JPH05255709A - 金属もしくはセラミックスから選ばれた被接合材の接合方法およびこれに用いる接合剤 - Google Patents
金属もしくはセラミックスから選ばれた被接合材の接合方法およびこれに用いる接合剤Info
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- JPH05255709A JPH05255709A JP4088011A JP8801192A JPH05255709A JP H05255709 A JPH05255709 A JP H05255709A JP 4088011 A JP4088011 A JP 4088011A JP 8801192 A JP8801192 A JP 8801192A JP H05255709 A JPH05255709 A JP H05255709A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気中で金属の融解温度より低い温度でメタ
ライジングし、金属もしくはセラミックスから選ばれた
被接合材の接合を強固にする。 【構成】 金属もくしはセラミックスから選ばれた被接
合材に用いる接合剤7であり、この接合剤7は高分子8
中に分散させた粒子径100nm以下の金属もしくは金
属酸化物から選ばれた微粒子4と、この微粒子4より粒
子径の大きいNi、Co、Cr、Mo、Mnから選ばれ
た金属もしくはこれらの酸化物の添加粉末6とからな
る。
ライジングし、金属もしくはセラミックスから選ばれた
被接合材の接合を強固にする。 【構成】 金属もくしはセラミックスから選ばれた被接
合材に用いる接合剤7であり、この接合剤7は高分子8
中に分散させた粒子径100nm以下の金属もしくは金
属酸化物から選ばれた微粒子4と、この微粒子4より粒
子径の大きいNi、Co、Cr、Mo、Mnから選ばれ
た金属もしくはこれらの酸化物の添加粉末6とからな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属あるいはセラミック
スから選ばれた被接合物の接合方法およびこれに用いる
接合剤に係り、詳しくは粒子径100nm以下の金属も
しくは金属酸化物から選ばれた微粒子とこれより粒子径
の大きい金属もしくは金属酸化物の粉末を高分子層中に
均一に分散させた接合剤を用いて、金属同志、金属とセ
ラミックスあるいはセラミックス同志を接合する方法お
よび接合剤に関する。
スから選ばれた被接合物の接合方法およびこれに用いる
接合剤に係り、詳しくは粒子径100nm以下の金属も
しくは金属酸化物から選ばれた微粒子とこれより粒子径
の大きい金属もしくは金属酸化物の粉末を高分子層中に
均一に分散させた接合剤を用いて、金属同志、金属とセ
ラミックスあるいはセラミックス同志を接合する方法お
よび接合剤に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスは高耐熱性、高硬度という
特徴を有しているが、その反面、機械的・熱的衝撃に弱
い欠点がある。これを補うのに金属と組み合わせたり、
あるいは同じセラミックスでも特性の異なるものを組み
合わせると用途が拡大する。このようにセラミックス
と、セラミックスまたは金属との複合化技術(接合技
術)はセラミックス加工技術の重要な要素技術の1つに
なっている。
特徴を有しているが、その反面、機械的・熱的衝撃に弱
い欠点がある。これを補うのに金属と組み合わせたり、
あるいは同じセラミックスでも特性の異なるものを組み
合わせると用途が拡大する。このようにセラミックス
と、セラミックスまたは金属との複合化技術(接合技
術)はセラミックス加工技術の重要な要素技術の1つに
なっている。
【0003】ところで、セラミックス同志、セラミック
スと金属との接合方法としては、PbO、CaO、Al
2 O3 、MgOなどの金属酸化物を含むペースト物を接
合剤として用いる方法、あるいはTi系、Zr系、Be
系、TiH2 系などの活性金属を含んだペースト状の接
合剤を用いる方法、またMo−Mn系、Mo系、W系等
の高融点金属を被接合材表面でメタライジングし、その
表面にNiメッキ、そして金属ろうを付着し、更にもう
一方の被接合材表面にNiメッキした後、高温度で接合
する方法が使用されている。
スと金属との接合方法としては、PbO、CaO、Al
2 O3 、MgOなどの金属酸化物を含むペースト物を接
合剤として用いる方法、あるいはTi系、Zr系、Be
系、TiH2 系などの活性金属を含んだペースト状の接
合剤を用いる方法、またMo−Mn系、Mo系、W系等
の高融点金属を被接合材表面でメタライジングし、その
表面にNiメッキ、そして金属ろうを付着し、更にもう
一方の被接合材表面にNiメッキした後、高温度で接合
する方法が使用されている。
【0004】また、他の方法として高温でセラミックス
側をプラス極、金属側をマイナス極にして電圧を印加す
ることによりセラミックスと金属とを接合する直流電圧
印加法なども採用されている。
側をプラス極、金属側をマイナス極にして電圧を印加す
ることによりセラミックスと金属とを接合する直流電圧
印加法なども採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記金属酸化
物及び活性金属を含むペースト物を接合剤として用いる
接合方法では、セラミックスの種類を問わず強固な接合
が得られる反面、接合温度が高温であって接合剤に使用
される金属が酸化されやすいため、真空中または不活性
ガス中にて被接合材同志を接合しなければ強固な接合力
が得られない問題があった。
物及び活性金属を含むペースト物を接合剤として用いる
接合方法では、セラミックスの種類を問わず強固な接合
が得られる反面、接合温度が高温であって接合剤に使用
される金属が酸化されやすいため、真空中または不活性
ガス中にて被接合材同志を接合しなければ強固な接合力
が得られない問題があった。
【0006】また、Mo−Mn系の金属を用いる方法で
はメタライジング、メッキそして金属ろうを付着しなけ
ればならないために工数が多くなり、そして何よりもM
o−Mnの融点以上の高温度で金属をメタライジングす
る必要があった。本発明はこのような諸問題を解決する
ものであり、接合剤として金属または金属酸化物の微粒
子を高分子層中に分散させたものを使用することによ
り、空気中でも接合が可能となり、しかも金属の融解温
度よりはるかに低い温度で接合が可能になる金属もしく
はセラミックスから選ばれた被接合材の接合方法および
これに用いる接合剤を提供することを目的とする。
はメタライジング、メッキそして金属ろうを付着しなけ
ればならないために工数が多くなり、そして何よりもM
o−Mnの融点以上の高温度で金属をメタライジングす
る必要があった。本発明はこのような諸問題を解決する
ものであり、接合剤として金属または金属酸化物の微粒
子を高分子層中に分散させたものを使用することによ
り、空気中でも接合が可能となり、しかも金属の融解温
度よりはるかに低い温度で接合が可能になる金属もしく
はセラミックスから選ばれた被接合材の接合方法および
これに用いる接合剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の接合方法
では、高分子中に粒子径100nm以下の金属もしくは
金属酸化物から選ばれた微粒子を分散させた高分子複合
物に、Ni、Co、Cr、Mo、Mnから選ばれた金属
あるいはこれらの酸化物からなる添加粉末を混合した接
合剤を、金属、セラミックスから選ばれた被接合体の接
合面間に介在させ、空気中で前記複合物の高分子を分解
蒸着させた後、前記微粒子をメタライジングすることに
より金属、セラミックスから選ばれた被接合材を接合す
る方法にある。
では、高分子中に粒子径100nm以下の金属もしくは
金属酸化物から選ばれた微粒子を分散させた高分子複合
物に、Ni、Co、Cr、Mo、Mnから選ばれた金属
あるいはこれらの酸化物からなる添加粉末を混合した接
合剤を、金属、セラミックスから選ばれた被接合体の接
合面間に介在させ、空気中で前記複合物の高分子を分解
蒸着させた後、前記微粒子をメタライジングすることに
より金属、セラミックスから選ばれた被接合材を接合す
る方法にある。
【0008】また、本発明の接合剤は、金属もくしはセ
ラミックスから選ばれた被接合材に用いる接合剤とし
て、高分子中に分散させた粒子径100nm以下の金属
もしくは金属酸化物から選ばれた微粒子と、この微粒子
より粒子径の大きいNi、Co、Cr、Mo、Mnから
選ばれた金属もしくはこれらの酸化物の添加粉末からな
っている。尚、前記接合剤はフィルム、蒸着膜からなる
薄膜、あるいはペースト状であってもよい。
ラミックスから選ばれた被接合材に用いる接合剤とし
て、高分子中に分散させた粒子径100nm以下の金属
もしくは金属酸化物から選ばれた微粒子と、この微粒子
より粒子径の大きいNi、Co、Cr、Mo、Mnから
選ばれた金属もしくはこれらの酸化物の添加粉末からな
っている。尚、前記接合剤はフィルム、蒸着膜からなる
薄膜、あるいはペースト状であってもよい。
【0009】本発明によると、接合剤となる金属もしく
は金属酸化物からなる粒子径100nm以下の微粒子を
高分子中に分散させたものは、接合時空気中の雰囲気下
で高温にさらされても高分子が酸化分解されるため、微
粒子の焼結温度まで還元雰囲気状態におかれる。この還
元雰囲気中で金属微粒子がメタライジングされて被接合
材同志を強く接合することになる。また、前記微粒子は
超微粒子化した金属または金属酸化物であるため、焼結
温度を低下させる効果がある。そのため、本発明では通
常の金属融解温度より200〜400℃低い温度でも金
属微粒子をメタライジングすることが出来る。
は金属酸化物からなる粒子径100nm以下の微粒子を
高分子中に分散させたものは、接合時空気中の雰囲気下
で高温にさらされても高分子が酸化分解されるため、微
粒子の焼結温度まで還元雰囲気状態におかれる。この還
元雰囲気中で金属微粒子がメタライジングされて被接合
材同志を強く接合することになる。また、前記微粒子は
超微粒子化した金属または金属酸化物であるため、焼結
温度を低下させる効果がある。そのため、本発明では通
常の金属融解温度より200〜400℃低い温度でも金
属微粒子をメタライジングすることが出来る。
【0010】一方、Ni、Co、Cr、Mo、Mn等の
金属もしくはこれらの酸化物からなる添加粉末、もしく
はこれらの添加粉末を分散させた高分子を添加すること
により接合強度を向上することが出来る。これは、前記
添加粉末が被接合材との塗れ性を向上し、また接合時の
接合剤の流動を防止してメタライジング層を強化してい
るためである。
金属もしくはこれらの酸化物からなる添加粉末、もしく
はこれらの添加粉末を分散させた高分子を添加すること
により接合強度を向上することが出来る。これは、前記
添加粉末が被接合材との塗れ性を向上し、また接合時の
接合剤の流動を防止してメタライジング層を強化してい
るためである。
【0011】本発明で使用する接合剤は、まず高分子材
料を融解後、これにより生じた蒸発物を基材面の上で急
速固化して熱力学的に非平衡化した高分子層を形成し、
この高分子層の表面に金属膜を密着させた後、これを平
衡状態になるまで緩和させ、該金属層から微粒子化した
金属もしくは金属酸化物を高分子層内に浸透させると共
に分散させ、これを溶剤に溶かしてペースト物にしたも
のに、Ni、Co、Cr、Mo、Mnからなる金属もし
くは酸化物からなる添加粉末、あるいはこの添加粉末を
高分子に分散させたものを添加し、混合することにより
得ることが出来る。
料を融解後、これにより生じた蒸発物を基材面の上で急
速固化して熱力学的に非平衡化した高分子層を形成し、
この高分子層の表面に金属膜を密着させた後、これを平
衡状態になるまで緩和させ、該金属層から微粒子化した
金属もしくは金属酸化物を高分子層内に浸透させると共
に分散させ、これを溶剤に溶かしてペースト物にしたも
のに、Ni、Co、Cr、Mo、Mnからなる金属もし
くは酸化物からなる添加粉末、あるいはこの添加粉末を
高分子に分散させたものを添加し、混合することにより
得ることが出来る。
【0012】即ち、前記接合剤の製造方法は図1〜図5
に示すように、第1工程として高分子層を熱力学的に非
平衡な状態に成形することであり、この工程は、図1に
示すように具体的に例えば高分子材料を真空で加熱して
融解・蒸発させて基材1の上に高分子層2を固化する真
空蒸着方法、あるいは高分子材料を融解温度以上の温度
で融解し、この状態のまま直ちに液体窒素等に投入して
急冷して基材1の上に高分子層2を固化する融解急速固
化方法などがある。具体的には真空蒸着方法の場合に
は、公知の真空蒸着装置を使用して10-4〜10-6To
rrの真空度、蒸着速度0.1〜100μm/分、好ま
しくは0.5〜5μm/分で、ガラス等の基材1の上に
高分子層2を得ることが出来る。また、融解急速固化法
では高分子材料を融解し、高分子材料固有の臨界冷却速
度以上の冷却速度にて冷却する。具体的には、高分子層
2を液体窒素の中へ投入して高分子層を得る。このよう
にして得られた高分子層2は基材1の上に積層され、熱
力学的に非平衡状態におかれ、時間の経過と共に平衡状
態へ移行する。
に示すように、第1工程として高分子層を熱力学的に非
平衡な状態に成形することであり、この工程は、図1に
示すように具体的に例えば高分子材料を真空で加熱して
融解・蒸発させて基材1の上に高分子層2を固化する真
空蒸着方法、あるいは高分子材料を融解温度以上の温度
で融解し、この状態のまま直ちに液体窒素等に投入して
急冷して基材1の上に高分子層2を固化する融解急速固
化方法などがある。具体的には真空蒸着方法の場合に
は、公知の真空蒸着装置を使用して10-4〜10-6To
rrの真空度、蒸着速度0.1〜100μm/分、好ま
しくは0.5〜5μm/分で、ガラス等の基材1の上に
高分子層2を得ることが出来る。また、融解急速固化法
では高分子材料を融解し、高分子材料固有の臨界冷却速
度以上の冷却速度にて冷却する。具体的には、高分子層
2を液体窒素の中へ投入して高分子層を得る。このよう
にして得られた高分子層2は基材1の上に積層され、熱
力学的に非平衡状態におかれ、時間の経過と共に平衡状
態へ移行する。
【0013】ここで使用する高分子材料としては、熱可
塑性高分子であり、例えばナイロン6、ナイロン66、
ナイロン11、ナイロン12、ナイロン69、高密度ポ
リエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDP
E)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリ塩化ビ
ニル、ポリオキシメチレンなどが挙げられ、特に限定さ
れない。
塑性高分子であり、例えばナイロン6、ナイロン66、
ナイロン11、ナイロン12、ナイロン69、高密度ポ
リエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDP
E)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリ塩化ビ
ニル、ポリオキシメチレンなどが挙げられ、特に限定さ
れない。
【0014】続いて、前記熱力学的に平衡状態にある高
分子層2は、図2に示すように、その表面に金属層3を
付着させる工程へと移される。この工程では前記真空蒸
着装置によって金属層3を高分子層2に蒸着させるか、
もしくは金属箔、金属板を直接固化した高分子層2に密
着させる等の方法で金属層3を高分子層2に積層させ
る。その金属材料としては、金、銀、銅、鉄、亜鉛、セ
リウム等であり、特に限定されない。
分子層2は、図2に示すように、その表面に金属層3を
付着させる工程へと移される。この工程では前記真空蒸
着装置によって金属層3を高分子層2に蒸着させるか、
もしくは金属箔、金属板を直接固化した高分子層2に密
着させる等の方法で金属層3を高分子層2に積層させ
る。その金属材料としては、金、銀、銅、鉄、亜鉛、セ
リウム等であり、特に限定されない。
【0015】このようにして得られた金属層3と高分子
層2とが密着した複合物を加熱あるいは自然放置して高
分子層2を平衡状態へ移行させる。この工程では前記金
属付高分子層を恒温槽中で高分子材料の融解温度以下に
於いて緩和状態を促進させることが望ましい。その結
果、図3及び図4に示されるように金属層3の金属は粒
子径100nm以下、好ましくは50nm以下、より好
ましくは15nm以下の金属もしくは金属酸化物の微粒
子4となって高分子層2内へ拡散浸透し、この状態は高
分子層2が完全に緩和するまで続き、高分子層2に付着
している金属層3はその厚さも減少して最終的に無くな
る。従って、金属層3が全て金属もしくは金属酸化物の
微粒子4となって高分子層2に分散するためには、その
厚みを調節する必要がある。前記微粒子4は金、銀、プ
ラチナ等の金属と、Cu2 O、Fe3 O4 、ZnO等の
金属酸化物を含んでいる。
層2とが密着した複合物を加熱あるいは自然放置して高
分子層2を平衡状態へ移行させる。この工程では前記金
属付高分子層を恒温槽中で高分子材料の融解温度以下に
於いて緩和状態を促進させることが望ましい。その結
果、図3及び図4に示されるように金属層3の金属は粒
子径100nm以下、好ましくは50nm以下、より好
ましくは15nm以下の金属もしくは金属酸化物の微粒
子4となって高分子層2内へ拡散浸透し、この状態は高
分子層2が完全に緩和するまで続き、高分子層2に付着
している金属層3はその厚さも減少して最終的に無くな
る。従って、金属層3が全て金属もしくは金属酸化物の
微粒子4となって高分子層2に分散するためには、その
厚みを調節する必要がある。前記微粒子4は金、銀、プ
ラチナ等の金属と、Cu2 O、Fe3 O4 、ZnO等の
金属酸化物を含んでいる。
【0016】尚、この工程で高分子層2を加熱すると、
高分子層2が金属もしくは金属酸化物の粒子径によって
固有の着色を示し、金属もしくは金属酸化物の微粒子4
が高分子層2内へ浸透していることが判る。また、この
色は金属もしくは金属酸化物の種類、金属もしくは金属
酸化物の粒子径、高分子の種類により異なる。
高分子層2が金属もしくは金属酸化物の粒子径によって
固有の着色を示し、金属もしくは金属酸化物の微粒子4
が高分子層2内へ浸透していることが判る。また、この
色は金属もしくは金属酸化物の種類、金属もしくは金属
酸化物の粒子径、高分子の種類により異なる。
【0017】微粒子4を分散した高分子複合物5は、図
4に示すように微粒子4が凝集せずに独立した状態で分
離分散している。しかも、金属もしくは金属酸化物の微
粒子4が高分子層2に安定した状態で分散しているの
で、本発明の高分子複合物5は耐酸化性に優れ、導電性
等の物性値も安定し、しかも経時安定性に優れている。
4に示すように微粒子4が凝集せずに独立した状態で分
離分散している。しかも、金属もしくは金属酸化物の微
粒子4が高分子層2に安定した状態で分散しているの
で、本発明の高分子複合物5は耐酸化性に優れ、導電性
等の物性値も安定し、しかも経時安定性に優れている。
【0018】前記高分子複合物5中の金属もしくは金属
酸化物からなる微粒子4が0.1vol%以上、好まし
くは1vol%以上、より好ましくは5vol%以上で
あり、0.1vol%未満になると、接合界面での微粒
子のメタライジング層が均一に出来ないことがあって、
被接合材の接合が困難になる。
酸化物からなる微粒子4が0.1vol%以上、好まし
くは1vol%以上、より好ましくは5vol%以上で
あり、0.1vol%未満になると、接合界面での微粒
子のメタライジング層が均一に出来ないことがあって、
被接合材の接合が困難になる。
【0019】続いて、図5に示すように、上記高分子複
合物5はNi、Co、Cr、Mo、Mnから選ばれた粒
子径0.1〜100μmの金属もしくはこれらの酸化物
からなる添加粉末6、もしくはこの添加粉末6を分散し
た高分子と混合するが、この時の高分子複合物5はm−
クレゾール、1.2−ジクロロエタン、アセトン等に溶
かしたペースト物にしたものである。また、高分子複合
物5と添加粉末6もしくはこれを分散した高分子とを混
合したものを前記溶剤に溶かしてペースト状にすること
が出来る。
合物5はNi、Co、Cr、Mo、Mnから選ばれた粒
子径0.1〜100μmの金属もしくはこれらの酸化物
からなる添加粉末6、もしくはこの添加粉末6を分散し
た高分子と混合するが、この時の高分子複合物5はm−
クレゾール、1.2−ジクロロエタン、アセトン等に溶
かしたペースト物にしたものである。また、高分子複合
物5と添加粉末6もしくはこれを分散した高分子とを混
合したものを前記溶剤に溶かしてペースト状にすること
が出来る。
【0020】尚、接合剤7はペースト物が好ましいが、
フィルム等の固体であってもよい。固体の接合剤7は溶
剤に溶かしたペースト物にして、これを被接合材の接合
面へ付着させることが出来る。とりわけ、接合剤7のペ
ースト物では、微粒子4は溶剤中に溶けた高分子8の存
在によって凝集することなく均一に分散している。この
接合剤7は、金属もしくは金属酸化物の微粒子4とこれ
より粒子径の大きい添加粉末6の添加量の重量比は、微
粒子4が1に対して添加粉末6が0.1〜5である。
フィルム等の固体であってもよい。固体の接合剤7は溶
剤に溶かしたペースト物にして、これを被接合材の接合
面へ付着させることが出来る。とりわけ、接合剤7のペ
ースト物では、微粒子4は溶剤中に溶けた高分子8の存
在によって凝集することなく均一に分散している。この
接合剤7は、金属もしくは金属酸化物の微粒子4とこれ
より粒子径の大きい添加粉末6の添加量の重量比は、微
粒子4が1に対して添加粉末6が0.1〜5である。
【0021】このようにして接合剤7を被接合材間に介
在させた後、加熱して接合剤7の高分子8を分解蒸発し
て金属微粒子をメタライジングするが、この場合の加熱
温度は金属の融解温度より200〜400℃低い温度で
も該金属微粒子がメタライジングされ、その結果被接合
材同志が接合する。
在させた後、加熱して接合剤7の高分子8を分解蒸発し
て金属微粒子をメタライジングするが、この場合の加熱
温度は金属の融解温度より200〜400℃低い温度で
も該金属微粒子がメタライジングされ、その結果被接合
材同志が接合する。
【0022】その理由として、本発明において使用する
接合剤7中の金属もしくは金属酸化物からなる微粒子4
の粒子径が、通常の各種用途に使用されている金属微粒
子の粒子径に比べて1/10〜1/100程度小さいた
めに、前記微粒子4の焼結温度を低下させる効果があ
る。具体的には金(融解温度1063℃)、銅(融解温
度1083℃)を微粒子の素材とする場合には、この接
合剤は750℃の温度でもメタライジングされる。
接合剤7中の金属もしくは金属酸化物からなる微粒子4
の粒子径が、通常の各種用途に使用されている金属微粒
子の粒子径に比べて1/10〜1/100程度小さいた
めに、前記微粒子4の焼結温度を低下させる効果があ
る。具体的には金(融解温度1063℃)、銅(融解温
度1083℃)を微粒子の素材とする場合には、この接
合剤は750℃の温度でもメタライジングされる。
【0023】また、空気中の使用は困難とされているC
u2 Oの微粒子を含む高分子複合物を接合剤7として用
いると、高分子8中のCu2 Oは還元雰囲気状態によっ
てCuに還元されることになり被接合材を接合させる。
しかも、添加粉末6は被接合材との塗れ性を向上し、接
合時の流動を防止してメタライジング層を強化する。
u2 Oの微粒子を含む高分子複合物を接合剤7として用
いると、高分子8中のCu2 Oは還元雰囲気状態によっ
てCuに還元されることになり被接合材を接合させる。
しかも、添加粉末6は被接合材との塗れ性を向上し、接
合時の流動を防止してメタライジング層を強化する。
【0024】本発明において使用する被接合材として
は、Au、Ag、Cu、Ti、Ni、Mo、Mn、W、
Ta、Fe、Cr等の金属およびこれらの合金、またS
iC、Si3 N4 、Al2 O3 、ZrO2 、MgO、T
iN、SiO2 ガラス等のセラミックスである。被接合
材の組み合わせとしては金属同志、金属とセラミック
ス、あるいはセラミックス同志である。
は、Au、Ag、Cu、Ti、Ni、Mo、Mn、W、
Ta、Fe、Cr等の金属およびこれらの合金、またS
iC、Si3 N4 、Al2 O3 、ZrO2 、MgO、T
iN、SiO2 ガラス等のセラミックスである。被接合
材の組み合わせとしては金属同志、金属とセラミック
ス、あるいはセラミックス同志である。
【0025】
【作用】本発明によると、接合剤となる金属もしくは金
属酸化物からなる粒子径100nm以下の微粒子が高分
子中に分散しているため、接合時空気中の雰囲気下で高
温にさらされても高分子が微粒子の焼結温度またはこれ
までに酸化分解されるため、還元雰囲気状態におかれ
る。この還元雰囲気中で金属微粒子がメタライジングさ
れて被接合材同志を強く接合することになる。しかも、
前記微粒子は超微粒子化した金属または金属酸化物であ
るため、焼結温度を低下させる効果があって、通常の金
属融解温度より200〜400℃低い温度でも金属微粒
子をメタライジングすることが出来る。一方、Ni、C
o、Cr、Mo、Mn等の金属もしくはこれらの酸化物
からなる添加粉末、もしくはこれらの添加粉末を分散さ
せた高分子を添加することにより接合強度を向上するこ
とが出来る。これは、前記添加粉末が被接合材との塗れ
性を向上し、また接合時の接合剤の流動を防止してメタ
ライジング層を強化しているためである。
属酸化物からなる粒子径100nm以下の微粒子が高分
子中に分散しているため、接合時空気中の雰囲気下で高
温にさらされても高分子が微粒子の焼結温度またはこれ
までに酸化分解されるため、還元雰囲気状態におかれ
る。この還元雰囲気中で金属微粒子がメタライジングさ
れて被接合材同志を強く接合することになる。しかも、
前記微粒子は超微粒子化した金属または金属酸化物であ
るため、焼結温度を低下させる効果があって、通常の金
属融解温度より200〜400℃低い温度でも金属微粒
子をメタライジングすることが出来る。一方、Ni、C
o、Cr、Mo、Mn等の金属もしくはこれらの酸化物
からなる添加粉末、もしくはこれらの添加粉末を分散さ
せた高分子を添加することにより接合強度を向上するこ
とが出来る。これは、前記添加粉末が被接合材との塗れ
性を向上し、また接合時の接合剤の流動を防止してメタ
ライジング層を強化しているためである。
【0026】
【実施例】次に、本発明を具体的な実施例により更に詳
細に説明する。 実施例1 (接合剤の作成)真空蒸着装置により、まず所定のポリ
マーペレットをタングステンボード中に入れ、10-6T
orrに減圧する。次いで、電極間に電圧を印加してタ
ングステンボードを真空中で加熱して、ポリマーを融解
させ、取り付け台の上部に設置した基材(ガラス板)上
に、10-4〜10-6Torrの真空度で約1μm/分の
速度で厚さ約5μmの蒸着膜である高分子層を得た。こ
の高分子層の分子量は前記ペレットのそれの1/2〜1
/10程度になっている。更に、銅をタングステン線に
巻き付け加熱融解して10-4〜10-6Torrの真空下
で蒸着を行い、高分子層の上に銅蒸着膜を付着し、この
積層膜が付着したガラス板を真空蒸着装置から取り出
し、120℃に保持した恒温槽中に10分間放置して複
合物を得た。その結果、膜表面の金色が無くなり、膜全
体が透明赤色に変化した。
細に説明する。 実施例1 (接合剤の作成)真空蒸着装置により、まず所定のポリ
マーペレットをタングステンボード中に入れ、10-6T
orrに減圧する。次いで、電極間に電圧を印加してタ
ングステンボードを真空中で加熱して、ポリマーを融解
させ、取り付け台の上部に設置した基材(ガラス板)上
に、10-4〜10-6Torrの真空度で約1μm/分の
速度で厚さ約5μmの蒸着膜である高分子層を得た。こ
の高分子層の分子量は前記ペレットのそれの1/2〜1
/10程度になっている。更に、銅をタングステン線に
巻き付け加熱融解して10-4〜10-6Torrの真空下
で蒸着を行い、高分子層の上に銅蒸着膜を付着し、この
積層膜が付着したガラス板を真空蒸着装置から取り出
し、120℃に保持した恒温槽中に10分間放置して複
合物を得た。その結果、膜表面の金色が無くなり、膜全
体が透明赤色に変化した。
【0027】このように得られた試料を入射角0.5°
の薄膜X線回折装置(理学電気社製RINT1200)
を用いて、同試料のX線回折パターンを測定した。この
X線回折パターンでは、銅はCu2 O(酸化銅)に変化
し、この微粒子がナイロン11中に分散していることが
判った。
の薄膜X線回折装置(理学電気社製RINT1200)
を用いて、同試料のX線回折パターンを測定した。この
X線回折パターンでは、銅はCu2 O(酸化銅)に変化
し、この微粒子がナイロン11中に分散していることが
判った。
【0028】また、Cu2 Oの微粒子の粒子径を透過型
電子顕微鏡写真から観察すると、その平均粒子径は約1
0nmであり、また添加量は18vol%であった。ナ
イロン11中にCu2 Oを18vol%微粒化分散させ
た高分子複合物をm−クレゾールに重量比1:1で溶か
したペースト物にし、このペースト物に金属粉末(C
o、Cr、Ni)を表1に従って混合した物を接合剤と
して用いた。尚、Co粉、Cr粉、Ni粉の粒子径はそ
れぞれ2μm、10μm、1〜5μmであった。
電子顕微鏡写真から観察すると、その平均粒子径は約1
0nmであり、また添加量は18vol%であった。ナ
イロン11中にCu2 Oを18vol%微粒化分散させ
た高分子複合物をm−クレゾールに重量比1:1で溶か
したペースト物にし、このペースト物に金属粉末(C
o、Cr、Ni)を表1に従って混合した物を接合剤と
して用いた。尚、Co粉、Cr粉、Ni粉の粒子径はそ
れぞれ2μm、10μm、1〜5μmであった。
【0029】
【表1】
【0030】表1の配合物からなる接合剤をナイフを用
いて表2に示す被接合材の両面に塗付し、100℃で1
0分間大気中で乾燥させた後、500℃で10分間、荷
重100gを与えて被接合材を接合した。このサンプル
を支点間距離60mmの支持部に設置し、支点間の中央
部を曲げ速度1mm/minで押圧して3点曲げ強度で
測定した。
いて表2に示す被接合材の両面に塗付し、100℃で1
0分間大気中で乾燥させた後、500℃で10分間、荷
重100gを与えて被接合材を接合した。このサンプル
を支点間距離60mmの支持部に設置し、支点間の中央
部を曲げ速度1mm/minで押圧して3点曲げ強度で
測定した。
【0031】
【表2】
【0032】その結果を表3に示す。これによると、本
実施例の曲げ強度は比較例に比べて向上していることが
判る。
実施例の曲げ強度は比較例に比べて向上していることが
判る。
【0033】
【表3】
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明では、粒子径100
nm以下の金属もしくは金属酸化物から選ばれた微粒子
を分散させた高分子に、Ni、Co、Mo、Mnから選
ばれた金属あるいはこれらの酸化物からなる添加粉末、
もしくはこの添加粉末を高分子に分散させたものを混合
して得られた接合剤を金属あるいはセラミックスから選
ばれた被接合材に使用すると、たとえ空気中でかつ接合
温度を低下させても、前記複合物の高分子層を分解蒸発
させて微粒子をメタライジングすることにより、前記被
接合材をより強固に接合出来る効果を有している。
nm以下の金属もしくは金属酸化物から選ばれた微粒子
を分散させた高分子に、Ni、Co、Mo、Mnから選
ばれた金属あるいはこれらの酸化物からなる添加粉末、
もしくはこの添加粉末を高分子に分散させたものを混合
して得られた接合剤を金属あるいはセラミックスから選
ばれた被接合材に使用すると、たとえ空気中でかつ接合
温度を低下させても、前記複合物の高分子層を分解蒸発
させて微粒子をメタライジングすることにより、前記被
接合材をより強固に接合出来る効果を有している。
【図1】本発明において使用する接合剤の製造方法であ
って、基材の上に高分子を形成した後の状態を示す縦断
面図である。
って、基材の上に高分子を形成した後の状態を示す縦断
面図である。
【図2】高分子層の上に金属層を付着させた状態を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】金属層付高分子層を加熱した後の状態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明の接合剤を構成する高分子複合物の縦断
面図である。
面図である。
【図5】容器に入れたペースト状の接合剤の状態を示
す。
す。
1 基材 2 高分子層 3 金属層 4 微粒子 5 高分子複合物 6 添加粉末 7 接合剤 8 高分子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 良雄 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ 星ベルト式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 粒子径100nm以下の金属もしくは金
属酸化物から選ばれた微粒子を分散させた高分子複合物
に、Ni、Co、Cr、Mo、Mnから選ばれた金属あ
るいはこれらの酸化物からなる添加粉末を加えて得られ
た接合剤を、金属あるいはセラミックスから選ばれた被
接合材の接合面間に介在させ、空気中で前記複合物の高
分子を分解蒸発させた後、該微粒子をメタライジングし
てなることを特徴とする金属もしくはセラミックスから
選ばれた被接合材の接合方法。 - 【請求項2】 前記高分子複合物が薄膜である請求項1
記載の金属もしくはセラミックスから選ばれた被接合材
の接合方法。 - 【請求項3】 前記高分子複合物がペースト状である請
求項1記載の金属もしくはセラミックスから選ばれた被
接合材の接合方法。 - 【請求項4】 Ni、Co、Cr、Mo、Mnから選ば
れた金属あるいはこれらの酸化物からなる添加粉末を混
入した高分子と、粒子径100nm以下の金属もしくは
金属酸化物から選ばれた微粒子を分散させた高分子複合
物とを混合したものを用いることを特徴とする請求項1
記載の金属もしくはセラミックスから選ばれた被接合材
の接合方法。 - 【請求項5】 金属もくしはセラミックスから選ばれた
被接合材に用いる接合剤として、高分子中に分散させた
粒子径100nm以下の金属もしくは金属酸化物から選
ばれた微粒子と、この微粒子より粒子径の大きいNi、
Co、Cr、Mo、Mnから選ばれた金属もしくはこれ
らの酸化物の添加粉末からなることを特徴とする接合
剤。 - 【請求項6】 前記高分子複合物が溶剤に溶けた状態の
ペースト物である請求項5記載の接合剤。 - 【請求項7】 Ni、Co、Cr、Mo、Mnから選ば
れた金属あるいはこれらの酸化物からなる添加粉末は粒
子径が0.05〜100μmである請求項5記載の接合
剤。 - 【請求項8】 粒子径100nm以下の金属もしくは金
属酸化物から選ばれた微粒子とNi、Co、Cr、M
o、Mnから選ばれた金属あるいはこれらの酸化物の添
加粉末の添加量の重量比は、微粒子が1に対して添加粉
末が0.1〜5である請求項5記載の接合剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4088011A JP2794360B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 金属もしくはセラミックスから選ばれた被接合材の接合方法およびこれに用いる接合剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4088011A JP2794360B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 金属もしくはセラミックスから選ばれた被接合材の接合方法およびこれに用いる接合剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05255709A true JPH05255709A (ja) | 1993-10-05 |
JP2794360B2 JP2794360B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=13930904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4088011A Expired - Fee Related JP2794360B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 金属もしくはセラミックスから選ばれた被接合材の接合方法およびこれに用いる接合剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2794360B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101431174B1 (ko) * | 2012-05-25 | 2014-08-18 | 주식회사 케이씨씨 | 납재 페이스트 및 금속접합 세라믹스 회로기판 |
WO2016002741A1 (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-07 | 新日鉄住金化学株式会社 | ニッケル粒子組成物、接合材及びそれを用いた接合方法 |
JP2016069710A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 新日鉄住金化学株式会社 | ニッケル粒子組成物、接合材及び接合方法 |
JP2020100527A (ja) * | 2018-12-20 | 2020-07-02 | 三菱マテリアル株式会社 | 接合体の製造方法、及び、絶縁回路基板の製造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004107728A (ja) * | 2002-09-18 | 2004-04-08 | Ebara Corp | 接合材料及び接合方法 |
JP2004130371A (ja) * | 2002-10-11 | 2004-04-30 | Ebara Corp | 接合体 |
JP2005205696A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-08-04 | Ebara Corp | 接合用品 |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP4088011A patent/JP2794360B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101431174B1 (ko) * | 2012-05-25 | 2014-08-18 | 주식회사 케이씨씨 | 납재 페이스트 및 금속접합 세라믹스 회로기판 |
WO2016002741A1 (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-07 | 新日鉄住金化学株式会社 | ニッケル粒子組成物、接合材及びそれを用いた接合方法 |
JPWO2016002741A1 (ja) * | 2014-06-30 | 2017-04-27 | 新日鉄住金化学株式会社 | ニッケル粒子組成物、接合材及びそれを用いた接合方法 |
US10207373B2 (en) | 2014-06-30 | 2019-02-19 | Nippon Steel Chemical & Material Co., Ltd. | Nickel particle composition, bonding material, and bonding method in which said material is used |
JP2016069710A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 新日鉄住金化学株式会社 | ニッケル粒子組成物、接合材及び接合方法 |
JP2020100527A (ja) * | 2018-12-20 | 2020-07-02 | 三菱マテリアル株式会社 | 接合体の製造方法、及び、絶縁回路基板の製造方法 |
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---|---|
JP2794360B2 (ja) | 1998-09-03 |
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