JPH05289142A - 防振装置 - Google Patents
防振装置Info
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- JPH05289142A JPH05289142A JP11243992A JP11243992A JPH05289142A JP H05289142 A JPH05289142 A JP H05289142A JP 11243992 A JP11243992 A JP 11243992A JP 11243992 A JP11243992 A JP 11243992A JP H05289142 A JPH05289142 A JP H05289142A
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Abstract
学性能を容易に高レベルに保持する。 【構成】 撮影系の光軸に対する補正レンズ21の光軸
21aの相対的な傾きを調整する調整手段301p,3
01yを設け、この調整手段により補正レンズの光軸調
整を行うようにしている。
Description
面内を駆動して該光軸を偏心させる補正レンズを有する
光学的補正手段を備えた防振装置の改良に関するもので
ある。
明する。
の撮影にとって重要な作業はすべて自動化されている
為、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起こす可能性
は非常に少なくなっているが、カメラ振れによる撮影失
敗だけは自動的に防ぐことが困難であった。
失敗を防止するカメラが研究され、特に撮影者の手振れ
による撮影失敗を防止する目的のカメラに対して、近
年、意欲的に開発,研究が進められている。
波数としては通常1Hzから10数Hzの振動である
が、このようにカメラに振れを生じていてもカメラのフ
ァインダで被写体をねらっている時点において像振れの
ないことを確認可能として、カメラのシャッタ・レリ−
ズ時点において像振れのない写真を撮影可能とする為、
基本的な考えとして、カメラの振れを検出し、その検出
値に応じて補正レンズを変位させる事が必要とされてい
る。
振れを生じさせないで撮影可能とする事を達成する為
に、まず、カメラの振れの検出は原理的に言えば、角加
速度,角速度などを検出する振動センサと、係るセンサ
信号を電気的、あるいは機械的に積分して角変位を出力
するカメラ振れ検出システムをカメラに搭載する事によ
って行うことができる。そして、この検出情報に基づ
き、光学的補正手段として撮影光軸を偏心、または傾け
る補正レンズを持つ補正光学機構を駆動させ、像振れ補
正を行う。
メラシステムについて図6を用いてその概要を説明す
る。
1p及びカメラ横振れ51yに由来する像振れを構成す
るものであり、図中52はレンズ鏡筒、53p,53y
は各々のカメラ縦振れ角加速度、横振れ角加速度を検出
する角加速度で、各々の角加速度検出方向を54p,5
4yで示す。55p,55yは公知のアナログ積分回路
を用いて構成された積分器であり、角加速度信号を積分
して手振れ角変位に変換する。そしてその信号により補
正光学機構56(57p,57yは各々、その駆動部5
8p,58yは補正光学位置センサ)を光軸に対して垂
直な面内を51p,51y方向に駆動させ、撮影光軸を
偏心させて像面59での安定を確保し像振れ補正効果を
得ている。
いられる補正光学機構について図7にて説明する。
レンズ21は光軸と直交する互いに直角な2方向(ピッ
チ,ヨ−方向22p,22y)に自在に駆動可能であ
る。以下にその構成を示す。
滑り軸受24pを介してピッチスライド軸25p上を摺
動でき、またピッチスライド軸25pは第1の保持枠2
6に取付けられている。
られ、第1の保持枠26に設けられた嵌合溝26aに嵌
合しており、固定枠23がピッチスライド軸25p上を
摺動した際、ピッチスライド軸25pを中心として回転
することなく光軸に垂直な面内を摺動可能にするアオリ
止めである。
取付けられている。このピッチコイル28pは、ピッチ
マグネット29pとピッチヨ−ク210pで構成される
磁気回路中に置かれており、電流を流すことで固定枠2
3はピッチ方向22pに駆動される。又、固定枠23に
はスリット211pと投光器212p(赤外発光ダイオ
−ド)が設けられており、ハウジング214上にある受
光器213p(半導***置検出素子PSD)の関連によ
り、該固定枠23のピッチ方向22pの位置検出を行
う。
(図7では不図示)と一体であり、撮影光軸に垂直な面
内に構成されている。
合されており、ヨ−スライド軸25y上を摺動出来る。
ヨ−スライド軸25yはハウジング214に固定されて
いる。そして、ハウジング214はレンズ鏡筒と一体で
あるため、第1の保持枠26はレンズ鏡筒に対しヨ−方
向22yに移動可能となる。
yが取付けられている。このヨ−コイル28yはヨ−マ
グネット29yとヨ−ヨ−ク210yで構成される磁気
回路中に置かれており、電流を流すことで該固定枠23
はヨ−方向22yに駆動される。
てハウジング214に取り付けられ、第1の保持枠26
に設けられた嵌合溝26bに嵌合しており、前述のシャ
フト220pと同様の働きを持つ、つまり第1の保持枠
26がヨ−スライド軸25y上を摺動した際、第1の保
持枠26にピッチスライド軸25pを介して取り付けら
れている固定枠23がヨ−スライド軸25yを中心とし
て回転することなく光軸に垂直な面内を摺動可能にする
アオリ止めである。
yと発光器212y( 赤外発光ダイオ−ド)が設けら
れ、ピッチ方向と同様にハウジング214上にある受光
器213y(半導***置検出素子PSD)の関連によ
り、該固定枠23のヨ−方向22yの位置検出を行う。
は、補正レンズ21を含む固定枠23、スリット211
p,211y、投光器212p,212y、コイル28
p,28yであり、補正レンズ21と一体に動く。
方向22yの駆動は、受光器213p,213yの出力
を増幅器215p,215yで増幅してコイル28p,
28yに入力すると固定枠23が駆動されて実行され、
これにより受光器213p,213yの出力が変化す
る。ここでコイル28p,28yの駆動方向(極性)を
受光器213p,213yの出力が小さくなる方向に設
定すると、実線218p,218yで示される閉じた系
では、受光器213p,213yの出力がほぼゼロにな
る点で安定する。
じた系をより安定させる回路であり、駆動回路217
p,217yはコイル28p,28yへの印加電流を補
う回路である。
ている。
ら像振れ補正に対応する指令信号219p,219yを
外部から与えると、補正レンズ21はピッチ方向22p
とヨ−方向22yに該指令信号に究めて忠実に駆動さ
れ、像面上での像振れ補正効果が得られる。
において、補正レンズ21の光軸21aと撮影系の光軸
の相対的な傾きを考えると、補正レンズ21を支持する
にあたり、多くの部材を介している為、各部の寸法誤差
が積み重なり、その傾きを所定の光学性能を得る許容値
内に押えることが難しいものがあった。
補正レンズ21の光軸21aの傾きをヨ−方向22yを
例に取れば、滑り軸受け24p,ピッチスライド軸25
p,第1の保持枠26とその嵌合溝26aを介してアオ
リ止めのシャフト220pで決まる。
る取り付けの傾きもどちらの方向にも影響する。このた
め、補正レンズ21の光軸21aと撮影系の光軸の傾き
に影響を与える部材の寸法精度を厳しいものに押える必
要があった。
品の精度を上げることなく撮影系の光学性能を容易に高
レベルに保持することのできる防振装置を提供すること
である。
に対する補正レンズの光軸の相対的な傾きを調整する調
整手段を設け、この調整手段により補正レンズの光軸調
整を行うようにしている。
に説明する。
部構成を示す図であり、図7と同じ部分は同一符合を付
してある。
ト220p,220yを、先端部が球状の偏心シャフト
301p,301yとした点にある。
yの機能について、偏心シャフト301pを例に、図1
にて302方向から見た図2にて説明する。
は固定枠23の穴302aに挿入されており、すり割り
301p2 よりドライバ−にて穴302aの中心線上3
01a1 に回転可能である。偏心シャフト301pの球
状部301p3 の中心は穴302aの中心線上301a
1 に対してAだけ偏心しており、第1の保持枠26の嵌
合溝26aに嵌合している。そして、固定枠23と一体
である偏心シャフト301pは図2の紙面垂直方向(図
1のピッチスライド軸25pの軸方向)に摺動する。
301a1 に回転させることにより、固定枠23は第1
の保持枠26の嵌合溝26aに対して最大Aだけ変位さ
せた状態で図2の紙面垂直方向に摺動させることが可能
となる。
スライド軸25pの中心と嵌合溝26aとシャフト30
1pの球状部301p3 の当接点までの距離をL1とす
ると、ピッチスライド軸25pを中心として最大角度θ
1 (=A/L1)だけ回転可能であることを示す。
補正レンズ21の光軸21aをその光軸21aとヨ−方
向22yでなす平面内で最大角度θ1 (=A/L1)だ
け傾けることが可能であることを示している。
シャフト301pと同一の形状であり、固定枠23の穴
302aに代わって固定部材221に回転可能に圧入さ
れている。したがって、偏心シャフト301yを回転さ
せることにより、第1の保持枠26をヨ−スライド軸2
5yの中心と嵌合溝26bとシャフト301yの球状部
の当接点までの距離をL2とすると、ヨ−スライド軸2
5yを中心として最大角度θ2 (=A/L2)だけ回転
可能である。
5pを介して第1の保持枠26に取付けられている構造
から、固定枠23がヨ−スライド軸25yを中心として
最大角度θ2 (=A/L2)だけ回転可能であることを
示す。
補正レンズ21の光軸21aをその光軸21aとピッチ
方向22pでなす平面内で最大角度θ2 (=A/L2)
だけ傾けることが可能であることを示している。
Aを、補正レンズ21の光軸21aと撮影系の光軸の相
対的な傾きを所定の値内に必ず調整可能とする値に設定
すれば、いかなる方向の補正レンズ21の光軸21aと
撮影系の光軸の相対的な傾きも、該偏心シャフト301
p,301yを回転させることにより、係る相対的な傾
きを所定の値内に必ず抑える調整が可能である。
け位置を基準にコリメ−タで行うことも可能である。
又、調整後は偏心シャフト301p,301yに接着等
を施し回転しない様すれば、調整時の性能が保てる。
ある補正光学機構内で、特に補正レンズ21を保持する
固定枠23を偏心シャフト301p,301yにより撮
影系の光軸に対して傾けることにより、補正レンズ21
の光軸21aと撮影系の光軸の相対的な傾きを調整可能
とするようにしたものである。
1の光軸21aと撮影系の光軸の相対的な傾きを所定の
値内に調整可能である。
の追加もなく、シャフトを偏心シャフトに代えるのみで
行え、スペ−スの増加もない。
値内に抑える為に厳しい部品精度を必要とすることな
く、調整で係る相対的な傾きを所定の値内に抑えること
が可能である。
とができる。といった効果がある。
第2の実施例の要部構成を示す図であり、図1と同じ部
分は同一符合を付してある。
ハウジング214が、他の鏡筒のカムと係合する3つの
コロを持つ鏡筒511に取付け可能な形状であるハウジ
ング514となっていることと、その取付けに用いられ
る1つの同心ピン512と2つの偏心量Cを持つ偏心ピ
ン513a,513bで取付けられる点にある。
に突起514aが設けられ、その外周には1つの同心ピ
ン512と2つの偏心ピン513a,513bの小径側
が圧入される穴514bが3か所等分にある。ハウジン
グ514は3か所等分の突起514aを回転止めとして
鏡筒511の溝511aに嵌合する。これにより、ハウ
ジング514は鏡筒511に対して光軸回りに回転する
ことなく位置決めされる。
は、偏心ピン513a,513b、同心ピン512の大
径側の径に嵌合する、円周方向に幅Bの長穴515a,
515b,515cが存在する。
後、鏡筒511の外周側より長穴515a,515bに
偏心ピン513a,513bの大径側を、長穴515c
には同心ピン512の大径側を、それぞれ嵌合させつ
つ、ハウジング514の穴514bに圧入して、ハウジ
ング514を鏡筒511に取付ける。
513a,513bを大径側の端にあるすり割りをドラ
イバ−等で回すことにより、ハウジング514は同心ピ
ン512と鏡筒511の長穴515cの嵌合部を支点と
して2つの偏心ピン513a,513bと長穴515
a,515bの嵌合部の2か所で光軸方向に動かすこと
が可能となる。
れた補正レンズ21の光軸はいかなる方向にも動かすこ
とが可能となる。
心量を補正レンズ21の光軸21aと撮影系の光軸の相
対的な傾きを所定の値内に必ず調整可能とする値に設定
すれば、いかなる方向の補正レンズの光軸21aと撮影
系の光軸の相対的な傾きも偏心ピン513a,513b
を回転させることにより、係る相対的な傾きを所定の値
内に必ず抑える調整が可能である。
ジング514は鏡筒511に対して傾くため、クリアラ
ンスを外周側に設けてある。また、調整時、ハウジング
514が傾いた場合でも偏心ピン513aが長穴515
aとの嵌合部で規制されない様、長穴515aと偏心ピ
ン513aの嵌合部も断面図上、略点接触となるように
なっている。
bの先端形状を球状に変えた偏心ピン515dを用い、
ハウジング514が大きく傾いた場合でも、偏心ピン5
13dが長穴515aとの嵌合部で規制されずに、偏心
量Cに対応した調整を行える構成とした、図4の変形例
を示すものである。
機構単体でその取付け位置を基準にコリメ−タで行うこ
とも可能である。又、調整後、偏心ピン513a,51
3bに接着等を施し回転しない様すれば、調整時の性能
が保てる。
ある補正光学機構を支持する部分において、補正光学機
構全体を撮影系の光軸に対して傾けることにより、補正
レンズ21の光軸21aと撮影系の光軸の相対的な傾き
を調整可能としたものである。
1の光軸21aと撮影系の光軸の相対的な傾きを所定の
値内に調整可能としている。
機構の鏡筒への取付け部材を2つの偏心ピンに代えるの
みで行え、コスト,スペ−スの増加はほとんどない。
値内に抑える為に厳しい部品精度を必要とすることな
く、調整で係る相対的な傾きを所定の値内に抑えること
が可能である。
後に行うことができる。といった効果がある。
を支持する鏡筒を組込み後でも、2つの偏心ピンを回転
可能な穴やスペ−スがあれば、補正レンズ21の光軸2
1aと撮影系の光軸の相対的な傾きを所定の値内に調整
可能である。
撮影系の光軸に対する補正レンズの光軸の相対的な傾き
を調整する調整手段を設け、この調整手段により補正レ
ンズの光軸調整を行うようにしている。よって、構成部
品の精度を上げることなく撮影系の光学性能を容易に高
レベルに保持することが可能となる。
構成を示す斜視図である。
する断面図である。
構成を示す斜視図である。
する断面図である。
概略構成を示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 カメラの振れを検出するセンサと、該セ
ンサの出力より像振れ量を検出する振れ検出手段と、撮
影系の光軸に垂直な面内を駆動して該光軸を偏心させる
補正レンズを有する光学的補正手段と、前記振れ検出手
段の出力に基づいて前記光学的補正手段を駆動し、像振
れ補正を行う像振れ補正手段とを備えた防振装置におい
て、撮影系の光軸に対する前記補正レンズの光軸の相対
的な傾きを調整する調整手段を設けたことを特徴とする
防振装置。 - 【請求項2】 調整手段は、光学的補正手段内に具備さ
れ、撮影光学系の光軸に対する補正レンズの光軸の相対
的な傾きを所定の値以内にする調整する手段であること
を特徴とする請求項1記載の防振装置。 - 【請求項3】 調整手段は、光学的補正手段を支持する
部材に具備され、撮影光学系の光軸に対する補正レンズ
の光軸の相対的な傾きを所定の値以内にする調整する手
段であることを特徴とする請求項1記載の防振装置。 - 【請求項4】 調整手段は、撮影系の光軸に垂直な面内
で補正レンズを駆動させるべく形成されたシャフトを、
偏心シャフトとして構成されたものであることを特徴と
する請求項2又は3記載の防振装置。
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JP2010026399A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Sony Corp | 像ぶれ補正装置、レンズ鏡筒装置及びカメラ装置 |
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-
1992
- 1992-04-06 JP JP11243992A patent/JP3044128B2/ja not_active Expired - Fee Related
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