JPH069425U - コンバインの防塵装置 - Google Patents

コンバインの防塵装置

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JPH069425U
JPH069425U JP5453792U JP5453792U JPH069425U JP H069425 U JPH069425 U JP H069425U JP 5453792 U JP5453792 U JP 5453792U JP 5453792 U JP5453792 U JP 5453792U JP H069425 U JPH069425 U JP H069425U
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JP5453792U
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佐 美 慶 人 宇
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セイレイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 刈取部(8)の上方を覆う防塵カバー(2
1)を、オーガ(18)と干渉させることなく、またカ
バー(21)が運転席(13)側からの刈取部(8)の
メンテナンスの障害とならないように収納する。 [構成] 刈取部(8)の上方を覆う防塵カバー(2
1)を備えたコンバインにおいて、前記防塵カバー(2
1)は脱穀部(4)前面より前方に突出支持する使用位
置と、脱穀部(4)前面に沿って直立支持する収納位置
とに移動自在に設け、その収納時にカバー(21)先端
が扱口(24)上面に位置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は刈取部で刈取った穀稈を脱穀部で脱粒処理するコンバインの防塵装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、刈取部の上方を覆う防塵カバーは、刈取部のメンテナンス性を考慮して 、開閉自在に設けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし乍ら、防塵カバーの開閉支点が脱穀部前面上縁に設けられ、開放時防塵 カバーは脱穀部上面で起立するようになるため、オーガ旋回時に干渉する許りで なく、扱室上面カバーを開放すると防塵カバーが運転席側に大きく張出し、運転 席側からの刈取部のメンテナンスの障害となる問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
然るに本考案は、刈取部の上方を覆う防塵カバーを備えたコンバインにおいて 、前記防塵カバーは脱穀部前面より前方に突出支持する使用位置と、脱穀部前面 に沿って直立支持する収納位置とに移動自在に設け、その収納時にカバー先端が 扱口上面に位置するもので、防塵カバーを収納時、脱穀部上面からのカバー張出 し量を少なくして、オーガとの干渉防止を図ると共に、扱室上面カバー開放時の 運転席側へのカバー張出しを防止し、運転席側からの刈取部のメンテナンス性を 向上させるようにしたものである。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。図1は防塵カバーの側面 図、図2はコンバインの全体側面図、図3は同平面図、図4は同正面図であり、 図中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記ト ラックフレーム(1)上に架設する機台、(4)はフィードチェン(5)を左側 に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀部、(8)は脱穀部( 4)前方に配設して刈刃及び穀稈搬送機構などを備える刈取部、(9)は脱穀部 (4)後部に配設して排藁チェン(10)(11)終端を臨ませる排藁処理部、 (12)は刈取部(8)の左側に配設して運転席(13)及び運転操作部(14 )を備える運転台、(15)は運転台(12)後部に配設するエンジン部、(1 6)は前記脱穀部(4)右側でエンジン部(15)後部に配設して脱穀部(4) からの穀粒を揚穀筒(17)を介して溜める穀粒タンク、(18)は前記タンク (16)後方に直立させる縦排出オーガ(19)上端に後端を接続して前記タン ク(16)内の穀粒を機外に排出する昇降及び旋回自在な横排出オーガ、(20 )は脱穀部(4)の右前隅部上面に固設して前記横排出オーガ(18)の収納時 この中間部を支えるオーガホルダであり、連続的に刈取り、脱穀作業を行うよう に構成している。
【0006】 また、図中(21)は刈取部(8)の上方を覆う透明又は半透明の樹脂製の防 塵カバーであり、前記刈取部(8)で発生する塵埃が運転席(13)上のオペレ ータに及ぶのを防止するものである。
【0007】 そして、前記脱穀部(4)の開閉自在な扱室上面カバー(22)前端に左右一 対のカバー取付ブラケット(23)後端を一体取付けし、扱口(24)を形成す る扱室前面カバー(25)の左右上端部より前記ブラケット(23)を前方に突 出させ、そのブラケット(23)間に防塵カバー(21)を取付けるもので、前 記ブラケット(23)に直線状の横ガイド溝(26)とくの字状の縦ガイド溝( 27)を開設する一方、ブラケット(23)に対向する前記防塵カバー(21) の左右側面に前部ガイドピン(28)と後部ガイドピン(29)を突設し、横ガ イド溝(26)に前部ガイドピン(28)を、また縦ガイド溝(27)に後部ガ イドピン(29)をそれぞれ摺動自在に嵌入させ、防塵カバー(21)が図1の 実線に示す使用位置と図1の仮想線に示す収納位置間を移動できるようにしてい る。
【0008】 前記使用位置において防塵カバー(21)は、横ガイド溝(25)前端に位置 する前部ガイドピン(28)と縦ガイド溝(27)下端に位置する後部ガイドピ ン(29)によって扱室上面カバー(22)に沿って略水平姿勢に支持され、扱 室前面カバー(25)上端から前方に突出し、脱穀部(4)の扱口(25)前方 の刈取部(8)上方を覆う一方、前記収納位置において防塵カバー(21)は、 横ガイド溝(25)後端に位置する前部ガイドピン(28)と縦ガイド溝(27 )上端のフック部(30)に位置する後部ガイドピン(29)によって扱室前面 カバー(25)に沿って略直立姿勢に支持され、刈取部(8)のメンテナンス時 に防塵カバー(21)が作業の障害とならないように構成している。
【0009】 また、前記収納位置において防塵カバー(21)は、扱口(24)の上縁から 扱室前面カバー(25)の前面側に略直立姿勢で支持されていて、防塵カバー( 21)の先端を扱口(24)上縁に一致させ、防塵カバー(21)上面のアール 部分(21a)を扱口(24)に供給する穀稈の供給ガイドとして兼用し、また 扱室上面カバー(22)より上方に張出す防塵カバー(21)の張出量を前記ホ ルダ(20)高さつまり横排出オーガ(18)の最低旋回高さより低く押え、横 排出オーガ(18)の旋回時そのオーガ(18)に防塵カバー(21)が干渉し て損傷するのを防止すると共に、防塵カバー(21)がオーガ(18)の出入動 作の障害となるのを防止し、さらに図4に示すように扱室上面カバー(22)の 開放時、防塵カバー(21)を少なくとも脱穀部(4)の左右幅内に位置させ、 収納状態の前記オーガ(18)に防塵カバー(21)が干渉して損傷するのを防 止すると共に、運転席(13)側に防塵カバー(21)を張出させることなく、 運転席(13)側から行う刈取部(8)のメンテナンス時に防塵カバー(21) が作業の障害とならないように構成している。
【0010】 ところで、前記防塵カバー(21)の上面には取手(31)が前後に設けられ 、使用位置に支持されている防塵カバー(21)を取手(31)を持って後部を 引上げながら前部を後方に移動させることにより、防塵カバー(21)は前記ガ イド溝(26)(27)及びガイドピン(28)(29)の案内で収納位置に移 動し、逆に収納位置に支持されている防塵カバー(21)を取手(31)を持っ て下部を前方に移動させながら上部を下げることにより、防塵カバー(21)は 前記ガイド溝(26)(27)及びガイドピン(28)(29)の案内で使用位 置に移動するもので、ワンタッチで防塵カバー(21)を各位置に移動できるよ うに構成している。
【0011】 図5は前記防塵カバー(21)の支持構造の変形例を示すもので、該構造は扱 室前面カバー(25)に一端を回動自在に支持させる左右一対のアーム(32) を設け、そのアーム(32)の先端で防塵カバー(21)の左右側面略中央部を 回動自在に支持している。そして、アーム(32)に設けて防塵カバー(21) の側面に常時弾圧するロックボール(33)と、防塵カバー(21)の側面に設 けてロックボール(33)を嵌合させる2個のロック孔(34)とで、前記防塵 カバー(21)を使用位置で略水平姿勢に、また収納位置で略直立姿勢に支持す るように構成している。
【0012】
【考案の効果】
以上実施例から明らかなように本考案は、刈取部(8)の上方を覆う防塵カバ ー(21)を備えたコンバインにおいて、前記防塵カバー(21)は脱穀部(4 )前面より前方に突出支持する使用位置と、脱穀部(4)前面に沿って直立支持 する収納位置とに移動自在に設け、その収納時にカバー(21)先端が扱口(2 4)上面に位置するものであるから、防塵カバー(21)を収納時、脱穀部(4 )上面からのカバー(21)張出し量を少なくすることができ、オーガ(18) との干渉を防止できると共に、扱室上面カバー(22)開放時の運転席(13) 側へのカバー(21)張出しを防止でき、運転席(13)側からの刈取部(8) のメンテナンス性の向上を図ることができるなど顕著な効果を奏するものである 。
【図面の簡単な説明】
【図1】防塵カバーの側面図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】コンバインの平面図。
【図4】コンバインの正面図。
【図5】防塵カバーの支持構造の変形例を示す図。
【符号の説明】
(4) 脱穀部 (8) 刈取部 (21) 防塵カバー (24) 扱口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部の上方を覆う防塵カバーを備えた
    コンバインにおいて、前記防塵カバーは脱穀部前面より
    前方に突出支持する使用位置と、脱穀部前面に沿って直
    立支持する収納位置とに移動自在に設け、その収納時に
    カバー先端が扱口上面に位置することを特徴とするコン
    バインの防塵装置。
JP1992054537U 1992-07-10 1992-07-10 コンバインの防塵装置 Expired - Lifetime JP2566634Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992054537U JP2566634Y2 (ja) 1992-07-10 1992-07-10 コンバインの防塵装置

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JPH069425U true JPH069425U (ja) 1994-02-08
JP2566634Y2 JP2566634Y2 (ja) 1998-03-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019180330A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 株式会社クボタ 収穫機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55155439U (ja) * 1979-04-23 1980-11-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55155439U (ja) * 1979-04-23 1980-11-08

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JP2019180330A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 株式会社クボタ 収穫機

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