JPH0525450A - 感圧性接着剤組成物および感圧性接着テープ、ラベルまたはシート - Google Patents
感圧性接着剤組成物および感圧性接着テープ、ラベルまたはシートInfo
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- JPH0525450A JPH0525450A JP17667091A JP17667091A JPH0525450A JP H0525450 A JPH0525450 A JP H0525450A JP 17667091 A JP17667091 A JP 17667091A JP 17667091 A JP17667091 A JP 17667091A JP H0525450 A JPH0525450 A JP H0525450A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】他の物性を損うことなく、離型紙の剥離強度が
小さい感圧性接着剤組成物および感圧性接着テープ、ラ
ベルまたはシートを提供する。 【構成】(メタ)アクリル系共重合体ベースに、不均化
ロジンエステルまたはテルペンフェノール樹脂と、フッ
素系界面活性剤と、イソシアネート系架橋剤を混合して
感圧性接着剤組成物とする。
小さい感圧性接着剤組成物および感圧性接着テープ、ラ
ベルまたはシートを提供する。 【構成】(メタ)アクリル系共重合体ベースに、不均化
ロジンエステルまたはテルペンフェノール樹脂と、フッ
素系界面活性剤と、イソシアネート系架橋剤を混合して
感圧性接着剤組成物とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、他の物性を損うことな
く、離型紙との剥離強度が小さい感圧性接着剤層を形成
する感圧性接着剤組成物、およびその感圧性接着剤組成
物を用いた感圧性接着テープ、ラベルまたはシートに関
するものである。
く、離型紙との剥離強度が小さい感圧性接着剤層を形成
する感圧性接着剤組成物、およびその感圧性接着剤組成
物を用いた感圧性接着テープ、ラベルまたはシートに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】アクリル系感圧性接着剤は、粘着力、凝
集力等の粘着性能、耐候性、耐油性等に優れているた
め、感圧性接着テープ、ラベルまたはシート用の感圧性
接着剤層を形成する接着剤として広く使用されている。
集力等の粘着性能、耐候性、耐油性等に優れているた
め、感圧性接着テープ、ラベルまたはシート用の感圧性
接着剤層を形成する接着剤として広く使用されている。
【0003】このようなアクリル系の感圧性接着テー
プ、ラベルまたはシート用の離型紙としては、通常、ポ
リエチレンラミネート紙にシリコン処理したものが使用
されるが、離型不良のトラブルが絶えなかった。
プ、ラベルまたはシート用の離型紙としては、通常、ポ
リエチレンラミネート紙にシリコン処理したものが使用
されるが、離型不良のトラブルが絶えなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような離型紙の離
型不良を解決する一手段として、アクリル系の感圧性接
着剤組成物中の主成分をなす(メタ)アクリル酸エステ
ル系ポリマーの性質を改善する方法が種々提案されてい
る。
型不良を解決する一手段として、アクリル系の感圧性接
着剤組成物中の主成分をなす(メタ)アクリル酸エステ
ル系ポリマーの性質を改善する方法が種々提案されてい
る。
【0005】例えば、(メタ)アクリル酸エステル系ポ
リマー中に、エチル(メタ)アクリレート、メチル(メ
タ)アクリレート等のガラス転移点を上昇させるような
モノマー成分を共重合させることが考えられるが、感圧
性接着剤層の耐寒性が悪くなるという問題点がある。
リマー中に、エチル(メタ)アクリレート、メチル(メ
タ)アクリレート等のガラス転移点を上昇させるような
モノマー成分を共重合させることが考えられるが、感圧
性接着剤層の耐寒性が悪くなるという問題点がある。
【0006】また、(メタ)アクリル酸エステル系ポリ
マー中に、アクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸等
のカルボキシル基含有モノマーの共重合割合を増加させ
ることが考えられるが、対オレフィン接着性が悪くなる
という問題点がある。
マー中に、アクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸等
のカルボキシル基含有モノマーの共重合割合を増加させ
ることが考えられるが、対オレフィン接着性が悪くなる
という問題点がある。
【0007】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、他の物性を損うことなく、離型紙との剥離強度が小
さい感圧性接着剤層を形成する感圧性接着剤組成物、お
よびその感圧性接着剤組成物を用いた感圧性接着テー
プ、ラベルまたはシートを提供することを目的としてな
されたものである。
し、他の物性を損うことなく、離型紙との剥離強度が小
さい感圧性接着剤層を形成する感圧性接着剤組成物、お
よびその感圧性接着剤組成物を用いた感圧性接着テー
プ、ラベルまたはシートを提供することを目的としてな
されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、アルキル基の炭素数が4〜18である(メタ)アク
リル酸エステルを主成分とする(メタ)アクリル系共重
合体、溶剤、架橋剤および必要に応じて粘着樹脂を含有
する感圧性接着剤組成物に対して、フッ素系界面活性剤
を含有せしめた感圧性接着剤組成物である。
は、アルキル基の炭素数が4〜18である(メタ)アク
リル酸エステルを主成分とする(メタ)アクリル系共重
合体、溶剤、架橋剤および必要に応じて粘着樹脂を含有
する感圧性接着剤組成物に対して、フッ素系界面活性剤
を含有せしめた感圧性接着剤組成物である。
【0009】本願の請求項2の発明は、請求項1の感圧
性接着剤組成物を用いた感圧性接着テープ、ラベルまた
はシートである。本願において使用される(メタ)アク
リル系共重合体は、アルキル基の炭素数が4〜18であ
る(メタ)アクリル酸エステルと、他の共重合可能なビ
ニル基を有するモノマーとの共重合体である。
性接着剤組成物を用いた感圧性接着テープ、ラベルまた
はシートである。本願において使用される(メタ)アク
リル系共重合体は、アルキル基の炭素数が4〜18であ
る(メタ)アクリル酸エステルと、他の共重合可能なビ
ニル基を有するモノマーとの共重合体である。
【0010】アルキル基の炭素数が4〜18である(メ
タ)アクリル酸エステルとしては、例えば、n−ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト、ヘキシル(メタ)アクリレート、2─エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレー
ト、イソノニル(メタ)アクリレート、オクチル(メ
タ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
タ)アクリル酸エステルとしては、例えば、n−ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト、ヘキシル(メタ)アクリレート、2─エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレー
ト、イソノニル(メタ)アクリレート、オクチル(メ
タ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0011】共重合可能なビニル基を有するモノマーと
しては、例えば、凝集力付与モノマーとしての、アクリ
ロニトリル、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イ
ソプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、イソボロニル(メタ)アクリレー
ト、スチレン、α─メチルスチレン、酢酸ビニル、N─
ビニル─2─ピロリドン、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、N─フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレ
イミド等が挙げられ、また、架橋性モノマーしての、ア
クリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、フマル酸等の
カルボキシル基含有モノマー、2─ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2─ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート等の水酸基含有モノマー、(メタ)ア
クリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド
等が挙げられる。
しては、例えば、凝集力付与モノマーとしての、アクリ
ロニトリル、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イ
ソプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、イソボロニル(メタ)アクリレー
ト、スチレン、α─メチルスチレン、酢酸ビニル、N─
ビニル─2─ピロリドン、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、N─フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレ
イミド等が挙げられ、また、架橋性モノマーしての、ア
クリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、フマル酸等の
カルボキシル基含有モノマー、2─ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2─ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート等の水酸基含有モノマー、(メタ)ア
クリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド
等が挙げられる。
【0012】本願において使用される溶剤としては、例
えば、トルエン、キシレン、酢酸エチル、アセトン、メ
チルエチルケトン、n−ヘキサン、シクロヘキサン等が
挙げられる。
えば、トルエン、キシレン、酢酸エチル、アセトン、メ
チルエチルケトン、n−ヘキサン、シクロヘキサン等が
挙げられる。
【0013】本願において使用される架橋剤としては、
例えば、イソシアネート系、エポキシ系、金属系、アジ
リジン系等の架橋剤が挙げられる。本願において必要に
応じて粘着樹脂を使用することができ、その具体例とし
ては、例えば、ロジン、ロジンエステル、不均化ロジ
ン、不均化ロジンエステル、ロジンマレイン酸、ロジン
マレイン酸エステル、ロジンフェノール等のロジン誘導
体およびロジン誘導体の水添物、ポリテルペン、テルペ
ンフェノール等のテルペン誘導体およびテルペン誘導体
の水添物、石油樹脂および水添石油樹脂、キシレン樹
脂、アルキルフェノール樹脂、シクロペンタジエン系樹
脂、クマロンインデン樹脂等が挙げられる。
例えば、イソシアネート系、エポキシ系、金属系、アジ
リジン系等の架橋剤が挙げられる。本願において必要に
応じて粘着樹脂を使用することができ、その具体例とし
ては、例えば、ロジン、ロジンエステル、不均化ロジ
ン、不均化ロジンエステル、ロジンマレイン酸、ロジン
マレイン酸エステル、ロジンフェノール等のロジン誘導
体およびロジン誘導体の水添物、ポリテルペン、テルペ
ンフェノール等のテルペン誘導体およびテルペン誘導体
の水添物、石油樹脂および水添石油樹脂、キシレン樹
脂、アルキルフェノール樹脂、シクロペンタジエン系樹
脂、クマロンインデン樹脂等が挙げられる。
【0014】本願において使用されるフッ素系界面活性
剤としては、例えば、フルオロアルキル(C2 〜C20)
カルボン酸、N−パーフルオロオクタンスルホニルグル
タミン酸ジナトリウム、3─〔フルオロアルキル(C6
〜C11)オキシ〕─1─アルキル(C3 〜C4 )スルホ
ン酸ナトリウム、3─〔ω─フルオロアルカノイル(C
6 〜C8 )─N−エチルアミノ〕─1─プロパンスルホ
ン酸ナトリウム、N─〔3─(パーフルオロオクタンス
ルホンアミド)プロピル〕─N,N─ジメチル─N−カ
ルボキシメチレンアンモニウムベタイン、パーフルオロ
アルキルカルボン酸(C7 〜C13)、パーフルオロオク
タンスルホン酸ジエタノールアミド、パーフルオロオク
タンスルホン酸ジエタノールアミド、パーフルオロアル
キル(C 4 〜C12)スルホン酸塩(Li,K,Na)、
N−プロピル─N−(2─ヒドロキシエチル)パーフル
オロオクタンスルホンアミド、パーフルオロアルキル
(C 6 〜C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアン
モニウム塩、パーフルオロアルキル(C6 〜C10)─N
−エチルスルホニルグリシン塩(K)、リン酸ビス(N
─パーフルオロオクチルスルホニル─N─エチルアミノ
エチル)、モノパーフルオロアルキル(C6 〜C16)エ
チルリン酸エステル等が挙げられる。
剤としては、例えば、フルオロアルキル(C2 〜C20)
カルボン酸、N−パーフルオロオクタンスルホニルグル
タミン酸ジナトリウム、3─〔フルオロアルキル(C6
〜C11)オキシ〕─1─アルキル(C3 〜C4 )スルホ
ン酸ナトリウム、3─〔ω─フルオロアルカノイル(C
6 〜C8 )─N−エチルアミノ〕─1─プロパンスルホ
ン酸ナトリウム、N─〔3─(パーフルオロオクタンス
ルホンアミド)プロピル〕─N,N─ジメチル─N−カ
ルボキシメチレンアンモニウムベタイン、パーフルオロ
アルキルカルボン酸(C7 〜C13)、パーフルオロオク
タンスルホン酸ジエタノールアミド、パーフルオロオク
タンスルホン酸ジエタノールアミド、パーフルオロアル
キル(C 4 〜C12)スルホン酸塩(Li,K,Na)、
N−プロピル─N−(2─ヒドロキシエチル)パーフル
オロオクタンスルホンアミド、パーフルオロアルキル
(C 6 〜C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアン
モニウム塩、パーフルオロアルキル(C6 〜C10)─N
−エチルスルホニルグリシン塩(K)、リン酸ビス(N
─パーフルオロオクチルスルホニル─N─エチルアミノ
エチル)、モノパーフルオロアルキル(C6 〜C16)エ
チルリン酸エステル等が挙げられる。
【0015】本願において使用されるフッ素系界面活性
剤の含有量は、(メタ)アクリル系共重合体、溶剤、架
橋剤および必要に応じて粘着樹脂を含有してなる感圧性
接着剤組成物の固形分100重量部に対して、好ましく
は0.001〜3重量部の範囲で使用され、より好まし
い範囲は0.01〜1重量部である。
剤の含有量は、(メタ)アクリル系共重合体、溶剤、架
橋剤および必要に応じて粘着樹脂を含有してなる感圧性
接着剤組成物の固形分100重量部に対して、好ましく
は0.001〜3重量部の範囲で使用され、より好まし
い範囲は0.01〜1重量部である。
【0016】
【作用】本発明の感圧性接着剤組成物は、フッ素系界面
活性剤を含有するので、感圧性接着剤層と離型紙の界面
にフッ素系界面活性剤のフッ素基が配向し、感圧性接着
剤層と離型紙との接着性を低下させることができる。
活性剤を含有するので、感圧性接着剤層と離型紙の界面
にフッ素系界面活性剤のフッ素基が配向し、感圧性接着
剤層と離型紙との接着性を低下させることができる。
【0017】本発明の感圧性接着テープ、ラベルまたは
シートは、上記の感圧性接着剤組成物を用いているの
で、感圧性接着剤層上に設けられた離型紙を容易に剥離
することができる。
シートは、上記の感圧性接着剤組成物を用いているの
で、感圧性接着剤層上に設けられた離型紙を容易に剥離
することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。実施例1
(1) (メタ)アクリル系共重合体の製造
2─エチルヘキシルアクリレート50重量部、n−ブチ
ルアクリレート47重量部、アクリル酸3重量部、2─
ヒドロキシエチルメタクリレート0.1重量部、酢酸エ
チル80重量部を、コンデンサーをつけた4口フラスコ
に仕込み、ベンゾイルパーオキサイド0.15重量部を
加え、常法により重合した。重合終了後冷却し、トルエ
ン42重量部を加えて希釈し、固形分濃度45%の均一
な(メタ)アクリル系共重合体ベース(B−1)溶液を
得た(表1参照)。
ルアクリレート47重量部、アクリル酸3重量部、2─
ヒドロキシエチルメタクリレート0.1重量部、酢酸エ
チル80重量部を、コンデンサーをつけた4口フラスコ
に仕込み、ベンゾイルパーオキサイド0.15重量部を
加え、常法により重合した。重合終了後冷却し、トルエ
ン42重量部を加えて希釈し、固形分濃度45%の均一
な(メタ)アクリル系共重合体ベース(B−1)溶液を
得た(表1参照)。
【0019】(2) 感圧性接着ラベルの製造
共重合体ベース(B−1)の固形分80重量部、不均化
ロジンエステル樹脂としての不均化ロジンのペンタエリ
スリトールエステル(軟化点115℃)20重量部、フ
ッ素系界面活性剤(三菱金属(株)製:商品名「EFT
OP EF─351」)0.2重量部、イソシアネート
系架橋剤(日本ポリウレタン(株)製:商品名「コロネ
ートL−55E」固形分55重量%)2重量部を攪拌混
合して感圧性接着剤組成物を得た。離型紙上に乾燥後の
感圧性接着剤層の厚みが25μmとなるようにドクター
ブレードにて塗布し、80℃で5分間乾燥し、25μm
のポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り合わせ、
感圧性接着ラベルを製造した。
ロジンエステル樹脂としての不均化ロジンのペンタエリ
スリトールエステル(軟化点115℃)20重量部、フ
ッ素系界面活性剤(三菱金属(株)製:商品名「EFT
OP EF─351」)0.2重量部、イソシアネート
系架橋剤(日本ポリウレタン(株)製:商品名「コロネ
ートL−55E」固形分55重量%)2重量部を攪拌混
合して感圧性接着剤組成物を得た。離型紙上に乾燥後の
感圧性接着剤層の厚みが25μmとなるようにドクター
ブレードにて塗布し、80℃で5分間乾燥し、25μm
のポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り合わせ、
感圧性接着ラベルを製造した。
【0020】(3) 物性の測定
この感圧性接着ラベルを、20℃、65%RHの恒温恒
湿室中で7日間養生し、PE粘着力、保持力、離型紙と
の剥離強度(セパ剥離力)、および耐寒性の物性を測定
した結果を表2に示す。
湿室中で7日間養生し、PE粘着力、保持力、離型紙と
の剥離強度(セパ剥離力)、および耐寒性の物性を測定
した結果を表2に示す。
【0021】なお、物性の測定は次の条件にて行った。
PE粘着力
JIS Z0237に準じて、ポリエチレン製板に試験
片を貼り合わせ、20分後の剥離強度を測定した。引張
速度は300mm/分で行った。
片を貼り合わせ、20分後の剥離強度を測定した。引張
速度は300mm/分で行った。
【0022】 保持力
JIS Z0237に準じて、SUS304試験板に試
験片を20×20mm接着面積で貼り合わせ、40℃の
オーブン内で20分間放置後、1kgの静荷重をかけ、
60分後のズレ距離もしくは落下時間を測定した。
験片を20×20mm接着面積で貼り合わせ、40℃の
オーブン内で20分間放置後、1kgの静荷重をかけ、
60分後のズレ距離もしくは落下時間を測定した。
【0023】 離型紙との剥離強度(セパ剥離力)
粘着ラベルを幅50mmにカットしたものを試験片と
し、万能引張試験機の両チャックにポリエチレンテレフ
タレートフィルムおよび離型紙をはさみ、20℃の温度
下でT字剥離強度を測定した。引張速度は300mm/
分で行った。
し、万能引張試験機の両チャックにポリエチレンテレフ
タレートフィルムおよび離型紙をはさみ、20℃の温度
下でT字剥離強度を測定した。引張速度は300mm/
分で行った。
【0024】 耐寒性
PE粘着力の試験法に準じて、貼り合せを0℃で行い、
0℃の雰囲気温度下で、PE粘着力を測定した。
0℃の雰囲気温度下で、PE粘着力を測定した。
【0025】実施例2
フッ素系界面活性剤を0.5重量部としたこと以外は、
実施例1と同様にして感圧性接着ラベルを製造し、物性
を測定した。その結果を表2に示す。
実施例1と同様にして感圧性接着ラベルを製造し、物性
を測定した。その結果を表2に示す。
【0026】実施例3
不均化ロジンエステル樹脂の代わりに、テンペルフェノ
ール樹脂(軟化点140℃)20重量部を混合したこと
以外は、実施例1と同様にして感圧性接着ラベルを製造
し、物性を測定した。その結果を表2に示す。
ール樹脂(軟化点140℃)20重量部を混合したこと
以外は、実施例1と同様にして感圧性接着ラベルを製造
し、物性を測定した。その結果を表2に示す。
【0027】実施例4
フッ素系界面活性剤を0.5重量部とし、不均化ロジン
エステル樹脂の代わりに、テンペルフェノール樹脂(軟
化点140℃)20重量部を混合したこと以外は、実施
例1と同様にして感圧性接着ラベルを製造し、物性を測
定した。その結果を表2に示す。
エステル樹脂の代わりに、テンペルフェノール樹脂(軟
化点140℃)20重量部を混合したこと以外は、実施
例1と同様にして感圧性接着ラベルを製造し、物性を測
定した。その結果を表2に示す。
【0028】比較例1
フッ素系界面活性剤を0重量部としたこと以外は、実施
例1と同様にして感圧性接着ラベルを製造し、物性を測
定した。その結果を表2に示す。
例1と同様にして感圧性接着ラベルを製造し、物性を測
定した。その結果を表2に示す。
【0029】比較例2
2─エチルヘキシルアクリレート50重量部、n─ブチ
ルアクリレート40重量部、アクリル酸10重量部、2
─ヒドロキシエチルメタクリレート0.1重量部、ラウ
リルメルカプタン0.01重量部、酢酸エチル80重量
部を用いて、実施例1と同様にして製造した(メタ)ア
クリル系共重合体ベース(B−2)溶液(表1参照)を
用い、フッ素系界面活性剤を0重量部としたこと以外
は、実施例1と同様にして感圧性接着ラベルを製造し、
物性を測定した。その結果を表2に示す。
ルアクリレート40重量部、アクリル酸10重量部、2
─ヒドロキシエチルメタクリレート0.1重量部、ラウ
リルメルカプタン0.01重量部、酢酸エチル80重量
部を用いて、実施例1と同様にして製造した(メタ)ア
クリル系共重合体ベース(B−2)溶液(表1参照)を
用い、フッ素系界面活性剤を0重量部としたこと以外
は、実施例1と同様にして感圧性接着ラベルを製造し、
物性を測定した。その結果を表2に示す。
【0030】比較例3
2─エチルヘキシルアクリレート20重量部、n−ブチ
ルアクリレート37重量部、エチルアクリレート40重
量部、アクリル酸3重量部、2─ヒドロキシエチルメタ
クリレート0.1重量部、ラウリルメルカプタン0.0
5重量部、酢酸エチル80重量部を用いて、実施例1と
同様にして製造した(メタ)アクリル系共重合体ベース
(B−3)溶液(表1参照)を用い、フッ素系界面活性
剤を0重量部としたこと以外は、実施例1と同様にして
粘着ラベルを製造し、物性を測定した。その結果を表2
に示す。
ルアクリレート37重量部、エチルアクリレート40重
量部、アクリル酸3重量部、2─ヒドロキシエチルメタ
クリレート0.1重量部、ラウリルメルカプタン0.0
5重量部、酢酸エチル80重量部を用いて、実施例1と
同様にして製造した(メタ)アクリル系共重合体ベース
(B−3)溶液(表1参照)を用い、フッ素系界面活性
剤を0重量部としたこと以外は、実施例1と同様にして
粘着ラベルを製造し、物性を測定した。その結果を表2
に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】表2から明らかな如く、本発明の実施例の
場合は、いずれも、PE粘着力、保持力、耐寒性を損う
ことなく、離型紙との剥離強度が低くなっている。これ
に対して、比較例の場合は、離型紙との剥離強度を低く
することができても、他の粘着物性が損われている。
場合は、いずれも、PE粘着力、保持力、耐寒性を損う
ことなく、離型紙との剥離強度が低くなっている。これ
に対して、比較例の場合は、離型紙との剥離強度を低く
することができても、他の粘着物性が損われている。
【0034】
【効果】本発明の感圧性接着剤組成物は、上記の如き構
成となされているので、他の物性を損うことなく、離型
紙と感圧性接着剤層の剥離強度が小さい感圧性接着テー
プ、ラベルまたはシートの感圧接着剤層を形成するため
の感圧性接着剤組成物として利用することができる。
成となされているので、他の物性を損うことなく、離型
紙と感圧性接着剤層の剥離強度が小さい感圧性接着テー
プ、ラベルまたはシートの感圧接着剤層を形成するため
の感圧性接着剤組成物として利用することができる。
【0035】本発明の感圧性接着テープ、ラベルまたは
シートは、上記の感圧性接着剤組成物を用いているの
で、感圧性接着剤層上に設けられた離型紙を容易に剥離
することができ、離型速度を要望される用途、例えば高
速ラベル打ち抜きや両面接着テープ等に好適に使用する
ことができる。
シートは、上記の感圧性接着剤組成物を用いているの
で、感圧性接着剤層上に設けられた離型紙を容易に剥離
することができ、離型速度を要望される用途、例えば高
速ラベル打ち抜きや両面接着テープ等に好適に使用する
ことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 アルキル基の炭素数が4〜18である
(メタ)アクリル酸エステルを主成分とする(メタ)ア
クリル系共重合体、溶剤、架橋剤および必要に応じて粘
着樹脂を含有する感圧性接着剤組成物に対して、フッ素
系界面活性剤を含有せしめることを特徴とする感圧性接
着剤組成物。 - 【請求項2】 請求項1の感圧性接着剤組成物を用いた
ことを特徴とする感圧性接着テープ、ラベルまたはシー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17667091A JPH0525450A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 感圧性接着剤組成物および感圧性接着テープ、ラベルまたはシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17667091A JPH0525450A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 感圧性接着剤組成物および感圧性接着テープ、ラベルまたはシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525450A true JPH0525450A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16017667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17667091A Pending JPH0525450A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 感圧性接着剤組成物および感圧性接着テープ、ラベルまたはシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525450A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11315270A (ja) * | 1998-05-06 | 1999-11-16 | Sekisui Chem Co Ltd | アクリル系シーリング材 |
JP2002105415A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Nippon Shokubai Co Ltd | 粘着製品および粘着剤 |
KR100525709B1 (ko) * | 1998-02-17 | 2005-12-30 | 주식회사 새 한 | 발포박리성 점착제 및 이를 이용한 점착필름 |
JP2012052086A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Cheil Industries Inc | アクリル系粘着剤組成物及びこれを含む偏光フィルム |
CN102585720A (zh) * | 2011-01-06 | 2012-07-18 | 日东电工株式会社 | 表面保护片 |
US8853315B2 (en) | 2010-05-26 | 2014-10-07 | Nitto Denko Corporation | Pressure-sensitive adhesive sheet |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP17667091A patent/JPH0525450A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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