に接着する際には、該第
2の仕切り板形成部材12の左右の側板形成部24,2
5の折返し方向が、前記第1の仕切り板形成部材11の
左右の側板形成部24,25と逆方向になるようにす
る。即ち、該第2の仕切り板形成部材12を前記第1の
仕切り板形成部材11と同一の状態から水平方向に18
0度回転した状態で前記第1の中台紙4に接着する。
【0060】このとき、第2の仕切り板形成部材は、破
断可能線15とその左側の折目線16との間の下面に接
着部36を設け、その接着部36を介して前記第1の中
台紙4の上面に接着される。同時に、該第2の仕切り板
形成部材12の右側の連結部19の下面に接着部37を
設けると共に、該第2の仕切り板形成部材12の左側の
舌片28の下面に接着部38を設けて、両接着部37,
38によっても該第2の仕切り板形成部材12が第1の
中台紙に接着される。
【0061】その後、前記第2の仕切り板形成部材12
の上側に、第2の中台紙5を接着する工程を行う。
【0062】このとき、該第2の中台紙5は、第2の仕
切り板形成部材12の各破断可能線15とその左側の折
目線16との間の上面に接着部39を設け、その接着部
39を介して接着される。同時に、該第2の仕切り板形
成部材12の左側の連結部18の上面に接着部40を設
けると共に、該第2の仕切り板形成部材12の右側の舌
片29の上面に接着部41を設けて、両接着部40,4
1を介して該第2の中台紙5が該第2の仕切り板形成部
材12に接着される。
【0063】そしてこのとき、前記第2の中台紙5は、
前記第1の中台紙4に対して、前記第2の仕切り板形成
部材12の左側板形成部24の幅寸法u分左側にずらさ
れた状態となり、これによって、前記第2の中台紙5
は、前記下台紙2の直上に位置する。
【0064】続いて、前記第2の中台紙5の上面に、前
述した下台紙2上への第1の仕切り板形成部材11の接
着と同様にして、第3の仕切り板形成部材13を接着
し、該第3の仕切り板形成部材13の上側に、前述した
第1の仕切り板形成部材11上への第1の中台紙4の接
着と同様にして、第3の中台紙6を接着する。更に、該
第3の中台紙6の上面に、前述した第1の中台紙4上へ
の第2の仕切り板形成部材12の接着と同様にして、第
4の仕切り板形成部材14を接着し、該第4の仕切り板
形成部材14の上側に、前述した第2の仕切り板形成部
材12上への第2の中台紙5の接着と同様にして、上台
紙3を接着する。
【0065】以上の工程によって複数に積層された状態
の各台紙2,3,4,5,6及び各仕切り板形成部材1
1,12,13,14は、各台紙2,3,4,5,6間
のずれは、幅方向の右側一方に右側板形成部25の幅寸
法分だけのずれで、それ以上ずれることがなく、その幅
方向にその寸法vを大とすることなく積層していくこと
ができる。
【0066】尚、本実施例においては、上下の台紙2,
3間に三枚の中台紙4,5,6を積層して、後述するよ
うに、各仕切り部7,8,9,10が各台紙2,3,
4,5,6に直交する方向に立ち上げたときに下台紙2
と上台紙3との間が四列に区画されるようにしたが、前
述した工程を更に複数回行うことによって下台紙2と上
台紙3との間を更に複数列に区画するようにしてもよ
い。このとき、本実施例と同様に、幅方向にその寸法v
を大とすることなく積層していくことができることは言
うまでもない。
【0067】次いで、図4に示すように、前記各仕切り
板形成部材11,12,13,14の破断可能線15を
全て破断しつつ下台紙2、各中台紙4,5,6、上台紙
3を夫々互いに離反する上下方向に広げると、各仕切り
板形成部材11,12,13,14が各破断可能線15
によって分断されて夫々折目線16,17,20,2
1,22,23,26,27を介して各仕切り部7,
8,9,10及び左右の側板形成部24,25が上方に
立ち上がり、各仕切り部7,8,9,10及び左右の側
板形成部24,25が各台紙2,3,4,5,6に直交
する方向に立ち上がったときに下台紙2と上台紙3との
間が四列に且つ複数に区画される仕切体1が形成され
る。
【0068】また、本実施例においては、例えば、図5
に示すように、第2の仕切り板形成部材12の破断可能
線15を第1の仕切り板形成部材11と異なる間隔で設
け、各破断可能線15ごとの両側に、各破断可能線15
から第1の仕切り板形成部材11と異なる間隔を存して
平行する一対の折目線16,17を設けて、上記の方法
によって仕切体1を形成してもよいことはいうまでもな
い。これによって、仕切り部8による区画幅を仕切り部
7による区画幅と異なった寸法で形成することが可能と
なる。
【0069】尚、本実施例においては、前記左右の側板
形成部24,25を設けたが、該左右の側板形成部2
4,25を設けることなく各仕切り板形成部材11,1
2,13,14を形成してもよい。即ち、図6に示すよ
うに、各仕切り板形成部材11,12,13,14は、
その両端部に折目線20,21を介して前記連結部1
8,19と同形状の舌片42,43を設けて形成する。
そして、前述した各工程を行って、各台紙2,3,4,
5,6と各仕切り板形成部材11,12,13,14と
を交互に積層する。これによっても、本実施例と同様
に、幅方向にその寸法vを大とすることなく積層してい
くことができる。
【0070】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0071】第2の実施例の方法によって製造される仕
切体50は、図7に示すように、平板状の下台紙51
と、該下台紙51と平行に設けられた上台紙52と、下
台紙51と上台紙52との間に平行に設けられた三枚の
中台紙53,54,55と、各台紙51,52,53,
54,55間を複数の横長の長方形状に区画する複数の
仕切り部56,57,58,59とによって構成され
る。また、該仕切体50は、各台紙51,52,53,
54,55間が複数の仕切り部56,57,58,59
によって複数の正方形状に区画されている。
【0072】前記仕切り部56,57,58,59は、
後述するように、偏平状態の第1乃至第4の下仕切り板
形成部材60,61,62,63と第1乃至第4の上仕
切り板形成部材64,65,66,67とによって形成
される。
【0073】前記偏平状態の第1の下仕切り板形成部材
60は、図8に示すように、その幅方向に複数の破断可
能線68を所定間隔を存して互いに平行に備え、各破断
可能線68ごとの左側に平行に間隔を存して折目線69
を備えている。各破断可能線68と夫々の左側の折目線
69との間の部分は、前記仕切り部56の略下半部を形
成する部分である。
【0074】また、第1の下仕切り板形成部材60の左
側端部には、下台紙51と第1の中台紙53との間を仕
切り部56が区画したときに一区画の一辺の幅寸法wを
有する連結部70が折目線69を介して一体に備えら
れ、該連結部70の先端縁の折目線72を介して左側板
形成部73が一体に備えられている。更に、左側板形成
部73の夫々の先端部には折目線74を介して左側舌片
75が設けられている。該左側板形成部73は、折目線
72を介して予め上側に折返されている。
【0075】前記偏平状態の第1の上仕切り板形成部材
64は、その幅方向に複数の破断可能線76を所定間隔
を存して互いに平行に備え、各破断可能線76ごとの右
側に平行に間隔を存して折目線77を備えている。各破
断可能線76と夫々の右側の折目線77との間の部分
は、前記仕切り部56の略上半部を形成する部分であ
る。
【0076】また、第1の上仕切り板形成部材64の右
側端部には、下台紙51と第1の中台紙53との間を仕
切り部56が区画したときに一区画の一辺の幅寸法wを
有する連結部78が折目線77を介して一体に備えら
れ、該連結部78の先端縁の折目線80を介して右側板
形成部81が一体に備えられている。更に、右側板形成
部81の夫々の先端部には折目線82を介して右側舌片
83が設けられている。該右側板形成部81は、折目線
80を介して予め下側に折返されている。
【0077】また、詳しくは後述するが、前記第1の下
仕切り板形成部材60と前記第1の上仕切り板形成部材
64とは共に同一形状に形成されたものであるが、第1
の上仕切り板形成部材64は、前記第1の下仕切り板形
成部材60と同一の状態から幅方向に反転させた状態と
される。そして更に、第2及び第4の下仕切り板形成部
材61,63と第2及び第4の上仕切り板形成部材6
5,67とは、夫々が第1及び第3の下仕切り板形成部
材60,62と第1及び第3の上仕切り板形成部材6
4,66とを水平方向に180度回転された状態とされ
る。
【0078】前記仕切体50は、以上のような第1乃至
第4の下仕切り板形成部材60,61,62,63と第
1乃至第4の上仕切り板形成部材64,65,66,6
7とを各台紙51,52,53,54,55間に交互に
重ね合わせて積層することによって製造される。
【0079】次に、第2の実施例における仕切体50の
製造方法を説明する。
【0080】図8及び図9に示すように、先ず、前記下
台紙51の上面に第1の下仕切り板形成部材60を接着
する工程を行う。
【0081】該第1の下仕切り板形成部材60を下台紙
に接着するとき、前記破断可能線68とその右側の折目
線69との間の下面に接着部84を設けて該接着部84
を介して接着し、また、前記連結部70の下面に接着部
85を設けて該接着部85を介して接着する。
【0082】次いで、前記下台紙51に接着された第1
の下仕切り板形成部材60に、第1の上仕切り板形成部
材64を接着する工程を行う。
【0083】該第1の上仕切り板形成部材64と前記第
1の下仕切り板形成部材60とを接着するとき、該第1
の上仕切り板形成部材64の各破断可能線76の右側近
傍の下面及び該第1の上仕切り板形成部材64の左側端
部の下面に接着部86を設けると共に、前記第1の下仕
切り板形成部材60の各破断可能線68の左側近傍の上
面及び右側端部の上面に接着部87を設けて、夫々対向
する接着部86,87同士を接着する。同時に、第1の
上仕切り板形成部材64は、該第1の上仕切り板形成部
材64の右側の舌片83の下側に接着部88を設けて、
該接着部88を介して前記下台紙51の右端部上面に接
着する。
【0084】続いて、前記第1の上仕切り板形成部材6
4の上側に、前記下台紙51と同形状の第1の中台紙5
3を接着する工程を行う。このとき、第1の上仕切り板
形成部材64と第1の中台紙53とは、該第1の上仕切
り板形成部材64の各破断可能線76とその左側の折目
線77との間の上面及び右側の連結部78の上面に接着
部89を設けて、それらの接着部89を介して接着す
る。同時に、前記第1の下仕切り板形成部材60を、該
第1の下仕切り板形成部材60の左側の舌片75の上側
に接着部90を設けて、該接着部90を介して前記第1
の中台紙53の左端部下面に接着する。
【0085】そしてこのとき、前記第1の中台紙53
は、前記下台紙51に対して、前記仕切り部56の幅寸
法w分右側にずらされた状態となる。
【0086】続いて、前記第1の中台紙53の上面に、
第2の下仕切り板形成部材61を接着する工程を行う。
【0087】該第2の下仕切り板形成部材61は、前記
第1の下仕切り板形成部材60と同一形状に形成された
ものであるが、前記第1の中台紙53に接着する際に
は、該第2の下仕切り板形成部材61を前記第1の下仕
切り板形成部材60と同一の状態から水平方向に180
度回転した状態で前記第1の中台紙53に接着する。こ
れにより、前記第1の下仕切り板形成部材60において
は左側板形成部材73であったものが、第2の下仕切り
板形成部材61においては右側板形成部材81となる。
【0088】このとき、第2の下仕切り板形成部材61
は、破断可能線68とその左側の折目線69との間の下
面に接着部91を設け、その接着部91を介して前記第
1の中台紙53の上面に接着し、更に、連結部70の下
面に接着部92を設け、その接着部92を介して前記第
1の中台紙53の上面に接着する。
【0089】次いで、前記第2の下仕切り板形成部材6
1に、第2の上仕切り板形成部材65を接着する工程を
行う。
【0090】該第2の上仕切り板形成部材65は、前記
第1の上仕切り板形成部材64と同一形状に形成された
ものであるが、前記第2の下仕切り板形成部材61に接
着する際には、該第2の上仕切り板形成部材65を前記
第1の上仕切り板形成部材64と同一の状態から水平方
向に180度回転した状態で前記第2の下仕切り板形成
部材61に接着する。これにより、前記第1の上仕切り
板形成部材64においては右側板形成部材81であった
ものが、第2の上仕切り板形成部材65においては左側
板形成部材73となる。
【0091】該第2の上仕切り板形成部材65と前記第
2の下仕切り板形成部材61とを接着するとき、該第2
の上仕切り板形成部材65の各破断可能線76の左側近
傍の下面及び右側端部の下面に接着部93を設けると共
に、前記第2の下仕切り板形成部材61の各破断可能線
68の右側近傍の上面及び左側端部の上面に接着部94
を設けて、夫々対向する接着部93,94同士を接着す
る。同時に、第2の上仕切り板形成部材65は、該第2
の上仕切り板形成部材65の左側の舌片75の下側に接
着部95を設けて、該接着部95を介して前記第1の中
台紙53の左端部上面に接着する。
【0092】その後、前記第2の上仕切り板形成部材6
5の上側に、第2の中台紙54を接着する工程を行う。
【0093】このとき、該第2の中台紙54は、第2の
上仕切り板形成部材65の各破断可能線76とその右側
の折目線77との間の上面及び連結部78の上面に接着
部96を設け、それらの接着部96を介して接着され
る。同時に、該第2の下仕切り板形成部材61の右側の
舌片83の上面に接着部97を設けて、該接着部98を
介して該舌片83を第2の中台紙54に接着する。
【0094】そしてこのとき、前記第2の中台紙54
は、前記第1の中台紙53に対して、前記仕切り部57
の幅寸法w分左側にずらされた状態となり、これによっ
て、前記第2の中台紙54は、前記下台紙51の直上に
位置する。
【0095】続いて、前記第2の中台紙54の上面に第
3の下仕切り板形成部材62を、前述した下台紙51上
への第1の下仕切り板形成部材60の接着と同様にして
接着し、該第3の下仕切り板形成部材62の上側に第3
の上仕切り板形成部材66を、前述した第1の下仕切り
板形成部材60上への第1の上仕切り板形成部材64の
接着と同様にして接着する。次いで、第3の上仕切り板
形成部材66の上側に第3の中台紙55を、前述した第
1の上仕切り板形成部材64上への第1の中台紙53の
接着と同様にして接着する。更に、該第3の中台紙55
の上面に、第4の下仕切り板形成部材63を前述した第
1の中台紙53上への第2の下仕切り板形成部材61の
接着と同様にして接着し、該第4の下仕切り板形成部材
63の上側に第4の上仕切り板形成部材67を、前述し
た第2の下仕切り板形成部材61上への第2の下仕切り
板形成部材61の接着と同様にして接着する。そして、
該第4の上仕切り板形成部材67の上側に上台紙52
を、前述した第2の上仕切り板形成部材65上への第2
の中台紙54の接着と同様にして接着する。
【0096】以上の工程によって複数に積層された状態
の各台紙51,52,53,54,55及び各上下の仕
切り板形成部材64,65,66,67,60,61,
62,63は、各台紙51,52,53,54,55間
のずれが、幅方向の右側一方に一区画の一辺の幅寸法分
だけのずれとされるだけで、それ以上ずれることがな
く、その幅方向にその寸法xを大とすることなく積層し
ていくことができる。
【0097】尚、本実施例においては、上下の台紙5
2,51間に三枚の中台紙53,54,55を積層し
て、後述するように、各仕切り部56,57,58,5
9が各台紙51,52,53,54,55に直交する方
向に立ち上げたときに下台紙51と上台紙52との間が
四列に区画されるようにしたが、前述した工程を更に複
数回行うことによって下台紙51と上台紙52との間を
更に複数列に区画するようにしてもよい。このとき、本
実施例と同様に、幅方向にその寸法xを大とすることな
く積層していくことができることは言うまでもない。
【0098】次いで、図10に示すように、前記各上下
の仕切り板形成部材64,65,66,67,60,6
1,62,63の破断可能線68,76を全て破断しつ
つ下台紙51、各中台紙53,54,55、上台紙52
を夫々互いに離反する上下方向に広げると、各下仕切り
板形成部材60,61,62,63と夫々に対向する各
上仕切り板形成部材64,65,66,67とが各破断
可能線68,76によって分断されて夫々折目線69,
72,74,77,80,82を介して各仕切り部5
6,57,58,59が上方に立ち上がり、各仕切り部
56,57,58,59が各台紙51,52,53,5
4,55に直交する方向に立ち上がったときに下台紙5
1と上台紙52との間が四列に且つ複数に区画される仕
切体50が形成される。
【0099】尚、本実施例においては、各上下の仕切り
板形成部材64,65,66,67,60,61,6
2,63の左右側の一方側にのみ左側板形成部73或い
は右側板形成部81を設けたが、図11(a)に一部を
示すように、上下の仕切り板形成部材64,60の夫々
の両端部に左右の側板形成部73,81を設けてこれを
互いに接着してもよい。更にその場合、図11(b)に
一部を示すように、各上下仕切り板形成部材60,64
の左右の側板形成部73,81のうち何れか一方を一区
画の一辺の寸法wとして外観上の体裁を整えるようにし
てもよい。
【0100】また、図12(a)乃至(c)に夫々一部
を示すように、前記側板形成部73,81を設けること
なく各下仕切り板形成部材60及び各上仕切り板形成部
材64を形成してもよい。
【0101】即ち、図12(a)及び(b)に示すよう
に、各上下の仕切り板形成部材64,60を、その左右
側のうち一方側のみに舌片99aを設けて形成する。そ
して、前述した各工程を行って、各台紙51,53と各
上下の仕切り板形成部材64,60とを交互に積層す
る。或いは、図12(c)に示すように、各上下の仕切
り板形成部材64,60の両端部に舌片99bを延設し
て舌片99aに互いに接着してもよい。これによって、
前述したような各下仕切り板形成部材60と各上仕切り
板形成部材64とを接着する工程において、それらの左
右縁の位置決めを容易とすることができる。そして、こ
の場合にも前記実施例と同様に、幅方向にその寸法xを
大とすることなく積層していくことができる。
【0102】また、前記第2の実施例において説明した
仕切体50を長尺シート状の板紙を使用して形成する場
合には、図13に概略の構成を示す製造装置によって製
造してもよい。尚、仕切体50においては、図7乃至図
9を参照して説明する。
【0103】図13に示すように、該装置150は、そ
の上流側に、夫々長尺シート状の板紙151,152,
153を夫々供給する第1の板紙供給手段154、第2
の板紙供給手段155及び第3の板紙供給手段156を
備えている。
【0104】前記第1の板紙供給手段154は、台紙5
1,53,54,55(図7乃至図9参照)の材料とな
る長尺シート状の板紙151を巻回したロール157
と、該ロール157から引き出された板紙151を所定
幅に裁断するスリッタ158とを備えている。
【0105】前記第2の板紙供給手段155は、下仕切
り板形成部材60,61,62,63(図7乃至図9参
照)の材料となる長尺シート状の板紙152を巻回した
ロール159と、該ロール159から引き出された板紙
152を所定幅に裁断するスリッタ160と、板材15
2の所定位置に折目線69,72,74(図8参照)を
形成する折り刃161と、板材152の所定位置に破断
可能線68(図8参照)を形成するミシン刃162とを
備えている。これにより、板材152からは、長尺状に
連なった下仕切り板形成部材60,61,62,63が
形成される。更に、前記第2の板紙供給手段155は、
板材152の折目線72を介して一方側縁側を折返して
側板形成部材73を形成する折返し手段163と、該側
板形成部材73の折返された状態を維持させる圧接手段
164とを備えている。
【0106】前記第3の板紙供給手段156は、上仕切
り板形成部材64,65,66,67(図7乃至図9参
照)の材料となる長尺シート状の板紙153を巻回した
ロール165と、該ロール165から引き出された板紙
153を所定幅に裁断するスリッタ166と、板紙15
3の所定位置に折目線77,80,82(図8参照)を
形成する折り刃167と、板紙153の所定位置に破断
可能線76(図8参照)を形成するミシン刃168とを
備えている。これにより、板材153からは、長尺状に
連なった上仕切り板形成部材64,65,66,67が
形成される。更に、前記第3の板紙供給手段156は、
板材153の折目線80を介して他方側縁側を折返して
側板形成部材81を形成する折返し手段169と、該側
板形成部材81の折返された状態を維持させる圧接手段
170とを備えている。
【0107】また、該圧接手段170の下流側には、前
記第3の板紙供給手段156から供給された上仕切り板
形成部材64,65,66,67である板材153の接
着部86,93(図8参照)に接着剤を塗布する第1の
接着剤塗布手段171と、該板材153と前記第2の板
紙供給手段155から供給された下仕切り板形成部材6
0,61,62,63である板材152とを互いに圧接
して接着部86,93を介して互いに接着する圧接手段
172とが備えられている。
【0108】該圧接手段172の下流側には、下仕切り
板形成部材60,61,62,63である板材152の
接着部84,85(図8参照)及び上仕切り板形成部材
64,65,66,67である板材153の接着部88
(図8参照)に接着剤を塗布する第2の接着剤塗布手段
173が備えられ、更に、該板材152上に前記第1の
板材供給手段154によって供給された台紙51,5
3,54,55である板材151を圧接して接着部8
4,85,88を介して互いに接着する圧接手段174
が備えられている。
【0109】そして、該圧接手段174の下流側には、
互いに接着されて一体となった板材151,152,1
53を所定の長さに切断する切断手段175が備えられ
ている。該切断手段175によって、先ず最初に一体に
接着された台紙51、下仕切り板形成部材60、上仕切
り板形成部材64が払出され、次いで、一体に接着され
た台紙53、下仕切り板形成部材61、上仕切り板形成
部材65、一体に接着された台紙54、下仕切り板形成
部材62、上仕切り板形成部材66、一体に接着された
台紙55、下仕切り板形成部材63、上仕切り板形成部
材67と夫々順次払出される。
【0110】該切断手段175の下流側には、搬送コン
ベア176を介して反転手段177が設けられている。
該反転手段177は、前記切断手段175によって切断
され且つ夫々が互いに接着された各台紙51,53,5
4,55、各下仕切り板形成部材60,61,62,6
3及び各上仕切り板形成部材64,65,66,67
が、搬送コンベア176から順次投入されたとき、夫々
その幅方向に上下を反転する。該反転手段177によっ
て、夫々の上仕切り板形成部材64,65,66,67
が最上部に位置する。
【0111】該反転手段177の下流側には、搬送コン
ベア178を介して、各上仕切り板形成部材64,6
5,66,67の接着部89,96(図8参照)及び各
下仕切り板形成部材60,61,62,63の接着部9
0,97(図8参照)に接着剤を塗布する第3の接着剤
塗布手段179が備えられている。
【0112】そして、該第3の接着剤塗布手段179の
下流側には、投入及び払出しを行うコンベア180を備
え、該コンベア180によって投入された夫々の台紙5
1,53,54,55、各下仕切り板形成部材60,6
1,62,63及び各上仕切り板形成部材64,65,
66,67を順次選択的に水平方向に180度回転させ
て前記コンベア180によって払出す回転手段181が
備えられている。
【0113】該回転手段181による回転は選択的に行
われるが、例えば、先行する一体の台紙51、下仕切り
板形成部材60、上仕切り板形成部材64を回転させず
に払出し、後続する一体の台紙53、下仕切り板形成部
材61、上仕切り板形成部材65を回転させて払出すよ
うにする。このように、回転手段181は、順次投入さ
れる一体の台紙51,53,54,55、下仕切り板形
成部材60,61,62,63及び上仕切り板形成部材
64,65,66,67を一つおきに回転させるもので
ある。
【0114】該回転手段181の下流側には、該回転手
段181から順次払出された一体の台紙51,53,5
4,55、下仕切り板形成部材60,61,62,63
及び上仕切り板形成部材64,65,66,67を積み
重ねて積層状態とする積層手段182が備えられてい
る。
【0115】そして、該積層手段182の上方位置に
は、該積層手段182によって台紙51,53,54,
55、下仕切り板形成部材60,61,62,63及び
上仕切り板形成部材64,65,66,67が積層され
たとき、その最上の位置にある上仕切り板形成部材67
の上面に上台紙52を供給する上台紙供給手段183が
備えられている。
【0116】該上台紙供給手段183の下流側には、台
紙51,53,54,55,52、下仕切り板形成部材
60,61,62,63及び上仕切り板形成部材64,
65,66,67を圧接してそれらを互いに接着する圧
接手段184が備えられている。各上仕切り板形成部材
64,65,66,67の接着部89,96(図8参
照)及び各下仕切り板形成部材60,61,62,63
の接着部90,97(図8参照)には、前記第3の接着
剤塗布手段179によって接着剤が塗布されているの
で、該圧接手段184の圧接によって、図9に示す状態
の仕切体50が形成される。
【0117】そして、該圧接手段184の下流側には、
仕切体50を図示しない収納箱等の深さに対応させるべ
く所定の長さに切断する第2の切断手段185が備えれ
ている。
【0118】以上の構成による装置150によって、前
記第2の実施例において説明した仕切体50を容易に製
造することができる。しかも、前記回転手段181によ
って順次投入される夫々一体の台紙51と下仕切り板形
成部材60と上仕切り板形成部材64、台紙53と下仕
切り板形成部材61と上仕切り板形成部材65、台紙5
4と下仕切り板形成部材62と上仕切り板形成部材6
6、台紙55と下仕切り板形成部材63と上仕切り板形
成部材67が、一つおきに回転されるので、前記第2の
実施例において説明したように、幅方向にその寸法x
(図9参照)を大とすることなく積層していくことがで
きる。更に、前記装置150は、前記積層手段182が
備えられていることによって、台紙51,53,54,
55、下仕切り板形成部材60,61,62,63及び
上仕切り板形成部材64,65,66,67に限らず更
に多くの台紙、下仕切り板形成部材及び上仕切り板形成
部材を積層することができ、比較的多層に積層しても、
前記各供給手段154,155,156以外に他の供給
手段を増設する必要がないので、装置の膨大化に伴うコ
ストの増加を防止することができる。
【0119】尚、前記装置150は、第1の実施例にお
いて説明した図1示の仕切体1を形成することも容易で
ある。即ち、前記第1の板紙供給手段154及び第2の
板紙供給手段155から台紙2,4,5,6及び仕切り
板形成部材11,12,13,14を夫々板材151及
び板材152として供給するようにすればよく、更に、
折返し手段163によって仕切り板形成部材11,1
2,13,14の両端部を図2に示すように折返すと共
に、折り刃161及びミシン刃162を所定の位置に設
けるだけでよい。
【0120】また、前記第2の実施例において説明した
仕切体50を、ポリプロピレン製段ボール等の比較的硬
質の矩形状の板材を使用して形成する場合には、図14
に概略の構成を示す製造装置によって製造してもよい。
尚、仕切体50においては、図7乃至図9を参照して説
明する。
【0121】図14に示すように、該装置186は、そ
の上流側に、矩形状の板材187を供給する第1の板紙
供給手段188を備えている。該第1の板紙供給手段1
88によって供給された板材187は、その搬送軌道に
沿って設けられた複数のコンベア189,190,19
1上を1枚づつ且つ連続して搬送される。
【0122】該第1の板紙供給手段188によって供給
する板材187は、前記第2の実施例において説明した
仕切体50の各上部仕切り板形成部材64,65,6
6,67である。そして、該第1の板紙供給手段188
の下流側には、該第1の板紙供給手段188によって順
次供給され且つコンベア189上を搬送される各上部仕
切り板形成部材64,65,66,67の夫々の接着部
86,93の上面にホットメルト接着剤等の接着剤を塗
布する第1の接着剤塗布手段192が備えられている。
【0123】該第1の接着剤塗布手段192の下流側に
は、コンベア189上を順次搬送される各上部仕切り板
形成部材64,65,66,67の夫々の上面側に、他
の矩形状の板材193を供給する第2の板紙供給手段1
94が備えられている。
【0124】該第2の板紙供給手段194によって供給
する板材193は、前記第2の実施例において説明した
仕切体50の各下部仕切り板形成部材60,61,6
2,63である。これによって、各上部仕切り板形成部
材64,65,66,67上の夫々に各下部仕切り板形
成部材60,61,62,63が重ねられる。そして、
該第2の板紙供給手段194の下流側には、夫々各別に
重ねられた状態でコンベア189上を搬送される上部仕
切り板形成部材64,65,66,67と下部仕切り板
形成部材60,61,62,63とを圧接する第1の圧
接手段195が備えられている。前記第1の接着剤塗布
手段192によって塗布する接着剤がホットメルト接着
剤である場合には、該第1の圧接手段195は、夫々各
別に重ねられた上部仕切り板形成部材64,65,6
6,67と下部仕切り板形成部材60,61,62,6
3とを順次加熱し圧着して接着する。
【0125】該第1の圧接手段195の下流側には、夫
々各別に接着された状態でコンベア190上を搬送され
る上部仕切り板形成部材64,65,66,67及び下
部仕切り板形成部材60,61,62,63の夫々の接
着部84,85,88にホットメルト接着剤等の接着剤
を塗布する第2の接着剤塗布手段196が備えられてい
る。
【0126】該第2の接着剤塗布手段196の下流側に
は、コンベア190上を順次搬送される各上部仕切り板
形成部材64,65,66,67上に接着された各下部
仕切り板形成部材60,61,62,63の夫々の上面
側に、他の矩形状の板材197を供給する第3の板紙供
給手段198が備えられている。
【0127】該第3の板紙供給手段198によって供給
する板材197は、前記第2の実施例において説明した
仕切体50の各台紙51,53,54,55である。こ
れによって、各下部仕切り板形成部材60,61,6
2,63上の夫々に各台紙51,53,54,55が重
合される。
【0128】そして、該第3の板紙供給手段198の下
流側には、夫々各別に重合された状態でコンベア190
上を搬送される上部仕切り板形成部材64,65,6
6,67と下部仕切り板形成部材60,61,62,6
3と台紙51,53,54,55とを圧接する第2の圧
接手段199が備えられている。前記第2の接着剤塗布
手段196によって塗布する接着剤がホットメルト接着
剤である場合には、該第2の圧接手段199は、夫々各
別に重合された上部仕切り板形成部材64,65,6
6,67及び下部仕切り板形成部材60,61,62,
63と台紙51,53,54,55とを夫々各別に順次
加熱し圧着して接着する。
【0129】該第2の圧接手段199の下流側には、反
転手段200が設けられている。該反転手段200は、
前記第2の圧接手段199によって互いに接着されて夫
々一体の台紙51,53,54,55、下仕切り板形成
部材60,61,62,63及び上仕切り板形成部材6
4,65,66,67の幅方向に上下を反転する。該反
転手段200によって、前記各台紙51,53,54,
55は最下部に位置し、その上に下仕切り板形成部材6
0,61,62,63、最上に上仕切り板形成部材6
4,65,66,67が位置する。
【0130】該反転手段200の下流側には、コンベア
191上を搬送される上仕切り板形成部材64,65,
66,67の接着部89,96及び下仕切り板形成部材
60,61,62,63の接着部90.97に接着剤を
塗布する第3の接着剤塗布手段201が備えられてい
る。
【0131】そして、該第3の接着剤塗布手段201の
下流側には、投入及び払出しを行うコンベア202を備
え、該コンベア202によって順次投入された各台紙5
1,53,54,55、下仕切り板形成部材60,6
1,62,63、上仕切り板形成部材64,65,6
6,67を水平方向に180度回転させて前記コンベア
202によって払出す回転手段203が備えられてい
る。
【0132】該回転手段203による回転は選択的に行
われるが、例えば、先行する一体の台紙51、下仕切り
板形成部材60、上仕切り板形成部材64を回転させず
に払出し、後続する一体の台紙53、下仕切り板形成部
材61、上仕切り板形成部材65を回転させて払出すよ
うにする。このように、回転手段203は、順次投入さ
れる一体の台紙51,53,54,55、下仕切り板形
成部材60,61,62,63及び上仕切り板形成部材
64,65,66,67を一つおきに回転させるもので
ある。
【0133】該回転手段203の下流側には、該回転手
段203から順次払出された夫々一体の台紙51,5
3,54,55、下仕切り板形成部材60,61,6
2,63、上仕切り板形成部材60,61,62,63
を、積み重ねて積層状態とする積層手段204が備えら
れている。
【0134】そして、該積層手段204によって夫々一
体の台紙51,53,54,55、下仕切り板形成部材
60,61,62,63、上仕切り板形成部材64,6
5,66,67が積層されたとき、その最上の位置にあ
る上仕切り板形成部材67の上面に上台紙52を供給す
る上台紙供給手段205が備えられている。
【0135】該上台紙供給手段205の下流側には、各
台紙51,52,53,54,55及び各仕切り板形成
部材64,65,66,67,60,61,62,63
に圧接してそれらを互いに接着する第3の圧接手段20
6が備えられている。上仕切り板形成部材64,65,
66,67の接着部89,96及び下仕切り板形成部材
60,61,62,63の接着部90.97には、前記
第3の接着剤塗布手段201によって接着剤が塗布され
ているので、該第3の圧接手段206の圧接によって、
図9に示す状態で仕切体50を形成することができる。
【0136】そして、該第3の圧接手段206の下流側
には、積層状態で形成された仕切体50を図示しない収
納箱等の深さに対応させるべく所定の長さに切断する切
断手段207が備えられている。
【0137】以上の構成による装置186によって、前
記第2の実施例において説明した仕切体50を容易に製
造することができる。しかも、前記回転手段202の回
転によって、前記第2の実施例において説明したよう
に、各台紙51,52,53,54,55及び各仕切り
板形成部材64,65,66,67,60,61,6
2,63を幅方向にその寸法xを大とすることなく積層
していくことができる。更に、前記装置186は、前記
積層手段204が備えられていることによって、各台紙
及び各仕切り板形成部材の積層する量を適宜設定するこ
とができ、それらを比較的多層に積層しても、前記各供
給手段188,194,198以外に他の供給手段を増
設する必要がないので、装置の膨大化に伴うコストの増
加を防止することができる。
【0138】尚、前記装置186は、第1の実施例にお
いて説明した図1示の仕切体1を形成することも容易で
ある。即ち、前記第2の板紙供給手段194からは仕切
り板形成部材11,12,13,14となる板材を供給
し、前記第3の板紙供給手段198からは台紙2,4,
5,6となる板材を供給するようにすればよい。
【0139】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
の方法によれば、複数に積層された状態の各台紙及び各
仕切り板形成部材は、各台紙間のずれが、幅方向の右側
一方に一区画の一辺の幅寸法分だけのずれとされるだけ
で、それ以上ずれることがなく、比較的多層に積層して
も偏平状態の仕切体の幅が広がることなく製造すること
ができる。そして、各台紙及び各仕切り板形成部材を偏
平状態に積層して接着した後に、各仕切り板形成部材の
破断可能線を全て破断しつつ各台紙を夫々互いに離反す
る上下方向に広げるだけで、各仕切り部が各台紙に直交
する方向に立ち上がるので、極めて容易に仕切体を形成
することができる。
【0140】更に、本発明の装置によれば、台紙と仕切
り形成部材とを、或いは台紙と第1及び第2仕切り形成
部材とを夫々一枚づつを互いに接着し、それらを選択的
に水平方向に180度回転しつつ複数積み重ねて仕切体
を製造するので、各台紙と各仕切り形成部材とを比較的
多層に積層する場合であっても、偏平状態の仕切体の幅
が広がることなく製造することができると共に、各台紙
及び各仕切り形成部材の供給手段を増設することなく所
望の仕切体を製造することができ、これによって、装置
の膨大化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によって製造される仕切
体の平面図。
【図2】図1の仕切体の接着工程の説明図。
【図3】図1の仕切体の積層状態の説明図。
【図4】図1の仕切体の偏平状態からの形成状態を示す
説明図。
【図5】本発明の第1の実施例によって製造される他の
仕切体の平面図。
【図6】本発明の第1の実施例によって製造される他の
仕切体の平面図。
【図7】本発明の第2の実施例によって製造される仕切
体の平面図。
【図8】図7の仕切体の接着工程の説明図。
【図9】図7の仕切体の積層状態の説明図。
【図10】図7の仕切体の偏平状態からの形成状態を示
す説明図。
【図11】本発明の第2の実施例によって製造される他
の仕切体の一部を示す説明図。
【図12】本発明の第2の実施例によって製造される他
の仕切体の一部を示す説明図。
【図13】本発明の仕切体を製造する装置の概略構成を
示す説明図。
【図14】本発明の仕切体を製造する装置の概略構成を
示す説明図。
【図15】従来の仕切体を示す説明図。
【図16】従来の仕切体を製造する装置の概略構成を示
す説明図。
【符号の説明】
1,50…仕切体、2,51…下台紙、3,52…上台
紙、4,5,6,53,54,55…中台紙、7,8,
9,10,56,57,58,59…仕切り部、11,
12,13,14…仕切り板形成部材、15,68,7
6…破断可能線、16,17,69,77…折目線、3
0,33,36,39,84,86,87,89,9
1,93,94,96…接着部、60,61,62,6
3…下仕切り板形成部材、64,65,66,67…上
仕切り板形成部材、154,155,156,188,
194,198…板材供給手段、161,167…折り
刃、162,168…ミシン刃、171,173,17
9,192,196,201…接着剤塗布手段、18
3,205…台紙供給手段、172,174,184,
195,199,206…圧接手段、175…切断手
段、177,200…反転手段、181,203…回転
手段、182,204…積層手段。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の破断可能線が幅方向に所定間隔を存
    して互いに平行に設けられて成り、互いに隣合う一対の
    破断可能線間に仕切り部を形成する仕切り板形成部材
    を、前記破断可能線の右側近傍の下面に設けられた下部
    接着部を介して平板状の下台紙の上面に接着する工程
    と、前記下台紙と同形状の中台紙を、前記仕切り板形成
    部材の破断可能線の左側近傍の上面に設けられた上部接
    着部を介して該仕切り板形成部材の上側に接着する工程
    と、幅方向に複数の破断可能線が所定間隔を存して互い
    に平行に設けられて成り、互いに隣合う一対の破断可能
    線間に他の仕切り部を形成する他の仕切り板形成部材
    を、前記破断可能線の左側近傍の下面に設けられた下部
    接着部を介して前記中台紙の上面に接着する工程と、前
    記下台紙と同形状の上台紙を、前記他の仕切り板形成部
    材の破断可能線の右側近傍の上面に設けられた上部接着
    部を介して該他の仕切り板形成部材の上側に接着する工
    程と、前記各破断可能線を切断しつつ、前記各仕切り板
    形成部材の各仕切り部を夫々各台紙に対して起立させる
    工程とを備えることを特徴とする仕切体の製造方法。
  2. 【請求項2】前記仕切り板形成部材は、その各破断可能
    線ごとの両側に平行に所定間隔を存して一対の折目線を
    備え、各破断可能線とその右側及び左側の折目線との間
    に夫々設けた前記下部接着部及び前記上部接着部を介し
    て前記下台紙と前記中台紙との間に接着され、前記他の
    仕切り板形成部材は、その各破断可能線ごとの両側に平
    行に所定間隔を存して一対の折目線を備え、各破断可能
    線とその左側及び右側の折目線との間に設けた前記下部
    接着部及び前記上部接着部を介して前記中台紙と前記上
    台紙との間に接着され、前記各仕切り板形成部材の各仕
    切り部を夫々折目線を介して各台紙に対して起立させる
    ことを特徴とする請求項1記載の仕切体の製造方法。
  3. 【請求項3】前記他の仕切り板形成部材は、前記仕切り
    板形成部材を水平方向に180度回転しとき該仕切り板
    形成部材と同形状となることを特徴とする請求項1記載
    の仕切体の製造方法。
  4. 【請求項4】複数の破断可能線が幅方向に所定間隔を存
    して互いに平行に設けられて成り、各破断可能線の間に
    仕切り部の略下半部を形成する下仕切り板形成部材を、
    その各破断可能線の右側近傍の下面に設けられた下部接
    着部を介して平板状の下台紙の上面に接着する工程と、
    前記下仕切り板形成部材をその幅方向に反転したとき該
    下仕切り板形成部材と同形状となり、各破断可能線の間
    に仕切り部の略上半部を形成する上仕切り板形成部材
    を、その各破断可能線の右側近傍の下面に設けられた下
    部接着部と前記下仕切り板形成部材の各破断可能線の左
    側近傍の上面に設けられた上部接着部とに前記下仕切り
    板形成部材の上側に接着する工程と、前記下台紙と同形
    状の中台紙を、前記上仕切り板形成部材の各破断可能線
    の左側近傍の上面に設けられた上部接着部を介して該上
    仕切り板形成部材の上側に接着する工程と、幅方向に複
    数の破断可能線が所定間隔を存して互いに平行に設けら
    れて成り、各破断可能線の間に他の仕切り部の略下半部
    を形成する他の下仕切り板形成部材を、その各破断可能
    線の左側近傍の下面に設けられた下部接着部を介して前
    記中台紙の上面に接着する工程と、前記他の下仕切り板
    形成部材をその幅方向に反転したとき該他の下仕切り板
    形成部材と同形状となり、各破断可能線の間に他の仕切
    り部の略上半部を形成する他の上仕切り板形成部材を、
    その各破断可能線の左側近傍の下面に設けられた下部接
    着部と前記他の下仕切り板形成部材の各破断可能線の右
    側近傍の上面に設けられた上部接着部とに前記他の下仕
    切り板形成部材の上側に接着する工程と、前記下台紙と
    同形状の上台紙を、前記他の上仕切り板形成部材の各破
    断可能線の左側近傍の上面に設けられた上部接着部を介
    して該上仕切り板形成部材の上側に接着する工程と、前
    記各破断可能線を切断しつつ、前記各仕切り板形成部材
    によって形成される仕切り部を夫々各台紙に対して起立
    させる工程とを備えることを特徴とする仕切体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記下仕切り板形成部材及び前記他の下仕
    切り板形成部材は、その各破断可能線ごとの右側に平行
    に所定間隔を存して折目線を備え、各破断可能線とその
    右側に位置する折目線との間に設けた前記下部接着部を
    介して夫々前記下台紙及び前記中台紙に接着され、該下
    仕切り板形成部材及び他の下仕切り板形成部材を夫々幅
    方向に反転したとき同形状となる前記上仕切り板形成部
    材及び前記他の上仕切り板形成部材は、各破断可能線と
    その左側に位置する折目線との間に設けた上部接着部を
    介して夫々前記中台紙及び前記上台紙に接着され、前記
    各仕切り板形成部材の各仕切り部を夫々折目線を介して
    各台紙に対して起立させることを特徴とする請求項4記
    載の仕切体の製造方法。
  6. 【請求項6】前記他の下仕切り板形成部材は、前記下仕
    切り板形成部材を水平方向に180度回転したとき該下
    仕切り板形成部材と同形状となり、前記他の上仕切り板
    形成部材は、前記上仕切り板形成部材を水平方向に18
    0度回転したとき該上仕切り板形成部材と同形状となる
    ことを特徴とする請求項4記載の仕切体の製造方法。
  7. 【請求項7】長尺シート状の板材を巻回して備え、該板
    材の幅方向に複数の破断可能線を所定間隔を存して互い
    に平行に設けて仕切り板形成部材を形成しつつ該仕切り
    板形成部材を連続して供給する仕切り板形成部材供給手
    段と、該供給手段によって連続して供給される仕切り板
    形成部材の各破断可能線の一方側近傍の上面に接着剤を
    塗布する第1の接着剤塗布手段と、長尺シート状の第1
    の台紙を巻回して備え、該第1の台紙を前記仕切り板形
    成部材の上方に連続して供給する第1の台紙供給手段
    と、前記仕切り板形成部材とその上方に供給された前記
    第1の台紙とを重合し圧接して、前記第1の台紙を前記
    仕切り板形成部材上にその接着剤を介して接着する第1
    の圧接手段と、互いに接着された前記第1の台紙と前記
    仕切り板形成部材とを所定の長さに切断して順次払出す
    切断手段と、該切断手段から払い出された複数の所定の
    長さの前記第1の台紙と前記仕切り板形成部材とを幅方
    向に上下を反転する反転手段と、反転されたことにより
    前記第1の台紙上に位置する前記仕切り板形成部材の各
    破断可能線の他方側近傍の上面に接着剤を塗布する第2
    の接着剤塗布手段と、次いで、夫々一体の前記第1の台
    紙と前記仕切り板形成部材とを選択的に水平方向に18
    0度回転する回転手段と、該回転手段によって回転され
    た一体の前記第1の台紙及び前記仕切り板形成部材と該
    回転手段による回転が行われない一体の前記第1の台紙
    及び前記仕切り板形成部材とを交互に積層する積層手段
    と、該積層手段によって積層された複数の前記第1の台
    紙及び前記仕切り板形成部材のうち、最上部に位置する
    仕切り板形成部材上に第2の台紙を供給して重合する第
    2の台紙供給手段と、各台紙及び各仕切り板形成部材を
    圧接し、前記第2の台紙を最上部の仕切り板形成部材上
    にその接着剤を介して接着して払出す第2の圧接手段と
    を備えることを特徴とする仕切体の製造装置。
  8. 【請求項8】前記仕切り板形成部材供給手段は、長尺シ
    ート状の板材を巻回して備え、該板材の幅方向に複数の
    破断可能線を所定間隔を存して互いに平行に形成して各
    破断可能線の間に仕切り部の上下方向の一方側半部を形
    成する第1の仕切り板形成部材を形成しつつ該第1の仕
    切り板形成部材を連続して供給する第1の仕切り板形成
    部材供給手段と、該第1の仕切り板形成部材の夫々の折
    目線の左側近傍の上面に接着剤を塗布する第3の接着剤
    塗布手段と、長尺シート状の板材を巻回して備え、該板
    材の幅方向に複数の破断可能線を所定間隔を存して互い
    に平行に形成して各破断可能線の間により仕切り部の上
    下方向の他方側半部を形成する第2の仕切り板形成部材
    を形成しつつ該第2の仕切り板形成部材を前記第1の仕
    切り板形成部材の上方に連続して供給する第2の仕切り
    板形成部材供給手段と、前記第1の仕切り板形成部材の
    夫々の折目線の左側近傍の上面とその上方に供給された
    前記第2の仕切り板形成部材の夫々の折目線の右側近傍
    の下面とを重合し圧接して、前記第2の仕切り板形成部
    材を前記第1の仕切り板形成部材上にその接着剤を介し
    て接着する第3の圧接手段とを備えて成ることを特徴と
    する請求項7記載の仕切体の製造装置。
  9. 【請求項9】幅方向に複数の破断可能線が所定間隔を存
    して互いに平行に設けられ、各破断可能線の間に仕切り
    部を形成する矩形状の複数の仕切り板形成部材を連続し
    て供給する仕切り板形成部材供給手段と、該供給手段に
    よって供給される仕切り板形成部材に、該仕切り板形成
    部材の前記破断可能線と一方側近傍の上面に接着剤を塗
    布する第1の接着剤塗布手段と、矩形状の第1の台紙を
    各仕切り板形成部材の上方に供給する第1の台紙供給手
    段と、前記仕切り板形成部材とその上方に供給された前
    記第1の台紙とを重合し圧接して、前記第1の台紙を前
    記仕切り板形成部材上にその接着剤を介して接着する第
    1の圧接手段と、互いに接着された前記第1の台紙と前
    記仕切り板形成部材と幅方向に上下を反転する反転手段
    と、反転されたことにより前記第1の台紙上に位置する
    前記仕切り板形成部材の破断可能線の他方側近傍の上面
    に接着剤を塗布する第2の接着剤塗布手段と、次いで、
    夫々一体の前記第1の台紙と前記仕切り板形成部材とを
    選択的に水平方向に180度回転する回転手段と、該回
    転手段によって回転された一体の前記第1の台紙及び前
    記仕切り板形成部材と該回転手段による回転が行われな
    い一体の前記第1の台紙及び前記仕切り板形成部材とを
    交互に積層する積層手段と、該積層手段によって積層さ
    れた複数の前記第1の台紙及び前記仕切り板形成部材の
    うち、最上部に位置する仕切り板形成部材上に第2の台
    紙を供給して重合する第2の台紙供給手段と、各台紙及
    び各仕切り板形成部材を圧接し、前記第2の台紙を最上
    部の仕切り板形成部材上にその接着剤を介して接着して
    払出す第2の圧接手段とを備えることを特徴とする仕切
    体の製造装置。
  10. 【請求項10】前記仕切り板形成部材供給手段は、幅方
    向に複数の破断可能線を所定間隔を存して互いに平行に
    形成して各破断可能線の間に仕切り部の上下方向の一方
    側半部を形成する矩形状の複数の第1の仕切り板形成部
    材を連続して供給する第1の仕切り板形成部材供給手段
    と、該第1の仕切り板形成部材の夫々の折目線の左側近
    傍の上面に接着剤を塗布する第3の接着剤塗布手段と、
    幅方向に複数の破断可能線を所定間隔を存して互いに平
    行に形成して各破断可能線の間に仕切り部の上下方向の
    他方側半部を形成する矩形状の第2の仕切り板形成部材
    を各第1の仕切り板形成部材の上方に供給する第2の仕
    切り板形成部材供給手段と、前記第1の仕切り板形成部
    材の夫々の折目線の左側近傍の上面とその上方に供給さ
    れた前記第2の仕切り板形成部材の夫々の折目線の右側
    近傍の下面とを重合し圧接して、前記第2の仕切り板形
    成部材を前記第1の仕切り板形成部材上にその接着剤を
    介して接着する第3の圧接手段とを備えて成ることを特
    徴とする請求項9記載の仕切体の製造装置。
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JPS6010935A (ja) * 1983-06-30 1985-01-21 Rohm Co Ltd Fmステレオ復調器
JPS6136946A (ja) * 1984-07-30 1986-02-21 Nec Corp 半導体装置

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