JPH0528565Y2 - - Google Patents

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JPH0528565Y2
JPH0528565Y2 JP1985183421U JP18342185U JPH0528565Y2 JP H0528565 Y2 JPH0528565 Y2 JP H0528565Y2 JP 1985183421 U JP1985183421 U JP 1985183421U JP 18342185 U JP18342185 U JP 18342185U JP H0528565 Y2 JPH0528565 Y2 JP H0528565Y2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は固定ヘツドデジタルオーデイオテープ
コレーダ(S−DAT)、VTR、オープンリール
デツキ、磁気デスクプレーヤ等に用いられ、記録
媒体に対するヘツドの取付位置が調整可能な固定
ヘツド式のヘツド位置調整装置に関する。
[従来の技術] 従来のヘツド位置調整装置の一例を第12図、
第13図に示す。基台10上に、ヘツド取付部材
12がビス14,16及び基台10に立設された
スタツド18に係合された調整ナツト20で3点
支持されており、このヘツド取付部材12にねじ
22によつて磁気ヘツド24が固着されている。
基台10にはビス14,16に対し、スタツド1
8と反対側を貫通するばね保持ピン26が立設さ
れており、ばね保持ピン26とヘツド取付部材1
2の間に圧縮ばね28が介装されている。
そして、ビス14とビス16を回転させること
で磁気ヘツド24の高さ調整およびあおり角調整
を行ない、基準の磁気テープ30を走行させなが
ら調整ナツト20を回転させてアジマス調整を行
なうようになつていた。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、第1と第2の支点であるビス14と
16を結ぶ直線と磁気ヘツド24のギヤツプ位置
との間に距離があるため、スタツド18を回して
アジマス調整を行なうと、ヘツド取付部材12が
ビス14と16を結ぶ直線を中心軸として回転
し、このとき磁気テープ30と磁気ヘツド24と
の間に高さの差異が生じるという問題があつた。
また、高さを調整するビス14が磁気テープ3
0の下に隠れるので磁気テープ30の走行状態に
おいて磁気ヘツド24の高さ調整を行なうことが
不可能であるという欠点があつた。
で、テープガイド系と磁気ヘツド取付状態調整
系を独立して各々の系の精密な位置調整を可能と
し、チルト調整及びアジマス調整機構と全く独立
させて複合磁気ヘツドのハイト精密調整を可能と
し、ヘツドブロツク40をメカシヤーシに取付
け、磁気テープが走行状態でもチルト、アジマ
ス、ハイト精密調整が可能なヘツド位置調整装置
を提供することを、その目的とする。
[問題点を解決するための手段] この考案に係るヘツド位置調整装置は、第1の
スタツドと、第2のスタツドとが設けられたヘツ
ドベースと、 スライドガイドシヤフトが突設され、該第1の
スタツドと、ハイト粗調整ねじと、チルト調整ね
じと、圧縮ばねを有するねじとで支持され上記ヘ
ツドベースに固定されるアジマスベースと、 テープガイドが植設され、上記第2のスタツド
に圧縮ばねを介して上下方向に調整可能に取り付
けられたテープガイドベースと、 磁気ヘツドが配置され、圧縮ばねを介して上記
スライドガイドシヤフトを挿通させる穴が穿設さ
れたハイトベースと、 該ハイトベースの上下動に伴うチルト方向のズ
レを防止するためのスライドガイドと、 上記スライドガイドシヤフトの先端に固定され
るハイト調整ベースと、 上ねじ部と下ねじ部のピツチが異なつたハイト
精密調整ねじと、 該ハイト精密調整ねじの上ねじ部と下ねじ部の
ピツチに対応して上記ハイトベース及びハイト調
整ベースにそれぞれ形成された第1及び第2のナ
ツト受とからなるものである。
[作用] この考案に係るヘツド位置調整装置によれば、
テープガイドベースが固定される第2のスタツド
を有するヘツドベースに、アジマスベースがハイ
ト粗調整ねじ、チルト調整ねじ及び第1のスタツ
ド等により固定される。また、アジマスベースに
は磁気ヘツドが配置されたハイトベースが固定さ
れると共に、該アジマスベースのスライドガイド
シヤフトには、ハイト精密調整ねじによりハイト
調整ベースが固定される。
従つて、ヘツド位置の調整に際しては、先ず、
テープガイドベースのテープガイドを調整し、次
にチルト調整ねじを回してチルト調整を行なつた
後、第1のスタツドによりアジマス調整を行な
い、最後にハイト精密調整ねじによりハイトを調
整する。
従つて、以上の動作を行なうのみで、磁気ヘツ
ドにおけるチルト、アジマス、ハイトの各調整を
行なうことができる。
なお、ハイトベースの上下動に伴うチルト方向
のズレは、スライドガイドにより防止される。
[実施例] 次に、本考案の一実施例について第1図乃至第
6図に従つて説明する。第1図は本考案に係るヘ
ツド位置調整装置を備えたヘツドブロツクを示す
斜視図、第2図はカセツト装填時のヘツドブロツ
クの平面図、第3図は第2図の−線に沿つた
断面図、第4図はヘツドブロツクの分解斜視図、
第5図はテープガイド系を示す正面図、第6図は
第5図中のテープガイドの側面図である。
まず、第1図、第2図及び第4図において、ヘ
ツドブロツク40の下端にはメカシヤーシにねじ
42で装着されるヘツドベース44が備えられて
いる。このヘツドベース44上でアジマスベース
46がハイト粗調整ねじ50、チルト調整ねじ5
2、アジマス調整ナツト62及びばね保持ねじ5
6の4点で支持され、チルト調整ねじ52とアジ
マス調整ナツト62を回動することによりヘツド
ベース44とアジマスベース46の間隔を変更す
ることにより、複合磁気ヘツド48の高さ(ハイ
ト)、あおり角(チルト)、アジマスの各調整を行
なえるようになつている。
アジマスベース46は第4図に示す如く凸形の
形状となつており、中央の前後方向(磁気テープ
30の走行面と直交する方向)に第1、第2の支
持点をなすハイト粗調整ねじ50、チルト調整ね
じ52が結合され、このハイト粗調整ねじ50、
チルト調整ねじ52を結ぶ直線と直交する方向
に、第3、第4の支持点をなすアジマス調整ナツ
ト62及びばね保持ねじ56が結合され、前記ば
ね保持ねじ56は、その頭部とアジマスベース4
6との間に圧縮ばね58を介してヘツドベース4
4に貫通し、植設されている。ばね保持ねじ56
には頭部とアジマスベース46の間に圧縮ばね5
8が介装されている。
一方、スタツド54はアジマスベース46に形
成したU字溝60に嵌込まれた状態になつてお
り、先端にアジマス調整ナツト62が螺合されて
いる。アジマスベース46はばね保持ねじ56側
が圧縮ばね58で押圧されることによりハイト粗
調整ねじ50とチルト調整ねじ52を結ぶ直線を
中心にスタツド54側が上方へ回動付勢されてア
ジマス調整ナツト62に押接される。
後述するように、ハイト粗調整ねじ50は複合
磁気ヘツド48の再生ヘツド64先端のギヤツプ
面直下に位置しており、このハイト粗調整ねじ5
0を回して第1の支持点におけるヘツドベース4
4とアジマスベース46の間隔を変えハイト粗調
整を行なうことができる。また、チルト調整ねじ
52を回して第2の支持点におけるヘツドベース
44とアジマスベース46の間隔を変え複合磁気
ヘツド48のチルト調整を行い、第3の支持点に
おける、アジマス調整ナツト62を回してアジマ
ス調整を行なうことができる。さらに、第4の支
持点におけるばね保持ねじ56は、第1、第2支
点を21に内分する点から直角方向に有る。
アジマスベース46より第4図の左側のヘツド
ベース44には、カラー66及び台座68を介し
てねじ69により消去ヘツド70が装着されてい
る。また、ヘツドベース44の前部には第2図に
示す如く左右に2本づつスタツド72が立設され
ており、各2本を一組として2つのテープガイド
ベース74が嵌合されている。スタツド72には
ヘツドベース44とテープガイドベース74との
間に圧縮ばね76が介装されており、スタツド7
2の先端に螺合されたテープガイド高さ調整ナツ
ト78方向へテープガイドベース74を押圧して
いる。
テープガイド高さ調整ナツト78を回すことに
よつて、2つのテープガイドベース74を独立し
て高さ方向の位置調整を行なうことができる。
第2図における左側(サプライ側)のテープガ
イドベース74には左からツヅミ形テープガイド
80、フランジ付テープガイド82、右側(テイ
クアツプ側)のテープガイドベース74には左か
らフランジ付テープガイド84、ツヅミ形テープ
ガイド86が植設されている。第5図、第6図に
示す如くツヅミ形テープガイド80,86の上下
端部に形成された斜面によつて磁気テープ30の
上下端部が折曲げられて腰が持たせられテープ幅
方向のフラツタ成分が除去される。
フランジ付テープガイド82は磁気テープ30
の上端部を規制し、またフランジ付きテープガイ
ド84は磁気テープ30の下端部の規制を行い、
複合磁気ヘツド48に対する磁気テープ30の上
下方向の位置決めをするとともにテープ幅方向の
ワウ成分を除去する。
ここで、第5図に示す如くツヅミ形テープガイ
ド80の幅方向の中心をフランジ付テープガイド
82とフランジ付テープガイド84で位置決めさ
れる磁気テープ30の中心より上に位置させて、
ツヅミ形テープガイド80の上端部の傾斜より下
端部の傾斜に多くの磁気テープ30が掛るように
し該ツヅミ形テープガイド80において上向きの
力POY′−POYを発生させ磁気テープ30をフラン
ジ付テープガイド82のフランジ88に当接せし
めるようにしてもよい。同じくツヅミ形テープガ
イド86の幅方向の中心をフランジ付テープガイ
ド82とフランジ付テープガイド84で位置決め
される磁気テープ30の中心より下に位置させ
て、ツヅミ形テープガイド86の下端部の傾斜よ
り上端部の傾斜に多くの磁気テープ30が掛るよ
うにし該ツヅミ形テープガイド86において下向
きの力P1Y−P1Y′を発生させ磁気テープ30をフ
ランジ付テープガイド84のフランジ88に当接
せしめるようにしてもよい。これにより、磁気テ
ープ30の上端及び下端の規制がなされる。
なお、第7図、第8図は第5図、第6図に示し
たテープガイド系の変形例を示すもので、各中空
のツヅミ形テープガイド80A、下側フランジ付
テープガイド82A,84A、ツヅミ形テープガ
イド86Aをねじ92,94,96,98でテー
プガイドベース74Aにねじ止めしている。
また、テープガイド系の第2変形例として第9
図、第10図、第11図に示す如く、第7図にお
けるツヅミ形テープガイド80A,ツヅミ形テー
プガイド86Aを各々下側テーパ付テープガイド
80B、上側テーパ付テープガイド86Bとして
もよい。この場合、下側テーパ付テープガイド8
0Bのテーパ104によつて磁気テープ30が曲
げられ腰が持たせられるとともに磁気テープ30
に上向きの力P2Yが発生し、フランジ付テープガ
イド82A側の頭部100に当接されて上端規制
がなされ、同様に上側テーパ付テープガイド86
Bのテーパ106によつて磁気テープ30が曲げ
られ腰が持たせられるとともに磁気テープ30に
下向きの力P3Yが発生し、フランジ付テープガイ
ド84A側のフランジ102に当接されて下端規
制がなされる。
第2図、第4図に示すようにカセツト108の
磁気テープ30は、消去ヘツド70を経た後メカ
シヤーシに植設されたプリガイド110、ヘツド
ブロツク40に装備されたツヅミ形テープガイド
80、フランジ付テープガイド82、複合磁気ヘ
ツド48、フランジ付テープガイド84、ツヅミ
形テープガイド86、キヤプスタン112及びピ
ンチローラ114を走行するようになつている。
プリガイド110はフランジ付テープガイド構
造であり、ヘツドブロツク40上のテープガイド
ベース74とは独立に高さ方向調整を行なうこと
ができ、磁気テープ30の真直規制とテープ下端
規制を行なう。
前記アジマスベース46には、チルト調整ねじ
52の左右両側に2つのスライドガイドシヤフト
116が立設されている。これらのスライドガイ
ドシヤフト116にハイトベース118に穿設し
た穴120が上下方向に摺動自在に嵌合されてい
る。
ハイトベース118には複合磁気ヘツド48が
左右2つの固定ねじ122で固定されている。固
定ねじ122が貫通している複合磁気ヘツド48
側の孔は長穴124になつており、複合磁気ヘツ
ド48の右後方に当たるハイトベース118に前
後方向に螺合された突出し量調整ねじ126を回
転させることで、ハイトベース118に形成した
左右の案内面128に複合磁気ヘツド48が嵌合
されて位置決めされた状態で複合磁気ヘツド48
の突出し量の調整を行うことができる。
スライドガイドシヤフト116の上端にはハイ
ト調整ベース130が固定ねじ132で固着され
ている。このハイト調整ベース130には、中央
よりやや左側の固定ねじ132寄りにナツト受1
33が設けられており、ピツチの異なる上ねじ部
134、下ねじ部136を有するハイト精密調整
ねじ138の上ねじ部134側が上下方向に螺合
されている。
ハイト精密調整ねじ138の下ねじ部136側
は前記ハイトベース118に設けられたナツト受
137と上下方向に螺合されている。スライドガ
イドシヤフト116にはハイトベース118とア
ジマスベース46との間に圧縮ばね140が介装
されており、ハイトベース118を上方へ押圧付
勢してハイトベース118とハイト精密調整ねじ
138の螺合及びハイト精密調整ねじ138とハ
イト調整ベース130の螺合で生じるハイトベー
ス118のガタをなくしている。
作動ねじとしての機能を有するハイト精密調整
ねじ138を回すことで、1回転当り、上ねじ部
134と下ねじ部136のピツチ差だけハイトベ
ース118を上下方向微少移動することができ
る。
このハイトベース118が昇降移動中にチルト
方向のズレを起こさないようにするため、ハイト
ベース118の第2図における左前部に摺接する
スライドガイド142がアジマスベース46にね
じ144で固定されている。
ハイト調整ベース130には、ナツト受133
を回転不能にするための締付ねじ146が前後方
向に螺合されており、この締付ねじ146を螺進
させてナツト受133を締付け、回転出来ないよ
うにしている。
また、ハイト調整ベース130、ハイトベース
118には、チルト調整ねじ52の上方位置に透
孔148,150が穿設されており、ヘツドブロ
ツク40の組付後、上から透孔148,150を
通してドライバでチルト調整ねじ52を回すこと
ができるようになつている。
次に上記実施例の作用につき説明する。
まず複合磁気ヘツド48を除くヘツドブロツク
40を組立てた状態で、アジマスベース46のハ
イト粗調整ねじ50を回しハイトベース118の
ハイト粗調整を行つておく。それから複合磁気ヘ
ツド48を固定ねじ122でハイトベース118
に固定する。
そして、ヘツドブロツク40を顕微鏡付調整台
にセツトし、顕微鏡を見ながらテープガイド高さ
調整ナツト78を回してテープガイドベース74
を昇降し、ツヅミ形テープガイド80、フランジ
付テープガイド82,84、ツヅミ形テープガイ
ド86をヘツドベース44に対し所定の高さ位置
となるように調整する。なお、磁気テープ30の
走行時に生じる蛇行量を、ツヅミ形テープガイド
80、フランジ付テープガイド82,84、ツヅ
ミ形テープガイド86及びプリガイド110の5
つのテープガイドで抑制するようにしたので、変
動量は±3μm以下と極めて小さくなる。
また、磁気テープ30の上端部の規制と下端部
の規制を別のフランジ付テープガイド82、フラ
ンジ付テープガイド84で行うため、一つのテー
プガイドに許される加工公差が比較的大きくて済
み部品コストの低廉化を図ることができる。
次に、顕微鏡を見ながら、チルト調整ねじ52
を回してチルト調整、アジマス調整ナツト62を
回してアジマス調整、突出し量調整ねじ126を
回して突出し量調整、ハイト精密調整ねじ138
を回してハイト精密調整を、予め調整したフラン
ジ付テープガイド82、フランジ付テープガイド
84などを基準にして行う。
このように、一つのヘツドブロツク40に位置
調整すべきテープガイド系とヘツド取付状態調整
系が両方備えられているため、メカシヤーシから
取外した状態で顕微鏡を用いて互いの系の精密な
位置調整が可能となる。
チルト調整ねじ52を回してチルト調整を行う
際、ハイト粗調整ねじ50が再生ヘツド64のギ
ヤツプ形成面内真下に在り、チルト調整ねじ52
がハイト粗調整ねじ50の位置から磁気テープ3
0に対し直角方向後方に在ることから、複合磁気
ヘツド48のハイト変動及びアジマス変動が殆ど
なく、またアジマス調整ナツト62を回してアジ
マス調整を行う際にも、複合磁気ヘツド48のハ
イト変動及びチルト変動は殆ど生じない。
また、例えばハイト精密調整ねじ138の上ね
じ部134及びハイト調整ベース130のナツト
受133に刻設されたねじをピツチ0.4mm、ハイ
ト精密調整ねじ138の下ねじ部136及びハイ
トベース118のナツト受137に刻設されたね
じをピツチ0.35mmとすると、ハイト精密調整ねじ
138を一回転した場合、ハイト調整ベース13
0に対しハイト精密調整ねじ138が下へ0.4mm
移動すると同時にハイト精密調整ねじ138に対
しハイトベース118が上へ0.35mm移動するの
で、結果的にハイト調整ベース130に対しハイ
トベース118が0.05mm下方向へ微少移動する。
ハイトベース118はアジマスベース46と平
行に配設されており、このため、ハイト精密調整
ねじ138を回してチルト、アジマス調整を独立
したハイト精密調整を行うことができる。そし
て、スライドガイド142がハイトベース118
の上下移動を案内しているのでハイト精密調整を
行う際のチルト変動も殆どない。
なお、前記チルト、アジマス、ハイト精密調整
は、ヘツドブロツク40をメカシヤーシに取付
け、基準の磁気テープ30を走行させた状態で行
うこともできる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係るヘツド位置
調整装置によれば、1つのヘツドブロツク40に
位置調整すべきテープガイド系とヘツド取付状態
調整系が各々独立して備えられているため、メカ
シヤーシから取外した状態で顕微鏡を用いて互い
の系の精密な位置調整が可能となる。
また、チルト調整ねじ52を回してチルト調整
を行う際、ハイト粗調整ねじ50が再生ヘツド6
4のギヤツプ形成面内真下に在り、チルト調整ね
じ52がハイト粗調整ねじ50の位置から磁気テ
ープ30に対し直角方向後方に在ることから、複
合磁気ヘツド48のハイト変動及びアジマス変動
が殆どなく、またアジマス調整ナツト62を回し
てアジマス調整を行う際にも、複合磁気ヘツド4
8のハイト変動及びチルト変動は殆どない。
さらに、ハイトベース118はアジマスベース
46と平行に配置されており、このため、ハイト
精密調整ねじ138を回してチルト、アジマス調
整と独立してハイト精密調整を行うことができ
る。なお、スライドガイド142がハイトベース
118の上下移動を案内しているのでハイト精密
調整を行う際のチルト変動も殆どない。
そして、チルト、アジマス、ハイト精密調整
は、ヘツドブロツク40をメカシヤーシに取付
け、基準の磁気テープ30を走行させた状態で行
うこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るヘツドブロツクの斜視
図、第2図は第1図の平面図、第3図は第2図の
−線に沿つた縦断面図、第4図は第1図に示
したヘツドブロツクの分解斜視図、第5図は第1
図中のテープガイド系を示す正面図、第6図は第
5図の右側面図、第7図は第5図の変形例を示す
正面図、第8図は第7図の右側面図、第9図は第
5図の他の変形例を示す正面図、第10図は第9
図の右側面図、第11図は第9図の左側面図、第
12図は従来技術の平面図、第13図は第12の
図の正面図である。 44……ヘツドベース、46……アジマスベー
ス、48……複合磁気ヘツド、50……ハイト粗
調整ねじ、52……チルト調整ねじ、62……ア
ジマス調整ナツト、118……ハイトベース、1
38……ハイト精密調整ねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1のスタツド54と、第2のスタツド72と
    が設けられたヘツドベース44と、 スライドガイドシヤフト116が突設され、該
    第1のスタツド54と、ハイト粗調整ねじ50
    と、チルト調整ねじ52と、圧縮ばね58を有す
    るねじ56とで支持され上記ヘツドベース44に
    固定されるアジマスベース46と、 テープガイドが植設され、上記第2のスタツド
    72に圧縮ばね76を介して上下方向に調整可能
    に取り付けられたテープガイドベース74と、 磁気ヘツド48が配置され、圧縮ばね140を
    介して上記スライドガイドシヤフト116を挿通
    させる穴120が穿設されたハイトベース118
    と、 該ハイトベース118の上下動に伴うチルト方
    向のズレを防止するためのスライドガイド142
    と、 上記スライドガイドシヤフト116の先端に固
    定されるハイト調整ベース130と、 上ねじ部134と下ねじ部136のピツチが異
    なつたハイト精密調整ねじ138と、 該ハイト精密調整ねじ138の上ねじ部134
    と下ねじ部136のピツチに対応して上記ハイト
    ベース118及びハイト調整ベース130にそれ
    ぞれ形成された第1及び第2のナツト受137,
    133とからなることを特徴とするヘツド位置調
    整装置。
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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6079514A (ja) * 1983-10-07 1985-05-07 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置

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JPS49128216U (ja) * 1973-03-02 1974-11-02

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JPS6079514A (ja) * 1983-10-07 1985-05-07 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置

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JPS6294417U (ja) 1987-06-16

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