JPH05264020A - 焼却装置 - Google Patents

焼却装置

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JPH05264020A
JPH05264020A JP9717692A JP9717692A JPH05264020A JP H05264020 A JPH05264020 A JP H05264020A JP 9717692 A JP9717692 A JP 9717692A JP 9717692 A JP9717692 A JP 9717692A JP H05264020 A JPH05264020 A JP H05264020A
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temperature
primary combustion
gas
incinerator
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Satoru Yoshinaka
悟 吉中
Genzo Kin
源三 金
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水分多含の廃棄物を容易に焼却し得、排気さ
れる廃ガスには臭気や有害物や煙り等がほとんどない。 【構成】 一次燃焼室10内に焼却物を挿入し、第2ガ
スバーナ46を始動する。第2温度センサ50により二
次燃焼室12内温度が十分であることを確認すると、制
御装置がマイクロ波発振装置60を始動する。マイクロ
波照射部40からマイクロ波を照射されと焼却物は内部
から発熱し、乾燥及び熱分解が引き起されて易燃焼化す
る。次いで第1ガスバーナ36を始動すると、焼却物は
一次燃焼室10内において効率良く焼却される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療廃棄物、食品廃棄
物等を始めとするあらゆる分野の様々な廃棄物を焼却処
理するための焼却装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】近時、社会の
各分野で廃棄物の適正な処理が求められているが、現状
は油若しくはガスバーナーによる焼却、若しくはそれら
による焼却助燃が行われる装置と方法が主体で、高分子
物質などの一部にガス化燃焼(分解燃焼)方式の焼却装
置と焼却方法が採られているに過ぎない。
【0003】廃棄物の処理行為は、新規の商品の製造や
生産行為ではないことから、公的処理施設の一部を除
き、極端な処理原価の低減を追及するあまり、多くの問
題が未解決のままの処理装置や処理方法で行われてい
る。その結果、廃棄物に含まれる有害物の解離による拡
散や処理操作によって生じた有害物[SOx ,NOx ,HCl
,HCN ,PCDDs (Polychlorinated dibenzo-p-dioxins)
,PCDFs (Polychlorinateddibenzofurans) 等]の排出
により、所謂二次公害として大気汚染等の社会的問題を
派生させているケースが多い。
【0004】また、都市ごみ等の不特定多数の排出源を
持つ廃棄物や大規模生産工場等において発生する廃棄物
については、近年に至って分別処理の傾向は見られるも
のの、未だ理想的な段階には至っていない。大多数の廃
棄物は、事業系一般廃棄物として公的処理施設などによ
り混合収集、運搬、処理がなされたり、他の産業廃棄物
に混合されて焼却処理されているのが実情で、収集運搬
を含む一連の処理の過程での漏洩問題や事故が多発して
いる。
【0005】特に、医療現場において発生する所謂医療
廃棄物、例えばHIV、感染性肝炎、その他の伝染病等
の感染性の廃棄物、摘除された臓器、胎盤、血液・体液
などの付着物、患者の残飯、検尿・検便の残滓等は、二
次感染の危険性があるため、環境衛生保全上他の一般廃
棄物と混合する前に選択的に医療機関内で迅速処理され
ることが望ましい。プライバシー保全や視覚、嗅覚等の
感覚的な面からも、そのような処理が望まれる。ところ
が、前記のような現状では、廃棄された注射針や鋭利な
医療機器廃棄物での事故も少なくない。医薬品研究・製
造現場において発生する実験動物の死体、糞尿等を始め
とする各種生物化学的廃棄物、廃棄培養材等も同様の問
題を有する。
【0006】食品加工工場、食品売り場、駅舎等におい
て発生する動植物性食物の残滓等は、腐敗性が強く悪臭
を発し易いので、これらについても、他の一般廃棄物と
混合する前に発生現場近くで選択的に迅速処理すること
が望ましい。
【0007】しかしながら、前記のような医療機関、医
薬品研究・製造工場或は食品関係における廃棄物は、水
分等を多く含む難燃性のものが多いため、従来の油若し
くはガスバーナーにおける低効率の輻射、伝導のもとで
これらを完全に燃焼に至らしめるためには、与熱、脱水
焼却の促進のために人力による適切な撹拌等の操作が必
要であった。そのため、多大な労力を要し、而も完全焼
却が困難であることは勿論、腐敗性が強く、悪臭を発
し、また感染等のおそれを有する廃棄物が多いことか
ら、作業上の感覚的問題や危険性をも有していた。
【0008】更に、医療廃棄物などでは、アルコールな
ど爆発的着火性を持つ物質を含滲した廃棄物もしばしば
混入しており、従来の油若しくはガスバーナーによる直
接焼却は、その開始時に爆発的着火を起こすおそれがあ
った。
【0009】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、水分等を多く含むような難燃性の廃棄物であっ
ても容易且つ確実に焼却し得、焼却物の被熱面積の拡大
や被熱効率の向上のための撹拌等は不要であってこの点
で安全衛生上の問題もなく、廃棄物の各発生現場の近く
に設置して、環境衛生保全上一般の環境から完全に隔離
してストックされ且つ処理されるべき廃棄物、及び腐敗
性が強く悪臭を発する廃棄物等を、発生から間を置くこ
となく迅速且つ適切に処理することができ、而も、アル
コール等の爆発的着火性を有する物質を含む焼却物であ
っても爆発的着火が防止され、排気される廃ガスには熱
分解性の臭気や有害物や煙り等がほとんどない焼却装
置、並びに焼却物に含まれていたり焼却装置内で発生し
たりする有害物の熱分解温度を維持して二次燃焼室から
排出手段を通じて有害物の排出することを防止すること
ができる焼却装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の焼却装置は、焼却物を収容する一次燃焼室
と、二次燃焼室と、一次燃焼室から二次燃焼室へガス類
を導入する連通手段と、二次燃焼室から廃ガスを排気す
るための排気手段と、マイクロ波発生手段とを備えてな
り、前記一次燃焼室は、収容された焼却物にマイクロ波
発生手段において発生したマイクロ波を照射してそれを
乾燥および/または熱分解させるためのマイクロ波照射
部と、焼却物を火炎焼却するための第1燃焼手段と、一
次燃焼室内の温度を計測するための第1温度計測手段を
備えており、前記二次燃焼室は、一次燃焼室から導入さ
れたガス類を火炎焼却するための第2燃焼手段を備えて
いるものとしている。
【0011】また本発明の焼却装置は、上記一次燃焼室
内に酸素含有ガスを供給するための酸素含有ガス供給手
段を備えたものとすることができる。
【0012】更にまた、本発明の焼却装置は、一次燃焼
室、連通手段、二次燃焼室及び排気手段の内部に存する
可燃性ガスを排気手段を通じてパージし得る量の酸素含
有ガスを、上記酸素含有ガス供給手段により一次燃焼室
内に供給したことを計測するガスパージ計測手段と、そ
のガスパージ計測手段により前記の量の酸素含有ガスを
一次燃焼室内に供給したことが計測されることによって
第2燃焼手段を作動させるための第1制御手段を備えた
ものとすることもできる。
【0013】また、本発明の焼却装置は、上記酸素含有
ガス供給手段により供給される酸素含有ガスが、マイク
ロ波照射部付近を経て一次燃焼室内に供給されるよう構
成されたものとすることが望ましい。
【0014】また、本発明の焼却装置は、上記第2燃焼
手段が作動して二次燃焼室内が一次燃焼室から導入され
たガス類を焼却し得る状態となったことを検知するため
の検知手段と、その検知手段により第2燃焼手段が作動
して二次燃焼室内が一次燃焼室から導入されたガス類を
焼却し得る状態となったことが検知されることによって
マイクロ波照射部からのマイクロ波の照射を開始させる
ための第2制御手段を備えたものとすることができる。
【0015】更にまた本発明の焼却装置は、マイクロ波
照射部からのマイクロ波の照射により第1温度計測手段
による計測温度が所定温度となることによって第1燃焼
手段を作動させるための第3制御手段を備えたものとす
ることもできる。
【0016】また本発明の焼却装置は、二次燃焼室内の
温度を計測するための第2温度計測手段と、その第2温
度計測手段により計測された温度と設定温度とを比較し
て二次燃焼室内の温度がほぼ設定温度以上に維持される
よう第2燃焼手段の燃焼特性を調節するための第4制御
手段を備えたものとすることが望ましい。
【0017】
【作用】請求項1の発明においては、一次燃焼室内に焼
却物を収容させ、次いで第2燃焼手段を作動させて二次
燃焼室内が一次燃焼室から導入されたガス類を焼却し得
る状態とした後、一次燃焼室のマイクロ波照射部から焼
却物に対するマイクロ波の照射を開始させると、このマ
イクロ波の照射によって、一次燃焼室内の焼却物はその
内部から発熱し、含有する水分やアルコールその他の液
体が効率よく蒸発して焼却物が乾燥すると共に、焼却物
の熱分解も引き起すこととなる。表面加熱によるものと
は異なり、焼却物の被熱面積の拡大や被熱効率の向上の
ための撹拌等は不要であり、ガラス容器内残液等の加熱
に対しても有効である。蒸発や熱分解により発生したガ
ス類は、連通手段を通じて二次燃焼室へと導かれ、その
二次燃焼室内で焼却される。これによって熱分解性の含
臭ガス類の脱臭や、有害ガス類の熱分解が行われる。
【0018】前記のようにして焼却物の易燃焼化が行わ
れたことを、第1温度計測手段による計測温度が所定温
度となることによって確認した後、第1燃焼手段を作動
させる。すると、焼却物は一次燃焼室内において短時間
で効率良く焼却される。アルコール等の爆発的着火性を
有する物質を含む焼却物であっても、マイクロ波により
アルコール等が蒸散し、二次燃焼室にて焼却された後、
第1燃焼手段を作動させることにより、爆発的着火は防
止される。発生する燃焼廃ガス、未燃炭素等の所謂煙り
等は、連通手段を通じて二次燃焼室へと導かれ、その二
次燃焼室内でほぼ完全に焼却される。マイクロ波照射部
からのマイクロ波の照射は、停止しても継続してもよ
い。
【0019】以上のようにして二次燃焼室内において焼
却され、臭気や有害物や煙り等がほとんどなくなった廃
ガスは、排気手段を通じて排気される。
【0020】請求項2の発明においては、一次燃焼室内
に焼却物を収容させた後、第2燃焼手段を作動させる前
に、酸素含有ガス供給手段により一次燃焼室内に十分な
量の酸素含有ガスを供給すると、焼却物に随伴して一次
燃焼室、連通手段、二次燃焼室及び排気手段の内部に広
がったアルコールガス等の可燃性ガスが、排気手段を通
じてパージされる。その後、第2燃焼手段を作動させれ
ば、可燃性ガスの爆発的着火が防がれる。
【0021】請求項3の発明においては、ガスパージ計
測手段により一次燃焼室、連通手段、二次燃焼室及び排
気手段の内部に存する可燃性ガスを排気手段を通じてパ
ージし得る量の酸素含有ガスを一次燃焼室内に供給した
ことが計測されると、第1制御手段によって第2燃焼手
段が作動する。
【0022】請求項4の発明においては、第1燃焼手段
の作動中に酸素含有ガス供給手段を作動させると、酸素
含有ガスはマイクロ波照射部付近を経て一次燃焼室内に
供給されるので、第1燃焼手段の作動及び焼却物の燃焼
による熱によりマイクロ波照射部が損傷することが防止
される。
【0023】請求項5の発明においては、第2燃焼手段
が作動して二次燃焼室内が一次燃焼室から導入されたガ
ス類を焼却し得る状態となったことが検知手段により検
知されると、第2制御手段によって、マイクロ波照射部
からのマイクロ波の照射が自動的に開始される。
【0024】請求項6の発明においては、マイクロ波照
射部からのマイクロ波の照射により第1温度計測手段に
よる計測温度が所定温度となることによって、焼却物の
易燃焼化が行われたことを第3制御手段が自動的に確認
し、第1燃焼手段を作動させる。
【0025】請求項7の発明においては、第4制御手段
によって、第2温度計測手段により計測された温度と設
定温度とが比較されて第2燃焼手段の燃焼特性が調節さ
れ、二次燃焼室内の温度がほぼ設定温度以上に維持され
る。
【0026】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明す
る。図1及び図2は本発明焼却装置の1実施例について
のものである。図1は説明図であって、その中の(a) は
焼却装置本体Aの正面図、(b) はその平面図である。ま
た図2は焼却装置本体Aの右側面図である。
【0027】10は、外殻が鋼板で、内壁が耐火物でそ
れぞれライニングされた、略円筒状をなす一次燃焼室で
ある。なお、一次燃焼は、例えば、鋼板で外殻と内壁を
構成し、それらの間隙に断熱材を充填したものであって
もよい。12は、外殻が鋼板で、内壁が耐火物でそれぞ
れライニングされた、略円筒状をなす二次燃焼室であっ
て、一次燃焼室10の側上方に配設されている。14
は、外殻が鋼板で、内壁が耐火物でそれぞれライニング
された、略円筒状をなす排気筒(排気手段の一例)であ
る。排気筒14は、その下端部が二次燃焼室12の上端
部に開口し、上端部は上方に開口している。16は、一
次燃焼室10内の生成ガス類を排出するために一次燃焼
室10の前上端部に設けられた排出口である。18は、
二次燃焼室12内へガス類を導入するための導入口であ
って、二次燃焼室12の下端部側方に設けられている。
20は、外殻が鋼板で、内壁が耐火物でそれぞれライニ
ングされたガス送給ダクト(連通手段の一例)である。
このガス送給ダクト20は、排出口16と導入口18と
に亙って設けられ、一次燃焼室10から二次燃焼室12
へガス類を導入するものである。以上の一次燃焼室1
0、二次燃焼室12、排気筒14及びガス送給ダクト2
0が、焼却装置本体Aを主に構成している。
【0028】22は、電源の受入れ及び各装置及び機器
への分配を行う配電装置、各装置及び機器を制御する制
御装置、並びに各装置及び機器を操作する操作装置を備
えた操作制御盤である。なお、配線については図示を省
略する。
【0029】24は、一次燃焼室10内に焼却物を挿入
するための挿入口であって、一次燃焼室10の後上端部
に設けられている。26は、挿入口24を閉塞するため
の開閉自在の蓋体であって、クランプ装置28を備えて
いる。30は、焼却後の残渣を排出するための残渣排出
口であって、一次燃焼室10の下端部の前側方に設けら
れている。32は、残渣排出口30を閉塞するための開
閉自在の蓋体であって、クランプ装置(図示を略す)を
備えている。
【0030】36は、一次燃焼室10の下端後部に配装
した第1ガスバーナ(第1燃焼手段の一例)、38は、
その第1ガスバーナ36の火炎を感知するための第1フ
レームセンサである。第1ガスバーナ36の始動及び停
止並びに燃焼特性は、操作制御盤22の制御装置によっ
て電気的に制御される。また第1フレームセンサ38が
感知した情報は、電気信号として操作制御盤22の制御
装置に伝送される。なお、第1燃焼手段としては、油バ
ーナ等の他の公知燃焼手段を採用することも勿論可能で
ある。
【0031】40は、一次燃焼室10内に収容された焼
却物にマイクロ波を照射するためのマイクロ波照射部で
ある。マイクロ波照射部40は、焼却物全体に照射され
るようにするため、図1(a) に示されるように一次燃焼
室10の側壁の上部、中間部及び下部の3個所に設けら
れ、それらのマイクロ波照射部40の位置は、図1(b)
に示されるように約120度の中心角をなす。また照射
角度は、伝播特性を考慮して俯角15乃至30度程度と
されている。勿論、マイクロ波照射部40の配置及び照
射角度は、一次燃焼室10の形状等の特性に従って適宜
選択し得る。天井部に配置することも可能である。な
お、照射されたマイクロ波がガス送給ダクト20、二次
燃焼室12及び排気筒14を経て焼却装置本体Aの外部
へ漏洩することを防止するために、耐熱耐食性の高い金
属等の導電材料により、そのマイクロ波の波長に応じた
漏洩防止に有効な編み目サイズのメッシュを形成し、そ
れを、マイクロ波漏洩経路、例えばガス送給ダクト20
の適宜断面の全面に亙って張設することが望ましい。排
気筒14の内部は、高温となるため、このようなメッシ
ュの張設は実際上は困難である。そのため通常は、排気
筒14については、一般的に見受けられる煙突アレスタ
状に取り付けることとなる。
【0032】42は、一次燃焼室10内に空気(酸素含
有ガスの一例)を供給するための調量調圧弁付きの空気
供給部であって、この実施例では、空気供給部42は各
マイクロ波照射部40と同一の個所に設けられ、以っ
て、空気供給部42より供給される空気が、マイクロ波
照射部40付近を経て一次燃焼室10内に供給されるよ
う構成されている。空気供給部42の調量調圧弁の動作
は、操作制御盤22の制御装置によって電気的に制御さ
れる。
【0033】44は、一次燃焼室10内の温度を計測す
るために一次燃焼室10の上端側部に設けられた第1温
度センサである。第1温度センサ44が感知した温度情
報は、電気信号として操作制御盤22の制御装置に伝送
される。
【0034】46は、二次燃焼室12の下端部に配装し
た第2ガスバーナ(第2燃焼手段の一例)、48は、そ
の第2ガスバーナ46の火炎を感知するための第2フレ
ームセンサである。第2ガスバーナ46の始動及び停止
並びに燃焼特性は、操作制御盤22の制御装置によって
電気的に制御される。また第2フレームセンサ48が感
知した情報は、電気信号として操作制御盤22の制御装
置に伝送される。第2燃焼手段としてガスバーナ等の他
の公知燃焼手段を採用することも勿論可能である。
【0035】50は、二次燃焼室12内の温度を計測す
るために二次燃焼室12の上端側部に設けられた第2温
度センサである。第2温度センサ50が感知した温度情
報は、電気信号として操作制御盤22の制御装置に伝送
される。
【0036】52は、空気供給部42並びに第1ガスバ
ーナ36及び第2ガスバーナ46に空気を供給するため
のブロア、すなわち空気供給源である。ブロア52から
の空気は、給空管54を介して各空気供給部42並びに
第1ガスバーナ36及び第2ガスバーナ46に供給され
る。ブロア52の始動及び停止は、操作制御盤22の制
御装置によって電気的に制御される。このブロア52と
給空管54と空気供給部42とが、酸素含有ガス供給手
段の一例を構成している。なお、空気供給源としては、
コンプレッサ等の公知手段を適宜採用し得る。
【0037】56は、第1ガスバーナ36及び第2ガス
バーナ46にLPGを供給するためのLPGボンベ、す
なわち燃料供給源である。ガスバーナの場合は都市ガス
端末などともなり、油バーナの場合は、例えば重油、灯
油等の燃料油のサービスタンクなどになる。LPGボン
ベ56からのLPGは、燃料供給管58を介して第1ガ
スバーナ36及び第2ガスバーナ46に供給される。L
PGボンベ56の開閉は、操作制御盤22の制御装置に
よって電気的に制御される。
【0038】60は、工業用、医事用等に国際的に割り
当てられたISMバンド2450MHzまたは915M
Hzのマイクロ波を発生するマイクロ波発振装置(マイ
クロ波発生手段の一例)である。マイクロ波発振装置6
0の始動及び停止並びに出力は、操作制御盤22の制御
装置によって電気的に制御される。マイクロ波発振装置
60において発生したマイクロ波は、導波管62を介し
てマイクロ波照射部40に伝送される。伝送には、導波
管以外の手段を用いることも可能である。またマイクロ
波発生装置とマイクロ波照射部とを一体的に構成するこ
とも可能である。
【0039】以上のような焼却装置における一次燃焼室
10内に、挿入口24から焼却物を一括挿入し、蓋体2
6を閉じてクランプ装置28によって固定した後、操作
制御盤22の操作装置により、焼却処理を開始させる。
すると、制御装置によって、各空気供給部42の調量調
圧弁が開くと共にブロア52が始動し、一次燃焼室10
内に空気が送給されるので、焼却物に随伴して一次燃焼
室10、ガス送給ダクト20、二次燃焼室12及び排気
筒14の内部に広がり得るアルコールガス等の可燃性ガ
スが、排気筒14を通じてパージされる。
【0040】一次燃焼室10、ガス送給ダクト20、二
次燃焼室12及び排気筒14の内部に存する可燃性ガス
をほぼ全てパージするに十分な量の空気を一次燃焼室1
0内に供給したことを、内蔵するタイマ手段によって操
作制御盤22の制御装置が計測すると、制御装置によっ
てLPGボンベ56からLPGが供給されると共に第2
ガスバーナ46が始動され(第1制御手段)、二次燃焼
室12内に火炎が形成されると共に二次燃焼室12内及
び排気筒14内が加熱される。可燃性ガスがパージされ
た後で第2ガスバーナ46が始動するので、可燃性ガス
の爆発的着火が確実に防がれる。可燃性ガスが存在しな
い場合は、このようなパージの工程は勿論不要である。
【0041】第2フレームセンサ48並びに第2温度セ
ンサ50が感知した情報によって、燃焼開始及び火炎安
定、並びに二次燃焼室12内が一次燃焼室10から導入
されるガス類を焼却し得る程度に設定された温度に達し
たことが、それぞれ操作制御盤22の制御装置によって
確認されると、制御装置によってマイクロ波発振装置6
0が始動される(第2制御手段)。マイクロ波発振装置
60において発生したマイクロ波は、導波管62を介し
てマイクロ波照射部40から一次燃焼室10内の焼却物
に照射される。すると焼却物は、その内部から発熱し、
焼却物の被熱面積の拡大や被熱効率の向上のための撹拌
等を要することなく、含有する水分やアルコールその他
の液体が効率よく蒸発して焼却物が乾燥すると共に、焼
却物の熱分解も引き起され、易燃焼化する。ガラス容器
内残液等の加熱に対しても有効である。マイクロ波出力
が8kWで焼却物が45kgの場合、一次燃焼室10内
の温度は、マイクロ波照射開始後100乃至150分
で、例えば120乃至150℃となる。マイクロ波出力
が一定の場合、一次燃焼室10内の温度は照射時間の経
過に従って二次曲線的に急上昇する。その理由は、初期
においては、ライニングへのロスと水分等の液体の気化
熱奪取とにより温度上昇が停滞し、後半には、焼却物の
炭化が一部で始まって入射効率が向上するためと考えら
れる。蒸発や熱分解により発生したガス類は、ガス送給
ダクト20を通じて二次燃焼室12へと導かれ、その二
次燃焼室12内で焼却される。これによって熱分解性の
含臭ガス類の脱臭や、有害ガス類の熱分解が行われる。
【0042】マイクロ波照射により急速に上昇する一次
燃焼室10内の温度の情報は、第1温度センサ44によ
って感知されて制御装置に伝送される。マイクロ波発振
装置60の出力は、第1温度センサ44によって感知さ
れる温度変化に応じ、制御手段により適切に調節するこ
とが望ましい。
【0043】制御装置は、第1温度センサ44によって
感知された温度が所定温度(例えば120乃至150
℃)となることによって焼却物の易燃焼化が行われたこ
とを確認すると、第1ガスバーナ36を始動させる(第
3制御手段)。すると、焼却物は、一次燃焼室10内に
おいて、第1ガスバーナ36の火炎により、或はその火
炎による助燃により、例えば800℃以上或は1000
℃以上の高温で短時間のうちに効率良く焼却される。ア
ルコール等の爆発的着火性を有する物質を含む焼却物で
あっても、マイクロ波によりアルコール等が蒸散し、そ
れが二次燃焼室12にて焼却された後、第1ガスバーナ
36を作動させるものであるから爆発的着火は防止され
る。一次燃焼室10内の温度が120乃至150℃とな
った時点においては、水分が蒸発し易燃焼化が進んでい
るため、第1ガスバーナ36において用いられる燃料に
無駄がなく、焼却物に随伴する物質の爆発的燃焼も防止
されるのである。第1ガスバーナ36の始動により一次
燃焼室10内の温度はほとんど瞬時に400乃至500
℃となり、5乃至6分前後で800℃以上となる。
【0044】空気供給部42から供給される空気は、マ
イクロ波照射部40付近を経て一次燃焼室10内に供給
されるので、それによって、第1ガスバーナ36の火炎
及び焼却物の燃焼による熱によりマイクロ波照射部40
が損傷することが防止される。またその空気は、一次燃
焼室10内の焼却物の燃焼のための空気としても活用さ
れる。マイクロ波照射部40からのマイクロ波の照射
は、停止しても継続してもよい。なお、必要に応じ、マ
イクロ波照射部を水冷冷却し得る水冷冷却装置を設けれ
ば、一層効果的にマイクロ波照射部の損傷が防止され
る。
【0045】第1ガスバーナ36及び焼却物の燃焼によ
り発生する燃焼廃ガス、未燃炭素等の所謂煙り等は、ガ
ス送給ダクト20を通じて二次燃焼室12へと導かれ、
その二次燃焼室12内でほぼ完全に焼却される。一次燃
焼室10内の温度が上記のように800℃以上であれ
ば、その燃焼廃ガスが直ちに二次燃焼室12へ送給され
ることと第2ガスバーナ46の燃焼とが相まって、排気
筒14から排出される排ガスの温度を法令で定められた
基準である700℃以上に維持することは極めて容易で
ある。この焼却により臭気や有害物や煙り等がほとんど
なくなった廃ガスは、排気手段を通じて排気される。こ
の実施例では、焼却物に含まれていたり焼却装置内で発
生したりする有害物、例えばHCN ,PCDDs ,PCDFs 等の
熱分解温度以上に設定された設定温度と、第2温度セン
サ50により計測された温度とが、操作制御盤22の制
御装置において比較されて第2ガスバーナ46の燃焼特
性が調節され、二次燃焼室12内の温度がほぼ設定温度
以上に自動的に維持される(第4制御手段)。そのた
め、排気筒14を通じて有害物が排出されることが効果
的に防止される。
【0046】なお、金属を含む無機物、無機化合物など
のいわゆるフューム(fumes)や蒸気であって、熱分解し
ないか又は熱分解温度が著しく高い温度域にある臭気性
或は有害性の物質が排出される場合は、本発明装置の排
気手段の次段にスクラバなどの公知の排ガス処理装置を
設けることによってそれらの物質を分離することが望ま
しい。
【0047】上述のように操作制御盤22の制御装置に
おいて設定される二次燃焼室12内の温度は、通常、排
気筒14から排出される排ガスの温度が700乃至12
00℃となるような温度とする。焼却物に塩素化合物、
フッ素化合物などの混入が予定される場合は、排ガスの
温度が1350乃至1400℃となるように設定するこ
とが望ましい。
【0048】このような設定温度は、第2ガスバーナ4
6の制御された燃焼継続によって達成維持される。設定
温度への到達は、例えば第2ガスバーナ46の始動後1
5分前後である。
【0049】その後、第1温度センサ44によって感知
される温度情報によって制御装置が一次燃焼室10内の
焼却物の焼却完了を検知すると、制御装置によって、L
PGボンベ56からのLPGの供給が停止されると共
に、第1ガスバーナ36及び第2ガスバーナ46並びに
マイクロ波発振装置60の作動が停止される。次いで、
第1温度センサ44によって一次燃焼室10内の温度が
残渣の排出が可能な温度、例えば100℃以下程度に降
下したことが感知されると、制御装置によってブロア5
2が停止されると共に各空気供給部42の調量調圧弁が
閉じられる。然る後、残渣排出口30の蓋体32を開け
ば、排出具を用いて残渣を排出させることができる。
【0050】テスト焼却結果 第1ガスバーナ36の出力が50000kcal/h
r、第2ガスバーナ46の出力が70000kcal/
hr、マイクロ波発振装置60が2450MHz・10
kWである上記実施例の焼却装置により、腐敗生雑魚
(水分約73%)35kg及び腐敗生豚肉(水分約70
%)10kg、合計45kgの混合焼却物のテスト焼却
結果は次のとおりであった。
【0051】表1 [乾燥・易焼却化期:マイクロ波出
力8kW,第2ガスバーナ46出力70000kcal
稼動]
【0052】
【表1】
【0053】表2 [完全焼却期:マイクロ波出力8k
W,第1ガスバーナ36出力50000kcal,第2
ガスバーナ46出力70000kcal稼動]
【0054】
【表2】
【0055】なお、以上の実施例は、自動制御の場合に
ついて記述されているが、手動制御であっても差し支え
ない。
【0056】
【発明の効果】請求項1の焼却装置では、一次燃焼室内
に焼却物を収容し、第2燃焼手段の作動により二次燃焼
室を導入ガス類の焼却可能な状態とした後、マイクロ波
照射部からのマイクロ波の照射を開始し、第1温度計測
手段の計測温度が所定温度となったことの確認後、第1
燃焼手段を作動させれば、焼却物は先ずマイクロ波によ
り乾燥及び熱分解して易燃焼化し、その後、第1燃焼手
段の作動により焼却物は一次燃焼室内において短時間で
効率良く焼却される。そのため、水分等を多く含むよう
な難燃性の廃棄物であっても容易且つ確実に焼却し得
る。また、アルコール等の爆発的着火性を有する物質を
含む焼却物であっても、マイクロ波によりアルコール等
が蒸散し、二次燃焼室にて焼却された後、第1燃焼手段
を作動させることにより、爆発的着火は防止される。
【0057】更に、焼却物の易燃焼化の過程で蒸発や熱
分解により発生したガス類及び焼却物の焼却によって発
生する燃焼廃ガス、未燃炭素等の所謂煙り等は、全て二
次燃焼室内で焼却され、臭気や有害物や煙り等がほとん
どなくなった廃ガスが、排気手段を通じて排気されるの
で、環境汚染の問題も防止される。
【0058】マイクロ波による易燃焼化は、焼却物の内
部から発熱して行われ、容器内残液、例えば検血や検尿
に用いたガラス容器内の残液等の加熱に対しても有効で
あること、及び、易燃焼化後の焼却物であれば第1燃焼
手段によりそのまま効率よく焼却し得ることよりして、
焼却物の被熱面積の拡大や被熱効率の向上のための撹拌
等は不要であり、この点で安全衛生上の問題も解決され
る。従って、簡便な装置であることと相まって、廃棄物
の各発生現場の近くに設置して容易且つ安全に焼却する
ことができ、医療廃棄物や医薬品研究・製造時の各種生
物化学的廃棄物等の環境衛生保全上一般の環境から完全
に隔離してストックされ且つ処理されるべき廃棄物、及
び腐敗性が強く悪臭を発する廃棄物等を、発生から間を
置くことなく迅速且つ適切に処理することを可能とす
る。
【0059】請求項2の焼却装置では、焼却物収容後、
第2燃焼手段作動前に、酸素含有ガス供給手段により一
次燃焼室内に十分な量の酸素含有ガスを供給すれば、焼
却物に随伴して焼却装置内部に充満し得る可燃性ガスが
排気手段を通じてパージされ、第2燃焼手段の作動によ
る可燃性ガスの爆発的着火が防がれる。
【0060】請求項3の焼却装置では、ガスパージ計測
手段により一次燃焼室、連通手段、二次燃焼室及び排気
手段の内部に存する可燃性ガスを排気手段を通じてパー
ジし得る量の酸素含有ガスを一次燃焼室内に供給したこ
とが計測されると、第1制御手段によって第2燃焼手段
が作動するので、可燃性ガスの爆発的着火が自動的に防
止される。
【0061】請求項4の焼却装置では、第1燃焼手段の
作動中に酸素含有ガス供給手段を作動させると、酸素含
有ガスはマイクロ波照射部付近を経て一次燃焼室内に供
給されるので、第1燃焼手段の作動及び焼却物の燃焼に
よる熱によりマイクロ波照射部が損傷することが防止さ
れ、焼却装置全体としての耐久性が向上する。
【0062】請求項5の焼却装置では、第2燃焼手段が
作動して二次燃焼室内が一次燃焼室から導入されたガス
類を焼却し得る状態となったことが検知手段により検知
されると、第2制御手段によって、マイクロ波照射部か
らのマイクロ波の照射が自動的に開始される。そのた
め、マイクロ波の照射によって蒸発や熱分解により発生
したガス類は、二次燃焼室内で確実に焼却される。
【0063】請求項6の焼却装置では、マイクロ波照射
部からのマイクロ波の照射により第1温度計測手段によ
る計測温度が所定温度となることによって、焼却物の易
燃焼化が行われたことを第3制御手段が自動的に確認
し、第1燃焼手段を作動させる。そのため、焼却物は一
次燃焼室内において確実に短時間で効率良く焼却され
る。
【0064】請求項7の焼却装置では、第4制御手段に
よって、第2温度計測手段により計測された温度と設定
温度とが比較されて第2燃焼手段の燃焼特性が調節さ
れ、二次燃焼室内の温度がほぼ設定温度以上に維持され
るので、焼却物に含まれていたり焼却装置内で発生した
りする有害物の熱分解温度を維持して二次燃焼室から排
出手段を通じて有害物の排出することを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】説明図である。
【図2】焼却装置本体の右側面図である。
【符合の説明】 10 一次燃焼室 12 二次燃焼室 14 排気筒 20 ガス送給ダクト 22 操作制御盤 36 第1ガスバーナ 40 マイクロ波照射部 42 空気供給部 44 第1温度センサ 46 第2ガスバーナ 50 第2温度センサ 52 ブロア 54 給空管 60 マイクロ波発振装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼却物を収容する一次燃焼室と、二次燃焼
    室と、一次燃焼室から二次燃焼室へガス類を導入する連
    通手段と、二次燃焼室から廃ガスを排気するための排気
    手段と、マイクロ波発生手段とを備えてなり、前記一次
    燃焼室は、収容された焼却物にマイクロ波発生手段にお
    いて発生したマイクロ波を照射してそれを乾燥および/
    または熱分解させるためのマイクロ波照射部と、焼却物
    を火炎焼却するための第1燃焼手段と、一次燃焼室内の
    温度を計測するための第1温度計測手段を備えており、
    前記二次燃焼室は、一次燃焼室から導入されたガス類を
    火炎焼却するための第2燃焼手段を備えていることを特
    徴とする焼却装置。
  2. 【請求項2】上記一次燃焼室内に酸素含有ガスを供給す
    るための酸素含有ガス供給手段を備えた請求項1記載の
    焼却装置。
  3. 【請求項3】一次燃焼室、連通手段、二次燃焼室及び排
    気手段の内部に存する可燃性ガスを排気手段を通じてパ
    ージし得る量の酸素含有ガスを、上記酸素含有ガス供給
    手段により一次燃焼室内に供給したことを計測するガス
    パージ計測手段と、そのガスパージ計測手段により前記
    の量の酸素含有ガスを一次燃焼室内に供給したことが計
    測されることによって第2燃焼手段を作動させるための
    第1制御手段を備えた請求項2記載の焼却装置。
  4. 【請求項4】上記酸素含有ガス供給手段により供給され
    る酸素含有ガスが、マイクロ波照射部付近を経て一次燃
    焼室内に供給されるよう構成された請求項2または請求
    項3記載の焼却装置。
  5. 【請求項5】上記第2燃焼手段が作動して二次燃焼室内
    が一次燃焼室から導入されたガス類を焼却し得る状態と
    なったことを検知するための検知手段と、その検知手段
    により第2燃焼手段が作動して二次燃焼室内が一次燃焼
    室から導入されたガス類を焼却し得る状態となったこと
    が検知されることによってマイクロ波照射部からのマイ
    クロ波の照射を開始させるための第2制御手段を備えた
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の焼
    却装置。
  6. 【請求項6】マイクロ波照射部からのマイクロ波の照射
    により第1温度計測手段による計測温度が所定温度とな
    ることによって第1燃焼手段を作動させるための第3制
    御手段を備えた請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5記載の焼却装置。
  7. 【請求項7】二次燃焼室内の温度を計測するための第2
    温度計測手段と、その第2温度計測手段により計測され
    た温度と設定温度とを比較して二次燃焼室内の温度がほ
    ぼ設定温度以上に維持されるよう第2燃焼手段の燃焼特
    性を調節するための第4制御手段を備えた請求項1、請
    求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6
    記載の焼却装置。
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