JPH05263A - ダイコーター - Google Patents

ダイコーター

Info

Publication number
JPH05263A
JPH05263A JP3152895A JP15289591A JPH05263A JP H05263 A JPH05263 A JP H05263A JP 3152895 A JP3152895 A JP 3152895A JP 15289591 A JP15289591 A JP 15289591A JP H05263 A JPH05263 A JP H05263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
coating liquid
coating
thin plate
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3152895A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Ando
雅敏 安藤
Norio Hojo
周男 北條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3152895A priority Critical patent/JPH05263A/ja
Publication of JPH05263A publication Critical patent/JPH05263A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、シム板の設定位置よりも若干広く塗
被液が転移されない、またヘッド内部のシム板の位置を
変更する際の時間のロス等が小さいダイコーターを提供
するものである。 【構成】ダイヘッド(1) から塗被液(2) を転移させてシ
ート(4) 上に塗布するダイコーター(5) において、該ダ
イヘッドとシートとの間隙に、シートに未塗工部分を形
成する薄板(6) を設けたことを特徴とするダイコータ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シム板の設定位置より
も若干広く塗被液が転移されない、またヘッド内部のシ
ム板の位置を変更する際の時間のロス等が小さいダイコ
ーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、磁気記録媒体、感熱記録体、静電
記録体、ノーカーボン紙やアート紙、コート紙の印刷用
紙等の製品を製造するために、各種の塗工装置が使用さ
れている。塗工装置は、一般にシートに塗被液を転移す
る工程と、シートに転移された塗被液を所望量に計量
し、且つ塗被層表面を平滑化する工程から構成されてお
り、例えばメータリングバーコーター、エアーナイフコ
ーター、ロールコーター、ロッドブレードコーター、グ
ラビアコーター、エクストルージョン型ビートコータ
ー、ダイコーター等が挙げられる。
【0003】ところで、ダイコーターはポンプ等で加圧
された塗被液をダイヘッドから直接シートに転移するた
め、シートの略全幅に亘ってその頂部にスリット部が設
けられており、塗被液は一般に脈動を防止する装置を介
して、このスリット部に供給される。このようなダイコ
ーターを用いて塗被シートを製造する場合に、ダイヘッ
ドに供給する塗被液量を制御することによって塗被量は
調節される。
【0004】前記ダイコーターで塗布されたシートは、
次に乾燥工程に移されることになるが、移送の際にシー
トの両端部から移送用ロールの表面上へ塗被液が付着す
るのを防止するため、目的の塗工幅より広い部分に対し
てダイヘッドのスリット部内に例えば金属製或いはプラ
スチック製のシム板を挿入し、該スリット部からシート
へ塗被液が転移するのを防止する方法が採られている。
【0005】しかし、バッキングロールとダイヘッドの
間隙にかかる液圧のため、実際のシム板の設定位置より
も若干広く塗被液が転移されたり、また塗工幅の変更時
のヘッド内部のシム板の位置を変更する際の時間のロス
等が問題になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シム板の設
定位置よりも若干広く塗被液が転移されない、またヘッ
ド内部のシム板の位置を変更する際の時間のロス等が小
さいダイコーターを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダイヘッドか
ら塗被液を転移させてシート上に塗布するダイコーター
において、該ダイヘッドとシートとの間隙に、シートに
未塗工部分を形成する薄板を設けたことを特徴とするダ
イコーターである。
【0008】
【作用】本発明のダイコーターを、図1に基づきさらに
詳細に説明する。本発明は、図1に示すように、ダイヘ
ッド(1) から塗被液(2) をバッキングロール(3) の周面
上を走行しているシート(4) 上に塗布するダイコーター
(5) において、該ダイヘッドとシートとの間隙に、シー
トに未塗工部分を形成する薄板(6) を設けたことを基本
構成にするダイコーターである。
【0009】バッキングロールは、通常表面が平らな金
属製、ゴムまたはプラスチック被覆製の円筒型ロールが
用いられるが、本発明の実施例では直径220mmの金
属製で、表面にはゴムが被覆されたロールが用いられ、
図示されない電動機によって直結または減速機を介して
駆動される。ダイヘッドとしては、例えばINOKIN
製のウルトラダイコーターやヒラノテクノシード製のリ
ップコーターのダイヘッドを用いることができるが、シ
ートとダイヘッドの間隙により塗被層を形成するダイコ
ーターのダイヘッドであれば、本発明のダイコーターの
ダイヘッドとして用いることができる。
【0010】ダイヘッドとバッキングロールの間隙は、
例えば塗被液が水性系エマルジョンで目標塗被量が15
〜25g/m2 のとき、約25〜50μmであり、この
間隙に厚さ20μm程度の薄板をシートの未塗工部分に
合わせて挿入して固定すると、ダイヘッドのスリット部
(7) より吐出された塗被液は、塗工領域内では通常の塗
布状態となるが、薄板が挿入された未塗工部分では塗被
液が薄板により遮蔽され、シートの表面には到らない。
【0011】また、薄板は塗被液の吐出圧によってシー
トに押し付けられ、これによりシートと薄板との間隙に
塗被液が巻き込まれることがなくなり、シートの流れ方
向に均一で直線的な未塗工部分が得られる。このとき、
塗被量の設定は薄板挿入部分では殆ど塗被液の吐出がな
いため、この領域を通過する塗被量を減じることが必要
である。
【0012】なお、本発明の薄板を、シートの両端部の
未塗工位置より外側のダイヘッドのスリット部を全て遮
蔽できるように設けた構成は、上記の塗布後のシートを
乾燥工程に移す際にシートの両端部から移送用ロールの
表面上へ塗被液が付着するのを効果的に防止できたり、
或いは例えばシートの幅がダイヘッドのスリットの幅よ
り狭い場合に、ダイヘッドより吐出された塗被液がバッ
キングロールに直接転移されるのを防ぐことができ、望
ましい。
【0013】上記の実施例は、図1に示すように、本発
明の薄板を図示されないフレイム部に固定された薄板保
持具(8) に固定し、未塗工部分の幅に合わせて調節でき
ない構成のものであった。図2に示すように、薄板保持
具(8) をダイヘッドに並行に配置されている支持具(9)
の適所に固定し、また薄板保持具は薄板が挿通されて前
後に案内される偏平な貫通孔(10)と、この貫通孔を通っ
た薄板の後端部を巻き取る回転軸(11)を有し、薄板がそ
の先端部が図3に示すように約1〜10°の角度をなす
ように切り取られて先細状(両刃状)或いは片刃状なっ
ており、モーター(12)の正逆転切替スイッチ(13)を手動
操作してモーターを駆動させて回転軸を正転・逆転する
ことにより、薄板を前後させて未塗工部分の幅を調節す
る構成は、微妙な未塗工部分の幅を調整ができるので、
操業中に塗被液の濃度や粘度やシートの走行速度等が変
化した場合には、微妙に未塗工部分の幅が変化するため
その対処に苦慮していたが、この問題が一挙に解決し、
安定した稼働が可能になり、本発明の好ましい一実施態
様の一つである。
【0014】シートについては特に限定されず、プラス
チックフィルム、金属シート、合成紙、紙、不織布等が
適宜使用される。なお、プラスチックフィルムとして
は、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
−2,6−ナフタレート等のポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等のビニル重合体、
6,6−ナイロン、6−ナイロン等のポリアミド等が挙
げられるが、必ずしもこれらに限定されるものではな
い。
【0015】塗被液についても特に限定されず、溶剤
系、水性系のいずれでも差し支えなく、従来よりダイコ
ーター方式の塗工装置に使用可能な塗被液ならばそのま
ま用いることが出来る。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を記載するが、本発明
はこれらの実施例のみに限定されるものではないことは
勿論である。又、特に断らない限り例中に部及び%とあ
るのは重量部及び重量%を表すものである。
【0017】(実施例)まず、ダイヘッドとシートのな
す間隙に、10mm幅、20mm幅、30mm幅の3本
の薄板を手前から順番に塗被液の未塗工部分の設定位置
に合わせて固定しておく。次に、ダイヘッドのスリット
部より塗被液を吐出させてシートに転移させると、薄板
が挿入された未塗工部分では塗被液が転移されずに、そ
の結果シート上にストライプ状に転移され、コーターの
運転速度を約15m/分から約200m/分まで変化さ
せて塗布した場合にも、各薄板と略同じ寸法の未塗工部
分が得られた。
【0018】このとき、目標塗工量は20g/m2 であ
り、ダイヘッドとバッキングロールとの間隙を150μ
mに設定し、シートとして厚さ105μmのポリラミネ
ート紙を用い、薄板は厚さ25μmPETフイルムを用
い、また塗被液は水性系エマルジョン塗料で、固形分濃
度50%、塗料粘度は5000cps、液比重約1.0
のものを使用し、全塗工幅500mmに対し、3ヵ所で
計60mmの未塗工幅を設定したため、例えばコーター
の塗布速度が100m/分のとき、通常の全幅塗工時よ
り塗被液の供給量を約240cc/分減じて塗布を行っ
た。
【0019】本実施例に用いた薄板は、図3に示す形状
をしており、未塗工部分の幅を変更するような場合に
は、薄板を前後させて塗工幅に調節する。
【0020】
【本発明の効果】本発明のダイコーターによれば、実施
例の記載から明らかなように、従来のように塗工幅の拡
がりはなく、設定位置と殆ど同一の塗工幅が実現できる
とともに、塗工幅の設定が従来に較べて非常に簡単にな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のダイコーターを示す概略図で
ある。
【図2】図2は、薄板を前後させて未塗工部分の幅を調
節する構成であり、微妙な未塗工部分の幅を調整ができ
るので、本発明の好ましい一実施態様の一つを示す図で
ある。
【図3】図3は、薄板の先端部を示す図である。
【符号の説明】
(1) ダイヘッド (2) 塗被液 (3) バッキングロール (4) シート (5) ダイコーター (6) 薄板 (7) スリット部 (8) 薄板保持具 (9) 支持具 (10) 貫通孔 (11) 回転軸 (12) モーター (13) 正逆転切替スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイヘッドから塗被液を転移させてシート
    上に塗布するダイコーターにおいて、該ダイヘッドとシ
    ートとの間隙に、シートに未塗工部分を形成する薄板を
    設けたことを特徴とするダイコーター。
  2. 【請求項2】シートの両端部に、未塗工部分を形成する
    ように薄板を設けたことを特徴とする請求項1記載のダ
    イコーター。
JP3152895A 1991-06-25 1991-06-25 ダイコーター Pending JPH05263A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3152895A JPH05263A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 ダイコーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3152895A JPH05263A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 ダイコーター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05263A true JPH05263A (ja) 1993-01-08

Family

ID=15550479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3152895A Pending JPH05263A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 ダイコーター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05263A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5766349A (en) * 1995-03-15 1998-06-16 Seiko Epson Corporation Transfer apparatus for transferring bonding agent
JP2005120484A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Toppan Printing Co Ltd 易施工化粧シート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5766349A (en) * 1995-03-15 1998-06-16 Seiko Epson Corporation Transfer apparatus for transferring bonding agent
US5928722A (en) * 1995-03-15 1999-07-27 Seiko Epson Corporation Method of transferring bonding agent and transfer apparatus
JP2005120484A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Toppan Printing Co Ltd 易施工化粧シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6380872A (ja) 塗布方法及び装置
JPH05263A (ja) ダイコーター
JP5416617B2 (ja) 塗布システム、及び塗布方法
JPH04190870A (ja) 塗布方法及び装置
JP4451028B2 (ja) 塗布方法及び溶液製膜方法
JPS63194766A (ja) 塗布装置
JP3169636B2 (ja) 塗布方法及び塗布装置
JP3197367B2 (ja) プリントラミネーターの塗布装置
JP2584923Y2 (ja) 塗工装置
JP2520733B2 (ja) 塗布方法
JP2860645B2 (ja) ノズルの弁機構付きロールコーティング装置
JP2000325850A (ja) 塗布装置
JP3466003B2 (ja) 塗工装置
JPH0721248Y2 (ja) 塗工装置
JP2667033B2 (ja) ローラーカーテン塗装方法
JPS6157070B2 (ja)
JPH0531424A (ja) 塗工装置
JPH1076208A (ja) 押出型塗布装置
JPH0215591Y2 (ja)
JPH0194975A (ja) 塗布方法
JPH0567349B2 (ja)
JPS62125067A (ja) 糊剤を糸条に低率付与する装置
JPH04244265A (ja) 塗布方法
JP2622694B2 (ja) 塗布方法
KR100284774B1 (ko) 도포장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040902

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040914

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050524