JPH05277804A - 数値制御工作機械 - Google Patents

数値制御工作機械

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JPH05277804A
JPH05277804A JP10581192A JP10581192A JPH05277804A JP H05277804 A JPH05277804 A JP H05277804A JP 10581192 A JP10581192 A JP 10581192A JP 10581192 A JP10581192 A JP 10581192A JP H05277804 A JPH05277804 A JP H05277804A
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JP
Japan
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bar material
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cutting
bar
headstock
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Pending
Application number
JP10581192A
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English (en)
Inventor
Shoji Momoi
昭二 桃井
Masaki Asai
正樹 浅井
Tokimasa Okumura
時正 奥村
Junji Miwa
潤次 三輪
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Kiwa Giken KK
Original Assignee
Kiwa Giken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】種々のバー材の加工を効率的に行う。 【構成】バー材99を長尺のままバー材供給部44から
バー材送出部50上に移送する。バー材99を切断機6
0側へ送り出し、バー材99をクランプ55、56で保
持する。バー材99を鋸64で切断して、所定の長さの
ワーク99aを生成する。素材ハンドリング装置20
で、ワーク99aを本機3のベース4の前方から搬送す
る。ワーク99aを、主軸7、17のチャック8、18
で保持し、旋削加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の長尺のバー材を
加工する数値制御工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバー材の加工の第1の例において
は、1本の長尺のバー材を鋸盤を介して切断することに
よって、バー材から所定の長さの多数のワークを生成
し、これ等のワークを人手を介して旋盤に供給して、加
工を行っていた。または、旋盤への供給に先立って、バ
ー材から生成されたワークの端面を旋削し、センタ穴を
加工していた。従来のバー材の加工の第2の例において
は、バー材を、主軸台の後方のバーフィーダから、中空
主軸を通して供給し、バー材を長尺のまま回転させて、
バー材の、主軸の前方の加工領域に突出した部分を加工
し、その後、旋削によって、バー材の加工済の部分を切
断していた。また、従来のバー材の加工の第3の例とし
て、特開平3−111101号には、バー材を主軸内を
通さずに主軸の前面に向けて供給し、バー材を長尺のま
ま回転させて旋削によって切断した後に、バー材から切
出されたワークを加工する例が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の例で
は、1本のバー材から生成された多数のワークの管理が
煩雑でかつ、切断後リアルタイムで次工程の加工がなさ
れるわけではない為に、工程間仕掛り在庫が発生し、ト
ータルの加工リードタイムは長くかかっていた。また、
切断、センタリング、旋削の各工程毎に対応して設備機
械を必要とし、かつ設備機械毎に、バー材又はワークの
搬入・搬出作業、段取り作業が必要であり、非能率的で
あった。また、第2の例では、長尺のバー材は振動しが
ちであるので、加工に際して主軸を高速回転することが
出来なかった。従って、加工精度が低下し、加工時間が
長くかかっていた。また、バー材の種類(直径)の変更
に際して、主軸内の振動防止用のフィラーチューブの交
換等の段取替に多くの時間を要していた。また、バー材
としては、ミガキ棒を使用しなければならず、黒皮材を
使用することが出来なかった。また、第3の例では、バ
ー材を旋削によって切断する際に、当該バー材を中空の
高速回転支持装置内を通して支持する必要があり、バー
材の種類の変更に際して、当該高速回転支持装置の交換
等の段取替に多くの時間を要するので、バー材の種類の
変更に柔軟に対応することが出来ない。また、2回目以
降の加工においては、前回のワークの加工が終了した後
でなければ、バー材の主軸への供給およびバー材からの
新たなワークの切出を開始することが出来ないので、生
産効率が低下する(バー材の加工時間が長くなる)とい
う問題があった。更に、これらバー材を供給する供給装
置の多くは、旋盤の側方に設けられており、旋盤に加え
て該供給装置を設置するとなると、かなり長尺のスペー
スを必要とした。一方、バー材を供給する供給装置が、
旋盤の前方に設けられているものは、該旋盤の前方全面
を塞ぐ形で設置されており、ワーク等への近接性、旋盤
の保守点検等の作業性が悪く改善が望まれるところであ
った。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、種々の長尺の
バー材の加工を好適に行うことが出来る数値制御工作機
械を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち第1の発明
は、フレーム(4)と、前記フレーム(4)上の主軸台
(6、16)と、前記主軸台(6、16)上の回転駆動
自在な主軸(7、17)と、前記主軸(7、17)上の
ワーク把持手段(8、18)と、前記フレーム(4)上
の前記ワーク把持手段(8、18)に把持されたワーク
(99a)に対向し得る刃物台(11、13)とを有
し、前記主軸台(6、16)と前記刃物台(11、1
3)との相対的な移動によってワーク(99a)を加工
する数値制御工作機械(1)において、バー材支持手段
(50)を、バー材(99)を所定の送出方向へ移動自
在に支持する形で、前記主軸(7、17)に対して所定
の配置で設け、切断手段(64)を、前記バー材支持手
段(50)に対して前記送出方向側の切断位置において
前記バー材支持手段(50)を介して支持されたバー材
(99)を切断し得る形で設け、バー材保持手段(5
5、56)を、前記切断手段(64)を介してバー材
(99)を切断するに際して、前記切断位置に対応する
位置において、前記バー材支持手段(50)を介して支
持されたバー材を保持し得る形で設け、ワーク搬送手段
(20)を、前記切断手段(64)を介してバー材(9
9)を切断することによって生成されたワーク(99
a)を、前記主軸(7、17)の前記ワーク把持手段
(8、18)に、前記主軸(7、17)に対して前記フ
レーム(4)の前方から受渡し得る形で、前記主軸台
(6、16)に対して相対的に移動駆動自在に設けて構
成される。
【0006】また、本発明のうち第2の発明は、前述の
第1の発明において、前記バー材支持手段(50)、前
記切断手段(64)、前記バー材保持手段(55、5
6)、及び前記ワーク搬送手段(20)を、前記フレー
ム(4)の前方に配置して構成される。
【0007】また、本発明のうち第3の発明は、前述の
第1の発明において、前記バー材保持手段(56)は、
切断すべきバー材を保持、保持解除自在なる複数の第1
のクランプ手段(56a、56a、56b)を有し、ま
た、前記ワーク搬送手段(20)は、切断することによ
って生成されたワークを、保持、保持解除自在なる複数
の第2のクランプ手段を(28a、28a、28a、2
9a、29a、29a)有しており、これら第2のクラ
ンプ手段を第1のクランプ手段に対して干渉しない位置
に配置する形で設けて構成される。
【0008】なお、( )内の番号等は、図面における
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の「作用」の欄についても同様である。
【0009】
【作用】上記した構成により、本発明のうち第1の発明
は、バー材(99)から比較的短いワーク(99a)が
切出され、切出されたワーク(99a)が、主軸(7、
17)に対してフレーム(4)の前方から主軸(7、1
7)のワーク把持手段(8、18)に受渡され、旋削加
工されるように作用する。また、バー材支持手段(5
0)、切断手段(64)、バー材保持手段(55、5
6)、及びワーク搬送手段(20)を、フレーム(4)
の前方に配置し得るように作用する。また、本発明のう
ち第2の発明は、数値制御工作機械(1)の全長を短縮
するように作用する。また、数値制御工作機械(1)で
の加工の障害となることなく、バー材(99)をワーク
(99a)として主軸まで搬送する工程距離を短縮し得
るように作用する。更に、本発明のうち第3の発明は、
バー材保持手段(56)とワーク搬送手段(20)と
は、ワーク(99a)の同一周上で、該ワーク(99
a)を重複して保持し得るように作用する。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明による数値制御工作機械の一実施
例、即ち、バー材加工旋盤を示す平面図、図2は、図1
中矢視II−IIで示したバー材加工旋盤のバー材切断供給
装置の右側面図、図3は、図2中矢視III−IIIで示した
バー材切断供給装置の切断機及び素材ハンドリング装置
の詳細図、図4は、素材ハンドリング装置の一例を示す
破断側面図、図5は、図3に示した切断機の後部クラン
プと鋸支持部の内周面との取り合いを示す図であり、
(a)は、前部クランプと鋸支持部の内周面を正面から
見た図である。(b)は、前部クランプと鋸支持部の内
周面を側面から見た図である。図6は、図3に示した切
断機の前部クランプと素材ハンドリング装置のジョーと
の取り合いを示す図、図7は、図1に示すバー材加工旋
盤の制御装置を示すブロック図である。
【0011】バー材加工旋盤1は、図1に示すように、
対向主軸旋盤3(以下、本機3という。)を有してお
り、本機3には、ベース4が設けられている。ベース4
上図中左方には、第二主軸台16がベース4に対して固
定される形で設けられており、また、ベース4上図中右
方には、第一主軸台6が矢印A+、A−方向へ移動駆動
自在に設けられている。即ち、第一主軸台6は、第二主
軸台16に対して接近離反し得る形で、矢印A+、A−
方向へ移動駆動自在に設けられている。尚、第一主軸台
6と第二主軸台16は、後述のワーク99aの受け渡し
のために接近離反することが出来ればよいので、第二主
軸台16が矢印A+、A−方向へ移動駆動自在に設けら
れて、第一主軸台6がベース4に対して固定されていて
も良いし、また、第一主軸台6と第二主軸台16との両
方が、互いに接近離反し得る形で、互いに平行な矢印A
+、A−方向へ、相対的に移動駆動自在に設けられてい
ても良い。
【0012】第一主軸台6には、図1に示すように、第
一主軸7が、第二主軸台16には、第二主軸17が、そ
れぞれ、主軸台6の移動方向(矢印A+、A−方向)に
対して平行な軸心を中心にして回転駆動自在に設けられ
ている。そして、第一主軸7と第二主軸17は、互いに
対向し、かつ、互いに軸心を整合するように配置されて
いる。第一主軸7と第二主軸17には、それぞれ、チャ
ック8、18が、後述のワーク99aの外周部を把持し
得る形で開閉駆動自在に、かつ、主軸7、17と一体的
に回転駆動自在に設けられている。
【0013】また、本機3のベース4上には、図1に示
すように、第一刃物台11が第一主軸台6に対応する形
で、主軸台6の後方(図中上方)に配置され、かつ主軸
台6の移動方向に対して垂直な方向へ移動駆動自在に設
けられている。更に、本機3のベース4上には、第二刃
物台13が第二主軸台16に対応する形で、主軸台16
の後方(図中上方)に配置され、かつ主軸台6、16の
移動方向に対して平行かつ垂直な方向の2方向へ移動駆
動自在に設けられている。即ち、刃物台11、13は、
少なくとも、主軸台6、16に対して接近離反し得る形
で、主軸台6、16の移動方向に対して垂直な方向へ移
動駆動自在に設けられており、一方、主軸台6、16の
移動方向に対して平行な方向に対しては、対応する主軸
台の移動方向、範囲に応じて移動駆動自在に設けられて
いれば良い。(従って、(図示せず)第一刃物台11
が、第一主軸台6の移動方向(矢印A+、A−方向)と
平行な方向に移動自在に設けられても良いことになる。
更に、(図示せず)図1の構成において、矢印A+、A
−方向に相対的に移動駆動自在な主軸台6、16に対し
て、刃物台を1台の構成、例えば、第2の刃物台13
を、前記主軸台の移動方向に対して平行かつ垂直な方向
に移動駆動自在に設け、前記主軸台6、16と刃物台1
3の相対的な移動によって形成される加工領域をカバー
する形で構成することも可能である。) 刃物台11、13には、それぞれ、タレット12、14
が、主軸台6、16の移動方向に対して平行な軸心を中
心にして回転駆動自在に設けられており、タレット1
2、14の外周には、複数の工具装着位置が、タレット
12、14の回転によって割り出される形で周方向に設
けられている。各工具装着位置には、バイト、エンドミ
ル等の工具が装着されている。
【0014】また、本機3には、図1に示すように、チ
ップ回収装置5が、設けられている。即ち、本機3のベ
ース4上には、図1に示すように、チップバケット5a
が主軸台6、16に対応する形で、主軸台6、16の移
動方向に対して平行に開口部を形成する形で設けられて
おり、チップバケット5a内には、チップコンベヤ5b
がチップバケット5aに沿って主軸台6、16の移動方
向に対して平行な図中矢印A−方向に移動駆動自在に設
けられている。従って、主軸台6、16でワークを加工
して生じたチップは、チップバケット5aに集められ、
更に、該チップはチップコンベヤ5bにより図中矢印A
−方向に搬送され集積される。
【0015】バー材加工旋盤1の前方(図1中下方)、
即ち本機3のベース4の前方(図1中下方)には、バー
材切断供給装置41が作業者が作業し得る作業エリア2
を確保する形で設けられている。バー材切断供給装置4
1は、ベース42を有しており、ベース42上には、バ
ー材送出部50が、公知である各種手段により、加工す
べき任意の形状(直径)の長尺のバー材99を、後述す
る切断機60に該切断機60の鋸64の回転軸に整合し
て供給し得る形で設けられている。
【0016】即ち、例えば、バー材送出部50が、手動
または自動により上下方向(紙面垂直方向)へ昇降調整
可能な支持台を有しており、該バー材送出部50の支持
台には、複数のローラが、長尺のバー材99を前後方向
(図1中矢印B1+、B1−方向)へ移動自在に担持し
得る形で、一直線上に並んで、かつそれぞれ回転自在或
いは回転駆動自在に設けられている。また、バー材送出
部50の側方(図1中下方)には、バー材供給部44が
設けられている。バー材供給部44は、複数の長尺のバ
ー材99をストックし得る棚を有しており、該バー材供
給部44の棚は、バー材99をバー材送出部50に対し
て平行な状態で、該バー材送出部50側へ詰寄せて積載
し、また該バー材送出部50側へ下降する形で傾斜して
ベース42に固定されている。また、前記棚には、キッ
カ等により、該棚上に積載された複数のバー材99の
内、1本のバー材99を取り出して、該バー材99をバ
ー材送出部50のローラ上に移送し得る形で設けられて
いる。
【0017】従って、バー材加工旋盤1で加工する際
は、バー材供給部44にストックされた複数の長尺のバ
ー材99を、バー材供給部44のキッカ等により1本ず
つ取り出して、バー材送出部50のローラ上へ供給す
る。そして、該取り出したバー材99の直径に応じて、
バー材送出部50の支持台全体を上下方向へ昇降し、ロ
ーラの高さを調整する(即ち、バー材99が小径の場合
は、バー材送出部50を上昇させ、バー材99が大径の
場合は、バー材送出部50を下降させる。)ことによ
り、該ローラ上のバー材99の中心を切断機60の鋸6
4の回転軸に整合させる。
【0018】また、ベース42上のバー材送出部50の
送出方向(図1中矢印B1−方向)には、切断機60が
設けられている。切断機60は、図2に示すように、中
空ブロック状の横送台61を有しており、横送台61
は、ガイド61a、モータ61bを介して、前記バー材
送出部50上のバー材99に対して垂直な、即ち、バー
材送出部50上のバー材99の送出方向に対して垂直な
矢印M+、M−方向へ移動駆動自在に設けられている。
横送台61上には、図3に示すように、鋸支持部62が
固定して設けられており、鋸支持部62は、前記バー材
送出部50上のバー材99を貫通させる形で、円環形に
形成されており、該バー材送出部50の前方に配置され
ている。鋸支持部62の外周部には、円環形のプーリ6
3が、ベルト63a、モータ63bを介して、前記バー
材送出部50のローラ上のバー材99の中心軸に対して
平行な軸心を中心にして矢印N+、N−方向へ回転駆動
自在に設けられている。
【0019】そして、プーリ63の前面(図3中下面)
には、内刃型の鋸64が、外周部をボルトを介して固定
して装着されている。鋸64は、円環形の板状に形成さ
れた本体を有しており、鋸64の本体の中央部には、素
材挿入穴64aが、バー材送出部50上のバー材99を
貫通させ得る形で穿設されている。また、鋸64の本体
の内周部(素材挿入穴64a側)は、外周部に比して薄
く形成されており、鋸64の本体の内周端には、複数の
刃(チップ)64bが、図2に示すように、周方向に等
間隔で装着されている。尚、鋸64の本体に対する刃6
4bの装着は、ろう付によって行ってもよく、また、治
具等を介して着脱交換可能な形で行ってもよい。また、
複数の刃64bを不等角度間隔に配置して、切断時の共
振を防止するようにしてもよい。(又、刃64bの交換
は、刃単体を着脱して行っても良いし、鋸64の本体ご
と着脱して行っても良い。)
【0020】従って、後述のバー材99の切断に際し
て、内刃型の鋸64は、断面形状が外周部が肉厚で内周
部が薄く形成されており、外刃型の鋸に比して剛性が高
く、また、同時にバー材99と係合する(同時にバー材
99を切削する)刃64bの数が多いので、振動を低減
することが出来る。また、刃64bの寿命も向上する。
また、内刃型の鋸64は、横送台61の矢印M+、M−
方向の移動によって、バー材99に対して図中左右両側
から切り込むことが出来るので、直径の大きなバー材9
9でも、バー材99自体の向きを変えることなく固定し
た状態で、切断することが出来る。
【0021】また、ベース42上には、後部クランプ5
5が、鋸64の後方(図3中上方)の近接した位置にお
いてバー材送出部50上のバー材99を固定し得る形
で、切断機60の横送台61の移動方向(矢印M+、M
−方向)に対して垂直な上下方向へ開閉駆動自在に設け
られている。後部クランプ55は、切断機60の円環形
の鋸支持部62の内部へ挿入されており、横送台61が
矢印M+、M−方向へ移動した際に鋸支持部62の内周
部と後部クランプ55の外側部が干渉することを防止す
る形で、後部クランプ55の外側部の幅が小さく形成さ
れている。
【0022】即ち、後部クランプ55は、図5(a)〜
(b)に示すように、L字型のツメ部55a、55aを
有しており、各ツメ部55aには、バー材99を把持し
得る把持部55aaが切断機60の円環形の鋸支持部6
2の内部へ挿入される形でそれぞれ形成されている。把
持部55aaは、図5(a)に示すように、鋸支持部6
2の内周面62aに沿う形でハの字型断面形状をしてお
り、また、該把持部55aaは、図5(b)に示すよう
に、切断機60の鋸64に近接する形で突出している。
【0023】従って、バー材99の切断を行わず、切断
機60の横送台61が停止している場合は、図5(a)
〜(b)に示すように、後部クランプ55の把持部55
aaは、鋸支持部62の内周面62aの円の略中心に位
置している。そして、バー材99を切断する際、切断機
60の横送台61を矢印M+方向へ該横送台61の最大
ストロークLmax移動すると、図5(a)の左方に示す
ように、鋸支持部62の内周面62a’と後部クランプ
55の把持部55aaは、該把持部55aaのハの字型
の外周面が該内周面62a’に沿う形で、これら把持部
55aaと内周面62a’が干渉することを避けること
ができる。また、横送台61が矢印M−方向へ移動する
と、図5(a)の右方に示すように、鋸支持部62の内
周面62a”と後部クランプ55の把持部55aaは、
該把持部55aaのハの字型の外周面が該内周面62
a”に沿う形で、これら把持部55aaと内周面62
a”が干渉することを避けることができる。
【0024】このように、把持部55aaを内周面62
aに沿う形でハの字型断面形状としたことより、同一幅
に対して単に四角形断面等とするよりも、鋸支持部62
の内周面62aと後部クランプ55の把持部55aaが
干渉することなく横送台61を移動し得る最大ストロー
クLmaxを大きく取ることができるので、より大径のバ
ー材99を切断することができる。
【0025】更に、ベース42上には、図1に示すよう
に、前部クランプ56が鋸64の前方(図中右方)の近
接した位置においてバー材送出部50上のバー材99を
固定、保持し得る形で設けられており、また、前部クラ
ンプ56は、図2に示すように、切断機60の横送台6
1の移動方向(矢印M+、M−方向)に対して垂直な上
下方向へ開閉駆動自在に設けられている。
【0026】そして、図1に示すように、バー材送出部
50及び切断機60の側方(図中右方)で、かつ本機3
の前方(図中下方)には、素材ハンドリング装置20が
設けられている。素材ハンドリング装置20は、走行部
23を有しており、走行部23は、サーボモータ81、
レール21、21を介して、主軸7、17の軸心に対し
て平行な矢印D+、D−方向へ移動自在に設けられてい
る。また、走行部23の下方(図4中下方)には、図4
に示すように、ベアリング用のボール等が内蔵されたボ
ールナット部83が設けられており、ボールナット部8
3は、レール21、21に平行に伸延する形で設けられ
たネジ部82に係合する形で設けられている。即ち、ボ
ールナット部83とネジ部82は係合することにより、
ボールネジが形成され、ボールナット部83は、ネジ部
82上をレール21、21に平行に移動自在に設けられ
ている。また、ネジ部82には、回転駆動位置決め自在
なサーボモータ81が接続されている。即ち、走行部2
3は、サーボモータ81を回転駆動することにより、ネ
ジ部82及びボールナット部83を介して、主軸7、1
7の軸心に対して平行な矢印D+、D−方向へレール2
1、21上を移動駆動し、任意位置決めすることができ
る。
【0027】また、走行部23には、図4に示すよう
に、シリンダ86が設けられており、シリンダ86内に
は、空圧、油圧等によりピストン85が走行部23の移
動方向(矢印D+、D−方向)に対して垂直な矢印E
+、E−方向へ移動し得る形で設けられている。尚、矢
印E+、E−方向への移動量は、公知の電気的制御によ
り任意位置に位置決めされる。ピストン85には、アー
ムロッド24が矢印E+、E−方向へ伸延する形で設け
られており、また、ピストン85には、ガイドロッド8
7、87がアームロッド24を上下に挾む形で矢印E
+、E−方向へ伸延する形で設けられている。これらロ
ッド24、87、87の先端には、ラム88が設けられ
ている。
【0028】ラム88には、切断機60上のバー材99
及び後述のワーク99aを空圧、油圧等により把持自在
なハンド26が着脱自在に設けられており、ハンド26
は、空圧、油圧等により主軸7、17の軸心に垂直な軸
心を中心にして矢印P+、P−方向に回動駆動自在に設
けられている。即ち、ハンド26は、図4に示すよう
に、ラム88に対して着脱自在な旋回部27を有してお
り、旋回部27は、主軸7、17の軸心に垂直な軸心を
中心にして矢印P+、P−方向に回動駆動自在に設けら
れている。また、旋回部27には、第一グリッパ28と
第二グリッパ29が、相背向し、切断機60上のバー材
99及び後述のワーク99aを保持し得る形で半径方向
に開閉駆動自在に設けられており、これらグリッパ2
8、29の中心には、貫通穴27aがこれらバー材99
及びワーク99aを貫通させ得る形で穿設されている。
また、第一グリッパ28と第二グリッパ29には、それ
ぞれこれらバー材99及びワーク99aを保持し得る3
本のジョー28a、28a、28aと、ジョー29a、
29a、29aが当間隔で半径方向に開閉駆動自在に設
けられており、これらジョー28a、29aは、図6に
示すように、前部クランプ56のツメ部56a、56
a、56bと干渉することなく、これらツメ部56a、
56a、56bの間に挿入し得るように位置する形で設
けられている。また、これらグリッパ28、29は、旋
回部27の回動によって、切断機60のクランプ55、
56に保持されたバー材99及びワーク99aを、当該
グリッパ28またはグリッパ29で選択的に保持し得る
と共に、当該グリッパ28、29の各ジョー28a、2
9aに保持されたワーク99aの軸心を、第一主軸7ま
たは第二主軸17の軸心に対して選択的に整合し得る形
で設けられている。
【0029】ところで、これらグリッパ28、29の各
ジョー28a、29aは、特開平2−71948号等で
公知である以下の手段により開閉する。即ち、旋回部2
7のこれらグリッパ28、29が設けられた各面には、
各ジョー28a、29aを支持する支持部がそれぞれ形
成されており、各支持部には、各ジョー28a、29a
を半径方向に案内し得る3個の直線状の案内溝が等間隔
で放射状にそれぞれ穿設されている。また、旋回部27
のこれら支持部の内側には、各ジョー28a、29aを
半径方向に移動し得る回転自在な開閉用円盤がそれぞれ
設けられており、各開閉用円盤は、旋回部27内に設け
られた2個のエアシリンダによりそれぞれ独立して回動
駆動し得る形で設けられている。また、各開閉用円盤に
は、各ジョーを開閉し得る3個の劣弧状の開閉溝が回転
中心に向かって傾斜する形で(即ち、該開閉溝と回転中
心との間の距離が変化する形で)、それぞれ等間隔で穿
設されており、各開閉溝には、各ジョーに設けられたピ
ンが摺動自在な形で嵌入係合されている。
【0030】従って、開閉用円盤を、これら案内溝と開
閉溝が交差する形で配置し、各ジョーに設けられたピン
が摺動自在な形で嵌入係合して、正逆方向に回動駆動す
ることにより、各ジョー28a、29aは、各ジョーに
設けられたピンを介して前記案内溝に沿って、中心に向
かったり遠ざかったりする形で半径方向に移動するの
で、各ジョー28a、29aはバー材99を把持分離す
る形で開閉することができる。また、第一及び第二グリ
ッパ28、29の各ジョー28a、29aは、図6に示
すように、前部クランプ56のツメ部56a、56a、
56bと干渉することなく、これらツメ部56a、56
a、56bの間に挿入し得る形で設けられているので、
前部クランプ56に保持されたバー材99及びワーク9
9aの同一周上を、グリッパ28、29も同時に重複す
る形で把持することができる。従って、前部クランプ5
6に保持される形で、切断機60によりバー材99から
切りだされるワーク99aが、薄物のワーク99aであ
っても、グリッパ28、29により確実に把持すること
ができ、薄物のワーク99aへの対応性が良くなる。な
お、各開閉用円盤は、それぞれ旋回部27に対してスプ
リング等より常に引っ張られており、グリッパ28、2
9は、通常、各ジョー28a、29aを閉じた状態を維
持している。また、旋回部27には、前記各種駆動源用
エアシリンダの駆動力としてエアを供給するための2個
のエア供給管が接続されている。
【0031】また、バー材加工旋盤1には、制御装置7
0が設けられている。制御装置70は、図7に示すよう
に、主制御部71を有しており、主制御部71には、バ
ス線71aを介して、バー材切断供給装置制御部72、
素材ハンドリング装置制御部74、本機制御部75、入
出力装置76、システムプログラムメモリ77、データ
メモリ78、加工プログラムメモリ79等が接続されて
いる。また、バー材切断供給装置41には、ICカード
の様な情報記憶媒体91、ICカード リード/ライト
の様な記憶媒体情報読み取り・書き込み装置92を介し
て、パソコンの様なバー材データ管理手段93を接続す
ることができる。このような構成にすれば、正確な実際
の作業情報、例えば、バー材の切断後の残材長さデータ
等をICカードを媒介として、パソコンにフィードバッ
クすることができる。これによって、正確なバー材の在
庫データを把握でき、効率的な在庫管理が可能となる。
更に、ICカードに、日毎の作業スケジュールを入力し
て、作業者に正確な作業指示を与えることも容易に実現
できる。なお、図7においては、バー材切断供給装置制
御部72、素材ハンドリング装置制御部74、本機制御
部75は、別個に記述してあるが、1個のPC(プログ
ラマブル・コントローラ)の内部にて処理することもあ
る。
【0032】バー材加工旋盤1は以上のような構成を有
するので、制御装置70の主制御部71は、システムプ
ログラムメモリ77中に格納された自動運転プログラム
に基づいて自動運転を行う。自動運転に際して、まず、
主制御部71は、バー材切断供給装置制御部72を介し
てバー材切断供給装置41を駆動制御して、多数のバー
材99が収納されているバー材切断供給装置41のバー
材供給部44から、1本の長尺のバー材99を図示しな
いキッカ等によって取り出して、バー材送出部50上に
積載する。
【0033】次に、主制御部71は、バー材切断供給装
置制御部72を介してバー材切断供給装置41を駆動制
御し、素材ハンドリング装置制御部74を介して素材ハ
ンドリング装置20を駆動制御して、バー材切断供給装
置41のバー材送出部50上に積載されたバー材99
を、後述のワーク99aの長さを決定する形で、切断機
60の鋸64に対して所定の位置に位置決めする。そし
て、位置決めされたバー材送出部50上のバー材99を
切断して、所定の長さのワーク99aを生成する。
【0034】即ち、素材ハンドリング装置20の走行部
23を、移動量(位置)を検出しつつ、図1矢印D+方
向へ移動駆動して、バー材切断供給装置41に接近さ
せ、所定の位置に停止させる。次に、バー材切断供給装
置41のバー材送出部50上のバー材99を、バー材送
出部50を駆動して、前方(図中矢印B1−方向)へ移
動させる。そして、バー材送出部50上のバー材99の
先端部を、切断機60の鋸64の素材挿入穴64aを介
して貫通させ、更に、バー材切断供給装置41の前方
(図中矢印B1−方向)に突出させて、素材ハンドリン
グ装置20のハンド26の閉じた第一グリッパ28に当
接させる。
【0035】次に、素材ハンドリング装置20のハンド
26の第一グリッパ28を開口し、走行部23を移動量
(位置)を検出しつつ図1矢印D+方向へ移動駆動し
て、バー材切断供給装置41から突出したバー材99の
先端部を、第一グリッパ28を閉じて掴持する。そし
て、走行部23を、移動量(位置)を検出しつつ、後述
のワーク99aの長さに対応する所定距離だけ矢印D−
方向へ移動駆動して、バー材99をバー材切断供給装置
41から引き出す。そして、所定長さに引き出されたバ
ー材99を、バー材切断供給装置41のクランプ55、
56を介して掴持して、固定する。
【0036】このとき、引き出したバー材99の長さが
長い場合(長尺のワーク99aである場合)は、素材ハ
ンドリング装置20によって所定長さに引き出された
後、第一及び第二グリッパ28、29をアンクランプに
し、該長尺のバー材99をハンド26の貫通穴27aを
貫通させる形で、走行部23を図1矢印D+方向へ所定
距離だけ移動駆動して、再び、第一及び第二グリッパ2
8、29(第一グリッパ28又は第二グリッパ29のみ
でも良い)を介してバー材99を掴持し、該ワークの略
重心を保持する。
【0037】すると、このように長尺のバー材99及び
ワーク99aを略重心で保持することにより、後述する
バー材の切断作業、ワークの搬送作業の際に、これら長
尺のバー材及びワークを片持ち支持するよりも、これら
長尺のバー材及びワークの先端の撓みを小さくすること
ができるので、切断生成されたワークを、素材ハンドリ
ング装置20のハンド26のグリッパ28、29で確実
に把持することができる。また、長尺のワークを片持ち
支持するよりも、素材ハンドリング装置20のロッド2
4、87、87やハンド26に作用する回転モーメント
小さくすることができるので、主軸7、17の軸心に平
行な状態を維持した形で、ワークを確実に本機3側へ搬
送することができるばかりか、素材ハンドリング装置2
0の機構、強度等を簡素化し得る。更に、切断や搬送に
伴うこれら長尺のバー材及びワークの共振等を押える形
で、安定して支持することができる。
【0038】そして、切断機60の鋸64を、プーリ6
3、ベルト63a、モータ63bを介して、図2矢印N
−方向へ回転駆動すると共に、横送台61を矢印M+、
M−方向へ適宜移動駆動する。すると、バー材切断供給
装置41のクランプ55、56を介して保持されたバー
材99が、鋸64を介して所定の位置で切断される。こ
の際、バー材99は、前部クランプ56及び後部クラン
プ55を介して、鋸64の直前及び直後の位置において
固定されるので、鋸64を介して好適に切断される。
【0039】尚、バー材切断供給装置41を介してのバ
ー材99の切断は、旋削ではなく、バー材99は固定し
た状態で、鋸64を回転させることにより行われるの
で、長尺のバー材99を高速回転自在に支持する中空の
回転支持装置は必要ない。従って、回転支持装置の内径
によってバー材99の直径が制限されることがないの
で、大径のバー材99に対応することが出来、バー材9
9の種類(直径)の変更に柔軟に対応することが出来
る。また、バー材99としては、ミガキ棒以外に黒皮
材、異形材、多角材も使用することも出来る。
【0040】また、上述の実施例においては、バー材9
9の切断に際して、バー材99を前部クランプ56及び
後部クランプ55を用いて固定したが、バー材99を確
実に固定し得れば良く、例えば、バー材99を前部クラ
ンプ56を用いずに後部クランプ55と素材ハンドリン
グ装置20のハンド26の第一グリッパ28(又は第二
グリッパ29)により固定しても良いし、また、バー材
99を後部クランプ55を用いずに前部クランプ56と
第一グリッパ28(又は第二グリッパ29)により固定
しても良い。更に、素材ハンドリング装置20のハンド
26の第一グリッパ28(又は第二グリッパ29)のみ
を用いて固定しても良い。
【0041】尚、切断に際して、制御装置70(素材ハ
ンドリング装置制御部74)を介して移動量(位置)を
数値制御される走行部23の正確な移動に基づいて、バ
ー材99を位置決めすることによって、所定の長さのワ
ーク99aを正確に切り出すことが出来るので、本機3
での加工に先立ってワーク99aの端面を旋削加工する
必要はない。
【0042】そして、主制御部71は、素材ハンドリン
グ装置制御部74を介して素材ハンドリング装置20を
駆動制御し、本機制御部75を介して本機3を駆動制御
して、バー材99から所定長さに切り出されたワーク9
9aを本機3に搬送する。
【0043】次に、切断機60により所定長さに切り出
されたワーク99aを、第一グリッパ28で把持した状
態で、切断機60の前部クランプ56をアンクランプし
た後、素材ハンドリング装置20の走行部23を移動量
(位置)を検出しつつ、後述の本機3への搬送に伴い切
断機60に干渉しない所定距離だけ矢印D−方向へ移動
駆動して、ハンド26の第一グリッパ28で把持したワ
ーク99aを、切断機60から遠退させる。次に、素材
ハンドリング装置20のワーク99aを把持したハンド
26を、アーム24を介して矢印E−方向へ突出駆動し
て、主軸台6、16に対してベース4の前方から、該ワ
ーク99aを本機3の主軸台6、16間の図中上方の位
置に搬送し、該ワーク99aの軸心を主軸7、17の軸
心に整合させる形で位置決めする。
【0044】次に、素材ハンドリング装置20の走行部
23を移動量(位置)を検出しつつ、第二主軸台16の
第二主軸17のチャック18がワーク99aを把持し得
る所定距離だけ矢印D+方向へ移動駆動する。そして、
ワーク99aを第二主軸17のチャック18が保持した
後、素材ハンドリング装置20の第一グリッパ28をア
ンクランプし、走行部23を矢印D−方向へ移動駆動し
た後、更にアーム24を介して矢印E+方向へ後退駆動
して、ハンド26をワーク99aから遠退させる。これ
により、切り出したワーク99aの本機3への搬送は終
了する。
【0045】なお、上述の切り出したワーク99aの本
機3への搬送動作は、第二主軸台16に対してワーク9
9aを受け渡す形で行われたが、当然、第一主軸台6に
対してワーク99aを受け渡すことも可能である。即
ち、ワーク99aを本機3の主軸台6、16間に搬送し
た後、素材ハンドリング装置20のハンド26の旋回部
27を180°だけ図1中矢印P−方向へ回動駆動し
て、第一グリッパ28で把持したワーク99aを第一主
軸台6に対向させる。そして、主軸台6を矢印A+方向
へ、ワーク99aに接近させる形で移動駆動し、第一主
軸7のチャック8でワーク99aを保持する。そして、
ワーク99aを第一主軸7のチャック8が保持した後、
素材ハンドリング装置20の第一グリッパ28をアンク
ランプし、アーム24を介して矢印E+方向へ後退駆動
して、ハンド26をワーク99aから遠退させる。これ
により、本機3の第一主軸台6に対する切断の終了した
ワーク99aの受け渡しは終了する。
【0046】このように、素材ハンドリング装置20の
ハンド26を回動駆動することにより、切断機60によ
り切り出されたワーク99aは、本機3の第二主軸台1
6及び第一主軸台6の両者に対して受け渡すことが可能
であるので、ワーク99aの加工工程が単一である場合
(第1工程のみの場合)、2つの主軸で同時に加工する
ことができ加工効率が向上する。
【0047】こうして、ワーク99aが本機3に供給さ
れると、主制御部71は、加工プログラムメモリ79中
に格納された加工プログラムに基づいて、本機制御部7
5を介して本機3を駆動制御して、ワーク99aを加工
する。即ち、第二主軸17(又は第一主軸7)を回転駆
動し、主軸台6、16を適宜移動駆動し、刃物台11
(又は刃物台13)を適宜移動駆動して、チャック18
(又はチャック8)に保持されたワーク99aの旋削、
ミーリング等の加工を行う。
【0048】なお、加工が終了したワーク99aは、素
材ハンドリング装置20のハンド26の先端にアンロー
ディング用の図示しないバケット等を設けておき、素材
ハンドリング装置20のハンド26を適宜矢印E+、E
−方向に突出後退駆動させて、加工が終了したワーク9
9aが落下する回収位置にバケットを位置決めし、該回
収位置でチャック18(又はチャック8)に保持された
ワーク99aをアンクランプすることにより、加工が終
了したワーク99aを回収しても良い。また、ワーク9
9aの加工により生じるチップは、主軸台6、16の前
部(図1中下方)に設けられたチップ回収装置5のチッ
ップバケット5aに回収され、更にチップコンベヤ5b
により搬送されて集積され、適宜処理される。
【0049】尚、ワーク99aを搬送する素材ハンドリ
ング装置20は、移動距離(位置)を数値制御されてい
る。従って、ワーク99aは、バー材99から切り出さ
れた時から、常時、制御装置70を介して位置を認識さ
れているので、加工に際して、ワーク99aの刃物台1
1、13に対する位置決め(刃先位置補正等)を新ため
て行う必要はなく、効率的に加工を行うことが出来る。
【0050】上述のように、作業者がバー材切断供給装
置41のバー材供給部44にバー材99を装填するだけ
で、バー材99の加工を自動的に行うことが出来る。即
ち、鋸盤へのバー材の段取、バー材から切り出されたワ
ークの図示しない端面加工機への段取、端面加工された
ワークの旋盤への段取などが必要であった従来の作業者
による素材(バー材又はワーク)の段取に比して、作業
者による素材の段取を大幅に省力化することが出来る。
【0051】また、主制御部71は、本機制御部75を
介して本機3を駆動制御して、ワーク99aの加工を行
っている間に、バー材切断供給装置制御部72を介して
バー材切断供給装置41を駆動制御して、バー材99か
ら新たなワーク99aを切り出す。
【0052】即ち、前述と同様にして、バー材切断供給
装置41からバー材99を引き出し、切断機60(鋸6
4)を介して当該バー材99を切断して、新たなワーク
99aを生成する。即ち、バー材99の切断を、本機3
外のバー材切断供給装置41を介して行うことによっ
て、加工機の加工に影響を与えることなく効率的に行う
ことが出来る。
【0053】この際、次回の加工内容に応じて、素材ハ
ンドリング装置20の走行部23の矢印D+、D−方向
の移動量(位置)を適宜変更して、バー材99のバー材
切断供給装置41からの引出量を変更することによっ
て、バー材99から新たに切り出すワーク99aの長さ
を適宜変更することが出来る。即ち、1回の加工毎に、
1個のワーク99aをバー材99から切り出すことが出
来るので、バー材99から切り出すワーク99aの長さ
を各加工内容に最適な(必要十分な)長さに容易に変更
することが出来る。従って、従来のように、バー材から
一定の寸法の多数のワークを一括して切り出していた場
合に比して、素材の取代、端材を最小にすることが出
来、素材を有効に利用することが出来る。また、前述の
ICカード、図示しない公知のバー材長測定手段、バー
材データ管理手段93(パソコン)を用いれば、切断後
バー材の残材データが蓄積でき、残材の有効活用が可能
となる。
【0054】更に、1回の加工毎に、1個のワーク99
aをバー材99から切り出すことが出来るので、素材を
管理するには、バー材切断供給装置41に収納されてい
る少数のバー材99を管理するだけでよい。即ち、従来
のように、バー材から多数のワークを一括して切り出し
ていた為に、素材として多数のワークを管理する必要が
あった場合に比して、素材を効率的に管理することが出
来る。
【0055】また、主制御部71は、本機制御部75を
介して本機3を駆動制御して、ワーク99aの加工を行
っている間に、バー材切断供給装置制御部72を介し
て、バー材99より所定長さのワーク99aを切断生成
し、本機3において、前のワーク99aの加工が終了す
ると、直ぐに、素材ハンドリング装置制御部74を介し
て、素材ハンドリング装置20を駆動し、前記生成され
た新規ワーク99aをハンド26のグリッパ28に把持
した状態で、前記加工済ワークをアンローディングする
と同時に新規ワーク99aを主軸にローディングし加工
を開始することが出来るので、バー材99のトータルの
加工時間を短縮することが出来る。
【0056】また、バー材送出部50上のバー材99を
全て使用した(加工した)場合には、前述と同様にし
て、バー材切断供給装置41のバー材供給部44から新
たなバー材99をバー材送出部50上に移送して、当該
新たなバー材99からのワーク99aの切出、切出され
たワーク99aの加工を行う。従って、多数のバー材9
9の加工を連続して長時間自動的に行うことが出来る。
【0057】また、素材ハンドリング装置20を、本機
3のベース4の前方から主軸7、17に近接する形で、
ワーク99aを主軸7、17のチャック8、18に受け
渡すように設けたことにより、バー材切断供給装置41
を本機3のベース4の前側方(図1中下左方)に配置す
ることができる。従って、バー材切断供給装置41のバ
ー材供給部50から供給されたバー材99を、切断機6
0で所定寸法のワーク99aに切り出し、該切り出され
たワーク99aを素材ハンドリング装置20が、本機3
の主軸7、17のチャック8、18に受け渡すといった
一連の工程を、本機3の主軸7、17での加工の障害と
なることなく行え、バー材99をワーク99aとして主
軸7、17まで搬送する該工程距離を、供給装置41を
本機3の側方に置いた場合に比して短縮することができ
るので、ワーク99aの搬送を好適に行うことができ、
トータルの加工時間の短縮、作業効率の向上が見込め
る。更に、バー材切断供給装置41を本機3のベース4
の前側方(図1中下左方)に配置したことにより、バー
材切断供給装置41を含めた工作機の全長が、従来のよ
うに本機3の側方に該供給装置を設置するよりも短くな
るので、本機3を設置するためには、長尺のフロアスペ
ースを必要とせず、好適に設置することができフロアス
ペースの有効活用が図かれる。また、本機3の前方全面
を塞いでおらず、図1に示すように作業エリア2が確保
されるので、従来のように前記供給装置が旋盤の前方全
面に設けられているものと比べ、作業者のワーク等への
近接性、旋盤の保守点検等の作業性が良くなる。
【0058】なお、上述の実施例においては、本機3
は、図1に示すように、第一主軸台6は矢印A+、A−
方向に移動駆動自在で、第二主軸台16はベース4に対
して固定されており、また、第一刃物台11は第一主軸
台6の後方(図中上方)で、主軸台6の移動方向に対し
て垂直な方向へ移動駆動自在に、第二刃物台13は第二
主軸台16の後方(図中上方)で、主軸台6、16の移
動方向に対して平行かつ垂直な方向の2方向へ移動駆動
自在な形でベース4上に設けて構成した。しかし、これ
ら主軸台6、16と、刃物台11、13の移動方向、配
置及び台数は、素材ハンドリング装置20により、切断
の終了したワーク99aを、本機3の前方からこれら主
軸台6、16間に搬送し得れば、本機3はどのように構
成しても良い。
【0059】即ち、例えば、特開昭57−48402号
の図1で開示されている構成を、図1に示す本機3に置
き換えると、第一主軸台6は矢印A+、A−方向へ移動
駆動自在に設け、第二主軸台16はベース4に対して固
定する。一方、第一刃物台11は第一主軸台6の前方
(図中下方)で、主軸台6の移動方向に対して平行かつ
垂直な方向の2方向へ移動駆動自在に設け、第二刃物台
13は第二主軸台16の後方(図中上方)で、主軸台
6、16の移動方向に対して平行かつ垂直な方向の2方
向へ移動駆動自在に設けて構成しても良い。
【0060】また、例えば、特開平1−121103号
の図1で開示されている構成を、図1に示す本機3に置
き換えると、第二主軸台16をベース4に対して固定
し、第一主軸台6は矢印A+、A−方向に平行および垂
直な方向へ移動駆動自在に設ける。一方、第一刃物台1
1は第一主軸台6の後方(図中上方)で、主軸台6の矢
印A+、A−の移動方向に対して平行かつ垂直な方向の
2方向へ移動駆動自在に設け、第二刃物台13は第二主
軸台16の前方(図中下方)で、主軸台6、16の矢印
A+、A−の移動方向に対して平行かつ垂直な方向の2
方向へ移動駆動自在に設けて構成しても良い。
【0061】また、刃物台は1台でも良く、例えば、、
特公昭51−14186号の図1で開示されている構成
を、図1に示す本機3に置き換えると、第一主軸台6は
矢印A+、A−方向へ移動駆動自在に設け、第二主軸台
16はベース4に対して固定する。そして、刃物台を、
これら主軸台6、16の後方(図中上方)で、主軸台
6、16の移動方向に対して平行かつ垂直な方向の2方
向へ移動駆動自在な形でベース4上に設けて構成しても
良い。
【0062】また、主軸台は1台でも良く、例えば、特
開平1−121104号の図1で開示されている構成
を、図1に示す本機3に置き換えると、第一主軸台6の
代わりに心押台を矢印A+、A−方向へ移動駆動自在に
設け、第二主軸台16はベース4に対して固定する。一
方、第一刃物台11は第一主軸台6の代わりの心押台の
後方(図中上方)で、主軸台6の代わりの心押台の移動
方向に対して平行かつ垂直な方向の2方向へ移動駆動自
在に設け、第二刃物台13は第二主軸台16の前方(図
中下方)で、主軸台6の代わりの心押台の移動方向に対
して平行かつ垂直な方向の2方向へ移動駆動自在な形で
ベース4上に設けて構成しても良い。
【0063】更に、刃物台も主軸台も1台で良く、例え
ば、特開昭62−244590号の図1で開示されてい
る構成を、図1に示す本機3に置き換えると、第一主軸
台6の代わりに心押台をベース4に対して固定し、第二
主軸台16をベース4に対して固定する。そして、刃物
台を、これら第一主軸台6の代わりの心押台と主軸台1
6の後方(図中上方)で、主軸台16の主軸軸心方向に
対して平行かつ垂直な方向の2方向へ移動駆動自在な形
でベース4上に設けて構成しても良い。
【0064】また、本発明においては、バー材99とし
て、中実のバー材、角材(3角形、4角形、6角形、8
角形等)、曲り部材、断面形状が軸方向に関して一定で
ない特殊形状等の種々の形状の棒又はパイプや、異なっ
た直径又は大きさの棒又はパイプを加工することが出来
る。
【0065】また、上述の実施例においては、内刃型の
鋸64を介してバー材99を切断する場合について述べ
たが、バー材99の切断には、刃が円板の外周部に設け
られた外刃型の鋸を使用してもよい。外刃型の鋸を使用
する場合には、切断に際して、鋸に対するバー材99の
向きを回転角度を割り出したうえで、又は回転角度制御
をしたうえで適宜変えるようにしてもよいが、バー材9
9を高速回転させる必要はない。
【0066】また、本機3に、特公昭62−18282
号に開示されている自動爪交換装置を、加工すべきワー
ク99a(バー材99)の形状、大きさに応じて、主軸
7、17のチャック8、18の爪を自動的に交換する形
で設けてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のうち第
1の発明は、ベース4等のフレームと、前記フレーム上
の第一主軸台6、第二主軸台16等の主軸台と、前記主
軸台上の回転駆動自在な第一主軸7、第二主軸17等の
主軸と、前記主軸上のチャック8、チャック18等のワ
ーク把持手段と、前記フレーム上の前記ワーク把持手段
に把持されたワーク99aに対向し得る第一刃物台1
1、第二刃物台13等の刃物台とを有し、前記主軸台と
前記刃物台との相対的な移動によってワーク99aを加
工するバー材加工旋盤1等の数値制御工作機械におい
て、バー材送出部50等のバー材支持手段を、バー材9
9を所定の送出方向へ移動自在に支持する形で、前記主
軸に対して所定の配置で設け、鋸64等の切断手段を、
前記バー材支持手段に対して前記送出方向側の切断位置
において前記バー材支持手段を介して支持されたバー材
99を切断し得る形で設け、クランプ55、56等のバ
ー材保持手段を、前記切断手段を介してバー材99を切
断するに際して、前記切断位置に対応する位置におい
て、前記バー材支持手段を介して支持されたバー材を保
持し得る形で設け、素材ハンドリング装置20等のワー
ク搬送手段を、前記切断手段を介してバー材99を切断
することによって生成されたワーク99aを、前記主軸
の前記ワーク把持手段に、前記主軸に対して前記フレー
ムの前方から受渡し得る形で、前記主軸台に対して相対
的に移動駆動自在に設けて構成したので、
【0068】バー材支持手段を介して支持されたバー材
99を、切断手段を介して切断することによって、長尺
のバー材99から所定の長さのワーク99aを生成する
ことが出来、ワーク搬送手段と主軸台を接近させて、生
成されたワーク99aをワーク搬送手段を介して主軸に
搬送することによって、主軸台と刃物台を介してワーク
99a(バー材99の一部)の加工を行うことが出来
る。従って、主軸内を貫通させず、主軸前方よりワーク
99aを主軸把持手段に対して供給できるので、ワーク
サイズ、形状の変更に際してフィラー・チューブ等の段
取り替えを必要とせず、種々のバー材99を効率的に好
適に加工することが出来る。また、加工に際して、バー
材99はワーク99aとして短く切断されているので、
主軸を高速回転することが出来、高精度加工と加工リー
ドタイムの短縮が可能となる。また、切断に際して、バ
ー材99を回転支持装置を介して高速回転させる必要が
なく、バー材保持手段によって、バー材99の外形側よ
り固定保持するので、好適に切断することが出来ると同
時に、バー材99として黒皮材、パイプ、多角材、大径
のもの等をも切断することが出来る。また、ワーク搬送
手段を、生成されたワーク99aをフレームの前方から
主軸のワーク把持手段に受け渡すように設けたことによ
り、加工の障害となることなく、バー材99をワーク9
9aとして主軸まで搬送する工程距離をガントリロボッ
ト等を用いて主軸上を飛び越す形で搬送する場合に比し
て、短縮することができるので、ワーク99aの搬送を
好適に行うことができ、ワーク搬送手段に対する信頼性
が向上し、作業効率が向上する。
【0069】また、本発明のうち第2の発明は、前述の
第1の発明において、前記バー材支持手段、前記切断手
段、前記バー材保持手段、及び前記ワーク搬送手段を、
前記フレームの前方に配置して構成したので、数値制御
工作機械の全長を短縮することができ、数値制御工作機
械を好適に設置することができ、フロアスペースの有効
活用がはかれる。また、加工の障害となることなく、バ
ー材99をワーク99aとして主軸まで搬送する工程距
離を短縮することができるので、ワーク99aの搬送を
好適に行うことができ、ワーク搬送手段に対する信頼性
が向上し、作業、保守効率が向上する。
【0070】また、本発明のうち第3の発明は、前述の
第1の発明において、前記バー材保持手段は、切断すべ
きバー材を保持、保持解除自在なる複数のツメ部56
a、56a、56b等の第1のクランプ手段を有し、ま
た、前記ワーク搬送手段は、切断することによって生成
されたワークを、保持、保持解除自在なる複数のジョー
28a、28a、28a、29a、29a、29a等の
第2のクランプ手段を有しており、これら第2のクラン
プ手段を第1のクランプ手段に対して干渉しない位置に
配置する形で設けて構成したので、バー材保持手段とワ
ーク搬送手段とは、ワーク99aの同一周上で、該ワー
ク99aを重複して保持することができ、バー材保持手
段が保持し得る薄物のワーク99aを、ワーク搬送手段
が同時に保持でき、薄物のワーク99aを主軸に対して
搬送することができるので、薄物のワーク99aへの対
応性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による数値制御工作機械の一実
施例、即ち、バー材加工旋盤を示す平面図である。
【図2】図2は、図1中矢視II−IIで示したバー材加工
旋盤のバー材切断供給装置の右側面図である。
【図3】図3は、図2中矢視III−IIIで示したバー材切
断供給装置の切断機及び素材ハンドリング装置の詳細図
である。
【図4】図4は、素材ハンドリング装置の一例を示す破
断側面図である。
【図5】図5は、図3に示した切断機の後部クランプと
鋸支持部の内周面との取り合いを示す図であり、(a)
は、前部クランプと鋸支持部の内周面を正面から見た図
である。(b)は、前部クランプと鋸支持部の内周面を
側面から見た図である。
【図6】図6は、図3に示した切断機の前部クランプと
素材ハンドリング装置のジョーとの取り合いを示す図で
ある。
【図7】図7は、図1に示すバー材加工旋盤の制御装置
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……数値制御工作機械(バー材加工旋盤) 4……フレーム(ベース) 6……主軸台(第一主軸台) 7……主軸(第一主軸) 8……ワーク把持手段(チャック) 11……刃物台(第一刃物台) 13……刃物台(第二刃物台) 16……主軸台(第二主軸台) 17……主軸(第二主軸) 18……ワーク把持手段(チャック) 20……ワーク搬送手段(素材ハンドリング装置) 28a、29a……第2のクランプ手段(ジョー) 50……バー材支持手段(バー材送出部) 55……バー材保持手段(後部クランプ) 56……バー材保持手段(前部クランプ) 56a、56b……第1のクランプ手段(ツメ部) 64……切断手段(鋸) 99……バー材 99a……ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、前記フレーム上の主軸台
    と、前記主軸台上の回転駆動自在な主軸と、前記主軸上
    のワーク把持手段と、前記フレーム上の前記ワーク把持
    手段に把持されたワークに対向し得る刃物台とを有し、 前記主軸台と前記刃物台との相対的な移動によってワー
    クを加工する数値制御工作機械において、 バー材支持手段を、バー材を所定の送出方向へ移動自在
    に支持する形で、前記主軸に対して所定の配置で設け、 切断手段を、前記バー材支持手段に対して前記送出方向
    側の切断位置において前記バー材支持手段を介して支持
    されたバー材を切断し得る形で設け、 バー材保持手段を、前記切断手段を介してバー材を切断
    するに際して、前記切断位置に対応する位置において、
    前記バー材支持手段を介して支持されたバー材を保持し
    得る形で設け、 ワーク搬送手段を、前記切断手段を介してバー材を切断
    することによって生成されたワークを、前記主軸の前記
    ワーク把持手段に、前記主軸に対して前記フレームの前
    方から受渡し得る形で、前記主軸台に対して相対的に移
    動駆動自在に設けて構成した数値制御工作機械。
  2. 【請求項2】 前記バー材支持手段、前記切断手段、前
    記バー材保持手段、及び前記ワーク搬送手段を、前記フ
    レームの前方に配置して構成した請求項1記載の数値制
    御工作機械。
  3. 【請求項3】 前記バー材保持手段は、切断すべきバー
    材を保持、保持解除自在なる複数の第1のクランプ手段
    を有し、 また、前記ワーク搬送手段は、切断することによって生
    成されたワークを、保持、保持解除自在なる複数の第2
    のクランプ手段を有しており、 これら第2のクランプ手段を第1のクランプ手段に対し
    て干渉しない位置に配置する形で設けて構成した請求項
    1記載の数値制御工作機械。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000317750A (ja) * 1999-04-21 2000-11-21 Deckel Maho Gmbh 万能工作機械
CN115446655A (zh) * 2022-10-13 2022-12-09 上海汉虹精密机械有限公司 一种用于转角圆锯机的锯切结构
CN117680722A (zh) * 2024-02-02 2024-03-12 杭州蕙勒智能科技股份有限公司 轮毂单元内法兰机加工自动化生产线

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CN117680722B (zh) * 2024-02-02 2024-04-19 杭州蕙勒智能科技股份有限公司 轮毂单元内法兰机加工自动化生产线

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