JPH05286844A - 油性基剤組成物およびそれを含有する皮膚外用剤 - Google Patents

油性基剤組成物およびそれを含有する皮膚外用剤

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JPH05286844A
JPH05286844A JP8862992A JP8862992A JPH05286844A JP H05286844 A JPH05286844 A JP H05286844A JP 8862992 A JP8862992 A JP 8862992A JP 8862992 A JP8862992 A JP 8862992A JP H05286844 A JPH05286844 A JP H05286844A
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acid
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oily base
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JP8862992A
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Naoko Mikami
直子 三上
Tatsuya Hattori
達也 服部
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Ajinomoto Co Inc
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Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 【化1】 (X、Y;ステロールのエステル生成残基、どちらか一
方がステロールのエステル生成残基で他方が水素原子、
炭素数8〜30の液状高級アルキルもしくはアルケニル
または炭素数12〜38の固形状飽和一価アルコールの
エステル生成残基、COR;炭素数8〜22の長鎖アシ
ル基、n;1または2)で表わされるN−長鎖アシル酸
性アミノ酸モノ又はジエステルと2−ピロリドン−5−
カルボン酸炭化水素エステルを含む油性基剤組成物、及
びそれを含有する皮膚外用剤。 【効果】 べたつき感がなく使用感のよい、乳化安定性
に優れた油性基剤組成物、及び皮膚外用剤を得ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油性基剤組成物および
皮膚外用剤に関し、更に詳しくは使用感および乳化安定
性に優れた油性基剤組成物および皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−275697号公報に開示さ
れているN−アシル酸性アミノ酸モノまたはジコレステ
リルエステルはラノリン等従来の油性基剤に比べ、乳化
性、保湿力、透湿性に優れ、皮膚に塗布した時にべたつ
き感が少ないため使用感が大幅に改善されたものであっ
たが、使用感および乳化安定性については、完全には満
足できるものではなく、さらに優れた油性基剤が求めら
れていた。
【0003】一方、2−ピロリドン−5−カルボン酸の
炭化水素エステルは、スルホン酸系または硫酸エステル
系アニオン界面活性剤の乳化安定化助剤としての利用が
知られていた(特公昭64−10257号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は、使
用感および乳化安定性がさらに改善された油性基剤組成
物およびそれを含有する皮膚外用剤を提供することであ
る。
【0005】
【問題点を解決する為の手段】本発明者らはこのような
事情に鑑み、鋭意検討した結果、下記一般式(I)で表
されるN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノまたはジエステ
ルの少なくとも一種と2−ピロリドン−5−カルボン酸
の炭化水素エステルから選ばれる少なくとも一種のエス
テル化合物を配合することにより上記目的を達成するこ
とを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】
【化2】
【0007】式中、X及びYは双方が同じでも異なって
もよいがステロールのエステル生成残基であるか或はX
及びYのどちらか一方がステロールのエステル生成残基
で他方が水素原子、炭素数8〜30の液状高級アルキル
もしくはアルケニルまたは炭素数12〜38の固形状飽
和一価アルコールのエステル生成残基であり、CORは
炭素数8〜22の長鎖アシル基であり、nは1または2
である。
【0008】前記一般式(I)のN−長鎖アシル酸性ア
ミノ酸モノまたはジコレステリルエステルは特開平3−
275697号公報で開示されているエステル化合物で
ある。長鎖アシル基CORは炭素数8〜22の飽和又は
不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基で、例えばラウリ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の単
一組成の脂肪酸によるアシル基の他に、ヤシ油脂肪酸、
牛脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸等の天然より得られる脂肪酸
(分岐脂肪酸を含む)のアシル基であってもよい。酸性
アミノ酸部分はグルタミン酸またはアスパラギン酸であ
って光学活性体またはラセミ体であってもよい。
【0009】XおよびYに用いるステロールとしてはコ
レステロール、ラノステロール、スティグマステロール
およびこれらの水添物および配合物などを例示でき、炭
素数8〜30の液状高級アルキルもしくはアルケニルア
ルコールとしては炭素数8〜30の天然または合成脂肪
族アルコールでかつ常温で液状を呈するもので、例えば
2−オクチルドデシルアルコール、イソステアリルアル
コール等の分岐アルコールの他、オレイルアルコール等
の不飽和アルコールを例示できる。炭素数12〜38の
固形状高級アルコールとしては炭素数12〜38の飽和
一価アルコールでかつ常温で固形状を呈するもので、例
えばセチルアルコール、ベヘニルアルコール等を例示で
きる。
【0010】2−ピロリドン−5−カルボン酸エステル
としては、2−ピロリドンカルボン酸のアルキルエステ
ル、不飽和炭化水素エステル等があげられる。アルキル
エステルにおけるアルキル基はステリル基等環状のもの
であってもよく、またアルキル基は直鎖状、分岐状のい
ずれであってもよい。また不飽和炭化水素基も直鎖状、
分岐状、環状のいずれであってもよい。具体的に上記直
鎖状アルキル基は炭化水素数が1のメチル基から22の
ベヘニル基のいずれであってもよい。また分岐のアルキ
ル基としては炭化水素数が10〜22までのものが望ま
しく、2−オクチルドデシル、イソステアリル基等が一
例として挙げられる。環状アルキル基としては、コレス
テリル、ラノステリルおよびその水添体等が挙げられ
る。
【0011】本発明の油性基剤組成物に配合される2−
ピロリドン−5−カルボン酸エステルの配合量は、前記
一般式(I)で表されるN−長鎖アシル酸性アミノ酸モ
ノまたはジコレステリルエステル全量に対して1〜70
重量%(以下、単に%で表わす。)、好ましくは2〜5
0%である。1%未満では乳化安定性能が低下し、70
%を超えると使用感に劣るようになる。
【0012】また油性基剤組成物の皮膚外用剤への配合
量は、その剤型により異なるが、通常0.1〜95%で
ある。例えば、乳化剤の場合1〜10%、特に1〜5%
が好ましく、また可溶化系あるいはマイクロエマルジョ
ンの場合は0.1〜2%、特に0.1〜1%が好まし
く、さらに口紅あるいはリップクリームの場合は1〜9
5%、特に2〜70%が好ましい。
【0013】本発明の油性基剤組成物を含有する皮膚外
用剤には、前記必須構成成分の他に通常化粧品、医薬品
等に一般に用いられるものであれば、効果を損なわない
範囲で配合されるのは何ら差し支えない。
【0014】例示するならば、油性成分としては、飽和
および不飽和脂肪酸およびこれから得られる高級アルコ
ール類、スクアラン、ヒマシ油またはその誘導体、ミツ
ロウ、液状および精製ラノリンをふくむラノリンまたは
その誘導体、コレステロールまたはその誘導体、マカデ
ミアナッツ油、ホホバ油、カルナバロウ、ゴマ油、カカ
オ油、パーム油、ミンク油、木ロウ、キャンデリラロ
ウ、鯨ロウ等の動植物由来の油性基剤、パラフィン、マ
イクロクリスタリンワックス、流動パラフィン、ワセリ
ン、セレシン等石油および鉱物由来の油性基剤等をはじ
め、シリコン、樹脂酸、エステル、ケトン類などをあげ
ることができる。
【0015】界面活性剤としては、あらゆる範囲の親水
性、親油性の界面活性剤を用いることができ、N−長鎖
アシルアミノ酸塩、N−長鎖脂肪酸アシル−N−メチル
タウリン塩、アルキルサルフェートまたはそのアルキレ
ンオキシド付加物、脂肪酸アミドエーテルサルフェー
ト、脂肪酸の金属塩または弱塩基塩、スルホコハク酸系
界面活性剤、アルキルフォスフェートまたはそのアルキ
レンオキシド付加物、イセチオン酸系界面活性剤、アル
キルエーテルカルボン酸などのアニオン界面活性剤;グ
リセリンエーテルまたはそのアルキレンオキシド付加物
等のエーテル型、グリセリンエステルまたはそのアルキ
レンオキシド付加物等のエステル型、ソルビタンエステ
ルまたはそのアルキレンオキシド付加物等のエーテルエ
ステル型、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、グリ
セリンエステル、ソルビタンエステル、ショ糖脂肪酸エ
ステル等のエステル型、アルキルグルコシド等、硬化ヒ
マシ油ピログルタミン酸ジエステルまたはそのエチレン
オキシド付加物、さらには脂肪酸アルカノールアミドな
どの含窒素型のノニオン界面活性剤;アルキルアンモニ
ウムクロライド、ジアルキルアンモニウムクロライドな
どの脂肪族アミン塩、それらの4級アンモニウム塩、ベ
ンザルコニウム塩などの芳香族4級アンモニウム塩及び
脂肪酸アシルアルギニンエステル等のカチオン系界面活
性剤;並びにカルボキシベタイン等のベタイン型、アミ
ノカルボン酸型、イミダゾリン誘導体等の両性界面活性
剤等があげられる。
【0016】水相成分としては、グリセリン、エチレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、プロピレン
グリコール等の多価アルコール;ポリグルタミン酸を含
むポリアミノ酸またはその塩、ポリエチレングリコー
ル、アラビアゴム類、アルギン酸塩、キサンタンガム、
ヒアルロン酸、水溶性キチン、カルボキシビニルポリマ
ー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム
クロライド、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジウム、
ポリビニルピロリドン誘導体四級アンモニウム、カチオ
ン化プロテイン、コラーゲン分解物またはその誘導体、
アシル化タンパクなどの水溶性高分子;ソルビトール、
マンニトール等の糖アルコール、またはそのアルキレン
オキシド付加物;クエン酸、コハク酸、乳酸、ピログル
タミン酸等の有機酸またはその塩;並びにエタノール、
プロパノール等の低級アルコール、または尿素等があげ
られる。
【0017】さらに薬剤としては通常、皮膚外用剤に配
合されるもの全般があげられる。例として、殺菌剤、紫
外線吸収剤、美白剤、発汗防止剤・防臭剤、ビタミン
剤、育毛剤等の各種薬剤や増粘剤が例示できる。
【0018】本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であり、
可溶化系、乳化系、粉末分散系、軟膏などをとることが
できる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、べたつき感がなく使用
感のよい、乳化安定性に優れた油性基剤組成物および皮
膚外用剤を得ることができる。
【0020】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0021】製造例1 N−ラウロイル−L−グルタミン酸モノコレステロール
エステルの合成 1000mlフラスコ中にN−ラウロイル−L−グルタミン酸
165g(0.5モル)と300mlのトルエンを仕込み、更にコレ
ステロール194g(0.5モル)を加えた後、触媒として硫
酸を0.5ml加え 130〜140℃に加熱し、約4時間エステ
ル化反応を行った。水洗を繰り返した後、トルエンを留
去し、ワックス状の化合物を320g得た。この化合物は酸
価が82.4、ケン化価が161.3であり、モノエステルであ
ることがわかる。
【0022】製造例2 N−ココイル−L−グルタミン酸ジコレステロールエス
テルの合成 反応容器にN−ココイルグルタミン酸ジクロライド365g
(1モル)、トルエン1000g、ピリジン100gを入れ、トルエ
ン500gに溶解させたコレステロール392g(1モル)を徐
々に加える。攪拌しながら80℃で1時間反応させる。
ピリジン塩酸塩の沈澱を濾過し除去した後、減圧下でト
ルエンを留去し、ワックス状の化合物を得た。このエス
テル化合物は酸価が3.0、ケン化価が110.5であり、N−
ココイル−L−グルタミン酸ジコレステロールエステル
が得られた。
【0023】製造例3 反応容器にN−ラウロイル−L−グルタミン酸1モルと
混合アルコール(コレステロール0.6モル、2−オクチ
ルドデシルアルコール1モル、ベヘニルアルコール0.4モ
ル)を仕込み、これにトルエンを200ml加えた。ついで
加熱攪拌し、触媒の硫酸を1ml加え、90〜140℃で約4
時間程度加熱攪拌を続け反応させた。この間副生する水
分を充分に除去した。反応終了後、苛性カリ水溶液で中
和し、トルエンを留去し、目的の3種のエステルの混合
物を得た。酸価=3.06、ケン化価=121.87、pH(1
%)=5.55で各エステル群のモル比(%)は30:50:20で
あった。
【0024】製造例4 反応容器にN−ステアロイル−L−グルタミン酸1モル
と混合アルコール(フィトステロール0.4モル、2−オ
クチルドデシルアルコール1.2モル、ステアリルアルコ
ール0.4モル)を仕込み、これにトルエンを200ml加え
た。ついで加熱攪拌し、触媒のパラトルエンスルホン酸
を1ml加え、90〜140℃で約4時間程度加熱攪拌を続け
反応させた。この間副生する水分を充分に除去した。反
応終了後、苛性カリ水溶液で中和し、トルエンを留去
し、目的の3種のエステルの混合物を得た。酸価=3.0
6、ケン化価=121.87、pH(1%)=5.55で各エステ
ルの比は20:60:20であった。
【0025】実施例1〜4、比較例1〜5 表1に示す油性基剤組成物の界面張力低下能および使用
感の評価を行った。配合量は重量%である。なお、効果
の測定は以下の方法によって行った。
【0026】界面張力低下能の測定 流動パラフィンに5重量%の油性基剤組成物を加え、表
面張力計(吉田製作所製)を用い、デュヌイ法にて界面
張力低下能を測定した。
【0027】使用感 男女10名のパネラーの前腕に油性基剤組成物を約50
mg塗布した後、10分経過後のべたつきを官能評価に
より判定した。評価基準は:−2(べたつく)〜2(べ
たつかない)とし、結果は平均点で表した。
【0028】
【表1】
【0029】表1から明らかなように本発明の油性基剤
組成物は、界面張力を著しく低下させ、油相/水相界面
を安定化することがわかる。また本発明の油性基剤組成
物は、べたつきが少なく使用感が優れていることがわか
る。
【0030】実施例5〜7、比較例6〜8 表2に示す組成の皮膚外用剤(クレンジングクリーム)
を調製し、乳化安定性および使用感を評価した。
【0031】乳化安定性 表2の皮膚外用剤を40℃で保存し、目視により評価し
た。評価基準は:×;乳化後すぐに分離、△;40℃で
1週間以内に分離、○;40℃で1週間以上安定とし
た。
【0032】使用感 表2の皮膚外用剤を男女10名のパネラーの前腕に1g
塗布した後、拭き取り、べたつきを官能評価により判定
した。評価基準は:−2(べたつく)〜2(べたつかな
い)とし、結果は平均点で表した。
【0033】
【表2】
【0034】表2から明らかなように、本発明の皮膚外
用剤は、乳化安定性および使用感に優れたものであるこ
とがわかる。
【0035】 実施例8(乳液) ステアリン酸 2% セタノール 1.5% ワセリン 3% 流動パラフィン 10% 製造例3のエステル化合物 2% 2−ピロリドン−5−カルボン酸ラウリルエステル 1% ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル(10E.O.) 2% 1,3−ブチレングリコール 3% トリエタノールアミン 1% パラオキシ安息香酸メチル 0.2% 精製水 残余 この乳液はエモリエント効果が高く、また乳化安定性の
よい、べたつきの少ない使用感に優れたものであった。
【0036】 実施例9(乳液(W/O型)) 製造例4のエステル化合物 7% 2-ヒ゜ロリト゛ン-5-カルホ゛ン酸イソステアリルエステル 0.5% トリグリセリルジイソステアリン酸 0.5% グリセリルトリオクタノエート 10% スクアラン 5% ポリジメチルシロキサン(200cPs) 3% POEジメチルシロキサン(HLB=7) 3% デカメチルシクロペンタシロキサン 3% 食塩 0.5% パラオキシ安息香酸メチル 0.2% グリセリン 5% 部分脱アセチル化キチン 0.03% 精製水 残余 この乳液の乳化の型はW/O型であり、しかもローショ
ン状の粘度を有し、安定性に優れたものであった。
【0037】 実施例10(エモリエントクリーム) スクアラン 10% マカデミアナッツ油 5% 製造例2のエステル化合物 3% 2−ピロリドン−5−カルボン酸ベヘニルエステル 1% 硬化油 4% ジメチルシロキサン(5000cPs) 1.5% ベヘニルアルコール 2% ステアリン酸 3% オレイン酸ジグリセリド 3% レシチン 1% トコフェロールアセテート 0.2% 精製水 残余 このエモリエントクリームはエモリエント性に非常に優
れ、使用感よいものであった。
【0038】 実施例11(化粧水) 2−ピロリドン−5−カルボン酸・Na 2% 1、3−ブチレングリコール 2% ポリエチレングリコール1000 1% ポリオキシエチレンオレイルエーテル(25E.O.) 0.5% ペクチン 0.5% 製造例4のエステル化合物 0.1% 2−ピロリドン−5−カルボン酸メチルエステル 0.05% 香料 0.2% クエン酸・Na 適量 dl−α−トコフェロール 0.2% 水 残余 この化粧水はエモリエント性に優れ、べたつきが少なく
使用感に優れたものであった。
【0039】 実施例12(油性スチック型ファンデーション) 流動パラフィン 18% ミリスチン酸イソプロピル 15% 製造例4のエステル化合物 5% 2−ピロリドン−5−カルボン酸ステアロイルエステル 1% マイクロクリスタリンワックス 5% セレシン 10% カルナウバロウ 2% 二酸化チタン 14% カオリン 20% タルク 10% この油性スチック型ファンデーションは、顔料分散性に
優れ、べとつかず使用感に優れたものであった。
【0040】 実施例13(リップクリーム基剤) 製造例3のエステル化合物 97% 2−ピロリドン−5−カルボン酸オクチルドデシルエステル 2% dl−α−トコフェロール 0.01% 精製水 残余 このリップクリーム基剤はべたつきが少なく使用感に優
れ、かつ基剤自体が抱水性に優れ、水分の配合が可能な
ため保湿効果が高いという画期的なものであった。
【0041】 実施例14(エモリエント化粧水(ミクロ乳化型)) 流動パラフィン 0.5% 製造例4のエステル化合物 0.5% 2−ピロリドン−5−カルボン酸コレステリルエステル 0.1% POE(15)グリセリルモノイソステアリン酸 1.5% ヒアルロン酸Na 0.1% 1,3−ブチレングリコール 2% 精製水 残余

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるN−長鎖ア
    シル酸性アミノ酸モノまたはジエステルの少なくとも一
    種、および2−ピロリドン−5−カルボン酸の炭化水素
    エステルから選ばれる少なくとも一種のエステル化合物
    を含む油性基剤組成物。 【化1】 式中、X及びYは双方が同じでも異なってもよいがステ
    ロールのエステル生成残基であるか或はX及びYのどち
    らか一方がステロールのエステル生成残基で他方が水素
    原子、炭素数8〜30の液状高級アルキルもしくはアル
    ケニルまたは炭素数12〜38の固形状飽和一価アルコ
    ールのエステル生成残基であり、CORは炭素数8〜2
    2の長鎖アシル基であり、nは1または2である。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油性基剤組成物を含有す
    る皮膚外用剤。
JP8862992A 1992-04-09 1992-04-09 油性基剤組成物およびそれを含有する皮膚外用剤 Pending JPH05286844A (ja)

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