JPH0528584A - カセツト交換制御装置 - Google Patents

カセツト交換制御装置

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JPH0528584A
JPH0528584A JP3181258A JP18125891A JPH0528584A JP H0528584 A JPH0528584 A JP H0528584A JP 3181258 A JP3181258 A JP 3181258A JP 18125891 A JP18125891 A JP 18125891A JP H0528584 A JPH0528584 A JP H0528584A
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JP
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cassette
tape
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remaining amount
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JP3181258A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Yamashita
泰広 山下
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カセットVTR内部で交換する場合、番組の重
要な時期を避け、比較的安全と見られる時期を自動的に
判断して自動交換を行うようにする。 【構成】カセット搬送制御手段914は、複数のカセッ
トを選択的にテープ駆動位置に搬送して装着したり、装
着されたカセットを外部に送り出したりすることができ
る。テープ残量計測手段918、制御部900は、テー
プ駆動部で駆動されているカセットのテープ残量を逐次
検出し、テープ残量が所定値以下になったときにテープ
駆動部で駆動されているテープから再生した再生ビデオ
信号若しくは音声信号のレベルを検出し、所定レベル以
下のときにカセット搬送制御手段914に制御信号を送
り、カセット交換を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のカセットを連
続して記録したり再生したりできるビデオテープレコー
ダ(以下VTRと称する)において、カセットの交換時
期を制御できるカセット交換制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送番組として、長時間も
のが多くなっている。また衛星放送の開始により放送時
間帯も深夜に及ぶ番組ものが増加しつつある。そこで、
VTRの録画態勢も留守中の録画、長時間録画が可能な
ように移行しつつある。そこで、複数のカセットを装填
できるようにVTRを構成し、選択的にカセットをテー
プ駆動部に装填し、長時間録画を可能としたVTRが開
発さている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種のVT
Rにおいては、今までの機器と異なり、カセット自動交
換という機能が付加されているために、その交換タイミ
ングが問題となる。つまり、単純に可動中のテープが終
端になったときに自動的な交換が行われるのでは、番組
の重要な場面で交換のためのブランクが生じ、録画ミス
をしてしまうという問題が生じる。
【0004】そこでこの発明は、待機中のカセットと可
動中のカセットとを交換する場合、番組の重要な時期を
避け、比較的安全と見られる時期を自動的に判断してカ
セット交換を実行することができるカセット交換制御装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のカセ
ットを選択的にテープ駆動位置に搬送して装着したり、
装着されたカセットを外部に送り出したりすることがで
きるカセット搬送制御手段と、前記テープ駆動部で駆動
されているカセットのテープ残量を逐次検出するテープ
残量情報検出手段と、前記テープ残量検出手段で検出さ
れたテープ残量が所定値以下になったときに前記テープ
駆動部で駆動されているテープから再生した再生ビデオ
信号若しくは音声信号のレベルを検出し、所定レベル以
下のときに前記カセット搬送制御手段に制御信号を送
り、カセット交換を実行させる制御手段とを備える。
【0006】
【作用】上記の手段によると、テープ残量が少なくな
り、ビデオ信号レベルあるいは音声信号レベルが低下し
たときにカセット交換が実行されるため、比較的安全な
シーンでの交換が行われる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0008】図1はこの発明の一実施例である。図には
VTRにおける映像信号の記録再生系とコントロール信
号の処理系、さらにシステム制御系を示している。この
VTRは複数のカセットを装填することができるもの
で、例えばトレイ装置に複数のカセットを載置してお
き、録画あるいは再生しようとするカセットを選択的に
カセット駆動部へ自動的に搬送して、セットできる装置
である。なおこの具体的構成例は後述する。
【0009】図1において、まず映像信号の記録処理
は、アンテナ1001、受信部1002、映像信号処理
部1003、記録再生処理部1004及び回転ヘッドド
ラム1005に取り付けられた磁気ヘッドHA、HBの
系列で行われる。また、コントロール信号の記録処理
は、映像信号処理部1003から得られた同期信号に基
づきコントロール信号処理部1006において、コント
ロール信号が作成され、コントロールヘッド1007に
供給される。コントロール信号としては、テープ走行用
のタイミング情報のみならず、コントロール信号の後部
エッジを利用してアドレス等の情報を附加できるものが
利用される。映像信号の再生処理は、磁気ヘッドHA、
HBから再生された信号が記録再生処理1004、映像
信号処理部1003で元の映像信号に再現され受像機1
008に入力される。コントロール信号は、コントロー
ルヘッド1007で再生され、コントロール信号処理部
1006に入力され、回転ヘッドドラム1005やキャ
プスタンモータのサーボ系(図示せず)に入力される。
また、コントロール信号1007から再生分離されたカ
セット交換情報は、後述するシステム制御部900に入
力され判断される。さらにまたこのシステムでは、映像
信号処理部1003における輝度信号レベル情報および
または音声信号レベル情報もシステム制御部900に入
力されている。
【0010】このVTRにおいては、各種の機能がシス
テム制御部900からの指令信号に基づいて管理さる。
従って、システム制御部900には、テープ残量計測手
段918からのテープ残量、操作モード入力手段916
からの操作入力等の周辺情報が入力され、システム制御
部900は入力情報を判断してテープ駆動系制御手段9
17やカセット搬送制御手段914を制御することがで
きる。
【0011】このシステムにおいては、操作モード入力
手段916から、例えば2本のカセットをみかけ上あた
かも1本のカセットのように扱う連続モード指令信号を
入力することができる。連続モードのときは、1本のカ
セットが可動状態にあるときそのテープ残量が少なくな
ると待機中にある次のカセットを自動的にテープ駆動部
へ搬送して可動中のカセットと交換し、録画あるいは再
生を続行することができる。
【0012】今、システムが再生モードでかつ連続モー
ドが指定されているものとする。すると可動中のカセッ
トのテープ残量は、テープ残量計測手段918により計
測されその変化していく様子がシステム制御部900に
より把握されるようになる。一方、このシステム制御部
900には、再生ビデオ信号のレベル情報が映像信号処
理部1003から入力されている。今、テープ残量が残
り例えば1分程度になったとする。すると、システム制
御部900は、カセット搬送制御手段914に対して、
カセット交換指令信号を伝送する経路の第1スイッチを
オン状態にする。つまりカセット交換の準備状態にな
る。そして、再生ビデオ信号のレベルと所定値との比較
を開始する。ここで再生ビデオ信号のレベルが所定値よ
りも小さくなると、カセット交換指令信号の経路の第2
のスイッチをオン状態にする。これにほり、テープ駆動
系制御手段917が一旦停止され、テープのアンローデ
ィングが行われ、続いてカセット搬送制御手段914が
作動させられる。これにより可動中であった第1のカセ
ットと待機中の第2のカセットの交換が行われ、第2の
カセットがテープ駆動部へ装填される。そして第2のカ
セットのテープローディングが行われ、続いてテープ駆
動系制御手段917が作動させられて再生が続行され
る。
【0013】上記のようにこのシステムは、テープ残量
が少なくなり、再生ビデオ信号のレベルが低い期間にカ
セット交換が実行される。再生ビデオ信号のレベルが低
い期間は、比較的シーンの変わり目等が多く数秒あるい
は10秒程度の空きが生じても比較的問題は少ない。
【0014】上記の説明は、再生中におけるカセット交
換動作であったが、連続録画モードにおいても同様であ
る。この場合は、テープ残量の監視とともに、記録用の
ビデオ信号のレベルが監視されることになる。上記の説
明では再生あるいは記録用ビデオ信号のレベルが監視さ
れたが、これに限らず、音声信号レベルを監視してもよ
く、ビデオ信号を音声信号レベルの双方を同時に監視し
て双方がそれぞれ所定値以下になったときにカセット交
換を実行してもよい。さらにまた、ビデオ信号レベルと
音声信号レベルの値を監視する2つの機能を設けてお
き、いずれか一方を選択的に動作させるようにしてもよ
い。なお、ビデオ信号レベルを監視する場合、1フィー
ルドあるいは数フィールド分の平均レベルを利用するほ
うが好ましい。
【0015】さらにまた、このシステムにおいては、テ
ープ残量が所定値以下になると、カセット交換の準備態
勢に移るとしているが、この所定値は固定的なものでは
なく、番組に応じてユーザが調整できるようにしてもよ
い。このようにすると、例えばポピュラー音楽番組など
では1曲が3〜4分であるので、残量が例えば5分以内
であれば準備態勢に移るように設定し、クラシック音楽
番組では長い曲が多いので残量が12分以内であれば準
備態勢に移るように設定することができる。次ぎに装置
管理システム全体についてさらに説明する。
【0016】900は、システム制御装置であり、ここ
にはマイクロコンピュ−タが用いられ、システムの各部
からの情報を取り込み処理したり、また条件に応じて各
部の機能を制御するためのプログラムが格納されてい
る。図には一部の機能のみをブロック化して示してお
り、使用カセット決定及び制御手段901と、操作モー
ド設定及び制御手段902を示している。
【0017】使用カセット決定及び制御手段901に導
入される情報の発生源から説明する。この使用カセット
決定及び制御手段901には、誤消去防止爪検出手段9
11からの検出情報、カセット検出手段912からのカ
セット検出情報、カセット選択設定手段913からの情
報が入力されている。また、使用カセット決定及び制御
手段901には操作モード設定及び制御手段902の情
報も取り込まれる。さらにまた、使用カセット決定及び
制御手段902には、タイマーモード及びカセット判別
手段950からの情報も入力されている。
【0018】誤消去防止爪検出手段911は、各搭載エ
リアに載置されたカセットに設けられている誤消去防止
爪が有る(録画可能)か否か(録画不可能)を各カセッ
ト毎に検出し、その検出情報を使用カセット決定及び制
御手段901に入力する。カセット検出手段912は、
各搭載エリアにカセットが載置されているか否かを検出
してその情報を使用カセット決定及び制御手段901に
入力する。カセット選択設定手段913は、複数搭載さ
れているカセットの中からユーザが指定したカセットの
情報を使用カセット決定及び制御手段901に与える。
使用カセット決定及び制御手段901は、入力情報の条
件を判断してカセット搬送制御手段914を制御し、複
数のカセットの中から選択したカセットを所定のカセッ
ト駆動位置にセットさせる。これにより選択されたカセ
ットあるいはカセット交換情報による選択カセットが録
画あるいは再生状態となる。
【0019】使用カセット決定及び制御手段901に入
力された情報は、テーブル化されてカセット別情報記憶
手段915に入力される。また、このカセット別情報記
憶手段915の情報も使用カセット決定及び制御手段9
01に導入することができる。
【0020】操作モード設定制御手段902には、操作
モード入力手段916からの操作情報が入力される。例
えば、録画、再生、早送り、巻き戻し、停止、高速再
生、スロー或いは倍速再生、そしてテープ残量計測など
の指令信号である。
【0021】テープ残量計測の指令信号が入力された場
合、操作モード設定及び制御手段902は、使用カセッ
ト決定及び制御手段901にその情報を入力する。する
と使用カセット決定及び制御手段901は、搭載されて
いるカセットの有無を判定し(カセット別情報記憶手段
915のテーブル参照)し、そのカセットがあればその
カセットが所定のカセット駆動位置に装填されるように
カセット搬送制御手段914を制御する。カセットが装
填されると操作モード設定及び制御手段902は、テー
プ駆動系制御手段917を制御してテープを駆動させ、
その間にテープ残量計測手段918を制御してテープ残
量を計測させる。テープ残量が計測されると、対応する
カセットの情報としてカセット別情報記憶手段915に
そのカセットのテープ残量デ−タを格納させる。このよ
うにして、次々と装填されているカセットのテープ残量
が計測され、カセット別情報記憶手段915には、各カ
セット毎の情報が蓄積されることになる。但し、カセッ
トが最初からVTRに装填されていない場合は、カセッ
ト検出手段912により検出された情報がカセット別情
報記憶手段915に記憶されているので、残量計測は行
われない。この場合は、表示手段919を通じて表示が
行われる。さらにテープ残量計測モードとしても、装填
されているカセットのすべてのテープ残量を求めるモー
ドと、すでに計測されているカセットを省略して未計測
のカセットのテープ残量を計測するモードとがある。
【0022】通常の録画、再生の場合(タイマー動作実
行以外の場合)は、ユーザによりカセット選択設定手段
913を通し指定されたカセットがカセット駆動位置に
配置され、操作モード入力手段916を通して入力され
た操作信号に応じてシステムが動作する。タイマー動作
は以下のように実行される。
【0023】タイマーモード及びカセット判別手段95
0には、タイマー実行カセット選択手段951からの情
報、タイマーカセットモード予約手段952からの情
報、タイマー予約タイミング記憶手段953からの情
報、時間計測手段からの情報が入力されている。タイマ
ー実行カセット選択手段951は、タイマー動作で実行
しようとする(録画あるいは再生)カセットを指定する
情報入力部であり、タイマーカセットモード予約手段9
52は指定したカセットに対して録画あるいは再生のい
ずれを実行させるのかを決めるための情報入力部であ
る。タイマー予約タイミング記憶部手段953は、希望
のカセットをタイマー動作させる日付や時間を記憶する
部分である。また、時間計測手段は、現在時刻や日付情
を報発生している部分である。
【0024】図3(A)は、カセット別情報記憶手段9
15に形成されているデ−タテーブルであり、カセット
の載置位置(例えば複数のカセットを予め載置できるト
レイ装置の場所)に応じて番号が設定されている。また
各載置位置に応じて、カセットの有無情報、録画可能か
否かの検出情報、さらには残量情報が格納されている。
一方、同図(B)は、タイマーモード及びカセット判別
手段950により把握されている情報をテーブル化して
示している。
【0025】「カセット」の領域は、タイマー動作の指
定が行われているカセット(載置場所)を示し、「指定
の有無」の情報が対になっている。また「録/再」の領
域は、対応するカセットがタイマー動作のとき録画され
るのか再生されるのかを指定した情報を示し、さらに各
カセットに対応して「予約時間」の領域にタイマー動作
のタイミングが指定されている。また、テーブルには予
約時間に繰り返し動作するのか否かを示す情報が、「繰
り返し」指定領域に設定されている。さらにタイマー動
作の2回目、3回目の時間も設定できるようになってい
る。
【0026】タイマーモード及びカセット判別手段95
0は、時間計測手段954からの時間情報と、予約時間
領域に設定されている情報とを比較し、一致すると、対
応するカセット番号及び予約内容(録画または再生)情
報を使用カセット決定手段901に送る。すると、この
ときは強制的に割り込み処理に移り、対応するカセット
を所定のカセット駆動位置へ装着し、指定されたモード
でタイマー動作が実行される。
【0027】次に、上記した管理装置が組み込まれたV
TRの構造を説明する。この例では、説明をわかりやす
くするために2巻のカセットを予め装填できるVTRと
して説明する。
【0028】図4(A)、(B)、及び図5は、カセッ
トローディング、アンローディング基本構成を示す説明
図である。10はVTR筐体であり、その前面には、開
口12が形成され、この開口12を通して前後方向へト
レイ装置100を水平に挿入したり、また筐体10内部
から露出させたりすることができる。なお、13は開口
12に設けられた蓋であり、トレイ装置100が筐体1
0から引出されるときは開き、筐体10内部に挿入され
たときは閉じるようになっている。これは図示していな
いが、トレイ装置100に連動する蓋開閉機構により実
現される。
【0029】筐体10の内部には、トレイ駆動機構とし
て固定位置にモータ21が設けられ、中間ギア22を回
転駆動することができる。中間ギア22は、トレイ装置
100の前後移動方向に対して直交する方向の回転軸を
有し、前後にそれぞれ回転自在に設けられている駆動ギ
ア23、24を回転駆動することができる。駆動ギア2
3、24は、トレイ装置100の側部下面に設けられて
いるラックに噛合して、トレイ装置100を前後に駆動
することができる。また、VTRの内部には、カセット
を所定位置に装着しテープローディングを実行させる機
能がある。14は、メインシャーシでありカセットのリ
ールハブに係合するリール軸やテープローディング、テ
ープ駆動に必要な各種部品(図示せず)が設けられてい
る。また15は、所定の装着位置に配置されたカセット
から引き出されたテープがテープローディングにより添
接される回転ヘッドドラムである。図4(A)は前方部
の駆動ギア23がラックに噛合した状態、図4(B)は
前方部と後方部の駆動ギア23、24の双方がラックに
噛合した状態、図5は後方部の駆動ギア24がラックに
噛合した状態を示している。
【0030】トレイ装置100は、上面から見て枠型の
トレイフレームを有し、その側板の外側のレールは、筐
体10の内側に設けられたローラに案内され水平に移動
自在である。
【0031】このシステムは、トレイ装置100の上面
の前部領域と後部領域にそれぞれカセット200、30
0の2つを配置することができる(図4(A))。トレ
イ装置100の前部領域と後部領域にはそれぞれパンタ
グラフ機構201と301が取付けられている。パンタ
グラフ機構201と301は同様な機構であり、リンク
機構によりカセット底支持板を下降、上昇させることが
できる。
【0032】図4(A)はカセット201と301とが
全部領域と後部領域とのそれぞれ載置された状態を示し
ている。カセット201と301とが先端部を斜め上方
に向けているのは、トレイ装置100に設けられている
ポップアップ機構により持ち上げられ、カセットの挿脱
操作を容易にしているからである。しかも、この状態で
は、トレイ装置100を筐体10の開口から大きく引き
出さなくても、後方のカセット300を取り出せること
ができるように設計されている。つまり、前方のカセッ
ト200は全体が露出するが、後方のカセット300は
その一部(先端部)のみが開口から露出している。この
ように設計することにより、トレイ装置100を引出す
距離が短くてすみ、取扱いの面で周辺空間を占める割合
を少なくすることができるからである。
【0033】図4(B)は、後方のパンタグラフ機構3
01がトレイ通過位置下部のカセット装着位置へカセッ
ト300を装着した状態を示している。また図5には前
方のパンタグラフ機構201がカセット200を降下さ
せて所定のカセット装着位置へ装着した状態を示して
る。図4(A)の状態から図4(B)の状態に移るに
は、トレイ駆動機構が動作し、トレイ装置100を筐体
10の内部方向へ水平に移動させ、第1の検出位置(後
方カセットドライブ位置)にくるとトレイ装置100が
停止される。この位置に来ると、後述するパンタグラフ
ドライブ機構が作動し、パンタグラフ機構301を駆動
し、カセット300を下降させる。図4(B)の状態か
ら図5状態に移るには、パンタグラフドライブ機構が下
降しているカセット300を持ち上げるようにパンタグ
ラフ機構を駆動し、トレイ装置100の元の位置に戻
す。次に、トレイ駆動機構がトレイ装置100をさらに
奥の方へ移動させ、パンタグラフ機構200がカセット
装着位置の上、つまり第2の検出位置(前方カセットド
ライブ位置)に来たときにトレイ装置100の移動を停
止させる。そして再度、パンタグラフドライブ機構が、
今度はパンタグラフ機構201を駆動し、カセット20
0を所定位置まで下降させる。
【0034】図5の状態では、後方のカセット300を
搭載しているパンタグラフ機構30は、丁度回転ヘッド
ドラム15の上側に位置する。ここで、パンタグラフ機
構301は、トレイ装置100から若干浮き上がる方向
へガイドされ、カセット300及びパンタグラフ機構3
01が回転ヘッドドラム15に衝突しないように設計さ
れている。パンタグラフ機構301を持ち上げる部材
は、筐体10の内部の側面に突出して取り付けられてい
るガイド部材16である。つまり、カセット300が上
昇した状態で、トレイ装置100が図4(A)の状態か
らさらに奥の方へ移動すると、このガイド部材16の傾
斜面にパンタグラフ機構301の底板が乗り上げるよう
に設計されている。このように、カセット300の待機
位置では、カセット300つまりパンタグラフ機構が若
干持ち上げられるようにしたのは、小形化のために筐体
10の高さを低くすると、トレイ装置100の移動軌跡
が回転ヘッドドラム15上部に衝突することになるから
である。また回転ヘッドドラム15部周辺の通気を良く
して温度上昇を軽減するとともに、カセットテープの安
全性を考慮したからである。
【0035】次に、図4(A)と図5の状態を比較して
みると、以下のように設計されていることがわかる。即
ち、図4(A)はトレイ装置100が最も引出された状
態であり、図5は最も奥に挿入された状態である。トレ
イ装置100の下面のエッジにはラックが設けられ、こ
れにギア23と24が噛合してトレイ装置100を前後
方向へ駆動するようになっている。しかし、図4(A)
の状態ではギア23のみが噛合し、図5ではギア24の
みが噛合するように、ギア23と24の配置がトレイ移
動方向へ並べて配置され、双方のギア23、24は中間
ギア22により連動するようになっている。このように
ギア23、24を配置することは、トレイ装置100の
前後方向の全長を短くできることを意味する。仮にトレ
イ装置100の駆動ギアを1個で実現しようとすると、
トレイ装置100の全長は実施例の場合よりも長くなら
ざるを得ない。なぜなら、図4(A)、図5のいずれの
状態でも、1つのギアに噛合する必要があるからであ
る。
【0036】このように、トレイ装置100の全長を短
くできることは、重量を軽くして駆動装置の負荷を軽減
することは勿論のこと、カセット装填を行うときにトレ
イ装置100が突出する空間を狭くすることができ、周
辺の占有空間を小さくすることができる。また逆に、言
い換えれば、トレイ装置100の全長が短くても、トレ
イ装置の移動ストロークを大きくできることである。
【0037】図6は、筐体10からトレイ装置100が
最も引き出された状態を簡略化して示す斜視図である。
この図からもわかるように、ポップアップ部材230、
330は、水平なカセット底支持板240、401に対
してそれぞれ前方の回動端を上方に向けた状態となって
いる。
【0038】VTR本体の操作部には、録画Rec、プレ
イPlay 、巻き戻し、早送り、停止等の操作スイッチが
あり、また前部カセットロードF、後部カセットロード
Rの指定を行うスイッチも設けられている。このシステ
ムでは、トレイ装置100に載置されたカセットの誤消
去防止爪が折られているか否かを検出する誤消去防止爪
検出装置が設けられている。
【0039】図7には、フレーム101の左後のコーナ
部を詳しく示している。同図(A)は斜視図、同図
(B)は後方から見た図である。フレーム101のコー
ナ部の下側には、L字型に切取られた切り欠き部130
が形成されている。この切り欠き部130に沿ってL字
型の爪検出レバー701が配置され、この爪検出レバー
701は、その中間部が軸702によりフレームの厚み
面に取り付けられこの軸702を支点にして回動自在で
ある。通常は、スプリング(図しせず)により、一端部
の突起703がフレームの内側に突出するように付勢さ
れている。また爪検出レバー701の他端部には下方向
に突出した突起704が形成されている。フレーム10
1の外側の側面に形成されている溝131は、筐体内部
に固定されているローラが侵入する溝であり、フレーム
はこのローラにより前後方向へ案内され、移動自在とな
っている。
【0040】図8(A)、(B)は、カセット200
A、200Bがトレイ装置100に装着された状態を示
し、カセット200Aの場合は、誤消去爪が折られてい
る場合、カセット200Bの場合は誤消去防止爪が残存
している場合を示している。図(A)と(B)を比べる
とわかるように、爪が無い場合と有る場合とで爪検出レ
バー701の回動角が異なる。一方、トレイ装置100
が筐体内部に挿入されるとき、フレーム101と共に爪
検出レバー703も移動するのであるが、その移動軌跡
の下部には、シャッター機構720が設けられている
(同図(C))。シャッター機構712は、固定位置の
軸721に回動自在な駆動レバー722が取り付けら
れ、この駆動レバー722の一端には、爪検出レバー7
03の突起704と接触可能な突起723が形成されて
いる。接触可能としたのは、爪検出レバー703が、図
8(B)の状態(誤消去防止爪有り)のときのみ可能で
あるからである。図8(A)の状態(誤消去防止爪無
し)のときは非接触である。駆動レバー722は、その
突起723に突起704が近付き接触したとき、軸72
1を支点にして矢印の方向へ回動し通り過ぎて非接触に
なると元に戻る動作を得る。この動作のとき、駆動レバ
ー722は、仲介レバー724を介してシャッター板7
25を駆動し、一時的にテープエンド検出素子730に
入射している光を遮断する。シャッター板725は、固
定位置の軸726に回動自在に支持され、回動端部が仲
介レバー724に連結されている。
【0041】上記したようにこの誤消去防止爪検出装置
によると、カセットがトレイ装置に装着され、筐体内部
に挿入されるときにカセットの爪の有無をテープエンド
検出素子730の出力の有無で判定することができる。
テープエンド検出素子730は、テープエンド検出に使
用されものであるが、この装置により多機能化が得られ
る。
【0042】なお、図7及び図8では、フレーム101
の前部領域に爪検出レバー701が設けられている状態
を説明したが、同様な爪検出レバーが後部領域にも設け
られており、その領域に載置されたカセットの誤消去防
止爪を検出できるようになっている。但し、前後の爪検
出レバーは、駆動レバー722の配置位置を通過するよ
うに設計されているので、テープエンド検出装置の機能
は共用されている。よって、2つのカセットが録画可能
なものであれば、検出信号は2回得られることになる。
【0043】上記の構成は誤消去防止爪検出装置につい
て説明したが、フレームの右側の対称的にまったく同様
な装置を設け、カセット検出レバー、シャッター機構及
び光センサーを設けることによりカセット検出装置を得
ることができる。
【0044】図9は、テープエンド検出装置の位置と、
検出信号を得るセンサーの例を示している。801は、
回転ヘッドドラム15に近接した所定の装着位置であ
り、この位置にパンタグラフ機構によってカセットが装
着される。この装着状態でテープ駆動が可能となる。こ
の装着のとき、カセットの下部底面に開設された左右中
央の穴には、テープ検出装置を構成する光源部802が
侵入するようになっている。この光源部802の光は、
水平に左右方向へ照射される。左側には、光の光路に受
光素子を用いたテープエンド光検出素子730が設けら
れており、右側には第2のテープ始端検出素子743が
設けられている。そして各検出素子の前にそれぞれシャ
ッター720のシャッター板725、742が配置され
ている。各検出素子の出力は、システム制御部へ入力さ
れる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、待機中
のカセットと可動中のカセットとを交換する場合、番組
の重要な時期を避け、比較的安全と見られる時期を自動
的に判断してカセット交換を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図。
【図2】この発明の係わる制御システムを示す図。
【図3】図2の回路の記憶部に形成されるテーブルの例
を示す説明図。
【図4】この発明が適用されたVTRの構造を原理的に
動作態様とともに示す図。
【図5】図4に示した構造のさらに他の動作態様を示す
図。
【図6】上記VTRのトレイ装置引き出し状態を示す斜
視図。
【図7】トレイ装置に関連して設けられる誤消去防止爪
検出装置の構成を示す説明図。
【図8】図7の誤消去防止爪検出装置の動作を説明する
ために示した動作説明図。
【図9】誤消去防止爪検出装置と、カセット検出装置に
センサー部の配置位置をの示す説明図。
【符号の説明】
900…システム制御部、914…カセット搬送制御手
段、916…操作モード入力手段、917…テープ駆動
系制御手段、1006…コントロール信号処理部、10
07…コントロールヘッド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のカセットを選択的にテープ駆動位
    置に搬送して装着したり、装着されたカセットを外部に
    送り出したりすることができるカセット搬送制御手段
    と、 前記テープ駆動部で駆動されているカセットのテープ残
    量を逐次検出するテープ残量情報検出手段と、 前記テープ残量検出手段で検出されたテープ残量が所定
    値以下になったときに前記テープ駆動部で駆動されてい
    るテープから再生した再生ビデオ信号若しくは音声信号
    のレベルを検出し、所定レベル以下のときに前記カセッ
    ト搬送制御手段に制御信号を送り、カセット交換を実行
    させる制御手段とを具備したことを特徴とするカセット
    交換制御装置。
JP3181258A 1991-07-22 1991-07-22 カセツト交換制御装置 Pending JPH0528584A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11213556A (ja) * 1998-01-22 1999-08-06 Pioneer Electron Corp 情報記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11213556A (ja) * 1998-01-22 1999-08-06 Pioneer Electron Corp 情報記録装置

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