JPH07294994A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH07294994A
JPH07294994A JP6091817A JP9181794A JPH07294994A JP H07294994 A JPH07294994 A JP H07294994A JP 6091817 A JP6091817 A JP 6091817A JP 9181794 A JP9181794 A JP 9181794A JP H07294994 A JPH07294994 A JP H07294994A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は小スペースですみ、補正レンズ支持
枠のアンロック時の可動範囲の設定機能まで有した規制
手段を有する防振装置付き光学装置を提供する。 【構成】 補正レンズ支持枠72に貫設させた三葉形の
穴72eは120度おきに半径方向内向きに突出した半
円形突起72fの頂点の内接円上に頂点を有する正三角
形断面の軸11がモータ12で回転されるように該穴に
挿入されている。該軸11の一辺が水平になっていて二
つの頂点が二つの突起72fに対向している図1の状態
においては、補正レンズ支持枠72は上下及び左右方向
に移動できずにロックされており、該軸11の頂点が該
突起72fから離れた状態の時には該支持枠72が上下
及び左右方向に移動できるようになり、防振装置が動作
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防振装置付き光学装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、撮影時のカメラぶれに起因する像
ぶれを防止するための像ぶれ防止機能を有したビデオカ
メラが商品化され、また、像ぶれ防止機能を有するスチ
ルカメラや観測機器の研究開発も進められている。
【0003】撮影時にカメラが振動しても像ぶれが生じ
ないようにするための像ぶれ防止装置(以下には防振装
置と記載する)としては、既に種々の方式のものが提案
されている。
【0004】以下には、本出願人により提案されている
公知の防振装置付き光学装置の一例について図14を参
照して説明する。
【0005】図14は本出願人により提案されている防
振装置付きレンズ鏡筒の概要図であり、防振装置の概要
を説明するための図である。
【0006】同図において、82は該レンズ鏡筒の外
筒、84は外筒82の中に収容される内筒、83pは該
内筒84の外周面に取付けられていてレンズ鏡筒の縦揺
れP(ピッチング)の角変位を検出するための角変位検
出手段、83yは該内筒84の外周面に取付けられてい
てレンズ鏡筒の横揺れY(ヨーイング)の角変位を検出
する角変位検出手段、80はレンズ鏡筒に揺れが生じて
もフィルム88の面において像ぶれを生じさせないため
の補正レンズ、81は該レンズ80を保持していて上下
方向及び横方向に移動しうるように内筒84の後部端面
に面して配置されている補正レンズ保持枠、86pは該
保持枠81に取付けられていて該保持枠81を上下方向
に移動させるための第一の電磁駆動手段の一部を構成し
ているコイル、86yは該保持枠81に取付けられてい
て該保持枠81を横方向に移動させるための第二の電磁
駆動手段の一部を構成しているコイル、87pは該保持
枠81が上下方向に第一の電磁駆動手段により移動され
た時の位置及び移動量を検出するための縦方向位置検出
手段、87yは該保持枠81が該第二の電磁駆動手段に
より横方向位置に移動された時の横方向移動量及び位置
を検出するための横方向位置検出手段、89は該補正レ
ンズ保持枠81等をカバーするカバーである。角変位検
出手段83p及び83yは公知の振動ジャイロ等により
構成された検出手段と積分回路とで構成されている。ま
た、補正レンズ保持枠81の位置変化等を検出するため
の位置検出手段87p及び87yは赤外線発光ダイオー
ドから成る投光素子と公知のPSD(Position
sensing device)から成る受光素子と
で構成される。角変位検出手段83p及び83yの出力
と補正レンズ位置検出手段(PSD)の出力信号は不図
示の制御回路に取込まれ、該制御回路で所定の処理が行
われた後、該制御回路からの出力信号により該コイル8
6p及び86yを含む2個の電磁駆動手段が駆動される
ことにより補正レンズ80の位置制御及び駆動制御が行
なわれる。以下には補正レンズ80及びレンズ保持枠8
1から成る構成体を補正光学手段85と記載する。
【0007】次に、図14で説明したレンズ鏡筒の具体
的構造例について図15〜図17を参照して説明する。
なお、図15及び図16は図14にて説明したレンズ鏡
筒とほぼ同じ構造を有する他のレンズ鏡筒を図14にお
いてフィルム面側から(すなわち後方から)見た分解斜
視図であるが、図14の外筒82と角変位検出手段83
p及び83yについては図示を省略している。また、図
14では描かれていない制御回路の具体例が図16及び
図17においては示されている。
【0008】また、図14において使用されている符号
と図15〜図17に使用されている符号とは異なるので
図15〜図17の説明に入る前に図14の符号で表示さ
れた構成要素と図15〜図17で表示された構成要素と
の対応関係を予め説明しておく。
【0009】図15及び図16において、710は図1
4に表示された内筒84に該当するレンズ鏡筒、71は
図14に示した補正レンズ80に該当する補正レンズ、
72は図14の補正レンズ保持枠81に該当する補正レ
ンズ支持枠、該レンズ支持枠72に取付けられたコイル
79pは図14のコイル86pに該当するコイル、同じ
く該レンズ支持枠72に取付けられているコイル79y
は図14のコイル86yに該当するコイル、レンズ支持
枠72の2ケ所に取付けられている2個の投光素子76
p及び76yはレンズ鏡筒710に取付けられている2
個のPSD等の位置検出素子78p及び78yとそれぞ
れ対をなしていて図14の位置検出手段87p及び87
yに該当する位置検出手段、724は図14のカバー8
9に該当するカバーである。
【0010】以上のように、図15〜図16に示した構
造と図14にて既に説明した構成との対応が明瞭になっ
たので、以下には図15〜図17に示した本出願人によ
る先行技術の具体例について説明する。
【0011】図15及び図16において、91はコイル
79pとともに鉛直方向の電磁駆動手段を構成する磁極
ユニットで、該磁極ユニット91はレンズ鏡筒710の
後端面の凹部710pbに配置されて後述するヨーク7
12p3 がコイル79pの中に挿入されるとともに該鏡
筒710に固定される。また、磁極ユニット92は横方
向の電磁駆動手段を構成する磁極ユニットで、鏡筒71
0の後端面の凹部710ybに配置されるとともに同時
にヨーク712y3 がコイル79yの中に挿入されて該
鏡筒710に固定される。
【0012】磁極ユニット91及び92は、各々3枚の
ヨークの間に2枚のマグネットを挟んで構成されたもの
であり、該ユニット91は3枚のヨーク712p1 〜7
12p3 の間に2枚のマグネット713pが狭圧保持さ
れた構造であり、磁極ユニット92は3枚のヨーク71
2y1 〜712y3 の間に2枚のマグネット713yが
狭圧保持された構造となっている。
【0013】補正レンズ支持枠72は図15に示される
支持アーム75に保持されて上下方向と横方向に移動で
きるように該アーム75に支持されており、該アーム7
5はレンズ鏡筒710の後端面の爪部710aに取付け
られている。
【0014】93は該補正レンズ支持枠72の移動の禁
止及び解除を行うためのロック及びアンロック装置(係
止手段)であり、該支持枠72をロックし且つロック解
除するためのソレノイド719と、ロック解除状態を保
持するためのバネ720と、を有しており、該支持枠7
2の後端側の下部に面して配置されていて鏡筒710の
後端面にビスで締結される。
【0015】2個の電磁駆動手段のコイル79p及び7
9yを駆動制御するための補正光学手段駆動制御回路9
4(図16)が両コイル79p及び79yに接続される
とともに補正レンズ支持枠72の位置検出信号出力手段
である2個のPSD等の位置検出素子78p及び78y
に接続され、更に、不図示のカメラ制御回路及びレンズ
鏡筒制御回路にも接続されている。
【0016】図15に示すように、補正レンズ支持枠7
2には軸受73yが圧入されており、該軸受73yには
支持軸74yが軸方向に摺動可能に支持されている。そ
して支持軸74yの凹部74yaは図15に示す支持ア
ーム75の爪75aに嵌着されている。又、図15に示
されるように支持アーム75にも軸受73pが圧入さ
れ、支持軸74pが軸方向摺動可能に支持されている。
【0017】支持枠72の投光器取付穴72pa,72
yaにはIRED−LED等の投光素子76p,76y
が接着され、接続基板を兼ねた蓋77p,77y(支持
枠72に接着される)にその端子が半田付される。支持
枠72にはスリット72pb,72ybが設けられてお
り、投光素子76p,76yの投光はスリット72p
b,72ybを通して後述するPSD(位置検出素子)
78p,78yに入射する。
【0018】支持枠72にはコイル79p,79yも接
着され、端子は蓋77p、77yに半田付けされる。
【0019】鏡筒710には支持球711が嵌入(3ケ
所)され、支持軸74pの凹部74paが鏡筒710の
爪部710aに嵌着されている。
【0020】ヨーク712p1 ,712p2 ,712p
3 ,マグネット713pは重ねて接着され、同様にヨー
ク712y1 ,712y2 ,712y3 ,マグネット7
13yも重ねて接着される。尚マグネットの極性は矢印
713pa,713yaの配置となる。
【0021】ヨーク712p2 ,712y2 は鏡筒71
0の凹部710pb,710ybにネジ止めされる。
【0022】センサ座714p,714y(714yは
不図示)にPSD等の位置検出素子78p,78yを接
着し、センサマスク715p,715yを被せてフレキ
シブルプリント基板(以下にはフレキと略記する)71
6には位置検出素子78p,78yの端子が半田付され
る。センサ座714p,714yのダボ714pa,7
14ya(714yaは不図示)を鏡筒710の取付穴
710pc,710ycに嵌入し、フレキステイ717
にてフレキ716は鏡筒710にネジ止めされる。フレ
キ716の耳716pa,716yaは各々鏡筒710
の穴710pd,710ydを通りヨーク712p1
712y1 上にネジ止めされる。コイル端子蓋77p,
77y上のコイル端子、投光器端子は各々フレキ716
の耳部716pa,716yaとランド部716bとポ
リウレタン銅線(3本縒り線)に接続される。
【0023】係止手段93のシャーシ718にはソレノ
イド719がネジ止めされ、バネ720をチャージした
ロックアーム721上に該ソレノイド719の一端がは
め込まれており、軸ビス722により該アーム721は
シャーシ718に回転可能にネジ止めされる。
【0024】係止手段93のシャーシ718は鏡筒71
0にネジ止めされ、ソレノイド719の端子はフレキ7
16のランド716bに半田付けされる。
【0025】先端球状の調整ネジ723(3ケ所)(図
16)がヨーク712pと係止手段93のシャーシ71
8にネジ込み貫通され、調整ネジ723と支持球711
で支持枠72の摺動面(図15の斜線部72c)を挟ん
でいる。調整ネジ723は該摺動面72cに僅かなクリ
アランスで対向する様にネジ込み調整される。
【0026】カバー724は鏡筒710に接着され、上
記した補正光学手段をカバーしている。
【0027】図16に示す補正光学手段駆動制御回路9
4では位置検出素子78p、78yの出力を増幅回路7
27p,727yで増幅してコイル79p,79yに入
力すると支持枠72が上下もしくは左右方向に駆動され
て位置検出素子78p,78yの出力が変化する。ここ
でコイル79p,79yの駆動方向(極性)を位置検出
素子78p,78yの出力が小さくなる方向に設定する
と(負帰還)、コイル79p,79yの駆動力により位
置検出素子78p、78yの出力がほぼゼロになる位置
で支持枠72は安定する。
【0028】尚、補償回路728p,728yは制御系
をより安定させる回路であり、駆動回路719p,72
9yはコイル79p,79yへの印加電流を補なう回路
である。
【0029】不図示の制御回路から該回路94に外部か
ら指令信号730p,730yを与えると支持枠72は
指令信号730p,730yに極めて忠実に駆動され
る。
【0030】図17は補正光学手段を駆動する補正光学
手段駆動制御回路94の詳細図であり、ピッチ方向p
(図16)の制御系のみを示している。(ヨー方向yも
同構造)。
【0031】図17において、電流−電圧変換アンプ7
32pa,732pbは投光素子76pから位置検出素
子78pに入射した光により該素子78pに生ずる光電
流731pa,731pbを電圧に変換し、差動アンプ
733pは各電流−電圧変換アンプ732pa,732
pbの出力の差(支持枠72のピッチ方向pの位置に比
例した出力)を求める。なお、電流−電圧変換アンプ7
32pa,732pbと差動アンプ733pが図16の
増幅回路727pに相当する。
【0032】指令アンプ734pは指令信号730pを
差動アンプ733pの出力に足し込み、駆動アンプ73
5pに入力する。図16の駆動回路729pは駆動アン
プ735pとトランジスタ736pa,736pb,抵
抗737pで構成される。
【0033】抵抗738p,739p及びコンデンサ7
40pは公知の位相進み回路であり、図16の補償回路
728pに相当する。
【0034】加算アンプ741pは電流−電圧変換アン
プ732pa,732pbの出力和(位置検出素子78
pの受光量総和)を求め投光素子駆動アンプ742pに
入力する。
【0035】投光素子76pは温度等に極めて不安定に
その投光量が変化するので、それに伴ない差動アンプ7
33pの位置検出感度が変化するが、上記の様に位置検
出素子78pの受光量総和で投光素子を駆動する(受光
量総和が少なくなると投光素子76pの発光量を増す受
光量一定制御)事で位置検出感度変化が少なくなる。
【0036】前述の構成において、補正レンズ支持枠7
2をロック及びアンロックするための係止手段93の一
部材を構成しているロックアーム721は、ソレノイド
719によりビス722を中心として回動され、先端の
ダボ721aが支持枠72の孔72dに入る事で支持枠
72をロックするようになっている。
【0037】ソレノイド719に内蔵される永久磁石と
可動鉄心719a(ロックアーム721と連結されてい
る)とは常に吸引状態にあり、従って該支持枠72をロ
ックしている時はソレノイド719のコイル(不図示)
に無通電でも、その状態が保持され、支持枠72のロッ
ク状態が保持される。そしてソレノイド719のコイル
に所望方向に通電すると、その電磁力が永久磁石の吸引
力と打ち消し合い、ロックアーム721を支持枠72の
方向へ付勢する力が弱くなる。そして、ロックアーム7
21はバネ720により支持枠72から離れる方向に付
勢されている為にソレノイド719と可動鉄心719a
との吸引力が弱まるとバネ720の力でダボ721aが
支持枠72の孔72dから引き出され、支持枠72はア
ンロック状態となる。
【0038】そして通電を止めてもソレノイド719と
可動鉄心719aとの吸引力がなくなっている為、支持
枠72のアンロック状態がバネ720の付勢力により保
持される。
【0039】次に、ソレノイド719のコイルに反対方
向に通電すると電磁力と永久磁石の吸引力の合計の力で
ソレノイド719は可動鉄心719aを吸引する為、バ
ネ720の付勢力に打ち勝ってダボ721aが孔72d
に入り、支持枠72がロックされる。
【0040】以上の様に、支持枠72をロックする時及
びアンロックする時の極く短時間のみソレノイド719
に通電すれば良く、それ以上の通電を続ける必要がない
ため、前記係止手段93は省電力の構成となっている。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した先行技術
の光学装置には以下の問題があった。
【0042】補正レンズ支持枠72をロック状態もし
くはアンロック状態に保持しておくことが不安定になり
やすい。
【0043】スペース効率が良くない(係止手段93
が鏡筒710の外側に大きく突出している)。
【0044】補正レンズ支持枠72の係止手段93
(すなわちロック装置)は該レンズ支持枠72のロック
及びアンロックを行なう機能はあるが、該支持枠がアン
ロック状態(すなわち補正動作可能な状態)になった時
の移動範囲を規制する機能はない。
【0045】以下には前記問題点について更に詳しく説
明する。
【0046】該支持枠72をロックしたりアンロック
したりする動作を磁気吸引力或いはバネ力で行なってい
るため、例えば該支持枠72をアンロック状態に保持し
ている時に外乱振動による慣性力等により可動鉄心71
9aがソレノイド719に対して動かされて可動鉄心7
19aとソレノイド719の永久磁石のギャップが狭く
なると磁気吸引力がバネ力よりも大きくなり、その結
果、該支持枠72がロックされた状態になってしまう
し、反対に該支持枠72がロック状態に保持されている
時に外乱振動が生じても同様の現象によって該支持枠7
2がアンロック状態になってしまう可能性がある。
【0047】ソレノイド719は小型でスペースも取
らないが、その可動鉄心の移動方向に対して直角方向に
ロックアーム721が長いためソレノイドの長さ方向の
スペースとそれに直交するロックアームの長さ方向のス
ペースの両スペースが必要となり、結果的に大きな空間
を占有してしまう。しかも、該係止手段93は鏡筒の外
側に配置されているので光学装置の全体積は大きくなっ
ている。
【0048】前述の係止手段93は補正レンズ支持枠
72をロックしたりロック解除したりする機能は有して
いるが、該支持枠72がロック解除されている時の可動
範囲を規制する機能はないので、該支持枠72が必要以
上に動き過ぎないようにするための規制手段が必要であ
る。
【0049】前記防振装置付き光学装置を使用して撮影
を行なう場合、手ぶれ等により該光学装置に揺れが加わ
ると、前記のように補正レンズ支持枠72が光軸に対し
て直交する面内で動かされることにより、該揺れによる
像ぶれを解消する動作が行なわれるが、該補正レンズ支
持枠72の動きは該光学装置の使用状況や撮影条件に応
じて調整されてはいないので、場合によっては該像ぶれ
補正動作が逆に像劣化を大きくしてしまうという危険性
があった。従って、結像面における像劣化をできるだけ
小さくしたいという光学装置の本来の設計目的に適合し
た防振装置にするためには、補正レンズ支持枠72の移
動量を該光学装置の使用状況や撮影条件に合せて規制す
ることも必要である。また、補正レンズ支持枠72が像
ぶれ補正動作することにより像ぶれは補正されるが、そ
の際の補正レンズ71の動きにより光学収差が生じ、こ
の光学収差による像劣化も生じるので、この像劣化と像
ぶれ防止効果とのバランスを考慮する必要があり、従っ
て、補正レンズ支持枠72の移動量を規制する(調整す
る)手段が必要である。
【0050】それ故、本発明の目的は、前記従来技術に
存する問題点を解決した、防振装置付き光学装置を提供
することである。以下には、請求項の各項に記載した発
明の目的を明らかにする。
【0051】請求項1に記載した第1の発明は、該光学
系の焦点距離に応じて該補正手段の駆動範囲を変更する
機能を持つ規制手段を有し、該変倍レンズの駆動で生じ
るぶれに起因する像劣化と、像ぶれを補正するための該
補正手段の駆動により生じる光学収差に起因する像劣化
との総和が最も少なくなるようにできる光学装置を提供
することを目的とする。
【0052】請求項2に記載した第2の発明は、該光学
系の焦点距離が短い時にはぶれによる像劣化が少ないの
で該補正手段の駆動範囲を狭くすることにより該補正手
段の動きを小さく規制して光学収差による像劣化を小さ
く抑制し、これにより、ぶれによる像劣化と該補正手段
の駆動による像劣化との総和が最も小さくなるようにす
ることのできる光学装置を提供することを目的とする。
【0053】請求項3に記載した第3の発明は、該光学
系の焦点距離が所定値(すなわち、該補正手段による像
ぶれ補正動作が有効でない焦点距離もしくは該補正手段
による像ぶれ補正が必要のない焦点距離)から外れた時
には該補正手段の駆動を禁止する機能を有している規制
手段を設け、該光学系の焦点距離が該所定値から外れた
範囲で該光学装置が使用された時には該補正手段の駆動
を禁止するようにした光学装置を提供することを目的と
する。
【0054】請求項4に記載した第4の発明は、該光学
系の合焦レンズ駆動量に応じて該補正手段の駆動範囲を
規制する規制手段を設け、合焦レンズ駆動量に応じて発
生するぶれに起因する像劣化と該補正手段の駆動により
生じる光学収差に起因する像劣化との総和が大きくなる
ようにすることができる光学装置を提供することを目的
とする。
【0055】請求項5に記載した第5の発明は、絞り装
置の開口量に応じて該補正手段の駆動範囲を変更する規
制手段を設け、絞り開口径に応じてぶれに起因する像劣
化と、該補正手段の動作によって生じる光学収差に起因
する像劣化との総和を小さくするようにできる光学装置
を提供することを目的とする。
【0056】請求項6に記載した第6の説明は、絞り装
置の開口量が一定量以上になると該補正手段による像ぶ
れ補正効果が少なくなるので該補正手段の駆動範囲を規
制し、もしくは該補正手段の駆動を禁止(すなわち該補
正手段を停止)する規制手段を設け、該補正手段の動作
により生じる光学収差に起因する像劣化の発生を抑える
ことができる光学装置を提供することを目的とする。
【0057】請求項7に記載した第7の発明は、シャッ
ター装置の開口量に応じて該補正手段の駆動範囲を規制
する規制手段を設け、該シャッター装置の開口量に応
じ、ぶれによる像劣化と該補正手段の駆動により生じる
像劣化との総和が小さくなるようにできる光学装置を提
供することを目的とする。
【0058】請求項8に記載した第8の発明は、シャッ
ター開口量が一定値以下(たとえばシャッター全閉)の
時には該補正手段の駆動を禁止して該補正手段を係止す
ることにより、実際の使用に適合した光学装置を提供す
ることを目的とする。
【0059】請求項9に記載した第9の発明は、従来の
揺動式飛込みピン方式の補正手段係止手段よりも確実に
該補正手段の係止及び係止解除を行なうことができ、し
かも、該補正手段の係止解除状態において該補正手段の
駆動範囲を該光学装置の使用状況に対処して規制するこ
とができ、また、従来の係止手段よりも小型な係止機構
を実現しうる規制手段を具備した光学装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0060】請求項10に記載した第10の発明は、請
求項9に記載した発明と同じ効果を得られる別の構成を
有した光学装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0061】請求項11に記載した第11の発明は、該
規制手段を該光学装置のレンズ駆動力を利用して駆動す
るようにして該光学装置に搭載する駆動源の数を少なく
することを目的とするものである。
【0062】請求項12に記載した第12の発明は、該
規制手段の駆動力を該光学装置に搭載されている駆動源
から得るようにして該光学系装置の駆動源の数を少なく
することを目的とするものである。
【0063】請求項13に記載した第13の発明は、該
規制手段の駆動力として該光学装置のシャッター駆動源
の駆動力を利用することにより該光学装置に搭載する駆
動源の数を少なくすることを目的とするものである。
【0064】請求項14に記載した第14の発明は、電
源がなくても該規制手段を駆動でき、また、該光学装置
を小型化及び軽量化できる光学装置を提供することを目
的とするものである。
【0065】請求項15に記載した第15の発明は、該
規制手段が動力で駆動されるようになっている光学素子
を提供することを目的とするものである。
【0066】請求項16に記載した第16の発明は、該
規制手段をモータよりも安価かつ軽量な駆動源で駆動で
きるようになっている光学素子を提供することを目的と
するものである。
【0067】請求項17に記載した発明は、該補正手段
の係止及び係止解除と該補正手段の駆動範囲の規制とを
精度よく且つ自動的に行なうための検出手段を具備した
規制手段を提供することを目的とするものである。
【0068】請求項18に記載した発明は、該規制手段
を構成する該軸及び該穴が三角形もしくは方形である規
制手段を提供し、該補正手段の係止及び係止解除と該補
正手段の駆動範囲の規制を確実且つ精度よく行なうこと
のできる規制手段を提供することを目的とする。
【0069】請求項19に記載した発明は、該規制手段
を構成する該穴と該軸とを正三角形にすることにより該
補正手段の係止及び係止解除と該補正手段の駆動範囲の
規制とを確実且つ精度よく行なうことのできる規制手段
を提供することを目的とするものである。
【0070】請求項20に記載した発明は、該規制手段
を構成する該穴と該軸とを正方形にすることにより該補
正手段の係止及び係止解除と該補正手段の駆動範囲の規
制とを確実且つ精度よく行なうことのできる規制手段を
提供することを目的とするものである。
【0071】[課題を解決するための手段及び作用]前
記課題を解決するために、本発明では、該補正手段のロ
ック(係止)及びアンロック(係止解除)の機能を有す
るとともに該補正手段のアンロック状態における補助動
作の範囲を光学装置の使用条件に応じて変更する機能を
も有した規制手段を構成し、該規制手段を従来の係止手
段に代えて該防振装置もしくは該光学装置に搭載するこ
とによって、従来の防振装置付き光学装置における問題
点を解決した。また、該規制手段を従来の係止手段より
も小型にできる構成としたので従来よりも防振装置及び
光学装置を小型化することを可能にした。また、該規制
手段を設けたことにより、従来よりも光学性能の高い光
学装置を実現することができる。
【0072】以下には、特許請求の範囲の各項の発明に
関して具体的に記載する。
【0073】請求項1の発明は、該光学系の焦点距離に
応じて該補正手段の駆動範囲を変更する規制手段を設
け、該光学系の焦点距離に応じて該補正手段で像ぶれ補
正を行なうとともに該補正手段の動作による光学収差に
起因する像劣化と該光学装置のぶれに起因する像劣化と
の総和を最小にすることのできる光学装置を提供する。
【0074】請求項2の発明は、該光学系の焦点距離が
短くなることに応じて該補正手段の駆動範囲を狭くする
機能を有した規制手段を設け、該光学装置のぶれに起因
する像劣化の少ない短い焦点距離での使用時には該補正
手段の駆動範囲を狭くすることにより該補正手段の動作
による光学収差に起因する像劣化も小さくできるように
構成された光学装置を提供する。
【0075】請求項3の発明は、該補正手段による像ぶ
れ補正効果が望めない焦点距離(すなわち所定値を超え
た焦点距離)での使用時には該補正手段の駆動を禁止す
る機能を有した規制手段を設け、該光学系の焦点距離が
該所定値から外れた範囲で光学装置の使用が行なわれた
時には該補正手段の動作が禁止されることによって光学
収差に起因する像劣化の発生を防止でき、全体の像劣化
を少なくできる光学装置を提供する。
【0076】請求項4の発明は、該光学系の合焦レンズ
駆動量に応じて該補正手段の駆動範囲を変更する機能を
有した規制手段を設け、合焦レンズ駆動量に応じて生じ
る該光学装置のぶれに起因する像劣化と、該補正手段の
駆動により生じる光学収差に起因する像劣化との総和が
最小になるように構成された光学装置を提供する。
【0077】請求項5の発明は、絞り装置の開口量に応
じて該補正手段の駆動範囲を規制する規制手段を設け、
絞り装置の開口量に応じた該光学装置のぶれに起因する
像劣化と、該補正手段の駆動により生じる光学収差に起
因した像劣化との総和が最小になるように構成された光
学装置を提供する。
【0078】請求項6の発明は、絞り装置の開口量が一
定量以上になった時には該補正手段の駆動範囲を規制す
るかもしくは駆動を禁止する規制手段を設け、該光学装
置を該絞り装置の開口量の一定値以上の範囲で使用する
時には該補正手段の動作範囲を規制するかもしくは駆動
を禁止することにより、像劣化を少なくできる光学装置
を提供する。
【0079】請求項7の発明は、シャッター装置の開口
量に応じて該補正手段の駆動範囲を規制する規制手段を
設けることにより、該補正手段の動作による像劣化を抑
制しつつシャッター装置の開口量に応じた像ぶれ補正を
行なう機能を有した光学装置を提供する。
【0080】請求項8の発明は、シャッター装置の開口
量が一定値以下(たとえばシャッター閉)になった時に
該補正手段の駆動を禁止する機能を有した規制手段を設
け、該光学装置の非使用時等において該補正手段の係止
を行なう機能を有した光学装置を提供する。
【0081】請求項9の発明は、該補正手段の駆動範囲
を規制する規制手段として、非円形の穴と、該穴に挿入
される非円形の横断面形状を有する軸と、で構成された
規制手段を具備する光学装置を提供する。
【0082】請求項10の発明は、該穴及び該軸のいず
れか一方が該補正手段に設けられ、他の一方が該補正手
段を支持する固定部に設けられている構造の光学装置を
提供する。
【0083】請求項11の発明は、該穴及び該軸のいず
れか一方が光学装置のレンズ駆動力を利用して駆動され
るように構成された光学装置を提供する。
【0084】請求項12の発明は、該穴及び該軸のいず
れか一方が光学装置に内蔵されている他の機構のための
駆動力を利用して駆動されるように構成された光学装置
を提供する。
【0085】請求項13の発明は、該穴及び該軸のいず
れか一方が光学素子のシャッター装置の駆動力を利用し
て駆動されるように構成された光学装置を提供する。
【0086】請求項14の発明は、該穴及び該軸のいず
れかが手動で駆動されるように構成された光学装置を提
供する。
【0087】請求項15の発明は、該穴及び該軸のいず
れかがモータで駆動されるように構成された光学装置を
提供する。
【0088】請求項16の発明は、該穴及び該軸のいず
れかがロータリソレノイドで駆動されるように構成され
た光学装置を提供する。
【0089】請求項17の発明は、該穴及び該軸のいず
れか一方の相対回転量を検出する検出手段が設けられて
いる光学装置を提供する。
【0090】請求項18の発明は、該穴及び該軸の少な
くとも一方が三角形もしくは方形の横断面形状を有する
ものとして構成された光学装置を提供する。
【0091】請求項19の発明は、該穴及び該軸の横断
面形状が共に正三角形であって、該穴の正三角形の一辺
の長さが該軸の正三角形の一辺の長さの倍にほぼ等しい
か或いは僅かに長く設定されている光学装置を提供す
る。
【0092】請求項20の発明は、該穴及び該軸が共に
正方形であり、該穴の正方形の一辺の長さが該軸の正方
形の対角線の長さにほぼ等しいか或いは僅かに長く設定
されている光学装置を提供する。
【0093】
【実施例】
〈実施例1〉以下に図1を参照して本発明の第一実施例
について説明する。
【0094】図1は本発明を適用して構成された防振装
置付き光学装置としてのカメラ用レンズ鏡筒の要部斜視
図である。
【0095】図1において、16は1群レンズ15が保
持されている1群鏡筒、18は像ぶれ補正レンズ71を
第2群レンズとして保持している2群レンズ保持筒、1
7は1群レンズ鏡筒16と2群レンズ保持筒18を光軸
方向に相対移動可能に収容している固定筒、19は不図
示の3群レンズ保持枠に保持されていて該固定筒17内
で移動可能な第3群レンズ、21は第4群レンズ20を
保持するとともに固定筒17内で光軸方向に移動可能な
4群レンズ保持枠、であり、本実施例のレンズ鏡筒の光
学系は4群構成のズームレンズで構成されている。そし
て、第2群レンズとして、光軸に対する直交面内で上下
及び左右方向に移動できる像ぶれ補正レンズ71が使用
されている。該レンズ71を駆動する駆動手段や該レン
ズを保持するレンズ支持枠72は、既に従来技術の項で
説明した構成要素であるため、図15及び16と前述の
[従来の技術]の項の説明とを参照しつつ、簡単に説明
する。72は補正レンズ71を保持して2群レンズ保持
筒18(該保持筒18は従来技術の項で説明した図15
のレンズ鏡筒710に該当する)の前端面に配置されて
該保持筒18に対して相対的に光軸と直交する面内で上
下及び左右方向に移動できるように該保持筒18に支持
されている。該支持枠72の上面には上下方向駆動用の
コイル79pが固定され、該支持枠72の右側面には左
右方向駆動用のコイル79yが固定されている。そし
て、2群保持筒18の前面には該コイル79pに相対移
動可能に挿入される磁極ユニット91と、該コイル79
yに相対移動可能に挿入される磁極ユニット92とが固
定されている。なお、補正レンズ支持枠72を含む補正
光学手段と該補正光学手段を含む防振装置の構成につい
ては既に[従来の技術]の項で説明してあり、該防振装
置の全体構成は本発明の光学装置でも同じであるため、
これ以上の説明を省略する。なお、振動検出手段として
の角変位検出手段83p及び83y(図14参照)は1
群鏡筒16の外周面もしくは2群保持筒18の外周面或
いは固定筒17の外周面などのいずれかに装着される
が、図1乃至図13には図示を省略してある。
【0096】4群レンズ保持枠21の外周面からは放射
方向に2本の腕21a及び21bが突設され、一方の腕
21aの先端にはガイドバー22に相対摺動可能に係合
するU溝が貫設され、他方の腕21bには送りねじ軸2
3に螺合する固定ナット部(もしくは、ねじ孔)が設け
られている。ガイドバー22は固定筒17内に固定され
ていて光軸と平行に延在しており、送りねじ軸23は固
定筒17内で回転のみ可能に支持されていて不図示のモ
ータ等で回転駆動されるようになっている。従って、該
ねじ軸23が回転駆動されると4群レンズ保持枠21は
固定筒17内でガイドバー22にガイドされつつ非回転
で光軸に沿って移動することになる。
【0097】24は固定筒17の外周面に嵌装されてい
て回転のみ可能なズーム操作リングであり、使用者によ
り回転操作される。該リング24の内周面には光軸と平
行な軸方向溝24aが刻設されており、該溝24aには
1群鏡筒16の外周面に突設されたフォロワーピン16
a(以下には単にピンと記載する)が相対摺動可能に嵌
合しており該ピン16aは固定筒17の周面に貫設され
たカム溝17aにも相対摺動可能に嵌合している。
【0098】1群鏡筒16の周面にはカム溝16bが貫
設されており、該カム溝16bには2群保持筒18の外
周面に突設されたピン18aが相対摺動可能に嵌合して
いる。
【0099】従って、ズーム操作リング24を矢印a方
向に回転操作すると、該リング24の軸方向溝24aに
嵌合しているピン16aが該リング24から矢印a方向
の力を受けるが、該ピン16aは固定筒17のカム溝1
7aにも嵌合しているためカム溝17aに沿って移動さ
れ、その結果、1群鏡筒16はカム溝17aに沿って回
転しつつ光軸方向後方(矢印b方向)へ移動される。ま
た、1群鏡筒16が回転するため1群鏡筒16のカム溝
16bに嵌合している2群保持筒18のピン18aは同
じく矢印a方向の回転力を受けて1群鏡筒16のカム溝
16bに沿って移動させられ、その結果、2群保持筒1
8は光軸方向前方へ(図1において左側へ)移動する。
つまり、2群保持筒18は固定筒17のカム溝17aの
角度と1群鏡筒16のカム溝16bの角度との差に相当
する分だけ光軸に沿って移動させられるようになってい
る。
【0100】なお、3群レンズ19のズーミング機構も
前述のカム機構と同じ構造のカム機構により行われる
が、本実施例では図示を省略する。また、4群レンズ2
0はフォーカス用レンズであるから、1〜3群レンズに
よるズーミングが行なわれた後に不図示のフォーカス用
モータによって送りねじ軸23が回転駆動されることに
より4群レンズ20の合焦移動が行なわれることにな
る。
【0101】補正レンズ支持枠72の下隅部には光軸と
平行な中心軸線を持つ異形穴72eが貫設されており、
該穴72eには正三角形断面形状の軸11が挿入されて
いる。該穴72eは図2に示すように、ドリル先端面の
如き三葉形状をしており、中心軸線Cに関して120度
毎に中心Cに向かって放射状に突出する3個の半円形突
部72fが設けられている。
【0102】一方、軸11は図2に示されるように穴7
2eの中心軸線Cと同じ中心軸線を有し、各頂点が穴7
2eのそれぞれの半円形突部72fの頂点に対して微小
な空隙tを以て対向するように設計された正三角形断面
形状の軸である。該軸11は穴72eの中心軸線Cを中
心として回転されるように2群保持筒18内の軸受で支
持されており、固定筒17内に配置されたモータ12の
軸に連結されている。
【0103】軸11と穴72eとの相対的位置関係が図
2の実線状態にある時には、軸11の各頂点(すなわち
軸11の各稜)と穴72eの各突部72fの頂点との間
には極く微小な空隙t(これは軸11が回転した時に軸
11と穴72eとが相互に強く擦れ合わないようにする
ための空隙である。)があるだけなので、図2の状態に
おいては、軸11と穴72eとの間には上下方向及び横
方向に相対移動が生じる余地はなく、従って、補正レン
ズ支持枠72は上下方向及び横方向に移動することがで
きず、ロックされた状態となる。しかし、軸11が回転
されて、例えば図2の二点鎖線で示される状態になる
と、穴72eの各突部72fと軸11の外周面との間に
は大きな空隙D及びEが生じるので、この状態では補正
レンズ支持枠72は軸11に対して横方向には最大でE
だけ相対移動することができ、また、上下方向には最大
でDだけ相対移動できるようになり、すなわちアンロッ
ク状態(ロック解除状態)になるとともに、その移動範
囲の限界が前記空隙D及びEになる。
【0104】すなわち、本発明の光学装置では、補正レ
ンズ支持枠72の係止手段(ロック及びロック解除装
置)がロック及びアンロックの機能を有するとともに補
正レンズ支持枠のアンロック状態での可動範囲を変化さ
せる機能を有した規制手段となっている。
【0105】なお、軸11を回転させるためのモータ1
2は制御回路14により制御されるようになっている。
光学装置を使用しない場合や防振装置を作動させない場
合には、軸11は図2の実線で示される位置にて停止さ
れ、従って補正レンズ支持枠72はロックされた状態に
保持される。
【0106】13は2群保持筒18内に設置されたリー
フスイッチであり、該スイッチ13は軸11が図2の実
線状態(すなわち補正レンズ支持枠72がロックされた
状態)の時に軸11の稜(頂点)の一つが真下を向いて
いることを検知するためのスイッチであり、軸11が図
2の実線状態になっている時に軸11の稜に押されてオ
ンとなり、該スイッチの信号が制御回路14に入力され
ることにより該支持枠72がロックされていることが検
出される。なお、該スイッチ13の代りに、どのような
検出手段を用いてもよいことは当然であり、たとえばロ
ータリーエンコーダや、スリット円板とフォトインタラ
プタとの組合せによってもよい。
【0107】ロータリーエンコーダやロータリー多点ス
イッチ、もしくはスリット円板とフォトインタラプタと
の組合せ、等の回転位置検出手段をスイッチ13の代り
に用いる場合には、該検出手段を駆動源であるモータ1
2と一体化させるようにしてもよい。また、駆動源自身
がパルスを発生し、該パルスが軸11の回転角を表す信
号として制御回路14に入力されるように構成してもよ
い。
【0108】なお、図1及び図2に示した本発明の第一
実施例では、補正レンズ支持枠72に貫設した穴72e
に回転可能な軸11を挿入した構成となっているが、こ
れとは逆に、図3に示すように軸11を補正レンズ支持
枠72に固定し、穴72eを有した回転リング72xを
補正レンズ支持枠72に回転可能に取付けるようにして
もよい。その場合、該回転リングを回転させるための駆
動源を円板型モータとすることにより、前記実施例の構
造よりも更に小型化することができる。
【0109】前記穴72eの形状と前記軸11の横断面
形状は図1及び2の第一実施例の如き形状に限られるも
のではない。
【0110】図4は穴72eの形状と軸11の横断面形
状との組合せに関する例を示したものである。
【0111】図4(a)は正立正三角形の穴72eと同
じく正三角形の横断面形状を有する軸11との組合せを
示したものであり、この組合せの場合、軸11が60度
回転すると軸11の角稜線(すなわち頂点)が穴72e
の各辺に接する状態(図において右側の図)になるので
補正レンズ支持枠72がロックされた状態となる。
【0112】図4(b)は、正方形の穴72eと、同じ
く正方形の横断面形状の軸11との組合せを示したもの
である。この組合せでも、穴72eが45度回転すると
軸11の各稜が穴72eの各辺にほぼ接触する状態とな
るので補正レンズ支持枠72の上下及び左右方向の相対
移動が禁止されて補正レンズ支持枠72はロックされ
る。
【0113】図4(a)の構成において軸11の三角形
の一辺の長さの2倍と穴72eの三角形の一辺の長さが
略等しくなるように設計すると遊び量δを極めて小さく
出来、穴72eの三角形の一辺の長さを軸11の三角形
の一辺の長さの2倍より若干長くすることで軸11は穴
72eに接することなく自由に回転を続けられる。つま
りモータ12は一方向の回転を続け、60度毎に補正レ
ンズ支持枠72のロック及びアンロックを繰り返すこと
になる。なお、この場合、モータの逆方向の回転を別動
力に用いることも出来る。
【0114】図4(b)の構成においては穴72eの正
方形の一辺の長さが軸11の正方形の対角線の長さより
若干長く設定してある。そして軸11を回転させる事で
45度毎に遊び量δが変化する。
【0115】なお図4(b)及び図4(b)の構成にお
いても、軸11を補正レンズ支持枠72に固定し、穴7
2eを有した回転可能リングを該支持枠72に回転可能
に取付けることにより、同じ効果を得られることは云う
までもない。
【0116】図1ではDCモータを用いて軸11を回転
させていたが、それに限られるものでは無く、ロータリ
ーソレノイド、ステップモータ等を用いても良い。
【0117】〈実施例2〉図5は軸11の回転駆動源と
してロータリーソレノイドを用いた例である。ロータリ
ーソレノイド112はゼンマイバネ112aにより一方
向に回転付勢されており、ソレノイド駆動手段113に
よる通電でゼンマイバネ112aに打ち勝つ回転力を発
生して軸11を回転し、該支持枠72のロックを解除す
るとともに可動範囲を広げ、通電を断つと軸11はバネ
で元の位置(可動幅の最小位置もしくはロック位置)に
戻る。つまり該支持枠72をアンロックする場合や可動
幅を広げたい時のみ通電する構成であり、この様な構成
にすると軸11の回転量を検出するスイッチ等が必要な
くなる。
【0118】〈実施例3〉図6は軸11の駆動源として
ステップモータを用いた例である。ステップモータ11
4はステップモータ駆動手段115により駆動され、軸
11を回転させる訳であるが、ステップモータの駆動量
をパルスカウンタ116で常に監視出来る為に軸11の
回転量を常に知ることができ、従ってアンロック時に補
正レンズ支持枠の可動範囲を細かく変更出来る。
【0119】以上の様に、軸と穴との簡易な構成で、補
正レンズ支持枠72のロック及びロック解除とロック解
除後の補正レンズの可動範囲の変更とを容易に行なうこ
とができ、補正レンズ支持枠の前方に大きなスペースを
要しないので光学装置の小型化に有効である。
【0120】図1の実施例においては、軸11を駆動す
るための専用の駆動源を用いているため、補正レンズ支
持枠のロック及びアンロックと可動範囲の変更がカメラ
の他の機能と独立に自動的に行なえるメリットがある
が、重量、コストの観点から見ると好ましくない。
【0121】〈実施例4〉図7は本発明の第4の実施例
であり、軸11の駆動を手動で行なう構成にしたもので
ある。図7において、固定軸17に設けられたスライド
ノブ25は固定筒17上を周方向にスライド可能に取付
けてある。レバー26は軸27まわりに回転可能であ
り、スライドノブ25と一端で噛み合ってスライドノブ
25の固定筒17まわりの回転を軸27まわりの回転に
変換する。
【0122】軸27は軸11に同軸に固着され、軸27
の回転により軸11と穴72eとの間の遊び量が変更さ
れる。スイッチ29は軸11と穴72eとの間の遊び量
が大きくなる時のレバー26の位置でオンされ、この信
号で防振システムが起動される。レバー26は一端を固
定筒17に係止されたバネ28により常に軸11と穴7
2eとの間の遊び量が小さくなる方向に付勢されてお
り、バネ28の力に打ち勝ってスライドノブ25を操作
している時のみ前記遊び量が大きくなり、補正レンズ支
持枠72のロック解除を行なう構成になっている。な
お、スライドノブ25を一定量以上操作するとトグルば
ねや摩擦等によりノブが係止されて前記遊び量が大きく
なることにより補正レンズ支持枠72のロック解除(防
振システムの起動)が行なわれるようにし、常にスライ
ドノブを操作し続けなくてもよい構成にしてももよい。
【0123】この様に撮影者の操作で補正レンズ支持枠
のロック及びアンロックとアンロック時の可動範囲の変
更を行なうようにすることで、図1のような専用駆動源
を用いるのに比べて光学装置を軽量に、且つ安くするこ
とが出来る。
【0124】〈実施例5〉図8は本発明の第5実施例で
あり、光学系のズーミングによって補正レンズ支持枠7
2の可動範囲を変更する例である。本実施例のズームレ
ンズにおいて補正レンズ支持枠72を変位させて光軸を
偏心させる場合、その総てのズーム領域における光軸の
最大偏心時に光学特性が十分満足されない場合がある。
例えば光学系がワイド側で補正レンズ支持枠72が最大
変位すると、光学系の収差が悪化してしまい像劣化が生
じる場合があり、この様な時に像ブレを補正するよりも
(ズームワイドのブレによる像劣化の影響は小さい)収
差の悪化を抑えた方が良い場合もある。
【0125】よって、光学系の画角がワイドになるほど
補正レンズ支持枠72の可動範囲を狭くしてゆく方が好
ましい写真になる。又、一般に、カメラ等の光学装置を
使わない時には、レンズ鏡筒の全長を短かくして収納し
たり、或いは持ち歩くことが多いので、全長が短かい時
には補正レンズ支持枠72の可動範囲を最小にし、もし
くはロックすることで補正レンズ支持枠を固定しておけ
ば持ち歩きの振動等で補正レンズ支持枠が動揺せず、破
損の心配も無くなる。図8の構成において、該レンズ支
持枠72に固着された正方形の軸72gは、正方形の穴
31aを持ち外周縁に歯車を有した環状の規制板31の
穴31aに挿入されており、規制板31は不図示の支持
機構により2群保持筒18上に軸72gまわりに回転可
能に支持されている。
【0126】1群鏡筒16内には内歯車16d(光軸方
向に延出しており、1群鏡筒16が光軸方向に移動して
も常に規制板の外歯車と噛み合っている)が設けられて
おり、ズーム操作リング24によるズーム操作で1群鏡
筒16が回転しながら光軸方向へ移動すると、規制板3
1が回転し軸72gと穴31aとの間の遊び量が変化
し、補正レンズ支持枠72の可動範囲が変化する。1群
鏡筒16の回転(ズームによる回転)と穴31aの位相
を、レンズ鏡筒の全長を短かくするにつれて穴31aと
軸72gとの間の遊び量が小さく(補正レンズ支持枠7
2の可動範囲を狭く)なるように設定すると、光学系の
画角をワイドにするにつれて補正レンズ支持枠72の可
動範囲を狭くして収差の劣化を防ぎ、光学系をワイド端
或いはワイド端より、より更にワイド側にする事で補正
レンズ支持枠をロックする事が出来、持ち歩く時の安全
性も得られる。
【0127】尚、光学系をズームワイドにした時は補正
レンズ支持枠72の可動範囲の変化を行なわず、光学系
をズームワイド端より更にワイド側にした時のみ補正レ
ンズ支持枠72をロックするようにしてもよい。
【0128】また、図8の規制板31のかわりに図9の
規制板32を用いてもよい。規制板32の円形の孔32
aの内周縁には4個の突起32bが90°おきに設けら
れており、光学系をズームワイド端より更にワイド側に
操作した時に規制板32の突起32bが軸72gの角
(稜)に対向して補正レンズ支持枠72の可動範囲が最
小に(もしくは該レンズ支持枠72をロックし)なり、
それ以外の位置では軸11と孔32aの間の遊び量の変
化を少なくする事が出来る。以上の構成にすると各レン
ズのズーミング時に補正レンズ支持枠72の可動範囲は
変化しないが、ズーム操作リング24をズームワイド側
(超ワイド側)に回転させた時に補正レンズ支持枠72
を固定(ロック)する事が出来る。
【0129】尚、補正レンズ支持枠72の可動範囲の変
更機構として図8の構成以外に図10のようにしてもよ
い。
【0130】〈実施例6〉図10では補正レンズ支持枠
72から前方へ4本の軸72hが延出しており、該軸7
2hは1群鏡筒16に取付けられたマスク33の方形の
穴33aに挿入されている。マスク33はズーミング時
に1群鏡筒16とともに光軸方向に移動しつつ回転され
るので各軸72hと穴33aとの間の遊びはズーミング
により変更され、光学系の変倍動作に応じて補正レンズ
支持枠72の可動範囲の変更が行なわれる。
【0131】以上の例では撮影光学系のズーミングに連
動して補正レンズ支持枠72の可動範囲を変更したが、
レンズの焦点距離はズーミングばかりでなくフォーカシ
ングでも変化する場合が多いため、近接点撮影時に合焦
点近傍で補正レンズ支持枠72が最大変位すると光学収
差が悪化する場合も考えられる。
【0132】〈実施例7〉図11はフォーカシング動作
に連動して補正レンズ支持枠72の可動範囲が変更され
る例である。フォーカスレンズ駆動用の送りねじ軸23
に同軸に固着された軸30を介して方形の軸11が回転
され、補正レンズ支持枠72に貫設された方形の穴72
eとの間の遊び量を変化させる。この構成において、フ
ォーカスレンズ20が至近端合焦位置に近ずくにつれて
前記遊び量が少なくなるように軸11と穴72eとの相
対回転関係を設定する事で、収差による像劣化を防ぐこ
とが出来る。
【0133】そして撮影終了後、或いはカメラのメイン
スイッチをオフした時にフォーカスレンズを至近端位置
に停止させるように構成する事で、持ち歩きの時等に補
正レンズ支持枠72がブラブラすることなく固定される
ので安全性が増す。
【0134】以上ズームとフォーカスの場合について別
々に述べたがズーミング及びフォーカシングの双方に連
動して補正レンズ支持枠の可動範囲の変更及びロックと
アンロックとが行われても良いのは云う迄もない。
【0135】〈実施例8〉次に露光中にのみ防振を行な
う構成についての実施例を示す。以下の例では、補正レ
ンズ支持枠の可動範囲の変更及びロックとロック解除と
がシャッターや絞りに連動して行なわれるように構成さ
れている。
【0136】図12はシャッター動作に連動して補正レ
ンズ支持枠の可動範囲の変更を行なう例である。本実施
例の光学装置はレンズ鏡筒内にシャッター装置を有して
いるものである。固定筒17に取り付けられたシャッタ
ー地板51には公知のシャッター羽根52a及び52b
が取り付けられ、公知の連動機構で連動し、矢印54方
向に互いに逆方向に回動して露出制御を行なう。モータ
53はシャッター羽根52a,52bの駆動源であり、
モータ53に通電する事でシャッター開になり、通電を
止めるとシャッター羽根52aとシャッター地板51と
の間に掛けられたバネ55の付勢力によりシャッター閉
になる。そして、シャッター閉じ動作に連動してシャッ
ター羽根52a上のカム56がレバー57を駆動して軸
34を回転させることにより軸11が回転されて補正レ
ンズ支持枠72の可動範囲を狭くする(図12及び図2
の実線状態)。つまりシャッターが開きはじめてから全
開迄の間は補正レンズ支持枠72の可動範囲を広くして
防振を行い、シャッター閉になると補正レンズ支持枠7
2の可動範囲を狭くし、もしくはロックして外乱振動等
による外支持枠72の揺れを防止する。尚、前述した様
に穴72eと軸11との相互の圧接力の方向と外乱によ
る補正レンズ支持枠72の動揺方向は直角な為に持ち歩
きの時に振動で軸11が回される恐れは全くない。又、
レバー57もカム56でシャッター羽根52aと結合し
ている為、軸11が回されたことによってシャッターが
動かされることは無い。つまり、シャッター駆動により
軸11は回転されるが光学装置を持ち歩いている時の振
動によってシャッターが開いてしまう事は無い。
【0137】〈実施例9〉図13は絞り駆動と補正レン
ズ支持枠72の可動範囲変更及び該支持枠のロック及び
アンロックの動作を連動させた本発明の第9実施例であ
る。本実施例では固定筒17に取り付けられた絞り地板
61上を回動する複数の絞り羽根62はモータ64の駆
動力により駆動リング63を介して駆動される。駆動リ
ング63の駆動力は歯車65a及び65bを介して軸3
0に伝達されて軸11を回し、補正レンズ支持枠72の
可動範囲の変更とロック及びアンロックを行なう。本実
施例の軸11と穴72eは図2に示されたものと同じで
ある。
【0138】穴72eの突起72fは絞りが開放により
更に開放側に駆動された時にのみ突起72fが軸11の
角と対向して補正レンズ支持枠72がロックされる。つ
まり通常は絞り開放以上の状態で補正レンズ支持枠72
をロックしているが絞りを絞り込む方向にもモータが駆
動されると補正レンズ支持枠72のロックが解除される
とともに可動範囲が広がる。
【0139】以上の様に、図7、図8、図10〜図13
の構成では、補正レンズ支持枠の可動範囲の変更と該支
持枠のロック及びアンロックを、手動、ズーム駆動源、
フォーカス駆動源、絞り駆動源、シャッター駆動源等で
行なうようにしているので専用の駆動源を用いた場合に
比べて軽量化とコストダウンが可能になる。
【0140】前記実施例は補正レンズを光軸に直交する
方向に移動させて像ぶれを補正する形式の防振装置に適
用する場合に関して説明したが、これに限られるもので
は無く、たとえばレンズを一軸に対して回動する構成の
防振装置、或いは撮像素子を偏位させる事で撮像素子に
結像する像のブレを補正する防振装置においても補正光
学手段のロック及びアンロックと、可動範囲の変更を行
なうための構成として本発明が適用できることは当然で
ある。
【0141】また、前記実施例では、該規制手段が非円
形断面形状の軸と、非円形の穴と、の組合せにより構成
された場合のみを示したが、該軸及び該穴との組合せに
代えて、カムとフォロワーとの組合せによってもよいこ
とは明らかである。
【0142】また、本発明は撮影装置ばかりでなく、各
種の観測機器や記録装置などにも適用しうるものであ
り、実施例で示したレンズ鏡筒に限られるものではな
い。
【0143】〈発明と実施例との対応〉請求項1、4、
7、9に記載した振動検出手段は各実施例の図では図示
を省略したが、図14の従来技術の光学装置の表示され
ている角変位検出手段83p及び83yに該当する。ま
た、請求項1〜9の補正手段は、補正レンズ71、補正
レンズ支持枠72、コイル79p及び79y、磁極ユニ
ット91及び92、投光素子76p及び76y等から成
る像ぶれ補正動作体である。
【0144】請求項1〜9に記載した規制手段は、実施
例1〜9に示した軸11、72g,72h,と、該軸に
対して嵌合関係となる穴72e,31a,32a,33
a,と、を含み、更に、該軸と該穴との相対位置関係を
変化させるための回転機構と、該回転機構のための駆動
源、該駆動源を制御する制御回路、該軸と該穴との相対
位置関係を検出するための検出手段、等を含んだ構成で
ある。
【0145】すなわち、実施例1〜3においては、軸1
1、穴72e、スイッチ13、モータ12、制御回路1
4、回転リング72x、ロータリーソレノイド112、
ゼンマイバネ112a、ステップモータ114、パルス
カウンタ116、ソレノイド駆動手段113、が該規制
手段の構成要素に該当する。
【0146】実施例4においては、軸11、軸27、レ
バー26、スライドノブ25、スイッチ29、バネ2
8、穴72e、が該規制手段の構成要素に該当する。
【0147】実施例5においては、軸72g、規制板3
1及び32、該規制板の穴31a及び32a、が該規制
手段の構成要素に該当する。
【0148】実施例6においては、軸72h、マスク3
3、該マスクの穴33aが該規制手段の構成要素に該当
する。
【0149】実施例7においては、軸11及び30、穴
72e、が該規制手段の構成要素に該当する。
【0150】実施例8においては、軸11及び34、穴
72e,レバー57、が該規制手段の構成要素に該当す
る。
【0151】実施例9においては、軸11及び30、歯
車65a及び65b、穴72e、が該規制手段の構成要
素に該当する。
【0152】
【発明の効果】請求項1に記載した第1の発明によれ
ば、該光学系の焦点距離に応じて該補正手段の駆動範囲
を変更する機能を持つ規制手段を有し、該変倍レンズの
駆動で生じるぶれに起因する像劣化と、像ぶれを補正す
るための該補正手段の駆動により生じる光学収差に起因
する像劣化との総和が最も少なくなるようにできる光学
装置を提供することができる。
【0153】請求項2に記載した第2の発明によれば、
該光学系の焦点距離が短い時にはぶれによる像劣化が少
ないので該規制手段によって該補正手段の駆動範囲を狭
くすることにより該補正手段の動きを小さく規制して光
学収差による像劣化を小さく抑制し、これにより、ぶれ
による像劣化と該補正手段の駆動による像劣化との総和
が最も小さくなるようにすることのできる光学装置を提
供することができる。
【0154】請求項3に記載した第3の発明によれば、
該光学系の焦点距離が所定値(すなわち、該補正手段に
よる像ぶれ補正動作が有効でない焦点距離もしくは該補
正手段による像ぶれ補正が必要のない焦点距離)から外
れた時には該補正手段の駆動を禁止する機能を有してい
る規制手段を有し、該光学系の焦点距離が該所定値から
外れた範囲で該光学装置が使用された時には該規制手段
により該補正手段の駆動を禁止するようにした光学装置
が提供される。
【0155】請求項4に記載した第4の発明によれば、
該光学系の合焦レンズ駆動量に応じて該補正手段の駆動
範囲を規制する規制手段を有し、合焦レンズ駆動量に応
じて発生するぶれに起因する像劣化と該補正手段の駆動
により生じる光学収差に起因する像劣化との総和が小さ
くなるようにすることができる光学装置を提供すること
ができる。
【0156】請求項5に記載した第5の発明によれば、
絞り装置の開口量に応じて該補正手段の駆動範囲を変更
する規制手段を有し、絞り開口径に応じてぶれに起因す
る像劣化と、該補正手段の動作によって生じる光学収差
に起因する像劣化との総和を小さくするようにできる光
学装置が提供される。
【0157】請求項6に記載した第6の発明によれば、
絞り装置の開口量が一定値以上になると該補正手段によ
る像ぶれ補正効果が少なくなるので該規制手段により該
補正手段の駆動範囲を規制もしくは禁止して該補正手段
の動作により生じる光学収差に起因する像劣化をなくす
ことができる光学装置が提供される。
【0158】請求項7に記載した第7の発明によれば、
シャッター装置の開口量に応じて該補正手段の駆動範囲
を規制する規制手段を有し、該シャッター装置の開口量
に応じ、ぶれによる像劣化と該補正手段の駆動により生
じる像劣化との総和が小さくなるようにできる光学装置
が提供される。
【0159】請求項8に記載した第8の発明によれば、
シャッター開口量が一定値以下(たとえばシャッター全
開)の時には該補正手段の駆動を禁止する機能を有した
規制手段により該補正手段を係止することにより、実際
の使用に適合した光学装置を提供することができる。
【0160】請求項9に記載した第9の発明によれば、
従来の揺動式飛込みピン方式の補正手段係止手段よりも
確実に該補正手段の係止及び係止解除を行なうことがで
き、しかも、該補正手段の係止解除状態において該補正
手段の駆動範囲を該光学装置の使用状況に対応して規制
することができ、また、従来の係止手段よりも小型な係
止機構を実現しうる規制手段を具備した光学装置が提供
される。
【0161】請求項10に記載した第10の発明によれ
ば、請求項9に記載した発明と同じ効果を得られる別の
構成を有した光学装置が提供される。
【0162】請求項11に記載した第11の発明によれ
ば、該規制手段を該光学装置のレンズ駆動力を利用して
駆動するようにして該光学装置に搭載する駆動源の数を
少なくすることができる。
【0163】請求項12に記載した第12の発明によれ
ば、該規制手段の駆動力を該光学装置に搭載されている
駆動源から得るようにして該光学装置の駆動源の数を少
なくすることができる。
【0164】請求項13に記載した第13の発明によれ
ば、該規制手段の駆動力として該光学装置のシャッター
駆動源の駆動力を利用することにより該光学装置に搭載
する駆動源の数を少なくすることができる。
【0165】請求項14に記載した第14の発明によれ
ば、電源がなくても該規制手段を駆動でき、また、該光
学装置を小型化及び計量化できる。
【0166】請求項15に記載した第15の発明によれ
ば、該規制手段が動力で駆動されるようになっている光
学装置を提供することができる。
【0167】請求項16に記載した第16の発明によれ
ば、該規制手段をモータよりも安価且つ計量な駆動源で
駆動できるようになっている光学装置を提供することが
できる。
【0168】請求項17に記載した発明によれば、該補
正手段の係止及び係止解除と該補正手段の駆動範囲の規
制とを精度よく且つ自動的に行なうための検出手段を具
備した規制手段を提供することができる。
【0169】請求項18に記載した発明によれば、該規
制手段を構成する該軸及び該穴が三角形もしくは方形で
ある規制手段を提供し、該補正手段の係止及び係止解除
と該補正手段の駆動範囲の規制を迅速且つ精度よく行な
うことのできる規制手段を提供することができる。
【0170】請求項19に記載した発明によれば、該補
正手段を構成する該穴と該軸とを正三角形にすることに
より該補正手段の係止及び係止解除と該補正手段の駆動
範囲の規制とを迅速且つ精度よく行なうことのできる規
制手段を提供することができる。
【0171】請求項20に記載した発明によれば、該規
制手段を構成する該穴と該軸とを正方形にすることによ
り該補正手段の係止及び係止解除と該補正手段の駆動範
囲の規制とを迅速且つ精度よく行なうことのできる規制
手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の光学装置の要部分解斜視
図と一部の拡大斜視図。
【図2】図1に示した構成のうち、補正光学手段の規制
手段を構成する穴72eと軸11との関係を示した拡大
正面図。
【図3】図1の構成において軸と穴との相対移動関係を
逆にする場合の変形実施例を示した図。
【図4】(a)は該規制手段において軸と穴とを共に正
三角形にした場合の変形実施例を示し、(b)は該軸と
該穴とを共に正方形にした場合の変形実施例を示した
図。
【図5】本発明の第2実施例の光学装置の要部分解斜視
図と一部の拡大斜視図。
【図6】本発明の第3実施例の光学装置の要部分解斜視
図と一部の拡大斜視図。
【図7】本発明の第4実施例の光学装置の要部分解斜視
図。
【図8】本発明の第5実施例の光学装置の要部分解斜視
図。
【図9】図8の実施例における一部の変形実施例を示し
た図。
【図10】本発明の光学装置の第6実施例の要部分解斜
視図。
【図11】本発明の第7実施例の光学装置の要部分解斜
視図。
【図12】本発明の第8実施例の光学装置の要部分解斜
視図と一部の拡大斜視図。
【図13】本発明の第9実施例の光学装置の要部分解斜
視図と一部の拡大斜視図。
【図14】本出願人より提案されている先行技術として
の防振装置付き光学装置において該防振装置の概要を説
明するための図。
【図15】本出願人より提案されている先行技術の防振
装置付き光学装置の要部分解斜視図。
【図16】図15に示した光学装置の防振装置部分の機
械的及び電気的構成の概要を示した図。
【図17】図16に示した回路部分の具体例を示した
図。
【符号の説明】
11…軸 12…モータ 13…リーフスイッチ 14…モータ制御
回路 15…1群レンズ 16…1群鏡筒 17…固定筒 18…2群保持筒 19…3群レンズ 20…4群レンズ 16a,18a…フォロワーピン 16b,17b…
カム溝 21…4群保持枠 22…ガイドバー 23…送りねじ軸 24…ズーム操作
リング 25…スライドノブ 26…レバー 27…軸 28…バネ 29…スイッチ 30…軸 31,32…規制板 33…マスク 34…軸 51…シャッター
地板 52a,52b…シャッター羽根 53…シャッター
用モータ 55…バネ 56…カム 57…レバー 61…絞り装置地
板 62…絞り羽根 63…絞り羽根駆
動リング 64…絞り装置用モータ 65a,65b…
歯車 71…補正レンズ 72…補正レンズ
支持枠 72d…係止ピン挿入孔 72e…穴 75…補正レンズ支持アーム 76p,76y…
投光素子 78p,78y…位置検出素子(PSD) 79p,79y…コイル 83p,83y…振動検出手段(角変位検出手段) 91,92…磁極ユニット 93…係止手段(ロック及びアンロック装置) 94…補正光学手段駆動制御回路 112…ロータリーソレノイド 112a…ゼンマ
イバネ 113…ソレノイド駆動手段 114…ステップ
モータ 115…ステップモータ駆動手段 116…パルスカ
ウンタ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ぶれを検出する振動検出手段と、該振動
    検出手段の出力に基づいて光学系の像ぶれを補正する補
    正手段と、で構成された防振装置を有している光学装置
    において、 該光学系の焦点距離に応じて該補正手段の駆動範囲を変
    更する規制手段が設けられていることを特徴とする光学
    装置。
  2. 【請求項2】 該規制手段は、該光学系の焦点距離が短
    くなることに応じて該補正手段の該駆動範囲を狭くする
    機能を有していることを特徴とする請求項1の光学装
    置。
  3. 【請求項3】 該規制手段は、該光学系の焦点距離が所
    定値から変化した時には該補正手段の駆動を禁止する機
    能を有していることを特徴とする請求項1の光学装置。
  4. 【請求項4】 ぶれを検出する振動検出手段と、該振動
    検出手段の出力に基づいて光学系の像ぶれを補正する補
    正手段と、で構成される防振装置を有している光学装置
    において、 該光学系の合焦のためのレンズ駆動量に応じて該補正手
    段の駆動範囲を規制する規制手段を有することを特徴と
    する光学装置。
  5. 【請求項5】 ぶれを検出する振動検出手段と、該振動
    検出手段の出力に基づいて光学系の像ぶれを補正する補
    正手段と、で構成される防振装置を有し、絞り装置を具
    備している光学装置において、 該絞り装置の開口量に応じて該補正手段の駆動範囲を規
    制する規制手段を有していることを特徴とする光学装
    置。
  6. 【請求項6】 該規制手段は、該絞り装置の開口量が一
    定値以上になった時に該補正手段の駆動範囲を規制する
    機能を有していることを特徴とする請求項5の光学装
    置。
  7. 【請求項7】 ぶれを検出する振動検出手段と、該振動
    検出手段の出力に基づいて光学系の像ぶれを補正する補
    正手段と、で構成される防振装置と、シャッター装置
    と、を有している光学装置において、 該シャッター装置の開口量に応じて該補正手段の駆動範
    囲を規制する規制手段を有していることを特徴とする光
    学装置。
  8. 【請求項8】 該規制手段は、該シャッター装置の開口
    量が所定値以下の時に該補正手段の駆動を禁止する機能
    を有していることを特徴とする請求項7の光学装置。
  9. 【請求項9】 ぶれを検出する振動検出手段と、該振動
    検出手段の出力に基づいて光学系の像ぶれを補正する補
    正手段と、で構成される防振装置を有している光学装置
    において、 非円形の穴と、該穴に挿入される非円形横断面形状の軸
    とで構成され、該穴及び該軸のいずれか一方を回転させ
    て両者の間の遊びの量を変化させることにより該補正手
    段の駆動範囲の変化と規制とを行なう規制手段が設けら
    れていることを特徴とする光学装置。
  10. 【請求項10】 該穴及び該軸のいずれか一方が該補正
    手段に設けられ、他の一方は該補正手段を支持する固定
    部に設けられていることを特徴とする請求項9の光学装
    置。
  11. 【請求項11】 該穴及び該軸のいずれか一方が該光学
    装置のレンズ駆動力を利用して駆動されるようになって
    いることを特徴とする請求項9の光学装置。
  12. 【請求項12】 該穴及び該軸のいずれか一方が該光学
    装置の駆動力を利用して駆動されるようになっているこ
    とを特徴とする請求項9の光学装置。
  13. 【請求項13】 該穴及び該軸のいずれか一方が該光学
    装置のシャッター装置の駆動力を利用して駆動されるよ
    うになっていることを特徴とする請求項9の光学装置。
  14. 【請求項14】 該穴及び該軸のいずれかが手動により
    回転駆動されるようのなっていることを特徴とする請求
    項9の光学装置。
  15. 【請求項15】 該穴及び該軸のいずれかがモータで駆
    動されるようになっていることを特徴とする請求項9の
    光学装置。
  16. 【請求項16】 該穴及び該軸のいずれかがロータリー
    ソレノイドで駆動されるようになっていることを特徴と
    する請求項9の光学装置。
  17. 【請求項17】 該穴及び該軸のいずれか一方の回転量
    を検出する回転検出手段を有していることを特徴とする
    請求項9の光学装置。
  18. 【請求項18】 該穴及び該軸の少なくとも一方は三角
    形もしくは方形であることを特徴とする請求項9の光学
    装置。
  19. 【請求項19】 該穴が正三角形で該軸の横断面形状が
    正三角形であり、該穴の正三角形の一辺の長さは該軸の
    正三角形の一辺の倍の長さにほぼ等しいかあるいは僅か
    に長く設定されていることを特徴とする請求項9の光学
    装置。
  20. 【請求項20】 該穴が正方形であり、該軸の横断面形
    状が正方形であり、該穴の正方形の一辺の長さは該軸の
    正方形の対角線の長さにほぼ等しいか或いは僅かに長く
    設定されていることを特徴とする請求項9の光学装置。
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