JPH05278919A - ベルト送り装置 - Google Patents
ベルト送り装置Info
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- JPH05278919A JPH05278919A JP4110820A JP11082092A JPH05278919A JP H05278919 A JPH05278919 A JP H05278919A JP 4110820 A JP4110820 A JP 4110820A JP 11082092 A JP11082092 A JP 11082092A JP H05278919 A JPH05278919 A JP H05278919A
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- conveyor belt
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- conveyor
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H5/00—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
- B65H5/02—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by belts or chains, e.g. between belts or chains
- B65H5/021—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by belts or chains, e.g. between belts or chains by belts
- B65H5/023—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by belts or chains, e.g. between belts or chains by belts between a pair of belts forming a transport nip
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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- B65H5/36—Article guides or smoothers, e.g. movable in operation
- B65H5/38—Article guides or smoothers, e.g. movable in operation immovable in operation
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/30—Orientation, displacement, position of the handled material
- B65H2301/32—Orientation of handled material
- B65H2301/321—Standing on edge
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65H2404/00—Parts for transporting or guiding the handled material
- B65H2404/20—Belts
- B65H2404/26—Particular arrangement of belt, or belts
- B65H2404/261—Arrangement of belts, or belt(s) / roller(s) facing each other for forming a transport nip
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Prostheses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート材を損傷することなく、コンベヤロー
ラーとベルトの間のシート材の挟み込みを防止するため
に、シート材の折れた部分を少なくともベルトの領域か
ら排除する手段を有するベルト送り装置を提案する。 【構成】 薄いシート材（１）を搬送するもので、シー
ト材（１）がコンベヤベルト（２）により把握され、締
付け状態で搬送されるベルト送り装置において、くせ取
り要素（１４，２３）が前記コンベヤベルト（２）の背
面に備えられ、コンベヤベルト（２）の背後に突出して
いるシート材（１）の複数の部分（１３）が搬送中にく
せ取り要素（１４，２３）の上へ滑動しまたベルト
（２）の後部締付け領域外へ押し出されるように、前記
くせ取り要素（１４，２３）が配置され設計されている
ことを特徴とする。
ラーとベルトの間のシート材の挟み込みを防止するため
に、シート材の折れた部分を少なくともベルトの領域か
ら排除する手段を有するベルト送り装置を提案する。 【構成】 薄いシート材（１）を搬送するもので、シー
ト材（１）がコンベヤベルト（２）により把握され、締
付け状態で搬送されるベルト送り装置において、くせ取
り要素（１４，２３）が前記コンベヤベルト（２）の背
面に備えられ、コンベヤベルト（２）の背後に突出して
いるシート材（１）の複数の部分（１３）が搬送中にく
せ取り要素（１４，２３）の上へ滑動しまたベルト
（２）の後部締付け領域外へ押し出されるように、前記
くせ取り要素（１４，２３）が配置され設計されている
ことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主請求項の前文に従っ
てシート材を搬送するベルト送り装置に関する。
てシート材を搬送するベルト送り装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】シート材搬送用ベルト送り装置は、多く
の各種実施例で知られている。例えば、ＤＥ−ＯＳ２７
２９８３０は、複数の平行に移動するコンベヤベルトを
構成する丸形ベルトを含む、証券、紙幣などを搬送する
このような送り装置を記載している。丸形のコンベヤベ
ルトは数組のコンベヤローラの上を誘導されて移動す
る。コンベヤベルトは、搬送しようとするシート材がコ
ンベヤベルトの間に締め付け固定されて搬送され得るよ
うに、互いに関連して配置されている。送り装置は、複
数の搬送セクションに分割されており、この搬送セクシ
ョンの中を、エンドレスベルトとして設計されたコンベ
ヤベルトが順環する。各搬送セクションの始めと終りに
は、エンドレスベルトの方向を転換して戻す偏向ローラ
ーがある。
の各種実施例で知られている。例えば、ＤＥ−ＯＳ２７
２９８３０は、複数の平行に移動するコンベヤベルトを
構成する丸形ベルトを含む、証券、紙幣などを搬送する
このような送り装置を記載している。丸形のコンベヤベ
ルトは数組のコンベヤローラの上を誘導されて移動す
る。コンベヤベルトは、搬送しようとするシート材がコ
ンベヤベルトの間に締め付け固定されて搬送され得るよ
うに、互いに関連して配置されている。送り装置は、複
数の搬送セクションに分割されており、この搬送セクシ
ョンの中を、エンドレスベルトとして設計されたコンベ
ヤベルトが順環する。各搬送セクションの始めと終りに
は、エンドレスベルトの方向を転換して戻す偏向ローラ
ーがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ベルトの間に締め付け
られたシート材の搬送は、シートが良好な保存状態、言
い換えれば平滑でかつ損傷していない状態、であるなら
ば比較的に問題ない。しかし、もし保存状態が悪い場
合、特に、すみ折れ、または裂け目がある場合は、シー
ト材の一部が、正常な搬送面の外方へ折れ、このため、
搬送中にコンベヤベルトとコンベヤローラーとの間に挟
み込まれるような危険がある。これが偏向ローラーの領
域、例えば、エンドレスベルトの移動方向がシート材の
搬送方向から偏向する領域において発生すると、少なく
ともコンベヤローラとベルトとの間に締め付けられたシ
ート材の一部は、所定の搬送方向からコンベヤベルトの
移動方向へ送り込まれてしまう。もし、ベルトの方向転
換に関わらず、たとえば適当なそらせ板を配置すること
によって、シート材が所定の搬送方向へ保持されるよう
な技術的処置が取られると、前記したローラとベルトの
間に締めつけられたシート材の一部が引きちぎれるか、
あるいは、シート材がコンベヤローラーとそらせ板との
間に引き込まれて、搬送路を閉塞し、この結果、送り装
置の働きを阻害してしまう。そらせ板などが、偏向領域
に設けられていない場合には、締め付けられたシート
は、ベルトの移動方向に追随し、このため、搬送路から
逸脱してしまう。これも、防止されなければならない。
られたシート材の搬送は、シートが良好な保存状態、言
い換えれば平滑でかつ損傷していない状態、であるなら
ば比較的に問題ない。しかし、もし保存状態が悪い場
合、特に、すみ折れ、または裂け目がある場合は、シー
ト材の一部が、正常な搬送面の外方へ折れ、このため、
搬送中にコンベヤベルトとコンベヤローラーとの間に挟
み込まれるような危険がある。これが偏向ローラーの領
域、例えば、エンドレスベルトの移動方向がシート材の
搬送方向から偏向する領域において発生すると、少なく
ともコンベヤローラとベルトとの間に締め付けられたシ
ート材の一部は、所定の搬送方向からコンベヤベルトの
移動方向へ送り込まれてしまう。もし、ベルトの方向転
換に関わらず、たとえば適当なそらせ板を配置すること
によって、シート材が所定の搬送方向へ保持されるよう
な技術的処置が取られると、前記したローラとベルトの
間に締めつけられたシート材の一部が引きちぎれるか、
あるいは、シート材がコンベヤローラーとそらせ板との
間に引き込まれて、搬送路を閉塞し、この結果、送り装
置の働きを阻害してしまう。そらせ板などが、偏向領域
に設けられていない場合には、締め付けられたシート
は、ベルトの移動方向に追随し、このため、搬送路から
逸脱してしまう。これも、防止されなければならない。
【０００４】搬送中にすみ折れを皆無にすることは、技
術的に非常に困難である。例えば、ドイツ特許Ｎｏ．２
７２９９６８は、紙の証券の折れたすみを平坦にする装
置が記述されている。この問題の解決策は、くっきりし
た全幅が証券の厚さより僅かに大きく、また、導入面が
搬送方向へ鋭角に延びている長孔状の間隙へ、証券を誘
導することである。この発明の明細書は、書類が間隙へ
引き込まれる間に、間隙の面形状がすみ折れを折り戻る
ようになっていることを開示している。
術的に非常に困難である。例えば、ドイツ特許Ｎｏ．２
７２９９６８は、紙の証券の折れたすみを平坦にする装
置が記述されている。この問題の解決策は、くっきりし
た全幅が証券の厚さより僅かに大きく、また、導入面が
搬送方向へ鋭角に延びている長孔状の間隙へ、証券を誘
導することである。この発明の明細書は、書類が間隙へ
引き込まれる間に、間隙の面形状がすみ折れを折り戻る
ようになっていることを開示している。
【０００５】証券の先端が正確に直角に伸びていない場
合、言い換えれば、クーポン券が良好な状態に保存され
ていない場合は常に、クーポン券を間隙へ通すと、問題
をいつでも起すことは容易に理解されるであろう。しか
し、クーポン券が正確に誘導されたときでさえ、この書
類が通過するとき、すみ折れが切断される危険がある。
これは、搬送速度が速くなると、その可能性が次第に高
くなる。
合、言い換えれば、クーポン券が良好な状態に保存され
ていない場合は常に、クーポン券を間隙へ通すと、問題
をいつでも起すことは容易に理解されるであろう。しか
し、クーポン券が正確に誘導されたときでさえ、この書
類が通過するとき、すみ折れが切断される危険がある。
これは、搬送速度が速くなると、その可能性が次第に高
くなる。
【０００６】以上の点から、本発明は、シート材を損傷
することなく、コンベヤローラーとベルトの間のシート
材の挟み込みを防止するために、シート材の折れた部分
を少なくともベルトの領域から排除する手段を有するベ
ルト送り装置を提案する課題に基づいている。
することなく、コンベヤローラーとベルトの間のシート
材の挟み込みを防止するために、シート材の折れた部分
を少なくともベルトの領域から排除する手段を有するベ
ルト送り装置を提案する課題に基づいている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題は、主請求項の
特徴部分に述べられた装置を用いた本発明に従って解決
され、請求範囲の展開内容は、従属請求項に示されてい
る。
特徴部分に述べられた装置を用いた本発明に従って解決
され、請求範囲の展開内容は、従属請求項に示されてい
る。
【０００８】すなわち、薄いシート材を搬送するもの
で、前記シート材がコンベヤベルトにより把握され、締
付け状態で搬送されるベルト送り装置において、くせ取
り要素が前記コンベヤベルトの背面に備えられ、コンベ
ヤベルトの背後に突出しているシート材の複数の部分が
搬送中にくせ取り要素の上へ滑動しまたベルトの後部締
付け領域外へ押し出されるように、前記くせ取り要素が
配置され設計されていることを特徴とする。
で、前記シート材がコンベヤベルトにより把握され、締
付け状態で搬送されるベルト送り装置において、くせ取
り要素が前記コンベヤベルトの背面に備えられ、コンベ
ヤベルトの背後に突出しているシート材の複数の部分が
搬送中にくせ取り要素の上へ滑動しまたベルトの後部締
付け領域外へ押し出されるように、前記くせ取り要素が
配置され設計されていることを特徴とする。
【０００９】くせ取り要素が、搬送方向へ見て、少なく
ともいわゆる偏向ローラーの前に配置されていることを
特徴とする。
ともいわゆる偏向ローラーの前に配置されていることを
特徴とする。
【００１０】くせ取り要素が、各偏向ローラーに巻き掛
けられるコンベヤベルト当たり一度設定されていること
を特徴とする。
けられるコンベヤベルト当たり一度設定されていること
を特徴とする。
【００１１】くせ取り要素が、搬送方向へ見て傾斜した
面として働きまたベルトの背後に突出しているシート材
の部分をベルトの締付け領域の外へ押し出す表面領域を
有することを特徴とする。
面として働きまたベルトの背後に突出しているシート材
の部分をベルトの締付け領域の外へ押し出す表面領域を
有することを特徴とする。
【００１２】くせ取り面がコンベヤベルト当り２度設定
されており、二つのくせ取り面がコンベヤベルトの中心
線と鋭角を形成しまたいろいろに折れ曲がったすみ折れ
を伸ばすために配置されていることを特徴とする。
されており、二つのくせ取り面がコンベヤベルトの中心
線と鋭角を形成しまたいろいろに折れ曲がったすみ折れ
を伸ばすために配置されていることを特徴とする。
【００１３】ベルトがくせ取り要素により少なくとも部
分的に囲まれるように、くせ取り要素がコンベヤベルト
に関連して設計されまた配置された滑り溝を有すること
を特徴とする。
分的に囲まれるように、くせ取り要素がコンベヤベルト
に関連して設計されまた配置された滑り溝を有すること
を特徴とする。
【００１４】くせ取り要素が鋳造要素または適切に押圧
されて折れ曲がった角形板要素により具現されることを
特徴とする。
されて折れ曲がった角形板要素により具現されることを
特徴とする。
【００１５】
【作用】この発明的装置は、シート材の保存状態に関係
なく適用出来るという点で特に有利であることが明らか
にされている。すみ折れ等のくせのついたシート材を平
滑にするくせ取り要素が個々のコンベヤベルトと連携
し、特別の実施態様ではベルトの両側でも効果的である
ので、曲がったすみ領域だけでなく、縁の内部領域、す
なわち、裂け目領域のすみ折れを取り扱うことが出来
る。これにより、このくせ取り要素を多重ベルト装置に
も成功裡に使用することが出来る。くせ取り要素の機能
は、シート材を損傷することなく、高い搬送速度で確実
に働く。さらに、くせ取り要素の生産は、それ程費用が
かからず、現在の送り装置へも引き続いて組み込むこと
が出来る。
なく適用出来るという点で特に有利であることが明らか
にされている。すみ折れ等のくせのついたシート材を平
滑にするくせ取り要素が個々のコンベヤベルトと連携
し、特別の実施態様ではベルトの両側でも効果的である
ので、曲がったすみ領域だけでなく、縁の内部領域、す
なわち、裂け目領域のすみ折れを取り扱うことが出来
る。これにより、このくせ取り要素を多重ベルト装置に
も成功裡に使用することが出来る。くせ取り要素の機能
は、シート材を損傷することなく、高い搬送速度で確実
に働く。さらに、くせ取り要素の生産は、それ程費用が
かからず、現在の送り装置へも引き続いて組み込むこと
が出来る。
【００１６】
【実施例】以下に、本発明の各種実施例を、図面を参照
して具体的に説明する。
して具体的に説明する。
【００１７】図１はベルト送り装置の基本的な構成の断
面図を示しており、シート１が、コンベヤベルト２に挟
みつけられるようにして搬送されている。コンベヤベル
ト２は、コンベヤローラー３により誘導される。コンベ
ヤローラー３は、順次、取付け板４に固定されている。
面図を示しており、シート１が、コンベヤベルト２に挟
みつけられるようにして搬送されている。コンベヤベル
ト２は、コンベヤローラー３により誘導される。コンベ
ヤローラー３は、順次、取付け板４に固定されている。
【００１８】図２は、図１に示す送り装置の一部平面図
を示す。搬送されるシート１は、搬送方向５に、搬送セ
クション６の後端のコンベヤローラーから搬送セクショ
ン７の入力コンベヤローラーへと渡される。これらのコ
ンベヤベルトは、コンベヤローラーがそれぞれ一対とな
っている領域で方向を変えて、各搬送セクションの反対
側の端に戻る。
を示す。搬送されるシート１は、搬送方向５に、搬送セ
クション６の後端のコンベヤローラーから搬送セクショ
ン７の入力コンベヤローラーへと渡される。これらのコ
ンベヤベルトは、コンベヤローラーがそれぞれ一対とな
っている領域で方向を変えて、各搬送セクションの反対
側の端に戻る。
【００１９】もし搬送セクション６のコンベヤローラー
３に接近している証券１において、すみ折れがコンベヤ
ベルト２から突出する場合、コンベヤベルトがコンベヤ
ローラに接触し始める漏斗状の変移領域において、すみ
折れがコンベヤローラー３とベルト２との間に挟まみ込
まれ、このため、全体がコンベヤローラーの回りに巻か
れる間コンベヤベルトにより保持されるという危険があ
る。この場合、証券は、所定の搬送方向の次の搬送セク
ション７のコンベヤローラーへ搬送されず、矢印９で示
されたコンベヤベルト２の移動方向に向いてコンベヤロ
ーラー３の回りに送られる。もし、シート材の移動方向
を意図した所定の搬送方向側にそらせるそらせ板（図示
されていない）が搬送セクション６と７の間に配置さ
れ、シート材の完全な搬送を確実にしようとすると、シ
ート材の残りの部分が所定の搬送方向へ押し込まれるの
で、コンベヤベルト２により締め付けられたすみ折れ
が、引きちぎれるか、あるいは、シート材が、トラブル
のない次の搬送を阻害するように、そらせ板の領域で変
形してしまう（装置の故障）。
３に接近している証券１において、すみ折れがコンベヤ
ベルト２から突出する場合、コンベヤベルトがコンベヤ
ローラに接触し始める漏斗状の変移領域において、すみ
折れがコンベヤローラー３とベルト２との間に挟まみ込
まれ、このため、全体がコンベヤローラーの回りに巻か
れる間コンベヤベルトにより保持されるという危険があ
る。この場合、証券は、所定の搬送方向の次の搬送セク
ション７のコンベヤローラーへ搬送されず、矢印９で示
されたコンベヤベルト２の移動方向に向いてコンベヤロ
ーラー３の回りに送られる。もし、シート材の移動方向
を意図した所定の搬送方向側にそらせるそらせ板（図示
されていない）が搬送セクション６と７の間に配置さ
れ、シート材の完全な搬送を確実にしようとすると、シ
ート材の残りの部分が所定の搬送方向へ押し込まれるの
で、コンベヤベルト２により締め付けられたすみ折れ
が、引きちぎれるか、あるいは、シート材が、トラブル
のない次の搬送を阻害するように、そらせ板の領域で変
形してしまう（装置の故障）。
【００２０】図３は、ベルト送り装置の他の変形を示し
ており、この場合、コンベヤベルトは、コンベヤローラ
ー１１とそらせ板１２とにより、片側へ置き換えられて
いる。図２と同様に、コンベヤベルト２は、図３では、
コンベヤローラー３で方向を変える。搬送するシート材
１は、コンベヤローラー１１とコンベヤベルト２との間
で矢印５の方向へ送られる。この場合、シート材１に
は、コンベヤベルト２の裏側に折り曲げられたすみ折れ
１３があり、すみ折れ１３は、補助的手段がないままに
偏向ローラー３に到達すると、偏向ローラーとコンベヤ
ベルトの間に挟み込まれてしまう。従って、挟み込み防
止のため、くせ取り要素１４が備えられている。くせ取
り要素１４はコンベヤベルト２の背後に配置され、これ
により、コンベヤベルトの後ろに突出しているシート材
部分、例えば、すみ折れ１３は、その先端１６がくせ取
り面１７の上を滑動し、面１７の傾斜面に沿って上方に
押し出され、コンベヤローラー３に到達すると、コンベ
ヤベルト２の締付け領域から取り除かれる。シート材の
先端がコンベヤローラー３を通過した後、次の搬送セク
ションへの送りが、そらせ板１２と１５により、欠陥も
なく確実に行われる。
ており、この場合、コンベヤベルトは、コンベヤローラ
ー１１とそらせ板１２とにより、片側へ置き換えられて
いる。図２と同様に、コンベヤベルト２は、図３では、
コンベヤローラー３で方向を変える。搬送するシート材
１は、コンベヤローラー１１とコンベヤベルト２との間
で矢印５の方向へ送られる。この場合、シート材１に
は、コンベヤベルト２の裏側に折り曲げられたすみ折れ
１３があり、すみ折れ１３は、補助的手段がないままに
偏向ローラー３に到達すると、偏向ローラーとコンベヤ
ベルトの間に挟み込まれてしまう。従って、挟み込み防
止のため、くせ取り要素１４が備えられている。くせ取
り要素１４はコンベヤベルト２の背後に配置され、これ
により、コンベヤベルトの後ろに突出しているシート材
部分、例えば、すみ折れ１３は、その先端１６がくせ取
り面１７の上を滑動し、面１７の傾斜面に沿って上方に
押し出され、コンベヤローラー３に到達すると、コンベ
ヤベルト２の締付け領域から取り除かれる。シート材の
先端がコンベヤローラー３を通過した後、次の搬送セク
ションへの送りが、そらせ板１２と１５により、欠陥も
なく確実に行われる。
【００２１】図４と５は、取付け板１８へ固定された、
３個のこの種のくせ取り要素を示している。くせ取り要
素１４は、それぞれ、コンベヤベルトに対称にコンベヤ
ベルト２の背面に配置されている。くせ取り要素１４に
は、コンベヤベルトが出来るだけ近づけて通過する滑り
溝１９と、オンベヤベルトの両側の、コンベヤベルトの
後部締付け領域からすみ折れを押し出すために配置され
た、コンベヤベルトの縦軸と対称な二つの滑らかな面１
７とがある。
３個のこの種のくせ取り要素を示している。くせ取り要
素１４は、それぞれ、コンベヤベルトに対称にコンベヤ
ベルト２の背面に配置されている。くせ取り要素１４に
は、コンベヤベルトが出来るだけ近づけて通過する滑り
溝１９と、オンベヤベルトの両側の、コンベヤベルトの
後部締付け領域からすみ折れを押し出すために配置され
た、コンベヤベルトの縦軸と対称な二つの滑らかな面１
７とがある。
【００２２】図４に示された組立体は、偏向ローラー３
とくせ取り要素との間に出来るだけ小さい間隔を残すよ
うに、図３に示されている位置で偏向ローラー３の直前
に、適切に配置されている。従って、すみ折れ１３は、
偏向ローラー３に到達する前にコンベヤベルトの背後に
押し込まれることはない。コンベヤベルトはくせ取り要
素の滑り溝１９内にもぐり込む。従って、挟み込みが生
じる危険領域において、このくせ取り要素により、さら
に部分的にカバーされることになり、コンベヤベルトと
すみ折れが直接に接触することは、効果的に防止され
る。
とくせ取り要素との間に出来るだけ小さい間隔を残すよ
うに、図３に示されている位置で偏向ローラー３の直前
に、適切に配置されている。従って、すみ折れ１３は、
偏向ローラー３に到達する前にコンベヤベルトの背後に
押し込まれることはない。コンベヤベルトはくせ取り要
素の滑り溝１９内にもぐり込む。従って、挟み込みが生
じる危険領域において、このくせ取り要素により、さら
に部分的にカバーされることになり、コンベヤベルトと
すみ折れが直接に接触することは、効果的に防止され
る。
【００２３】図６は、この発明のくせ取り要素をいろい
ろな方向から見た図を示している。くせ取り要素は、本
明細書の場合、搬送方向から見て、１点に傾斜し（図４
参照）、くせ取り表面１７と滑り溝１９が、頂点２０か
ら要素に沿って伸長していることが分る。滑り溝１９
は、頂点２０から始まりくせ取り要素のなかに一層沈下
するようになり、従って、ベルトは、頂点２０から見
て、くせ取り要素によりさらに深く取り囲まれる。くせ
取り面１７は、ほぼ三角形の基本形状を呈しており、コ
ンベヤベルト２の中心線に対し、僅かに立上っている鋭
角でもって、コンベヤベルトと平行に伸びている。
ろな方向から見た図を示している。くせ取り要素は、本
明細書の場合、搬送方向から見て、１点に傾斜し（図４
参照）、くせ取り表面１７と滑り溝１９が、頂点２０か
ら要素に沿って伸長していることが分る。滑り溝１９
は、頂点２０から始まりくせ取り要素のなかに一層沈下
するようになり、従って、ベルトは、頂点２０から見
て、くせ取り要素によりさらに深く取り囲まれる。くせ
取り面１７は、ほぼ三角形の基本形状を呈しており、コ
ンベヤベルト２の中心線に対し、僅かに立上っている鋭
角でもって、コンベヤベルトと平行に伸びている。
【００２４】図７は、発明のくせ取り要素１４のほかの
実施態様を示している。この場合、くせ取り面１７は、
取付け板２２に固定された、適切に曲がったくせ取り山
形部材により形成されている。山形部材２３は、傾斜し
た縁に沿って送られているときにコンベヤベルトにから
んでいるすみ折れ１３を折り返すように、設計されてお
り、従って、同様に、すみ折れをコンベヤベルト２の締
付け領域外に押し出す。図７の実施態様において、くせ
取り山形部材２３は、ベルトの片側から送られて来るす
み折れにだけ作用する。しかし、専門家は、コンベヤベ
ルトの両側における作用が、対応する対称的構造物によ
り、すなわち、図６のように、各コンベヤベルトに対し
２個の相対するくせ取り面を設定することにより、行う
ことが出来ることを知っている。従って、このような対
称構造のくせ取り山形部材２３は、図６に示されたくせ
取り要素１４と同様な可能性を提供する。
実施態様を示している。この場合、くせ取り面１７は、
取付け板２２に固定された、適切に曲がったくせ取り山
形部材により形成されている。山形部材２３は、傾斜し
た縁に沿って送られているときにコンベヤベルトにから
んでいるすみ折れ１３を折り返すように、設計されてお
り、従って、同様に、すみ折れをコンベヤベルト２の締
付け領域外に押し出す。図７の実施態様において、くせ
取り山形部材２３は、ベルトの片側から送られて来るす
み折れにだけ作用する。しかし、専門家は、コンベヤベ
ルトの両側における作用が、対応する対称的構造物によ
り、すなわち、図６のように、各コンベヤベルトに対し
２個の相対するくせ取り面を設定することにより、行う
ことが出来ることを知っている。従って、このような対
称構造のくせ取り山形部材２３は、図６に示されたくせ
取り要素１４と同様な可能性を提供する。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、すみ折
れ等のシート材の折れた部分をベルトの領域から排除す
ることができ、コンベヤローラーとベルトの間のシート
材の挟み込みを防止することができる。したがって、シ
ート材の保存状態に関係なく適用出来るという点で特に
有利である。
れ等のシート材の折れた部分をベルトの領域から排除す
ることができ、コンベヤローラーとベルトの間のシート
材の挟み込みを防止することができる。したがって、シ
ート材の保存状態に関係なく適用出来るという点で特に
有利である。
【００２６】特別の実施態様ではベルトの両側でも効果
的であるので、曲がったすみ領域だけでなく、縁の内部
領域、すなわち、裂け目領域のすみ折れを取り扱うこと
が出来る。これにより、このくせ取り要素を多重ベルト
装置にも成功裡に使用することが出来る。
的であるので、曲がったすみ領域だけでなく、縁の内部
領域、すなわち、裂け目領域のすみ折れを取り扱うこと
が出来る。これにより、このくせ取り要素を多重ベルト
装置にも成功裡に使用することが出来る。
【００２７】また、くせ取り要素の機能は、シート材を
損傷することなく、高い搬送速度で確実に働く。
損傷することなく、高い搬送速度で確実に働く。
【００２８】さらに、くせ取り要素の生産は、それ程費
用がかからず、現在の送り装置へも引き続いて組み込む
ことが出来る。
用がかからず、現在の送り装置へも引き続いて組み込む
ことが出来る。
【図１】基本的なベルト送り装置と搬送されるシート材
を断面図で示す。
を断面図で示す。
【図２】２つの搬送セクションの間の移送状態を上方か
ら見た図を示す。
ら見た図を示す。
【図３】送り装置領域とくせ取り要素を示す。
【図４】３個のくせ取り要素の細部を３次元表示で示
す。
す。
【図５】図４に示されたくせ取り要素の側面図を示す。
【図６】くせ取り要素を各種の図で示す。
【図７】本発明の機能原理の単純化された実施態様を示
す。
す。
１ シート材 ２ ベルト ３ 偏向ローラー ４ 取付け板 ５ 搬送方向の矢印 ６，７ 搬送セクション ９ ベルト移動方向の矢印 １１ 搬送ローラー １２ そらせ板 １３ すみ折れ部 １４，２３ くせ取り要素 １７ くせ取り面
Claims (7)
- 【請求項１】 薄いシート材を搬送するもので、前記シ
ート材がコンベヤベルトにより把握され、締付け状態で
搬送されるベルト送り装置において、 くせ取り要素が前記コンベヤベルトの背面に備えられ、
コンベヤベルトの背後に突出しているシート材の複数の
部分が搬送中にくせ取り要素の上を滑動して前記コンベ
ヤベルトの後部締付け領域外へ押し出されるように、前
記くせ取り要素が配置され設計されていることを特徴と
するベルト送り装置。 - 【請求項２】 くせ取り要素が搬送方向へ見て、少なく
ともいわゆる偏向ローラーの前に配置されていることを
特徴とする請求項１に記載のベルト送り装置。 - 【請求項３】 くせ取り要素が、各偏向ローラー上に巻
き掛けられるコンベヤベルト当たり一つ設定されている
ことを特徴とする請求項１または２に記載のベルト送り
装置。 - 【請求項４】 くせ取り要素が、搬送方向へ見て傾斜し
た面として働きまたベルトの背後に突出しているシート
材の部分をベルトの締付け領域の外へ押し出す表面領域
を有することを特徴とする請求項１から３のいずれかの
請求項に記載のベルト送り装置。 - 【請求項５】 くせ取り面がコンベヤベルト当り２つ設
定されており、二つのくせ取り面がコンベヤベルトの中
心線と鋭角を形成しまたいろいろに折れ曲がったすみ折
れを伸ばすために配置されていることを特徴とする前記
請求項のうちの少なくとも一の請求項に記載のベルト送
り装置。 - 【請求項６】 ベルトがくせ取り要素により少なくとも
部分的に囲まれるように、くせ取り要素がコンベヤベル
トに関連して設計されまた配置された滑り溝を有するこ
とを特徴とする前記請求項のうちの少なくとも一の請求
項に記載のベルト送り装置。 - 【請求項７】 くせ取り要素が鋳造要素または適切に押
圧されて折れ曲がった角形板要素により具現されること
を特徴とする前記請求項のうちの少なくとも一の請求項
に記載のベルト送り装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4110931A DE4110931A1 (de) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | Riementransportsystem |
| DE4110931.7 | 1991-04-04 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05278919A true JPH05278919A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=6428822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4110820A Withdrawn JPH05278919A (ja) | 1991-04-04 | 1992-04-03 | ベルト送り装置 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5299371A (ja) |
| EP (1) | EP0507306B1 (ja) |
| JP (1) | JPH05278919A (ja) |
| AT (1) | ATE131133T1 (ja) |
| CA (1) | CA2065067A1 (ja) |
| DE (2) | DE4110931A1 (ja) |
| ES (1) | ES2080366T3 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR100470852B1 (ko) * | 2000-12-20 | 2005-03-07 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 지폐 수납 방출 장치 및 지폐 취급 장치 |
| JP2007233527A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Saxa Inc | 紙幣搬送装置 |
| JP2007233526A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Saxa Inc | 紙幣搬送装置 |
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1991
- 1991-04-04 DE DE4110931A patent/DE4110931A1/de not_active Withdrawn
-
1992
- 1992-04-02 AT AT92105720T patent/ATE131133T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-04-02 ES ES92105720T patent/ES2080366T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1992-04-02 DE DE59204537T patent/DE59204537D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-04-02 EP EP92105720A patent/EP0507306B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-04-03 JP JP4110820A patent/JPH05278919A/ja not_active Withdrawn
- 1992-04-03 CA CA002065067A patent/CA2065067A1/en not_active Abandoned
- 1992-04-03 US US07/863,046 patent/US5299371A/en not_active Expired - Fee Related
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| JP2007233526A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Saxa Inc | 紙幣搬送装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| ES2080366T3 (es) | 1996-02-01 |
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| US5299371A (en) | 1994-04-05 |
| DE4110931A1 (de) | 1992-10-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |