JP2716021B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類処理装置

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JP2716021B2
JP2716021B2 JP7293930A JP29393095A JP2716021B2 JP 2716021 B2 JP2716021 B2 JP 2716021B2 JP 7293930 A JP7293930 A JP 7293930A JP 29393095 A JP29393095 A JP 29393095A JP 2716021 B2 JP2716021 B2 JP 2716021B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は紙葉類処理装置に関し、
特に、紙葉類の搬送途中において紙葉類の第1の面と第
2の面の反転を可能とする紙葉類反転機能を有する紙葉
類処理装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の紙葉類反転機能を有する
紙葉類処理装置としては、例えば特開昭60−1173
91号公報に開示されているように、入金紙幣の搬送路
の一部と出金紙幣の搬送路の一部との共通路部に、羽根
付ローラと、ストッパを有する反転板とを備えた紙幣表
裏取揃手段を設け、紙幣の表裏を識別する紙幣識別手段
からの識別結果に基づき、前述の反転板を作動させ、紙
幣の表裏を一定の方向に取揃えるようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この構造で
は、搬送方向に、カールぐせ、折れぐせなどの変形部が
ある紙幣は、見かけ上の厚みがあるので、高さ(厚さ)
方向の空間が狭くなる反転板の部分で搬送抵抗が大きく
なる。これにより、紙幣の前端部が座屈して反転板の奥
まで入らず途中で滞留或いは紙詰まりを起こしてしまい
反転ができず、下流側の搬送路へ搬出できなくなる場合
がある。 【0004】本発明は、カールぐせ、折れぐせなどの変
形がある紙葉類であっても、紙詰まり等の障害を発生す
ることなく、確実に反転を行うことが出来る手段を備え
る紙葉類処理装置を提供することを目的とするものであ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的は、紙葉類を搬
送する第1の搬送路と、この第1の搬送路から分岐した
第2の搬送路と、第1の搬送路を搬送される紙葉類の表
裏を識別しその結果に基づき搬送路を切り換える手段
と、第2の搬送路を搬送される紙葉類の搬送方向を反転
させる反転手段と、この反転手段と第1の搬送路とを結
ぶ第3の搬送路とを備えたものであって、第2の搬送路
から反転手段に搬送される紙葉類の搬送方向側端部を変
形させる変形手段と、第2の搬送路から反転手段に搬送
されてくる紙葉類をガイドする搬入ガイドとを備え、こ
の搬入ガイドを紙葉類が変形手段により変形しそのガイ
ドに当接する位置を越えて搬送方向上流側に延伸させた
ことにより達成される。 【0006】 【作用】上記構成によって、変形手段により搬送方向反
転手段へ搬入するときに紙葉類の見かけ上の剛性を大き
くすることができ、円滑に反転手段内に搬送することが
できる。 【0007】また、紙葉類が変形手段にて紙葉類が変形
されても、搬入ガイドをそのガイドに当接する位置を越
えて上流側に延伸するようにしたことにより、紙葉類の
前端が搬入ガイド入り口部に衝突し紙詰まりを生じるこ
とを防止することができる。 【0008】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図7により
説明する。 【0009】なお、以下の説明において、第1の面であ
る表向き紙葉類とは、表裏反転を必要としない紙葉類を
呼称し、第2の面である裏向き紙葉類とは、表裏反転を
必要とする紙葉類を呼称するものである。 【0010】図1はこの実施例の概略断面図、図2は第
1図のA−A矢視断面図である。図1,図2において、
紙葉類は、鑑別部1の入口2より1枚ずつ投入され、図
示しないモータにより駆動される複数対のローラ3によ
り鑑別部1の出口4へと搬送される。この鑑別部1で
は、送り込まれてくる紙葉類の真偽、金種、正損、表
裏、間隔などが鑑別される。 【0011】この鑑別部1の出口4に連続して、複数の
搬送ベルトと複数のプーリからなる搬送路構造と、表向
き紙葉類と裏向き紙葉類に応じて搬送路を切換える区分
手段と、紙葉類の表裏を反転するための反転手段と、搬
送路と反転部の間に設けられた紙葉類押付部材付案内手
段を備える紙葉類処理装置が配設されている。前述の搬
送路構造は、搬送ベルト5,6,7,8,9及び合流ガ
イド16を備えている。 【0012】この搬送ベルト5は、プーリ18,プーリ
19に掛合する搬送ベルト6上、プーリ20,21,2
2に掛合する搬送ベルト7上及びプーリ23,24,2
5にエンドレスに掛合している。また搬送ベルト6は、
プーリ19,26,28にエンドレスに掛合している。
また搬送ベルト7は、プーリ20,21,22,プーリ
29に掛合する搬送ベルト8上に掛合している。また、
搬送ベルト8は、プーリ27,29,プーリ19に掛合
する搬送ベルト6上に掛合している。また搬送ベルト9
は、プーリ30,31に掛合している。 【0013】そして、これら搬送ベルト5,6,7,搬
送ベルト9の一部及び分流ガイド16により第1の搬送
路、搬送ベルト6,8により第2の搬送路、搬送ベルト
9,搬送ベルト8の一部及び合流ガイド16により第3
の搬送路をそれぞれ形成している。搬送ベルト8及び9
は、第3搬送路の入口部で複数のプーリ27及びプーリ
30による回転体対により挾持されている。 【0014】前述の区分手段は、前述のプーリ20の軸
10を中心として回転可能に支持されたゲート11から
なる。このゲート11は、その先端側に案内面11aを
有し、前述の鑑別部1からの表裏鑑別信号に基づき軸1
0を中心として図で示す実線位置あるいは二点鎖線位置
に回動する。そして、実線で示す位置に回動していると
きには、前述の第1の搬送路を第2の搬送路及び第3の
搬送路側に連通するようにしている。 【0015】前述の反転手段は、第2の搬送路と第3の
搬送路の間に配設され、反転するための裏向き紙葉類を
前述の第2の搬送路から浮かせ円滑に搬入及び搬出させ
るための搬入ガイド枠12,搬出ガイド13と、このガ
イド枠12,13に設けた進入停止部材14からなる。 【0016】また、前述の案内手段は、プーリ27の軸
上に配置された案内ローラ15からなり、この案内ロー
ラ15の外周面には、1個または放射状に複数個の紙葉
類押付部材として歯状の突起物17が設けられている。
この突起物17の外周径は、プーリ27に搬送ベルト8
が巻回された部分の外径より幾分大きく構成されてい
る。前述の進入停止部材14と案内ローラ15の配設位
置は、両者の距離が反転するための裏向き紙葉類の搬送
方向長さとほぼ等しくなるように設定されている。 【0017】そして、前述の案内ローラ15は、前述の
ガイド枠12,13内に反転するための裏向きの紙葉類
が進入するとき、この紙葉類と当接し、この紙葉類を第
2の搬送路の走行面に押し付ける位置に設けることによ
り、カールぐせ、折れぐせのある紙葉類を円滑にガイド
枠内に進入させる。また、この案内ローラ15は、ガイ
ド枠内に設けた進入停止部材14に衝突した紙葉類の後
端と当接し、この紙葉類の後端を第2の搬送路側から第
3の搬送路側に移動させ、かつ、第3の搬送路の走行面
に押し付ける位置に設けることにより、カールぐせ、折
れぐせのある紙葉類を円滑に第3の搬送路内に搬送す
る。 【0018】また、第1の搬送路途中に設けた区分手段
であるゲート11より第1の搬送路を経由して合流ガイ
ド16に至るまでの搬送時間と、表裏反転の必要な紙葉
類が前述のゲート11にて区分されてから第2の搬送路
を経由し反転動作後合流ガイド16に至るまでの搬送時
間とが等しくなるように、各搬送路の搬送路長さ及び搬
送速度を設定している。 【0019】次に、本実施例の搬送動作を説明する。 【0020】鑑別部1の出口4より搬出された紙葉類
は、搬送ベルト5,6により挾持され、ゲート11まで
搬送される。ここで、前述の鑑別部1で表と判断された
紙葉類の場合には、ゲート11は図示しない駆動源によ
り軸10を中心として、第1図の二点鎖線で示す位置ま
で反時計回りに回動する。したがって、この表向き紙葉
類は、搬送ベルト5,7の挾持部まで搬送され、その後
合流ガイド16まで搬送され、搬送ベルト5,9により
挾持され下方に搬出され、たとえば、図示しない紙葉類
収納部方向へ搬送することができる。 【0021】次に、前記鑑別部1で裏と判断された紙葉
類の場合には、ゲート11は、図示しない駆動源により
軸10を中心として第1図の実線で示す位置にまで時計
回りに回動する。したがって、この裏向き紙葉類は、こ
のゲート11により表向き紙葉類と区分され、搬送ベル
ト6,8で挾持搬送され、搬入ガイド枠12,進入停止
部材14,搬出ガイド枠13,案内ローラ15の相互作
用により紙葉類の反転を行う反転部に搬入される。上記
の反転部においては、以下の動作により紙葉類が反転さ
れる。 【0022】この反転動作を図3〜図5により説明す
る。図3は、紙葉類が搬入ガイド枠12と搬出ガイド枠
13で構成される空間に進入するときの紙葉類の前端3
3,及び前端側端部33aの状態を示している。プーリ
27に搬送ベルト8が巻回された場合の外周径よりも、
案内ローラ15の外周面に設けられている突起物17の
外周径の方が大きく構成しているために、紙葉類は、強
制変形力を受け、搬送ベルト6に押し付けられる。この
ときの変形量は、搬入ガイド枠12で規制され、また、
紙葉類の前端33が強制的に変形させられるため、紙葉
類の剛性が見かけ上大きくなり、該紙葉類は円滑にガイ
ド枠12,13内に進行し、最後に進入停止部材14に
衝突して停止する(図4参照)。 【0023】このとき、該紙葉類の後端34は、案内ロ
ーラ15の外周面と、進入停止材14までの距離が、該
搬送紙葉類の搬送方向長さとほぼ等しく配設されている
ため、案内ローラ15の外周面に設けられた突起物17
の回動に伴い、太い実線から、太い二点鎖線のように移
動し、搬送ベルト9に押し付けられる。 【0024】次に該紙葉類は図5のように、複数のプー
リ27とプーリ30からなる複数の回転体対に挾持さ
れ、第3の搬送路の一部を構成する搬送ベルト8、9に
より搬送され該紙葉類の後端34、及び後端側端部34
aは、図5の状態となる。すなわち、該紙葉類の後端3
4は、強制変形力を受け、搬送ベルト9に押し付けられ
る。このときの変形量は、搬出ガイド枠13で規制さ
れ、また、紙葉類の後端34が強制的に変形させられる
ため、紙葉類の剛性が見かけ上大きくなり、該紙葉類は
円滑に搬送ベルト8,9で挾持される搬送路に進入する
ことができる。 【0025】その後は、図1に示す合流ガイド16に沿
って搬送され、搬送ベルト9,5の挾持部に至り、下方
に搬送される。したがって、搬送ベルト5,9で挾持さ
れ、下方に搬送される紙葉類はいずれも前記表向き紙葉
類と同じ向きの表向き紙葉類となって搬送される。 【0026】また、ゲート11より、搬送ベルト5,7
の挾持部を経由して搬送ベルト5,9の挾持部に至るま
での搬送時間と、ゲート11より、搬送ベルト6,8の
挾持部を経由し、搬送紙葉類の反転動作後、搬送ベルト
5,9の挾持部に至るまでの反転時間を含む搬送時間が
ほぼ等しくなるように各搬送路の送路長、搬送速度が設
定されている。そのため、鑑別部1で裏向きと判断した
紙葉類のみをゲート11で区分し、上記搬送路にて表裏
を反転し、搬送ベルト5,9により後処理部へ搬送した
時、表向き紙葉類との間隔にばらつきを生じることがな
く、処理上の不都合をきたすことはない。 【0027】次に、裏向きの斜行紙葉類が搬送された場
合の斜行矯正作用を図2及び図4により説明する。 【0028】図4において、斜行紙葉類がガイド枠1
2,13内に搬送されたとき、先行部が先に進入停止部
材14に衝突し、後行部は遅れて進入停止部材14に衝
突する。該紙葉類の両先端部が進入停止部材14に衝突
すると同時に、両後端34は、搬送ベルト6,8の挾持
部より離脱し、案内ローラ15の外周部に設けられた突
起物17により後端部の搬送力及びたたき落とし作用が
該紙葉類に作用する。このとき、該斜行紙葉類の後行部
のみに搬送力が大きめに加わるので、該紙葉類は、図面
に垂直方向にシフトしながら、斜行が矯正される。 【0029】次に図6は、図1〜図5に示した実施例に
おいて、反転する紙葉類に引き続いて反転する紙葉類が
反転部に進入しようとした場合の、反転部の作用を示し
ている。案内ローラ15は、反転部に進入しようとする
紙葉類の前端33を搬送ベルト6に押し付けると同時に
反転部へ進入を完了し、反転しようとする紙葉類の後端
34を搬送ベルト9を押し付ける作用を合わせ持つた
め、2枚以上の紙葉類がそれぞれ接近した状態で連続し
て本反転部に進入しても、何らジャムなどのトラブルを
起こすことなく、反転動作を行うことができる。 【0030】次に、図7は図6に示す実施例において、
反転しない紙葉類で、搬送方向の長さが異状に短かい、
例えば2つ折れの紙葉類38が第1の搬送路に進入した
場合の、ゲート11部を搬送される状態を示している。
このような紙葉類38は、通常後処理部において不具合
を来たすので、図示しない区分手段により後処理部に至
る前に排除することになる。 【0031】しかし、図7に示すように、搬送ベルト
5,6により挾持の終点と、搬送ベルト5,7による挾
持の始点の距離を十分近付けることにより、搬送方向の
長さが異状に短かい紙葉類も、円滑に搬送することがで
きる。なお、以上の図示実施例において、各搬送路を構
成するベルトの巻回し方は図示例に限られるものではな
く、又紙葉類の送る方向や、長さなどは取扱う紙葉類の
大きさや性状などに合わせて適宜設計変更し得ることは
言うまでもないことである。 【0032】また、案内ローラ15の位置、個数など
も、取扱う紙葉類の性状に合わせて適宜任意に選択でき
るのはもちろんである。また、案内ローラ15の外周面
に設けられている突起物17は、前述した実施例の如き
形状に限られるものではなく、例えば、第8図(a),
(b),(c)に示すような種々の形状が考えられる。
このような形状にしても前述の実施例と機能、動作は同
様である。 【0033】次に本発明の紙葉類処理装置の他の例を図
9〜図13により説明する。 【0034】図9に示す実施例は、図1に示す案内手段
としての案内ローラ15に代わり、紙葉類押付部材とし
て可撓性部材例えばナイロンなどの細線によるブラシ部
材47が1個または複数個設けられた案内ローラ45を
配設したものであり、他については図1に示す構成と同
じである。この案内ローラ45は、案内ローラ45の外
周面と、進入停止部材14の距離が裏向き紙葉類の搬送
方向長さより幾分長くなるように構成されている。ま
た、案内ローラ45外周面に設けられているブラシ部材
47は、その外周径がプーリ27に搬送ベルト8が巻回
された部分の外周径より幾分大きく、さらに、その外周
面と進入停止部材14の距離が裏向き紙葉類の搬送方向
長さより幾分短くなるように構成されている。 【0035】次に図9に示す実施例において、鑑別部1
で裏と判断された紙葉類の反転動作を図10〜図12に
より説明する。 【0036】図10は、紙葉類が搬入ガイド枠12と搬
出ガイド枠13で構成される空間に進入するときの紙葉
類の前端33、及び前端側端部33aの状態を示してい
る。プーリ27に搬送ベルト8が巻回された場合の外周
径よりも、案内ローラ45の外周面に設けられているブ
ラシ部材47の外周径の方が大きく構成しているため
に、紙葉類は強制変形力を受け、搬送ベルト6に押し付
けられる。 【0037】このときの変形量は、搬入ガイド枠12で
規制され、また、紙葉類前端23が強制的に変形させら
れるため、紙葉類の剛性が見かけ上大きくなり、該紙葉
類は円滑にガイド枠12,13内を進行し、最後に進入
停止部材14に衝突して停止する(図11参照)。この
とき、案内ローラ45の外周と、進入停止部材14まで
の距離が、該搬送紙葉類の搬送方向長さより幾分長く配
設されているため、又案内ローラ45の外周面に設けら
れているブラシ部材47の外周と、進入停止部材14の
距離が、該搬送紙葉類の搬送方向より幾分短かく配設さ
れているため、紙葉類の後端34は、案内ローラ45の
外周面に設けられたブラシ部材47の回動に伴い、太い
実線から、太い二点鎖線のように移動し、搬送ベルト9
に押し付けられる。 【0038】次に該紙葉類は図12のように搬送ベルト
8,9により挾持され、該紙葉類の後端34及び後端側
端部34aは図12の状態となる。すなわち、該紙葉類
の後端34は、強制変形力を受け、搬送ベルト9に押し
付けられる。このときの変形量は、搬出ガイド枠13で
規制され、また、紙葉類の後端34が強制的に変形させ
られるため、紙葉類の剛性が見かけ上大きくなり、該紙
葉類は円滑に搬送ベルト8,9で挾持される搬送路に進
入することができる。 【0039】その後は、図9に示す合流ガイド16に沿
って搬送され、搬送ベルト9,5の挾持部に至り、下方
に搬送される。 【0040】したがって、搬送ベルト5,9で挾持さ
れ、下方に搬送される紙葉類は、いずれも前記表向き紙
葉類と同じ向きの表向き紙葉類となって搬送される。ま
た、ゲート11より、搬送ベルト5,7の挾持部を経由
して搬送ベルト5,9の挾持部に至るまでの搬送時間と
ゲート11より、搬送ゲルト6,8の挾持部を経由し、
搬送紙葉類の反転動作後、搬送ベルト5,9の挾持部に
至るまでの反転時間を含む搬送時間がほぼ等しくなるよ
うに各搬送路の送路長,搬送速度が設定されている。 【0041】そのため、鑑別部1で裏向きと判断した紙
葉類のみをゲート11で区分し、上記搬送路にて表裏を
反転し、搬送ベルト5,9により後処理部へ搬送したと
き、表向き紙葉類との間隔にばらつきを生じることな
く、処理上の不都合をきたすことはない。 【0042】図9に示す実施例において裏向きの斜行紙
葉類が搬送された場合には、図1に示す実施例と同様の
動作により斜行が矯正される。 【0043】また、図10〜図12に示す反転動作時に
おいて、反転部に、反転する紙葉類に引き続いて反転す
る紙葉類が進入しようとしたなど2枚以上の反転すべき
紙葉類が接近した状態で連続して進入してきた場合に
も、図1に示す実施例と同様に、案内ローラ45の作用
により、何らジャムなどのトラブルを起こすことなく、
反転動作を行うことができる。また、反転しない紙葉類
で搬送方向の長さが異常に短かい例えば2つ折れの紙葉
類が搬送路に進入してきた場合においても、図1に示す
実施例と同様に円滑に搬送することができる。 【0044】以上説明したように、図9に示す実施例に
おいては、案内ローラ45の外周面に設けられる紙葉類
押付部材としての可撓部材は、ナイロンなどの細線から
なるブラシ部材47などの弾性体で構成されているの
で、紙葉類に傷を付けにくいと同時に、反転する紙葉類
後端34との間の摩擦力が大きくなるので、紙葉類の後
端34を円滑に搬送ベルト6から搬送ベルト9側に移動
させることが可能となる。また、案内ローラ45の外周
面に設けた可撓性部材の形状及び材質としては、以上に
図示した形状及び材質に限られるものではなく、たとえ
ば図13(a),(b),(c)に示したように、種々
の形状が考えられる。 【0045】図13(a)は、案内ローラ45の外周面
において、可撓性部材としてのブラシ部材47を半径方
向に対して傾斜をもたせた配設したものであり、可撓性
部材の変形量を少なくしたものである。図13(b)
は、可撓性部材としてゴム材などの弾性体48を配設し
たものであり、図13(c)は案内ローラ45として、
軸に直接可撓性部材を設けたものである。これらいずれ
の案内ローラにおいても、作用,機能は全く同様であ
る。 【0046】また、図9〜図13に示す実施例において
は、案内ローラ15の外周面に設けられる紙葉類押付部
材は、可撓性部材で構成され、しかも、その外周と進入
停止部材14との距離が紙葉類の搬送方向長さより幾分
短かく設定されているので、たとえ紙葉類の搬送方向長
さが短かい状態で搬入されても、可撓性部材により、紙
葉類に搬送力が与えられるので、反転動作を円滑に行う
ことができる。 【0047】以上説明した各実施例によれば、紙葉類を
搬送しながら表裏反転搬送ができ、表向き及び裏向きの
紙葉類が混在した状態で搬送しても、その搬送順序及び
搬送間隔を一定にして、すべての紙葉類を表向きにして
送り出す事ができ、したがって後処理部での紙葉類の集
積収納などの処理が容易かつ、正確になる。 【0048】また、裏向き紙葉類の反転搬送時に、案内
ローラにより紙葉類の見かけの剛性を高める事ができる
ので、カールぐせや、折れぐせの強い紙葉類に対して
も、確実に反転させる事のできる効果を持っている。 【0049】また、搬送方向の長さが異常に短かい紙葉
類が混在する場合でも、円滑に後処理部まで搬送するこ
とが可能である。 【0050】以上説明したように、本発明によれば、紙
葉類にカールぐせや折れぐせなどの変形があっても、紙
葉類の表裏反転を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の紙葉類処理装置の一実施例を示す概略
断面図である。 【図2】図1のA−A線矢視図である。 【図3】図1に示す実施例において紙葉類の反転動作時
の搬送状態の説明図である。 【図4】図1に示す実施例において紙葉類の反転動作時
の搬送状態の説明図である。 【図5】図1に示す実施例において紙葉類の反転動作時
の搬送状態の説明図である。 【図6】図1に示す実施例において連続した紙葉類の反
転動作時の搬送状態の説明図である。 【図7】図1において反転しない紙葉類で搬送方向長さ
の異状に短かい紙葉類の搬送状態の説明図である。 【図8】図1に示す装置における案内ローラの他の例を
示す図である。 【図9】本発明の紙葉類処理装置の他の示す概略断面図
である。 【図10】図9に示す実施例において、紙葉類の反転動
作時の搬送状態の説明図である。 【図11】図9に示す実施例において、紙葉類の反転動
作時の搬送状態の説明図である。 【図12】図9に示す実施例において、紙葉類の反転動
作時の搬送状態の説明図である。 【図13】図9に示す案内ローラの他の例を示す図であ
る。 【符号の説明】 1…鑑別部、5,6,7,8,9…搬送ベルト、10…
軸、11…ゲート、12…搬入ガイド枠、13…搬出ガ
イド枠、14…進入停止部材、15,45…案内ロー
ラ、16…合流ガイド、17…突起物、18〜31…プ
ーリ、33…紙葉類の前端、34…紙葉類の後端、47
…ブラシ部材。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.紙葉類を搬送する第1の搬送路と、この第1の搬送
    路から分岐した第2の搬送路と、前記第1の搬送路を搬
    送される紙葉類の表裏を識別しその結果に基づき搬送路
    を切り換える手段と、前記第2の搬送路を搬送される紙
    葉類の搬送方向を反転させる反転手段と、この反転手段
    と前記第1の搬送路とを結ぶ第3の搬送路とを備えた紙
    葉類処理装置において、 前記第2の搬送路から前記反転手段に搬送される前記紙
    葉類の搬送方向側端部を変形させる突起又はブラシを設
    けたローラからなる変形手段と、前記第2の搬送路から
    前記反転手段に搬送されてくる前記紙葉類をガイドする
    搬入ガイドとを備え、この搬入ガイドを前記紙葉類が前
    記変形手段により変形しそのガイドに当接する位置を越
    えて搬送方向上流側に延伸させた ことを特徴とする紙葉
    類処理装置。 2.前記ローラの突起又はブラシは可撓性部材からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。 3.前記ローラの外周面の上流側から前記搬入ガイドの
    前記第2の搬送路の端部に設けた進入停止部材までの距
    離は、前記紙葉類の搬送方向長さよりも長いことを特徴
    とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。 4.前記ローラの突起又はブラシから前記搬入ガイドの
    前記第2の搬送路の端部に設けた進入停止部材までの距
    離は、前記紙葉類の搬送方向長さよりも短いことを特徴
    とする請求項1又は3に記載の紙葉類処理装置。
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