JPH05266557A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープを記録再生中に、別の例えば見終った
テープの巻き戻しや頭出しが可能になり、時間の節約と
なる磁気記録再生装置を提供する。 【構成】 複数の開口部１６，１７のそれぞれにカセッ
ト１，２が収納可能であって、カセットを挿入，取り出
しの第１の位置と、カセットを記録再生可能なデッキ上
の第２の位置と、第１の位置と第２の位置の間でそれぞ
れの開口部にある第３の位置とを備え、この第３の位置
にてテープのリールを回転駆動するリール駆動装置５０
〜７０を設け、第２の位置における動作と独立して第３
の位置におけるテープのリール駆動を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、ヘリキャルスキャン
方式のＶＴＲのカセットオートチェンジャー機構に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】図１４は例えば特開平３−１４２７４５
号公報に示された従来の磁気記録再生装置を示す概略側
面図、図１５は図１４と異なるテープカセットローディ
ング状態を示す概略側面図である。図において、１はカ
セットＡ、２はカセットＢ、３はデッキベース、４は側
板、５はカセットＡ１を収納して移動する内箱Ａ、６は
カセットＢ２を収納して移動する内箱Ｂ、７ａ，７ｂは
側板４に設けられた内箱Ａ５のガイド溝、８ａ，８ｂは
側板４に設けられた内箱Ｂ６のガイド溝、９ａ，９ｂは
内箱Ａ５に植設されてガイド溝７ａ，７ｂにそれぞれ係
合するガイドピン、１０ａ，１０ｂは内箱Ｂ６に植設さ
れてガイド溝８ａ，８ｂにそれぞれ係合するガイドピ
ン、１１は内箱Ａ５を駆動するローディングアームＡ、
１２は内箱Ａ５のガイドピン９ｂとローディングアーム
Ａ１１とに係止されたリンクＡ、１３は内箱Ｂ６を駆動
するローディングアームＢ、１４は内箱Ｂ６のガイドピ
ン１０ａとローディングアームＢ１３とに係止されたリ
ンクＢである。

【０００３】次に動作について説明する。内箱Ａ５，内
箱Ｂ６はそれぞれ図１４に示すカセット挿入，取り出し
を行う第１の位置と、図１５に示す内箱Ａ５のようにデ
ッキベース３上に装着完了した第２の位置とに停止する
ことができ、図示しない駆動伝達機構によってローディ
ングアームＡ１１およびローディングアームＢ１３を介
して移動することができる。二つのローディングアーム
Ａ，Ｂ１１，１３は図示しない駆動切替え手段によって
個別に回動し、第１の位置にあるカセットＡ１およびカ
セットＢ２を選択してデッキベース３上に装着すること
ができる。また、第２の位置にあるカセットを排出し、
排出動作が完了した後、図示しない駆動切替え手段でも
う一方のカセットを第１の位置から第２の位置へと駆動
し、デッキベース３上に装着する。このようにカセット
Ａ５，カセットＢ６をそれぞれ第１の位置にある内箱Ａ
５，内箱Ｂ６に収納しておけば、これらのカセットを選
択してローディングし、デッキベース３に装着すること
ができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の磁気記録再生装
置は以上のように構成されているので、一方のカセット
を再生又は記録等の動作をしている間は、他方のカセッ
トは待機していなければならないので、この待機してい
るカセットのテープを巻き戻したりする時には別の装置
が必要であり、又はカセットを再生し終った後他方のカ
セットを続けて見ようと思っても前のカセットを巻き戻
しする間待たなければならず、複数のカセットを効率良
く使用できないという問題点があった。また、装置に収
納されるカセットが多くなるほど各カセットの状態を使
用者が把握するのは難しいので、誤使用が発生して使い
勝手が悪いという問題点があった。

【０００５】この発明はかかる問題点を解消するために
なされたもので、通常動作と別にカセットの巻き戻し等
の動作を行うことで複数のカセットを効率良く使用でき
る磁気記録再生装置を得ることを目的とする。また、使
用者が長時間複数の記録を行う時に誤使用が発生しない
磁気記録再生装置を得ることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気記録
再生装置は、内箱の停止位置である第１の位置と第２の
位置との間に第３の停止位置を設け、この第３の位置に
あるカセットの中からひとつのカセットを選択してカセ
ットローディングを行い、かつこの第３の位置にあるカ
セットのテープリールに駆動手段を係合させてテープの
巻き戻し又は早送りを行うようにしたものである。ま
た、この発明に係る磁気記録再生装置は、テープのオー
トチェンジャー装置と装置本体の各種センサーとをマイ
コン等によって駆動してテープをチェックすることによ
って、予約された内容とテープの状態とが一致するか，
条件を満たしているか否かを判定させるものである。

【０００７】

【作用】この発明においては、内箱の第３の停止位置は
内箱がカセットを精度良く保持した状態で、カセットロ
ーディングに備えて待機する位置であり、この第３の位
置においてそれぞれのカセットと係合する高さに位置決
めされるリール駆動手段を備えることで、各カセットの
テープを駆動させることができる。また、この発明にお
いては、元々本体装置に備わっている機能を使用するこ
とでその目的を達成することが出来るので、安価であり
かつ確実に複数のカセットの状態を把握し、予約の内容
と照合し、使用者に警告することができる。

【０００８】

【実施例】

実施例１．以下、この発明の一実施例を図１〜図１１に
ついて説明する。なお、図中従来装置と同一または相当
部分には同一符号を付して説明を省略する。図１〜図５
において、１５は装置前面意匠パネル、１６はカセット
挿入口Ａ、１７はカセット挿入口Ｂ、１８は側板４に設
けられた内箱Ａ５の水平ガイド溝、１９は同じく内箱Ｂ
６の水平ガイド溝、２０は内箱の垂直移動を行うための
キャリア、２１はキャリア２０の垂直移動のガイド溝、
２２はキャリア２０に設けられた内箱の水平ガイド溝、
２３はキャリア２０に植設された駆動ピン、２４は駆動
ピン２３を駆動するカム溝、２５はカム溝２４を有する
アーム、２６，２７，２８はアーム２５を駆動するギア
列、２９はアーム２５の駆動用ローディングモータ、３
０はローディングモータ２９の出力軸と一体で回転する
ウォームギアＡ、３１はアーム２５の回転角度を検出す
るロータリースイッチ、３２は内箱Ａ５の第１の停止位
置を検出する検出スイッチＡ、３３は内箱Ａ５の第３の
停止位置を検出する検出スイッチＢ、３４は検出スイッ
チＡ，Ｂ３２，３３を動作させる突起、３５はカセット
保持用ロックレバー、３６はロックレバー３５を解除さ
せるためのカム、３７は同期ギア、３８は同期シャフ
ト、３９はガイドピン９ａを回転支軸にした内箱の駆動
ギア、４０は内箱に取り付けられたローディングモー
タ、４１はローディングモータ４０の出力軸と一体で回
転するウォームギアＢである。なお、図中３３〜４１は
内箱Ａ５，内箱Ｂ６とも同じ構造である。

【０００９】図６，図７に示す内箱において、４２はウ
ォームギアＢ４１と噛み合うウォームホイールで、駆動
ギア３９と一体的に回転する。４３は駆動ギア、９ｃは
水平ガイドピンである。図８に示す側板４において、４
４，４５はラックである。図９に示すキャリア２０にお
いて、４６，４７はガイド溝２１と係合するガイドピ
ン、４８はラックである。

【００１０】図１０に示すリール駆動装置において、５
０は本装置のベース部材、５１はリール係合部を支持す
る支持板、５２はカセット内のリールハブに直接係合す
るリールディスクで、供給用と巻取り用の２個有してい
る。５３はカセット内のリールハブのロックを解除する
解除部材、５４，５５はそれぞれベース部材５０と支持
板５１とを連結してベース部材５０に対して支持板５１
を平行かつ上下に昇降駆動させるパンタグラフ機構を構
成する駆動アーム、５６は駆動アーム５４，５５に回転
を伝えかつ左右のアームを同期させる同期軸で、アーム
５４，５５の回転支点にもなっている。５７はアーム５
４，５５の回転支点軸、５８，５９はアームの他端のピ
ン６０が係合して摺動するガイド溝で、それぞれベース
部材５０及び支持板５１の左右に備えられている。

【００１１】６１はリールディスク５２を回転駆動する
モータ、６２はモータ６１の回転軸に固定されかつこの
モータ６１の軸を中心に回転可能に支持されたアイドラ
６３に回転を伝達するプーリで、アイドラ６３はモータ
６１の回転方向によりリールディスク５２のどちらかに
当接して回転を与えるように構成されている。それぞれ
のリールディスク５２にはブレーキ６７，６８がバネ６
９，７０により付勢されてリールディスク５２に軽く制
動を与えるようになっている。６４はウォーム６５を介
して軸５６のギア６６を駆動して支持板５１を上下させ
るモータである。尚、モータ６４は支持板５１が退避位
置（図２参照）及びそれぞれのカセットに係合するよう
に予め決められた位置で停止するように位置決めスイッ
チ（図示せず）等によりその回転を制御されている。

【００１２】次に動作について説明する。図１，図２は
カセットＡ１，カセットＢ２を収納した内箱Ａ５，内箱
Ｂ６が第３の位置にある状態を示す。この状態からカセ
ットＡ１をアンローディングしてカセットＡ１を取り出
す場合、図示しない動作選択手段を用いてローディング
モータ４０ａをアンローディング方向へ起動させる。ロ
ーディングモータ４０ａからウォームギア４１，ウォー
ムホイール４２，駆動ギア３９へと動力が伝達されて、
駆動ギア３９が回転する。駆動ギア３９は側板４に固定
されたラック４４と噛み合っているため、駆動ギア３９
の回転に伴って内箱Ａ５が挿入口１６の方向へ移動す
る。ウォームホイール４２の回転は、同期ギア３７と同
期シャフト３８を介して反対側の駆動ギア４３も回転さ
せるため、内箱Ａ５は平行移動によって挿入口１６へ近
づくことができる。内箱Ａ５上に設けられた突起３４が
検出スイッチ３２を動作させることによって、内箱Ａ５
が第１の位置に到達したことを検知してローディングモ
ータ４０ａの回転を停止させる。第３の位置では、カセ
ットＡ１を内箱内Ａ５に保持するロックレバー３５は図
示しない付勢ばねによってカセットＡ１上面を押えてい
るが、第１の位置ではカム３６によってロックレバー３
５の一端が押え込まれることによって、カセットＡ１の
上面を押えていた側が浮き上がり、カセット保持が解除
される。第１の位置では、図３，図４に示すようにカセ
ットＡ１の端部が意匠パネル１５より適当量出るため、
カセット保持が解除されたカセットＡ１は指先でつかん
で取り出すことができる。

【００１３】図１，図２の第３の位置から、カセットＡ
１をローディングさせる場合は、図示しない動作選択手
段によってローディングモータ４０ａがローディング方
向へ起動し、駆動ギア３９，４３によって内箱Ａ５がロ
ーディング方向へ移動する。キャリア２０の内側に構成
されたガイド溝２２とラック４８は、側板４のガイド溝
１８とラック４４とスムーズにつながる位置関係にある
ため、内箱Ａ５は水平動作によってキャリア２０内へと
収納される。内箱Ａ５がキャリア２０内に完全に収納さ
れたことを図示しない位置検出手段によって検知して、
ローディングモータ４０ａの回転を停止させる。この
後、垂直動作用のローディングモータ２９をローディン
グ方向へと起動し、アーム２５を回転させ、カム溝２４
によって駆動ピン２３が下方へ駆動され、キャリア２０
のガイドピン４６，４７と側板４上の垂直方向のガイド
溝によって、キャリア２０が平行移動にて降下する。カ
セットＡ１がデッキベース３上の所定位置に装着が完了
するカム溝２４の位置を、ロータリースイッチが検知す
ることで、ローディングモータ２９の回転が停止し、内
箱Ａ５は図５に示すように第２の位置までの移動を完了
する。

【００１４】内箱Ａ５が前記ローディング動作中または
図４の装着完了状態において、内箱Ｂ６は図示しない動
作選択手段によってカセットＢ２の取り出しを行うた
め、キャリア２０は図５に示すように第２の位置まで移
動できる。

【００１５】デッキベース３上のカセットＡ１をカセッ
トＢ２と交換する動作は、前記ローディング動作とは逆
に、キャリア２０が上方向へアーム２５によって駆動さ
れ、内箱Ａ５の水平移動用のガイド溝１８，２２が同一
高さになるカム溝２４位置をロータリースイッチ３１が
検知して、垂直移動が完了した後、水平移動によって内
箱Ａ５は第３の位置へ向う。内箱Ａ５の突起３４が検出
スイッチ３３を動作させ、スイッチをＯＮさせた後も引
き続きアンローディング方向へと移動し、検出スイッチ
３３は突起３４が通過することで再びスイッチＯＦＦと
なる。これを検知した後、ローディングモータ４０ａを
逆転させ、内箱Ａ５をローディング方向へと移動させ
る。この動きによって、一旦スイッチＯＦＦとなった検
出スイッチ３３は再び突起３４によってスイッチＯＮと
なる。これを検知した後ローディングモータ４０ａの回
転を停止させ、内箱Ａ５の第３の位置への移動を完了さ
せる。この後キャリア２０のガイド溝２２が内箱Ｂ６の
ガイド溝１９の高さと等しくなるようにアーム２５を駆
動し、ロータリースイッチ３１によってキャリア２０を
停止させる。この後、第３の位置にある内箱Ｂ６をロー
ディング方向へ水平移動し、キャリア２０内に収納され
た後、キャリア２０が下方へ駆動され、カセットＢ２を
デッキベース上に装着させ、デッキベース３上のカセッ
ト交換を完了させる。

【００１６】カセットＡ１を挿入口１６より内箱Ａ５内
に挿入する場合、内箱Ａ５にカセットＡ１が完全に収納
されたことを図示しない検出手段によって検知し、ロー
ディングモータ４０ａをローディング方向へ起動させ
る。内箱Ａ５の突起３４が検出スイッチ３３を動作さ
せ、第３の位置への到達を検知する。この段階で他のカ
セット（この実施例ではカセットＢ２）が第３の位置と
第２の位置との間を移動中もしくは第２の位置で停止し
ていれば、内箱Ａ５は第３の位置にて停止して待機する
が、他のカセットが前記位置に無く、第３の位置に停止
もしくは第１の位置と第３の位置との間を移動中であれ
ば、カセットローディングは内箱Ａ５が優先される。す
なわち、キャリア２０のガイド溝２２が内箱Ａ５のガイ
ド溝１８と同じ高さにあれば、内箱Ａ５はそのまま水平
移動を続け、キャリア２０内に収納された後、降下して
デッキベース３上にカセットＡ１が装着完了する。ま
た、キャリア２０が他の高さにあれば、内箱Ａ５は一旦
第３の位置に停止し、キャリア２０のガイド溝２２をア
ーム２５によって内箱Ａ５のガイド溝１８と同じ高さま
で移動させた後、再び水平移動を初めローディング動作
を行う。

【００１７】リール駆動装置の支持板５１はカセットＡ
１，Ｂ２が挿入され又は排出される状態では、図２に示
すように退避位置に有る。この状態でカセットＢ２に対
して早送り又は巻き戻しが指令されると、モータ６４が
起動して軸５６を回転させ、アーム５４，５５によって
支持板５１が上昇を開始し、カセットＢ２に係合してリ
ミットＳＷ（図示せず）によって停止し、モータ６１に
よってリールの回転を開始する。テープが終端にくると
自動的に回転を停止し、再び退避位置へ下降する。カセ
ットＢ２が本体外へ排出された状態か又はデッキ上の第
２の位置に装架された場合は、カセットＡ１に対して上
記と同様の動作で、カセットＡ１のテープの早送り又は
巻き戻しを行うことが出来る。

【００１８】終端の検知に関しては、左右のリールの回
転をカウントする手段を備えることで、テープの位置を
およそ判別して終端において減速し、テープの終端で回
転の停止を検知するという方法が考えられる。又カセッ
トの開口部を利用して発光素子と受光素子とをテープを
はさむようにして相対するように構成し、直接テープの
透明なリーダーテープやトレーラテープを検出しても良
い。又駆動モータからリールディスクの間にトルクリミ
ッターを設け、テープに過大な張力がかからぬようにし
て瞬間にて停止させても良い。

【００１９】開口部を利用してテープのコントロール信
号を読みとるヘッドをリールディスクと同時にカセット
に挿入し、テープに押し当てることでコントロール信号
の読み込みを行い、希望の位置までテープを早送り又は
巻き戻しすることも可能である。

【００２０】実施例２．この発明の他の実施例を図１
２，図１３について説明する。ここでは３本のテープを
収納できる装置で説明する。仮に、Ａ，Ｂ，Ｃのカセッ
トをそれぞれ三つの開口部ａ，ｂ，ｃに挿入する。この
場合、開口部ａに挿入したテープＡは自動的に第２の位
置に装着され、他のテープＢ，Ｃはそれぞれ第３の位置
に保持される。次に、録画の予約を行い、各テープに対
して番組の予約を設定し、録画予約の完了モードとす
る。

【００２１】装置は自動的に確認モードとなり、まず予
約内容に収納されているテープＡ，Ｂ，Ｃそれぞれに対
して予約がなされているかを判断する。もしテープＡ，
Ｂ，Ｃに予約がなされていて、どれか一本でも装置に収
納されていなければ、装置より警告音等を発して使用者
に注意をうながす。尚、確認モードは予約録画完了と同
時に自動的にスタートすることが望ましいが、もちろん
使用者の選択によってでも良い。

【００２２】次に、第２の位置にテープが有るか無いか
を判断し、無ければカセット装着装置を駆動していずれ
かの開口部の第３の位置にあるテープ例えばＡを第２の
位置に装着する。第２の位置において、まずテープＡの
カセットの誤消去防止用の爪の有無を検知する。次にテ
ープＡを若干回転させて、リールセンサー等により回転
数を検知し、テープの残量をチェックし、そのテープに
予約された番組を収録可能かどうかのチェックをする。
この場合、不可能な場合はやはり警告を発して使用者に
注意をうながす。

【００２３】最初のテープＡにおいて、予約内容と矛盾
が無ければ他のテープＢ，Ｃに関して予約の有無を確認
し、予約内容に矛盾があればカセット駆動装置を駆動し
てテープＡを開口部ａの第３の位置に戻し、次に開口部
ｂの第３の位置に有るカセットＢを第２の位置に装置し
て、カセットＡと同様の処理を行う。以下カセットＣま
で完了した後、録画予約モードに入る。なお、図１３中
符号７１は制御装置、７２はテープ装着装置を示す。

【００２４】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば一本の
テープを動作中に他のテープを早送り又は巻き戻しする
ことが出来るので複数のカセットを効率良く使用できる
という効果が得られる。また、マイコンを使用してテー
プのカセット装着装置を駆動することによってカセット
の状態を予約内容と照合することができるので装置が安
価で済みまた使用者の誤使用を未然に防ぐことができる
という効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施例１による装置の第３の位置の
状態を示す外観斜視図である。

【図２】図１の線II−IIの断面図である。

【図３】図１における第１の位置の状態を示す外観斜視
図である。

【図４】図３の線IV−IVの断面図である。

【図５】図１における第２の位置の状態を示す断面図で
ある。

【図６】図２の内箱を示す斜視図である。

【図７】図６の正面図である。

【図８】図２の側板を示す一部破断の斜視図である。

【図９】図２のキャリアを示す斜視図である。

【図１０】図２のリール駆動装置を示す斜視図である。

【図１１】動作を示すタイムチャートである。

【図１２】この発明の実施例２を示すタイミングチャー
トである。

【図１３】図１２のブロック図である。

【図１４】従来の装置を示す側面図である。

【図１５】図１４の動作変化を示す側面図である。

【符号の説明】

１ カセットＡ ２ カセットＢ ３ デッキベース ４ 側板 ５ 内箱Ａ ６ 内箱Ｂ １５ 前面意匠パネル １６ 挿入口Ａ １７ 挿入口Ｂ １８ ガイド溝 １９ ガイド溝 ２０ キャリア ２１ ガイド溝 ２４ 溝カム ２５ アーム ２９ ローディングモータ ３１ ロータリースイッチ ３７ 同期ギア ３８ 同期シャフト ３９ 駆動ギア ４０ ローディングモータ ４３ 駆動ギア ５０〜７０ リール駆動装置 ７１ 制御装置 ７２ テープ装着装置

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ヘリキャルスキャン方式の磁気記録再生
   装置であって、その前面意匠パネルに設けられた複数の
   カセット挿入口と、それぞれの挿入口から挿入されたカ
   セットを収納する複数の内箱と、これらの内箱を個々に
   移動せしめる駆動機構と、内箱に収納したカセットをデ
   ッキベース上の所定位置に装脱着させるための案内手段
   及び駆動手段を有するカセット着脱装置とを備えたもの
   において、 前記各内箱を、カセットの挿入および取り出しの可能な
   第１の位置と、カセットをデッキベース上に装着完了し
   た第２の位置と、この第２の位置と前記第１の位置との
   間に設けた第３の位置とにそれぞれ停止可能に構成し、 さらに前記第２の位置以外に収納されたカセットのカセ
   ット内テープリールを駆動する手段を備えたことを特徴
   とする磁気記録再生装置。
2. 【請求項２】 第２の位置以外でカセット内のテープリ
   ールを駆動する手段が収納されたカセットと係合する位
   置が、第３の位置であることを特徴とする請求項１の磁
   気記録再生装置。
3. 【請求項３】 ヘリキャルスキャン方式の磁気記録再生
   装置であって、その前面意匠パネルに設けられた複数の
   カセット挿入口と、それぞれの挿入口から挿入されたカ
   セットを収納する複数の内箱と、これらの内箱を個々に
   移動せしめる駆動機構と、内箱に収納したカセットをデ
   ッキベース上の所定位置に装脱着させるための案内手段
   及び駆動手段を有するカセット着脱装置とを備えたもの
   において、 前記各内箱を、カセットの挿入および取り出しの可能な
   第１の位置と、カセットをデッキベース上に装着完了し
   た第２の位置と、この第２の位置と前記第１の位置との
   間に設けた第３の位置とにそれぞれ停止可能に構成し、 さらに複数の内箱に１コ以上のカセットが収納されてい
   る場合において、録画予約動作を終了した時点で、収納
   されたカセットをそれぞれ前記第２の位置に駆動して該
   テープの状態を確認し、録画予約内容と照合するよう制
   御する制御装置を備えたことを特徴とする磁気記録再生
   装置。