JPH05290673A - キースイッチ装置 - Google Patents

キースイッチ装置

Info

Publication number
JPH05290673A
JPH05290673A JP4310242A JP31024292A JPH05290673A JP H05290673 A JPH05290673 A JP H05290673A JP 4310242 A JP4310242 A JP 4310242A JP 31024292 A JP31024292 A JP 31024292A JP H05290673 A JPH05290673 A JP H05290673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
locking
key top
link
switch device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4310242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2861684B2 (ja
Inventor
Isao Mochizuki
勳 望月
Takeyuki Takagi
猛行 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Publication of JPH05290673A publication Critical patent/JPH05290673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2861684B2 publication Critical patent/JP2861684B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/12Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H13/20Driving mechanisms
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/12Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H13/14Operating parts, e.g. push-button
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キーボードの薄型化に対応してキースト
ロークを大きくできるとともに、キー操作性が良くキー
入力の確実なキースイッチ装置を提供する。 【構成】 両端に第1係止ピン13、14、21、
22及び第2係止ピン15、16、23、24を形成し
たリンク部材7、8を軸支部Aにて交叉状に組み合わせ
てなる案内支持部材6によりキートップ1の上下動を案
内支持するキースイッチ装置であり、キートップ1の押
下時に前記リンク部材7、8により案内支持部材6の下
方に配設されたラバースプリング31を押下してスイッ
チング動作を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キースイッチ装置に関
し、特に、ノート型ワードプロセッサ、ノート型パーソ
ナルコンピュータ等に付設される薄型のキーボードに使
用して好適なキースイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキーボードに使用される
キースイッチ装置としては、キーステムを一体に有する
キー部材をホルダプレートに形成されたキーホルダ部に
挿通して案内支持するとともに、キーステムの下方にス
イッチング部材を配設したキースイッチ装置が一般に用
いられている。かかるキースイッチ装置では、キーホル
ダ部を介してキー部材のキーステムの上下動を摺動案内
しキー部材の押下時にキーステムの下部によりスイッチ
ング部材を作動させてスイッチング動作を行わせるもの
である。
【0003】また、スペースキーやリターンキー等の大
型のキーを使用するキースイッチ装置としては、キーの
押下時にキーが傾いた状態で押下されるのを防止すべく
特開昭60−62017号公報、特開昭64−7441
号公報や米国特許第4,433,225号公報に記載さ
れたキースイッチ装置が知られている。
【0004】特開昭60−62017号公報に記載され
たキースイッチ装置は、軸によりはさみ状に交叉してな
る2つのはさみ状部材にキー部材を支持するとともに、
キー部材の中心部から離れた位置にスイッチング部材を
配置する。そして、キー部材の押下時に、各はさみ状部
材の端部に形成された複数個の各ピンをキー部材の裏面
と基板の上面とで水平方向に摺動案内するとともに、キ
ー部材に特別に設けた押下部をホルダ部を介して上下に
摺動案内しつつ押下部によりスイッチング部材を押下す
るようにしたものである。
【0005】特開昭64−7441号公報に記載された
キースイッチ装置は、特開昭60−62017号公報に
記載されたキースイッチ装置と基本的構成を同じくする
ものであり、はさみ状部材に対するキー部材の着脱を容
易にする点に特徴を有するものである。
【0006】米国特許第4,433,225号公報に
は、L型のキートップを備えたキースイッチ装置が開示
される。このキースイッチ装置は、アームの中央部を軸
により結合されたはさみ状部材を有している。かかるは
さみ状部材は第1、第2、第3、第4の4個の端部を備
えており、その第1、第2の端部はL型キートップの出
張った部分内で水平方向に摺動可能となっている。しか
し、キースイッチの部分ははさみ状部材と別のところに
位置するため、これだけではキースイッチ装置として完
全には成り立たず、キーステムやそのほかの多くの部品
が必要となるため、構造が複雑化してしまう。
【0007】これら各公報に記載されたキースイッチ装
置は、スペースキー等の大型のキーにおける押下位置と
は無関係にキーのどの部分を押しても水平状態を保持し
つつキーの上下動を案内できるものである。
【0008】このように、前記した従来のキースイッチ
装置のいずれにおいても、スイッチング部材を押下する
ためのキーステムやキー押下部材をホルダ部材等のホル
ダ部を介して上下に摺動案内しつつスイッチング部材を
押下させるようにしている点で共通するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年ワ
ードプロセッサやパーソナルコンピュータ等における小
型化、薄型化に伴い、これらに付設されるキーボードも
小型化、薄型化が指向されてきている。一方、キー入力
の操作性を向上させるとともにキー入力の確実性を担保
すべく大きなストロークが要求されている。このような
状況下において、前記した一般に使用されているキース
イッチ装置では十分なキーストロークを得ることができ
ないという問題点があった。
【0010】かかる一般に使用されているキースイッチ
装置において、キーボードの薄型化を実現しようとすれ
ばキーステムがキーホルダ部により摺動案内される部分
が減少し、これに伴ってキーの傾動に起因してキーステ
ムとキーホルダ部間でキーのこじれが生じてしまう。逆
に、これを防止するためキーステムがキーホルダ部によ
り摺動案内される部分を大きくするとキーストロークが
減少してしまうというジレンマがある。
【0011】ここに、キーの押下時にキーステムとキー
ホルダ部の間でこじれが生じると、これが摺動ノイズ発
生の原因となりキー操作性を著しく損なうことになる。
また、キーステムとキーホルダ部間で生じるこじれは、
常にキーの中央部を押下している場合にはキーステムが
垂直に押下されることとなるので発生しにくいものであ
る。よって、かかるこじれの発生を防止すべくキーの操
作面積を小さくして常にキーの中央部にて押下されるよ
うにすることも考えられるが、この場合もキーの操作性
を著しく損なう点では前記のものと変わるところがな
い。
【0012】また、前記各公報に記載されたキースイッ
チ装置は特にキーボードの薄型化を指向するものではな
く、スイッチング部材を押下するための押下部材をキー
部材から垂下して設ける必要があり、これにより薄型化
が困難となる問題がある。更に、押下部材を形成する必
要からキー部材の構造が複雑化しコストアップの原因と
なる問題があった。
【0013】更に、このキースイッチ装置では、はさみ
状部材の各端部に形成された各ピンはキー部材の裏面と
基板の上面とでそれぞれ水平方向に摺動案内されるよう
に構成されているので、キー部材の押下時にキー部材の
水平方向の位置決め作用を有しておらず、従ってキー部
材の位置がその押下時に水平方向にずれてしまうことが
ある。この水平方向の位置ずれが生じると、スイッチン
グ部材は確実に動作することができないという問題と、
隣合ったキー部材間の衝突をまねくという問題があっ
た。
【0014】加えて、米国特許第4,433,225号
公報では、キースイッチははさみ状部材と別のところに
位置するため、このはさみ状部材だけではキースイッチ
を押下することはできない。よって、キースイッチ装置
としては、キースイッチを押下するためにキーステム等
の多くの部品が、はさみ状部材の他に必要となる等の問
題があった。
【0015】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、キーステムをホルダ部材により
摺動案内する構成を不用とすることにより、キーボード
の小型化、薄型化に対応しつつキーストロークを大きく
することができ、もって簡単な構成によりキー入力の操
作性が良好であるとともに確実なキー入力を可能とする
キースイッチ装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1のキースイッチ装置は、裏面から2つの第1
係止部が垂設されたキートップと、そのキートップの下
方に配設されるとともに前記キートップに垂設された各
第1係止部に対応して2つの第2係止部が形成されたホ
ルダ部材と、前記キートップの第1係止部及び前記ホル
ダ部材の第2係止部のそれぞれに連結されるとともにキ
ートップの上下動を案内支持する案内支持部材と、前記
キートップの上下動に伴ってスイッチング動作を行うス
イッチング部材とを有するキースイッチ装置において、
前記案内支持部材は両端に係止ピンが形成された2つの
リンク部材を軸支部にて相互に回動可能となるように交
叉状に軸支してなるとともに各係止ピンは前記第1及び
第2係止部に可動状態で係止され、前記軸支部の中心を
通る垂線を基準として、一方の側に存在する前記各第1
及び第2係止部は前記各リンク部材の各係止ピンを回動
可能に係止する係止孔からなるとともに、他方の側に存
在する前記各第1及び第2係止部は前記各リンク部材の
各係止ピンを摺動可能に係止する摺動溝からなる構成と
される。
【0017】また、請求項2のキースイッチ装置は、前
記キートップに回動可能に係止される前記係止ピンの中
心線と前記軸支部の中心線と前記ホルダ部材に摺動可能
に係止される前記係止ピンの中心線は側面視一直線上に
配置され、前記キートップに回動可能に係止される前記
係止ピンの中心線から前記軸支部の中心線までの距離と
前記ホルダ部材に摺動可能に係止される前記係止ピンの
中心線から前記軸支部の中心線までの距離と前記ホルダ
部材に回動可能に係止される前記係止ピンの中心線から
前記軸支部の中心線までの距離がそれぞれ等しく、前記
キートップに回動可能に係止される前記係止ピンの中心
線は前記ホルダ部材に回動可能に係止される前記係止ピ
ンの側面視垂線上に位置する前記各リンク部材からなる
構成とされる。
【0018】
【作用】上記の構成を有する本発明のキースイッチ装置
は、スイッチング動作時にキートップが押下されると、
案内支持手段を構成する2つの各リンク部材は軸支部を
介して相互に回動するとともに、各リンク部材の両端に
形成された各係止ピンが第1係止部及び第2係止部内で
動かされる。
【0019】更に、キートップを押下すれば、リンク部
材を介してスイッチング部材が押下されてスイッチング
動作が行われる。一方、キートップの押下を解除すれ
ば、各リンク部材はキートップとともにスイッチング部
材の弾性復元力により元の位置に復帰される。
【0020】このとき、軸支部の中心を通る垂線を基準
として、一方の側に存在する各第1及び第2係止部は各
リンク部材の各係止ピンを回動可能に係止する係止孔か
らなるとともに、他方の側に存在する各第1及び第2係
止部は各リンク部材の各係止ピンを摺動可能に係止する
摺動溝からなるので、一方の側の回動可能に係止された
各係止ピンはリンク部材の回動にともなって係止孔内で
回動され、また、他方の側の摺動可能に係止された各係
止ピンはリンク部材の回動にともなって係止溝内を摺動
される。
【0021】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例に基づいて
図面を参照しつつ詳細に説明する。図1から図3に本発
明の第1の構成を示す。図1はキースイッチ装置の側断
面図であり同図において、キートップ1はABS樹脂等
の合成樹脂から成型されており、その上面にはアルファ
ベット等の文字が印刷等により形成されている。また、
キートップ1の裏面からは、回動係止部2、及び摺動係
止部3が下方に向けてキートップ1本体と一体に設けら
れている。
【0022】回動係止部2には、後述する2つのリンク
部材7、8のうちの一方のリンク部材7の一端に形成さ
れた第1係止ピン13、14を回動可能に係止する係止
孔4が穿設されており、また、摺動係止部3には、他方
のリンク部材8の一端に形成された第2係止ピン23、
24を水平方向に摺動可能に係止する係止溝5が形成さ
れている。
【0023】キートップ1の下方には、キートップ1の
上下動を案内支持する案内支持部材6が配設されてお
り、かかる案内支持部材6は2つのリンク部材7、8か
ら構成される。
【0024】一方のリンク部材7は図2に示すように、
基部9の両端に2つの基端部10、11を一体に形成し
てなるものである。基部9の中央部の一側面からは軸1
2が延設されており、かかる軸12は後述する他方のリ
ンク部材8に形成された軸孔20に軸支される。
【0025】なお図1に示すように、リンク部材7の第
1係止ピン13、14と第2係止ピン15、16は軸1
2を中心として一直線上に並び、且つ軸12からの距離
が等しくなるように構成される。またリンク部材8の第
1係止ピン21、22と第2係止ピン23、24は軸孔
20を中心として一直線上に並び、且つ軸孔20からの
距離が等しくなるように構成される。
【0026】そしてこれら両リンク部材7、8は、軸1
2と軸孔20を回動可能に連結した状態において、下基
端部11、18の位置で上側に凸となるように屈曲して
いる。そのため、図1に示されるように軸支部Aの下側
において大きな空間を有するように構成されるので、後
述する側面視略台形のラバースプリング31を効率よく
軸支部Aの下側に収納できるのである。
【0027】さらに、図1に示すように、両リンク部材
7、8は上基端部10、19の先端部の厚さを小さくす
る。このためキートップ1が押下された場合にも、両リ
ンク部材7、8の上基端部10、19と下基端部11、
18はキートップ1の押下の途中で互いに接触すること
がない。よって、キートップ1はその押下動作を途中で
妨げられることがなく、キーストロークを十分に確保で
きるように構成される。
【0028】また、図2に示すようにリンク部材7は、
上基端部10の両端延部10Aの側面からは、第1係止
ピン13、14が延設されており、この第1係止ピン1
3、14は前記したキートップ1の回動係止部2に穿設
された係止孔4に回動可能に係止されるものである。更
に、下基端部11は平面視でコ字状に形成されており、
コ字状の両端延部11Aの側面からは前記と同様の第2
係止ピン15、16が延設されている。かかる第2係止
ピン15、16は後述するホルダ部材25に形成された
摺動係止部26に摺動可能に係止される。
【0029】更に、リンク部材8は図3に示すように、
基部17の両端に2つの上下基端部18、19を一体に
形成してなるものである。基部17の中央部には軸孔2
0が穿設され、この軸孔20には前記のようにリンク部
材7の基部9に設けられた軸12が挿通される。また、
下基端部18は平面視コ字状に形成されており、コ字状
の両端延部18Aからは第1係止ピン21、22が延設
されている。この第1係止ピン21、22は後述するホ
ルダ部材25に形成された回動係止部27に回動可能に
係止される。
【0030】更に、上基端部19の両端延部19Aから
前記と同様の第2係止ピン23、24が延設されてお
り、かかる第2係止ピン23、24は前記したキートッ
プ1の摺動係止部3に形成された係止溝5に摺動可能に
係止されるものである。
【0031】前記したように案内支持部材6は、一方の
リンク部材7の基部9に形成された軸12を他方のリン
ク部材8の基部17に穿設した軸孔20に挿通して構成
されるものであり、両リンク部材7、8は軸12と軸孔
20とよりなる軸支部Aを介して相互に回動可能とな
る。
【0032】次に、案内支持部材6の下方にはホルダ部
材25が配設されており、かかるホルダ部材25上には
前記リンク部材7の下基端部11に延設された第2係止
ピン15、16及び前記リンク部材8の下基端部18に
延設された第1係止ピン21、22をそれぞれ係止する
ための摺動係止部26、及び回動係止部27が設けられ
ている。
【0033】摺動係止部26はホルダ部材25から凸状
に一体に形成されるとともに長孔状の係止溝28が設け
られており、かかる係止溝28には前記リンク部材7の
第2係止ピン15、16が水平方向に摺動可能に係止さ
れている。また、回動係止部27は摺動係止部26と同
様にホルダ部材25から凸状に一体に形成されるととも
に係止孔29が設けられており、この係止孔29には前
記リンク部材8の第1係止ピン21、22が回動可能に
係止されている。
【0034】前記構成において、軸支部Aの中心を通る
垂線Lを基準として図1中左方側に存在するキートップ
1の裏面に形成された回動係止部2及びホルダ部材25
に形成された回動係止部27には、それぞれ第1係止ピ
ン13、14及び21、22を回動可能に係止する係止
孔4及び係止孔29が設けられていることになる。ま
た、垂線Lの図1中右方側に存在するキートップ1の裏
面に形成された摺動係止部3及びホルダ部材25に形成
された摺動係止部26には、それぞれ第2係止ピン2
3、24及び15、16を水平方向に摺動可能に係止す
る係止溝5及び係止溝28が設けられていることにな
る。
【0035】ホルダ部材25の下方には、スイッチ電極
を含む所定の回路パターン(図示せず)が形成されたフ
レキシブル回路基板30が配設され、スイッチ電極に対
応する位置にはスイッチング部材として逆カップ状のラ
バースプリング31が載置されている。このラバースプ
リング31は内部に公知の可動電極を有しており、ま
た、その上面の中央部には前記した2つのリンク部材
7、8を相互に回動可能に軸支する軸支部Aが対向配置
される。
【0036】これより、キートップ1の押下に伴って軸
支部Aが下方に移動すると、軸支部Aはラバースプリン
グ31を押下しその押下量が一定の限度を超えるとラバ
ースプリング31が挫屈し、ラバースプリング31内の
可動電極によりスイッチ電極が短絡されるものである。
【0037】更に、フレキシブル回路基板30の下方に
スイッチ支持板32が配設されており、かかるスイッチ
支持板32は前記した各フレキシブル回路基板30、ラ
バースプリング31及びキートップ1を支持した案内支
持部材6を支持する。
【0038】続いて、前記の構成を有するキースイッチ
装置の動作について説明する。キートップ1を下方に押
下すると、キートップ1が下方へ移動するに伴ってリン
ク部材7の第1係止ピン13、14は回動係止部2の係
止孔4内で反時計方向に回動するとともに、リンク部材
8の第2係止ピン23、24は摺動係止部3の係止溝5
内で水平方向(図1中右方向)に摺動する。これと同時
に、リンク部材8の第1係止ピン21、22はホルダ部
材25における回動係止部27の係止孔29内で時計方
向に回動するとともに、リンク部材7の第2係止ピン1
5、16は摺動係止部26の係止溝28内で水平方向
(図1中右方向)に摺動する。
【0039】この結果、リンク部材7及び8を相互に軸
支する軸支部Aは下方に移動するとともにラバースプリ
ング31を徐々に押下していき、その押下量が一定の限
度を超えた時点でラバースプリング31は挫屈される。
これにより、ラバースプリング31内の可動電極がフレ
キシブル回路基板30上のスイッチ電極を短絡し所定の
スイッチング動作が行われる。
【0040】キートップ1の押下を解除すると、両リン
ク部材7、8の軸支部Aはラバースプリング31の弾性
復元力により上方に押し上げられる。これに伴って前記
第1係止ピン13、14、21、22、及び前記第2係
止ピン15、16、23、24は前記したのと逆の動作
を行い、この結果、キートップ1は元の位置に復帰され
る。
【0041】ここに、第1係止ピン13、14、21、
22は水平方向には移動されることなくそれぞれ係止孔
4、29内で回動するのみであるので、キートップ1は
水平方向に移動されることないため隣合ったキーとぶつ
かり合うことはなく、キートップ1のキー面の水平状態
を保持したまま上下動されるものである。
【0042】前記ラバースプリング31は前述のように
側面視略台形であり、その上底長さと下底の長さ及び高
さに起因する側面の角度は、その所望キータッチに応じ
て決まる。そしてさらにこの台形部の高さ即ちラバース
プリングの高さは、キーストロークに応じて決定され、
高いほうが好まれる。しかし装置全体の厚さを鑑みれ
ば、このラバースプリングはそれほど大きくすることが
できないことは自明である。
【0043】そこで本実施例にあっては、前述のように
両リンク部材7、8を屈曲させることにより、軸支部A
下に大きな空間を取り得るようにした。従って本実施例
にあっては、両リンク部材を側面視略直線状とした特開
昭60−62017号公報あるいは特開昭64−744
1号公報記載の装置に本発明の構成を適用したものと比
べ、より薄型で大きなキーストロークを得ることができ
る。
【0044】また、前述のように両リンク部材7、8の
上基端部10、19の先端側の厚さを側面視において小
さくしているため、キーストローク動作をその途中で妨
げることなく、十分なストロークを確保できる。
【0045】以上詳細に説明した通り本実施例に係るキ
ースイッチ装置は、2つのリンク部材7及び8を相互に
軸支する軸支部Aをラバースプリング31に対応する位
置に配設するとともに、かかる軸支部Aを介してラバー
スプリング31を押下するようにしたので、従来のキー
スイッチ装置のようにキーステムをキーホルダ部により
案内する構成は全く不要とできるとともに、ラバースプ
リング31を押下するための特別の構成を必要としない
キースイッチ装置を実現することができる。
【0046】これより、キーボードの薄型化に対応して
キーストロークを大きくすることができ、よってキー操
作性が良好でキー入力を確実に行い得るとともに、簡単
な構造のキートップ1を使用してコストの低いキースイ
ッチ装置を提供することができる。特に、本実施例に係
るキースイッチ装置では、キーステムをキーホルダ部に
より案内する構成は全く不要とすることができるので、
従来のキースイッチ装置のようにキーの押下時にキース
テムとキーホルダ部間で摺動ノイズが全く生じることは
ないとともに、キーの操作面積を小さくしてキーの中央
部を押下させるようにする必要性は全くなくなるもので
ある。
【0047】また、本実施例に係るキースイッチ装置で
は、回動係止部2の係止孔4及び回動係止部27の係止
孔29に係止される各第1係止ピン13、14、21、
22はキートップ1の押下時にも、水平方向に移動する
ことなく係止孔4、29内で回動するのみであるので、
キートップ1が水平方向に移動されることはない。従っ
て、隣接するキーとキーとで衝突することなく、この点
からもキー操作性が良好でキー入力を確実に行い得るキ
ースイッチ装置を提供することができるものである。
【0048】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形、
改良が可能である。例えば、本実施例におけるリンク部
材7、8はパンタグラフ状に組み合わせた同種の部材に
よっても同様の効果を得られることは勿論である。
【0049】さらに、本実施例では、リンク部材7、8
の軸支部Aによりラバースプリング31を押下するが、
リンク部材7、8またはキートップ1に設けられた別部
材によりラバースプリング31を押下しても同様の効果
が得られることは勿論である。
【0050】次に、本発明の第2の構成を図4〜図15
を参照して説明する。図4はキースイッチの側断面図を
示し、キースイッチ101はキートップ102と、第1
リンク104と第2リンク105とを側面視はさみ字状
に配置した案内支持手段103と、該案内支持手段10
3にて押圧されるキャップ状のラバースプリング106
と、前記案内支持手段103を支持するための合成樹脂
製のホルダ部材107と、該ホルダ部材107の取付け
孔107Aにスイッチング部129(図12及び図13
参照)が臨むようにホルダ部材107の下面に張設する
フレキシブル回路基板109と、その下面側に張設した
補強板110とからなる。
【0051】図4および図12に示すように、ラバース
プリング106は、フレキシブル回路基板109におけ
るスイッチング部(電気接点部)129(図13参照)
の上方を覆うように、ホルダ部材107の取付け孔10
7A内に嵌挿配置する。本発明のラバースプリング10
6は、電気絶縁性のシリコーンゴム或いはEPDM(エ
チレンプロピレンジエンメチレン)等にて構成され、平
面視略円板状の厚い頭部106Aと、該頭部の周囲から
下向きに延びる截頭円錐状のドーム部と、該ドーム部の
外周に略水平に半径外向きに延びる厚肉の鍔部とからな
る下向き開放のキャップ状に一体成形する。キートップ
102の押下時に、第1リンク104と第2リンク10
5との押圧部にて押圧されるラバースプリング106の
頭部の下面には、前記スイッチング部129の接点部に
当接して両スイッチング部を電気的にON・OFFする
ための導電性を有する導電ゴムからなる可動接点部13
0を固着する。なお、ラバースプリング106全体を、
シリコーンゴムにカーボンブラック等の導電性粒子を分
散充填させて導電性を備えるように形成しても良い。
【0052】ABS樹脂等の合成樹脂にて成形されたキ
ートップ102は、その上面(表面)に数字、英字等の
文字が刻印または印刷等により付されている。キートッ
プ102の下面には、後述する第1リンク104におけ
る上基端部の第2係止ピン111A,111Bを略水平
方向でキートップ102の前後方向に摺動可能に係止す
るための前後長手溝状の摺動係止部116と、第2リン
ク105における上基端部の第1係止ピン113A,1
13Bを回動のみ可能に係止するための孔状の回動係止
部115とを一体的に備えた前後長手の左右一対の係止
部材117を一体成形或いは接着剤等により接着する等
して突設させる(図6参照)。
【0053】図7(A)(B)及び図8〜図10を参照
して、ガラス繊維強化合成樹脂製等の合成樹脂製の第1
リンク104及び第2リンク105を詳細に説明する。
図7(A)は第1リンク104の平面図、図7(B)は
第2リンク105の平面図である。第1リンク104は
基部118と上下基端部119,120とにより平面視
で実質上略H状に一体成形したもので、基部118の側
面には、支持孔121を横向きに穿設し、下基端部12
0の左右両側端から延びるアーム部120A、120B
の側面には、各々第1係止ピン112A、112Bを横
向きに突設し、上基端部119の側面には第2係止ピン
111A、111Bを横向きに突設する。
【0054】第2リンク105も基部122と上下基端
部123、124とにより平面視で実質上略H状に一体
成形する。前記基部122の一側面には横向きに枢支軸
125を突設し、該枢支軸125を前記第1リンク10
4における支持孔121に回動可能に嵌挿する。
【0055】第2リンク105における下基端部124
の左右両側端から延びるアーム部124A、124Bの
側面には、各々第2係止ピン114A、114Bを横向
きに突設し、上基端部123の側面には第1係止ピン1
13A、113Bを横向きに突設する。
【0056】この実施例では側面視(図4、5、8、
9、10、14)において、前記第1リンク104の第
1係止ピン112A、112Bと支持孔121と第2係
止ピン111A、111Bは一直線上に位置し、かつ、
第1係止ピン112A、112Bから支持孔121まで
の距離と第2係止ピン111A、111Bから支持孔1
21までの距離とが等しくなるように構成される。ま
た、前記第2リンク105の第1係止ピン113A、1
13Bと枢支軸125と第2係止ピン114A、114
Bは一直線上に位置し、かつ、第1係止ピン113A、
113Bから枢支軸125までの距離と第2係止ピン1
14A、114Bから枢支軸125までの距離とが等し
くなるように構成される。このように構成すると、後述
のように、第1リンク104の下基端部の第1係止ピン
112A、112Bを中心にして案内支持手段103が
回動変位することにより、キートップ102はホルダ部
材107の上面に対して平行状態を保ったまま昇降動す
ることができる。
【0057】また、前記第1リンク104の基部118
及び第2リンク105の基部122の下面には、下向き
凸多角形状の押圧部131、132をそれぞれ形成して
あり、この両押圧部131、132で ラバースプリン
グ106の頭部106A上面を押圧することになる。
【0058】図4及び図8〜図10の実施例では、第1
リンク104における押圧部131と第2リンク105
における押圧部132とは、各基部118、122下面
の略中央部で鈍角状に屈曲させてつながる2つの平面部
131A、131B及び平面部132A、132Bから
なる。
【0059】そして、平面部131A、131B、支持
孔121の位置関係と、平面部132A、132B、枢
支軸125の位置関係とは同一(但し、左右逆関係)と
なる。
【0060】図12及び図13はガラス繊維強化合成樹
脂製等の合成樹脂製のホルダ部材107の一部を示す図
で、該ホルダ部材107には前記キャップ状のラバース
プリング106下端の鍔部が位置ずれ不能に嵌挿できる
略矩形状の取付け孔107Aを穿設し、該取付け孔10
7Aの左右両側縁には、左右一対の回動係止部127
と、前後長手溝状の摺動係止部128とを、その各係止
部127,128が下方に開放するように一体的に射出
形成されている。そして、この回動係止部127に対し
ては、第1リンク104における下基端部の第1係止ピ
ン112A、112Bを下側から回動可能に嵌挿し、摺
動係止部128に対しては第2リンク105における下
基端部の第2係止ピン114A、114Bを下側から前
後摺動するように嵌挿したのち、ホルダ部材107の下
面にフレキシブル回路基板109を張設固着する。
【0061】図11に示すように、キートップ102の
図11における左右方向の動きは、第1リンク104及
び第2リンク105の第2係止ピン111A、111
B、114A、114Bの左右方向の動きがキートップ
102及びホルダ部材107の摺動係止部116、12
8の側面により係止されることにより、又は、第1リン
ク104及び第2リンク105の第1係止ピン113
A、113B、112A、112Bの左右方向の動きが
キートップ102及びホルダ部材107の回動係止部1
15、127の側面により係止されることにより、抑制
される。よって、キートップ102は図11における左
右方向にその位置が移動することがないため、キートッ
プ102の押下時においても隣合ったキーと衝突するこ
とがない。
【0062】またこのように両リンク104、105の
図11における左右方向の動きが抑制されるため、支持
孔121から枢支軸125が抜けでることが防止され
る。
【0063】次に、図17に案内支持手段103の構成
を図解する。図17(A)は図4を図解したものであ
る。第1リンク104と第2リンク105は枢支軸12
5により軸支部Cで軸支される。ここで、第2リンク1
05の第1係止ピン113A、113B(図17(A)
の端部P)から軸支部Cまでの距離R1と、第1リンク
104の第1係止ピン112A、112B(図17
(A)の端部S)から軸支部Cまでの距離R2と、第2
リンク105の第2係止ピン114A、114B(図1
7(A)の端部T)から軸支部Cまでの距離R3とは等
しくなるように構成される。端部Pと軸支部Cと端部T
は一直線上の点となるように構成される。また、端部
P、Sは図17(A)における矢印X方向に摺動しない
回動可能な点であり、端部Pは側面視(図17(A))
端部Sの垂線上の点であるように構成される。このた
め、キートップ102が押下されて上下動した場合に
も、キートップ102の位置が矢印X方向に移動するこ
とはなく、正確なキーストロークが確保される(図17
(C)X行記載)。
【0064】また、かかる構成に加えて、各端部P、
Q、S、Tから軸支部Cまでの距離R1、R2、R3、
R4がすべて等しく、かつ、端部Qと軸支部Cと端部S
が一直線上の点となるように構成される場合には、キー
トップ102はキー押下に伴う上下動の間つねに水平状
態を保つことができる(図17(C)H行記載)。
【0065】ところで、図18に示すように、端部Qか
ら軸支部Cまでの距離R4を他の端部P、S、Tから軸
支部Cまでの距離R1、R2、R3に対して長くする
と、キートップ102を傾斜させた構成とすることがで
きる。この構成においても、キートップ102が押下さ
れ上下動した場合にも、キートップ102の位置が矢印
X方向に移動することはなく、正確なキーストロークが
確保される。
【0066】また、この構成によれば、キートップ10
2の傾斜角度は端部Qから軸支部Cまでの距離をかえる
ことにより任意に決定できる。このため、各列毎の第1
リンク104の端部Qから軸支部Cまでの距離を変化さ
せることにより、カーブドキーボード等において各列毎
にキートップ102の傾きに異なった傾斜角度をつける
ことも容易となる。
【0067】なお、端部Qから軸支部Cまでの距離R4
を他の端部P、S、Tから軸支部Cまでの距離R1、R
2、R3に対して短くしても、同様に、キートップ10
2を傾斜させた構成とすることができることは勿論であ
る。
【0068】図17(B)は図12を図解したものであ
る。この図を用いて、図17(B)における矢印Y方向
および矢印R方向のキートップ102の位置の移動が生
じないことを説明する。
【0069】両リンク104、105の第1係止ピン1
12A、112B、113A、113Bの矢印Y方向の
移動がキートップ102及びホルダ部材107の回動係
止部115、127の側面により係止されるため、また
は、両リンク104、105の第2係止ピン111A、
111B、114A、114Bの矢印Y方向の移動がキ
ートップ102及びホルダ部材107の摺動係止部11
6、128の側面により係止されるため、キートップ1
02の矢印Y方向の移動は抑制される(図17(C)Y
行記載)。このため、キートップ102が押下されて上
下動した場合にも、キートップ102の位置が矢印Y方
向に移動することはなく、正確なキーストロークが確保
される(図17(C)Y行記載)。
【0070】また、各係止ピン111A、111B、1
12A、112B、113A、113B、114A、1
14Bが各係止部115、116、127、128によ
り係止されることで、キートップ102の矢印R方向の
移動は抑制される(図17(C)R行記載)。
【0071】この構成により、キートップ102の押下
時に、ホルダ部材107の回動係止部127の箇所を中
心として第1リンク104が下向き回動(図4において
右回り回動)する一方、第2リンク105は枢支軸12
5の箇所を中心にして図4において左回り回動する。そ
うすると、キートップ102の押下の開始時点では、第
1リンク104における下基端部120に近い位置の基
部118下面の平面部131Aと、第2リンク105に
おける下基端部124に近い位置の基部122下面の平
面部132Aとがラバースプリング106の頭部106
A上面のうち、図12に斜線で示す押圧領域133、1
34に当接し押圧している。
【0072】キートップ102の押下量が増大すると、
前記平面部131A、131B間及び132A、132
Bの間の角部近傍の領域が柔らかなラバースプリングの
頭部106Aの上面に当接する状態となる。
【0073】さらに、キートップ102の押下量が増大
すると、第1リンク104における上基端部119に近
い側の平面部131Bと第2リンク105における上基
端部123に近い側の平面部132Bとがラバースプリ
ング106の頭部106A上面に当接して押圧すること
になり、前記図12で押圧領域133、134は上下逆
転した位置(領域133は頭部106Aの右下半分の区
域、領域134は頭部106Aの左上半分の区域)とな
る。
【0074】本発明の第3の構成を図14を参照して説
明する。この実施例では、第1リンク204の基部21
8下面に形成した押圧部231は、3つの平面部を支持
孔221の軸線と略平行な稜線を持つ凸多角形状に連設
した形状に形成したものであり、図示しないが第2リン
ク205にも同様の多平面からなる押圧部232を形成
するのである。この実施例では、図15(A)に示すよ
うに、キートップ102の押下開始時における第1リン
ク204による押圧領域233と、第2リンク205に
よる押圧領域234とは、ラバースプリングの頭部10
6A上面の下半分と上半分との箇所で互いに左右に大き
く隔たった位置にあるが、キートップ102の押下量の
増大につれて、両押圧領域233、234は左右端から
中央へと接近し(図15(B)参照)、さらに左右の端
の方へと分かれていく(図15(C)参照)。
【0075】このようにして、第1リンク204及び第
2リンク205におけるそれぞれの押圧部231,23
2を下向き凸き状の凸多角形平面に形成することによ
り、ラバースプリングの頭部106A上面を各平面部の
角部で押圧する期間が短くなり、キーの操作感、特にタ
クティル(キートップの押下時の電気接点ON手前から
ON時にキー作動抵抗力が急激に変動する触覚の感じ)
が良好となり、キーによる入力操作を安定させることが
できるのである。
【0076】また、キートップ102の押圧入力操作に
従って、前記頭部106A上面に対する押圧(当接)領
域が互いに反対側に向かって対称的に移動するので、キ
ートップのストーローク中のどの時点においても、ラバ
ースプリングの頭部106Aを図12中の上下(図15
の左右)に対して略対称な力で略均一に押圧できること
になり、ラバースプリングの座屈変形がキャップの周囲
で略同時に発生させることができる。なお、スイッチン
グ部129を形成するフレキシブル回路基板109に代
えてメンブレンスイッチ回路板等の基板であっても良
い。
【0077】また、前記実施例では、各平面部間を角部
としたが、緩やかな曲面で各平面部を連接するようにし
ても良い。
【0078】ところで、図16にキートップを押下した
場合の荷重とストローク量の関係を示す。図16(B)
は従来のキースイッチ装置のデータを示すグラフであ
る。これによると、操作者がキートップの中央を押下
した場合に比べキートップの端の部分、、、を
押下した場合は、操作者のうける荷重はより大きく、か
つ、不安定となることがわかる。
【0079】一方、図16(A)は本発明のキースイッ
チ装置のデータを示すグラフである。これによると、操
作者がキートップのどの部分、、、、を押下
した場合にも操作者のうける荷重はほぼ均一であること
がわかる。このことは、本発明のキースイッチ装置は、
操作者のあらゆるキー操作に対して常に一定の感触を操
作者に与えるものであり、操作者のスムースなキー入力
を可能とするものであることを示している。
【0080】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、キーステム
をホルダ部により摺動案内する構成を不要とすることに
より、キーボードの小型化、薄型化に対応しつつキース
トロークを大きくすることができ、もって簡単な構成に
よりキー入力の操作性が良好であるとともに確実なキー
入力を可能とするキースイッチ装置を提供することがで
き、その産業上奏する効果は大である。
【0081】また、キートップをホルダ部材に対して上
下動案内支持するための側面視はさみ状に交叉連結させ
た第1リンクまたは第2リンクの交叉部近傍下面等の押
圧部にて、ラバースプリングの頭部を押下するとき、そ
の押圧部の形状を平面状に形成したことで、ラバースプ
リングの頭部上面との当接面積を広くすることができ
る。また前記押圧部を下向きの凸多角形となる多数の平
面部に形成すると、隣接する2つの平面部間のなす角度
が180度に近い鈍角となり、キートップのストローク
(リンクの回動中)のどの時点でも、前記各平面部が柔
らかなラバースプリングの頭部上面と馴染んで広い領域
で押圧することができ、スイッチング部の操作を安定さ
せると共にキーの入力操作感を良好にできるという、優
れた効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の構成のキースイッチ装置の側断面図であ
る。
【図2】第1の構成の一方のリンク部材の平面図であ
る。
【図3】第1の構成の他方のリンク部材の平面図であ
る。
【図4】第2の構成のキースイッチ装置の側断面図であ
る。
【図5】第2の構成のキートップの押下状態を示す側断
面図である。
【図6】キートップの下面図である。
【図7】(A)は第2の構成の第1リンクの平面図、
(B)は第2の構成の第2リンクの平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII矢視断面図である。
【図9】図7のIX−IX矢視断面図である。
【図10】図7のX−X矢視断面図である。
【図11】図4のXI−XI矢視断面図である。
【図12】ラバースプリング及び取付け孔の平面図であ
る。
【図13】ホルダ部材の取付け孔部の斜視図である。
【図14】第3の構成の第1リンクの押圧部を示す側面
図である。
【図15】(A)、(B)、(C)は、第3の構成のキ
ートップの押下開始から増大するにつれての押圧領域の
変化を示す作用説明図である。
【図16】(A)は本発明におけるキースイッチ装置の
キー押下時における荷重とキーストローク量の関係を示
すグラフであり、(B)は従来のキースイッチ装置のキ
ー押下時における荷重とキーストローク量の関係を示す
グラフである。
【図17】(A)は図4を図解したものであり、(B)
は図12を図解したものであり、(C)はキー押下時に
キートップが図中矢印方向に移動することがないための
条件を示した表である。
【図18】本発明の別の実施例を図解したものである。
【符号の説明】
1 キートップ 2、27 回動係止部 3、26 摺動係止部 4、29 係止孔 5、28 係止溝 6 案内支持部材 7、8 リンク部材 13、14、21、22 第1係止ピン 15、16、23、24 第2係止ピン 25 ホルダ部材 30 フレキシブル回路基板 31 ラバースプリング A 軸支部 L 垂線 101 キースイッチ 102 キートップ 103 案内支持手段 104 第1リンク 105 第2リンク 106 ラバースプリング 107 ホルダ部材 107A 取付け孔 109 フレキシブル回路基板 110 補強板 112A、112B、113A、113B 第1係
止ピン 111A、111B、114A、114B 第2係
止ピン 115、127 回動係止部 116、128 摺動係止部 118、122 基部 121 支持孔 125 枢支軸 131、132 押圧部 133、134 押圧領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面から2つの第1係止部が垂設された
    キートップと、そのキートップの下方に配設されるとと
    もに前記キートップに垂設された各第1係止部に対応し
    て2つの第2係止部が形成されたホルダ部材と、前記キ
    ートップの第1係止部及び前記ホルダ部材の第2係止部
    のそれぞれに連結されるとともにキートップの上下動を
    案内支持する案内支持部材と、前記キートップの上下動
    に伴ってスイッチング動作を行うスイッチング部材とを
    有するキースイッチ装置において、 前記案内支持部材は両端に係止ピンが形成された2つの
    リンク部材を軸支部にて相互に回動可能となるように交
    叉状に軸支してなるとともに各係止ピンは前記第1及び
    第2係止部に可動状態で係止され、 前記軸支部の中心を通る垂線を基準として、一方の側に
    存在する前記各第1及び第2係止部は前記各リンク部材
    の各係止ピンを回動可能に係止する係止孔からなるとと
    もに、他方の側に存在する前記各第1及び第2係止部は
    前記各リンク部材の各係止ピンを摺動可能に係止する摺
    動溝からなることを特徴とするキースイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記キートップに回動可能に係止される
    前記係止ピンの中心線と、前記軸支部の中心線と、前記
    ホルダ部材に摺動可能に係止される前記係止ピンの中心
    線は、側面視一直線上に配置され、 前記キートップに回動可能に係止される前記係止ピンの
    中心線から前記軸支部の中心線までの距離と、前記ホル
    ダ部材に摺動可能に係止される前記係止ピンの中心線か
    ら前記軸支部の中心線までの距離と、前記ホルダ部材に
    回動可能に係止される前記係止ピンの中心線から前記軸
    支部の中心線までの距離がそれぞれ等しく、 前記キートップに回動可能に係止される前記係止ピンの
    中心線は、前記ホルダ部材に回動可能に係止される前記
    係止ピンの側面視垂線上に位置する前記各リンク部材か
    らなることを特徴とする請求項1記載のキースイッチ装
    置。
JP4310242A 1991-11-19 1992-11-19 キースイッチ装置 Expired - Lifetime JP2861684B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33016091 1991-11-19
JP589492 1992-02-14
JP3-330160 1992-02-14
JP4-5894 1992-02-14

Related Child Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10104504A Division JP2907207B2 (ja) 1991-11-19 1998-04-15 キースイッチ装置
JP10104518A Division JP2877229B2 (ja) 1991-11-19 1998-04-15 キースイッチ装置
JP10452398A Division JP3147081B2 (ja) 1991-11-19 1998-04-15 キースイッチ装置、および、そのキースイッチ装置が使用されるキーボード装置
JP10104448A Division JP2962357B2 (ja) 1991-11-19 1998-04-15 キースイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05290673A true JPH05290673A (ja) 1993-11-05
JP2861684B2 JP2861684B2 (ja) 1999-02-24

Family

ID=26339922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4310242A Expired - Lifetime JP2861684B2 (ja) 1991-11-19 1992-11-19 キースイッチ装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5280147A (ja)
EP (1) EP0543649B1 (ja)
JP (1) JP2861684B2 (ja)
DE (1) DE69217176T2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5758763A (en) * 1995-08-17 1998-06-02 Hosiden Corporation Pantograph type keyboard switch
US5833050A (en) * 1994-07-20 1998-11-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Keyswitch device
US5914468A (en) * 1996-08-23 1999-06-22 Oki Electric Industry Co. Ltd. Keyboard unit and key switch
US6139207A (en) * 1998-08-10 2000-10-31 Nec Corporation Keyboard apparatus
WO2013099416A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 沖電気工業株式会社 キースイッチ構造

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW367513B (en) * 1992-06-11 1999-08-21 Alps Electric Co Ltd Key switch
US5504283A (en) * 1992-10-28 1996-04-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Key switch device
JP2589927Y2 (ja) * 1993-04-05 1999-02-03 ブラザー工業株式会社 キースイッチ装置
JP2800617B2 (ja) * 1993-01-06 1998-09-21 ブラザー工業株式会社 キースイッチ
CA2115872C (en) * 1993-08-20 2003-11-25 Antonio Ferreira Do Espirito Santo Axially operated switch for electrical circuits
US5424516A (en) * 1993-09-23 1995-06-13 Emmons; Charles E. Low profile pushbutton switch
JP3201102B2 (ja) * 1993-11-05 2001-08-20 ブラザー工業株式会社 キースイッチ装置及びその組立方法
DE9407412U1 (de) * 1994-05-04 1994-09-29 Chen, Pao-Chin, Taipeh/T'ai-pei Tastenschalter für einen Computer
JP3540377B2 (ja) * 1994-08-03 2004-07-07 ミネベア株式会社 押ボタンスイッチ
JP3201175B2 (ja) * 1994-10-20 2001-08-20 ブラザー工業株式会社 キースイッチ
JPH0991368A (ja) 1995-07-20 1997-04-04 Fujitsu Ltd 光学読取装置
US6811086B1 (en) 1995-07-20 2004-11-02 Fujitsu Limited Stand for pivotably mounting an optical reading device
DE19655087C2 (de) * 1995-08-17 2001-06-13 Hosiden Corp Tastatur mit Tastenschaltern mit Pantograph-Mechanik
US5768093A (en) * 1995-12-12 1998-06-16 Dell U.S.A., L.P. Technique for minimizing the height of a portable computer
JP3431404B2 (ja) * 1996-07-02 2003-07-28 アルプス電気株式会社 キーボード装置
JPH1064362A (ja) * 1996-08-21 1998-03-06 Alps Electric Co Ltd キーボード装置
JPH1064361A (ja) * 1996-08-21 1998-03-06 Alps Electric Co Ltd キーボード装置
US5874697A (en) * 1997-02-14 1999-02-23 International Business Machines Corporation Thin keyboard switch assembly with hinged actuator mechanism
US5934454A (en) * 1997-10-10 1999-08-10 International Business Machines Corporation Thin keyboard having multiple hinge members per keyswitch
US6005209A (en) * 1997-11-24 1999-12-21 International Business Machines Corporation Thin keyboard having torsion bar keyswitch hinge members
JP3794843B2 (ja) * 1998-11-26 2006-07-12 アルプス電気株式会社 キーボード装置
JP2000299032A (ja) 1999-02-10 2000-10-24 Brother Ind Ltd キースイッチ装置
US6252184B1 (en) * 2000-05-25 2001-06-26 Chicony Electronics Co., Ltd. Droplet proof keyboard for notebook computer
US6781077B2 (en) 2000-12-14 2004-08-24 Think Outside, Inc. Keyswitch and actuator structure
US9098250B2 (en) * 2013-07-17 2015-08-04 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Computer assembly incorporating coupling within pantograph
WO2016204690A1 (en) * 2015-06-16 2016-12-22 Razer (Asia-Pacific) Pte. Ltd. Depressible keys and keyboards
US10965287B2 (en) * 2018-12-20 2021-03-30 Dexin Electronic Ltd. Replaceable key structure
CN111180237B (zh) * 2020-01-14 2023-04-07 维沃移动通信有限公司 电子设备

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3174685A (en) * 1962-10-17 1965-03-23 Automatic Voting Machine Corp Voting machine
CH549272A (de) * 1972-03-08 1974-05-15 Leuenberger G & Co Elektrischer schalter.
US4553009A (en) * 1982-09-03 1985-11-12 Oak Industries Inc. Keyboard switch with pivotal actuator lever
US4433225A (en) * 1983-02-22 1984-02-21 General Instrument Corporation Keytop levelling mechanism
US4560844A (en) * 1983-07-11 1985-12-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Key-holding structure of a keyboard with curved operating surface of keys
DE3329698A1 (de) * 1983-08-17 1985-03-07 Preh, Elektrofeinmechanische Werke Jakob Preh Nachf. Gmbh & Co, 8740 Bad Neustadt Drucktaste
US4560845A (en) * 1983-10-20 1985-12-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Keyboard
JPS6162117A (ja) * 1984-09-03 1986-03-31 Brother Ind Ltd キーボードの製造方法
DE8708373U1 (de) * 1987-06-13 1987-08-13 Preh, Elektrofeinmechanische Werke Jakob Preh Nachf. Gmbh & Co, 8740 Bad Neustadt Drucktasteneinrichtung
JPH025236A (ja) * 1988-06-23 1990-01-10 Sharp Corp 光情報記録再生装置
JPH0476224A (ja) * 1990-07-14 1992-03-11 Daihatsu Motor Co Ltd ターボチャージャの過給圧制御方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5833050A (en) * 1994-07-20 1998-11-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Keyswitch device
US5758763A (en) * 1995-08-17 1998-06-02 Hosiden Corporation Pantograph type keyboard switch
US5914468A (en) * 1996-08-23 1999-06-22 Oki Electric Industry Co. Ltd. Keyboard unit and key switch
US6139207A (en) * 1998-08-10 2000-10-31 Nec Corporation Keyboard apparatus
US6270268B1 (en) 1998-08-10 2001-08-07 Nec Corporation Keyboard apparatus
WO2013099416A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 沖電気工業株式会社 キースイッチ構造
JP2013134969A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Oki Electric Ind Co Ltd キースイッチ構造
CN103650087A (zh) * 2011-12-27 2014-03-19 冲电气工业株式会社 键开关结构

Also Published As

Publication number Publication date
US5280147A (en) 1994-01-18
EP0543649A2 (en) 1993-05-26
EP0543649A3 (en) 1993-07-07
DE69217176T2 (de) 1997-06-12
EP0543649B1 (en) 1997-01-29
DE69217176D1 (de) 1997-03-13
JP2861684B2 (ja) 1999-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05290673A (ja) キースイッチ装置
JPH0566832U (ja) キースイッチ
JP3201175B2 (ja) キースイッチ
JP3656599B2 (ja) キースイッチ装置
JP3147081B2 (ja) キースイッチ装置、および、そのキースイッチ装置が使用されるキーボード装置
JP3817544B2 (ja) キースイッチ装置
JP2962357B2 (ja) キースイッチ装置
JP3299535B2 (ja) キースイッチ装置
JP3201384B2 (ja) キースイッチ装置
JP2877229B2 (ja) キースイッチ装置
JP2907207B2 (ja) キースイッチ装置
JP3116944B2 (ja) キースイッチ装置
JP3318320B2 (ja) キースイッチ装置
JP3295072B2 (ja) キースイッチ装置
JP3318284B2 (ja) キースイッチ装置
JP3316205B2 (ja) キースイッチ装置
JP2002083526A (ja) キースイッチ装置
JP2950418B2 (ja) キースイッチ装置
JP3211811B2 (ja) ノート型パーソナルコンピュータ
JP3392836B2 (ja) キースイッチ装置
JP3326155B2 (ja) キースイッチ
JP2004139995A (ja) キースイッチ装置
JP2002140953A (ja) キースイッチ装置
JP3045296B2 (ja) キ―スイッチ
JP3234827B2 (ja) キースイッチ及びそのキースイッチの組立方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091211

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091211

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111211

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111211

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term