JPH0528994Y2 - - Google Patents

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JPH0528994Y2
JPH0528994Y2 JP1987200939U JP20093987U JPH0528994Y2 JP H0528994 Y2 JPH0528994 Y2 JP H0528994Y2 JP 1987200939 U JP1987200939 U JP 1987200939U JP 20093987 U JP20093987 U JP 20093987U JP H0528994 Y2 JPH0528994 Y2 JP H0528994Y2
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rail
lever
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end side
feed chain
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は脱穀機の挟扼レール始端部に手扱位置
セツト用のレバーを設け、手扱セツト位置への操
作の容易化を図ると共に挟扼レールへの穀稈の引
掛かりを防止するようにした脱穀機に関するもの
である。
従来の技術及び問題点 コンバインに搭載された脱穀機において、フイ
ードチエンの上方に対設された挟扼レールの始端
側を刈取脱穀時の通常セツト位置と、フイードチ
エンに対し上方に離間させた手扱セツト位置とに
切換可能に構成したものは既に公知であり且つ使
用されている。
しかし、従来のものは手扱セツト位置への切換
は挟扼レールの始端側を直接持つてレールピンに
介装されたスプリングに抗しながら押上げるよう
にして操作するようになつているため、操作荷重
が重いばかりでなく運転中不用意に切換操作して
フイードチエンに手を挟まれたりする危険があ
り、安全性の点で問題があつた。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記の問題点を解決するため創案さ
れたものであつて、その技術的手段として、脱穀
機5のフイードチエン8の上方に対設された挟扼
レール9の始端側を通常セツト位置と、フイード
チエン8に対し上方に離間した手扱セツト位置と
に切換可能に構成したものにおいて、前記挟扼レ
ール9の始端側に手扱位置セツト用のレバー17
を固定し、該レバー17を側面視で挟扼レール始
端側の穀稈誘導案内面Gに沿わせて前方斜め上方
へ延出すると共に、レバー17の延出端を挟扼レ
ール9を支持するレール台11よりも上方に位置
させたものである。
作 用 挟扼レールを通常セツト位置から手扱位置にセ
ツトする場合には、挟扼レールの始端側に設けた
レバーを持つて操作できるので、てこ作用により
操作荷重が軽く切換操作が容易となる。また、例
え、運転中に切換操作してもフイードチエンに手
を挟まれる危険性がなく安全性が高められる。更
に、レバーは手扱セツト位置では挟扼レール始端
側から前方へ上向きに延出した状態となつている
ので、レバーが手扱作業時における穀稈供給のガ
イド作用を果たし穀稈の供給がチエンに引掛かつ
たりすることなく円滑に行なわれる。
実施例 1はコンバインで、クローラ走行装置2を有す
る走行機体3の前方には前処理部4が装着され、
その後方一側には脱穀機5が、他側には穀粒収納
タンク等からなる籾処理部6が夫々搭載されてお
り、籾処理部6の前方には運転操作部7が配設さ
れている。8は脱穀機5のフイードチエン、9は
フイードチエン8の上方に対設された断面コ字形
状の挟扼レールで、該挟扼レール9はシリンダカ
バー10に固定されたレール台11にスプリング
12を捲装したレールピン13を介して所定範囲
上下動自在に吊持されている。尚、挟扼レール9
は複数個に分割され、これら分割されたレール各
部は支点ピン14を介して相対回動自在に連結さ
れている。
さて、上記挟扼レール9の始端側は可動レール
9aとなつていて、該可動レール9aは刈取脱穀
作業時における通常セツト位置(第1図における
実線図示の状態)とフイードチエン8に対して上
方に離間した手扱セツト位置(仮想線図示の状
態)とに切換可能に構成されている。15は可動
レール9aの外方側面9′a側に起倒自在に枢支
された手扱位置セツト用のフツクで、このフツク
15は第2図に示すようにL字形状を呈してい
て、レール台11の始端部に固着された引掛け金
具16に係脱自在に構成されている。
ところで、前記挟扼レール9の始端側には手扱
位置セツト用のレバー17が設けられており、こ
のレバー17は手扱セツト位置では、その一端が
挟扼レール9の始端側に接続され、他端が挟扼レ
ール9始端側の仮想延長線lよりも上方に延出さ
れるように構成されている。第1図及び第2図に
示すものは、回動レール9aの板厚よりも厚い肉
厚を有する細幅な板体からなる手扱位置セツト用
のレバー17の基端側を回動レール9aの内底面
にボルト18で着脱自在に連結固定したものであ
る。この手扱位置セツト用のレバー17は側面視
で挟扼レール始端側の穀稈誘導案内面Gに沿わせ
て前方斜め上方へ向け延出されており、レバー1
7の延出端は第1図における実線図示のように挟
扼レール9を支持するレール台11よりも上方に
位置させてある。
次に、本考案の操作手順について説明すれば、 第1図において、フツク15を仮想線図示の倒
状姿勢から実線図示のように起立させてフツク1
5の回動先端側を引掛け金具16の前面に接触さ
せる。
次いで手扱位置セツト用のレバー17をスプリ
ング12に抗して手で上方に押上げれば、挟扼レ
ール始端側の可動レール9aはレバー17による
てこ作用で操作荷重が軽減されるため、さほど強
い操作力を要することなく回動支点14を中心に
して上方に回動し、同時にフツク15も上動変位
するのでフツク15を引掛け金具16に係合させ
れば、挟扼レール始端側の可動レール9aは仮想
線で示すようにフイードチエン8に対して上方に
離間した手扱セツト位置に位置決め保持される。
また、可動レール9aを通常セツト位置に戻す場
合には、レバー17を第1図仮想線図示の状態か
ら更に上方に押上げ、フツク15を引掛け金具1
6から外せば可動レール9aはスプリング12に
より実線図示の通常セツト位置に復元する。
ところで、本考案では挟扼レール9の始端側に
設けたレバー17を手で持上げるようにして手扱
セツト操作を行うものであるからてこの原理によ
り、従来のものより操作荷重が大幅に軽くなるう
え、運転中、誤つて手扱セツト操作してもフイー
ドチエン8に手が触れることがない。そのため手
扱セツト操作時、フイードチエン8に手が挟まれ
る等の突発事故を未然に防止することができる。
また、手扱作業時には、一般に穀稈を多量に持
つて行うものであるが、レバー17が挟扼レール
9の始端側を前方斜め上方に向け延長した形状と
なり、前下がり傾斜状のフイードチエン8と相俟
つて、穀稈供給口側が、あたかも上唇部と下唇部
が長い鰐口状に大きく拡開した状態となるため、
供給穀稈の一部が可動レール9aの上方へ逸脱す
るのをレバー17がブロツクする作用を果たすと
共に穀稈を供給口側に案内するガイド作用を果た
すので、一度に多量の穀稈を供給したり、或は手
に持つた穀稈が例えバラケ状で供給されたとして
も(手扱作業時には穀稈の株元側端部側を手で持
つて後方へ移動させながら挟扼レール9とフイー
ドチエン8間に穀稈の株元部を水平直交状態で噛
み込ませる)、穀稈供給の際、穀稈が挟扼レール
9の上方に入り込んでレール9とレール台11間
等に引つ掛かつたりするのが解消され、供給穀稈
はレバー17前面の傾斜面に誘導案内されて穂先
側が順次収斂状態となりながら株元側が確実にフ
イードチエン8と挟扼レール9の間に介入され
る。このため、手扱作業が円滑且つ安全に行われ
る。
考案の効果 上記したように本考案は、脱穀機5のフイード
チエン8の上方に対設された挟扼レール9の始端
側を通常セツト位置と、フイードチエン8に対し
上方に離間した手扱セツト位置とに切換可能に構
成したものにおいて、前記挟扼レール9の始端側
に手扱位置セツト用のレバー17を固定し、該レ
バー17を側面視で挟扼レール始端側の穀稈誘導
案内面Gに沿わせて前方斜め上方へ延出すると共
に、レバー17の延出端を挟扼レール9を支持す
るレール台11よりも上方に位置させたから、挟
扼レールの始端側に設けたレバーを手で持つて手
扱セツト操作ができるので、操作し易く、しか
も、てこの原理により操作荷重を大幅に軽減で
き、また、運転中、不用意に手扱セツト操作をし
ても手がフイードチエンに挟まれたりする危険が
なく安全性が一層高められるため、性別や年令、
熟練度等に左右されることなく簡単かつ安全に取
扱うことができるうえ、レバーが手扱作業時にお
ける穀稈供給のガイド作用及び供給穀稈が挟扼レ
ールの上方へ逸脱するのを阻止するブロツク作用
を果たすので、穀稈供給の際、穀稈が挟扼レール
の上方に入り込んで挟扼レールとレール台等に引
掛かつたりするトラブルを解消して供給穀稈の全
てを確実に挟扼レールとフイードチエン間に噛み
込ませることができ、したがつて、その都度穀稈
を小分けにすることなく脱穀性能の限度内で一度
に多くの穀稈を円滑かつ安全に供給できるので、
作用能率を大幅にアツプさせることが可能とな
り、また従来の挟扼レールを利用してレバーを容
易に取付けることができる等、構造簡単で殊更コ
ストアツプを来すことがないものでありながら実
用性が極めて高く、使い勝手が良い脱穀機を提供
し得るに至つたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部の作用説明図、第2図は要部の斜
視図、第3図は本考案を装備したコンバインの全
体側面図である。 図中、5は脱穀機、8はフイードチエン、9は
挟扼レール、17は手扱位置セツト用のレバー、
Gは挟扼レール始端側の穀稈誘導案内面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脱穀機5のフイードチエン8の上方に対設され
    た挟扼レール9の始端側を通常セツト位置と、フ
    イードチエン8に対し上方に離間した手扱セツト
    位置とに切換可能に構成したものにおいて、前記
    挟扼レール9の始端側に手扱位置セツト用のレバ
    ー17を固定し、該レバー17を側面視で挟扼レ
    ール始端側の穀稈誘導案内面Gに沿わせて前方斜
    め上方へ延出すると共に、レバー17の延出端を
    挟扼レール9を支持するレール台11よりも上方
    に位置させたことを特徴とする脱穀機。
JP1987200939U 1987-12-30 1987-12-30 Expired - Lifetime JPH0528994Y2 (ja)

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JP1987200939U JPH0528994Y2 (ja) 1987-12-30 1987-12-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987200939U JPH0528994Y2 (ja) 1987-12-30 1987-12-30

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JPH01105431U JPH01105431U (ja) 1989-07-17
JPH0528994Y2 true JPH0528994Y2 (ja) 1993-07-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016146808A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 株式会社クボタ 自脱型コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH033151Y2 (ja) * 1985-01-31 1991-01-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016146808A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 株式会社クボタ 自脱型コンバイン

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JPH01105431U (ja) 1989-07-17

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