JPH05292267A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05292267A
JPH05292267A JP4093234A JP9323492A JPH05292267A JP H05292267 A JPH05292267 A JP H05292267A JP 4093234 A JP4093234 A JP 4093234A JP 9323492 A JP9323492 A JP 9323492A JP H05292267 A JPH05292267 A JP H05292267A
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JP
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JP4093234A
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Hidekazu Yoshida
英一 吉田
Yoshikazu Ikenoue
義和 池ノ上
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、原稿の画像を読み取って得られた画
像データを記憶するとともに記憶した画像データに基づ
いて像形成を行うことが可能に構成された画像形成装
置、例えばデジタル式の複写機に関し、読み取った画像
データを効率良く記憶するとともに、必要な画像データ
を即座に出力できるようにして待ち時間を少なくするこ
とを目的とする。 【構成】原稿の画像を読み取って得られた画像データを
記憶するとともに記憶した画像データに基づいて像形成
を行うことが可能に構成された画像形成装置において、
読み取った画像データを圧縮状態で記憶する符号メモリ
306と、読み取った画像データを非圧縮状態で記憶す
る画像メモリ304とを有し、複数枚からなる1セット
の原稿から得られた複数頁についての画像データのう
ち、指定された頁の画像データについては少なくとも画
像メモリ304に記憶し、指定された頁以外の画像デー
タについては少なくとも符号メモリ306に記憶するよ
うに制御されて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿の画像を読み取っ
て得られた画像データを記憶するとともに記憶した画像
データに基づいて像形成を行うことが可能に構成された
画像形成装置、例えばデジタル式の複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタル式の複写機において
は、CCDなどのイメージセンサーにより読み取って得
た画像データをメモリに記憶させることができるので、
複数頁からなる1セットの原稿(1つの原稿セット)か
ら読み取った画像データをメモリに記憶させておき、そ
のメモリから画像データを読み出しながら必要部数の画
像を必要なときに形成するという、いわゆるメモリモー
ドコピーが可能となる。
【0003】しかし、1セットの原稿の頁数又はそのよ
うなセット数が多い場合には、画像データのデータ量が
膨大となるため、それらを記憶するメモリの容量も膨大
となる。そこで、従来のデジタル式の複写機において
は、画像データを効率良く記憶するために、読み取った
画像データを圧縮して符号データ(圧縮データ)として
記憶しておき、必要なときに符号データを伸長して画像
データに戻すことが行われている(特開平3ー9737
2号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の複写機
では、読み取って得た画像データを全て圧縮して符号デ
ータとし、原稿画像の全部を符号データの状態でメモリ
に記憶しているため、画像データの出力の指令があって
から実際に出力が行われるまでに、どの頁についても伸
長処理のための時間を要するという問題がある。
【0005】例えば、ある文章(原稿セット)の内容を
プリントに先立って知りたいと言った場合に、その最初
の頁の内容を表示パネルに表示させることが考えられる
が、オペレータが複写機に対してそのような指示を与え
てから実際に画像が表示されるまでに待ち時間が必要と
なるため、オペレータは操作を迅速且つ円滑に行うこと
ができない。特にこのような場合には、その間に給紙動
作などの他の一切の動作が行われていないことが多いた
め正味が無駄な待ち時間となり、オペレータにとっても
実際以上に長く感じられることとなる。
【0006】本発明は、上述の問題に鑑み、読み取った
画像データを効率良く記憶するとともに、必要な画像デ
ータを即座に出力できるようにして待ち時間を少なくす
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するため、原稿の画像を読み取って得られた画像デ
ータを記憶するとともに記憶した画像データに基づいて
像形成を行うことが可能に構成された画像形成装置にお
いて、読み取った画像データを圧縮状態で記憶する第1
記憶部と、読み取った画像データを非圧縮状態で記憶す
る第2記憶部とを有し、複数頁からなる1セットの原稿
から得られた複数頁についての画像データのうち、指定
された頁の画像データについては少なくとも前記第2記
憶部に記憶し、指定された頁以外の画像データについて
は少なくとも前記第1記憶部に記憶するように制御され
て構成される。
【0008】
【作用】第1記憶部には、読み取った画像データが圧縮
状態で、例えば符号データとして記憶され、第2記憶部
には、読み取った画像データが非圧縮状態で、例えば圧
縮前の画像データ又は伸長後の画像データが記憶され
る。
【0009】複数頁からなる1セットの原稿についての
画像データのうち、指定された頁の画像データ、例えば
第1頁、最終頁などの画像データは、非圧縮状態で第2
記憶部に記憶され、それ以外の頁の画像データは、圧縮
状態で第1記憶部に記憶される。
【0010】画像データが必要なとき、例えば原稿の内
容の確認のために第1頁の内容を画面に表示させる場合
などにおいては、非圧縮状態の画像データが第2記憶部
から高速で読み出される。
【0011】
【実施例】本明細書において、1頁又は複数頁からなる
1セットの原稿を「原稿セット」「文章」などというこ
とがある。特に、メモリに格納されて1セットの原稿と
して管理されている原稿であることを強調する場合には
「文章」という。
【0012】図1は本発明に係る複写機1の全体の構成
を示す断面正面図、図2は操作パネルOPの正面図、図
3は画像確認モードにおける液晶タッチパネル91上の
表示例を示す正面図である。
【0013】これらの図において、複写機1は、原稿を
読み取って画像信号に変換する走査系10、走査系10
から送られる画像信号を処理する画像信号処理部20、
画像信号処理部20から入力される画像データを蓄える
ためのメモリユニット部30、メモリユニット部30か
ら入力される画像データに基づいて2つの半導体レーザ
61,62を駆動する印字処理部40、半導体レーザ6
1,62からの2本のレーザ光を感光体ドラム71上の
互いに異なった露光位置に導く光学系60、露光により
形成された潜像を現像し用紙上に転写し且つ定着して画
像を形成する作像系70、本体の上面に設けられた操作
パネルOP、原稿を搬送し必要に応じて表裏の反転を行
う原稿搬送部500、及び、用紙を再度転写位置に供給
するための再給紙部600から構成されている。
【0014】なお、走査系10及び画像信号処理部20
などによって読取り装置IRが、また印字処理部40、
光学系60、及び作像系70などによってプリンタ装置
PRTが、それぞれ構成されている。
【0015】走査系10は、原稿台ガラス18の下方を
移動するスキャナ19に組付けられた露光ランプ11及
び第1ミラー12、第2及び第3ミラー13a,13
b、集光用のレンズ14、ダイクロイックミラー15、
CCDアレイなどを用いた光電変換素子16,17、及
びスキャンモータM2などから構成されている。
【0016】ダイクロイックミラー15は、原稿からの
反射光のうち、例えば赤色などの特定色の光を反射し、
特定色の補色の光を透過させる。光電変換素子16,1
7は、原稿内の黒色を主とした非特定色の画像と、特定
色(赤色)の画像とをそれぞれ個別に電気信号に変換す
る。
【0017】画像信号処理部20は、2つの光電変換素
子16,17から出力される画像信号を処理し、原稿画
像の各画素を特定色(第2色)とそれ以外の色(第1
色)とに識別し、メモリユニット部30に対して色デー
タ付きの画像データを出力する。メモリユニット部30
については後で詳述する。
【0018】印字処理部40は、送られてきた色データ
付きの画像データに応じてそれらを2つの半導体レーザ
61,62へ振り分けるとともに、2つの半導体レーザ
61,62に対応する露光位置の違いに応じて、一方の
半導体レーザ62に与える画像データを遅延させる。
【0019】光学系60は、半導体レーザ61,62、
2本のレーザビームを合成するためのダイクロイックミ
ラー63、合成レーザビームを偏向するポリゴンミラー
65、主レンズ69、反射ミラー67a、合成レーザビ
ームを元の2本のレーザビームに分離するためのダイク
ロイックミラー68、反射ミラー67b,67cなどか
ら構成されている。
【0020】作像系70は、現像転写系70A、搬送系
70B、及び定着系70Cから構成されている。現像転
写系70Aは、図1の反時計方向に回転駆動される感光
体ドラム71、及びその周囲に回転方向の上流側から順
に配置された第1帯電チャージャ72a、第1現像器7
3a、第2帯電チャージャ72b、第2現像器73b、
転写チャージャ74、分離チャージャ75、クリーニン
グ部76などからなる。
【0021】第1現像器73aには、第2色に対応した
赤色トナーとキャリアとからなる2成分現像剤が収納さ
れ、第2現像器73bには第1色に対応した黒色トナー
とキャリアとからなる2成分現像剤が収納されている。
【0022】搬送系70Bは、用紙を収納するカセット
80a,80b、用紙サイズを検出するサイズ検出セン
サSE11,12、用紙ガイド81、タイミングローラ
82、搬送ベルト83、及び、再給紙部600から搬入
された用紙を搬送する水平搬送ローラ86a〜cなどか
らなる。
【0023】定着系70Cは、用紙を熱圧着しながら搬
送する定着ローラ84,84、排出ローラ85、及び用
紙の排出を検出する排出センサSE62などからなる。
再給紙部600は、排出ローラ85から排出された用紙
を一旦収納し、両面モードのときには表裏を反転して、
合成モードのときには表裏反転を行わずに、再度の画像
形成(プリント)のために搬送系70Bの水平搬送ロー
ラ86aに搬入する循環式のものである。再給紙部60
0は、排紙トレイ621への排出と再給紙とを切り換え
るための切換え爪601、搬送ローラ602、反転ロー
ラ603、及び反転センサSE61などから構成されて
いる。
【0024】両面モードにおいては、図示しないソレノ
イドによって切換え爪601の左端部が上方へ移動し、
これによって排出ローラ85から排出された用紙が搬送
ローラ602の方へと誘導され、搬送ローラ602を通
って反転ローラ603に達する。
【0025】用紙の後端が反転センサSE61に達する
と、反転ローラ603が反転し、これによって用紙は水
平搬送ローラ86aの方へと搬送され、水平搬送ローラ
86b,cを通ってタイミングローラ82まで達して待
機する。このとき、次の用紙も順次所定の間隔で搬送さ
れてきており、片面にコピーされた用紙が待機できる枚
数は、画像データの遅延がないとした場合には用紙の長
さに依存することになる。
【0026】原稿搬送部500は、原稿給紙トレイ51
0上にセットされた原稿を自動的に原稿ガラス18上に
搬送し、スキャナ19によって原稿を読み取った後には
原稿排紙部511へ排出する。
【0027】原稿搬送部500は、給紙ローラ501、
捌きローラ502、捌きパッド503、中間ローラ50
4、レジストローラ505、搬送ベルト506、反転ロ
ーラ507、切換え爪508、排出ローラ509、給紙
トレイ510、排紙トレイ511、原稿スケール51
2、給紙センサSE51、及び排出センサSE52など
から構成されている。
【0028】給紙トレイ510上には、1枚又は複数枚
からなる原稿セットがセットされ、片面モードではそれ
らの片面が、両面モードでは各原稿が反転されてそれぞ
れの両面が読み取られる。
【0029】例えば片面モードでは、セットされた原稿
の最下部の原稿から順に給紙ローラ501によって搬送
され、捌きローラ502と捌きパッド503によって搬
送された原稿が捌かれ、中間ローラ504を通り、レジ
ストローラ505によって斜行を補正され、搬送ベルト
506によって原稿ガラス18上に搬送され、原稿の後
端が原稿スケール512の左端を通過した直後に搬送ベ
ルト506が僅かに逆転して停止する。これによって、
原稿の右端(後端)が原稿スケール512の端縁に当た
り、原稿が原稿ガラス18上に正確に位置決めされる。
【0030】その状態で、スキャナ19がスキャンを行
って原稿の表面(下面)を読み取る。原稿の読み取りが
終了すると、原稿は搬送ベルト506によって左方へ搬
送され、反転ローラ507でUターンし、切換え爪50
8の上方を通って排出ローラ509により排紙トレイ5
11上に排出される。これらの動作が給紙トレイ510
上の原稿が無くなるまで繰り返される。
【0031】なお、メモリモード又は直結メモリ混在モ
ードにおいては、原稿の読み取りと同時にその画像デー
タがメモリ(後述する画像メモリ304又は符号メモリ
306)に格納され、セットされた一連の原稿の全部を
読み取ることによって1セットの原稿の読取りジョブが
終了する。メモリに格納された1セットの原稿の画像デ
ータは1文章として管理される。
【0032】次に、図2において、操作パネルOPに
は、液晶タッチパネル91、置数や倍率を入力するテン
キー92、置数を標準値「1」に戻したりするためのク
リアーキー93、複写機1内における設定値などを標準
値に戻すためのパネルリセットキー94、コピー動作を
中止させるためのストップキー95、コピー動作を開始
させるためのスタートキー96、コピーモードを設定す
るためのモード設定キー97、及び、コピーモードを表
示するモード表示部97a〜97dが設けられている。
【0033】液晶タッチパネル91は、JAM発生、サ
ービスマンコール発生、ペーパーエンプティ発生などの
複写機1の各種の状態、露光レベル、倍率、用紙などの
複写機1の動作モード、その他の種々の情報を表示する
とともに、動作モードの選択のための入力を行う。
【0034】液晶タッチパネル91には、その初期画面
において、画像確認モードを選択するための画像確認ボ
タン98aが表示される。画像確認モードは、複写機1
においてメモリに読み込まれた文章について、例えばそ
のプリントに先立ってその内容を確認するためのモード
である。
【0035】画像確認ボタン98aを押す(タッチす
る)と、図3に示す確認画面HG1が表示される。確認
画面HG1では、指定された文章番号及び頁数が左上方
に表示され、その内容が後述する画像メモリ304から
読み出されて中央部に表示されるとともに、表示された
文章のプリントを行うための実行ボタン、画像確認モー
ドを解除するための中止ボタン、表示する文章の指定を
変更するための前文章ボタン及び次文章ボタンが表示さ
れる。なお、各文章について、表示される頁数は第1頁
となるように初期設定されている。
【0036】次に、制御部100について説明する。図
4及び図5は複写機1の制御部100の構成を示すブロ
ック図である。制御部100は、8個のCPU101〜
108を中心に構成され、これら各CPU101〜10
8には、それぞれプログラムを格納したROM111〜
118、及びプログラム実行のワークエリアとなるRA
M121〜128が設けられている。なお、CPU10
6はメモリユニット部30内に、CPU101は操作パ
ネル部130内に、それぞれ設けられている(図6及び
図9を参照)。
【0037】CPU101は、操作パネルOPの各種操
作キー又はボタンからの信号の入力、及び表示に係わる
制御を行う。CPU102は画像信号処理部20の各部
の制御を行い、CPU103は走査系10の駆動制御を
行う。また、CPU104は、印字処理部40、光学系
60、及び作像系70の制御を行い、CPU105は、
制御部100の全体的なタイミング調整や動作モードの
設定のための処理を行う。
【0038】CPU106は、メモリユニット部30を
制御することによって、読み取った画像データをメモリ
(画像メモリ304又は符号メモリ306)に一旦格納
し、これを読み出して印字処理部40へ出力する。
【0039】CPU107は原稿搬送部500の制御を
行い、CPU108は再給紙部600の制御を行う。こ
れらCPU101〜108の間では、割り込みによるシ
リアル通信が行われ、コマンド、レポート、その他のデ
ータが授受される。
【0040】次に、画像データを処理する各処理部につ
いて説明する。まず、画像信号処理部20は、A/D変
換器、シェーディング補正部、画像データに基づいて原
稿の画素の色を判別する色判別部、変倍処理部、及び、
画質補正部などからなる。
【0041】画像信号処理部20によって、光電変換素
子16,17から入力される画像信号が画素毎に8ビッ
トの画像データに量子化され、種々の処理が施された後
に画像データD2として出力される。これとともに、画
像データD2のそれぞれの画素に対応して、指定された
特定色かどうかを示す1ビットの色データDCが出力さ
れる。
【0042】次に、メモリユニット部30について説明
する。図6はメモリユニット部30のブロック図であ
る。メモリユニット部30は、画像切換え部301、C
PU106からのパラメータ設定に基づいて2値データ
を作成する2値化処理部302、マルチポートの画像メ
モリ304、それぞれ独立に動作可能な圧縮器311及
び伸長器312を有した符号処理部305、マルチポー
トを有した符号メモリ306、回転処理部307、CP
U106からのパラメータ設定に基づいて多値データを
作成する多値化処理部308、及びこれらの全体を制御
するCPU106などから構成されている。
【0043】画像切換え部301においては、制御信号
によって画像信号の接続と遮断が行なわれる。画像メモ
リ304に格納された画像データは、印字処理部40に
対しては画像データD3及び色データDC3として出力
され、操作パネル部130に対しては画像データD4及
び色データDC4として出力される。画像切換え部30
1はこれらの出力先を切り換える。
【0044】2値化処理部302は、多値の画像データ
D2を復元可能な範囲で2値データに変換する処理を行
なう。例えばディザ法などにより、多値データから2値
のパターンデータに変換することによってデータの圧縮
を行なう。多値化処理部308では、2値化処理部30
2とは逆に、2値データのドットの並びから復元される
べき多値の値を推測し、もとのデータに戻す処理を行な
う。
【0045】操作パネル部130に対して画像データD
4を出力する際には、その画像データD4は2値データ
でよいので、多値化処理部308をそのままスルーで通
過し、多値化処理部308での処理は行われない。
【0046】符号処理部305は、画像メモリ304に
画像データD2が書き込まれると、そのデータを読み出
し且つ圧縮して符号データを作成し、これを符号メモリ
306に書き込む。また、CPU106の指令により、
符号メモリ306に書き込まれた符号データを読み出し
且つ伸長して画像データを作成し、これを画像メモリ3
04に書き込む。
【0047】伸長によって画像メモリ304に1ページ
分の画像データが生成されると、それが読み出され、回
転処理部307において必要に応じて回転処理され、多
値化処理部308において多値の画像データが生成さ
れ、これが画像データD3として出力される。なお、圧
縮器311及び伸長器312は互いに独立して且つ並行
に動作可能となっており、これらと符号メモリ306と
の間では、データがそれぞれ図示しないDMACにより
DMA転送されるようになっている。
【0048】ところで、符号メモリ306及び画像メモ
リ304は、RAM126に格納された管理デーブルM
T1によって管理されている。図7は管理テーブルMT
1の内容の一例を示す図、図8は管理テーブルMT1の
内容に対応した符号メモリ306及び画像メモリ304
の画像データの格納状態を示す図である。
【0049】符号メモリ306は、32Kバイト単位の
メモリ領域に区分されており、それぞれの領域にはペー
ジ毎の符号データが格納される。管理テーブルMT1
は、画像メモリ304、符号メモリ306、又はこれら
の両方に格納されている画像データ(又は符号データ)
を管理するために使用される。管理テーブルMT1は、
圧縮状態で格納されている符号メモリ306の領域を示
す番号、非圧縮状態(伸長状態)で格納されている画像
メモリ304のアドレス、文章単位で管理するための番
号、頁番号、カラーなどの属性、符号メモリ306に置
かれているか又は画像メモリ304に置かれているかと
いう圧縮状態、などの内容を一括して管理している。
【0050】なお、管理テーブルMT1は、1セットの
原稿の読取りジョブ単位にも管理を行っている。また、
圧縮状態において、「圧縮」と表示されているものは符
号メモリ306に格納されており、「伸長」と表示され
ているものは画像メモリ304に格納されている。両方
が表示されているものは両方のメモリに格納されてい
る。
【0051】CPU106は、画像メモリ304から画
像データを読み出して圧縮する際に、管理テーブルMT
1の情報を作成しながら、圧縮器311を制御して符号
メモリ306に格納していく。また、画像データを出力
する際には、それと逆の動作により符号メモリ306か
ら符号データを読み出していく。管理テーブルMT1内
の情報は、該当ページの情報が必要部数全て正常に排出
されたときに消去される。
【0052】図7及び図8においては、文章1〜3につ
いて、それぞれ全部の頁の画像データが圧縮状態で符号
メモリ306に格納されており、且つ、それぞれの文章
の第1頁の画像データが非圧縮状態で画像メモリ304
に格納されている。
【0053】画像メモリ304に格納された非圧縮状態
の画像データは、1セットの原稿の読取りジョブが終了
した後の非コピー状態のときに伸長されたものであり、
画像確認モードにおける液晶タッチパネル91への表示
に際しては、この画像メモリ304に格納された非圧縮
状態の画像データが読み出されることとなる。そのた
め、表示のための指示があってから伸長処理を行う必要
がなく、指示された文章の第1頁の画像データを即座に
出力して表示することができ、オペレータの待ち時間が
不要となっている。
【0054】図9は操作パネル部130のブロック図で
ある。メモリユニット部30から出力された画像データ
D4及び色データDC4は、表示調整処理部131にお
いて、液晶タッチパネル91に表示しやすいようにデー
タが間引かれ且つ表示位置が調整され、表示メモリ13
2に書き込まれる。ここでの画像データD4のデータ転
送は、CPU101によることなくDMA転送される構
成となっている。
【0055】また、表示メモリ132には、CPU10
1の制御によって、液晶タッチパネル91上に表示する
操作ボタンなどの図形や文字が書き込まれる。表示メモ
リ132に書き込まれた内容は、I/Oポートを通じて
液晶タッチパネル91に送られて表示される。
【0056】さらにCPU101は、I/Oポートを通
じて知らさせる各種キー92〜97及び液晶タッチパネ
ル91からの入力も定期的にスキャンし、その状態を内
部パラメータに設定している。
【0057】図10は印字処理部40のブロック図であ
る。印字処理部40は、色データDC3に基づいて画像
データD3の出力先を切り換える色分離セレクタ40
1、2個のバッファ411,412、遅延メモリ42
1、半導体レーザ61,62を駆動するためのLDドラ
イバ431,432から構成されている。
【0058】メモリユニット部30から入力される画像
データD3が第2色(赤色)に対応するときには、画像
データD3は色分離セレクタ401からバッファ411
を介してLDドライバ431へ送られ、これに基づいて
半導体レーザ61の駆動制御が行われる。これに対し、
画像データD3が第1色(黒色)に対応するときには、
上述したように感光体ドラム71上の露光位置の違いに
応じた遅延のために、画像データD3はバッファ411
及び遅延メモリ421を介してLDドライバ432へ送
られ、これに基づいて半導体レーザ62の駆動制御が行
われる。
【0059】次に、フローチャートに基づいて複写機1
の動作を説明する。図21はCPU101のメインルー
チンのフローチャートである。初期設定を行った後(ス
テップ#11)、内部タイマーをスタートさせてルーチ
ンの時間が一定となるように監視し(ステップ#12,
18)、操作パネルOPなどに対して入力制御処理を行
う(ステップ#13)。
【0060】そのとき、操作パネルOPから画像確認モ
ードの指示があった場合には(ステップ#14でイエ
ス)、液晶タッチパネル91に第1頁の画像を表示する
ため、画像メモリ304に格納された画像データを操作
パネル部130の表示メモリ132へ画像転送させる
(ステップ#15)。ここでは、シリアルI/Oを通じ
てCPU106に指示することにより、画像データD4
が表示メモリ132へDMA転送される。
【0061】そして、操作パネルOPへの表示を行い
(ステップ#16)、その他の処理を行う(ステップ#
17)。なお図示は省略したが、割り込み処理によって
他のCPU102〜108との通信が行われる。
【0062】図12はCPU102のメインルーチンの
フローチャートである。画像データの入力処理を行った
後(ステップ#23)、光電変換素子16,17の位置
のズレによる時間差を合わすための位置合わせ処理を行
い(ステップ#24)、色判別処理、画像処理、画像デ
ータの出力処理、その他の処理を行う(ステップ#25
〜28)。
【0063】図13はCPU103のメインルーチンの
フローチャートである。CPU103は走査系10を制
御する。スキャンモードである場合には(ステップ#3
3でイエス)、スキャナ19をスキャンさせる走査制御
を行い(ステップ#34)、流し撮りモードの場合には
(ステップ#33でノー)、スライダ位置決め制御が実
行される(ステップ#35)。
【0064】また、スキャンモータM2の回転に同期し
て発生するモータパルスによるモータパルス割り込みが
発生すると、そのモータパルスの割り込み間隔時間の測
定(ステップ#37)、モータへの通電のオンオフ(ス
テップ#38)、モータパルス数のカウント(ステップ
#39)などを行う。
【0065】図14はCPU104のメインルーチンの
フローチャートである。CPU104はプリンタ装置P
RTを制御する。現像転写系70Aを制御し(ステップ
#43)、搬送系70Bを制御し(ステップ#44)、
定着系70Cを制御し(ステップ#45)、印字処理部
40を制御し(ステップ#46)、その他の処理を行う
(ステップ#47)。
【0066】上述のステップ#44の制御では、サイズ
検出センサSE11,12によって用紙サイズを検出し
た後、再給紙パス長、用紙間距離、及び用紙サイズをC
PU104で演算し、演算結果から再給紙パスへのスタ
ック可能枚数Mの決定が行われる。なお、再給紙パス長
及び用紙間距離は一定であるから、検出された用紙サイ
ズから通紙パスの枚数が決定される。
【0067】図15はCPU105のメインルーチンの
フローチャートである。CPU105は、他のCPUに
対して、起動、停止のコマンド及び動作モードのセット
などを行い、複写機1の全体の動作を制御する。割り込
みによる通信で入力されたデータをチェックした後に内
容を解析し(ステップ#53)、その内容に応じて、次
に動作させるものがある場合又は倍率が変更された場合
など、起動のコマンド又は倍率のモードデータなどを新
たに設定するモード/コマンド設定処理を行う(ステッ
プ#54)。
【0068】次に、作像系及び光学系などを制御するC
PU104からの情報により、1文章の読取りジョブが
終了したか否かを判断し(ステップ#55)、終了状態
であれば(ステップ#55でイエス)、符号メモリ30
6に格納された符号データのうちの第1頁分のみの伸長
処理を要求する。(ステップ#56)。伸長要求などを
通信によって出力するために、それらのデータを出力エ
リアにセットする(ステップ#57)。
【0069】図16はCPU106のメインルーチンの
フローチャートである。CPU106はメモリユニット
部30を制御する。他のCPUからのコマンド受信処理
を行い(ステップ#62)、ステータス送信処理を行い
(ステップ#63)、画像メモリ304への書込み制御
を行い(ステップ#64)、圧縮制御を行い(ステップ
#65)、伸長制御を行い(ステップ#66)、画像メ
モリ304からの読出し制御を行う(ステップ#6
7)。
【0070】図17はCPU107のメインルーチンの
フローチャートである。CPU107は原稿搬送部50
0を制御する。原稿を捌いて斜行補正し搬送ベルト50
6までの搬送を制御する原稿給紙処理を行い(ステップ
#73)、搬送ベルト506による所定の読み取り位置
への原稿の位置決めと反転ローラ507までの搬送を制
御する原稿搬送処理を行い(ステップ#74)、反転ロ
ーラ507に達した原稿をそのまま排出するか又は搬送
ベルト506の方へ再度搬送するかなどを制御する原稿
反転排出処理を行う(ステップ#75)。
【0071】図18はCPU108のメインルーチンの
フローチャートである。CPU108は再給紙部600
を制御する。作像系70から排出されてきたプリント済
の用紙の裏面にプリントを行うために一旦収納し又は排
紙トレイ621へそのまま排出する収納排出処理を行い
(ステップ#83)、収納された用紙の表裏を反転する
反転処理を行う(ステップ#84)。
【0072】なお、収納排出処理において、作像系70
から用紙が排出されているか否かは、その排出口に設け
られた排出センサSE62によって検出し、排出中にお
いては搬送ローラ602を回転し排出が終われば一定の
時間後に搬送ローラ602を停止する。
【0073】また、反転処理において、反転センサSE
61が用紙を検出している間は反転ローラ603を正転
させ、反転センサSE61がオフとなった時点で反転ロ
ーラ603を反転させ、一定時間後に停止する。
【0074】図19はステップ#13の入力制御処理の
フローチャートである。液晶タッチパネル91からの入
力を読み込み(ステップ#101)、画像確認ボタン9
8aが押された場合には画像確認モードをセットし(ス
テップ#102、103)、液晶タッチパネル91又は
操作パネルOPからの他の入力があればそれに応じて内
部パラメータの変更を行う(ステップ#104)。
【0075】図20はステップ#15の画像転送要求処
理のフローチャートである。まず、要求する画像データ
が画像メモリ304内に存在するか否かをCPU106
に問い合わせて確認する(ステップ#151)。CPU
106は問い合わせに対して管理テーブルMT1を参照
してチェックする。
【0076】要求に対応する頁の画像データが画像メモ
リ304内に無い場合、つまり未だ伸長されていない場
合には(ステップ#152でノー)、CPU106に対
して伸長処理を行うように伸長要求を出し(ステップ#
158)、伸長要求状態であることを示すために伸長要
求状態のステータスを1にする(ステップ#159)。
【0077】要求に対応する頁の画像データが画像メモ
リ304内に有る場合、つまり既に伸長されている場合
には(ステップ#152でイエス)、伸長要求状態のス
テータスを0にし(ステップ#153,154)、画像
メモリ304から表示メモリ132へ画像データをDM
A転送するようコマンドをセットしてそれを実行した後
(ステップ#155)、画像確認モードをリセットする
(ステップ#156)。
【0078】図21はステップ#62のコマンド受信処
理のフローチャートである。コマンド受信が有ると(ス
テップ#301でイエス)、それが読み取りコマンドで
ある場合には画像メモリ304の書き込みステートを
「1」とし(ステップ#302、303)、圧縮コマン
ドであれば圧縮ステートを「1」とし(ステップ#30
4、305)、伸長コマンドでなければステップ#31
2へ進み、伸長コマンドであれば、その伸長要求が読取
りジョブの終了時に出される第1頁のみの伸長要求であ
るか否かの判断を行う(ステップ#307)。
【0079】第1頁のみを全て伸長する要求である場
合、つまり第1頁伸長モードの場合には(ステップ#3
07でイエス)、伸長ステートを「3」とし(ステップ
#308)、それ以外の場合、つまり通常の伸長モード
の場合には(ステップ#307でノー)、伸長ステート
を「1」とし(ステップ#309)、アイドル伸長ステ
ートを「0」とする(ステップ#310)。
【0080】そして、プリントコマンドであれば読み出
しステートを「1」とする(ステップ#312、31
3)。図22はステップ#63のステータス送信処理の
フローチャートである。
【0081】送信ステータスが有る場合に、それを送信
する(ステップ#321、322)。図23はステップ
#64の画像メモリ書込み制御処理のフローチャートで
ある。
【0082】ステート「1」で、画像メモリ304への
書き込み開始アドレス、XYレングス情報、画像処理パ
ラメータなどを設定し(ステップ#332)、メモリ準
備完了ステータスをセットして書き込みを開始し(ステ
ップ#333)、ステートを「2」とする(ステップ#
334)。
【0083】ステート「2」では、画像メモリ304へ
の書き込みが終了すると(ステップ#335でイエ
ス)、読み取り完了ステータスをセットし(ステップ#
336)、ステートを「0」とする(ステップ#33
7)。
【0084】図24はステップ#65の圧縮制御処理の
フローチャートである。ステート「1」で、画像メモリ
304からの読み出しアドレス、XYレングス情報、符
号メモリ306への書き込みアドレス、及び圧縮方式な
ど、圧縮処理のための設定を行い、これにともなって管
理テーブルMT1の内容を変更して圧縮処理を開始し
(ステップ#352)、ステートを「2」とする(ステ
ップ#353)。
【0085】ステート「2」では、32Kバイト毎に区
分された1つのメモリ領域分の圧縮処理が終了する毎に
設定を行い(ステップ#358)、1ぺージ分の圧縮処
理が終了すると圧縮完了ステータスをセットし(ステッ
プ#356)、ステートを「0」とする(ステップ#3
57)。
【0086】図25はステップ#66の伸長制御処理の
フローチャートである。ステート「1」で、指定された
ページが既に圧縮済か否かを判断し(ステップ#37
2)、イエスであればメモリユニット部30の設定を行
って伸長処理を開始し(ステップ#373)、ステート
を「2」とする(ステップ#374)。
【0087】ステップ#372でノーであれば、伸長エ
ラーステータスをセットし(ステップ#375)、アイ
ドル時(非コピー時)に伸長するモードか否かをアイド
ル伸長ステートによってチェックする(ステップ#37
6)。アイドル伸長モードであれば(ステップ#376
でノー)、ステートを「3」とし(ステップ#37
8)、通常モードであればステートを「0」とする(ス
テップ#377)。
【0088】ステート「2」では、伸長処理が終了した
ときに伸長完了ステータスをセットし(ステップ#37
9、380)、ステップ#376において通常モードで
あればステップ#377でステートを「0」とする。
【0089】コピー動作を行なっていないときに全ての
文章の第1頁を伸長するよう要求されたときはステート
が「3」となる。ステート「3」では、文章の第1頁の
画像データがどれであるかを管理テーブルMT1から検
索し(ステップ#381)、アイドル伸長ステートを
「1」とし(ステップ#384)、ステートを「1」と
して伸長処理を開始する(ステップ#385)。
【0090】ステート「3」においては、第1頁の対応
データが無くなるか、画像メモリ304の空き領域が無
くなって伸長できなくなるまで伸長処理を繰り返す(ス
テップ#382、383)。なお、対応データとは、各
文章の第1頁であって未だ伸長されていない画像データ
(符号データ)のことをいう。したがって、既に伸長さ
れて画像メモリ304内に画像データが有る頁について
は、その頁は対応データでないので2重に伸長が行われ
ることはない。このような管理は管理テーブルMT1を
参照して行われる。
【0091】伸長ができなくなると(ステップ#382
又は383でノー)、アイドル伸長ステートをリセット
し(ステップ#386)、ステートを「0」とする(ス
テップ#387)。
【0092】図26はステップ#67の画像メモリ読出
し制御処理のフローチャートである。ステート「1」
で、画像メモリ304への読み出し開始アドレス、デー
タ量、その他のパラメータを設定し(ステップ#39
2)、ステートを「2」とする(ステップ#393)。
【0093】ステート「2」では、画像メモリ304か
らの読み出しが終了すると(ステップ#394でイエ
ス)、プリント完了ステータスをセットし(ステップ#
395)、ステートを「0」とする(ステップ#39
6)。
【0094】上述のような処理によって、1セットの原
稿の読み取りが終了した後の非コピー動作時に、第1頁
の画像データを伸長して画像メモリ304に格納してお
くことができ、その後に画像確認モードが設定された場
合において第1頁の内容が即座に液晶タッチパネル91
に表示されることとなる。
【0095】なお、画像確認モードにおいて、各文章の
第1頁を表示することとしたのは、第1頁によってその
文章の内容が一番良く分かるからであるが、特殊な文章
であるなどの理由で他の頁を表示するように指定してお
きたい場合には、図示しない内部パネルによってそのよ
うに初期設定することが可能である。
【0096】また、液晶タッチパネル91への表示のみ
でなく、プリンタ装置PRTによってプリントを行う場
合においても、そのファーストプリントの高速化を図る
ために、画像メモリ304に格納された伸長済の画像デ
ータを用いることができる。そうすることによって、フ
ァーストプリントの高速化が図られ、特に給紙時間の短
い場合においてより大きな効果がある。
【0097】その場合において、フェイスダウンでプリ
ントを行う場合には第1頁を、フェイスアップでプリン
トを行う場合には最終頁を、両方の可能性がある場合に
は第1頁と最終頁を、それぞれ伸長して画像メモリ30
4に格納しておけばよい。
【0098】その場合に、例えば上述のステップ#56
において伸長したい頁に対して伸長要求を出し、ステッ
プ#307及びステップ#372以降の処理によって伸
長処理が実行されるようにしておけばよい。
【0099】また、上述の実施例においては、読み取っ
た画像データを全て一旦圧縮して符号メモリ306に格
納し、符号メモリ306内の画像データ(符号データ)
の第1頁の全てを再度伸長したが、最後に読み取った頁
については、圧縮を行うとともにそのときの画像メモリ
304内の非圧縮データを消去することなくそのまま残
しておけばよい。そうすることによって、最終頁の伸長
を必要とする場合において1頁分の伸長処理を行う必要
が無くなり、処理時間が短縮される。
【0100】上述の実施例においては、読み取った画像
データを圧縮して符号メモリ306に格納した際には、
圧縮前の画像データを画像メモリ304から消去するこ
となく残すようにしたが、これを消去するようにしても
よい。
【0101】上述の実施例において、メモリユニット部
30に設けられた画像メモリ304及び符号メモリ30
6は、複数のメモリチップを用いてもよく、また1つの
メモリチップの領域を分割して用いてもよい。
【0102】上述の実施例においては、1枚又は複数枚
の原稿をスキャナ19の移動によって読み取ったが、原
稿の移動中に流し撮りによって読み取ってもよい。ま
た、メモリユニット部30を始めとする制御部100の
回路構成、各CPU101〜108の処理内容、処理分
担、ソフト構造、その他複写機1の各部の構造などは、
本発明の主旨に反しない範囲で種々変更することができ
る。
【0103】
【発明の効果】本発明によると、読み取った画像データ
を効率良く記憶するとともに、必要な画像データを即座
に出力できるようにして待ち時間を少なくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の全体の構成を示す断面正
面図である。
【図2】操作パネルの正面図である。
【図3】画像確認モードにおける液晶タッチパネル上の
表示例を示す正面図である。
【図4】複写機の制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】複写機の制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】メモリユニット部のブロック図である。
【図7】管理テーブルの内容の一例を示す図である。
【図8】管理テーブルの内容に対応した符号メモリ及び
画像メモリの画像データの格納状態を示す図である。
【図9】操作パネル部のブロック図である。
【図10】印字処理部のブロック図である。
【図11】CPU101のメインルーチンのフローチャ
ートである。
【図12】CPU102のメインルーチンのフローチャ
ートである。
【図13】CPU103のメインルーチンのフローチャ
ートである。
【図14】CPU104のメインルーチンのフローチャ
ートである。
【図15】CPU105のメインルーチンのフローチャ
ートである。
【図16】CPU106のメインルーチンのフローチャ
ートである。
【図17】CPU107のメインルーチンのフローチャ
ートである。
【図18】CPU108のメインルーチンのフローチャ
ートである。
【図19】入力制御処理のフローチャートである。
【図20】画像転送要求処理のフローチャートである。
【図21】コマンド受信処理のフローチャートである。
【図22】ステータス送信処理のフローチャートであ
る。
【図23】画像メモリ書込み制御処理のフローチャート
である。
【図24】圧縮制御処理のフローチャートである。
【図25】伸長制御処理のフローチャートである。
【図26】画像メモリ読出し制御処理のフローチャート
である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置) 304 画像メモリ(第2記憶部) 306 符号メモリ(第1記憶部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像を読み取って得られた画像デー
    タを記憶するとともに記憶した画像データに基づいて像
    形成を行うことが可能に構成された画像形成装置におい
    て、 読み取った画像データを圧縮状態で記憶する第1記憶部
    と、 読み取った画像データを非圧縮状態で記憶する第2記憶
    部とを有し、 複数頁からなる1セットの原稿から得られた複数頁につ
    いての画像データのうち、指定された頁の画像データに
    ついては少なくとも前記第2記憶部に記憶し、指定され
    た頁以外の画像データについては少なくとも前記第1記
    憶部に記憶するように制御されてなることを特徴とする
    画像形成装置。
JP4093234A 1992-04-14 1992-04-14 画像形成装置 Pending JPH05292267A (ja)

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ID=14076847

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JP (1) JPH05292267A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008193169A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Sharp Corp 画像記録再生装置
JP2010135975A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Sharp Corp 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008193169A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Sharp Corp 画像記録再生装置
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