JP4451028B2 - 塗布方法及び溶液製膜方法 - Google Patents

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    • B05C5/007Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work

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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続走行している長尺帯状支持体に塗布液を塗布する塗布方法及び溶液製膜方法に関し、製造された製品は、写真用フイルム、写真用印画紙、磁気記録テープ、接着テープ、感圧記録紙、オフセット版材、電池等に好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来、塗布液を幅方向に広げるマニホールドと、マニホールドの全幅にわたって塗布液を整流しつつ流出させるスリットを備え、スリットから流出して塗布液を連続走行する長尺帯状支持体(以下、ウェブと称する)に塗布する手段としては、スライドビード塗布、エクストルージョン塗布、カーテン塗布などがある。例えば、スライドビード塗布装置の基本構成は、米国特許明細書第2761419号公報に開示されている。いずれの塗布方法においても、塗布液をウェブに均一に塗布するためスリットのノズルから塗布液の吐出量を幅方向で均一にする必要がある。このスリットから吐出される塗布液を均一にする方法として、マニホールドへの給液が中央から行われる中央給液型、例えばコートハンガー型と呼ばれるものが一般的に多く使われている。しかし、この方式は、動圧の影響が大きい場合、例えば、送液量を増大した場合や塗布液を低粘化した場合などの際には、塗布液の幅方向の吐出量分布に著しい不均一を生じる場合があり、塗布において適さない場合もある。この場合、動圧の影響を無くすためにはマニホールドの側面から給液する方式が使われている。例えば、特開平6−335653号公報には、側面給液の場合の吐出量を幅方向で均一にする方法が開示されている。
【0003】
マニホールドに塗布液を送り込むため、塗布液の送液管あるいはホースをマニホールドに接続する必要がある。例えば、Liquid Film Coating(1997年、S.F.Kistler、P.M.Schweizer著、CHAPMAN&HALL出版)に中央給液、側面給液それぞれの場合の給液に関する記述があるが、具体的な形状に関する記述はない。具体的な形状を示す例として、中央給液の場合は、前記米国特許明細書第2761419号公報に断面図が開示されているが、側面給液の場合についての報告例はない。
【0004】
また、通常、送液管あるいはホース、接続ノズル、マニホールド及びスリットからなるダイは、塗布液の幅方向の吐出量分布を均一にするためには保温して温度分布を無くすることが望ましいが、この接続ノズル部分は形状が、複雑になるため保温しにくく、ノズル部分で温度が変化し易いため、塗布液の幅方向の吐出量分布に不均一を生じる原因となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これまで、側面給液タイプの場合について、塗布液の送液管あるいはホースをマニホールドに繋ぐ方法に関する数少ない例として、AIChE,1996 SPRING NATIONAL MEETING(1996年2月25日−29日、米国ニューオリンズ)で、Yun−Han Changらが発表した『Experimantal Observation on Entrance Flow Inside Extrusion Dies』がある。しかしながら、検討しているのはマニホールドとサイズの違う直管を給液ノズルで接続する方式のいわゆる「急拡大管流れ」のみである。これは、側面給液タイプでは、塗布液のスリットからの幅方向の吐出分布を均一にするため、マニホールドや塗布液を整流しつつ流出させるスリットの形状に比べて影響が小さいと考えられていたためである。しかしながら、側面給液の場合、送液管あるいはホースの大きさ及び形状とマニホールドの大きさ及び形状は異なる場合が大きく、通常マニホールドの方が大きい。この場合、この接続には拡大管の形状をした接続ノズル(以下、ノズルと称する)が必要であり、設備スペースを効率良く使うために、曲がり管を用いる場合が多い。そうすると、接続ノズル内での圧力損失はかなり大きくなり、塗布液のスリットからの幅方向の吐出分布にも影響することが分かった。これは、ノズルの曲がり、拡大形状の影響で、ノズル内に渦が発生したり、大きな圧力分布が発生したりするためで、塗布液のスリットからの幅方向の吐出分布にも影響することが分かった。
【0006】
本発明の目的は、マニホールドの側面から流れを乱すことなく安定的に塗布液を給液し、スリットから支持体の幅方向の吐出分布を均一に保つことができる塗布方法及び溶液製膜方法を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、マニホールドの側面から流れを乱すことなく安定的に液を供給できるダイ接続ノズルを提供することである。
【0008】
本発明は、塗布液が供給される給液口を側方に有するマニホールドとこのマニホールドからの前記塗布液が供給されるスリットとを備えるダイ、及び前記マニホールドへ前記塗布液を供給する給液管から構成される塗布装置を用いて、前記スリットから流出する前記塗布液を、連続走行する長尺状の支持体に塗布し、この支持体上に形成された塗布膜を乾燥する塗布方法において、前記塗布液の流れ方向を変える曲がり部に前記給液管を経た前記塗布液を供給する工程と、管状の拡開接続手段に前記曲がり部を経た前記塗布液を供給する工程と、前記拡開接続手段を経た前記塗布液を前記マニホールドへ前記給液口を介して供給する工程とを有し、前記拡開接続手段は、前記給液管に接続される側の相当直径をA、前記給液口に接続される側の相当直径をB、拡開部分の長さをCとしたときに、1.5≦(B/A)≦5.0、かつ、0.8≦(C/B)≦8.0、の関係を有することを特徴とする。この場合において、前記給液管の相当直径Aと前記側方供給口の相当直径Bの比率は小さい方が流れの乱れが少ないが、一般にマニホールドの大きさは、前記給液管の径に比べて大きいので、あまり前記給液管の径を大きくすると塗布液の滞留部が発生し、逆に塗布量分布が悪くなる。なお、相当直径とは、流体力学的相当直径を意味し、(断面積の4倍)÷(断面の濡れ辺長)で定義される。また、本発明において、マニホールドとは、塗布液を支持体の幅方向に均一にした後に、前記スリットに塗布液を整流しつつ流出させる液溜まり器を意味している。
【0009】
前記拡開接続手段に近接位置で、前記給液管に静止型混合器を設けることで、塗布液の温度分布をなくし、より均一な塗布量分布を得ることができる。また、前述した給液装置を用いて、連続走行する支持体に塗布液を塗布する塗布方法も本発明に含まれる。この場合、単層塗布でも良いし、前記マニホールド、スリット、拡開接続手段を複数備えた多層同時塗布でも良い。
【0010】
また、本発明は、塗布液が供給される給液口を側方に有するマニホールドとこのマニホールドの上方に設けられ、このマニホールドからの前記塗布液が供給されるスリットとを備えるダイ、及び前記マニホールドへ前記塗布液を供給する給液管から構成される塗布装置を用いて、前記スリットから流出する前記塗布液を、連続走行する長尺状の支持体に塗布し、この支持体上に形成された塗布膜を乾燥する塗布方法において、前記給液管を経た前記塗布液を管状の拡開接続手段に供給する工程と、前記拡開接続手段を経た前記塗布液を前記マニホールドへ前記給液口を介して供給する工程とを有し、前記拡開接続手段は、前記給液管に接続される側の相当直径をA、前記給液口に接続される側の相当直径をB、拡開部分の長さをCとしたときに、1.5≦(B/A)≦5.0、かつ、0.8≦(C/B)≦8.0、の関係を有し、前記塗布液の流れ方向に直交する面における前記拡開部分の断面積が、前記給液管に接続される側から前記給液口に接続される側に向かうに従って次第に大きくなり、前記拡開接続手段は、内周面の底部が前記塗布液の流れ方向に一直線状となるように偏心するように形成され、前記マニホールドの内周面のうち前記スリットの入口と対向する底部が、前記一直線状の内周面と一直線状に接続され、前記流れ方向に直交する面における前記マニホールドの前記底部の断面形状が円弧であること、または、前記マニホールドの前記断面形状が楕円であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る塗布方法及び溶液製膜方法について図面を参照して説明する。しかし、図面は、本発明の代表的な実施形態のみを示したもので、本発明は図示した形態に限定される訳ではない。
【0012】
本発明に係る給液装置を備えるビード型塗布ダイ(以下、塗布ダイと称する)10を図1に示す。また、塗布ダイ10の側面図を図2に示す。塗布液は、塗布液供給装置(図示しない)から配管11とダイ接続ノズルである拡開ノズル(以下、ノズルと称する)12とを介して、マニホールド13の側面に設けられた供給口13aからマニホールド13に供給される。マニホールド13により、塗布液はウェブの幅方向に均一にされ、スリット(スロットと称する場合もある)14に流出される。マニホールド13は、図に示した様に幅方向一定でも良いし、給液側から徐々に径が小さくなったり、あるいは、途中まで一定で、その後小さくなるような形状でも良い。マニホールド13の反給液側には、マニホールド栓15が設置され、塗布液が流出するのを防止している。塗布液16は、マニホールド13からスリット14を通過し整流されて、スライド面17からリップ先端18に向けて流れ、リップ先端18からウェブ(図示しない)に塗布される。なお、配管11は、図2に示したように塗布ダイ10の下方後ろの斜め方向からノズル12に取り付けられていることが好ましい。しかしながら、本発明において配管11とノズル12との取り付け位置の関係は、図示した形態に限定されない。
【0013】
また、図1に示すようにスリット14には、塗布液が塗布される幅を規制するために、スリット幅規制板19,20が挿入されている。このスリット規制板19,20は塗布ダイ10に固定しても良いし、着脱可能であっても良い。あるいは固定式のものと着脱式のものを併用して同時に使用してもよい。スリット14の長さは、幅方向に同一でも、特開平6−335633号公報に記載されているように幅方向で長さを変えてもよい。長さを変える場合には、直線的に変化させる場合、曲線的に変化させる場合の二つの方式があり、どちらのタイプを選択してもよい。マニホールド13、マニホールド栓15、スリット幅規制板19,20は、塗布幅に応じて、それらの長さを調整すると、マニホールド13、スリット14内に塗布液が滞留する滞留部の発生を抑制できるために好ましい。また、スライド面17には、塗布幅を決めるガイド板21,22が設置されている。本発明においてマニホールド13、マニホールド栓15、スライド面17、スリット幅規制板19,20、ガイド板21,22の材質は、金属、プラスチック、ゴム、木材など公知のいずれでもよい。なお、前述した配管11とノズル12とマニホールド13とスリット14とから構成されるラインを、以下の説明において給液ライン23と称する。
【0014】
複数の層を形成したい場合には、塗布ダイ10に前述した給液ライン23を多数設け、ウェブに同時重層塗布を行うと塗布膜の形成を効率良く行え、生産性の点から好ましい。しかしながら、本発明は単層塗布にも好ましく用いることができる。図1では、塗布ダイ10の一部を示しているため、給液ライン23,24の2本のみが図示されている。しかしながら、本発明の塗布ダイ10に2〜20本の給液ラインを備えることで、2〜20層の同時重層塗布が可能になる。なお、図では、ビード型塗布ダイを用いて説明したが、本発明はカーテン型塗布ダイなど公知のいずれの塗布ダイにも適用が可能である。また、図1では、リップ先端18を正面とした場合、右側面から塗布液を給液しているが、本発明は左側面から給液してもよい。さらに、本発明に係る給液装置を溶液製膜装置に取り付けることで、フイルムの溶液製膜方法にも適用が可能である。
【0015】
本発明に係る給液装置を構成するノズル30について、要部概略図を図3(a)及び要部断面図を図3(b)に示して説明するが、本発明に係るノズル30の形態は図示したものに限定される訳ではない。塗布液31は、配管32を通り、ノズル30により均一に広がり、マニホールド33の側面の給液口33aからマニホールド33に給液される。マニホールド33で、ウェブの幅方向に均一に広がった塗布液31は、スリット34から整流されて流出する。図3(b)に示すように、配管32の端面の相当直径とマニホールド33の給液口33aの相当直径とは異なっており、配管32の中を流れている塗布液を均一にマニホールド33へ供給するため、ノズル30は拡開型の形状から構成されている。本発明において、ノズル30は、配管32に接続される側の相当直径をAとし、マニホールド33の給液口33aに接続される側の相当直径Bとし、ノズル30の拡開部分の長さをCとした場合、1.5≦(B/A)≦5.0、かつ、0.8≦(C/B)≦8.0の範囲であることが、塗布液を配管32からマニホールド33へ乱れることなく安定的に送り込むために好ましい。
【0016】
なお、図3では、配管32とノズル30とマニホールド33とが別部材から構成されているものを示したが、本発明は図示した形態に限定されない。例えば、配管32のマニホールド33接続側が、拡開状になっており配管32を直接マニホールド33に接続しても良い。または、マニホールド33の配管32接続面側が、先細り状になっており、直接配管32に接続する構成であっても良い。さらには、拡開状の配管32と先細り状のマニホールド33とを接続しても良い。すなわち、これらの場合は、配管32とマニホールド33との接続に特別な部材を設けず、配管32またはマニホールド33の少なくとも一方が拡開接続手段としての機能を備えていれば良い。また、図では、配管32とノズル30とが、金属などから作製される剛体状のものを示したが、本発明においては、それらのものに限定されない。例えば、プラスチック、ゴムなどのポリマーから作製され、フレキシブルに形状が変化するものであっても良い。なお、この際にも、前述したようにノズル30は、配管32に接続される側の相当直径をAとし、マニホールド33の給液口33aに接続される側の相当直径Bとし、ノズル30の拡開部分の長さをCとした場合、1.5≦(B/A)≦5.0、かつ、0.8≦(C/B)≦8.0の範囲にされている。
【0017】
図3では、マニホールド33が略円筒状の形態を示した。そして、図3(b)に示したように配管32とノズル30とマニホールド33との接続位置関係が、それぞれの中心が中心線35上に一直線であるものを示したが、本発明はこの形態に限定されない。なお、以下の説明において給液ラインを構成する部材が、図1または図3と同様の構成であるものについては、説明は省略する。本発明に係るノズルから構成された給液ライン40の一実施形態を図4(a)に示す。また、図4(b)には、その給液ライン40の断面の概略図を示す。図4(b)に示すように、マニホールド41の断面における底辺41bとノズル42の底辺42bとが一直線で接続されていると、配管43からマニホールド41へ塗布液が乱れることなく、最も安定的に送り出すことができる。また、このような形状のノズル42をマニホールド41に接続すると、洗浄する際にブラシの移動が容易になり、マニホールド41とノズル42との洗浄が容易になる利点もある。さらに、図4(b)に示した4c−4c線の断面図を図4(c)に示す。図から明らかなようにマニホールド41の給液口41aの断面は、略縦長の楕円形状に形成されており、本発明はこのような形状のマニホールド41を用いることで、塗布液を安定的に供給できる。
【0018】
本発明に係るノズルから構成された給液ライン45の他の実施形態を図5(a)に示す。また、図5(b)には、その給液ライン45の断面図を示す。図5(b)に示すように、マニホールド46の縦断面において、その底辺46bとノズル47の底辺47bとが一直線で接続されていると、配管48からマニホールド46へ塗布液が乱れることなく、最も安定的に送り出すことができ、前述したようにマニホールド46とノズル47との洗浄が容易になる。また、ノズル47と配管48との接続は、緩やかな曲線に沿って接続されていると、塗布液が乱れることなく、安定的にマニホールド46に送り出すことができる。しかしながら、本発明は図示した給液ラインの形態に限定されず、例えばノズル47と配管48との接続は、必ずしも緩やかな曲線に沿って取り付けられている必要はない。さらに、図5(b)に示す5c−5c線の断面図を図5(c)に示す。図には、マニホールド46の給液口46aの断面の上方には曲率半径が大の円弧、左右には直線、下方には曲率半径が小の円弧から形成されたものを示した。しかしながら、本発明は図示した形態に限定されず、マニホールドの断面の上方と下方との曲率半径が、同一の円弧から形成されていても良いし、下方の曲率半径が大のものから形成されていても良い。さらに、断面の左右は、直線である必要はなく、曲線により構成されていても良い。さらに、その他公知のいずれの形状のマニホールドへ配管を接続する際にも、本発明を適用することは可能である。
【0019】
本発明に係るノズルから構成された給液ライン50の他の実施形態を図6(a)に示す。また、図6(b)には、その給液ライン50の断面図を示す。図6(b)に示すように、本発明はマニホールド51の縦断面において、その底辺51bとノズル52の底辺52bとが、一直線に接続されていなくても適用するできる。また、図6(b)に示す6c−6c線の断面図を図6(c)に示す。図に示されているように、マニホールド51の給液口51aは、略横長楕円形状から形成されており、本発明はこのような形状のマニホールドにも適用できる。
【0020】
さらに、図7に示す給液ライン60を構成するマニホールド61は、その断面が曲線と直線とから形成されている。このような形状のマニホールド61を本発明に係るノズル62により配管63と接続する場合に、図5に示したノズル47の形状と異なり、マニホールド61とノズル62との底辺が一直線になるようにノズル62が形成されている必要はなく、配管63からマニホールド61に拡開形状に構成されていれば良い。
【0021】
図8に示す給液ライン64は、略円筒状のマニホールド65と配管66との中心線が平行になるように配置されているが、それらの円筒の中心線は同一直線状に無く、段違いに配置されている。この場合には、ノズル67の断面形状を台形状になるように構成し、マニホールド65と配管66とを接続することにより、塗布液は乱れることなく安定的に配管66からマニホールド65に供給できる。
【0022】
さらに、図9に示した給液ライン70は、図6と同じ構成でマニホールド71とノズル72とが接続している。しかしながら配管73のノズル72への取り付け位置が図6と異なり、下方向から取り付けられている。しかしながら、本発明において、配管のノズルへの取り付け位置は、図示した形態に限定されない。また、図10に示す給液ライン74では、マニホールド75の下方向からノズル76が取り付けられ、配管77は、ノズル76の下方向から取り付けられている。本発明は、図示して説明した多数の実施形態に限定されず、配管からマニホールドに拡開状のノズルが形成されていれば良い。この場合、配管とマニホールドとは段違いに配置されていても良いし、配管のノズルへの取り付け位置も適当な位置から接続することができる。さらに、ノズルが接続されるマニホールドの断面形状は、特に限定されない。
【0023】
図11には、給液ライン80を構成するノズル81と配管82とを示した。本発明において、塗布液の温度分布を無くすために取り付けられる静止型混合器83を配管82の内部に設置することで、ウェブに塗布液を塗布した際に、より塗布分布の均一化を図ることができる。また、図12に示すように給液ライン84に別部品として静止型混合器85を連続して設置してもよい。なお、静止型混合器は、スタティックミキサー(登録商標)とも呼ばれ、例えば「液体混合技術」N.Harnby他著、高橋幸司訳(日刊工業新聞社)などに、その詳細な記載がある。また、本発明に用いられる静止型混合器は、図11及び図12に示した形状によらない。例えば、混合性能が同様に期待でき、給液ライン80,84を構成する配管82,86内に設置可能であれば、単純に管路を絞るオリフィスタイプのものでもよい。
【0024】
本発明に用いられる「塗布液」とは、その用途に応じて種々の液組成物が含まれる。例えば、写真感光材料におけるような、感光乳剤層、下塗層、保護層、バック層等の塗布液を用いることができる。また、磁気記録材料におけるような磁性層、下塗層、潤滑層、保護層、バック層等の塗布液を用いることもできる。さらに、感圧紙・感熱紙等の情報記録紙におけるようなマイクロカプセルを主成分とする層、樹脂層、マット層等の塗布液をも用いることができる。なお、本発明に用いられる塗布液は、前述したものに限定される訳ではない。
【0025】
本発明に用いられるウェブとしては、紙、プラスチックフィルム、金属、レジンコーテド紙、合成紙等が挙げられる。プラスチックフィルムの材質は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンが挙げられる。また、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等のビニル重合体も挙げられる。さらに、6、6−ナイロン、6−ナイロン等のポリアミドや、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2、6−ナフタレート等のポリエステルや、セルローストリアセテート、セルロースダイアセテート等のセルロースアセテート等も挙げられる。さらには、ポリカーボネート等も挙げられるが、これらに限定される訳ではない。レジンコーテッド紙に用いる樹脂としては、ポリエチレンを始めとするポリオレフィンが代表的であるが、必ずしもこれに限定されない。又、金属ウェブとしては例えばアルミニウムウェブがあるが、これに限定される訳ではない。
【0026】
【実施例】
以下に、本実施形態で説明した塗布ダイを用いてウェブに塗布液を塗布した際の塗布幅方向における吐出量分布を測定した結果について説明するが、本発明は、これら実施例に限定される訳ではない。実施例、比較例ともに図1に示す側面給液タイプのスライドビード型塗布ダイを用いて、各実験を行った。なお、説明は、実施例1において詳細に説明し、その他の実施例及び比較例では同じ条件については、説明を省略した。
【0027】
各実験における評価は、乾燥後の塗布膜の厚みを30個所測定し、その厚みの変動幅を塗布量分布とした。製品の良否の判定は、塗布量分布が2%以下のものを均一であるとした。なお、各実験における、(断面Bでの相当直径)/(断面Aでの相当直径)と(長さC)/(断面Bでの相当直径)とは、まとめて後に表1に示す。また、塗布量分布と判定結果もまとめて表1に示す。判定結果については、表1中で、均一なものは○とし、不均一なものは×とした。
【0028】
[実験1]
(実施例1)
図1の塗布ダイ10を用いてウェブに7層同時塗布を行った。ノズル12には(断面Bでの相当直径)/(断面Aでの相当直径)が1.5かつ、(長さC)/(断面Bでの相当直径)が0.8のものを用いて、配管11とマニホールド13の給液口13aとを接続した。ウェブは厚み220μm、幅18cmのポリエチレン被覆紙を用いた。塗布液16は、10%のアルカリ処理ゼラチン水溶液を用い、界面活性剤としてジ−2−エチルヘキシル−α−スルホコハク酸ナトリウム塩を、増粘剤としてポリスチレンスルホン酸塩を塗布液の粘度が50mPa・sとなるように添加した。塗布液流量は1層当り0.6ml/(cm・s)、塗布速度は200m/minで実験をおこなった。結果については、表1に示した。
【0029】
(実施例2ないし実施例9)
それぞれの実験においてノズルの形状は、表1に示したものを用い、実施例2ないし実施例9の各実験を行った。なお、ノズル形状以外の他の実験条件は、実施例1と同じ条件で行った。
【0030】
(比較例1ないし比較例8)
それぞれの実験においてノズルの形状は、表1に示したものを用い、比較例1ないし比較例8の各実験を行った。なお、ノズル形状以外の他の実験条件は、実施例1と同じ条件で行った。
【0031】
【表1】
Figure 0004451028
【0032】
表1から、ノズルが0.8≦(C/B)≦8.0、かつ、1.5≦(B/A)≦5.0のものを用いれば、塗布量分布が2%以下になり、平面性が良好な製品が得られることが分かった。
【0033】
なお、本発明に係る給液装置を具備した塗布ダイを用いて、15層同時塗布を行ったところ、塗布量分布が2%以下の製品が得られ、本発明は公知の多層塗布方法のいずれについても適用が可能であることが分かった。
【0034】
[実験2]
(実施例10および実施例11)
また実施例1、2の実験条件に、さらにノズル内に静止混合機を設置し、実験を行った。後に示す表2から分かるように、塗布量分布がそれぞれ0.3%改善し、より均一性が向上した。
【0035】
【表2】
Figure 0004451028
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、マニホールドの側面から流れを乱すことなく安定的に塗布液を供給でき、スリットから支持体の幅方向の吐出分布を均一に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給液装置を具備した塗布ダイの概略図である。
【図2】図1に示した塗布ダイの側面図である。
【図3】本発明に係るダイ接続ノズルの形態を説明するための図である。
【図4】本発明に係る給液装置を構成する給液ラインの一実施形態を示した図である。
【図5】本発明に係る給液装置を構成する給液ラインの他の実施形態を示した図である。
【図6】本発明に係る給液装置を構成する給液ラインの他の実施形態を示した図である。
【図7】本発明に係る給液装置を構成する給液ラインの他の実施形態を示した図である。
【図8】本発明に係る給液装置を構成する給液ラインの他の実施形態を示した図である。
【図9】本発明に係る給液装置を構成する給液ラインの他の実施形態を示した図である。
【図10】本発明に係る給液装置を構成する給液ラインの他の実施形態を示した図である。
【図11】本発明に係る給液装置を構成する給液ラインに静止型混合器を設けた実施形態を示した図である。
【図12】本発明に係る給液装置を構成する給液ラインに静止型混合器を設けた他の実施形態を示した図である。
【符号の説明】
10 塗布ダイ
11 配管
12 ノズル
13 マニホールド
13a 給液口
14 スリット
16 塗布液
17 スライド面
18 リップ先端
19,20 スリット幅規制板
21,22 ガイド板
83,85 静止型混合器
A 配管に接続される側の相当直径
B マニホールドの給液口に接続される側の相当直径
C ノズル拡開部分の長さ

Claims (7)

  1. 塗布液が供給される給液口を側方に有するマニホールドとこのマニホールドの上方に設けられ、このマニホールドからの前記塗布液が供給されるスリットとを備えるダイ、及び前記マニホールドへ前記塗布液を供給する給液管から構成される塗布装置を用いて、前記スリットから流出する前記塗布液を、連続走行する長尺状の支持体に塗布し、この支持体上に形成された塗布膜を乾燥する塗布方法において、
    前記給液管を経た前記塗布液を管状の拡開接続手段に供給する工程と、
    前記拡開接続手段を経た前記塗布液を前記マニホールドへ前記給液口を介して供給する工程とを有し、
    前記拡開接続手段は、前記給液管に接続される側の相当直径をA、前記給液口に接続される側の相当直径をB、拡開部分の長さをCとしたときに、
    1.5≦(B/A)≦5.0、かつ、0.8≦(C/B)≦8.0、
    の関係を有し、前記塗布液の流れ方向に直交する面における前記拡開部分の断面積が、前記給液管に接続される側から前記給液口に接続される側に向かうに従って次第に大きくなり、
    前記拡開接続手段は、内周面の底部が前記塗布液の流れ方向に一直線状となるように偏心するように形成され、
    前記マニホールドの内周面のうち前記スリットの入口と対向する底部が、前記一直線状の内周面と一直線状に接続され、
    前記流れ方向に直交する面における前記マニホールドの前記底部の断面形状が円弧であること、または、前記マニホールドの前記断面形状が楕円であることを特徴とする塗布方法。
  2. 前記給液管を経た前記塗布液を前記塗布液の流れ方向を変える曲がり部に供給する工程と、
    前記曲がり部を経た前記塗布液を前記拡開接続手段に供給する工程とを有し、
    前記給液管は、前記拡開接続手段から下方に向かって配されることを特徴とする請求項記載の塗布方法。
  3. 前記塗布液の流れ方向に直交する面における前記給液口の断面の形状が、異なる曲率半径の曲線を含むことを特徴とする請求項1または2記載の塗布方法。
  4. 前記スット及び前記マニホールドは、前記支持体の幅方向に伸びるように形成されることを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1項記載の塗布方法。
  5. 前記ダイの上部に、前記スットの出口を有するスライド面が設けられ、
    前記マニホールドは前記スットの下方に配され、
    前記スライド面は、前記支持体に向かうに従って低くなるように形成されることを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1項記載の塗布方法。
  6. 前記マニホールド、前記スリット、前記拡開接続手段を複数備え、多層同時塗布することを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1項記載の塗布方法。
  7. 請求項1ないしのうちいずれか1項の塗布方法を用いることを特徴とする溶液製膜方法。
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