JPH05278204A - 色調安定化装置 - Google Patents

色調安定化装置

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JPH05278204A
JPH05278204A JP4008672A JP867292A JPH05278204A JP H05278204 A JPH05278204 A JP H05278204A JP 4008672 A JP4008672 A JP 4008672A JP 867292 A JP867292 A JP 867292A JP H05278204 A JPH05278204 A JP H05278204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
plate
roller
cylinder
printing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4008672A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Isono
仁 磯野
Masahito Kaneko
雅仁 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP4008672A priority Critical patent/JPH05278204A/ja
Publication of JPH05278204A publication Critical patent/JPH05278204A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は印刷開始時から色調を安定させるこ
とのできる印刷機械用の色調安定化装置を提供するもの
である。 【構成】 インキ又は水の移転を行うインキ着けロー
ラ,水着けローラ,版胴,ブランケット胴及び圧胴を有
する印刷機械において、前記各ローラの相互の着脱を制
御するローラ着脱制御装置と、前記制御装置に各ローラ
の着脱タイミングを指示する制御パターン入力装置とを
具え、版替えのために印刷機停止時にインキ練りローラ
群に残留するインキ量が一定になるようにした色調安定
化装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷開始時の色調を安定
化することのできるオフセット印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷される絵柄にはインキ付着部分(絵
柄面積率)が少ない絵柄から多い絵柄までいろいろ有
る。印刷会社では1台の印刷機で1日に5つから10以
上の絵柄を刷っている。これらの絵柄を替える事は、刷
る絵柄用の版を替える事によって行われるが、この時イ
ンキ練りローラ群(図1の9〜25)に溜まっているイ
ンキ量は、前の絵柄面積率に相当する量が残っている
(図2の26の実線)。すなわち絵柄面積率が大きい場
合は、インキ練りローラ群に溜まっているインキ量は多
く、絵柄面積率が小さい時にはインキ量は少ない。この
ため絵柄面積率の大きい絵柄から小さい絵柄へ絵柄を替
えた時には、小さい絵柄に相当するインキ量以上のイン
キがインキ練りローラ群上に溜まっている事になる。
【0003】現在インキ供給量のプリセット値は、絵柄
面積率を基にして指示されるため、もし残留インキの処
理を行わず、指示されたプリセット値で印刷を行った場
合、インキ練りローラ上に溜まっているインキが絵柄面
積率相当になるまで、即ち印刷する事によって余剰イン
キ量を紙に消費しきるまで、色調は安定しない(図3の
29)。一方絵柄面積率の小さいものの場合、印刷によ
って消費されるインキ量は少なく、色調の安定までに約
300〜500枚程度かかる場合もあり、不良紙を増加
させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】オペレータによって
は、プリセットされたインキ供給量を変更して、印刷物
の色調を合わすが、余剰なインキが減り続け定常量に落
着くまでの間、色調は安定しないため、オペレータが頻
繁に検紙し、インキ供給量の調整を行う必要があり、ま
たそれでも安定した色調の印刷物は得られない時もある
(図3の30参照)。
【0005】この為、損紙及び準備時間の増加、オペレ
ータの負担増大が生じ、生産性に悪影響を及ぼしてき
た。本発明は印刷開始時から色調を安定させることので
きる印刷機械用の色調安定化装置を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】印刷を止める時、その後
に版を替える事を認識する部材、及びローラの着脱タイ
ミングを制御する部材を設ける。
【0007】
【作用】ローラ群上に溜まっている余剰なインキを消費
し、次の絵柄による印刷開始前にはローラ群上には常に
一定レベルのインキ量(図2の破線27)だけ残るよう
になる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図5について説明
する。図において、1は圧胴、2はブランケット胴、3
は版胴、4はインキ着けローラ、5は水着けローラ、6
は水元ローラ、7はインキ元ローラ、8はインキ呼出ロ
ーラ、9〜25はインキ練りローラ、26は従来版替え
後にインキ練りローラに溜まっているインキ量、27は
本案によって版替え後にインキ練りローラに残っている
インキ量、28〜30は版替え後の印刷直後の印刷物の
濃度変化、31はローラ着脱制御装置、32は制御パタ
ーン入力装置である。
【0009】実施例1 版を替えるために印刷を止めることを印刷機に入力する
ために“版替え前”専用の印刷機停止ボタンを作る。も
しくは“通常”と“版替え前”の切替えスイッチを設
け、印刷停止ボタンを押す前に選択できるようにする。
版を替えるために印刷機を停止する時には、版替え前専
用の印刷停止ボタンを押すか、もしくは版替え前の位置
にスイッチを切替えた後に印刷停止ボタンを押すことに
よって、版替え前専用の制御装置31を作動させる。
【0010】通常の印刷機停止用の制御装置は、次のよ
うに印刷機各部を制御する。まず、印刷停止ボタンが押
されると、紙入れ機構を停止させ、最終の紙がブランケ
ット胴2と圧胴1の間を通過した直後に、インキ着けロ
ーラ4と版胴3、版胴3とブランケット胴2、ブランケ
ット胴2と圧胴1、及び水着けローラ5とインキ着けロ
ーラ4をほぼ同時に離した後に、印刷機の回転を停止さ
せる。
【0011】版替え前に印刷機を止める際には、予め入
力装置32から制御パターンを入力しておいた印刷機停
止用の制御装置31に、以下の様に制御し印刷機を止め
る。版替え前専用の印刷機停止ボタンが押されると、紙
入れ機構を停止させ、最終の紙がブランケット胴2と圧
胴1の間を通過した直後に、版胴3とブランケット胴
2、ブランケット胴2と圧胴1を離す(図4の状態)
が、インク着けローラ4と版胴3及びインキ着けローラ
4と水着けローラ5は、それから20回転程度遅れて離
し(図5の状態)、その後印刷機の回転を停止させる。
【0012】この版替え前専用の制御装置31により、
インキ練りローラ群に溜まったインキは版の画線率に応
じて版に取られるため、インキ練りローラ群に残るイン
キ量は前に刷った絵柄にかかわらず一定量(図2の27
参照)となる。なぜなら絵柄面積率が大きい絵柄の場合
はインキ練りローラに溜まるインキ量も多いが、版には
画線部(インキが着く部分)が多いため取られる量も多
く、絵柄面積率が小さい場合にはインキ練りローラに溜
まる量は少ないが、版に取られる量も少ないためであ
る。
【0013】この制御装置31によって、版替え後のイ
ンキ練りローラに溜まっているインキ量は一定になって
いるため、色調はすばやく合わせられ、またその後の色
調も安定する(図3の28参照)。 実施例2 版を替えるために印刷を止めることを印刷機に入力する
ために、版替え前専用の印刷機停止ボタンを作る。もし
くは“通常”と“版替え前”の切替えスイッチを設け、
印刷停止ボタンを押す前に選択できるようにする。版を
替えるために印刷機を停止する時には、版替え前専用の
印刷停止ボタンを押すか、もしくは版替え前の位置にス
イッチを切替えた後に印刷停止ボタンを押すことによっ
て、版替え前専用の制御装置31を作動させる。
【0014】通常の印刷機停止用の制御装置は次のよう
に印刷機各部を制御する。まず、印刷停止ボタンが押さ
れると、紙入れ機構を停止させ、最終の紙がブランケッ
ト胴2と圧胴1の間を通過した直後に、インキ着けロー
ラ4と版胴3、版胴3とブランケット胴2、ブランケッ
ト胴2と圧胴1及び水着けローラ5とインキ着けローラ
4をほぼ同時に離した後に印刷機の回転を停止させる。
【0015】版替え前に印刷機を止める際には、予め入
力装置32から制御パターンを入力しておいた印刷機停
止用の制御装置31に、以下の様に制御し印刷機を止め
る。版替え前専用の印刷機停止ボタンが押されると、印
刷状態のまま(図1の状態)呼出ローラ8の動作のみを
停止させ、指定された枚数の紙だけがその後に印刷され
た後、インキ着けローラと版胴3、版胴3とブランケッ
ト胴2、ブランケット胴2と圧胴1、及び水着けローラ
5とインキ着けローラ4をほぼ同時に離し(図5の状
態)、最終紙が排紙された後、印刷機の回転を停止させ
る。
【0016】この版替え前専用の制御装置31により、
インキ練りローラ群に溜まったインキは版の画線率に応
じて印刷紙に取られるため、次の絵柄の印刷開始時にお
いてインキ練りローラ群に残るインキ量は前に刷った絵
柄にかかわらず一定量(図2の27参照)となる。なぜ
なら絵柄面積率が大きい絵柄の場合はインキ練りローラ
に溜まるインキ量も多いが、版には画線部(インキが着
く部分)が印刷されて紙に消費させる量が多く、絵柄面
積率が小さい場合にはインキ練りローラに溜まる量は少
ないが、紙に取られる量も少ないためである。
【0017】この制御装置31によって、版替え後のイ
ンキ練りローラに溜まっているインキ量は一定になって
いるため、色調をすばやく合わせられ、またその後の色
調も安定する(図3の28参照)。
【0018】
【発明の効果】本発明による色調安定化装置は、インキ
又は水の移転を行うインキ着けローラ,水着けローラ,
版胴,ブランケット胴及び圧胴を有する印刷機械におい
て、前記各ローラの相互の着脱を制御するローラ着脱制
御装置と、前記制御装置に各ローラの着脱タイミングを
指示する制御パターン入力装置とを具え、版替えのため
に印刷機停止時にインキ練りローラ群に残留するインキ
量が一定になるように構成したことにより、次の効果を
有する。
【0019】絵柄面積率の違う版に交換した際に生じる
刷り始めの色調変動を緩和し、色合わせ時間の短縮及び
損紙の低減を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オフセット印刷機における本発明の実施例の印
刷時のローラ位置を示す図である。
【図2】印刷物の絵柄面積率とそれを刷る時にインキ練
りローラに溜まるインキ量との関係図である。
【図3】色調の安定性を示す線図である。
【図4】版替え前に印刷機を停止する場合の第1段階の
ローラ位置を示す図である。
【図5】版替え前に印刷機を停止する場合の第2段階の
ローラ位置を示す図である。
【符号の説明】
1 圧胴 2 ブランケット胴 3 版胴 4 インキ着けローラ 5 水着けローラ 31 ローラ着脱制御装置 32 制御パターン入力装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキ又は水の移転を行うインキ着けロ
    ーラ,水着けローラ,版胴,ブランケット胴及び圧胴を
    有する印刷機械において、前記各ローラの相互の着脱を
    制御するローラ着脱制御装置と、前記制御装置に各ロー
    ラの着脱タイミングを指示する制御パターン入力装置と
    を具え、版替えのために印刷機停止時にインキ練りロー
    ラ群に残留するインキ量が一定になるように構成したこ
    とを特徴とする色調安定化装置。
JP4008672A 1992-01-21 1992-01-21 色調安定化装置 Withdrawn JPH05278204A (ja)

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JP4008672A JPH05278204A (ja) 1992-01-21 1992-01-21 色調安定化装置

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JPH05278204A true JPH05278204A (ja) 1993-10-26

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11216844A (ja) * 1998-02-04 1999-08-10 Komori Corp 印刷作業の再開方法およびインキ供給装置
JP2002036507A (ja) * 2000-05-17 2002-02-05 Komori Corp 印刷機のインキ除去方法
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JP2016159439A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 三菱重工印刷紙工機械株式会社 印刷機の制御装置及び方法と印刷機

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408