JPH05247148A - メタクリレート‐ブタジエン‐スチレングラフトポリマー、ならびに低い黄色度、良好な透明度および向上した衝撃強さを有する前記グラフトポリマーとpvcのブレンド - Google Patents

メタクリレート‐ブタジエン‐スチレングラフトポリマー、ならびに低い黄色度、良好な透明度および向上した衝撃強さを有する前記グラフトポリマーとpvcのブレンド

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JPH05247148A
JPH05247148A JP4242876A JP24287692A JPH05247148A JP H05247148 A JPH05247148 A JP H05247148A JP 4242876 A JP4242876 A JP 4242876A JP 24287692 A JP24287692 A JP 24287692A JP H05247148 A JPH05247148 A JP H05247148A
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アイ−チュン・ウェイン・ワン
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 塩化ビニルポリマーの黄色度を増すことなく
透明度も損なわずに耐衝撃性を付与するメタクリレート
−ブタジエン−スチレングラフトポリマー(多段MB
S)組成物。 【構成】 共役ジオレフインをベースとするポリマーま
たはコポリマーと1種以上の架橋剤から誘導された任意
の単位とからなるポリマー性基体段階、および、アクリ
レートもしくはビニル芳香族のモノマーまたはこれらの
モノマーの混合物と1種以上の架橋剤から誘導された任
意の単位および/またはグラフト結合剤として機能する
単位とを含み基体ポリマーの存在下でグラフト重合した
少なくとも1つのポリマー性グラフト段階を含んでお
り、全グラフト段階での合計したアクリレートと全グラ
フト段階での合計したビニル芳香族との重量比が少なく
とも1.2:1であるゴムベースの多段MBS樹脂組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、すべてのグラフト段を
合わせた全体中に少なくとも1.2:1の重量比でアル
キル(メタ)アクリレートと芳香族ビニルモノマーを有
する多段のメタクリレート‐ブタジエン‐スチレン(M
BS)グラフトポリマー組成物、およびその製法に係
る。さらに特定的にいうと、塩化ビニルポリマーの黄色
度を増加させることなくしかもその透明度を損なうこと
なく塩化ビニルポリマーに優れた耐衝撃性を付与するこ
とができるMBS樹脂が提供される。
【0002】
【従来の技術】ブタジエンに富む基体上にグラフトした
(メタ)アクリル酸メチル、スチレン、アクリロニトリ
ルなどのグラフトポリマー(一般にMBS樹脂といわれ
る)が、塩化ビニルのポリマーまたはコポリマー(一般
にPVCといわれる)の衝撃強さを高める強化材として
有用であることは公知である。しかし、そのような改良
が達成される代わりに、得られるPVC成形品の白色度
または透明度が損なわれることが多い。したがって、本
発明の目的は、PVC固有の白色度と透明度を損なうこ
となく耐衝撃性を改良することができる塩化ビニルポリ
マー改良剤として有用なMBS樹脂を提供することであ
る。
【0003】いろいろなタイプの改良剤が使用されて来
ている。通常、これらの改良剤は比較的不相溶性である
とか改良剤と塩化ビニルポリマーとの反射率の差とかい
ったさまざまな理由から、ほとんどの改良剤は通常よく
使われる他の樹脂と比べてPVC固有の利点である透明
度や特に白色度のように良好な光学的性質を維持するこ
とができなかった。
【0004】ホゥィットワーズ(Whitworth) らの米国特
許第3,264,373号には、ブタジエン/アクリル
酸アルキルコポリマー上にメチル(メタ)アクリレート
をグラフトしたグラフトポリマーによって耐衝撃性が改
良された塩化ビニル組成物が開示されている。このアク
リル酸アルキルは熱変形温度が0℃未満である。英国特
許第1,251,403号明細書では、白色度を減少す
ることなくPVCの衝撃強さを改良するために、ブタジ
エンのポリマーまたはコポリマー10〜70重量%と、
第一のメチル(メタ)アクリレートおよび架橋剤、第二
のスチレン、第三のメチル(メタ)アクリレートおよび
任意の架橋剤のグラフトとからなるグラフトポリマー組
成物をブレンドしている。
【0005】ビア(Beer)の米国特許第3,444,26
9号では、ハロゲン化ビニルモノマーまたは共重合可能
なモノマー混合物と塩素化エチレンポリマーとのハロゲ
ン化ビニルグラフトコポリマーを、ブタジエンベースの
ゴム状コポリマー上でスチレン、メチル(メタ)アクリ
レートの混合物を一段階重合させて製造されたメタクリ
レート‐ブタジエン‐スチレン(MBS)‐型樹脂と組
み合わせている。このスチレンとメチル(メタ)アクリ
レートとの重量比は約2:1から約1:2までである。
【0006】アイダイド(Idide) らの米国特許第3,6
44,249号および第3,644,250号では、ポ
リ塩化ビニル樹脂組成物と、メチル(メタ)アクリレー
トとそれに続くスチレン、またはスチレンとそれに続く
メチル(メタ)アクリレートを、ブタジエン、アクリル
酸n‐ブチルおよびスチレンのエラストマーに三元系組
織に従ってグラフトさせたグラフトポリマーとを組合わ
せることによってポリ塩化ビニル樹脂組成物の透明度、
衝撃強さおよび/または表面光沢を改善しようとしてい
る。
【0007】タナカ(Tanaka)らの米国特許第3,65
2,483号では、特定の相対粘度を有するポリメチル
(メタ)アクリレートラテックスと共に共沈殿させたブ
タジエン‐スチレン‐メチル(メタ)アクリレートのグ
ラフトコポリマーを添加することによって塩化ビニルの
他の物理的・化学的性質は損なわないでその衝撃特性を
改善しようとしている。
【0008】タナカ(Tanaka)らの米国特許第3,65
7,390号によると、塩化ビニル樹脂の色透明性と耐
衝撃性を改良するために、さまざまな屈折率を有するM
BSタイプの樹脂の混合物が使用されている。タナカ(T
anaka)の米国特許第3,842,144号には、架橋さ
れたブタジエン/アクリレートゴムラテックス上に2つ
のグラフト段を連続二段階プロセスでグラフト重合させ
て得られた耐衝撃性改良剤を有するポリ塩化ビニルが開
示されている。グラフトモノマーの重量比の好ましい値
は開示されてない。
【0009】ラブ(Love)の米国特許第3,922,32
0号では、メチル(メタ)アクリレートとスチレンと
を、メチル(メタ)アクリレート単位15〜30%、ブ
タジエン単位40〜65%およびスチレン単位10〜4
0%の割合でポリブタジエンにグラフトすることにより
製造されたMBSタイプの改良剤とSAN樹脂とをポリ
塩化ビニル樹脂に配合することによって、衝撃強さと加
工特性が改良されることが発見された。
【0010】ショーベル(Chauvell)らの米国特許第4,
078,018号では、アクリル系モノマー、スチレン
モノマーおよび任意の架橋剤がグラフトされており凝集
粒径が0.1〜1ミクロンのブタジエンとアクリル酸ア
ルキルのポリマーが調製され、ポリ塩化ビニル組成物と
ブレンドされている。クライクメン(Clikemen)らの米国
特許第4,379,876号では、1,1,3‐トリス
‐(2‐メチル‐4‐ヒドロキシ‐5‐tert‐ブチ
ルフェノール)ブタンなどを添加することによってMB
Sタイプの樹脂が温和な酸化条件下で黄色化に対して抵
抗性になっている。塩化ビニルポリマーもこれらのMB
Sタイプの樹脂とブレンドされている。
【0011】またポリ塩化ビニルは、通常ハロゲン化ビ
ニルポリマーと相溶性のないモノアルケニル芳香族炭化
水素とアルカジエン系炭化水素の残基を含む熱可塑性ブ
ロックエラストマーを添加することによって変性された
MBSタイプの樹脂ともブレンドされている。ブロック
エラストマーと(メタ)アクリレートポリマーとの重量
比は約1:5から約5:1までの範囲である。ウィルシ
ャード(Wilschard) の米国特許第4,423,188号
には、得られる成形品が耐衝撃性であり、実質的に透明
または半透明であることが報告されている。
【0012】ゴールドマン(Goldman) の米国特許第4,
443,585号では、少なくとも70%のブタジエン
と少なくとも10%のアクリル酸C2 〜C8 アルキルの
第一段、少なくとも80%のスチレンの第二段、および
少なくとも50%のメチル(メタ)アクリレートと少な
くとも1%のアクリル酸C1 〜C4 アルキルの第三段を
有しており、第三段と第二段との比が少なくとも1:1
であるMBSタイプの樹脂組成物が製造されている。こ
れらのMBSタイプの樹脂もポリ塩化ビニル樹脂とブレ
ンドされている。
【0013】多段で製造されたブタジエン含量の高いM
BSタイプの樹脂は、タカキ(Takaki)らの米国特許第
4,508,876号により、塩化ビニルポリマーの透
明性を損なうことなくその耐衝撃性を改善することが判
明した。また、ホソイ(Hosoi) らの米国特許第4,62
4,987号には、成形品に耐溶剤性、透明性および耐
衝撃性を付与することができるとされている塩化ビニル
ポリマー組成物が開示されている。これらの組成物は、
主としてメチル(メタ)アクリレートからなる第一段と
主としてスチレンからなる第二段をブタジエン/スチレ
ンゴム基体上にグラフトすることによって製造されたM
BSタイプの樹脂を5〜50%含んでいる。この樹脂の
第一グラフト段は第一および第二のグラフト段の合計の
40〜80重量%であり、シード重合したSBRゴムの
平均粒径は1500オングストローム以上である。
【0014】さらに、塩化ビニル樹脂は、米国特許第
2,943,074号、同第3,287,443号、同
第3,445,416号、同第3,651,177号、
同第3,670,052号、同第3,772,409
号、同第3,907,928号および同第4,041,
106号ならびに英国特許第1,299,400号明細
書に見られるように各種の方法で製造されたさまざまな
MBSタイプの樹脂といろいろな量で組合されている。
【0015】以上挙げた組合せと組成物のいずれも、本
発明の組成物では見られない1つ以上の欠点をもってい
る。
【0016】
【発明の概要】本発明に従って、(a)共役ジオレフィ
ンをベースとするポリマーまたはコポリマー、および任
意に、1種以上の架橋剤から誘導された単位を含むポリ
マー性基体段、ならびに、(b)アクリレート、好まし
くはアルキル(メタ)アクリレート、もしくはビニル芳
香族のモノマー、アクリレート/ビニル芳香族コポリマ
ー、好ましくはアルキル(メタ)アクリレート/ビニル
芳香族コポリマー、または前記モノマーの任意の組合
せ、ならびに任意に、1種以上の架橋剤から誘導された
単位、グラフト結合剤として機能する単位、1種以上の
架橋剤から誘導された単位およびグラフト結合剤として
機能する同じかもしくは異なる1種以上の剤に由来する
単位、またはこれらの単位の任意の組合せを含み、前記
基体段の存在下でグラフト重合した少なくとも1つのポ
リマー性グラフト段からなり、全グラフト段での合計し
たアクリレート、好ましくはアルキル(メタ)アクリレ
ート、と全グラフト段での合計したビニル芳香族との重
量比が少なくとも1.2:1である、多段の、ゴムをベ
ースとする樹脂組成物が提供される。
【0017】さらに予期される好ましい態様の場合、基
体段は、共役ジオレフィン、少なくとも1種のビニル芳
香族のモノマー、および任意に、1種以上の架橋剤から
誘導された単位を含むコポリマーであり、グラフト段
(b)は、(i)アルキル(メタ)アクリレートもしく
は前記基体段のものと同じでも異なっていてもよいビニ
ル芳香族のモノマー、アルキル(メタ)アクリレート/
ビニル芳香族コポリマー、または前記モノマーの任意の
組合せ、ならびに任意に、1種以上の架橋剤から誘導さ
れた単位、グラフト結合剤として機能する単位、1種以
上の架橋剤から誘導された単位およびグラフト結合剤と
して機能する同じかもしくは異なる1種以上の剤に由来
する単位、またはこれらの単位の任意の組合せを含み、
前記基体段の存在下でグラフト重合したポリマー性の第
一グラフト段、任意に(ii)各々がそれぞれ独立し
て、前段のものと同じでも異なっていてもよいアルキル
(メタ)アクリレートもしくは前段のものと同じでも異
なっていてもよいビニル芳香族のモノマー、前段のもの
と同じでも異なっていてもよいアルキル(メタ)アクリ
レート/ビニル芳香族コポリマー、または前記モノマー
の任意の組合せ、ならびに任意に、1種以上の架橋剤か
ら誘導された単位、グラフト結合剤として機能する単
位、1種以上の架橋剤から誘導された単位およびグラフ
ト結合剤として機能する同じかもしくは異なる1種以上
の剤に由来する単位、またはこれらの単位の任意の組合
せを含み、前段(複数存在している場合はそのすべての
前段)の存在下でグラフト重合した1つ以上のポリマー
性の中間グラフト段、および、(iii)前段のものと
同じでも異なっていてもよいアルキル(メタ)アクリレ
ートもしくは前段のものと同じでも異なっていてもよい
ビニル芳香族のモノマー、前段のものと同じでも異なっ
ていてもよいアルキル(メタ)アクリレート/ビニル芳
香族コポリマー、または前記モノマーの任意の組合せ、
ならびに任意に、1種以上の架橋剤から誘導された単
位、グラフト結合剤として機能する単位、1種以上の架
橋剤から誘導された単位およびグラフト結合剤として機
能する同じかもしくは異なる1種以上の剤に由来する単
位、またはこれらの単位の任意の組合せを含み、前段
(複数存在している場合はそのすべての前段)の存在下
でグラフト重合したポリマー性の最終グラフト段を含ん
でおり、全グラフト段での合計したアルキル(メタ)ア
クリレートと全グラフト段での合計したビニル芳香族と
の重量比は少なくとも1.2:1である。
【0018】さらに、本発明では、上記のゴムをベース
とする多段の樹脂組成物を、耐衝撃性を改良し黄色度指
数を改善する量で含む変性した塩化ビニルのポリマーま
たはコポリマーも考えられる。本発明の別の局面では、
ゴムをベースとする多段樹脂組成物の製造方法であっ
て、(a)共役ジオレフィンをベースとするモノマー、
任意にこれと共重合可能な他のモノマー、および任意に
1種以上の架橋剤から誘導される単位を重合させること
によってポリマー性の基体段を準備し、(b)前記基体
段の存在下で、アルキル(メタ)アクリレートもしくは
ビニル芳香族のモノマー、アルキル(メタ)アクリレー
ト/ビニル芳香族コポリマー、または前記モノマーの任
意の組合せ、ならびに任意に、1種以上の架橋剤から誘
導される単位、グラフト結合剤として機能する単位、1
種以上の架橋剤から誘導される単位およびグラフト結合
剤として機能する同じかもしくは異なる1種以上の剤に
由来する単位、またはこれらの単位の任意の組合せから
なるポリマー性のグラフト段を少なくとも1つグラフト
重合させて(ただし、全グラフト段での合計したアルキ
ル(メタ)アクリレートと全グラフト段での合計したビ
ニル芳香族との重量比は少なくとも1.2:1である)
ゴムをベースとする多段の樹脂組成物を得ることからな
る方法も提供される。
【0019】この方法はさらに、(c)ゴムをベースと
する多段の樹脂組成物を単離する工程、および/または
(d)このゴムをベースとする多段の樹脂組成物を、塩
化ビニルのポリマーまたはコポリマーとその耐衝撃性を
改良し黄色度指数を改善する量で組合わせる工程を含む
ことができる。
【0020】
【詳細な説明】本発明のゴムをベースとする多段の樹脂
組成物は、一般にMBSタイプ(メタクリレート‐ブタ
ジエン‐スチレン)の樹脂と呼ばれるグラフトコポリマ
ーのグループに属する。ゴムラテックス基体は、共役ジ
オレフィン(好ましくはブタジエン)のホモポリマー
か、または共役ジオレフィンをベースとするコポリマ
ー、好ましくは、ブタジエンをベースとし、基体ポリマ
ー全体の100重量部に対して少なくとも40重量部の
ブタジエンベースのモノマーを有するコポリマーのいず
れからなることもできる。
【0021】共役ジオレフィン(好ましくはブタジエ
ン)と重合するのに適したモノマーとしては、アルケニ
ル芳香族化合物、好ましくはビニル芳香族化合物、たと
えばスチレン、ジビニルベンゼン、α‐メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、水素化スチレンなど、低級のアク
リル酸(C2 〜C12)アルキル、たとえばアクリル酸エ
チル、アクリル酸n‐プロピル、アクリル酸n‐ブチ
ル、アクリル酸2‐メチルブチル、アクリル酸3‐メチ
ルブチル、アクリル酸アミル、アクリル酸n‐ヘキシ
ル、アクリル酸2‐エチルヘキシルなど、低級の(C2
〜C12)アルキル(メタ)アクリレート、アクリロニト
リル類、オレフィン類、など、またはこれらの任意の組
合わせがある。
【0022】また基体はさらに、1種以上の架橋剤から
誘導された1つ以上の単位を含んでいることもできる。
架橋剤はそのままそっくり最終生成物中に導入されない
のが普通であり、それから誘導される単位のみが最終生
成物に含まれる。架橋は、ポリマー鎖を自身の重合状態
内で互いに結合させる1つ以上の分岐と説明される。適
切な架橋剤としては、ジビニルベンゼン、ジ(メタ)ア
クリレート、ジアクリレート、たとえばモノエチレング
リコール、ジエチレングリコールまたはポリエチレング
リコールのジアクリレート、これらの(メタ)アクリレ
ート、ジビニルサルファイド、ジビニルエーテル、アク
リル酸ビニル、ビニル(メタ)アクリレート、トリビニ
ルベンゼン、トリメチロールプロパン、トリ(メタ)ア
クリレート、シアヌル酸トリアリルおよびイソシアヌル
酸トリアリルがある。
【0023】基体はブタジエンとスチレンのコポリマー
からなるのが好ましく、ブタジエン、スチレンおよびジ
ビニルベンゼンのターポリマーからなるのが最も好まし
い。このコポリマー性の基体を構成するモノマーの相対
量は大きく変えることができるが、通常はブタジエン、
スチレンおよびジビニルベンゼンの合計100重量部を
基準にしてブタジエン成分が30〜100重量部であ
り、スチレン成分が0〜約70重量部であり、ジビニル
ベンゼン成分が0〜約5重量部である。特に、コポリマ
ー性の基体は、同じ基準で約50〜約90重量部のブタ
ジエン、約10〜約50重量部のスチレン、および0〜
約5重量部のジビニルベンゼンからなり、同じ基準で約
65〜約85重量部のブタジエン、約15〜約35重量
部のスチレン、および約0.5〜約2.0重量部のジビ
ニルベンゼンからなるのが最も好ましい。
【0024】基体は乳化重合を始めとして業界で公知の
いずれかの方法によって製造することができ、水性乳化
重合によって製造するのが好ましい。乳化重合は一般
に、少なくとも1種の遊離基開始剤と少なくとも1種の
乳化剤の存在下で行なわれる。適切な遊離基開始剤に
は、有機過酸化物、たとえばクミルヒドロペルオキシ
ド、ジイソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド、te
rt‐ブチルヒドロペルオキシド、ベンゾイルペルオキ
シド、ラウロイルペルオキシド、過酸化水素など、なら
びに過酸塩、たとえば過硫酸アンモニウムおよび過ホウ
酸アンモニウムが包含されるが、これらに限定されるこ
とはない。遊離基開始剤は、場合により、たとえばホル
ムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、メタ重亜硫酸
ナトリウム、脂肪族のアミンまたはポリアミン、メルカ
プタン類、硫酸第一鉄およびショ糖のような還元剤と組
合わせてもよい。通常、遊離基開始剤は、反応するモノ
マーの総重量を基準にして約0.01〜約5重量%の範
囲の量で添加する。
【0025】適切な乳化剤には、脂肪酸、アルキルスル
ホン酸、アルキルアリールスルホン酸、アルキルスルホ
コハク酸および樹脂酸(すなわち、水には不溶であるが
有機溶剤には可溶である樹脂の酸成分)のアルカリ金属
塩が包含されるが、これらに限定されることはない。一
般に、乳化剤は、反応させるモノマーの約0.5〜約5
重量%の範囲の量で添加する。
【0026】基体の重合は通常5〜90℃の温度で行な
われ、モノマーは同時、逐次または連続的に添加するこ
とができる。基体の架橋度はさまざまな程度にすること
ができる。高度の架橋が望まれる場合は重合のいずれか
の時点で1種以上の架橋剤モノマーを添加することがで
きる。低い架橋度が望ましい場合はアルキルメルカプタ
ンのような連鎖限定剤をモノマーの重量に対して約0.
01〜1.0重量%の範囲の量で添加することができ
る。
【0027】基体ラテックスは未凝集形態でも凝集形態
でも使用することができる。凝集では、重合とは異なる
プロセスによって或る量の基体粒子が大きくする。適切
な凝集法としては、高圧をかけたり、凍結融解作用にか
けたり、(塩酸、硫酸などによって)pH値を変えた
り、水溶性電解質を添加したり、あるいは、ポリビニル
アルコール、ポリメチルエーテルもしくはポリオキシエ
チレンのようなコロイドを基体ポリマーもしくはコポリ
マーの0.001〜2重量%の量、好ましくは同じ基準
で0.002〜0.5重量%の量で添加したりする。基
体が凝集型の場合、約10〜約80%が凝集しているの
が好ましい。また、基体粒子は体積平均直径が約60〜
約400nmの範囲であるのが好ましい。
【0028】グラフト段に使用するのに適した(メタ)
アクリレートモノマーはアルキル(メタ)アクリレート
モノマーが好ましく、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
および(メタ)アクリル酸ブチルのような低級(C2
12)アルキルの(メタ)アクリレートエステルが最も
好ましい。(メタ)アクリル酸メチルが特に好ましい。
【0029】グラフト段に使用するのに適したビニル芳
香族モノマーとしてはスチレン、ジビニルベンゼン、α
‐メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレ
ン、ハロゲン化スチレンがあり、スチレンが好ましい。
グラフト段に適した(メタ)アクリレート/ビニル芳香
族コポリマーの(メタ)アクリレート成分とビニル芳香
族成分は上記のものである。通常このコポリマーはメチ
ル(メタ)アクリレート/スチレンコポリマーであり、
中間段にあるコポリマーのメチル(メタ)アクリレート
とスチレンとの比は約1:2から約2:1までの範囲で
ある。
【0030】すべてのグラフト段のアルキル(メタ)ア
クリレートモノマーがメチル(メタ)アクリレートであ
るのが好ましく、またすべてのグラフト段におけるビニ
ル芳香族モノマーがスチレンであるのが好ましい。いず
れかのグラフト段階でメチル(メタ)アクリレート/ビ
ニル芳香族コポリマーをグラフトさせる場合、メチル
(メタ)アクリレート/スチレンコポリマーが好まし
い。
【0031】いかなる場合にも、また存在するグラフト
段の数に関わりなく、グラフト段全体の中には、個別の
グラフト成分としてであれ、またはグラフトコポリマー
の成分としてであれ、(メタ)アクリレートとビニル芳
香族の両方のモノマーが存在する必要がある。しかしな
がら、グラフト段が1つしかない場合を除き、各々のモ
ノマーが個々のグラフト段に存在する必要はない。重要
なことは、全グラフト段での合計した(メタ)アクリレ
ートと全グラフト段での合計したビニル芳香族との重量
比が少なくとも1.2:1であることであり、少なくと
も1.5:1であるのが好ましく、少なくとも2.0:
1であると最も好ましい。
【0032】グラフト段を1つ、2つ、3つ、またはそ
れ以上設けると耐衝撃性と黄色度特性のバランスがとれ
る。このグラフト段は、第一のグラフト段、中間のグラ
フト段1つ、および最終グラフト段からなるのが好まし
い。最も好ましい場合、本発明のゴムをベースとする多
段のグラフトポリマーのグラフト段は、メチル(メタ)
アクリレートの第一グラフト段、メチル(メタ)アクリ
レート/スチレンコポリマーの中間グラフト段、および
メチル(メタ)アクリレートかスチレンの最終グラフト
段を含む。
【0033】各グラフト段の量は大きく変化し得るが、
合計した全グラフト段の100重量部を基準にして、第
一のグラフト段が約20〜約100重量部であり、中間
のグラフト段(複数の場合は合計)が0〜約50重量部
であり、最終のグラフト段が0〜約80重量部であるの
が好ましい。最も好ましい場合は、合計した全グラフト
段の100重量部を基準にして、第一のグラフト段が約
35〜約65重量部であり、中間のグラフト段(複数の
場合は合計)と最終のグラフト段が約35〜約65重量
部である。
【0034】グラフト段にも有用な架橋剤は上記のもの
であり、存在していてもいなくてもよい。これらは所望
に応じて、また基体に関してすでに説明したようにして
添加することができる。グラフト結合剤も同様に添加す
ることができ、アリル(アルキル)アクリレート、シア
ヌル酸トリアリルおよびイソシアヌル酸トリアリルが包
含される。ここでも、グラフト結合剤は通常そのままそ
っくり最終生成物中に導入されるわけではなく、グラフ
ト結合剤として機能する単位のみが最終生成物中に組み
込まれる。グラフト化は、後の重合のための1つの分岐
と説明される。ある種のグラフト結合剤は架橋剤として
も機能するので、両方のタイプの単位の供給源として機
能する。一般に、本発明のゴムをベースとする多段の樹
脂組成物を製造するには、(a)共役ジオレフィンをベ
ースとするモノマー、任意にこれと共重合可能な他のモ
ノマー、および任意に1種以上の架橋剤から誘導される
単位を重合させることによってポリマー性の基体段を
得、(b)この基体段の存在下で、(メタ)アクリレー
ト(好ましくはアルキル(メタ)アクリレート)もしく
はビニル芳香族のモノマー、(メタ)アクリレート/ビ
ニル芳香族コポリマー(好ましくはアルキル(メタ)ア
クリレート/ビニル芳香族コポリマー)、または前記の
モノマーの任意の組合せ、ならびに任意に、1種以上の
架橋剤から誘導される単位、グラフト結合剤として機能
する単位、1種以上の架橋剤から誘導される単位および
グラフト結合剤として機能する同じかもしくは異なる1
種以上の剤に由来する単位、またはこれらの単位の任意
の組合せからなるポリマー性のグラフト段を少なくとも
1つグラフト重合させる。ただし、全グラフト段での合
計した(メタ)アクリレート(好ましくはアルキル(メ
タ)アクリレート)と全グラフト段での合計したビニル
芳香族との重量比は少なくとも1.2:1である。最も
好ましい場合、工程(b)は、(i)前記基体段の存在
下で、アルキル(メタ)アクリレートもしくは前記基体
段のものと同じでも異なっていてもよいビニル芳香族の
モノマー、アルキル(メタ)アクリレート/ビニル芳香
族コポリマー、またはこれらのモノマーの任意の組合
せ、ならびに任意に、1種以上の架橋剤から誘導される
単位、グラフト結合剤として機能する単位、1種以上の
架橋剤から誘導される単位およびグラフト結合剤として
機能する同じかもしくは異なる1種以上の剤に由来する
単位、またはこれらの単位の任意の組合せからなるポリ
マー性の第一グラフト段をグラフト重合させる工程、場
合により、(ii)あらゆる前段の存在下で、各々がそ
れぞれ独立して、前段のものと同じでも異なっていても
よいアルキル(メタ)アクリレートもしくは前段のもの
と同じでも異なっていてもよいビニル芳香族のモノマ
ー、前段のものと同じでも異なっていてもよいアルキル
(メタ)アクリレート/ビニル芳香族コポリマー、また
はこれらのモノマーの任意の組合せ、ならびに任意に、
1種以上の架橋剤から誘導される単位、グラフト結合剤
として機能する単位、1種以上の架橋剤から誘導される
単位およびグラフト結合剤として機能する同じかもしく
は異なる1種以上の剤に由来する単位、またはこれらの
単位の任意の組合せからなるポリマー性の中間グラフト
段を1つ以上グラフト重合させる任意工程、(iii)
あらゆる前段の存在下で、前段のものと同じでも異なっ
ていてもよいアルキル(メタ)アクリレートもしくは前
段のものと同じでも異なっていてもよいビニル芳香族の
モノマー、前段のものと同じでも異なっていてもよいア
ルキル(メタ)アクリレート/ビニル芳香族コポリマ
ー、またはこれらのモノマーの任意の組合せ、ならびに
任意に、1種以上の架橋剤から誘導される単位、グラフ
ト結合剤として機能する単位、1種以上の架橋剤から誘
導される単位およびグラフト結合剤として機能する同じ
かもしくは異なる1種以上の剤に由来する単位またはこ
れらの単位の任意の組合せからなるポリマー性の最終グ
ラフト段をグラフト重合させて(ただし、全グラフト段
での合計したアルキル(メタ)アクリレートと全グラフ
ト段での合計したビニル芳香族との重量比は少なくとも
1.2:1である)ゴムをベースとする多段の樹脂組成
物を得る工程からなる。この方法はさらに、(c)ゴム
をベースとする多段の樹脂組成物を単離する工程、およ
び/または(d)得られたゴムをベースとする多段の変
性剤を、塩化ビニルのポリマーまたはコポリマーと、耐
衝撃性を改良し黄色度指数を改良する量で組合わせる工
程を含んでいてもよい。
【0035】いずれのグラフト段のグラフト化も、当業
者に公知の方法のいずれか、好ましくは乳化法、最も好
ましくは前記の方法に類似する水性乳化法によって実施
される。グラフト化はいずれも、約0〜約100℃の範
囲の温度で行なう。グラフト化工程では開始剤が有用で
あることがあり、各グラフト段階で同じでも異なっても
よい。これらとしては1種またはそれ以上の過酸塩およ
び好ましい有機過酸化物を挙げることができ、有機また
は無機の還元剤と組合わせることが可能である。これら
はすべて前記した。この開始剤は、個々の工程または全
体でグラフトされるグラフトモノマーの重量を基準にし
て約0.01〜約4重量%の範囲の量で存在する。また
開始剤は、連続的に導入してもよいし、最初のグラフト
の開始時に一回で、あるいは各グラフト段階の開始時に
導入してもよい。同様に、還元剤を使用する場合、還元
剤は連続的に添加してもよいし、あるいは最初のグラフ
トの開始時にすべてを、または各グラフト段階の開始時
に添加してもよい。
【0036】塩化カリウム、塩化ナトリウムまたは硫酸
ナトリウムのような水溶性電解質をこの系に添加して、
ゴムをベースとする多段のグラフトポリマー粒子を凝集
させることができる。ゴムをベースとする多段ポリマー
は、ラテックスの形態のままで使用することもできる
し、噴霧によって分離することもできるし、あるいは塩
化カルシウム、ミョウバンまたは無機酸の添加によって
凝結させることもできる。ついで、減圧下で濾過し、洗
浄し、乾燥させ、または熱処理し、脱水し、洗浄し、乾
燥させて粉末を得る。
【0037】本発明のMBSタイプの水性ラテックス
は、このラテックスに塩か酸の水溶液を添加してグラフ
トポリマーを凝結させることによって粉末として得るこ
とができる。一般に、基体段と全部のグラフト段とを合
計した重量の100部を基準にして、基体段は約30〜
約90重量部であり、グラフト段全部の合計は約70〜
約10重量部である。基体段と全部のグラフト段とを合
計した重量の100部を基準にして、基体は約50〜約
80重量部で、グラフト段全部の合計は約20〜約50
重量部であるのが最も好ましい。
【0038】本発明のMBSタイプの樹脂組成物は、塩
化ビニル樹脂を変性するのに使用する場合特に有用であ
る。塩化ビニル樹脂は塩化ビニルのホモポリマーでもよ
いし、あるいは塩化ビニルと、塩化ビニルと共重合可能
な1種以上のモノマーの少量とのコポリマーでもよい。
このようなコポリマーにおいては、一般に、コポリマー
全体の100重量部を基準にして、コポリマーの少なく
とも約80重量部が塩化ビニルであり、共重合可能なモ
ノマーは約20重量部までである。
【0039】そのような塩化ビニルコポリマーを製造す
るには共重合可能な各種モノマーが使用できる。これら
の中には、塩化ビニリデン、酢酸ビニルおよびステアリ
ン酸ビニル、アクリル酸とメタクリル酸のエステル、オ
レフィン(たとえば、エチレン、プロピレン、イソブチ
レンなど)、ビニルアルキルエーテル(たとえば、ビニ
ルイソブチルエーテル、ビニルラウリルエーテルおよび
ビニルセチルエーテル)、アクリル酸およびメタクリル
酸、アクリロニトリルおよびメタクリロニトリル、フマ
ル酸ジエチル、無水マレイン酸、イタコン酸ジメチル、
N‐ビニルカルバゾール、またはこれらの混合物があ
る。さらに、塩化ビニル樹脂にはハロゲン化されたポリ
塩化ビニルなども包含される。
【0040】塩化ビニルポリマーの製法は業界でよく知
られている。たとえば、カーク‐オスマー(Kirk-Othme
r) 、「化学技術事典(Encyclopedia of Chemical Techn
ology) 」、第二版、インターサイエンス・パブリッシ
ャーズ(Interscience Publishers) 、第21巻、第36
9〜412頁(1970年)を参照されたい。本発明で
使用するのに適した好ましい塩化ビニルポリマーは、シ
クロヘキサノン100グラム中1グラムの濃度で25℃
で測定した相対粘度が約1.40から約2.80の範囲
である。相対粘度がこの範囲内に入るポリ塩化ビニルホ
モポリマーが特に好ましい。
【0041】一般に、塩化ビニルのポリマーまたはコポ
リマーと変性剤の合計重量の100部を基準にして、塩
化ビニルのポリマーまたはコポリマー成分が約1〜約9
9重量部であり、ゴムをベースとする多段の樹脂組成物
変性剤が約99〜約1重量部である。成分の合計100
重量部を基準にして、塩化ビニルのポリマーまたはコポ
リマーが約65〜約98重量部で、変性剤が約2〜約3
5重量部であるのが好ましく、同じ基準で、塩化ビニル
のポリマーまたはコポリマーが約85〜約95重量部
で、変性剤が約15〜約5重量部であると最も好まし
い。
【0042】本発明の範囲内の組成物を製造するには熱
可塑性ポリマーを混合するための従来の加工法を使用す
ることができる。たとえば、本発明の組成物は、当業者
には公知の条件下で、適切な混合装置、コニーダーまた
はエクストルーダーのいずれを使用しても製造すること
ができる。黄色度指数の改良は、透明度は維持したまま
で、全グラフト段での合計した(メタ)アクリレートと
全グラフト段での合計したビニル芳香族との重量比が
1.2:1未満であるゴムをベースとする多段の樹脂組
成物で変性された塩化ビニルのポリマーまたはコポリマ
ーと比較したときの黄色度指数の低下によって示され
る。
【0043】本発明の組成物を含むブレンドに特に言及
しておく。また、本発明のゴムをベースとする多段の組
成物または変性された塩化ビニル組成物は、当業者に公
知の常法によりモールド成形、カレンダー成形、押出し
成形、ブロー成形、または熱成形して物品にすることが
できる。さらに、本発明の組成物には、酸化防止剤、熱
安定剤、強化用充填材、可塑剤、難燃剤、顔料およびこ
れらの組合わせのような添加剤を添加してもよい。
【0044】
【実施例の記載】以下の実施例により、限定することな
く本発明を例示する。特に断わらない限り、部とあるの
はすべて重量部である。衝撃強さは、特に断わらない限
り、ASTMのD−256法に従った23℃での1/
4″ノッチ付きアイゾット(NI)で表わしてある。破
壊抵抗も延性/脆性比で示してある。黄色化は黄色度指
数(YI)で測定され、透明度は可視光領域での高い光
透過率として定義され、全透過率(透過%)は76%以
上である。
【0045】1つの段階のモノマー間にはシングルスラ
ツシュ(/)が使われており、段階間の分離を示す簡単
化した方法としてダブルスラッシュ(//)またはハイ
フン(‐)を使用する。重合しようとする第一段はダブ
ルスラッシュまたはハイフンの前に、後の段階はその後
に記載する。以下の実施例と表では次の略号を使用す
る。 B=ブタジエン、 CHP=クメンヒドロペルオキシド、 DVB=ジビニルベンゼン、 FeSO4 ・7H2 O=硫酸第一鉄七水和物、 MMA=(メタ)アクリル酸メチル、 Na3 ・EDTA=エチレンジアミン四酢酸三ナトリウ
ム塩、 PVC=ポリ(塩化ビニル)、 S=スチレン、 SFS=ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム。
【0046】これらの略号に続いて括弧に囲われている
数は重合に使用したモノマーの重量部を示している。A 法 基体を作成するために、ブタジエン50.0〜85.0
部、スチレン15.0〜50.0部、ジビニルベンゼン
0〜3.0部、過硫酸カリウム0.2〜0.8部、te
rt‐ドデシルメルカプタン0.2〜1.5部、オレイ
ン酸かラウリン酸0.4〜2.5部、水酸化カリウム
0.4〜3.0部、および脱イオン水150.0〜20
0.0部をオートクレーブに仕込んだ。当業者には知ら
れているように、各成分の正確な量はS/B/DVB
比、ならびに粒子サイズ、反射率、膨潤指数および安定
性の所望のパラメーターを達成するための反応器の校正
曲線に依存していた。
【0047】50〜70℃で11〜24時間重合を実施
して基体ラテックスを得た。後のグラフト化に先立って
極めて安定にするために石鹸すなわち電解質を追加して
加えた。B 法 ブタジエン75.5部、スチレン23.0部、ジビニル
ベンゼン1.5部、触媒分散液(開始剤のアゾビスイソ
ブチロニトリルを、乳化剤および分散助剤として使われ
るキサンタンタイプのガムと共に水性相中で攪拌したも
の)0.05部、オレイン酸カリウム3.0部、および
脱イオン水150.0部をオートクレーブに仕込んだ。
【0048】60℃で重合させた後70℃で約15時間
重合させて基体ラテックスを得た。C 法 ブタジエン71.0部、スチレン27.5部、ジビニル
ベンゼン1.5部、触媒分散液(開始剤のアゾビスイソ
ブチロニトリルを、乳化剤および分散助剤として使われ
るキサンタンタイプのガムと共に水性相中で攪拌したも
の)0.05部、オレイン酸カリウム3.0部、および
脱イオン水150.0部をオートクレーブに仕込んだ。
【0049】60℃で重合させた後70℃で約15時間
重合させて基体ラテックスを得た。D 法 ピロリン酸ナトリウム0.1部およびEDTAの三ナト
リウム塩0.1と共にオレイン酸カリウム3.5部を使
用して、スチレン/ブタジエン(S/B重量比=25:
75)100.0部を脱イオン水145.0部に乳化さ
せた。約55℃で過硫酸カリウム0.1部によって重合
を開始させた。重合の間温度を70℃に上げると共にオ
レイン酸カリウムを随時追加して加えた。
【0050】その後、ラテックスを平均直径200nm
(粒径分布は広い)まで凝集させて基体ラテックスを得
た。E 法 ポリ(塩化ビニル)樹脂[B221−RV;1.77、
オキシ・ケム(Oxy Chem)、バーウィン(Berwyn)、ペンシ
ルバニア州]100.0部、安定剤[アーガス・マーク
(Argus Mark)1414A]2.0部、加工助剤[K−1
20N、ローム・アンド・ハース(Rohm & Haas) 、フィ
ラデルフィア(Philadelphia)、ペンシルバニア州]2.
0部、潤滑剤[「E」ワックスが0.4部、ヘキスト(H
oechst)、サマービル(Somereville) 、ニュージャージ
ー州、XL165が0.5部、ヘキスト(Hoechst) 、お
よびロキショル(Loxiol)G60が0.4部、ヘンケル(H
enkel)、シンシナチ(Cincinnati)、オハイオ州]1.3
部、およびトナーマスターバッチ[B221 PVCが
99.25重量%、カルコ(Calco) オイルバイオレット
ZIRSが0.75重量%]0.075部を混合するこ
とによってPVCマスターバッチIを調製した。
【0051】F 法 ポリ(塩化ビニル)樹脂[オキシ(Oxy) 185、オキシ
・ケム(Oxy Chem)]100.0部、安定剤[アーガス・
マーク(Argus Mark)1414A]2.0部、加工助剤
[K−120N、ローム・アンド・ハース(Rohm & Haa
s) ]2.0部、潤滑剤[「E」ワックスが0.4部、
ヘキスト(Hoechst) 、XL165が0.5部、ヘキスト
(Hoechst) 、およびロキショル(Loxiol)G60が0.4
部、ヘンケル(Henkel)]1.3部、およびトナーマスタ
ーバッチ[B221 PVCが99.25重量%、カル
コ(Calco) オイルバイオレットZIRSが0.75重量
%]0.075部を混合することによってPVCマスタ
ーバッチIIを調製した。
【0052】実施例1 (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(22)/S
(13)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水15
6.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0053】5分後、(メタ)アクリル酸メチル/スチ
レンコモノマー(22:13)35.0部を54分間に
亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.3部を5
9分間に亙って供給した。添加完了後さらに1時間グラ
フト重合を続けてMBSラテックスを得た。このMBS
ラテックスに、ジアルキルフェノールサルファイド、酸
化防止剤およびジラウリルチオジプロピオネートからな
る安定剤パッケージ1.0部を加えた。得られた混合物
を硫酸で凝集させ、脱水し、乾燥させた。
【0054】このMBS組成物の組成を後記表1にまと
めて示す。比較例2 * (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(17.5)/
S(17.5)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水15
6.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0055】5分後、(メタ)アクリル酸メチル/スチ
レンコモノマー(17.5:17.5)35.0部を5
4分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.
3部を59分間に亙って供給した。添加完了後さらに1
時間グラフト重合を続けてMBSラテックスを得た。こ
のMBSラテックスに、ジアルキルフェノールサルファ
イド、酸化防止剤およびジラウリルチオジプロピオネー
トからなる安定剤パッケージ1.0部を加えた。得られ
た混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾燥させた。
【0056】このMBS組成物の組成を後記表1にまと
めて示す。実施例3 (B(49.07)/S(14.95)/DVB(0.98)//MMA(22)/S
(13)) B法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水15
6.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0057】5分後、(メタ)アクリル酸メチル/スチ
レンコモノマー(22:13)35.0部を54分間に
亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.3部を5
9分間に亙って供給した。添加完了後さらに1時間グラ
フト重合を続けてMBSラテックスを得た。このMBS
ラテックスに、ジアルキルフェノールサルファイド、酸
化防止剤およびジラウリルチオジプロピオネートからな
る安定剤パッケージ1.0部を加えた。得られた混合物
を硫酸で凝集させ、脱水し、乾燥させた。
【0058】このMBS組成物の組成を後記表1にまと
めて示す。実施例4 (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(22)/S
(13)) C法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水15
6.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0059】5分後、(メタ)アクリル酸メチル/スチ
レンコモノマー(22:13)35.0部を54分間に
亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.3部を5
9分間に亙って供給した。添加完了後さらに1時間グラ
フト重合を続けてMBSラテックスを得た。このMBS
ラテックスに、ジアルキルフェノールサルファイド、酸
化防止剤およびジラウリルチオジプロピオネートからな
る安定剤パッケージ1.0部を加えた。得られた混合物
を硫酸で凝集させ、脱水し、乾燥させた。
【0060】このMBS組成物の組成を後記表1にまと
めて示す。実施例5 (B(48.75)/S(16.25)//MMA(22)/S(13)) D法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水15
6.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0061】5分後、(メタ)アクリル酸メチル/スチ
レンコモノマー(22:13)35.0部を54分間に
亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.3部を5
9分間に亙って供給した。添加完了後さらに1時間グラ
フト重合を続けてMBSラテックスを得た。このMBS
ラテックスに、ジアルキルフェノールサルファイド、酸
化防止剤およびジラウリルチオジプロピオネートからな
る安定剤パッケージ1.0部を加えた。得られた混合物
を硫酸で凝集させ、脱水し、乾燥させた。
【0062】このMBS組成物の組成を後記表1にまと
めて示す。実施例6 (B(42.6)/S(16.5)/DVB(0.9)//MMA(26.7)//
S(13.3)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で60.0部の基体ラテックスを脱イオン水16
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0063】5分後、(メタ)アクリル酸メチル26.
7部を25分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を30分間に亙って供給した。この第一グ
ラフト段の重合は170°Fで30分間続けた。次い
で、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.0
75部を添加し、その5分後、スチレン13.3部を2
5分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.
1部を30分間に亙って供給することによって第二グラ
フト段の重合を開始した。添加完了後さらに1時間グラ
フト重合を続けてMBSラテックスを得た。
【0064】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。実施例7 (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(23.3)//
S(11.7)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水16
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0065】5分後、(メタ)アクリル酸メチル23.
3部を25分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を30分間に亙って供給した。この第一グ
ラフト段の重合は170°Fで30分間続けた。次い
で、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.0
75部を添加し、その5分後、スチレン11.7部を2
5分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.
1部を30分間に亙って供給することによって第二グラ
フト段の重合を開始した。添加完了後さらに1時間グラ
フト重合を続けてMBSラテックスを得た。
【0066】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。比較例8 * (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(17.5)//
S(17.5)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水16
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0067】5分後、(メタ)アクリル酸メチル17.
5部を25分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を30分間に亙って供給した。この第一グ
ラフト段の重合は170°Fで30分間続けた。次い
で、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.0
75部を添加し、その5分後、スチレン17.5部を2
5分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.
2部を30分間に亙って供給することによって第二グラ
フト段の重合を開始した。添加完了後さらに1時間グラ
フト重合を続けてMBSラテックスを得た。
【0068】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。比較例9 * (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(17.5)//
S(17.5)) C法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水16
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0069】5分後、(メタ)アクリル酸メチル17.
5部を25分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を30分間に亙って供給した。この第一グ
ラフト段の重合は170°Fで30分間続けた。次い
で、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.0
75部を添加し、その5分後、スチレン17.5部を2
5分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.
2部を30分間に亙って供給することによって第二グラ
フト段の重合を開始した。添加完了後さらに1時間グラ
フト重合を続けてMBSラテックスを得た。
【0070】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。比較例10 * (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//S(17.5)//MM
A(17.5)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水16
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0071】5分後、スチレン17.5部を25分間に
亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.1部を3
0分間に亙って供給した。この第一グラフト段の重合は
170°Fで30分間続けた。次いで、ホルムアルデヒ
ドスルホキシル酸ナトリウム0.075部を添加し、そ
の5分後、(メタ)アクリル酸メチル17.5部を25
分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.2
部を30分間に亙って供給することによって第二グラフ
ト段の重合を開始した。添加完了後さらに1時間グラフ
ト重合を続けてMBSラテックスを得た。
【0072】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。実施例11 (B(49.7)/S(19.25)/DVB(1.05)//MMA(20.0)//
S(10.0)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で70.0部の基体ラテックスを脱イオン水16
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0073】5分後、(メタ)アクリル酸メチル20.
0部を25分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を30分間に亙って供給した。この第一グ
ラフト段の重合は170°Fで30分間続けた。次い
で、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.0
75部を添加し、その5分後、スチレン10.0部を2
5分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.
1部を30分間に亙って供給することによって第二グラ
フト段の重合を開始した。添加完了後さらに1時間グラ
フト重合を続けてMBSラテックスを得た。
【0074】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。実施例12 (B(49.7)/S(19.25)/DVB(1.05)//MMA(20.0)//
S(10.0)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で70.0部の基体ラテックスを脱イオン水16
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0075】5分後、(メタ)アクリル酸メチル20.
0部を25分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を30分間に亙って供給した。この第一グ
ラフト段の重合は170°Fで30分間続けた。次い
で、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.0
75部を添加し、その5分後、スチレン10.0部を2
5分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.
1部を30分間に亙って供給することによって第二グラ
フト段の重合を開始した。添加完了後さらに1時間グラ
フト重合を続けてMBSラテックスを得た。
【0076】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。実施例13 (B(49.7)/S(19.25)/DVB(1.05)//MMA(20.0)//
S(10.0)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で70.0部の基体ラテックスを脱イオン水16
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0077】5分後、(メタ)アクリル酸メチル20.
0部を25分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を30分間に亙って供給した。この第一グ
ラフト段の重合は170°Fで30分間続けた。次い
で、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.0
75部を添加し、その5分後、スチレン10.0部を2
5分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキシド0.
1部を30分間に亙って供給することによって第二グラ
フト段の重合を開始した。添加完了後さらに1時間グラ
フト重合を続けてMBSラテックスを得た。
【0078】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。実施例14 (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(16.4)//
MMA(2.7)/S(2.3)//S(13.6)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水18
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0079】5分後、(メタ)アクリル酸メチル16.
4部を40分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を45分間に亙って供給した。この間温度
は136°Fから170°Fまで徐々に上がった。この
第一グラフト段の重合はさらに30分間続けた。ホルム
アルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.075部を添
加し、その5分後、(メタ)アクリル酸メチルおよびス
チレンコモノマー(2.7:2.3)5.0部を25分
間に亙って、さらにクメンヒドロペルオキシド0.05
部を30分間に亙って添加することによって第二段の重
合を開始した。この第二グラフト段の重合はさらに15
分間続けた。
【0080】次に、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナ
トリウム0.075部を添加し、その5分後、スチレン
13.6部を25分間に亙って、さらにクメンヒドロペ
ルオキシド0.15部を30分間に亙って添加すること
によって最終(第三)グラフト段の重合を開始した。こ
の最終(第三)グラフト段の重合をさらに60分間続け
てMBSラテックスを得た。
【0081】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。比較例15 * (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(15.0)//
MMA(2.5)/S(2.5)//S(15.0)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水18
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0082】5分後、(メタ)アクリル酸メチル15.
0部を40分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を45分間に亙って供給した。この間温度
は136°Fから170°Fまで徐々に上がった。この
第一グラフト段の重合はさらに30分間続けた。ホルム
アルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.075部を添
加し、その5分後、(メタ)アクリル酸メチルおよびス
チレンコモノマー(2.5:2.5)5.0部を25分
間に亙って、さらにクメンヒドロペルオキシド0.05
部を30分間に亙って添加することによって第二グラフ
ト段の重合を開始した。この第二グラフト段の重合はさ
らに15分間続けた。
【0083】次に、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナ
トリウム0.075部を添加し、その5分後、スチレン
15.0部を25分間に亙って、さらにクメンヒドロペ
ルオキシド0.15部を30分間に亙って添加すること
によって最終(第三)段の重合を開始した。この最終
(第三)グラフト段の重合をさらに60分間続けてMB
Sラテックスを得た。
【0084】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。実施例16 (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(17.2)//
MMA(2.8)/S(2.2)//S(13.1)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水18
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0085】5分後、(メタ)アクリル酸メチル17.
0部を40分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を45分間に亙って供給した。この間温度
は136°Fから170°Fまで徐々に上がった。この
第一グラフト段の重合をさらに30分間続けた。ホルム
アルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.075部を添
加し、その5分後、(メタ)アクリル酸メチルおよびス
チレンコモノマー(2.8:2.2)5.0部を25分
間に亙って、さらにクメンヒドロペルオキシド0.05
部を30分間に亙って添加することによって第二グラフ
ト段の重合を開始した。この第二グラフト段の重合をさ
らに15分間続けた。
【0086】次に、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナ
トリウム0.075部を添加し、その5分後、スチレン
13.0部を25分間に亙って、さらにクメンヒドロペ
ルオキシド0.15部を30分間に亙って添加すること
によって最終(第三)グラフト段の重合を開始した。こ
の最終(第三)グラフト段の重合をさらに60分間続け
てMBSラテックスを得た。このMBSラテックスに、
ジアルキルフェノールサルファイド、酸化防止剤および
ジラウリルチオジプロピオネートからなる安定剤パッケ
ージ1.0部を加えた。得られた混合物を硫酸で凝集さ
せ、脱水し、乾燥させた。
【0087】このMBS組成物の組成を後記表1にまと
めて示す。実施例17 (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(14.1)//
MMA(5.6)/S(4.4)//S(10.9)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水18
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0088】5分後、(メタ)アクリル酸メチル16.
4部を40分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を45分間に亙って供給した。この間温度
は136°Fから170°Fまで徐々に上がった。この
第一グラフト段の重合をさらに30分間続けた。ホルム
アルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.075部を添
加し、その5分後、(メタ)アクリル酸メチルおよびス
チレンコモノマー(5.6:4.4)10.0部を25
分間に亙って、さらにクメンヒドロペルオキシド0.1
部を30分間に亙って添加することによって第二グラフ
ト段の重合を開始した。この第二グラフト段の重合をさ
らに15分間続けた。
【0089】次に、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナ
トリウム0.075部を添加し、その5分後、スチレン
10.9部を25分間に亙って、さらにクメンヒドロペ
ルオキシド0.1部を30分間に亙って添加することに
よって最終(第三)グラフト段の重合を開始した。この
最終(第三)グラフト段の重合をさらに45分間続けて
MBSラテックスを得た。
【0090】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。実施例18 (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(17.5)//
MMA(2.9)/S(2.1)//S(12.5)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水18
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0091】5分後、(メタ)アクリル酸メチル17.
5部を40分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を45分間に亙って供給した。この間温度
は136°Fから170°Fまで徐々に上がった。この
第一グラフト段の重合をさらに30分間続けた。ホルム
アルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.075部を添
加し、その5分後、(メタ)アクリル酸メチルおよびス
チレンコモノマー(2.9:2.1)5.0部を25分
間に亙って、さらにクメンヒドロペルオキシド0.05
部を30分間に亙って添加することによって第二グラフ
ト段の重合を開始した。この第二グラフト段の重合をさ
らに15分間続けた。
【0092】次に、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナ
トリウム0.075部を添加し、その5分後、スチレン
12.5部を25分間に亙って、さらにクメンヒドロペ
ルオキシド0.15部を30分間に亙って添加すること
によって最終(第三)グラフト段の重合を開始した。こ
の最終(第三)グラフト段の重合をさらに60分間続け
てMBSラテックスを得た。
【0093】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。実施例19 (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(14.6)//
MMA(5.8)/S(4.2)//S(10.4)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水18
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0094】5分後、(メタ)アクリル酸メチル14.
6部を40分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を45分間に亙って供給した。この間温度
は136°Fから170°Fまで徐々に上がった。この
第一グラフト段の重合をさらに30分間続けた。ホルム
アルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.075部を添
加し、その5分後、(メタ)アクリル酸メチルおよびス
チレンコモノマー(5.8:4.2)10.0部を25
分間に亙って、さらにクメンヒドロペルオキシド0.1
部を30分間に亙って添加することによって第二グラフ
ト段の重合を開始した。この第二グラフト段の重合をさ
らに15分間続けた。
【0095】次に、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナ
トリウム0.075部を添加し、その5分後、スチレン
10.4部を25分間に亙って、さらにクメンヒドロペ
ルオキシド0.1部を30分間に亙って添加することに
よって最終(第三)グラフト段の重合を開始した。この
最終(第三)グラフト段の重合をさらに45分間続けて
MBSラテックスを得た。
【0096】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。実施例20 (B(49.7)/S(19.25)/DVB(1.05)//MMA(15.0)//
MMA(5.0)/S(2.5)//S(7.5)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で70.0部の基体ラテックスを脱イオン水18
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0097】5分後、(メタ)アクリル酸メチル15.
0部を40分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を45分間に亙って供給した。この間温度
は136°Fから170°Fまで徐々に上がった。この
第一グラフト段の重合をさらに30分間続けた。ホルム
アルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.075部を添
加し、その5分後、(メタ)アクリル酸メチルおよびス
チレンコモノマー(5.0:2.5)7.5部を25分
間に亙って、さらにクメンヒドロペルオキシド0.1部
を30分間に亙って添加することによって第二グラフト
段の重合を開始した。この第二グラフト段の重合をさら
に15分間続けた。
【0098】次に、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナ
トリウム0.075部を添加し、その5分後、スチレン
7.5部を25分間に亙って、さらにクメンヒドロペル
オキシド0.1部を30分間に亙って添加することによ
って最終(第三)グラフト段の重合を開始した。この最
終(第三)グラフト段の重合をさらに90分間続けてM
BSラテックスを得た。
【0099】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。実施例21 (B(49.7)/S(19.25)/DVB(1.05)//MMA(15.0)//
MMA(5.0)/S(2.5)//S(7.5)) A法に従って基体ラテックスを2つ作成した。次に、固
形分基準で35.0部の第一の基体ラテックスおよび3
5.0部の第二の基体ラテックスを脱イオン水182.
0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤パッ
ケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウムが
0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリウム
塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が0.
0075部)を加えた。
【0100】5分後、(メタ)アクリル酸メチル15.
0部を40分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を45分間に亙って供給した。この間温度
は136°Fから170°Fまで徐々に上がった。この
第一グラフト段の重合をさらに30分間続けた。ホルム
アルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.075部を添
加し、その5分後、(メタ)アクリル酸メチルおよびス
チレンコモノマー(2.7:2.3)7.5部を25分
間に亙って、さらにクメンヒドロペルオキシド0.01
部を30分間に亙って添加することによって第二グラフ
ト段の重合を開始した。この第二グラフト段の重合をさ
らに15分間続けた。
【0101】次に、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナ
トリウム0.075部を添加し、その5分後、スチレン
7.5部を25分間に亙って、さらにクメンヒドロペル
オキシド0.1部を30分間に亙って添加することによ
って最終(第三)グラフト段の重合を開始した。この最
終(第三)グラフト段の重合をさらに60分間続けてM
BSラテックスを得た。
【0102】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を後記表1にまとめ
て示す。実施例22 (B(46.15)/S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(21.6)//
S(11.7)//MMA(1.7)) A法に従って基体ラテックスを作成した。次に、固形分
基準で65.0部の基体ラテックスを脱イオン水18
2.0部で希釈し、pHを9.5に調節した。活性化剤
パッケージ(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ムが0.075部、エチレンジアミン四酢酸の三ナトリ
ウム塩が0.0225部、および硫酸第一鉄七水和物が
0.0075部)を加えた。
【0103】5分後、(メタ)アクリル酸メチル21.
6部を25分間に亙って供給し、クメンヒドロペルオキ
シド0.1部を30分間に亙って供給した。この間温度
は136°Fから170°Fまで徐々に上がった。この
第一グラフト段の重合をさらに30分間続けた。ホルム
アルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.075部を添
加し、その5分後、スチレン11.7部を25分間に亙
って、さらにクメンヒドロペルオキシド0.2部を30
分間に亙って添加することによって第二グラフト段の重
合を開始した。この第二グラフト段の重合をさらに60
分間続けた。
【0104】次に、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナ
トリウム0.075部を添加し、その5分後、(メタ)
アクリル酸メチル1.7部を5分間に亙って、さらにク
メンヒドロペルオキシド0.1部を10分間に亙って添
加することによって最終(第三)グラフト段の重合を開
始した。この最終(第三)グラフト段の重合をさらに8
0分間続けてMBSラテックスを得た。
【0105】このMBSラテックスに、ジアルキルフェ
ノールサルファイド、酸化防止剤およびジラウリルチオ
ジプロピオネートからなる安定剤パッケージ1.0部を
加えた。得られた混合物を硫酸で凝集させ、脱水し、乾
燥させた。このMBS組成物の組成を表1にまとめて示
す。 表 1 ゴムベースの多段樹脂の組成 実施例 * 基体段 ブタジエン 46.15 46.15 49.07 46.15 スチレン 17.87 17.87 14.95 17.87 ジビニルベンゼン 0.98 0.98 0.98 0.98 粒子の体積平均直径nm 186 186 118 129 第一グラフト段 MMA − S − MMA/S合計 35 35 35 35 (MMA/S比) (22/13) (17.5/17.5) (22/13) (22/13) 中間グラフト段 MMA − − − − S − − − − MMA/S合計 − − − − (MMA/S比) 最終グラフト段 MMA − − − − S − − − − MMA/S合計 − − − − (MMA/S比) グラフト段全体の 1.7:1.0 1.0:1.0 1.7:1.0 1.7:1.0 MMA/S比 表1(続き) ゴムベースの多段樹脂の組成 実施例 * 基体段 ブタジエン 48.75 42.6 46.15 46.15 スチレン 16.25 16.5 17.87 17.87 ジビニルベンゼン − 0.9 0.98 0.98 粒子の体積平均直径nm 200A 126 126 186 第一グラフト段 MMA 26.7 23.3 17.5 S − − − MMA/S合計 35 − − − (MMA/S比) (22/13) 中間グラフト段 MMA − − − − S − − − − MMA/S合計 − − − − (MMA/S比) 最終グラフト段 MMA − − − − S − 13.3 11.7 17.5 MMA/S合計 − − − − (MMA/S比) グラフト段全体の 1.7:1.0 2.0:1.0 2.0:1.0 1.0:1.0 MMA/S比 A 凝集 表1(続き) ゴムベースの多段樹脂の組成 実施例 * 10 * 11 12 基体段 ブタジエン 46.15 46.15 49.7 49.7 スチレン 17.87 17.87 19.25 19.25 ジビニルベンゼン 0.98 0.98 1.05 1.05 粒子の体積平均直径nm 129 186 126 186 第一グラフト段 MMA 17.5 − 20.0 20.0 S − 17.5 − − MMA/S合計 − − − − (MMA/S比) 中間グラフト段 MMA − − − − S − − − − MMA/S合計 − − − − (MMA/S比) 最終グラフト段 MMA − 17.5 − − S 17.5 − 10.0 10.0 MMA/S合計 − − − − (MMA/S比) グラフト段全体の 1.0:1.0 1.0:1.0 2.0:1.0 2.0:1.0 MMA/S比 表1(続き) ゴムベースの多段樹脂の組成 実施例 13 14 15 * 16 基体段 ブタジエン 49.7 46.15 46.15 46.15 スチレン 19.25 17.87 17.87 17.87 ジビニルベンゼン 1.05 0.98 0.98 0.98 粒子の体積平均直径nm 182 182 182 182 第一グラフト段 MMA 20.0 16.4 15.0 17.2 S − − − − MMA/S合計 − − − − (MMA/S比) 中間グラフト段 MMA − − − − S − − − − MMA/S合計 − 5.0 5.0 5.0 (MMA/S比) (2.7/2.3) (2.5/2.5) (2.8/2.2) 最終グラフト段 MMA − − − − S 10.0 13.6 15.0 13.1 MMA/S合計 − − − − (MMA/S比) グラフト段全体の 2.0:1.0 1.2:1.0 1.0:1.0 1.3:1.0 MMA/S比 表1(続き) ゴムベースの多段樹脂の組成 実施例 17 18 19 20 基体段 ブタジエン 46.15 46.15 46.15 49.7 スチレン 17.87 17.87 17.87 19.25 ジビニルベンゼン 0.98 0.98 0.98 1.05 粒子の体積平均直径nm 182 182 182 188 第一グラフト段 MMA 14.1 17.5 14.6 15.0 S − − − − MMA/S合計 − − − − (MMA/S比) 中間グラフト段 MMA − − − − S − − − − MMA/S合計 10.0 5.0 10.0 7.5 (MMA/S比) (5.6/4.4) (2.9/2.1) (5.8/4.2) (5.0/2.5) 最終グラフト段 MMA − − − − S 10.9 12.5 10.4 7.5 MMA/S合計 − − − − (MMA/S比) グラフト段全体の 1.3:1.0 1.4:1.0 1.4:1.0 2.0:1.0 MMA/S比 表1(続き) ゴムベースの多段樹脂の組成 実施例 21 22 基体段 ブタジエン 49.7 46.15 スチレン 19.25 17.87 ジビニルベンゼン 1.05 0.98 粒子の体積平均直径nm 185 188 第一グラフト段 MMA 15.0 21.6 S − − MMA/S合計 − − (MMA/S比) 中間グラフト段 MMA − − S − 11.7 MMA/S合計 7.5 − (MMA/S比) (5.0/2.5) 最終グラフト段 MMA − 1.7 S 7.5 − MMA/S合計 − − (MMA/S比) グラフト段全体のMMA/S比 2.0:1.0 2.0:1.0 実施例23 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例1の方法に従って製造したゴムをベ
ースとする多段の(MBS)樹脂(B(46.15)/
S(17.87)/DVB(0.98)//MMA(2
2)/S(13))の11.0部とを充分に混合したド
ライブレンドを325°Fで3分間ロール練りした。
【0106】切断した試験片を350°Fで保圧時間を
5分として圧縮成形した。次に、25トンの圧力をか
け、冷却をスタートさせた。次いで、引張り試験棒を切
出し、ノッチを付け、状態調節した後、10#ハンマー
でノッチ付きアイゾット衝撃強さを試験した。性質をま
とめて後記表2に示す。
【0107】実施例24 光学的性質を見るために、E法に従って調製したPVC
マスターバッチIの105.3部を、実施例1のMBS
樹脂の12.0部と乾燥状態で混合した。次に、このド
ライミックスを325°Fで8分間ロール練りした。直
径2.5インチにダイカッティングした試験片を圧力4
5,000ポンド、350°Fで圧縮成形した。この成
形した薄板のYI、全透過率および曇りを充分に校正さ
れたハンターメーター(Hunter Meter)D25P−9で試
験した。
【0108】性質をまとめて後記表2に示す。比較例25 * E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、比較例2*の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(46.15)/S(1
7.87)/DVB(0.98)//MMA(17.
5)/S(17.5))の11.0部とのドライブレン
ドを使用して実施例23の手順に従った。
【0109】性質をまとめて後記表2に示す。比較例26 * E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、比較例2*の方法に従って製造したMBS
樹脂の12.0部とのドライミックスを使用して実施例
24の手順に従った。
【0110】性質をまとめて後記表2に示す。実施例27 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例3の方法に従って製造したゴムをベ
ースとする多段の樹脂(B(49.07)/S(14.
95)/DVB(0.98)//MMA(22)/S
(13))の11.0部とのドライブレンドを使用して
実施例23の手順に従った。
【0111】性質をまとめて後記表2に示す。実施例28 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例3の方法に従って製造したMBS樹
脂の12.0部とのドライミックスを使用して実施例2
4の手順に従った。
【0112】性質をまとめて後記表2に示す。実施例29 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例4の方法に従って製造したゴムをベ
ースとする多段の樹脂(B(46.15)/S(17.
87)/DVB(0.98)//MMA(22)/S
(13))の11.0部とのドライブレンドを使用して
実施例23の手順に従った。
【0113】性質をまとめて後記表2に示す。実施例30 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例4の方法に従って製造したMBS樹
脂の12.0部とのドライミックスを使用して実施例2
4の手順に従った。
【0114】性質をまとめて後記表2に示す。実施例31 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例5の方法に従って製造したゴムをベ
ースとする多段の樹脂(B(48.75)/S(16.
25)//MMA(22)/S(13))の11.0部
とのドライブレンドを使用して実施例23の手順に従っ
た。
【0115】性質をまとめて後記表2に示す。実施例32 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例5の方法に従って製造したMBS樹
脂の12.0部とのドライミックスを使用して実施例2
4の手順に従った。
【0116】性質をまとめて後記表2に示す。実施例33 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例6の方法に従って製造したゴムをベ
ースとする多段の樹脂(B(42.6)/S(16.
5)/DVB(0.9)//MMA(26.7)//S
(13.3))の12.0部とのドライブレンドを使用
して実施例23の手順に従った。
【0117】性質をまとめて後記表2に示す。実施例34 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例7の方法に従って製造したゴムをベ
ースとする多段の樹脂(B(46.15)/S(17.
85)/DVB(0.98)//MMA(23.3)/
/S(11.7))の12.0部とのドライブレンドを
使用して実施例23の手順に従った。
【0118】性質をまとめて後記表2に示す。比較例35 * E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、比較例8*の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(46.15)/S(1
7.87)/DVB(0.98)//MMA(17.
5)//S(17.5))の11.0部とのドライブレ
ンドを使用して実施例23の手順に従った。
【0119】性質をまとめて後記表2に示す。比較例36 * E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、比較例8*の方法に従って製造したMBS
樹脂の12.0部とのドライミックスを使用して実施例
24の手順に従った。
【0120】性質をまとめて後記表2に示す。比較例37 * E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、比較例9*の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(45.16)/S(1
7.87)/DVB(0.98)//MMA(17.
5)//S(17.5))の12.0部とのドライブレ
ンドを使用して実施例23の手順に従った。
【0121】性質をまとめて後記表2に示す。比較例38 * E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、比較例10 * の方法に従って製造したゴム
をベースとする多段の樹脂(B(46.15)/S(1
7.87)/DVB(0.98)//S(17.5)/
/MMA(17.5))の12.0部とのドライブレン
ドを使用して実施例23の手順に従った。
【0122】性質をまとめて後記表2に示す。実施例39 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例11の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(49.7)/S(19.
25)/DVB(1.05)//MMA(20.0)/
/S(10.0))の12.0部とのドライブレンドを
使用して実施例23の手順に従った。
【0123】性質をまとめて後記表2に示す。実施例40 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例12の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(49.7)/S(19.
25)/DVB(1.05)//MMA(20.0)/
/S(10.0))の12.0部とのドライブレンドを
使用して実施例23の手順に従った。
【0124】性質をまとめて後記表2に示す。実施例41 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例13の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(49.7)/S(19.
25)/DVB(1.05)//MMA(20.0)/
/S(10.0))の12.0部とのドライブレンドを
使用して実施例23の手順に従った。
【0125】性質をまとめて後記表2に示す。実施例42 F法に従って調製したPVCマスターバッチIIの10
5.3部と、実施例14の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(46.15)/S(1
7.87)/DVB(0.98)//MMA(16.
4)//MMA(2.7)/S(2.3)//S(1
3.6))の12.0部とのドライブレンドを使用して
実施例23の手順に従った。
【0126】性質をまとめて後記表2に示す。比較例43 * F法に従って調製したPVCマスターバッチIIの10
5.3部と、比較例15 * の方法に従って製造したゴム
をベースとする多段の樹脂(B(46.15)/S(1
7.87)/DVB(0.98)//MMA(15.
0)//MMA(2.5)//S(15.0))の1
2.0部とのドライブレンドを使用して実施例23の手
順に従った。
【0127】性質をまとめて後記表2に示す。実施例44 F法に従って調製したPVCマスターバッチIIの10
5.3部と、実施例16の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(46.15)/S(1
7.87)/DVB(0.98)//MMA(17.
2)//MMA(2.8)/S(22)//S(13.
1))の12.0部とのドライブレンドを使用して実施
例23の手順に従った。
【0128】性質をまとめて後記表2に示す。実施例45 F法に従って調製したPVCマスターバッチIIの10
5.3部と、実施例17の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(46.15)/S(1
7.87)/DVB(0.98)//MMA(14.
1)//MMA(5.6)/S(4.4)//S(1
0.9))の12.0部とのドライブレンドを使用して
実施例23の手順に従った。
【0129】性質をまとめて後記表2に示す。実施例46 F法に従って調製したPVCマスターバッチIIの10
5.3部と、実施例18の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(46.15)/S(1
7.87)/DVB(0.98)//MMA(17.
5)//MMA(2.9)/S(2.1)//S(1
2.5))の12.0部とのドライブレンドを使用して
実施例23の手順に従った。
【0130】性質をまとめて後記表2に示す。実施例47 F法に従って調製したPVCマスターバッチIIの10
5.3部と、実施例19の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(46.15)/S(1
7.87)/DVB(0.98)//MMA(14.
6)//MMA(5.8)/S(4.2)//S(1
0.4))の12.0部とのドライブレンドを使用して
実施例23の手順に従った。
【0131】性質をまとめて後記表2に示す。実施例48 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例20の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(49.7)/S(19.
25)/DVB(1.05)//MMA(15.0)/
/MMA(5.0)/S(2.5)//S(7.5))
の12.0部とのドライブレンドを使用して実施例23
の手順に従った。
【0132】性質をまとめて後記表2に示す。実施例49 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例21の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(49.7)/S(19.
25)/DVB(1.05)//MMA(15.0)/
/MMA(5.0)/S(2.5)//S(7.5))
の12.0部とのドライブレンドを使用して実施例23
の手順に従った。
【0133】性質をまとめて後記表2に示す。実施例50 E法に従って調製したPVCマスターバッチIの10
5.3部と、実施例22の方法に従って製造したゴムを
ベースとする多段の樹脂(B(46.15)/S(1
7.87)/DVB(0.98)//MMA(21.
6)//S(11.7)//MMA(1.7))の1
2.0部とのドライブレンドを使用して実施例23の手
順に従った。
【0134】性質をまとめて後記表2に示す。実施例2
3、27〜34および39〜48を比較例25* 、26
* 、35* 〜38* および43* と比較すると明らかな
ように、本発明に従って製造した変性剤を使用すると、
透明なPVC樹脂組成物で良好な衝撃強さと低い黄色度
指数のバランスをとることができる。
【0135】さらに、衝撃強さと低黄色度のバランスを
とるには、ゴムをベースとする基体段上に三段階のグラ
フト化をする方が二段階のグラフト化より好ましく、ま
たこの二段階のグラフト化は一段階のグラフト化より好
ましいことが示されている。光学的性質と衝撃特性のバ
ランスのとれた性能は、メチル(メタ)アクリレートの
ホモポリマー段とスチレンのホモポリマー段との間にメ
チル(メタ)アクリレート/スチレンコポリマー段を設
ける三段階のグラフト化で最適になることが示されてい
る。
【0136】全グラフト段で合計したメタクリレート
(ここではメチル(メタ)アクリレート)と、全グラフ
ト段で合計したビニル芳香族(ここではスチレン)との
グラフト化重量比を2.0くらいの大きさに保つと、青
味がかった黄色度指数(−2.1)が達成される。この
比が少なくとも1.2であると黄色度指数が3.7未満
に維持されることが分かる。
【0137】本発明の組成物ではその変性剤の基体段も
またはグラフト段もいずれも各種タイプの架橋剤やグラ
フト結合剤が存在したりしなかったりすることができる
のであるから、前記比によって示される低い黄色度指数
または青味に影響を及ぼすことなくPVCの応力白化抵
抗性を調節することができる。 表 2 PVCとゴムベースの多段樹脂の組成物 実施例 23 24 25 * 26 * 組 成 PVC マスターバッチIA 105.3 105.3 105.3 105.3 マスターバッチIIB −− −− −− −− 多段ゴムベース樹脂 11.0C 12.0C 11.0D 12.0D グラフト段の 1.7:1.0 1.7:1.0 1.0:1.0 1.0:1.0 全MMA:S比 衝撃特性 1/4″アイゾット 3.3 − 3.0 − (ft-lbs/in.) D/B比 0:6 − 0:6 − 光学特性 透過率% − 80.0 − 81.7 YI − 0.4 − 3.9 表2(続き) PVCとゴムベースの多段樹脂の組成物 実施例 27 28 29 30 組 成 PVC マスターバッチIA 105.3 105.3 105.3 105.3 マスターバッチIIB −− −− −− −− 多段ゴムベース樹脂 11.0E 12.0E 11.0F 12.0F グラフト段の 1.7:1.0 1.7:1.0 1.7:1.0 1.7:1.0 全MMA:S比 衝撃特性 1/4″アイゾット 2.9 − 4.8 − (ft-lbs/in.) D/B比 0:6 − 1:5 − 光学特性 透過率% − 80.0 − 80.4 YI − 0.4 − 0.4 表2(続き) PVCとゴムベースの多段樹脂の組成物 実施例 31 32 33 34 組 成 PVC マスターバッチIA 105.3 105.3 105.3 105.3 マスターバッチIIB −− −− −− −− 多段ゴムベース樹脂 11.0G 12.0G 12.0H 12.0I グラフト段の 1.7:1.0 1.7:1.0 2.0:1.0 2.0:1.0 全MMA:S比 衝撃特性 1/4″アイゾット 4.9 − 9.2 4.8 (ft-lbs/in.) D/B比 1:5 − 4:2 1:5 光学特性 透過率% − 75.7 82.5 82.1 YI − 0.4 1.4 1.4 表2(続き) PVCとゴムベースの多段樹脂の組成物 実施例 35 * 36 * 37 * 38 * 組 成 PVC マスターバッチIA 105.3 105.3 105.3 105.3 マスターバッチIIB −− −− −− −− 多段ゴムベース樹脂 11.0J 12.0J 12.0K 12.0L グラフト段の 1.0:1.0 1.0:1.0 1.0:1.0 1.0:1.0 全MMA:S比 衝撃特性 1/4″アイゾット 11.6 − 6.1 17.9 (ft-lbs/in.) D/B比 3/3 − 1:5 6:0 光学特性 透過率% − 82.3 82.8 82.8 YI − 5.4 4.4 7.1 表2(続き) PVCとゴムベースの多段樹脂の組成物 実施例 39 40 41 42 組 成 PVC マスターバッチIA 105.3 105.3 105.3 −− マスターバッチIIB −− −− −− 105.3 多段ゴムベース樹脂 12.0M 12.0N 12.0O 12.0P グラフト段の 2.0:1.0 2.0:1.0 2.0:1.0 1.2:1.0 全MMA:S比 衝撃特性 1/4″アイゾット 3.6 16.2 13.6 22.3 (ft-lbs/in.) D/B比 0:6 5:1 5:1 6:0 光学特性 透過率% 81.9 79.6 79.8 87.9 YI 0.8 −1.9 −0.2 3.7 表2(続き) PVCとゴムベースの多段樹脂の組成物 実施例 43 * 44 45 46 組 成 PVC マスターバッチIA −− −− −− −− マスターバッチIIB 105.3 105.3 105.3 105.3 多段ゴムベース樹脂 12.0Q 12.0R 12.0S 12.0T グラフト段の 1.0:1.0 1.3:1.0 1.3:1.0 1.4:1.0 全MMA:S比 衝撃特性 1/4″アイゾット 24.7 22.9 20.2 23.9 (ft-lbs/in.) D/B比 6:0 6:0 6:0 6:0 光学特性 透過率% 88.2 87.9 87.2 87.4 YI 5.8 3.5 2.4 2.9 表2(続き) PVCとゴムベースの多段樹脂の組成物 実施例 47 48 49 50 組 成 PVC マスターバッチIA −− 105.3 105.3 105.3 マスターバッチIIB 105.3 −− −− −− 多段ゴムベース樹脂 12.0U 12.0V 12.0W 12.0X グラフト段の 1.4:1.0 2.0:1.0 2.0:1.0 2.0:1.0 全MMA:S比 衝撃特性 1/4″アイゾット 22.5 22.2 18.5 18.4 (ft-lbs/in.) D/B比 6:0 6:0 5:1 5:1 光学特性 透過率% 86.8 77.9 82.1 82.7 YI 2.5 −2.1 −1.7 −1.3表2注 A マスターバッチI−ポリ(塩化ビニル)樹脂[B
221−RV,1.77、フーカー・ケミカルズ(Hooke
r Chemicals)]100.0部、安定剤[アーガス・マー
ク(Argus Mark)1414A]2.0部、加工助剤(K−
120N)2.0部、潤滑剤[0.4部の「E」ワック
ス、ヘキスト(Hoechst) 、0.5部のXL165、ヘキ
スト(Hoechst) 、および0.4部のロキショル(Loxiol)
G60、ヘンケル(Henkel)]1.3部、およびトナーマ
スターバッチ[99.25重量%のB221 PVC、
0.75重量%のカルコ(Calco) オイルバイオレットZ
IRS]0.075部−(E法)。B マスターバッチII−ポリ(塩化ビニル)樹脂[オ
キシ(Oxy) 185、オキシ・ケム(Oxy Chem)]100.
0部、安定剤[アーガス・マーク(Argus Mark)1414
A]2.0部、加工助剤[K−120N、ローム・アン
ド・ハース(Rohm& Haas) ]2.0部、潤滑剤[0.4
部の「E」ワックス、ヘキスト(Hoechst)、0.5部の
XL165、ヘキスト(Hoechst) 、および0.4部のロ
キショル(Loxiol)G60、ヒンケル(Hinkel)]1.3
部、およびトナーマスターバッチ[99.25重量%の
B221 PVC、0.75重量%のカルコ(Calco) オ
イルバイオレットZIRS]0.075部−(
)。C B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//MMA(22)/S(13)−(実
施例1)。D B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//MMA(17.5)/S(17.5)
−(比較例2* )。E B(49.07)/S(14.95)/DVB
(0.98)//MMA(22)/S(13)−(実
施例3)。F B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//MMA(22)/S(13)−(実
施例4)。G B(48.75)/S(16.25)//MMA
(22)/S(13)−(実施例5)。H B(42.6)/S(16.5)/DVB(0.
9)//MMA(26.7)//S(13.3)−
(実施例6)。I B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//MMA(23.3)//S(11.
7)−(実施例7)。J B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//MMA(17.5)//S(17.
5)−(比較例8* )。K B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//MMA(17.5)//S(17.
5)−(比較例9* )。L B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//S(17.5)//MMA(17.
5)−(比較例10* )。M B(49.7)/S(19.25)/DVB(1.
05)//MMA(20.0)//S(10.0)−
(実施例11)。N B(49.7)/S(19.25)/DVB(1.
05)//MMA(20.0)//S(10.0)−
(実施例12)。O B(49.7)/S(19.25)/DVB(1.
05)//MMA(20.0)//S(10.0)−
(実施例13)。P B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//MMA(16.4)//MMA(2.
7)/S(2.3)//S(13.6)−(実施例1
4)。Q B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//MMA(15.0)//MMA(2.
5)/S(2.5)//S(15.0)−(比較例1
* )。R B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//MMA(17.2)//MMA(2.
8)/S(2.2)//S(13.1)−(実施例1
6)。S B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//MMA(14.1)//MMA(5.
6)/S(4.4)//S(10.9)−(実施例1
7)。T B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//MMA(17.5)//MMA(2.
9)/S(2.1)//S(12.5)−(実施例1
8)。U B(46.15)/S(17.87)/DVB
(0.98)//MMA(14.6)//MMA(5.
8)/S(4.2)//S(10.4)−(実施例1
9)。V B(49.7)/S(19.25)/DVB(1.
05)//MMA(15.0)//MMA(5.0)/
S(2.5)//S(7.5)−(実施例20)。W B(49.7)/S(19.25)/DVB(1.
05)//MMA(15.0)//MMA(5.0)/
S(2.5)//S(7.5)−(実施例21)。X B(46.15)/S(17.87/DVB(0.
98)//MMA(21.6)//S(11.7)//
MMA(1.7)−(実施例22)。 上で述べた特許、出願、刊行物および試験法はすべて援
用して本明細書の一部とする。
【0138】以上の詳細な説明から本発明の多くの変形
が当業者には明らかである。そのような自明な変形は特
許請求の範囲の充分に意図されている範囲内に含まれ
る。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)共役ジオレフィンをベースとする
    ポリマーまたはコポリマー、および任意に、1種以上の
    架橋剤から誘導された単位を含むポリマー性基体段、な
    らびに(b)アクリレートもしくはビニル芳香族のモノ
    マー、アクリレート/ビニル芳香族コポリマー、または
    これらのモノマーの任意の組合せ、ならびに任意に、1
    種以上の架橋剤から誘導された単位、グラフト結合剤と
    して機能する単位、1種以上の架橋剤から誘導された単
    位およびグラフト結合剤として機能する同じかもしくは
    異なる1種以上の剤に由来する単位、またはこれらの単
    位の任意の組合せを含み、前記基体段の存在下でグラフ
    ト重合した少なくとも1つのポリマー性グラフト段から
    なり、全グラフト段での合計したアクリレートと全グラ
    フト段での合計したビニル芳香族との重量比が少なくと
    も1.2:1であるゴムベースの多段樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (a)共役ジオレフィンをベースとする
    ポリマーまたはコポリマー、および任意に、1種以上の
    架橋剤から誘導された単位を含むポリマー性基体段、な
    らびに(b)アルキル(メタ)アクリレートもしくはビ
    ニル芳香族のモノマー、アルキル(メタ)アクリレート
    /ビニル芳香族コポリマー、またはこれらのモノマーの
    任意の組合せ、ならびに任意に、1種以上の架橋剤から
    誘導された単位、グラフト結合剤として機能する単位、
    1種以上の架橋剤から誘導された単位およびグラフト結
    合剤として機能する同じかもしくは異なる1種以上の剤
    に由来する単位、またはこれらの単位の任意の組合せを
    含み、前記基体段の存在下でグラフト重合した少なくと
    も1つのポリマー性グラフト段からなり、全グラフト段
    での合計したアルキル(メタ)アクリレートと全グラフ
    ト段での合計したビニル芳香族との重量比が少なくとも
    1.2:1であるゴムベースの多段樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (a)共役ジオレフィンおよび少なくと
    も1種のビニル芳香族のモノマー、ならびに任意に、1
    種以上の架橋剤から誘導された単位を含むコポリマー性
    基体段、ならびに(b)(i)アルキル(メタ)アクリ
    レートもしくは前記基体段のものと同じでも異なってい
    てもよいビニル芳香族のモノマー、アルキル(メタ)ア
    クリレート/ビニル芳香族コポリマー、またはこれらの
    モノマーの任意の組合せ、ならびに任意に、1種以上の
    架橋剤から誘導された単位、グラフト結合剤として機能
    する単位、1種以上の架橋剤から誘導された単位および
    グラフト結合剤として機能する同じかもしくは異なる1
    種以上の剤に由来する単位、またはこれらの単位の任意
    の組合せを含み、前記基体段の存在下でグラフト重合し
    たポリマー性第一グラフト段、任意に(ii)各々がそ
    れぞれ独立して、前段のものと同じでも異なっていても
    よいアルキル(メタ)アクリレートもしくは前段のもの
    と同じでも異なっていてもよいビニル芳香族のモノマ
    ー、前段のものと同じでも異なっていてもよいアルキル
    (メタ)アクリレート/ビニル芳香族コポリマー、また
    はこれらのモノマーの任意の組合せ、ならびに任意に、
    1種以上の架橋剤から誘導された単位グラフト結合剤と
    して機能する単位、1種以上の架橋剤から誘導された単
    位およびグラフト結合剤として機能する同じかもしくは
    異なる1種以上の剤に由来する単位、またはこれらの単
    位の任意の組合せを含み、前段の存在下でグラフト重合
    した1つ以上のポリマー性中間グラフト段、および(i
    ii)前段のものと同じでも異なっていてもよいアルキ
    ル(メタ)アクリレートもしくは前段のものと同じでも
    異なっていてもよいビニル芳香族のモノマー、前段のも
    のと同じでも異なっていてもよいアルキル(メタ)アク
    リレート/ビニル芳香族コポリマー、またはこれらのモ
    ノマーの任意の組合せ、ならびに任意に、1種以上の架
    橋剤から誘導された単位、グラフト結合剤として機能す
    る単位、1種以上の架橋剤から誘導された単位およびグ
    ラフト結合剤として機能する同じかもしくは異なる1種
    以上の剤に由来する単位、またはこれらの単位の任意の
    組合せを含み、前段の存在下でグラフト重合したポリマ
    ー性最終グラフト段からなり、全グラフト段での合計し
    たアルキル(メタ)アクリレートと全グラフト段での合
    計したビニル芳香族との重量比が少なくとも1.2:1
    であるゴムベースの多段樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 メチル(メタ)アクリレートおよびスチ
    レンより成る群の中から選択されたモノマーからなる中
    間段を少なくとも1つもっている、請求項3記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 (A)塩化ビニルのポリマーまたはコポ
    リマーと、 (B)耐衝撃性を改良し黄色度指数を改善する量の、
    (a)共役ジオレフィンをベースとするポリマーまたは
    コポリマー、および任意に、1種以上の架橋剤から誘導
    された単位を含むポリマー性基体段、ならびに(b)ア
    クリレートもしくはビニル芳香族のモノマー、アクリレ
    ート/ビニル芳香族コポリマー、またはこれらのモノマ
    ーの任意の組合せ、ならびに任意に、1種以上の架橋剤
    から誘導された単位、グラフト結合剤として機能する単
    位、1種以上の架橋剤から誘導された単位およびグラフ
    ト結合剤として機能する同じかもしくは異なる1種以上
    の剤に由来する単位、またはこれらの単位の任意の組合
    せを含み、前記基体段の存在下でグラフト重合した少な
    くとも1つのポリマー性グラフト段からなり、全グラフ
    ト段での合計したアクリレートと全グラフト段での合計
    したビニル芳香族との重量比が少なくとも1.2:1で
    あるゴムベースの多段樹脂組成物とからなる変性塩化ビ
    ニルポリマー組成物。
  6. 【請求項6】 (A)塩化ビニルのポリマーまたはコポ
    リマーと、 (B)耐衝撃性を改良し黄色度指数を改善する量の、
    (a)共役ジオレフィンをベースとするポリマーまたは
    コポリマー、および任意に、1種以上の架橋剤から誘導
    された単位を含むポリマー性基体段、ならびに(b)ア
    ルキル(メタ)アクリレートもしくはビニル芳香族のモ
    ノマー、アルキル(メタ)アクリレート/ビニル芳香族
    コポリマー、またはこれらのモノマーの任意の組合せ、
    ならびに任意に、1種以上の架橋剤から誘導された単
    位、グラフト結合剤として機能する単位、1種以上の架
    橋剤から誘導された単位およびグラフト結合剤として機
    能する同じかもしくは異なる1種以上の剤に由来する単
    位、またはこれらの単位の任意の組合せを含み、前記基
    体段の存在下でグラフト重合した少なくとも1つのポリ
    マー性グラフト段からなり、全グラフト段での合計した
    アルキル(メタ)アクリレートと全グラフト段での合計
    したビニル芳香族との重量比が少なくとも1.2:1で
    あるゴムベースの多段樹脂組成物とからなる変性塩化ビ
    ニルポリマー組成物。
  7. 【請求項7】 (A)塩化ビニルのポリマーまたはコポ
    リマーと、 (B)耐衝撃性を改良し黄色度指数を改善する量の、
    (a)共役ジオレフィンおよび少なくとも1種のビニル
    芳香族のモノマー、ならびに任意に、1種以上の架橋剤
    から誘導された単位を含むコポリマー性基体段、ならび
    に(b)(i)アルキル(メタ)アクリレートもしくは
    前記基体段のものと同じでも異なっていてもよいビニル
    芳香族のモノマー、アルキル(メタ)アクリレート/ビ
    ニル芳香族コポリマー、またはこれらのモノマーの任意
    の組合せ、ならびに任意に、1種以上の架橋剤から誘導
    された単位、グラフト結合剤として機能する単位、1種
    以上の架橋剤から誘導された単位およびグラフト結合剤
    として機能する同じかもしくは異なる1種以上の剤に由
    来する単位、またはこれらの単位の任意の組合せを含
    み、前記基体段の存在下でグラフト重合したポリマー性
    第一グラフト段、任意に(ii)各々がそれぞれ独立し
    て、前段のものと同じでも異なっていてもよいアルキル
    (メタ)アクリレートもしくは前段のものと同じでも異
    なっていてもよいビニル芳香族のモノマー、前段のもの
    と同じでも異なっていてもよいアルキル(メタ)アクリ
    レート/ビニル芳香族コポリマー、またはこれらのモノ
    マーの任意の組合せ、ならびに任意に、1種以上の架橋
    剤から誘導された単位、グラフト結合剤として機能する
    単位、1種以上の架橋剤から誘導された単位およびグラ
    フト結合剤として機能する同じかもしくは異なる1種以
    上の剤に由来する単位、またはこれらの単位の任意の組
    合せを含み、前段の存在下でグラフト重合した1つ以上
    のポリマー性中間グラフト段、および(iii)前段の
    ものと同じでも異なっていてもよいアルキル(メタ)ア
    クリレートもしくは前段のものと同じでも異なっていて
    もよいビニル芳香族のモノマー、前段のものと同じでも
    異なっていてもよいアルキル(メタ)アクリレート/ビ
    ニル芳香族コポリマー、またはこれらのモノマーの任意
    の組合せ、ならびに任意に、1種以上の架橋剤から誘導
    された単位、グラフト結合剤として機能する単位、1種
    以上の架橋剤から誘導された単位およびグラフト結合剤
    として機能する同じかもしくは異なる1種以上の剤に由
    来する単位、またはこれらの単位の任意の組合せを含
    み、前段の存在下でグラフト重合したポリマー性最終グ
    ラフト段からなり、全グラフト段での合計したアルキル
    (メタ)アクリレートと全グラフト段での合計したビニ
    ル芳香族との重量比が少なくとも1.2:1であるゴム
    ベースの多段樹脂組成物とからなる変性塩化ビニルポリ
    マー組成物。
  8. 【請求項8】 成分(A)がポリ(塩化ビニル)からな
    る、請求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】 成分(A)が塩化ビニルコポリマーから
    なり、塩化ビニルが前記コポリマーの100重量部を基
    準にして前記コポリマーの少なくとも約80重量部から
    なる、請求項7記載の組成物。
  10. 【請求項10】 メチル(メタ)アクリレートおよびス
    チレンより成る群の中から選択されたモノマーからなる
    中間段を少なくとも1つもっている、請求項7記載の組
    成物。
  11. 【請求項11】 請求項7記載の組成物からカレンダー
    加工または押出加工によって得られる物品。
  12. 【請求項12】 請求項7記載の組成物からモールド成
    形によって得られる物品。
  13. 【請求項13】 請求項7記載の組成物から熱成形によ
    って得られる物品。
  14. 【請求項14】 ゴムベースの多段樹脂組成物の製造方
    法であって、(a)共役ジオレフィンをベースとするモ
    ノマー、任意にこれと共重合可能な他のモノマー、およ
    び任意に1種以上の架橋剤から誘導された単位を重合さ
    せることによってポリマー性基体段を準備し、(b)前
    記基体段の存在下で、アルキル(メタ)アクリレートも
    しくはビニル芳香族のモノマー、アルキル(メタ)アク
    リレート/ビニル芳香族コポリマー、またはこれらのモ
    ノマーの任意の組合せ、ならびに任意に、1種以上の架
    橋剤から誘導される単位、グラフト結合剤として機能す
    る単位、1種以上の架橋剤から誘導される単位およびグ
    ラフト結合剤として機能する同じかもしくは異なる1種
    以上の剤に由来する単位、またはこれらの単位の任意の
    組合せからなるポリマー性グラフト段を少なくとも1つ
    グラフト重合させて(ただし、全グラフト段での合計し
    たアルキル(メタ)アクリレートと全グラフト段での合
    計したビニル芳香族との重量比は少なくとも1.2:1
    である)ゴムベースの多段樹脂組成物を得ることからな
    る方法。
  15. 【請求項15】 工程(b)が、 (b)(i)前記基体段の存在下で、アルキル(メタ)
    アクリレートもしくは前記基体段のものと同じでも異な
    っていてもよいビニル芳香族のモノマー、アルキル(メ
    タ)アクリレート/ビニル芳香族コポリマー、またはこ
    れらのモノマーの任意の組合せ、ならびに任意に、1種
    以上の架橋剤から誘導される単位、グラフト結合剤とし
    て機能する単位、1種以上の架橋剤から誘導される単位
    およびグラフト結合剤として機能する同じかもしくは異
    なる1種以上の剤に由来する単位、またはこれらの単位
    の任意の組合せからなる第一のグラフト段をグラフト重
    合させ、場合により、 (ii)前段の存在下で、各々がそれぞれ独立して、前
    段のものと同じでも異なっていてもよいアルキル(メ
    タ)アクリレートもしくは前段のものと同じでも異なっ
    ていてもよいビニル芳香族のモノマー、前段のものと同
    じでも異なっていてもよいアルキル(メタ)アクリレー
    ト/ビニル芳香族コポリマー、またはこれらのモノマー
    の任意の組合せ、ならびに任意に、1種以上の架橋剤か
    ら誘導される単位、グラフト結合剤として機能する単
    位、1種以上の架橋剤から誘導される単位およびグラフ
    ト結合剤として機能する同じかもしくは異なる1種以上
    の剤に由来する単位、またはこれらの単位の任意の組合
    せからなるポリマー性中間グラフト段を1つ以上グラフ
    ト重合させ、 (iii)前段の存在下で、前段のものと同じでも異な
    っていてもよいアルキル(メタ)アクリレートもしくは
    前段のものと同じでも異なっていてもよいビニル芳香族
    のモノマー、前段のものと同じでも異なっていてもよい
    アルキル(メタ)アクリレート/ビニル芳香族コポリマ
    ー、またはこれらのモノマーの任意の組合せ、ならびに
    任意に、1種以上の架橋剤から誘導される単位、グラフ
    ト結合剤として機能する単位、1種以上の架橋剤から誘
    導される単位およびグラフト結合剤として機能する同じ
    かもしくは異なる1種以上の剤に由来する単位、または
    これらの単位の任意の組合せからなるポリマー性最終グ
    ラフト段をグラフト重合させることからなっており、全
    グラフト段での合計したアルキル(メタ)アクリレート
    と全グラフト段での合計したビニル芳香族との重量比は
    少なくとも1.2:1である請求項14記載の方法。
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