JPH05237543A - 線条体巻取機の自動端末固定装置及び方法 - Google Patents

線条体巻取機の自動端末固定装置及び方法

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JPH05237543A
JPH05237543A JP7305692A JP7305692A JPH05237543A JP H05237543 A JPH05237543 A JP H05237543A JP 7305692 A JP7305692 A JP 7305692A JP 7305692 A JP7305692 A JP 7305692A JP H05237543 A JPH05237543 A JP H05237543A
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恒雄 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線条体巻取機の巻終り端末及び巻始め端末を
巻取りドラムに自動的に固定することができる。 【構成】 線条体12の端末を巻取りボビン28に固定
する貼付けテープ46は貼付けローラ52に設けられた
ローラ内通路62、62’の負圧によって貼付け面46
aを外側にして貼付けローラ52に巻付けられる。この
貼付けローラ52は、線条体12の固定すべき端末を介
して巻取りボビン28に係合し、貼付けテープ46の貼
付け部分を貼付けローラ52の回転によって線条体12
の端末を介して巻取りボビン28に貼り付けて線条体1
2の端末を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、細い線材の如
き線条体を収納した大きな繰出しボビンから線条体を切
り割して連続的に巻取るのに用いられる線条体巻取機の
自動端末固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の巻取りボビンに連続的に繰出され
る線条体を順次巻取る際に、各巻取りボビンに線条体の
胴部に巻始め端末を固定し、また線条体の満巻後、その
巻終り端末を巻取りボビンに固定することが要求され
る。従来技術では、この線条体の巻始め及び巻終りの端
末を手作業によって貼付けテープ等で固定していた。
【0003】しかし、線条体巻取機の巻取りボビンに線
条体の端末を固定する作業を作業者の手で行なうことは
生産性が低く、線条体の巻取り作業を自動的に連続作業
で行なうことが望まれている。
【0004】このため、本出願人は、先に、線条体の巻
取り前に巻始め端末を予め引き出しておき、巻取り終了
後線条体の巻終り端末と巻始め端末とを捩って両端末を
相互に固定するようにした線条体巻取機の端末固定方法
を提案している(特公昭62−25053号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法は、
特に線条体の巻始め端末を線条体捕捉板に仮止めし、巻
終り端末をこの線条体捕捉板に誘導するための複雑な構
造を必要とし、装置が大掛かりとなり、また作業性が低
い欠点があった。
【0006】本発明の目的は、線条体巻取機の巻取りボ
ビンに線条体の巻始め端末及び巻終り端末を高い作業性
と簡単な設備で自動的に固定することができる線条体巻
取機の自動端末固定装置及び方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、巻取りボビンの胴部に線条体の巻始め端末を固
定し、巻取り終了後線条体の巻終り端末を巻取りボビン
の鍔外周面に固定する線条体巻取機の自動端末固定装置
であって、キャリッジと、このキャリッジに保持され線
条体の端末を巻取りボビンに貼付けるべき貼付けテープ
のテープロールを保持するロールホルダと、キャリッジ
上に保持されテープロールから繰出される貼付けテープ
をその貼付け面が外側となるように貼付けテープが巻付
けられる貼付けローラと、貼付けローラとそのまわりに
巻付けられた貼付けテープとの間に負圧を付与して貼付
けテープを貼付けローラに吸着する負圧付与手段と、貼
付けローラ上の貼付けテープを貼付け部分と後続の部分
とを切断するテープ切断手段と、キャリッジを前記貼付
けローラが前記巻取りボビンの端末固定位置に係合した
り離反したりするように進退するキャリッジ駆動手段
と、キャリッジの前進位置で貼付けローラ上の貼付けテ
ープを負圧付与手段からの負圧の解除で線条体の固定端
末部分を介して巻取りボビンに貼り付けるように貼付け
ローラを回転するローラ回転手段とを備えたことを特徴
とする線条体巻取機の自動端末固定装置を提供すること
にある。
【0008】本発明の第2の課題解決手段は、巻取りボ
ビンの胴部に線条体の巻始め端末を固定し、巻取り終了
後線条体の巻終り端末を巻取りボビンの鍔外周面に固定
する線条体巻取機の自動端末固定装置であって、キャリ
ッジと、このキャリッジに保持され線条体の端末を前記
巻取りボビンに貼り付けるべき貼付けテープのテープロ
ールを保持するロールホルダと、キャリッジ上に保持さ
れテープロールから繰出される貼付けテープをその貼付
け面が外側となるように貼付けテープが巻付けられる貼
付けローラと、貼付けローラとそのまわりに巻付けられ
た貼付けテープとの間に負圧を付与して貼付けテープを
貼付けローラに吸着する負圧付与手段と、貼付けローラ
上の貼付けテープを貼付け部分と後続の部分とを切断す
るテープ切断手段と、キャリッジを貼付けローラが巻取
りボビンの端末固定位置に係合したり離反したりするよ
うに進退するキャリッジ駆動手段と、キャリッジの前進
位置で貼付けローラ上の貼付けテープを負圧付与手段か
らの負圧の解除で線条体の固定端末部分を介して巻取り
ボビンに貼り付けるように貼付けローラを回転するロー
ラ回転手段と、貼付けテープによって貼付けられた線条
体の巻終り端末と後続の線条体との間を把持し切断する
線条体クランプ・カッター手段とを備えたことを特徴と
する線条体巻取機の自動端末固定装置を提供することに
ある。
【0009】本発明の第3の課題解決手段は、巻取りボ
ビンの胴部に線条体の巻始め端末を固定し、巻取り終了
後線条体の巻終り端末を前記巻取りボビンの鍔外周面に
固定する線条体巻取機の自動端末固定装置であって、キ
ャリッジと、このキャリッジに保持され線条体の端末を
巻取りボビンに貼り付けるべき貼付けテープのテープロ
ールを保持するロールホルダと、キャリッジ上に保持さ
れテープロールから繰出される貼付けテープをその貼付
け面が外側となるように貼付けテープが巻付けられる貼
付けローラと、貼付けローラとそのまわりに巻付けられ
た貼付けテープとの間に負圧を付与して貼付けテープを
貼付けローラに吸着する負圧付与手段と、貼付けローラ
上の貼付けテープを貼付け部分と後続の部分とを切断す
るテープ切断手段と、キャリッジを前記貼付けローラが
巻取りボビンの端末固定位置に係合したり離反したりす
るように進退するキャリッジ駆動手段と、キャリッジの
前進位置で貼付けローラ上の貼付けテープを負圧付与手
段からの負圧の解除で線条体の固定端末部分を介して巻
取りボビンに貼り付けるように貼付けローラを回転する
ローラ回転手段と、貼付けテープによって貼付けられた
線条体の巻終り端末と後続の線条体との間を把持し切断
する線条体クランプ・カッター手段と、巻取りボビンに
巻取られた線条体をその巻き終り時に巻取りボビンの鍔
を横切って案内する線条体ガイド手段とを備えたことを
特徴とする線条体巻取機の自動端末固定装置を提供する
ことにある。
【0010】本発明の第4の課題解決手段は、第1乃至
第3のいずれかの課題解決手段による線条体巻取機の自
動端末固定装置であって、負圧付与手段は、貼付けロー
ラの支持軸内と貼付けローラの支持軸内を貫通しこの支
持軸の部分周面に開口する複数の軸内通路と貼付けロー
ラ内を貫通しこの貼付けローラの各部分周面に開口する
複数のローラ内通路と複数の軸内通路の各々に接続され
た負圧源とから成り、各ローラ内通路は巻取りボビンに
係合して回転すると相応する軸内通路から外れるように
相応する軸内通路に対して設定されていることを特徴と
する線条体巻取機の自動端末固定装置を提供することに
ある。
【0011】本発明の第5の課題解決手段は、巻取りボ
ビンに巻取られる線条体の端末を巻取りボビンに貼り付
けるべき貼付けテープのテープロールから繰出される貼
付けテープを貼付け面が外面になるように貼付けローラ
の外周面に負圧によって巻付けた状態で線条体の巻始め
端末を巻取りボビンの胴部に押し付けるように巻取りボ
ビンに向けて前進して貼付けテープによって固定した
後、負圧を開放すると共に後続の貼付けテープを切り離
して貼付けローラを巻取りボビンから後退し、線条体の
巻取り終了後、線条体の巻終り端末を巻取りボビンの鍔
外周面に押し付けるように後続の貼付けテープが負圧に
よって巻付けられた貼付けローラを巻取りボビンの鍔に
向けて前進して貼付けテープによって固定した後、負圧
を開放すると共に後続の貼付けテープを切り離して貼付
けローラを巻取りボビンから後退し、また巻取りボビン
の鍔に固定された線条体の巻終り端末を次の巻始め端末
となる後続の線条体から切り離すと共に次の巻始め端末
を把持して次の巻取りに備えることを特徴とする線条体
巻取機の自動端末固定方法を提供することにある。
【0012】本発明の第6の課題解決手段は、巻取りボ
ビンに巻取られる線条体の端末を巻取りボビンに貼り付
けるべき貼付けテープのテープロールから繰出される貼
付けテープを貼付け面が外面になるように貼付けローラ
の外周面に負圧によって巻付けた状態で線条体の巻始め
端末を把持する線条体クランプ・カッター手段と共に貼
付けローラを前進して線条体クランプ手段によって把持
された線条体の巻始め端末を巻取りボビンの胴部に押し
付けつつ貼付けテープによって固定した後、負圧を開放
すると共に後続の貼付けテープを切り離して線条体クラ
ンプ・カッター手段と共に貼付けローラを巻取りボビン
から後退し、線条体の巻取り終了後、線条体クランプ・
カッター手段と共に貼付けローラを巻取りボビンの鍔に
向けて前進して線条体の巻終り端末を巻取りボビンの鍔
外周面に押し付けつつ貼付けテープによって固定した
後、負圧を開放すると共に後続の貼付けテープを切り離
し、その後線条体クランプ・カッター手段を貼付けロー
ラと共に巻取りボビンの上方に移動して線条体クランプ
・カッター手段によって巻取りボビンの鍔に固定された
線条体の巻終り端末を次の巻始め端末となる後続の線条
体から切り離すと共に次の巻始め端末を把持して次の巻
取りに備えることを特徴とする線条体巻取機の自動端末
固定方法を提供することにある。
【0013】
【作用】このように、線条体の端末を巻取りボビンに固
定する貼付けテープを貼付けローラに負圧付与手段によ
って吸着し、キャリッジの進退によって貼付けローラを
線条体の固定すべき端末を介して巻取りボビンに係合
し、貼付けテープの貼付け部分を貼付けローラの回転に
よって線条体の端末を介して巻取りボビンに貼り付ける
ことによって線条体の端末を固定することができる。
【0014】また、貼付けテープによって貼付けられた
線条体の巻終り端末と後続の線条体との間を把持し切断
する線条体クランプ・カッター手段を備えているので、
1つの巻取りボビンへの巻終り端末の固定と、次の巻取
りボビンへの後続の巻始め端末の固定とを共通の貼付け
ローラを用いて順序よく円滑に行なうことができ、線条
体の自動巻取り作業を行なうのを助けることができる。
【0015】また、巻取りボビンに巻取られた線条体を
その巻終り時に巻取りボビンの鍔を横切って案内する線
条体ガイド手段を備えているので、線条体の巻終り端末
を巻取りボビンの鍔に固定する作業を円滑に行なうこと
ができる。
【0016】負圧付与手段は、貼付けローラの部分周面
に開口する複数のローラ内通路に吸着された貼付けテー
プの貼付け部分を線条体の固定すべき端末を介して巻取
りボビンの固定位置に係合して端末を固定するが、貼付
けローラの貼付け時の回転毎に、ローラ内通路が相応す
る軸内通路から外れて自動的に負圧が解除されるので、
貼付けテープの貼付け部分が貼付けローラから巻取りボ
ビンに確実に移されて端末を巻取りボビンに確実に固定
することができる。
【0017】特に、設備は負圧付与手段を有する貼付け
ローラを主体として構成されているので、設備が簡単で
ある上に、線条体の端末を巻取りボビンの胴部と鍔とに
別々に固定するので、端末の固定作業が簡単であり、高
い信頼性で固定することができる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1及び図2は本発明に係る自動端末固定装置1
0を備えた線条体巻取機14を示し、この線条体巻取機
14は、機枠16と、この機枠16に繰出し軸18によ
って支持され切り割して小さな後にのべる巻取りボビン
に巻取るべき線条体12を連続的に繰出す繰出しボビン
20と、繰出しボビン20から繰出された線条体12を
ダンサーロール22、速度検出ローラ24及びトラバー
サロール26を介して巻取る巻取りボビン28を着脱自
在に支持する巻取り部30とを備えている。尚、図1に
おいて符号42は巻取機の制御装置を示す。
【0019】巻取り部30は、特に、図2から解るよう
に、機枠16に取付けられ図示しない回転駆動源に接続
された固定スピンドル32とこの固定スピンドル32に
対向して配置され可動スピンドル34とから成り、可動
スピンドル34は、機枠16内に配置され巻取りボビン
28の後方(図1の右側)でこの巻取りボビン28の軸
線に平行に延びる図示しないシリンダのピストンによっ
て固定スピンドル32に対して進退するようになってい
る。
【0020】巻取りボビン28は、この固定スピンドル
32と可動スピンドル34との間に後にのべる搬送手段
によって搬送されると、可動スピンドル34が巻取りボ
ビン28を挟んで固定スピンドル32に向けて前進し、
両スピンドル32、34の間に支持される。
【0021】搬送手段36は、図1に示すように、図示
しない空の巻取りボビンの待機部から空の巻取りボビン
を受け取って巻取り部30の下方まで搬送し満巻の巻取
りボビンを図示しない受取り部まで搬送するコンベヤロ
ール38と、巻取り部30の下方に設けられてコンベヤ
ロール38から空の巻取りボビンを受け取ったり巻取り
部30から満巻の巻取りボビンを受け取ったりするリフ
タ40とから成っている。この搬送手段36は、リフタ
40の上昇位置で巻取り部30の開放によって満巻の巻
取りボビン28を受取り、このリフタ40を満巻の巻取
りボビンを載せたままコンベヤロール38と同じ高さま
で下降する。また、搬送手段36は、空の巻取りボビン
28を待機部からコンベヤロール38上に誘導し、この
コンベヤロール38上を搬送してリフタ40上に移し、
リフタ40を開いている巻取り部30の両スピンドル3
2、34の間に上昇する。尚、この搬送手段36のそれ
以上の詳細な説明は省略する。
【0022】本発明の自動端末固定装置10は、特に図
3に示すように、巻取り部30の前方に配置されたキャ
リッジ44と、このキャリッジ44に保持され線条体1
2の端末を巻取りボビン28に貼り付けるべき貼付けテ
ープ46のテープロール48を保持するロールホルダ5
0と、キャリッジ44上に保持されテープロール48か
ら繰出される貼付けテープ46をその糊が付された貼付
け面が外側となるように貼付けテープ46が巻付けられ
る貼付けローラ52とを備えている。
【0023】貼付けテープ46は、その内面が糊付けさ
れた貼付け面46aとなっており、この貼付けテープ4
6は、テープロール48からガイドローラ54によって
貼付け面46aが外面になるように逆転して貼付けロー
ラ52に巻き付けられる。
【0024】また、本発明の自動端末固定装置10は、
貼付けローラ52とそのまわりに巻付けられた貼付けテ
ープ46との間に負圧を付与して貼付けテープ46を貼
付けローラ52に吸着する負圧付与手段56と、貼付け
ローラ52上の貼付けテープ46を貼付け部分と後続の
部分との間で切断するテープ切断手段58とを更に備え
ている。
【0025】負圧付与手段56は、図4に詳細に示すよ
うに、貼付けローラ52の支持軸52a内を軸線方向と
径方向とに貫通しこの支持軸52aの部分周面に開口す
る複数の軸内通路60、60’−−−−と、貼付けロー
ラ52内を放射方向に貫通しこの貼付けローラ52の各
部分周面に開口する複数のローラ内通路62、62’−
−−−−と、複数の軸内通路60、60’−−−−−の
各々に接続口60a、60’a−−−−−を介して接続
された図示しない負圧源とから成っている。
【0026】図3に示すように、図示の実施例では、4
つのローラ内通路62、62’−−−−−を有し、各ロ
ーラ内通路62、62’−−−−−は、それぞれ3つの
放射方向の貫通孔62a、62’a−−−−−から成っ
ている。各ローラ内通路62、62’−−−−−は、巻
取りボビン28に係合して回転すると、相応する軸内通
路60、60’−−−−−から外れるように相応する軸
内通路60、60’−−−−−に対して位置設定されて
いる。
【0027】従って、貼付けテープ46が貼付けローラ
52に巻き付けられてまだ巻取りボビン28に係合する
前は、このテープ部分に相応するローラ内通路62、6
2’−−−−−は相応する軸内通路60、60’−−−
−−に連通しているので、貼付けテープ46のこの部分
は貼付けローラ52に吸着されているが、この貼付けテ
ープ部分が巻取りボビン28に係合して巻取りボビン2
8に貼付けられるように貼付けローラ52が後にのべる
手段によって回転するにつれてローラ内通路62、6
2’−−−−−が相応する軸内通路60、60’−−−
−−から外れてテープ部分に作用している負圧が自動的
に解除される。
【0028】テープ切断手段58は、図5及び図6に示
すように、キャリッジ44に枢支軸64によって支持さ
れたカッター刃66と、枢支軸64に接続されシリンダ
68によって押されて枢支軸64をカッター切断方向に
回転する操作子70とから成り、枢支軸64は、通常で
は図示しないばねによってカッター刃66を貼付けロー
ラ52から離反するように付勢されている。
【0029】図3に示すように、貼付けローラ52は、
その1/4回転毎にテープ切断手段58のカッター刃6
6に対向する位置、即ち隣り合うローラ通路62と6
2’の間等にカッター刃66がテープ切断後入る4つの
カッター溝52bを有する。従って、貼付けテープ46
の貼付け部分と後続の部分との間はカッター刃66によ
って確実に切断される。
【0030】本発明の自動端末固定装置10は、キャリ
ッジ44を貼付けローラ52が巻取りボビン28の端末
固定位置に係合したり離反したりするように進退し、ま
た後にのべる線条体クランプ・カッター手段を昇降する
ように上下するキャリッジ駆動手段72を備えている。
【0031】このキャリッジ駆動手段72は、図7及び
図8に示すように、機枠16に横駆動シリンダ74によ
って機枠16に対して横方向に進退自在に取付けられた
支持枠76と、この支持枠76の垂直案内溝76aに係
入する摺動部78aを有し垂直駆動シリンダ80によっ
て垂直駆動される垂直摺動枠78と、この垂直摺動枠7
8の水平案内溝78bに係入する摺動部を有し水平駆動
シリンダ82によって前後方向に水平駆動される水平摺
動枠84とから成り、キャリッジ44は、これらの支持
枠76の横運動と、垂直摺動枠78の垂直運動と、水平
摺動枠84の前後水平運動とを行なうことができる。
【0032】ローラ回転手段90は、図3及び図4に示
すように、キャリッジ44に保持された図示しないモー
タによって回転する駆動プーリ92と、貼付けローラ5
2の支持軸52aに形成された従動プーリ部94と、駆
動プーリ92と従動プーリ部94との間に掛け渡された
ベルト96とから成っている。このローラ回転手段90
は、キャリッジ44の前進位置で貼付けローラ52上の
貼付けテープ46を負圧付与手段56からの負圧の解除
で線条体12の固定端末部分を介して巻取りボビン28
に貼り付けるように貼付けローラ52を回転する。
【0033】線条体クランプ・カッター手段100は、
貼付けローラ52の下方に配置されるようにキャリッジ
44に保持されている。この線条体クランプ・カッター
手段100は、図3、図9及び図10に示すように、空
気アクチュエータ102と、この空気アクチュエータ1
02によって開閉するニッパ104と、キャリッジ44
に取付けられた進退用シリンダ106とから成り、空気
アクチュエータ102の胴部は進退用シリンダ106の
ピストン106aに取付けられたブラケット108に搭
載されている。ニッパ104は、図10に示すように、
クランプ部104Aとカッター部104Bとから成って
いる。
【0034】この線条体クランプ・カッター手段100
は、後にのべるように、線条体12の巻終り端末が巻取
りボビン28の鍔28aに固定された後、キャリッジ4
4の上昇によって上昇し、その後進退用シリンダ106
のピストン106aの伸長によって線条体12の巻終り
端末より上の後続部分に前進し、空気アクチュエータ1
02の起動によってニッパ104を閉じて線条体12の
この後続部分をクランプすると同時に切断して線条体1
2の後続部分を把持する。
【0035】線条体ガイド手段110は、図11に示す
ように、巻取りボビン28に巻取られた線条体12をそ
の巻き終り時に巻取りボビン28の鍔28aを横切って
案内するように線条体12が係入する線条体係入溝11
2aを有する線条体ガイド片112から成り、この線条
体ガイド片112は、1対のエアシリンダ114、11
4’のピストンロッド114a、114’aに接続され
ている。これらのエアシリンダ114、114’は、ト
ラバーサロール26と同期してトラバースするように一
体に取付けられており、従ってこのガイド片112は、
トラバースロール26と共に巻取りドラム28の軸線に
平行に移動することができる。この線条体ガイド手段1
10は、後にのべるように、線条体12の巻終り端末を
巻取りドラム28の鍔28aに貼付けテープ46によっ
て固定するためにこの巻終り端末を巻取りドラム28の
鍔28aに誘導する働きをする。
【0036】次に、本発明の自動端末固定方法を図12
乃至図15を参照して詳細にのべると、最初の巻取りド
ラム28が巻取り部30の両スピンドル32、34に取
付けた後、繰出しボビン20から繰出された線条体12
の先端をダンサーロール22、速度検出ロール24及び
トラバースロール26を経て巻取りドラム28の胴部に
導き、駆動スピンドル32を駆動して巻取りドラム28
に線条体12の巻取りを開始する。尚、この際、本発明
の自動端末固定装置10のキャリッジ44は、図1の実
線で示すように、貼り付けローラ52が巻取りボビン2
8から充分に離反するように後退している。
【0037】線条体12が巻取りドラム28に満巻され
ると、満巻信号が発生し、図示しない制御手段によって
線条体ガイド手段110の線条体ガイド片112がシリ
ンダ114、114’のピストンロッド114a、11
4’aに伸長によって前進しし、線条体12が線条体ガ
イド片112aの線条体係入溝112aに係入する。そ
の後、この線条体ガイド片112は、線条体12を引っ
掛けたまま巻取りボビン28の鍔28aに向けてトラバ
ース機構によって横移動する。
【0038】一方、図12に示すように、線条体12の
巻終り部分となる端末部分が巻取りボビン28の鍔28
aを横切るのと同期して巻取りボビン28の鍔28aに
整列する位置にあるキャリッジ44がキャリッジ駆動手
段72の水平駆動シリンダ80のピストンロッドの伸長
によって前進し、貼付けローラ52が線条体12を介し
て巻取りボビン28の鍔28aに係合し、それと同時に
巻取りボビン28と貼付けローラ52とが同期して貼付
けローラ52の約1/4周分に相応する角度だけ僅かに
回転する。従って、貼付けローラ52上の貼付けテープ
部分46’は、負圧付与手段62から解放されて貼付け
面46aの糊によって線条体12の端末部分を巻取りボ
ビン28の鍔28aに固定するように巻取りボビン28
の鍔28aに貼り付けられる。尚、貼付けローラ52が
1/4回転した後、次の貼付け部分と更に次の貼付け部
分との間はテープ切断手段58によって切断してこれら
の間は切り離される。
【0039】その後、キャリッジ44は、貼付けローラ
52が巻取りボビン28の鍔28aから離反するように
水平駆動シリンダ82のピストンロッドの収縮によって
一旦後退すると共に線条体ガイド手段110のガイド片
112がエアシリンダ114、114’のピストンロッ
ドの収縮によって後退する。
【0040】次いで、キャリッジ44は、図13に示す
ように、垂直駆動シリンダ80のピストンロッドの伸長
によって線条体クランプ・カッター手段100のニッパ
104がトラバーサロール26と巻取りボビン28の鍔
28aとの間に上昇し、この位置でニッパ104は、貼
付けテープ部分46’によって固定された線条体12の
端末より上方の線条体部分を図10で示すようにクラン
プすると同時に切断し、巻取りドラム28に巻取られた
線条体と後続の線条体とを切り離す。
【0041】このようにして後続の線条体12の先端
(次の巻取りボビン12に対して卷始め端末となる部
分)をニッパ104によって把持したまま、キャリッジ
44は、図14及び図15に示すように、水平駆動シリ
ンダ82のピストンロッドの収縮と垂直駆動シリンダ8
0のピストンロッドの収縮とによって後退と下降とを行
い、その後キャリッジ44は、横駆動シリンダ74のピ
ストンロッドの伸長によって貼付けローラ52が巻取り
ボビン28の胴部に対向する位置に横移動させられる。
【0042】一方、満巻きの巻取りボビン28は、搬送
手段36のコンベヤ38とリフタとによって取り出さ
れ、新しい空の巻取りボビン28が巻取り部30に搬送
され、その両スピンドル32、34の間に支持されて次
の巻取りに備えて待機している。この状態で、図15の
点線で示すように、後続の線条体12を把持しているニ
ッパ104と貼付けローラ52と共に、キャリッジ44
が水平駆動シリンダ82のピストンロッドの伸長によっ
て前進し、線条体12の卷始め端末が巻取りボビン28
の胴部に接触し、次いで先に巻終り端末の固定と同様の
方法で貼付けローラ52と巻取りボビン28の僅かの回
転で貼付けテープ部分が巻始め端末を巻取りボビン28
の胴部に固定する。
【0043】このようにして、線条体12の巻始め端末
が固定された後、キャリッジ44は後退と機枠側への横
運動とによって次の線条体12の巻終り端末の固定に備
えて待機し、一方巻取り部30は巻取り作業を開始す
る。この新しい巻取りボビン28が満巻きされると、上
記の操作が繰り返される。
【0044】尚、上記実施例では、線条体カッター・ク
ランプ手段100は、キャリッジ44に取り付けられて
いるが、キャリッジ44とは別個に設けてもよく、また
線条体ガイド手段110は、トラバーサロール26と一
体に取り付けられているが、ガイド片112の横運動を
別個の機構で行うようにしてトラバーサローラ26から
独立して設けてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、線条体
の端末を巻取りボビンに固定する貼付けテープを貼付け
ローラに負圧付与手段によって吸着し、キャリッジの進
退によって貼付けローラを線条体の固定すべき端末を介
して巻取りボビンに係合し、貼付けテープの貼付け部分
を貼付けローラの回転によって線条体の端末を介して巻
取りボビンに貼り付けるので、線条体の端末を自動的に
容易に固定することができる。
【0046】また、負圧付与手段は、貼付けローラの部
分周面に開口する複数のローラ内通路に負圧を付与して
貼付けテープを貼付けローラに吸着し、貼付けローラの
貼付け時の回転毎に、ローラ内通路が相応する軸内通路
から外れて自動的に負圧が解除されるので、貼付けテー
プの貼付け部分が貼付けローラから巻取りボビンに確実
に移されて端末を確実に巻取りボビンに固定することが
できる。
【0047】更に、貼付けテープによって貼付けられた
線条体の巻終り端末と後続の線条体との間を把持し切断
する線条体クランプ・カッター手段を備えているので、
1つの巻取りボビンへの巻終り端末の固定と、次の巻取
りボビンへの後続の巻始め端末の固定とを順序よく円滑
に行なうことができ、線条体の自動巻取り作業を行なう
のを助けることができる。
【0048】また、巻取りボビンに巻取られた線条体を
その巻終り時に巻取りボビンの鍔を横切って案内する線
条体ガイド手段を備えているので、線条体の巻終り端末
を巻取りボビンの鍔に固定する作業を円滑に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動端末固定装置を備えた線条体
巻取機の側面図である。
【図2】本発明に係る自動端末固定装置を備えた線条体
巻取機の背面図である。
【図3】本発明に用いられる貼付けテープのテープロー
ルと貼付けローラとローラ回転手段と線条体クランプ・
カッター手段との関係を示す拡大側面図である。
【図4】本発明に用いられる貼付けローラの拡大断面図
である。
【図5】本発明に用いられるテープ切断手段の側面図で
ある。
【図6】図5のテープ切断手段の操作部分の側面図であ
る。
【図7】本発明に用いられるキャリッジ駆動手段の上面
図である。
【図8】図7のキャリッジ駆動手段の側面図である。
【図9】本発明に用いられる線条体クランプ・カッター
手段の側面図である。
【図10】図9の線条体クランプ・カッター手段に用い
られるニッパの断面図である。
【図11】本発明に用いられる線条体ガイド手段の拡大
側面図である。
【図12】本発明の装置によって線条体の巻終わり端末
を固定する状態の概略側面図である。
【図13】本発明の装置によって線条体の巻終わり端末
と後続の線条体部分とを切り離して把持する状態の概略
側面図である。
【図14】本発明の装置によって把持された後続の線条
体部分を巻取り部から後退した状態の概略側面図であ
る。
【図15】本発明の装置によって把持された後続の線条
体部分を新しい空の巻取りボビンに固定するのに備えて
待機し、その後この線条体部分を新しい空の巻取りボビ
ンに固定する状態の概略側面図である。
【符号の説明】
10 自動端末固定装置 12 線条体 14 線条体巻取機 16 機枠 18 繰出し軸 20 繰出しボビン 22 ダンサロール 26 トラバーサロール 28 巻取りボビン 30 巻取り部 32 固定スピンドル 34 可動スピンドル 36 搬送手段 44 キャリッジ 46 貼付けテープ 46a 貼付け面 48 テープロール 50 ロールホルダ 52 貼付けローラ 56 負圧付与手段 58 テープ切断手段 60 軸内通路 60’ 軸内通路 60a 接続口 60’a 接続口 62 ローラ内通路 62’ ローラ内通路 64 枢支軸 66 カッター刃 68 シリンダ 70 操作子 72 キャリッジ駆動手段 74 横駆動シリンダ 76 支持枠 78 垂直摺動枠 80 垂直駆動シリンダ 82 水平駆動シリンダ 84 水平摺動枠 90 ローラ回転手段 92 駆動プーリ 94 従動プーリ部 96 ベルト 100 線条体クランプ・カッター手段 102 空気アクチュエータ 104 ニッパ 106 進退シリンダ 110 線条体ガイド手段 112 線条体ガイド片 114 エアシリンダ 114’ エアシリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取りボビンの胴部に線条体の巻始め端
    末を固定し、巻取り終了後線条体の巻終り端末を前記巻
    取りボビンの鍔外周面に固定する線条体巻取機の自動端
    末固定装置であって、キャリッジと、前記キャリッジに
    保持され前記線条体の端末を前記巻取りボビンに貼り付
    けるべき貼付けテープのテープロールを保持するロール
    ホルダと、前記キャリッジ上に保持され前記テープロー
    ルから繰出される貼付けテープをその貼付け面が外側と
    なるように貼付けテープが巻付けられる貼付けローラ
    と、前記貼付けローラとそのまわりに巻付けられた貼付
    けテープとの間に負圧を付与して前記貼付けテープを前
    記貼付けローラに吸着する負圧付与手段と、前記貼付け
    ローラ上の貼付けテープを貼付け部分と後続の部分とを
    切断するテープ切断手段と、前記キャリッジを前記貼付
    けローラが前記巻取りボビンの端末固定位置に係合した
    り離反したりするように進退するキャリッジ駆動手段
    と、前記キャリッジの前進位置で前記貼付けローラ上の
    貼付けテープを前記負圧付与手段からの負圧の解除で前
    記線条体の固定端末部分を介して前記巻取りボビンに貼
    り付けるように前記貼付けローラを回転するローラ回転
    手段とを備えたことを特徴とする線条体巻取機の自動端
    末固定装置。
  2. 【請求項2】 巻取りボビンの胴部に線条体の巻始め端
    末を固定し、巻取り終了後線条体の巻終り端末を前記巻
    取りボビンの鍔外周面に固定する線条体巻取機の自動端
    末固定装置であって、キャリッジと、前記キャリッジに
    保持され前記線条体の端末を前記巻取りボビンに貼り付
    けるべき貼付けテープのテープロールを保持するロール
    ホルダと、前記キャリッジ上に保持され前記テープロー
    ルから繰出される貼付けテープをその貼付け面が外側と
    なるように貼付けテープが巻付けられる貼付けローラ
    と、前記貼付けローラとそのまわりに巻付けられた貼付
    けテープとの間に負圧を付与して前記貼付けテープを前
    記貼付けローラに吸着する負圧付与手段と、前記貼付け
    ローラ上の貼付けテープを貼付け部分と後続の部分とを
    切断するテープ切断手段と、前記キャリッジを前記貼付
    けローラが前記巻取りボビンの端末固定位置に係合した
    り離反したりするように進退するキャリッジ駆動手段
    と、前記キャリッジの前進位置で前記貼付けローラ上の
    貼付けテープを前記負圧付与手段からの負圧の解除で前
    記線条体の固定端末部分を介して前記巻取りボビンに貼
    り付けるように前記貼付けローラを回転するローラ回転
    手段と、前記貼付けテープによって貼付けられた線条体
    の巻終り端末と後続の線条体との間を把持し切断する線
    条体クランプ・カッター手段とを備えたことを特徴とす
    る線条体巻取機の自動端末固定装置。
  3. 【請求項3】 巻取りボビンの胴部に線条体の巻始め端
    末を固定し、巻取り終了後線条体の巻終り端末を前記巻
    取りボビンの鍔外周面に固定する線条体巻取機の自動端
    末固定装置であって、キャリッジと、前記キャリッジに
    保持され前記線条体の端末を前記巻取りボビンに貼り付
    けるべき貼付けテープのテープロールを保持するロール
    ホルダと、前記キャリッジ上に保持され前記テープロー
    ルから繰出される貼付けテープをその貼付け面が外側と
    なるように貼付けテープが巻付けられる貼付けローラ
    と、前記貼付けローラとそのまわりに巻付けられた貼付
    けテープとの間に負圧を付与して前記貼付けテープを前
    記貼付けローラに吸着する負圧付与手段と、前記貼付け
    ローラ上の貼付けテープを貼付け部分と後続の部分とを
    切断するテープ切断手段と、前記キャリッジを前記貼付
    けローラが前記巻取りボビンの端末固定位置に係合した
    り離反したりするように進退するキャリッジ駆動手段
    と、前記キャリッジの前進位置で前記貼付けローラ上の
    貼付けテープを前記負圧付与手段からの負圧の解除で前
    記線条体の固定端末部分を介して前記巻取りボビンに貼
    り付けるように前記貼付けローラを回転するローラ回転
    手段と、前記貼付けテープによって貼付けられた線条体
    の巻終り端末と後続の線条体との間を把持し切断する線
    条体クランプ・カッター手段と、前記巻取りボビンに巻
    取られた線条体をその巻き終り時に前記巻取りボビンの
    鍔を横切って案内する線条体ガイド手段とを備えたこと
    を特徴とする線条体巻取機の自動端末固定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の線条
    体巻取機の自動端末固定装置であって、前記負圧付与手
    段は、前記貼付けローラの支持軸内を貫通し前記支持軸
    の部分周面に開口する複数の軸内通路と前記貼付けロー
    ラ内を貫通し前記貼付けローラの各部分周面に開口する
    複数のローラ内通路と前記複数の軸内通路の各に接続さ
    れた負圧源とから成り、前記ローラ内通路は前記巻取り
    ボビンに係合して回転すると相応する軸内通路から外れ
    るように前記相応する軸内通路に対して設定されている
    ことを特徴とする線条体巻取機の自動端末固定装置。
  5. 【請求項5】 巻取りボビンに巻取られる線条体の端末
    を前記巻取りボビンに貼り付けるべき貼付けテープのテ
    ープロールから繰出される貼付けテープを貼付け面が外
    面になるように貼付けローラの外周面に負圧によって巻
    付けた状態で前記線条体の巻始め端末を前記巻取りボビ
    ンの胴部に押し付けるように前記巻取りボビンに向けて
    前進して前記貼付けテープによって固定した後、前記負
    圧を開放すると共に後続の貼付けテープを切り離して前
    記貼付けローラを前記巻取りボビンから後退し、前記線
    条体の巻取り終了後、前記線条体の巻終り端末を前記巻
    取りボビンの鍔外周面に押し付けるように後続の貼付け
    テープが負圧によって巻付けられた貼付けローラを前記
    巻取りボビンの鍔に向けて前進して前記貼付けテープに
    よって固定した後、前記負圧を開放すると共に後続の貼
    付けテープを切り放して前記貼付けローラを前記巻取り
    ボビンから後退し、また前記巻取りボビンの鍔に固定さ
    れた線条体の巻終り端末を次の巻始め端末となる後続の
    線条体から切り離すと共に前記次の巻始め端末を把持し
    て次の巻取りに備えることを特徴とする線条体巻取機の
    自動端末固定方法。
  6. 【請求項6】 巻取りボビンに巻取られる線条体の端末
    を前記巻取りボビンに貼り付けるべき貼付けテープのテ
    ープロールから繰出される貼付けテープを貼付け面が外
    面になるように貼付けローラの外周面に負圧によって巻
    付けた状態で前記線条体の巻始め端末を把持する線条体
    クランプ・カッター手段と共に前記貼付けローラを前進
    して前記線条体クランプ手段によって把持された線条体
    の巻始め端末を前記巻取りボビンの胴部に押し付けつつ
    前記貼付けテープによって固定した後、前記負圧を開放
    すると共に後続の貼付けテープを切り離して前記線条体
    クランプ・カッター手段と共に前記貼付けローラを前記
    巻取りボビンから後退し、前記線条体の巻取り終了後、
    前記線条体クランプ・カッター手段と共に前記貼付けロ
    ーラを前記巻取りボビンの鍔に向けて前進して前記線条
    体の巻終り端末を前記巻取りボビンの鍔外周面に押し付
    けつつ前記貼付けテープによって固定した後、前記負圧
    を開放すると共に後続の貼付けテープを切り離し、その
    後前記線条体クランプ・カッター手段を前記貼付けロー
    ラと共に前記巻取りボビンの上方に移動して前記線条体
    クランプ・カッター手段によって前記巻取りボビンの鍔
    に固定された線条体の巻終り端末を次の巻始め端末とな
    る後続の線条体から切り離すと共に前記次の巻始め端末
    を把持して次の巻取りに備えることを特徴とする線条体
    巻取機の自動端末固定方法。
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CN115571728A (zh) * 2022-12-07 2023-01-06 中科摩通(常州)智能制造股份有限公司 绕线机用成品封端设备及其封端方法

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