JPH0529255Y2 - - Google Patents

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JPH0529255Y2
JPH0529255Y2 JP1985057112U JP5711285U JPH0529255Y2 JP H0529255 Y2 JPH0529255 Y2 JP H0529255Y2 JP 1985057112 U JP1985057112 U JP 1985057112U JP 5711285 U JP5711285 U JP 5711285U JP H0529255 Y2 JPH0529255 Y2 JP H0529255Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、掘削機のアタツチメントとしてのバ
ケツト、主として表土剥ぎおよび法面成形用に供
されるバケツトに関する。
(従来の技術) 法面バケツトは、法面の表面を底板で叩打する
ことによつて法面の平面仕上げを行うものである
が、この法面バケツトを用いて路面や法面を曲面
に形成する場合や左右方向に傾斜した法面を成形
するような場合、従来では、クローラ走行装置全
体を移動させながらバケツトの向きを変えること
で作業していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来の法面バケツトでは、バケ
ツトが前後方向にしか回動しないため、路面や法
面を、左右方向に湾曲した局面や左右方向の傾斜
面に成形するには、クローラ走行装置ごと法面バ
ケツトの向きを変えなければならず、これでは連
続した作業が行えずに作業能率の低下をきたす
し、又、不連続作業によつて仕上面が粗雑になる
ため、後から人手で再度仕上げをしなければなら
ず、効率が悪いという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる従来の問題点を解決するため
に考案されたもので、その目的とするところは、
バケツト本体を前後の回動に加えて、左右にも回
動可能に形成することにより、バケツト本体の底
板を任意の角度に設定できる表土剥ぎ兼用法面バ
ケツトを提供することにある。
このための技術的手段として本考案では、バケ
ツト本体と、上部フレームとで形成され、かつ、
バケツト本体の底板が継ぎ目のない厚板による一
枚の直平面板で形成されると共に該底板の先端縁
が掘削縁に形成された表土剥ぎ兼用法面バケツト
において、前記上部フレームが中間アームの先端
に横軸により前後方向に回動可能に枢着され、か
つ、前記底板の後端縁には背板との間に角部が形
成され、該角部が、横軸から底板に直角に引いた
垂線と、背板の後端から底板に直角に引いた垂線
との範囲内に位置するように形成され、さらに、
前記バケツト本体と、上部フレームとが、前記横
軸と直交する縦軸により左右方向に回動可能に枢
着されると共に、前記バケツト本体と上部フレー
ムの間に、バケツト本体の左右回動手段となる油
圧作動のラム形シリンダが前記縦軸を挟んだ左右
にハ字形に連結された構成を採用した。
(作用) 従つて、本考案の表土剥ぎ兼用法面バケツトで
は、バケツト本体の底板の先端縁を掘削縁に形成
すると共に該底板の外平面を法面成形面に形成し
ているから、表土剥ぎ等の掘削作業と、法面の整
地、転圧、法切等の仕上げ作業を、従来のように
面倒な掘削バケツトから法面バケツトへの交換作
業を要することなく連続的に行なうことができ、
作業性が向上する。
又、本願考案では、底板の後端縁に形成した角
部が横軸から底板に直角に引いた垂線よりも後方
に位置するように形成されているので、従来の底
面から背面にかけて曲面に形成されたバケツトの
ような踏ん張りのない転びが解消され、踏ん張り
をきかせながら底板の全面で均等に叩打すること
ができるし、又、底板が継ぎ目のない厚板による
一枚の直平面板で形成されているので、成形面に
継ぎ目が残つたり、底板が変形してしまうことも
ない。
また、バケツト本体を前後回動に加え、左右回
動もできるように形成しているから、クローラ走
行装置の方向を変えることなく、法面成形面であ
る外平面を任意の角度に設定すれば左右に湾曲し
た面や左右に傾斜した面を成形することができ、
又、作業を中止することなく連続した作業ができ
るため、仕上がり面が良好で人手による仕上げ作
業も不要となり、法面の表土仕上げ作業をきわめ
て効率よく行なうことができる。
又、バケツト本体の左右回動手段としてラム形
シリンダを採用しているから、作業中にバケツト
に衝撃が加わつてもシリンダ破損することがな
く、耐久性が向上する。
又、バケツト本体の左右回動手段として二本の
ラム形シリンダを採用しているから、バケツトを
コンパクトに、しかも軽量構造に形成することが
できる。
また、バケツト本体を縦軸と二本のラム形シリ
ンダの三点で支持しているから、強度的に優れ、
しかも作業を安定して行なうことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に示して説明す
る。
本実施例の掘削機Aは、クローラ走行装置1の
上に旋回台2が支持され、該旋回台2の先端に油
圧シリンダ5によつて回動動作する主アーム6の
基端7が枢着され、該主アーム6の先端に油圧シ
リンダ8によつて回動動作する中間アーム9の基
端10が枢着され、かつ該中間アーム9の先端に
作業用アタツチメントとしての表土剥ぎ兼用法面
バケツトBが設けられた構造となつている。
前記表土剥ぎ兼用法面バケツトBは、上部フレ
ーム11と、バケツト本体12と、から構成され
ている。
前記上部フレーム11は、前記中間アーム9の
先端に取付けられ、その取付け構造は、上部フレ
ーム11の上端部に取付けたブラケツト13が前
記中間アーム9の先端に横軸14で枢着されると
もに、該横軸14を中心として表土剥ぎ兼用法面
バケツトBを前後に首振り回動させるための油圧
シリンダ16が中間アーム9に設けられ、該油圧
シリンダ16と中間アーム9の間および油圧シリ
ンダ16と前記ブラケツト13の間に、それぞれ
リンク17,18が設けられた構造となつてい
る。
又、前記上部フレーム11の下端部中央には、
前記横軸14に直交する縦軸19を取付ける左右
回動用ブラケツト20が形成され、かつ上部フレ
ーム11の下端で前記縦軸19を挟んだ左右に油
圧作動のラム形シリンダ21,21の一方がピン
22,22により枢着されている。
次に、前記バケツト本体12は、底板23の先
端縁24と、背板25の上縁26と、左右両側板
27,27の前縁28,28と、で囲まれた開口
部29を有するバケツトであつて、その取付け構
造は、背板25の上端部に取付けたブラケツト3
0が前記上部フレーム11の縦軸19に枢着され
るとともに、該縦軸19を中心としてバケツト本
体12を左右に首振り回動させるためのラム形シ
リンダ21,21の他方が背板25の左右に設け
たブラケツト31,31にそれぞれピン32,3
2により枢着されている。
そして、前記底板23は、先端縁24から後端
縁33まで継目のない厚板による一枚の直平面板
で形成されると共に、底板23の外面15が法面
成形面として形成され、かつその先端縁24は上
面側が傾斜面に形成されて表土剥ぎ用の掘削機と
して形成されるとともに、後端縁33には背板2
5との間に角部34が形成され、かつ該角部34
が、前記横軸14から底板23に直角に引いた垂
線Cと、背板の後端から底板に直角に引いた垂線
Dとの範囲内に位置するように形成されている。
なお、図中35,35は、左右両側板27,2
7の前縁28,28に形成されたサイドカツター
である。又、前記ラム形シリンダの油圧源は、バ
ケツトの前後首振り回動用の油圧シリンダ16の
油圧回路をソレノイド型方向制御弁42で切換え
て使用する。又、36,37は逆止弁、38,3
9は前記逆止弁に接続されたバイパスであり、4
0は極限ストツパー、41は防塵カバーである。
次に、本実施例の作用を説明する。
本実施例の表土剥ぎ兼用法面バケツトBを表土
剥ぎ等の掘削作業に使用する場合、底板23の先
端縁24がツメのない掘削機として形成されてい
るので、これで表土の掻き取り等、掘削作業がで
きる。
又、表土剥ぎ兼用法面バケツトBの外平面15
を法面成形面として法面成形作業に使用する場
合、底板23の後端縁33には背板25との間に
角部34が形成され、かつ該角部34が垂線Cよ
りも後方に位置しているので、従来の底面から背
面にかけて曲面で連続したときのような踏張りの
ない転びが解消されて、表土剥ぎ剥ぎ兼用法面バ
ケツトBが叩打時に前後に首振りを起こすといつ
たことはなく、踏張りをきかせながら底板23の
全面で均等に叩打することができるし、又、底板
23が継ぎ目のない厚板による一枚の直平面板で
形成されているために、成形面に継目が残つた
り、底板23が変形してしまうといつたこともな
いのである。
又、路面成形時、法面を左右に傾斜させたり、
法面成形時、法面を左右に傾斜させたりする場合
には、運転室内の図示しない切換スイツチでソレ
ノイド型方向制御弁42を作動させて油圧回路を
油圧シリンダ16からラム形シリンダ21に切換
えれば、これによりバケツト本体12を縦軸19
を中心に左右に回動させて底板23を任意の角度
に設定することができる。尚、左右方向の回動
は、極限ストツパ40で制限されることになり、
この場合の油圧はバイパス38又はバイパス39
により排油され、ラム形シリンダ21内の圧力上
昇を防止する。
以上、本考案の一実施例について図面により説
明したが、本考案の具体的な構成は前記した実施
例に限定されるものではなく、考案の要旨を逸脱
しない範囲の設計変更があつても本考案の技術的
範囲に含まれるものである。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、前記のよ
うら構成したから、表土剥ぎ等の掘削作業と、法
面の整地、転圧、法切等の仕上げ作業を従来のよ
うに面倒な掘削バケツトから法面バケツトへの交
換作業を要することなく連続して行なうことがで
き、作業効率が向上する。
又、本願考案では、バケツト本体の先端縁を掘
削縁として形成しているから、これで表土剥ぎ等
の掘削作業を行なうことができ、しかも底板の後
端縁に形成した角部が背板の後端から底板に直角
に引いた垂線よりも前方に位置するように形成さ
れているので、掘削作業時にこの角部が土面に干
渉することがなくスムーズに表土剥ぎ等の掘削作
業を行なうことができる。
又、本願考案では、底板の後端縁に形成した角
部が横軸から底板に直角に引いた垂線よりも後方
に位置するように形成されているので、従来の底
面から背面にかけて曲面に形成されたバケツトの
ような踏ん張りのない転びが解消され、踏ん張り
をきかせながら底板の全面で均等に叩打すること
ができるし、又、底板が継ぎ目のない厚板による
一枚の直平面板で形成されているので、成形面に
継ぎ目が残つたり、底板が変形してしまうことも
ない。
又、バケツト本体を前後回動に加え、左右回動
もできるように形成しているから、クローラ走行
装置の方向を変えることなく、法面成形面である
外平面を任意の角部に設定すれば左右に湾曲した
面や左右に傾斜した面を形成することができ、
又、作業を中止することなく連続した作業ができ
るため、仕上がり面が良好で人手による仕上げ作
業も不要となり、法面の表土仕上げ作業をきわめ
て効率よく行なうことができる。
又、バケツト本体の左右回動手段としてラム形
シリンダを採用しているから、作業中にバケツト
に衝撃が加わつてもシリンダが破損することがな
く、耐久性が向上する。
また、バケツト本体の左右回動手段として二本
のラム形シリンダを採用しているから、バケツト
をコンパクトにしかも軽量構造に形成することが
できる。
又、バケツト本体を縦軸と二本のラム形シリン
ダの三点で支持されているから、強度的に優れ、
しかも作業を安定して行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の表土剥ぎ兼用法面バケ
ツトの斜視図、第2図は該バケツトの側面図、第
3図はラム形シリンダの取付状態図、第4図はバ
ケツト部の油圧回路説明図、第5図は掘削機の全
体側面図である。 A……掘削機、B……表土剥ぎ兼用法面バケツ
ト、9……中間アーム、11……上部フレーム、
12……バケツト本体、14……横軸、15……
外平面、19……縦軸、21……ラム形シリン
ダ、23……底板、24……先端縁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バケツト本体12と、上部フレーム11とで形
    成され、かつ、バケツト本体12の底板23が継
    ぎ目のない厚板による一枚の直平面板で形成され
    ると共に該底板23の先端縁24が掘削縁に形成
    された表土剥ぎ兼用法面バケツトにおいて、 前記上部フレーム11が中間アーム9の先端に
    横軸14により前後方向に回動可能に枢着され、 かつ、前記底板23の後端縁33には背板25
    との間に角部34が形成され、該角部34が、横
    軸14から底板23に直角に引いた垂線Cと、背
    板25の後端から底板23に直角に引いた垂線D
    との範囲内に位置するように形成され、 さらに、前記バケツト本体12と、上部フレー
    ム11とが、前記横軸14と直交する縦軸19に
    より左右方向に回動可能に枢着されると共に、前
    記バケツト本体12と上部フレーム11の間に、
    バケツト本体12の左右回動手段となる油圧作動
    のラム形シリンダ21,21が前記縦軸19を挟
    んだ左右にハ字形に連結されたことを特徴とする
    表土剥ぎ兼用法面バケツト。
JP1985057112U 1985-04-16 1985-04-16 Expired - Lifetime JPH0529255Y2 (ja)

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JPS61173558U JPS61173558U (ja) 1986-10-28
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JPH02229328A (ja) * 1989-03-01 1990-09-12 Hiroshi Onodera ショベル系掘削機のフロントアタッチメント
JP6245768B2 (ja) * 2015-12-04 2017-12-13 株式会社松本製作所 バケット

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