JPH05263006A - 銅フタロシアニン化合物の新規固溶体 - Google Patents

銅フタロシアニン化合物の新規固溶体

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JPH05263006A
JPH05263006A JP4312692A JP31269292A JPH05263006A JP H05263006 A JPH05263006 A JP H05263006A JP 4312692 A JP4312692 A JP 4312692A JP 31269292 A JP31269292 A JP 31269292A JP H05263006 A JPH05263006 A JP H05263006A
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    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 個々の化合物の混合物とは異なる固溶体から
なる顔料組成物を提供する。 【構成】 本発明は(a)1分子中に14〜16個の塩
素原子を含み、塩素含量が47〜50重量%の塩素化さ
れた銅フタロシアニン、および(b)1分子中に3〜4
個の塩素原子を含み、塩素含量が15〜20重量%の塩
素化された銅フタロシアニンの固溶体から実質的に成
り、そのX線回折図形が個々の該フタロシアニンのX線
回折図形の和とは異なっていることを特徴とする顔料組
成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の背景】本発明は銅フタロシアニン化合物の新
規固溶体、その合成法、およびこれを例えば繊維、プラ
スチックス、被膜、および印刷インクの着色に使用する
方法に関する。特に本発明はテトラクロロ銅フタロシア
ニンおよびシー・アイ・ピグメント・グリーン(C.
I.Pigment Green)7を或る条件下にお
いて互いに混合し、これらの化合物の物理的な混合物お
よび個々の化合物自身とは異なった固溶体にした組成物
に関する。
【0002】本明細書に使用される「固溶体」という言
葉は或る種の固体物質の十分に理解された物理的性質を
意味するものとする。固溶体中においては成分の分子は
同じ結晶格子の中に入り、通常は(常にではないが)こ
の結晶格子は成分のどれか一つの成分に特徴的な結晶格
子である。得られた固体結晶のX線回折図形はそれぞれ
特徴を有し、同じ成分の同じ割合の物理的混合物のX線
回折図形と区別することができる。物理的混合物の各成
分のX線回折ピークはそれぞれ識別ことができるが、固
溶体の特徴としてこれらのピークの多くは消失したり移
動したりしている。
【0003】有利な色特性を得るために他の種類の顔料
の固溶体も報告されている。例えば米国特許第3,16
0,510号には着色性および耐光性が改善された或る
種のキナクリドン顔料の固溶体が記載されている。キナ
クリドン顔料の固溶体の適当な製造法は例えば米国特許
第3,160,510号、同第3,298,847号、
同第3,607,336号、および同第4,895,9
49号に記載されている。
【0004】本発明の製品は本発明の三つの重要な特徴
によって顔料として特に有用なものとなっている。第1
に、通常2種の成分の加成的な効果の直接の機能として
色が現れる簡単な物理的混合物とは対照的に、本発明の
新規固溶体は予想外で有利な色特性を示す。
【0005】本発明の第2の有用な性質は耐光性が増加
することであり、これにはしばしば固溶体の生成を伴っ
ている。2種の顔料の物理的混合物においては、光に露
出すると個々の成分は個々の挙動特性を示し、片方の顔
料成分の方が他の成分よりも色の褪せ方が大きいから色
調が著しく変化する。しかしこれとは対照的に本発明の
固溶体は色調の安定性に関し単一の物質として挙動する
ように思われる。
【0006】第3に、本発明によって容易には単一の化
合物として入手できない顔料が製造できるようになっ
た。例えばカラー・インデックス(Colour In
dex)にトルコ石顔料として記載されているシー・ア
イ・ピグメント・グリーン37はまた「オクトクロロ銅
フタロシアニン」として知られており、従って塩素含量
は本発明の固溶体に対して記述された広い範囲内に入っ
ている。オクトクロロ銅フタロシアニンはジクロロフタ
ル酸無水物を縮合させることにより製造することができ
るが、この原料は製造が困難で高価な材料である。この
顔料はまた銅フタロシアニンを直接塩素化して製造する
ことができるが、この製造法は高価につき、制御が困難
である。ケイ・ヴェンカタラマン(K.Venkata
raman)著、「合成染料の化学(The Chem
istry of Synthetic Dyes)第
2巻〔米国ニューヨーク、アカデミック・プレス(Ac
ademic Press)1952年発行〕113
2、1133頁;エイチ・エー・ラブス(H.A.Lu
bs)編「合成染料および顔料の化学(The Che
mistry of Synthetic Dyes
and Pigments)〔米国フロリダ州マラバ
ー(Malabar)のロバート・イー・クリーガー出
版社(Robert E.Krieger Publi
shing Company)1955年発行〕の中の
エヌ・エム・ビジェロウ(N.M.Bigelow)お
よびエム・エー・パーキン(M.A.Parkin)の
論文「フタロシアニン顔料(Phthalocyani
ne Pigments)」(598〜599頁)参
照。しかしオクトクロロ銅フタロシアニンは本発明の固
溶体で観測される有利な特性を示さない。
【0007】本発明の新規フタロシアニン顔料固溶体
は、対応する物理的混合物、並びに上記単一成分のオク
トクロロ銅フタロシアニンと比較した場合、経済的に優
れた顔料であり、有利な光沢、耐光性および着色性を示
す。
【0008】
【本発明の要約】本発明は(a)1分子中に14〜16
個の塩素原子を含み、塩素含量が47〜50重量%の塩
素化された銅フタロシアニン、および(b)1分子中に
3〜4個の塩素原子を含み、塩素含量が15〜20重量
%の塩素化された銅フタロシアニンの固溶体から実質的
に成り、そのX線回折図形が個々の該フタロシアニンの
X線回折図形の和とは異なっていることを特徴とする顔
料組成物に関する。
【0009】
【本発明の詳細】本発明の固溶体は2種の成分を含んで
いる。第1の成分は分子1個当たり塩素を約14〜約1
6個含む(塩素含量約47〜約50重量%)塩素化され
た銅フタロシアニンである。この材料は公知であり、例
えば米国特許第2,247,752号、同第2,54
9,842号、および英国特許第932,943号に記
載されており、また例えばアセト・ケミカル・コンパニ
ー(Aceto Chemical Co.)、アメリ
カン・トウキョウ・カセル・コンパニー・インコーポレ
イテッド(American Tokyo Kasel
Co.Inc.)、プファルツ・アンド・バウエル・
コンパニー(Pfalz and BauerC
o.)、ダイニッポン・インク・アンド・ケミカルズ・
インコーポレイテッド(Dainippon Ink
and Chemicals,Inc.)(日本)、お
よびトウヨウ・インク・インコーポレイテッド(Toy
o Ink,Inc.)(日本)からシー・アイ・ピグ
メント・グリーン7(カラー・インデックス7426
0)として購入することができる。
【0010】本発明の固溶体の第2の成分は分子1個当
たり塩素を約3〜約4個含む(塩素含量約15〜約20
重量%)銅フタロシアニンであり、例えば4−クロロフ
タル酸またはその塩を縮合させることにより製造するこ
とができる。塩素含量が分子1個当たり4個より少ない
銅フタロシアニンは縮合に使用される4−クロロフタル
酸の一部をフタル酸で代用して製造することができる。
この材料は公知であり、例えば米国特許第3,300,
512号に記載されている。塩素原子を約4個以上含む
銅フタロシアニンは例えばサンヨウ・カラー・ワークス
・リミテッド(Sanyo Color Works,
Ltd.)(日本)から購入することができる。本明細
書において使用される一般的な「テトラクロロ銅フタロ
シアニン」という言葉は、その正確な塩素含量いかんに
拘らずこのような一群の製品を指すものとする。
【0011】本発明の固溶体はシー・アイ・ピグメント
・グリーン7を約10〜約90重量%(好ましくは25
〜75重量%)のテトラクロロ銅フタロシアニンと組み
合わせて含み、下記に説明するような幾つかの方法によ
り個々の成分の物理的混合物を原料として用いて製造す
ることができる。固溶体最終生成物と混合した際どれか
1種またはそれ以上の成分の存在が有害でない場合に
は、含量成分の割合は余り重要ではない。しかしこの割
合を調節して純粋な生成物(即ち実質的に100%の固
溶体)をつくり、すべての成分が同じ結晶格子に入るよ
うにすることが好ましい。本発明の固溶体は所望の割合
の2種のフタロシアニン成分の物理的混合物を固溶体に
変える方法で製造される。この固溶体への変換は、随時
高温をかけ、混練法またはこの混合物を溶媒で処理する
方法で達成することができる。適当な方法は例えば英国
特許第2,211,509号およびヨーロッパ特許願第
58,888号に記載されている。
【0012】適当な混練法には乾式混練法、例えば添加
剤を加えまたは加えないサンド・ミル法、ボール・ミル
法等、湿式混練法、例えば添加剤を加えまたは加えない
水または溶媒(例えばアルコールまたはエステル)中に
おける塩捏和法、ビーズ・ミル法が含まれる。混練工程
の後に一般に約10〜約200℃の温度において随時溶
媒処理を行うことが好ましい。 この溶媒処理は好ましく
は高温、例えば60〜145℃において行う。これらの
方法に対する適当な溶媒には、水;無機酸、例えば適当
な強度に調節した硫酸または燐酸;有機酸、例えば蟻酸
または酢酸;および種々の有機溶媒、例えばアルコール
(例えばメタノール、エタノール、またはエチレングリ
コール)、ケトン(例えばアセトンまたはメチルエチル
ケトン)、芳香族化合物(例えばトルエン、キシレン、
クロロベンゼン、ニトロベンゼンまたはクロロナフタレ
ン)、エステル(例えば安息香酸メチル、フタル酸ジメ
チル、またはサリチル酸メチル)、およびアミド(例え
ばフォルムアミド、ジメチルフォルムアミド、またはN
−メチルピロリドン)が含まれる。しばしばこれらの溶
媒の混合物を用いることが好ましい。物理的混合物を直
接固溶体に変える(即ち混練せずに変える)のに適した
溶媒には、好ましくは無機酸、例えば硫酸または燐酸が
含まれる。酸の強度および量は両方の顔料成分が溶解す
るように調節することができる。硫酸のような濃厚な酸
を使用する場合には、典型的には顔料の量に関して約6
〜10倍の量の酸を使用する。水を加えると酸性の溶液
から固溶体が沈澱する(「酸ペースト法」)。随時行わ
れる方法では、原料成分が酸の塩を形成し、懸濁液中で
固溶体への変化が起こる(「酸膨潤法」)ように酸性度
を調節する。このような直接変換法に対する他の適当で
はあるがそれほど好適でない溶媒には、有機酸、例えば
蟻酸または酢酸;アルコール、例えばメタノール、エタ
ノール、またはエチレングリコール;ケトン、例えばア
セトンまたはメチルエチルケトン;芳香族化合物、例え
ばトルエン、キシレン、クロロベンゼン、ニトロベンゼ
ン、またはクロロナフタレン;エステル、例えば安息香
酸メチル、フタル酸ジメチル、またはサリチル酸メチ
ル;アミド、例えばフォルムアミド、ジメチルフォルム
アミド、またはN−メチルピロリドンが含まれる。
【0013】直接変換法で得られた本発明の固溶体は公
知方法を用いて後処理を行うことができる。このような
後処理は混練を行った後随時行う上記溶媒処理法と同様
な条件で行うことができる。
【0014】後処理の方法を変えることにより顔料の着
色強度および透明度に影響を与えることができる。
【0015】本発明を例示する好適な混練法において
は、ピグメント・グリーン7およびテトラクロロ銅フタ
ロシアニンをボール・ミルに入れ、乾式または湿式で混
練を行い固溶体をつくる。この後で希薄な水性スラリ中
で安息香酸メチルを用いて典型的には30〜145℃で
処理を行う。安息香酸メチルの代わりにサリチル酸メチ
ルまたはフタル酸ジメチルを用いることも適当である。
次いで希薄苛性ソーダを用いてエステル溶媒を加水分解
する。次いで得られた固溶体生成物を集め、当業界に公
知の方法で洗滌し乾燥する。
【0016】本発明を例示する他の好適な混練方法にお
いては、ピグメント・グリーン7およびテトラクロロ銅
フタロシアニンを水に加えてスラリにし、これを例えば
ガラスまたは珪酸ジルコニウムのビーズを含む高速度で
回転しているビーズ・ミルに通す。顔料のスラリをビー
ズから分離し、典型的には30〜145℃に加熱した
後、分離を行う。
【0017】本発明の一具体化例である好適な直接変換
法においては、ピグメント・グリーン7およびテトラク
ロロ銅フタロシアニンを過剰の(例えば混合顔料に関し
10重量部)の濃硫酸に加え、完全に溶解するまで好ま
しくは室温において撹拌する。この酸性の溶液を撹拌し
ながらゆっくりと冷水に注ぐと固溶体を沈澱させること
ができる。得られた沈澱を濾過し、好ましくは酸がなく
なるまで洗滌する。酸沈澱法を用いる場合、一般には例
えば水中でスラリをつくり、分離する前に典型的には3
0〜145℃に加熱することにより得られたプレスケー
キの後処理を行うことが好ましい。本発明の一例である
他の好適な直接変換法においては、ピグメント・グリー
ン7およびテトラクロロ銅フタロシアニンを65〜80
%の硫酸に加え、この間顔料を膨潤させる。膨潤した顔
料はこれを撹拌しながら冷水に注ぐことにより沈澱させ
ることができる。得られた沈澱を上記方法で後処理し、
分離する。
【0018】特定の製造法に関係なく、本発明の固溶体
顔料はX線回折図形が個々のフタロシアニン成分のX線
回折図形の和とは異なっていることを特徴としている。
勿論個々の成分の回折角(2θ)を直接固溶体の回折角
と対比させることができる。しかしピークの相対強度
(I)は便宜上足し合わせることはできない。従って個
々の成分の別々に得られたX線回折図形を組み合わせる
代わりに、適切な相対量の個々の成分の緊密な物理的混
合物をつくり、得られた物理的混合物のX線回折図形を
得ることが好ましい。このようにして両方の回折角およ
び相対強度の相違を容易に識別することができる。
【0019】本発明の固溶体のフタロシアニン顔料は、
耐光性および移動耐性をもっているために、多くの異な
った顔料の用途に適している。例えば本発明の固溶体顔
料は耐性の非常に大きな顔料系、例えば他の材料との着
色混合物、顔料組成物、ペイント、印刷インク、着色
紙、または着色した高分子材料に対する着色剤(1種ま
たはそれ以上の着色剤)として使用することができる。
ここで「他の材料との混合物」という言葉は例えば無機
の白色顔料、例えば二酸化チタン(ルチル)、またはセ
メントとの混合物を含むものとする。顔料組成物の例に
は有機液体またはペーストとのフラッシュ・ペースト、
および水、分散剤、および随時防腐剤を含む分散物が含
まれる。本発明の固溶体を任意の適当なペイント媒質中
で使用できるペイントには、例えば物理的または酸化に
より乾燥するラッカー、貯蔵エナメル、反応性ペイン
ト、二成分ペイント、溶媒または水をベースにしたシス
テム・ペイント、耐候性被膜用の乳化ペイント、分散し
た金属粒子を含む金属ペイント、および水性塗料が含ま
れる。印刷インクには紙、織物、およびブリキの印刷に
使用されるとして知られているものが含まれる。適当な
高分子物質には天然産のもの、例えばゴム;化学的に変
性したもの、例えばアセチルセルロース、セルロースブ
チレート、またはビスコース;および合成で製造される
もの、例えば重合体、付加重合生成物、および縮重合体
が含まれる。合成で製造される高分子物質には、プラス
チックス材料、例えばポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル、およびポリプロピオン酸ビニル;ポリオレフィン、
例えばポリエチレンおよびポリプロピレン;高分子量ポ
リアミド;アクリレート、メタクリレート、アクリロニ
トリル、アクリルアミド、ブタジエンまたはスチレンの
重合体および共重合体;ポリウレタン;およびポリカー
ボネートが含まれる。本発明の固溶体フタロシアン顔料
を混入した材料は任意所望の形または形状をもつことが
できる。
【0020】本発明の固溶体顔料は水、油、酸、石灰、
アルカリ、溶媒に対し高度の耐性をもち、またラッカー
または噴霧による被覆耐性、上部からの昇華耐性を有
し、非常に良好な着色収率を与え、例えばプラスチック
ス材料に容易に分散する。
【0021】下記実施例により本発明の組成物の製造法
および使用法を詳細に例示する。これらの実施例は本発
明の精神または範囲を限定するものではない。当業界の
専門家は下記の製造法の条件および工程を公知方法で変
形し、これらの組成物を製造し得ることは容易に理解で
きるであろう。特記しない限りすべての温度は摂氏であ
り、すべての割合は重量による。
【0022】
【好適具体化例の説明】下記の実施例に従って製造した
顔料は、ジーメンス(Siemens)D−5000分
光器を用いてX線回折法により分析した。下記の条件で
データを集めた。
【0023】 出力 40mAで50kV スリット 1.0mm ダイヴァーゼンス部 1.0mm アンチスキャッター部 0.1mm 検出器 ステップの大きさ 0.01° ステップの時間 3秒
【0024】
【実施例】
実施例 1 ダイニッポン・インク・アンド・ケミカルズ・インコー
ポレイテッド(日本)製の塩素含量48重量%の粗製塩
素化銅フタロシアニン(シー・アイ・ピグメント・グリ
ーン7)50部、サンヨウ・カラー・ワークス・リミテ
ッド(日本)製の塩素含量16重量%の銅フタロシアニ
ン(「テトラクロロ銅フタロシアニン」)50部、およ
び少量のエチレングリコールを、磨砕要素として300
0部の鋼製のボールを含むボール・ミルに入れる。ボー
ル・ミルの内容積は全部装入した場合約60%が充填さ
れるような内容積である。ミルを48時間回転させる。
磨砕要素を保持するスクリーンを通して粉末をミルから
取り出す。ボール・ミルにかけた粉末を水(含量の重量
の4倍)に加え、十分に湿潤するまで撹拌する。湿った
粉末を安息香酸メチル(含量粉末の80重量%)で処理
し、次いで100℃に加熱し、この温度に12時間保
つ。バッチを冷却した後、安息香酸メチルを水酸化ナト
リウム50%水溶液で90℃において約4時間加水分解
する。得られた混合物を冷却し、濾過し、水洗し、乾燥
して光沢のあるトルコ石の色調をもった固溶体含量を得
た。
【0025】図1に実施例1によりつくられた固溶体含
量のX線回折スペクトルを示す。
【0026】実施例 2(対照) 実施例1に使用したのと同じ顔料を、実施例1記載の方
法で別々にミルにかけ、コンディショニングする。この
ようにしてコンディショニングした個々の顔料を、実施
例1で固溶体溶液をつくるのに使用したのと同じ重量比
で物理的に混合する。
【0027】図2は対照の実施例2によりつくられた物
理的混合物のX線回折図形を示す。図1および2に示さ
れたX線回折図形の下記に示す相違により、実施例1の
含量はもはや個々の成分の単なる物理的混合物ではない
ことが判る。
【0028】(a)固溶体に対しては下記の回折角2θ
(括弧内は相対強度I)のところで余分のピークが見ら
れる: 12.2(16)、13.9(21)、17.
1(16)、23.1(16)、28.4(29)、3
0.9(19)、31.7(19)、および36.0
(20)。
【0029】(b)特に2θが23〜30の領域で強度
のパターンが異なる。
【0030】(c)回折角2θが移動したピークがあ
る。例えば9.5(物理的混合物)から10.0(固溶
体)へ移動。
【0031】(d)2θが6.3および6.7の二重ピ
ーク(物理的混合物)の代わりに2θが6.1の単一ピ
ーク(固溶体)がある。二重ピーク(テトラクロロ銅フ
タロシアニン成分に帰属できる)が単一ピークに融合し
ていることが本発明の固溶体の特徴である。
【0032】実施例1の固溶体と実施例2の対応する物
理的混合物との色特性の差を下記表1にまとめる。
【0033】実施例 3 25部の塩素含量48重量%の粗製ピグメント・グリー
ン7、および75部の塩素含量16重量%のテトラクロ
ロ銅フタロシアニンを実施例1のようにしてボール・ミ
ルに導入する。この混合物を混練し、混練した材料を希
薄水性スラリ中で安息香酸メチルで処理する。このバッ
チを水酸化ナトリウム50%水溶液で加水分解し、濾過
し、水洗して乾燥し、緑青色の色調を示し非常に良好な
顔料特性をもった顔料を得た。
【0034】図3に実施例3でつくった固溶体含量のX
線回折スペクトルを示す。
【0035】実施例 4(対照) 実施例3で固溶体をつくるのに用いたのと同じ重量比の
顔料を使用したこと以外対照例2を繰り返した。
【0036】実施例3の固溶体と実施例4の対応する物
理的混合物との色特性の差を下記表1にまとめる。
【0037】実施例 5 75部の塩素含量48重量%の粗製ピグメント・グリー
ン7、および25部の塩素含量16重量%のテトラクロ
ロ銅フタロシアニンを実施例1のようにしてボール・ミ
ルに導入する。この混合物を混練し、混練した材料を希
薄水性スラリ中で安息香酸メチルで処理する。このバッ
チを水酸化ナトリウム50%水溶液で加水分解し、濾過
し、水洗して乾燥し、緑青色の色調を示し非常に良好な
顔料特性をもった顔料を得た。
【0038】図4に実施例5でつくった固溶体含量のX
線回折スペクトルを示す。
【0039】実施例 6(対照) 実施例5で固溶体をつくるのに用いたのと同じ重量比の
顔料を使用したこと以外対照例2を繰り返した。
【0040】実施例5の固溶体と実施例6の対応する物
理的混合物との色特性の差を下記表1にまとめる。
【0041】
【表1】 表1 固溶体と対応する物理的混合物との色特性の比較 成分の 固溶体 対応する 物理的混合物に 下地による 割 合 物理的 対する固溶体の 色調(3) (P.G.7 to (実施例 混合物 全体としての色調(2) (△H)Cl4CuPc)(1) 番号) (実施例番号) 25:75 3 4 濃い +3.91(青みが強い) 50:50 1 2 濃い +3.47(青みが強い) 75:25 5 6 濃い +1.23(青みが強い) (1)「P.G.7」はピグメント・グリーン7を表
し、「Cl4CuPc」は実施例に使用したテトラクロ
ロ銅フタロシアニンを示す。
【0042】(2)全体の色調(顔料の色の濃さ)の差
は目で見て評価した。
【0043】(3)下地による色調の差はハント・アソ
シエイテッド・ラボラトリーズ(Hunt Assoc
iated Laboratories)〔米国ヴァー
ジニア州フェアファックス(Fairfax)〕製のア
プライド・カラー・システム・スペクトラル・センサー
(Applied Color System Spe
ctral Sensor)を用いて測定した。
【0044】表1に掲げた各固溶体は対応する物理的混
合物よりも青味の多い色合いをもち、濃い全体の色調を
示す。全体の色調が濃いペイント、特に金属用ペイント
で有利である。
【0045】実施例 7 50部の塩素含量48重量%の粗製ピグメント・グリー
ン7、および50部の塩素含量16重量%のテトラクロ
ロ銅フタロシアニンを1500部の98〜100%硫酸
に加え、完全に溶解するまで室温において撹拌する。こ
の溶液を撹拌しながら20,000部の冷水中にゆっく
りと注ぎ、得られた沈澱を濾過し、酸がなくなるまで水
洗する。このプレスケークを6000部の水の中でスラ
リにし、4時間125℃に加熱した後冷却し、瀘過、水
洗、乾燥する。得られた粉末は光沢のあるトルコ石の色
調と優れた耐光性を示す。
【0046】実施例 8 50部の塩素含量48重量%の粗製ピグメント・グリー
ン7、および50部の塩素含量16重量%のテトラクロ
ロ銅フタロシアニンを600部の65%硫酸に加える。
含量を24時間室温において膨潤させる膨潤した顔料を
撹拌しながら20,000部の冷水中に注ぎ、得られた
沈澱を濾過し、酸がなくなるまで水洗する。このプレス
ケークを5000部の水の中でスラリにし、4時間12
5℃に加熱した後冷却し、瀘過、水洗、乾燥する。得ら
れた粉末は光沢のあるトルコ石の色調と優れた耐光性を
示す。
【0047】実施例 9 50部の塩素含量48重量%の粗製ピグメント・グリー
ン7、および50部の塩素含量16重量%のテトラクロ
ロ銅フタロシアニンを600部の塩化ナトリウムおよび
120部のプロピレングリコールに加え、強力水平混合
器中で捏和する。14時間捏和した後、顔料/塩混合物
を混合器から取り出し、過剰の水で洗滌して塩を溶解す
る。顔料を濾過し、洗滌して乾燥し、透明なトルコ石の
色調を示し非常に良好な顔料特性をもった粉末を得た。
【0048】実施例10 オクトクロロ銅フタロシアニ
ン(対照) フルカ・ヘミー社(Fluka Chemie AG)
(スイス)製のジクロロフタル酸二ナトリウムの混合物
80gを工業用トリクロロベンゼン440g中で30分
間撹拌し、得られた混合物を次に27gの硫酸無水物と
4時間室温で撹拌する。モリブデン酸無水物(3.0
g)をこの混合物に加え、この混合物を100℃に加熱
した後、120gの尿素および9.6gの塩化銅(I)
を加えた。この混合物を徐々に185℃に加熱し、さら
に6時間この温度に保つ。この反応混合物を100℃に
冷却し、濾過してメタノールで洗滌する。得られた材料
を水酸化ナトリウム50%水溶液100gを含む水1リ
ットル中で撹拌し、これを85℃で2.5時間加熱す
る。このスラリを濾過し、高温の水で洗滌し、塩酸を含
む水1リットルで再スラリ化する。固体分を濾過し、水
洗し、乾燥してオクトクロロ銅フタロシアニンを得た。
【0049】この材料は全塩素含量がほぼ同じであるに
もかかわらず、本発明の実施例1のトルコ石の色調をも
った固溶体顔料よりも青味がかった鈍い色合いをもって
いた。
【0050】実施例11 実施例1の含量の微粉末試料8gを下記の組成をもつ焼
成エナメル92g中に分散させる。
【0051】アロプラズ(AROPLAZ)(R)アルキ
ッド樹脂〔米国ニューヨーク州ホワイト・プラインズ
(White Plains)ライヒホールド・ケミカ
ルズ社(Reichhold Chemicals,I
nc.)製〕 33%。
【0052】レジミーン(RESIMENE)(R)BM
−7507メラミン樹脂〔米国ミズリー州セント・ルイ
ス(St.Louis)モンサント社(Monsant
oCompany)製〕 15%。
【0053】グリコールモノメチルエーテル 5%。
【0054】キシレン 34%。
【0055】ブタノール 13%。
【0056】分散を完了させた後、含量を混入したペイ
ントを金属箔に被覆する。被覆した試料を130℃で3
0分間焙焼する。被膜の耐光性は非常に良く、またラッ
カー被覆耐性も良好であった。
【0057】他の適当なアルキッド樹脂は合成または植
物性の脂肪酸、例えばココナツ油、ヒマシ油、リシネン
油、アマニ油等をベースにした生成物である。メラミン
樹脂の代わりに尿素樹脂を用いることもできる。
【0058】実施例12 熱可塑性成形品の製造 実施例1の顔料の試料0.2gを160℃で混合ミル中
において65gの安定化したPVCおよび35gのフタ
ル酸ジイソオクチル中に分散させ、次いでこの温度で混
練する。耐光性および移動耐性の非常に良いトルコ石色
のフィルムが得られた。
【0059】カプロラクタムの合成ポリアミド、または
アジピン酸とヘキサメチレンジアミンとの合成ポリアミ
ド、或いはテレフタル酸とエチレングリコールとのポリ
エステル縮合物を同様にして280〜300℃で(必要
に応じ窒素雰囲気中で)着色した。
【0060】実施例13 印刷インクの製造 実施例1の顔料35g、アマニ油65g、および乾燥剤
(ナフテン酸コバルト、蒸溜アルコール中50%)1g
を磨砕して印刷インクをつくった。この印刷インクは紙
に印刷した場合、青緑色のオフセット印刷を与え、これ
は高度の光沢と着色強度を示し、非常に良好な耐光性と
ラッカー被覆耐性をもっていた。
【0061】実施例14 金属ペイントの製造 12gのキシレン、4.1gの酢酸ブチル、0.7gの
ブタノール、および2:1酢酸ブチル/キシレン中にセ
ルロースアセトブチレートを含む20%溶液22.5g
中に実施例1の顔料6gを含む混合物を、直径2〜3m
mのガラス玉を含む振盪機の中で分散させる。この分散
物の中に飽和ポリエステル樹脂〔ハルス・アメリカ(H
uls America)社からダイナポール(DYN
APOL)(R)H700として市販されている)、
7.3gのメラミン樹脂、2:1酢酸ブチル/キシレン
中にセルロースアセトブチレートを含む20%溶液8.
7g、酢酸ブチル18g、ブタノール1.6g、および
キシレン9.7gを加え、さらに5分間振盪を続ける。
【0062】金属ペイントは、キシレン中にアルミニウ
ム・ペースト〔60%;シルバーライン・マヌファクチ
ャリング社(Silberline Manufact
uring Co.,Inc.)社製スパークル・シル
バー(SPARKLE SILVER)(R)5000A
R〕を含む分散物を顔料対アルミニウムの重量比を約8
0:12〜1:99にして加えることによりつくられ
る。
【0063】本発明の主な特徴及び態様は次の通りであ
る。 1.(a)1分子中に14〜16個の塩素原子を含み、
塩素含量が47〜50重量%の塩素化された銅フタロシ
アニン9〜10重量%、および(b)1分子中に3〜4
個の塩素原子を含み、塩素含量が15〜20重量%の塩
素化された銅フタロシアニン10〜90重量%の固溶体
から実質的に成り、そのX線回折図形が個々の該フタロ
シアニン成分のX線回折図形の和とは異なっている顔料
組成物。
【0064】2.成分(a)が75〜25重量%、成分
(b)が25〜75重量%使用されている上記第1項記
載の顔料組成物。
【0065】3.成分(a)の塩素含量が48重量%で
ある上記第1項記載の顔料組成物。
【0066】4.成分(b)の塩素含量が16重量%で
ある上記第1項記載の顔料組成物。
【0067】5.上記第1項記載の顔料組成物から成る
着色剤を含む着色された高分子材料。
【0068】6.上記第1項記載の顔料組成物から成る
着色剤をを含むペイント。
【0069】7.上記第1項記載の顔料組成物から成る
着色剤および分散した金属粒子を含む金属ペイント。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は種々の構成成分相対量を有する本発明の
固溶体のX線回折図形を示す。
【図2】図2は図1のX線回折図形を示す固溶体をつく
るのに使用された個々の成分の物理的混合物のX線回折
図形を示す。
【図3】図3は種々の構成成分相対量を有する本発明の
固溶体のX線回折図形を示す。
【図4】図4は種々の構成成分相対量を有する本発明の
固溶体のX線回折図形を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)1分子中に14〜16個の塩素原
    子を含み、塩素含量が47〜50重量%の塩素化された
    銅フタロシアニン90〜10重量%、および(b)1分
    子中に3〜4個の塩素原子を含み、塩素含量が15〜2
    0重量%の塩素化された銅フタロシアニン10〜90重
    量%の固溶体から実質的に成り、そのX線回折図形が個
    々の該フタロシアニン成分のX線回折図形の和とは異な
    っていることを特徴とする顔料組成物。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲第1項記載の顔料組成物
    から成る着色剤を含むことを特徴とする着色された高分
    子材料。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲第1項記載の顔料組成物
    から成る着色剤を含むことを特徴とする含むペイント。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲第1項記載の顔料組成物
    から成る着色剤および分散した金属粒子を含むことを特
    徴とする金属ペイント。
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