JP3459353B2 - 旋回作業機の旋回フレームとその製造方法 - Google Patents

旋回作業機の旋回フレームとその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバックホー
等の旋回作業機の旋回フレームとその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の旋回作業機では、一般に、走行
装置上に旋回フレームが旋回ベアリングを介して上下方
向の軸心回りに回動自在に設けられており、かかる旋回
フレーム上に内部に、エンジン装置(エンジンとこれに
接続される補機を含む)、燃料タンク、バッテリー、作
動油タンク、旋回モーター、油圧ポンプ及びコントロー
ルバルブ等が搭載されている。上記旋回フレームは、走
行装置上に回動自在に設けられたフレーム基板と、この
フレーム基板上に固定されかつ後方に向かって左右方向
外側に傾斜する傾斜部分を有する左右一対の縦リブと、
を備えており、この一対の縦リブによって旋回フレーム
の剛性を向上させるようにしている(例えば、特開平9
−302719号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
旋回作業機では、いわゆる後方小旋回の旋回作業機だけ
を想定して旋回フレームの縦リブの形状を決定してお
り、ほぼ同じ重量級の旋回作業機であっても、旋回台の
旋回軌跡が異なる異種の旋回作業機については、旋回フ
レームの縦リブの形状がすべて異なっていて統一化され
ていない。すなわち、この種の旋回作業機の旋回形式と
しては、以下の(A)及び(B)の二つのタイプが知ら
れているが、従来では、ほぼ同じ重量級の旋回作業機に
おいても、これらの二つのタイプにおいて旋回フレーム
の縦リブの形状を共通化するという発想がなく、それぞ
れのタイプにおいて縦リブの形状を個別に設計してい
る。
【0004】(A) 旋回台の後側面が走行装置の車幅
からはみ出る標準型 (B) 旋回台の後側面が走行装置の車幅からはみ出な
い後方小旋回 このため、従来の旋回作業機では、ほぼ同じ重量級の旋
回作業機でありながら、別個の鋳型ないし金型で旋回フ
レームの縦リブを製作しており、この点で材料コスト及
び製作コストが高くなっている。本発明は、このような
実情に鑑み、旋回軌跡が異なる異種の旋回作業機間にお
いて旋回フレームの縦リブの形状を共通化することによ
り、旋回フレームの材料コスト及び製作コストを低減す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明
は、フレーム基板に固定されるの縦リブとして、旋回軌
跡が異なる異種の旋回作業機に使用される縦リブと同じ
形状の部分を備えているものを採用することにより、旋
回フレームの縦リブを異種の旋回作業機のものと共通化
したものである。ここで、旋回軌跡が異なる異種の旋回
作業機とは、例えば前記した(A)及び(B)の二つの
タイプがあるが、これらに限定されるものではない。
【0006】上記の本発明によれば、旋回軌跡が異なる
異種の旋回作業機の場合と同じ形状の部分を有する縦リ
ブを使用するようにしたので、異種の旋回作業機の場合
と同じ鋳型ないし金型で当該縦リブを構成でき、異種の
旋回作業機間で全く別形状の縦リブを使用する場合に比
べて、旋回フレームの材料コスト及び製作コストを低減
することができる。また、本発明は、前記縦リブに、前
記フレーム基板に枢着された掘削装置をスイングさせる
スイングシリンダの取付ブラケットが固定されている場
合には、この取付ブラケットを、前記掘削装置の枢支点
に対する相対位置が、旋回軌跡が異なる異種の旋回作業
機に使用される取付ブラケットの場合と同じ平面位置と
なるように配置することを推奨する。
【0007】このようにすれば、旋回軌跡が異なる異種
の旋回作業機間において、スイングシリンダも同じもの
で共通化できるので、旋回フレームの材料コスト及び製
作コストを更に低減することができる。また、前記縦リ
ブを前記フレーム基板上に左右一対設けるとともに、こ
の左右一対の縦リブとして、後方に向かうに従って左右
方向外側に延びる傾斜部分と、この傾斜部分の後端から
後方に真っ直ぐに延びる直線部分と、を一体に備えたも
のを採用する場合には、その直線部分間の左右方向距離
を旋回ベアリングの直径以上となるように形成すること
が好ましい。
【0008】この場合、左右一対の縦リブの直線部分間
で旋回ベアリングを跨ぐようにして当該縦リブを配置す
ることにより、旋回フレームの剛性を有効に確保できる
ようになる。更に、旋回フレームの剛性をより向上させ
るには、前記左右一対の縦リブの後端同士を前記フレー
ム基板上に固定された左右方向に延びる横リブで互いに
連結することが好ましい。一方、本発明によって旋回フ
レームを製造するには、旋回軌跡が異なる異種の旋回作
業機に使用される縦リブと同じ形状の部分を有する縦リ
ブを予め用意しておき、この縦リブの後端部の長さをあ
る特定の旋回軌跡の旋回作業機に使用するフレーム基板
に適合するように形成してから、当該縦リブを前記フレ
ーム基板に固定すればよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図面は旋回作業機として例示する
バックホーを示しており、図4及び図5は、本発明の共
通化構想に適合する旋回台の旋回軌跡がそれぞれ異なる
異種のバックホー1A,1Bを示している。これらのバ
ックホー1A,1Bは重量クラスがほぼ同じ4〜5トン
級のものである。このうち、図4は、旋回台9の後側面
が走行装置2の車幅からはみ出る標準型(以下、単に
「標準型」という。)のバックホー1Aを示し、図5
は、旋回台9の後側面が走行装置2の車幅からはみ出な
い後方小旋回(以下、単に「後方小旋回」という。)の
バックホー1Bを示している。
【0010】なお、図4及び図5において、斜線部分は
標準型と後方小旋回のバックホー1A,1Bで共通して
いる部分を示し、メッシュ部分は、いわゆる超小旋回の
バックホー(図示せず)にも共通化できる部分を示して
いる。なお、以下において、バックホー1A,1Bの走
行方向(図4(a)の左右方向)を前後方向といい、こ
の前後方向に直交する横方向(図4(a)の紙面貫通方
向)を左右方向という。図4及び図5において、各種の
バックホー1A,1Bは、走行装置2と旋回体3と掘削
装置4とから主構成されている。
【0011】走行装置2は、トラックフレーム5の左右
両側にゴム製履帯を有するクローラ走行体6を左右一対
設けることによって構成されており、これらの走行体6
を走行モータ(図示せず)で駆動するようにしたクロー
ラ式走行装置が採用されている。この走行装置2の前部
にはドーザ7が設けられている。旋回体3は、走行装置
2のトラックフレーム5に旋回ベアリング8を介して上
下方向の旋回軸心回りに回動自在に支持された旋回台9
と、この旋回台9に搭載された各種機器を覆うボンネッ
ト10と、このボンネット10上に設けた座席11等を
上から覆うキャノピ12とを備えている。
【0012】図3に示すように、旋回台9は、フレーム
基板13A上に各種の枠材を組み合わせてなる旋回フレ
ーム13の外周部分をフレームカバー14L,14Rで
覆うことによって構成され、この旋回台9の後部には、
旋回フレーム13の後縁部に固定されかつ旋回台9の前
部の掘削装置4等との重量バランスを図るカウンタウェ
イト15が設けられている。上記旋回フレーム13は、
走行装置2上に上下方向の軸心回りに回動自在に設けら
れたフレーム基板13Aと、このフレーム基板13A上
に固定された左右一対の縦リブ39,40と、を備えて
いる。なお、図3は、後方小旋回のバックホー1Bの旋
回台9を示している。また、この旋回台9は、前記旋回
フレーム13の中央部に設けた旋回モータ16(図1及
び図2参照)によって旋回軸心X回りに回動されるよう
になっている。
【0013】図4に示す標準型のバックホー1Aは、旋
回体3の後側面は円弧状に形成されているが、この後側
面が走行装置2の車幅からはみ出るように、旋回中心X
が旋回台9の前部よりに設定されている(図1参照)。
これに対して、図5に示す後方小旋回のバックホー1B
は、旋回体3の円弧状の後側面が走行装置2の車幅から
はみ出ないように、旋回中心Xが旋回台9の中央部に設
定されている。すなわち、旋回体3が旋回したとき、こ
の旋回体3の後面が描く旋回軌跡が左右クローラ走行体
5の左右幅内に収まるようになっている。
【0014】図4(b)及び図5(b)に示すように、
これら標準型及び後方小旋回のバックホー1A,1Bで
は、旋回体3の左右側面は、旋回体3が前方を向いた状
態で前後方向に沿う平面に形成されていて、この左右側
面間同士の間隔は旋回体3後面が描く旋回軌跡円の直径
より幅狭に形成されている。更に、同状態において、旋
回体3の前面は左右方向に沿う平面に形成されている。
また、標準型及び後方小旋回のバックホー1A,1Bで
は、旋回台9の前面右側よりには、掘削装置4を左右揺
動自在に支持する上下一対の支持ブラケット17が突出
されている。この支持ブラケット17には支軸を介して
スイングブラケット18が上下軸回りに左右揺動自在に
枢着され、このスイングブラケット18は旋回台9の内
部に設けたスイングシリンダ19によって左右方向に揺
動される。
【0015】前記掘削装置4は、基部がスイングブラケ
ット18に左右軸回りに揺動自在に枢着されたブーム2
0と、このブーム20の先端側に上下揺動自在に枢着さ
れた上下動アーム21と、この上下動アーム21の先端
側にスクイ・ダンプ自在に取付けられたバケット22と
を備えてなる。ブーム20は、スイングブラケット18
とブーム20の中途部との間に設けたブームシリンダ2
3によって揺動され、上下動アーム21は、ブーム20
の中途部と上下動アーム21の基部との間に設けたアー
ムシリンダ24によって揺動され、バケット22は、上
下動アーム21の基部とバケット22の取付リンクとの
間に設けたバケットシリンダ25によってスクイ・ダン
プされる。
【0016】次に、図1及び図2を参照しつつ、前記旋
回フレーム13の縦リブ39,40の共通化について説
明する。まず、図1は、標準型のバックホー1Aに搭載
される旋回フレーム13の平面構造を示している。この
旋回フレーム13は、平板状に形成された前記フレーム
基板13Aと、このフレーム基板13A上に立設された
左右一対の縦リブ39,40と、を備えており、フレー
基板13Aの前端部には上下一対の前記支持ブラケッ
ト17が固定されている。
【0017】旋回フレーム13(フレーム基板13A)
の下面前部には前記旋回ベアリング8が固定されてい
て、フレーム基板13Aにおける旋回ベアリング8の内
径側部分にはスイベルジョイントの収納孔38が設けら
れている。また、当該標準型では、旋回ベアリング8が
フレーム基板13A前部寄りに配置され、旋回フレーム
13の前部スペースに余裕がないことから、旋回モータ
ー16を収納孔38の後方に配置している。左右一対の
縦リブ39,40は、後方に向かうに従って左右方向外
側に延びる傾斜部分41と、この傾斜部分41の後端か
ら後方に真っ直ぐに延びる直線部分42と、を一体に備
えており、傾斜部分41の前端部は上下の支持ブラケッ
ト17に対してこれらに挟まれた状態で固定されてい
る。また、左右一対の縦リブ39,40の直線部分42
は互いに平行となるように配置されている。
【0018】左右の縦リブ39,40の直線部分42の
後端同士は、フレーム基板13A上に固定された左右方
向に延びる横リブ43で互いに連結されており、左右の
縦リブ39,40の直線部分41同士の左右方向距離
は、前記旋回ベアリング8の直径以上となるように設定
されている。なお、本実施形態では、各縦リブ39,4
0と横リブ43は同じ厚さの板材が使用されている。ま
た、右側の縦リブ40の直線部分42には第二の横リブ
44が右側に突出した状態で固定され、この第二の横リ
ブ44と直線部分42との交差部分に、前記掘削装置4
をスイングさせるスイングシリンダ19の取付ブラケッ
ト45が固定されている。
【0019】一方、図2は、後方小旋回のバックホー1
Aに搭載される旋回フレーム13の平面構造を示してい
る。なお、図2において、図1の場合と機能が同じ部材
については同じ符号を付してある。後方小旋回に使用す
る図2の旋回フレーム13は、標準型の場合(図1)と
は後部形状が異なる平板状に形成されたフレーム基板1
3Aが採用され、このフレーム基板13A上に立設され
た左右一対の縦リブ39,40は、その傾斜部分41の
形状が標準型の場合(図1)と同じ形状に設定されてい
る。また、フレーム基板13Aの前端部に固定される支
持ブラケット17も、標準型の場合(図1)と同じ部材
が使用されている。
【0020】すなわち、標準型(図1)に使用する支持
ブラケット17及び縦リブ39,40と、後方小旋回
(図2)に使用する支持ブラケット17及び縦リブ3
9,40とを対比すると、支持ブラケット17について
は両者でまったく同じ部材が使用されているとともに、
この支持ブラケット17から二股に分岐する各縦リブ3
9,40については、その傾斜部分41から屈曲部分を
経て直線部分42の一部に至る範囲において両者で同じ
形状に設定されている。換言すると、前記支持ブラケッ
ト17とこれに固定される左右の縦リブ39,40の傾
斜部分41から直線部分42にかけての形状は、標準型
の場合(図1)と後方小旋回の場合(図2)とで同じ形
状に設定されており、これによって両バックホー1A,
1Bに対して同じ形状の縦リブ39,40を兼用するよ
うにしている。
【0021】旋回フレーム13(フレーム基板13A)
の中央部には前記旋回ベアリング8が固定されていて、
フレーム基板13Aにおける旋回ベアリング8の内径側
部分にはスイベルジョイントの収納孔38が設けられて
いる。当該後方小旋回では、旋回ベアリング8がフレー
ム基板13Aの中央部に配置され、旋回フレーム13の
後部スペースに余裕がないことから、旋回モーター16
を収納孔38の前方に配置している。また、右側の縦リ
ブ40の直線部分42と横リブ43との交差部分には、
前記掘削装置4をスイングさせるスイングシリンダ19
の取付ブラケット45が固定されている。この取付ブラ
ケット45は、その掘削装置4の枢支点Yに対する相対
位置が標準型の場合(図1)と同じ平面位置となるよう
に配置されている。
【0022】なお、当該後方小旋回の場合、左側の縦リ
ブ39の屈曲部分39Aは旋回ベアリング8の外側に配
置されるようになっており、これによって、当該屈曲部
分39Aに過大な応力集中が生じるのを防止している。
次に、上記のように形成された各縦リブ39,40を用
いた旋回フレーム13の製造方法を説明する。まず、標
準型のバックホー1Aの旋回フレーム13を製造する場
合には、直線部分42の長さL1が標準型用に設定され
た縦リブ39,40を用意し、この各縦リブ30,40
をフレーム基板13Aに固定する。また、右側の縦リブ
40における横リブ43から長さL3だけ前方の部分に
第二の横リブ44を固定し、この横リブ44の前面に取
付ブラケット45を固定する。
【0023】なお、この場合の長さL3は、前記標準型
用の直線部分42の長さL1から後述する後方小旋回用
の直線部分42の長さL2を引いた値である。従って、
標準型の場合の取付ブラケット45の掘削装置4の枢支
点Yに対する相対位置は、後方小旋回の場合の取付ブラ
ケット45の同相対位置と同じ位置に設定される。一
方、後方小旋回のバックホー1Bの旋回フレーム13を
製造する場合には、直線部分42の長さL2が後方小旋
回用に設定された縦リブ39,40を用意し、この各縦
リブ30,40をフレーム基板13Aに固定する。ま
た、横リブ44の右端部前面に取付ブラケット45を固
定する。
【0024】この場合、支持ブラケット17と各縦リブ
39,40の傾斜部分41の形状が標準型及び後方小旋
回の両タイプで一定であるため、同じ鋳型や金型で製作
された部材を適宜切断することで、標準型又は後方小旋
回用の旋回フレーム13を安価に製作することができ
る。このように、本実施形態によれば、旋回台9の旋回
軌跡が異なる二種類のバックホー1A,1Bについて、
支持ブラケット17と各縦リブ39,40の傾斜部分4
1を同じ形状に設定してあるので、同じ鋳型や金型で旋
回フレーム13の構成部材を製作することができ、各バ
ックホー1A,1Bについて別形状の支持ブラケット1
7や縦リブ39,40を使用する場合に比べて材料コス
ト及び製作コストを低減することができる。
【0025】また、本実施形態によれば、旋回台9の旋
回軌跡が異なる二種類のバックホー1A,1Bについ
て、掘削装置4の枢支点Yに対する取付ブラケット45
の相対位置が同じ位置となるように配置されるので、ス
イングシリンダ19についても同じもので共通化でき、
旋回フレーム13の材料コスト及び製作コストを更に低
減することができる。なお、本発明は上記した実施形態
に限定されるものではない。例えば、上記実施形態で
は、両縦リブ39,40の双方を共通化しているが、そ
のうちのいずれか一方だけを共通化するようにしてもよ
い。また、縦リブ39,40は傾斜部分41以外の部分
の形状を共通化することにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
旋回軌跡が異なる異種の旋回作業機間において旋回フレ
ームの縦リブの形状を共通化するようにしたので、旋回
フレームの材料コスト及び製作コストを低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】標準型のバックホーの旋回フレームの平面図で
ある。
【図2】後方小旋回のバックホーの旋回フレームの平面
図である。
【図3】旋回台の組み立て斜視図である。
【図4】(a)は標準型のバックホーの全体側面図であ
り、(b)は同バックホーの平面図である。
【図5】(a)は後方小旋回のバックホーの全体側面図
であり、(b)は同バックホーの平面図である。
【符号の説明】
1A 標準型のバックホー 1B 後方小旋回のバックホー 2 走行装置 4 掘削装置 8 旋回ベアリング 13A フレーム基板 19 スイングシリンダ 39 縦リブ 40 縦リブ 41 傾斜部分 42 直線部分 43 横リブ 45 取付ブラケット Y 枢支点

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置(2)上に上下方向の軸心回り
    に回動自在に設けられたフレーム基板(13A)と、こ
    のフレーム基板(13A)上に固定された縦リブ(3
    9,40)と、を備え、 前記縦リブ(39,40)は、前記フレーム基板(13
    A)上に左右一対設けられているとともに、後方に向か
    うに従って左右方向外側に延びる傾斜部分(41)と、
    この傾斜部分(41)の後端から後方に真っ直ぐに延び
    る直線部分(42)と、を一体に備え、前記傾斜部分
    (41)の前端に、前記フレーム基板(13A)の前端
    部に固定され掘削装置(4)を左右揺動自在に支持する
    支持ブラケット(17)が固定されており、 前記縦リブ(39,40)は、旋回軌跡が異なる異種の
    旋回作業機に使用される縦リブ(39,40)と同じ形
    状の部分(41)を備えていることを特徴とする旋回作
    業機の旋回フレーム。
  2. 【請求項2】 前記縦リブ(40)に、前記フレーム基
    板(13A)に枢着された掘削装置(4)をスイングさ
    せるスイングシリンダ(19)の取付ブラケット(4
    5)が固定され、この取付ブラケット(45)は、前記
    掘削装置(4)の枢支点(Y)に対する相対位置が、旋
    回軌跡が異なる異種の旋回作業機に使用される取付ブラ
    ケット(45)の場合と同じ平面位置となるように配置
    されている請求項1に記載の旋回作業機の旋回フレー
    ム。
  3. 【請求項3】 前記縦リブ(39,40)の前記直線部
    分(42)間の左右方向距離が前記フレーム基板(13
    A)を回動自在に支持する旋回ベアリング(8)の直径
    以上となるように形成されている請求項1又は2に記載
    の旋回作業機の旋回フレーム。
  4. 【請求項4】 前記左右一対の縦リブ(39,40)の
    後端同士が前記フレーム基板(13A)上に固定された
    左右方向に延びる横リブ(43)で互いに連結されてい
    る請求項1〜3のいずれかに記載の旋回作業機の旋回フ
    レーム。
  5. 【請求項5】 旋回軌跡が異なる異種の旋回作業機に使
    用される縦リブ(39,40)と同じ形状の部分を有す
    る縦リブ(39,40)を予め用意しておき、この縦リ
    ブ(39,40)の後端部の長さをある特定の旋回軌跡
    の旋回作業機に使用するフレーム基板(13A)に適合
    するように形成してから、当該縦リブ(39,40)を
    前記フレーム基板(13A)に固定することを特徴とす
    る旋回作業機の旋回フレームの製造方法。
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