JPH0527279Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0527279Y2
JPH0527279Y2 JP1986052759U JP5275986U JPH0527279Y2 JP H0527279 Y2 JPH0527279 Y2 JP H0527279Y2 JP 1986052759 U JP1986052759 U JP 1986052759U JP 5275986 U JP5275986 U JP 5275986U JP H0527279 Y2 JPH0527279 Y2 JP H0527279Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower table
difference
displacement measuring
detection bar
press brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986052759U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62165009U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986052759U priority Critical patent/JPH0527279Y2/ja
Publication of JPS62165009U publication Critical patent/JPS62165009U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0527279Y2 publication Critical patent/JPH0527279Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案はプレスブレーキに関し、特にその下
部テーブルの傾斜検出を行う検出装置に関する。
(従来の技術) プレスブレーキは一般に大型なものであり、そ
のために板金のプレス加工中に上部エプロンが湾
曲するとともに下部テーブルも中央部に対して左
右両側が不均衡に変位を起す。そしてこのような
変位は、加工製品の寸法精度に悪影響を及ぼす。
そのため、下部テーブルの撓みを検出することに
より変位を検知するための装置が従来から種々用
いられている。
下部テーブルの撓みを検出する構成としては、
例えば実開昭60−60198号公報(以下単に先行例
と称す)に記載のごとき構成のものがある。
(考案が解決しようとする問題点) 前記先行例に記載の構成は、基部を下部テーブ
ルの中央部付近に固定した水平な検出バーの左端
に対応してリミツトスイツチを設けた構成であ
る。したがつて、検出バーに対して下部テーブル
に大きな撓みが生じると、リミツトスイツチが作
動して、下部テーブルの過大な撓みを検出するこ
とができる。しかし、加工位置が下部テーブルの
左右の一方に片寄つて片荷重(偏荷重)になつて
いる場合には、偏荷重であることを検出できない
という問題点がある。
また、従来の構成としては、上下動自在に設け
たテーブルの両側に位置検出器を設けた構成もあ
るが、この構成においては、左右の位置検出器の
検出値の差に基いてテーブルの傾斜を検出し得る
にすぎないものであつた。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上述のごとき従来の問題に鑑みて、この考案
は、プレスブレーキにおける下部テーブルの左右
方向の中央部に、左右方向に水平に延伸した検出
バーの中央部を常に水平を保持するように固定し
て設け、上記下部テーブルの左右の対称的位置ま
たは上記検出バーの左右両端部付近に、検出バー
の両端部に対する下部テーブルの左右両側の上下
方向の変位量を測定する変位測定器をそれぞれ設
け、上記各変位測定器の検出値の差と正負の各設
定値とを比較して、上記差が正の設定値より大あ
るいは負の設定値より小のときにプレスブレーキ
に非常停止を行わせるコントローラを設けてなる
ものである。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例の機械的な構成を
示す図であつて、プレスブレーキの下部テーブル
1の左右幅方向に沿つて水平に検出バー3が配置
されており、この検出バー3の中央部が下部テー
ブル1の中央部に対して溶接その他の固着手段に
よつて固定されている。
下部テーブル1の左右両側には、検出バー3の
左右端部と対向するようにそれぞれ変位測定器
5,7が取付けられている。この変位測定器5,
7はそれぞれ、検出バー3に対する距離の変化を
測定するものである。
この変位測定器5,7による変位の測定のため
の回路構成が第2図に示されている。つまり左右
の変位測定器5,7の出力は、アンプ9によつて
増幅され、コントローラ11において減算される
ようになつている。コントローラ11ではさら
に、左右の変位測定器5,7の変位出力の差が、
第3図に示す+側(ハイ側)の設定値を越えて負
側に大きく出るか、−側(ロー側)設定値を越え
て正側に高く出るかにより、左片荷、又は右片荷
異常出力を発し、非常停止用接点13を作動させ
るようになつている。
上記構成のプレスブレーキのテーブルの撓み検
出装置の動作について次に説明する。プレスブレ
ーキの稼働により、下部テーブルに大きな力が働
き、撓みが発生する場合、その撓みの状態は、第
4図a,b,cに示すように左右対称にセンター
曲げ状態、左片荷状態、右片荷状態が起こり得
る。そして特に左片寄、あるいは右片荷状態にお
いてその程度が大きくなるならば、プレスブレー
キの曲げ精度に大きな悪影響を及ぼすだけにとど
まらず、機械の損傷をも招く恐れがある。そのた
め、左右の変位測定器5,7の出力差値に対し、
正負の符号も含めた片荷ハイ設定値L1、片荷ロ
ー設定値L2を設け、左変位測定器5の出力a、
右変位測定器7の出力bとの差(a−b)を、こ
のハイ、ロー設定値L1,L2と比較する。
下部テーブル1に荷重が働くとき、下部テーブ
ル1は撓みを発生させるが、下部テーブル1の中
央部は撓みによつて上下に変位を生じるのみであ
るので、この下部テーブル1に対してその中央部
においてのみ固着されている水平な検出バー3
は、下部テーブルに影響されずに常に水平な状態
を保つたままにある。従つて、下部テーブル1に
取付けられている左右の変位測定器5,7はそれ
ぞれ、下部テーブル1の撓みに応じて検出バー3
との距離を変化させ、その距離を変位量として出
力することになる。
そこで、第4図aに示すようにセンター曲げ状
態の場合、左右の変位測定器5,7の出力a,b
はほぼ同一のものとなり、左右の変位量の差a−
b≒0となり、傾斜零となるので、非常停止用接
点13をコントローラ11が作動されることはな
い。
第4図bに示すように左片荷状態の場合、左側
の変位測定器5側が大きく変位し、左右の変位測
定器5,7の出力の差(a−b)は負の値を出力
することになり、左下りの傾斜であることが検知
される。そこで、この負の出力が片荷ロー設定値
L2を越えて低くなるならば、異常な片荷がかか
つたものとし、コントローラ11は非常停止用接
点13を作動させ、プレスブレーキに非常停止を
行わせる。
第4図cに示すように右片荷状態の場合には、
今度は右側の変位測定器7の変位量が大きくな
り、検出バーに対する距離の差(a−b)は正の
値をとることとなり、右下りの傾斜であることが
検知される。そして、この差の値が片荷ハイ設定
値L1を越えて大きくなる場合、異常な右片荷と
なつているものと判断し、コントローラ11は同
様に非常停止用接点13を作動させ、プレスブレ
ーキに非常停止を行わせる。
このようにして、このプレスブレーキのテーブ
ルの傾斜撓み検出装置にあつては、中央部だけが
下部テーブル1に対して固着された検出バー3に
対する、左右の変位測定器5,7の検出値a,b
の差によりセンター曲げ、左片荷、右片荷状態を
検出するとともに、異常な左片荷あるいは右片荷
状態の場合にはプレスブレーキの動作を非常停止
させるのである。
なお上記実施例の場合、検出バー3に対する変
位測定器として左右に対称に1個ずつ配置した
が、この変位測定器の使用個数は2個に限定され
るものではなく、プレスブレーキの大きさに応じ
さらに多くのものを用いることも可能である。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するに本考案は、プレスブレーキにおける
下部テーブル1の左右方向の中央部に、左右方向
に水平に延伸した検出バー3の中央部を常に水平
を維持するように固定して設け、上記下部テーブ
ル1の左右の対称的位置または上記検出バー3の
左右両端部付近に、検出バーの両端部に対する下
部テーブル1の左右両側の上下方向の変位量を測
定する変位測定器5,7をそれぞれ設け、上記各
変位測定器5,7の検出値の差(a−b)と正負
の各設定値L1,L2とを比較して、上記差(a
−b)が正の設定値L1よりも大あるいは負の設
定値L2より小のときにプレスブレーキに非常停
止を行わせるコントローラ11を設けてなるもの
である。
上記構成より明らかなように、考案において
は、左右方向へ水平に延伸した検出バー3の中央
部が下部テーブル1の中央部に常に水平を保持す
るように固定してあり、この検出バー3の左右両
端部付近あるいは下部テーブル1の左右の対称的
位置には、検出バー3の両端部に対する下部テー
ブル1の左右両側の上下方向の変位位置を測定す
る変位測定器5,7が設けてある。そして、上記
各変位測定器5,7の検出値の差(a−b)と正
負の各設定値L1,L2とを比較して、(a−b)
>L1または(a−b)<L2のときに非常停止
を行わせるコントローラ11を設けてなるもので
ある。
したがつて本考案によれば、下部テーブル1の
左右両側の撓み量が異なる場合に、左右の変位測
定器5,7の検出値の差(a−b)を検知するこ
とにより、下部テーブル1の傾斜方向と傾斜量を
検知でき、下部テーブル1の中央部に対して加工
位置が左右の一方に片寄つていることを検知でき
るものである。よつて、左右の変位測定器5,7
の検出値の差(a−b)が零となるように加工位
置を左右に調節することにより、下部テーブル1
の左右の撓み量がほぼ等しくなつて傾斜零となる
位置に調節できるものである。
また、左右の変位測定器5,7の検出値の差
(a−b)と正負の設定値L1,L2をとを比較
して、上記差(a−b)が設定値L1,L2を越
えるときに非常停止せしめるコントローラ11を
備えているから、下部テーブル1の左右の一方へ
片寄つて加工を行なうようなときに、偏荷重によ
る下部テーブル1の傾斜が大きくなることによる
問題発生を未然に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の正面図、第2図
は上記実施例の回路構成図、第3図は上記実施例
の回路の動作説明図、第4図a,b,cはそれぞ
れ上記実施例の傾斜状態を示す動作説明図であ
る。 1……下部テーブル、3……検出バー、5……
変位測定器、7……変位測定器、11……コント
ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレスブレーキにおける下部テーブル1の左右
    方向の中央部に、左右方向に水平に延伸した検出
    バー3の中央部を常に水平を保持するように固定
    して設け、上記下部テーブル1の左右の対称的位
    置または上記検出バー3の左右両端部付近に、検
    出バー3の両端部に対する下部テーブル1の左右
    両側の上下方向の変位量を測定する変位測定器
    5,7をそれぞれ設け、上記各変位測定器5,7
    の検出値の差(a−b)と正負の各設定値L1,
    L2とを比較して、上記差(a−b)が正の設定
    値L1より大あるいは負の設定値L2より小のと
    きにプレスブレーキに非常停止を行わせるコント
    ローラ11を設けてなることを特徴とするプレス
    ブレーキのテーブルの傾斜検出装置。
JP1986052759U 1986-04-10 1986-04-10 Expired - Lifetime JPH0527279Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986052759U JPH0527279Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986052759U JPH0527279Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62165009U JPS62165009U (ja) 1987-10-20
JPH0527279Y2 true JPH0527279Y2 (ja) 1993-07-12

Family

ID=30878212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986052759U Expired - Lifetime JPH0527279Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0527279Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6060198U (ja) * 1983-09-21 1985-04-26 株式会社アマダ プレスブレーキ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62165009U (ja) 1987-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10010467B2 (en) Load detector and load detection system
JPH02163627A (ja) 測定装置
JPH0527279Y2 (ja)
JPH02163628A (ja) 測定装置
US4033183A (en) Horizontal- and vertical-roll force measuring system
US10191563B2 (en) Manipulation input device that detects a manipulation force to move a manipulation member
JPH032824Y2 (ja)
JP3294334B2 (ja) 構造物の変形検出器
JPH03238279A (ja) ガイドレールの据付状態修正指示装置
JPH0690067B2 (ja) 歪ゲージ式秤
JP3486721B2 (ja) ワークセンサー
JPH10239012A (ja) 輪郭形状測定方法及び輪郭形状測定機
JPH0539799U (ja) プレス機械におけるスライドガイド補正装置
JPH065719U (ja) 長尺材端部曲がりの矯正装置
JP2508043Y2 (ja) 帯状体の張力検出ロ―ル
JP2001062509A (ja) 鋼板の制振装置
JPH0235439Y2 (ja)
JPS58180905A (ja) 形鋼の曲り測定方法及び装置
JPH0977497A (ja) フォークリフトの偏荷重検出装置
JPH04225127A (ja) ロードセル
JP2979768B2 (ja) 材料試験機
JPS61226106A (ja) 歪計式荷重測定装置
JP3015716B2 (ja) 鋳造ロールアライメント監視方法
JPS6113181B2 (ja)
JPS6222548Y2 (ja)