JPH0527375Y2 - - Google Patents

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JPH0527375Y2
JPH0527375Y2 JP1987016591U JP1659187U JPH0527375Y2 JP H0527375 Y2 JPH0527375 Y2 JP H0527375Y2 JP 1987016591 U JP1987016591 U JP 1987016591U JP 1659187 U JP1659187 U JP 1659187U JP H0527375 Y2 JPH0527375 Y2 JP H0527375Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は複数枚積み重ね状態の薄板を一枚づつ
機械的に取出すための薄板の取出し装置に関す
る。
<従来の技術> 薄板、例えばICリードフレームは金属の薄板
をプレスにて所望のパターンに打ち抜き加工し、
適宜メツキ処理が施される。このようなICリー
ドフレームに処理を施すに際しては、処理効率の
向上を図るため、これらICリードフレームを複
数枚積み重ね状態としておき、これを順次一枚づ
つ連続的に取出すことが考えられる。
従来このような考えに沿つた取出し装置として
は実開昭56−104894号公報や第6図に示されるよ
うなバキユーム吸引式のものが知られている。こ
の従来例はバキユーム取出し・搬送装置1と方形
状のICリードフレーム2を複数枚積み重ねて載
置する載置装置3から構成されている。
載置装置3は上面にICリードフレーム2を複
数枚積み重ねて載置する架台ベース4と、該架台
ベース4上に取付けられ、ICリードフレーム2
の対応する二辺に当てがつて全体を所定位置に位
置決めするためのホルダー5からなる。
バキユーム取出し・搬送装置1は支持プレート
6と該支持プレート6に設けられたガイド孔7に
沿つて近接又は離反させて任意に設定できる吸引
ボツクス8からなる。そしてこの吸引ボツクス8
の下面には吸引孔9が複数設けられ、図示せぬ吸
引ポンプに接続された吸引パイプ10からエアー
が吸引できるようになつている。また支持プレー
ト6の上面に取付けたエアーシリンダのシヤフト
11により、支持プレート6を介して吸引ボツク
ス8を上下に移動させるようになつている。
従つて、吸引ボツクス8の下面を積み重ねた状
態のICリードフレーム2の最上位のICリードフ
レーム2aの上面へ上から当接させ、吸引孔9か
らエアーを吸引すれば最上位のICリードフレー
ム2aのみバキユーム吸引され、任意の位置へ取
出し・搬送することが可能となる。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、このような取出し装置にあつて
は、以下の点で改善が望まれていた。
即ち、ICリードフレーム2は複雑繊細なパタ
ーンに打ち抜き加工され、そこには多くの開口、
切欠等があるため、これらの開口、切欠等を避け
た微小部位を吸引部位として設定し、取出し・搬
送に際してはその吸引部位に吸引ボツクス8の吸
引孔9を確実に位置合わせしなければならない。
従つて、吸引ボツクス8の吸引孔9の加工には位
置及びサイズ等の加工上高精度が要求される。し
かも打ち抜きパターンが異なるICリードフレー
ム2を取出し・搬送の対象とする場合、各々に対
応して吸引ボツクス8を準備・交換しなければな
らない。
更に、ICリードフレーム2の吸引部位に合わ
せて吸引孔9の位置が加工されたとしても、繰返
し動作の全てに於いて上下動してはICリードフ
レーム2に当接せしめる吸引ボツクス8全体の移
動軌跡が作動毎に常に一致して再現されねばなら
ず、そのための位置決めガイド機構にも高精度が
要求され、その分装置全体が複雑且つ高価となり
やすい。
更にその上、吸引設備としてのバキユームポン
プ、ダクト等が不可欠であり、装置が大型化する
ものである。
本考案はこのような従来の技術に着目してなさ
れたもので、複数枚積み重ねた状態の薄板の内、
最上位の薄板を一枚当て確実に取出す事を可能と
し、しかも簡単な構造でそれを可能とする薄板の
取出し装置を提供せんとするものである。
<問題点を解決するための手段> 具体的にはこの考案では、対向状態で配され近
接・離反自在とされた爪体を備えており、この爪
体が相互に近接しつつ、複数枚積重ね状態の薄板
の最上位の薄板に対しその挟持面を傾斜状態で当
接させることによりこの薄板を挟持して取り出す
ようになつており、爪体が、対向状態で配され近
接・離反自在とされた一対のホルダプレートに板
バネを介して垂下状態で取り付けられ且つ、爪体
の挟持面が粗面とされてなる薄板の取出し装置を
提供する。
<作用> ホルダプレートを予め積み重ね状態のそして最
上位の薄板に合わせてその上方位置に位置決め
し、一対の爪体を丁度薄板の両側方位置に位置決
めさせた状態に於いて両ホルダプレートを近接さ
せれば、一対の爪体は薄板の両側面に近づき且つ
両ホルダプレートがそのまま近接することによつ
て両爪体の挟持面は各々薄板の両側面に当接する
が、この時板バネが撓み各爪体の挟持面は薄板の
側面に対しいわば傾斜状態を呈し、これがため薄
板の側面でなく上縁に当接する。そして一対の爪
体の各挟持面に形成されている「粗面」が薄板の
上縁をしつかりと挾持し且つこの挾持状態を維持
し続け次いで両ホルダプレートを爪体ごと上方移
動させれば、最上位の薄板は確実に一枚当て取出
されるものである。
<実施例> 以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて
説明する。尚、従来と共通する部分は同一符号を
用い、重複説明を省略する。
第1図〜第3図は本考案の第1実施例を示すも
である。
方形状の薄板2はホルダー5にて対応する左右
側面12,12が保持された状態で架台ベース4
上に複数枚積み重ねられている。そして架台ベー
ス4は図示せぬエアーシリンダにより上下動自在
とされ、常に最上位の薄板2aの高さ位置が同一
になるように設定してある。
支持プレート6の中央に、上下(矢示X方
向)・左右(矢示Y方向)そして前後(矢示Z方
向)に移動自在な図示せぬエアーシリンダのシヤ
フト11が接続されており、また長孔状のガイド
孔7が二本平行に設けられている。このガイド孔
7内で移動自在なガイドピン13にて一対のホル
ダプレート14が各々支持プレート6の下側に取
付けられている。このホルダプレート14の外側
面中央には水平に進退動自在なエアーシリンダ1
5のシヤフト16が接続されている。即ち両ホル
ダプレート14はシヤフト16,16の移動に伴
い互いに左右方向で近接・離反自在とされてい
る。尚、支持プレート6に接続された図示せぬエ
アーシリンダ及び両ホルダプレート14に接続さ
れた各エアーシリンダ15はホルダプレート14
と一緒に上下・左右、前後と移動自在に図示せぬ
移動機構に取付け・支持されているものである。
そして、両ホルダプレート14の外側面には爪
体17が板バネ18を介して前後一対そして合計
4枚垂下状態にて取付けられている。各爪体17
は左右方向より薄板2を挾持するものであり各爪
体17の挟持面19は粗面とされていて挾持しよ
うとしている最上位の薄板2aの左右の対応上縁
20が確実に引つ掛かる面粗さとなつている。
次に動作を説明する。
図示せぬ移動機構により支持プレート6を、複
数枚積み重ねた状態の薄板2の真上位置に位置決
めする。この時両ホルダプレート14は薄板2の
左右幅より大きな間隔で開いた位置にある。そし
て、図示せぬエアーシリンダのシヤフト11によ
り支持プレート6ごと各爪体17を下降させ、該
爪体17の左右で対向する対向面即ち挟持面19
を最上位の薄板2aの左右側面21に臨ませる高
さ位置に位置決めする。次いでエアーシリンダ1
5により両ホルダプレート14を近接させ、各爪
体17の挟持面19の対向間隔を小さくする。そ
して更にエアーシリンダ15によりホルダプレー
ト14ごと各爪体17を近接させれば、各爪体1
7の対向する挟持面19は薄板2の側面21に当
接することとなるが、当接後も更に両ホルダプレ
ート14ごと各爪体17を近接させ続けるので、
板バネ18が撓み各爪体17の挟持面19は最上
位の薄板2aの左右の対応上縁20に当接し且つ
左右よりそこを挾持するにいたる(第2図、第3
図参照)。この結果最上位の薄板2aは、変形し
た板バネ18の弾性による付勢力とそして各爪体
17の挟持面19及び対応上縁20間の摩擦力と
により、上記挾持状態をそのまま維持することと
なる。この状態で両ホルダプレート14の近接を
停止し、支持プレート6ごと全体を上方へそして
左右又は前後へと移動させることにより積み重ね
状態の最上位の薄板2aのみ取出し・搬送できる
こととなる。
そして支持プレート6ごと全体を所定位置まで
搬送後両ホルダプレート14を離反させれば、挾
持された最上位の薄板2aを所定の場所(例えば
搬送ベルト上)に移すことができる。
尚、以上において取出しに際し積み重ね状態の
薄板2の方を上昇させる事により最上位の薄板2
aの左右側面21を爪体17の挟持面19に臨ま
せる高さ位置にするようにしてもよいこと勿論で
ある。
又ホルダプレート14に板バネ18を介して取
付ける爪体17は前後一対の計4枚としたが、薄
板2の長手方向寸法に相応し爪体の枚数や挟持面
の幅サイズ等を変更してもよい。
第4図は第2実施例を示す。第1実施例では挟
持面19を鋸歯状の粗面としたが、第2実施例で
は綾目の凹凸面としてある。
そして第5図は第3実施例を示す。第3実施例
では爪体17にサンドペーパ22を貼りつけるこ
とにより挟持面19を粗面としている。
尚、以上第2実施例、第3実施例では挟持面1
9以外は第1実施例と共通のため重複説明を省略
する。
<効果> 本考案に係る取出し装置は以上説明してきた如
き内容のものなので、変形した板バネの弾性によ
る付勢力とそして爪体の粗面とされた挟持面及び
薄板の対応上縁の摩擦力とにより相互に対向した
爪体間で確実に最上位の薄板を挾持できるという
優れた効果があり、又従来のバキユーム取出し・
搬送装置に比べ構造も簡単であり、その分種々の
機器に適応しやすいという付随的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は薄板の取出し装置の斜視図、第2図は
第1図中の矢示方向から見た側面図、第3図は
第2図中の矢示部の部分拡大図、第4図は第2
実施例を示す爪体の拡大図、第5図は第3実施例
を示す爪体の拡大図、そして第6図は従来例を示
す第1図相当の斜視図である。 2……ICリードフレーム(薄板)、2a……最
上位の薄板、14……ホルダプレート、15……
エアーシリンダ(移動手段)、17……爪体、1
8……板バネ、19……挟持面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 対向状態で配され近接・離反自在とされた爪体
    を備えており、この爪体が相互に近接しつつ、複
    数枚積重ね状態の薄板の最上位の薄板に対しその
    挟持面を傾斜状態で当接させることによりこの薄
    板を挟持して取り出すようになつている薄板の取
    出し装置において、 爪体17を、対向状態で配され近接・離反自在
    とされた一対のホルダプレート14に板バネ18
    を介して垂下状態で取り付け且つ、 爪体の挟持面19を粗面としたことを特徴とす
    る薄板の取出し装置。
JP1987016591U 1987-02-09 1987-02-09 Expired - Lifetime JPH0527375Y2 (ja)

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JP1987016591U JPH0527375Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

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JP1987016591U JPH0527375Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

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JPS63126347U JPS63126347U (ja) 1988-08-18
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ID=30808590

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