JP2725056B2 - シート分割巻取装置の巻取準備装置 - Google Patents

シート分割巻取装置の巻取準備装置

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JP2725056B2
JP2725056B2 JP1154256A JP15425689A JP2725056B2 JP 2725056 B2 JP2725056 B2 JP 2725056B2 JP 1154256 A JP1154256 A JP 1154256A JP 15425689 A JP15425689 A JP 15425689A JP 2725056 B2 JP2725056 B2 JP 2725056B2
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属箔、プラスチックフィルム、紙等のシ
ートをスリッターで分割して巻取るシート分割巻取装置
の巻取準備装置に関する。
(従来の技術) シート分割巻取装置において巻上ったシートロールに
つながる分割シートを巻取位置の上流で切断したり、新
たな原反ロールから巻出したシートをシート走行路に通
したりした場合、次の巻取りを始めるためには、一般
に、各分割シート先端を所定の経路を通して巻取位置ま
で導き、個々の巻芯上に接着等により取付ける必要があ
る。従来、シート分割巻取装置において巻取位置上流の
所定位置へ送り出されて自由端となった各分割シートの
先端を自動的に巻取位置へ導く巻取準備装置としては、
たとえば特公昭62−45136号公報の実施例(同公報図面
第1図)に開示されているように、分割シートを挾持ベ
ルトコンベアにより巻取位置へ導くものがある。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述のような従来の巻取準備装置では次の
ような問題点があった。
すなわち、送り出される分割シート先端の進入方向と
挾持ベルトコンベアの流れ方向との間に僅な誤差を生じ
ても、分割シート先端が挾持ベルトコンベア中を移動す
る間に誤差が大きくなり、それが巻芯へ達した時には幅
方向に大きくずれるということが少なくない。そのた
め、巻初め時、シートは正しい位置からシート幅方向に
ずれた位置に巻付けられ易い。そして巻初めのシート幅
方向へのずれは、巻上げたシートロールの端面が巻初め
部で不揃いとなって巻取不良の原因となる。また、塑性
変形し易い材質の薄物シートでは特に、永久歪が生じる
原因となる。さらに、このようなシートでは、巻初め部
に凹凸が生じた場合、その外層のシートに凹凸が移って
永久歪みを生じ、それがさらに外層へと進んでゆくの
で、シートロールに多量の不良部分を生じさせることに
なる。
また挾持ベルトコンベアによりシートを挾持してシー
トを巻芯へ導くと、ベルトコンベアとシート送り出し速
度の同調が難しく、シート表面に傷が生じたり、薄物シ
ートの場合には折れたシワ等が生じて不良になり易い。
したがって、シワが生じにくく表面の傷が問題とならな
いように特定のシートにいか適用できない。しかも挾持
部分が長いため不良部分も長くなってシート先端部の無
駄が多い。さらに複雑に走行路への適用が難しい。
本発明は、スリッターで分割されたシートを巻取位置
の上流からほとんど傷付けることなく一斉に取り出すこ
とができ、かつ多様な種類のシートに対しても適用でき
る比較的簡素な構造の巻取準備装置を得ることを目的と
している。
また、各分割シートの先端シート幅方向に真直ぐに切
り揃えた状態で巻芯に取り付けることができる巻取準備
装置を提供することを別の目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明におけるシート分割巻取装置の巻取準備装置
は、シートをスリッターで複数に分割し、その分割シー
トを巻取位置の巻芯のまわりに、該巻芯と接触または接
近可能な最終ローラを経て巻取るシート分割巻取装置に
おいて、巻取準備時に所定の受取位置へ送り出された分
割シート先端を、受取位置と巻取位置の間の、上記最終
ローラを含む複数の案内ローラで構成された巻取中の分
割シート走行路沿いに導いて巻取位置へ取り出す巻取準
備装置であって、上記分割シートの先端部を挾持するた
めの挾持体を備える、シート幅方向に平行に伸びた移動
梁と、上記移動梁の両端部を支持した一対の無端の巻き
掛け体と、上記一対の巻き掛け体が、それぞれ上記複数
の案内ローラのうちの最初のローラから巻取中のシート
走行路に沿って上記最終ローラに至り最初のローラに戻
るループとなると共に連動して循環できるように、上記
案内ローラの長手方向両側に構成された巻き掛け体走行
路と、上記巻き掛け体が巻き掛けられた、上記巻き掛け
体走行路の一構成要素である駆動輪を、所定のトルクで
回転駆動することができる駆動機構とを備えることを特
徴とする。
また、本発明のもう一つのシート分割巻取装置の巻取
準備装置では、巻取位置へ取り出した分割シートを更に
巻芯へ取り付けるために、所定のトルクで回転駆動する
ことができる駆動機構と、上記最終ローラの下流側で上
記巻芯へ分割シートを押圧する押圧部材と、該押圧部材
により押圧された分割シートを該押圧部材の下流側の縁
に沿ってシート幅方向に切断する切断装置と、上記押圧
部材及び切断装置を支持して退避位置と作動位置とに移
動させることができる、上記最終ローラを支持する支持
枠上に設けた進退機構とを備える。
(作用) 本発明の、分割シートを巻取位置へ導くための巻取準
備装置において、移動梁は、挾持体で分割シート先端部
を挾持することにより、受取位置から巻取位置では、各
シートの先端部が横ずれしないように保持する。そし
て、駆動機構で駆動輪を所定のトルクで回転駆動するこ
とにより、駆動輪の回転が巻き掛け体に伝達されて巻き
掛け体が巻き掛け体走行路上で循環し、移動梁が、受取
位置から最終ローラ上まで巻取中の分割シート走行路に
沿って平行移動して分割シートを最終ローラ上に一斉に
取出す。また、その取出中は巻き掛け体を介して移動梁
に上記取トルクに応じた引っ張り力が与えられ、取出中
の分割シートの張力の大きさを所望の範囲に維持するこ
とができる。そして最終ローラが巻取位置の巻芯と接触
または接近可能であるので、各分割シートを巻芯上に当
接または接近した状態で保持することができる。
本発明の、分割シートを巻取位置へ導いて巻芯に取り
付けるための巻取準備装置では、巻芯の押圧部材による
押圧部位に接着剤を準備しておくと、巻芯上に準備した
分割シートは、押圧部材で巻芯に一斉に押付けられて確
実に接着する。そして接着した分割シートは切断装置に
より押付部分の際を切断され、シート先端を切り揃えた
状態になる。
(実施例) 次に本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図乃至第7図は本発明の1実施例を説明するため
の図である。第1図はシート分割巻取装置の概略側面図
であり、図示しない原反ロールから引出した原反シート
SOの先端を送出ローラ1とニップローラ1′の導くと、
原反シートSOは送り出されてスリッター2へ至り複数条
に分割される。そして、この分割シートSは、さらに一
対の振分ローラ3から振分装置4へ進み、交互に左右へ
振分られる。なお、振分装置については、たとえば、特
公昭62−45136号公報に開示されているので、詳しい説
明は省略する。振分けられた分割シートSの先端は、振
分装置4のすぐの下流にある受取位置Iから本発明の巻
取準備装置により巻取位置IIへ取出される。そして、定
位置に設けた巻取軸5上の巻芯Cへ分割シートSを取付
けて巻取を開始すると、分割シートSは巻芯Cのまわり
にシートロールRとして巻上げられる。
上記受取位置Iと巻取位置IIの巻芯Cとの間には、案
内ローラ6,7,8,9および最終ローラ10が設けてある。こ
れらの案内ローラ6乃至10は、支点軸11を中心に揺動可
能な一対の揺動腕12に、その両端部を回転可能に取付け
ている。そして巻取中、振分けられた各分割シートSを
巻芯Cへ案内する。最終ローラ10は巻取中のシートロー
ルRに接触し、その接触圧は揺動腕12を駆動する流体圧
シリンダ装置13によって変えることができる。
シートロールRが完成するとき、原反ロールに原反シ
ートが残っている場合には、振分装置4の出口に設けた
シート横断切断装置14により、シートロールRにつなが
る分割シートSをそれぞれ一斉に切断する。もし、原反
ロールに原反シートが残っていなければ、新たな原反ロ
ールから原反シートを引出し、前述と同様に分割して振
分ける。そして振分装置4出口の各分割シートSの先端
を前回のように巻取位置へ取出し、新しい巻芯Cへ取付
けてから次の巻取りが開始される。
本発明の巻取準備装置では、第2図乃至第4図中に示
すように各シートSの先端を挾持するための挾持体15を
設けた移動梁16を備えている。
この実施例の場合には、挾持体15はその一端を、第4
図に示すように軸16aを中心として揺動可能に移動梁16
上に取付けてあり、移動梁16に対して開閉可能となって
いる。
第2図に示すように、移動梁16は、その両端部を、案
内ローラ6,7,8,9,10の両側に配設した無端のチェーン18
によって支持されている。このチェーン18は、案内ロー
ラ6,7,8,9,10の両端の中心軸に回転可能に支持された案
内車6a,スプロケットホイール7a,8a,9a,10aおよび、第
3図のように、揺動腕12の内側面のそれぞれ対向する位
置に配置され、回転可能に支持されたスプロケットホイ
ール12a,12b,12cに巻掛けられている。そしてこれらの
案内車、スプロケットホイールは、チェーン18が各案内
ローラに対して第1図に示す巻取中の分割シートSの走
行路と同じ巻き掛け経路で最初のローラ6から最終ロー
ラ10へ至り、かつ最終ローラ10と最初ローラ6とを内側
に含むループとなるように、チェーン走行路を構成して
いる。一対の揺動腕12上のそれぞれのスプロケットホイ
ール12cは連動するように共通の軸19で連結されている
ので、両側のチェーン18も連動し、移動梁16をチェーン
走行路に沿って平行移動させることができる。
チェーン18は、第2図に示したモータ20の回転を磁粉
クラッチ21、伝動装置22を介して右側のスプロケットホ
イール12aに伝達することにより走行駆動される。つま
り右側のスプロケットホイール12aはチェーン走行路上
でチェーン18を走行させるための駆動輪となっており、
それに伝達されるトルクは、磁粉クラッチ21で調節され
る、送出ローラ1が送り出すシートSの速度が、モータ
20の駆動速度より遅くても、磁粉クラッチ21は、スプロ
ケットホイール12aのトルク、さらにはチェーンの引っ
張り力を所定の大きさに維持できる。なお、第2図に
は、送出ローラ1と同期して案内ローラ6乃至10を回転
させるための伝動装置は描かれていないが、送出ローラ
1の駆動用モータの回転を磁粉クラッチ21へ伝動装置介
して伝達する場合は、モータ20を設けなくてもよい。ま
た磁粉クラッチを設けないで、定トルク特性のモータを
用いてもよい。
受取位置Iで挾持体15を開閉させるために、この実施
例では第4図のように、挾持体15を移動梁16上の分割シ
ートSへ押付け付勢するバネ15aと、挾持体に備えたレ
バー15bと、揺動腕12上に固設したカム23とから成る開
閉手段24が備えてある。移動梁16が受取位置Iへ移動し
たとき、カム23はレバー15bを押し上げて挾持体15を第
4図中に2点鎖線で示すように開く。そのとき挾持体15
の開口部は、振分装置4から送出されるシートSの先端
の方へ向くようになっている。そして移動梁16をカム23
よりも巻芯Cへ進めるとレバー15bはカム21aからはずれ
て挾持体15はバネ15aの付勢力により閉じる。
なお、本発明では開閉手段として、例えば移動梁16上
に挾持体15の開閉駆動用のモータ、その制御装置などを
備えたものを使用してもよい。また、挾持体を移動によ
らず、摺動により開閉可能にしてもよい。さらに移動梁
に固定した板バネ上に挾持体をり付ける等シートの取出
条件に応じた機構を用いればよい。
次に、この装置の巻取準備におけるシート取出動作を
説明する。
先ず、巻上ったシートロールRを搬出して、流体圧シ
リンダ装置13の駆動により揺動腕12が第3図に示す所定
の位置についたとき、モータ20を作動させて移動梁16を
受取位置Iに付けて挾持体15が開いた状態で待機させ
る。次に送出しローラ1を回転させて分割シートSを送
り出すと、振分けられた分割シートSの先端は一斉に挾
持体15の開口部へ進入する。振分けられた分割シートS
の各先端が充分進入したとき、再びモータ20を起動する
と、移動梁16は移動して挾持体15を閉じ、各分割シート
Sの先端部が挾持される。そして、移動梁16が最終ロー
ラ10を通過して取出位置IIIまで来ると送出しローラ1
およびモータ20を停めると共に、流体圧シリンダ装置13
により揺動12上の最終ローラ10を巻芯Cへ押付ける。こ
の間に各分割シートSは、適当な張力でシート走行路沿
いに導かれて巻芯C上に取出される。これで、巻取準備
における分割シート取出作業が終了する。そして、取出
された分割シートSを巻芯Cに手等な手段により取付け
ると次の巻取りの開始が可能となる。このように、各分
割シートSが移動梁16によって一斉に適当な張力を与え
られて引出され、巻芯C上に保持された状態で取付けを
行うことができるので、巻芯Cへの取付けは正確に短時
間で行なえる。
なお、この発明における取出されたシートの巻芯へ取
付けは周知の手段により行ない得る。たとえば、入手に
よって取付けを行う場合もあるかも知れない。巻芯Cま
たはシートSに予め接着手段を最終ローラ10による押圧
位置に付けておけば、移動梁16が最終ローラ10を越え、
シートSが巻芯へ巻掛けられたとき、最終ローラ10を巻
芯Cへ押付けることによりシートSを自動的に接着する
ことができる。
シートを巻芯上に正確に取出して取付けても、巻取開
始前にシート戦端がめくれ上ったり、シート先端部が変
形したりしているために、巻初め部分に凹凸を生じ、こ
れが巻取品質に悪影響を及ぼすことが少なくない。この
実施例のシート分割巻取装置は、巻芯Cに取付けたシー
ト先端部が不良とならないようにシートを接着後、接着
位置の下流側シート切断してシート先端を切揃えた後、
巻取りを開始する。
そこで、この実施例の揺動腕12の先端部には、それぞ
れ、軸25を中心に揺動可能な支持腕26を備えている。そ
して、両側の支持腕26の間にシート切断装置27および押
圧部材28が設けてある。そして支持腕26は流体圧シリン
ダ装置29の駆動により揺動して、シート切断装置27およ
び押圧部材28を退避位置から作動位置へ進退さえること
ができる。進退位置についた支持腕26は第3図に示され
ており作動位置に着いた支持腕26は第5図に示されてい
る。
シート切断装置27は、両側の支持腕26間の両端部に固
着した梁状の枠体30と、刃わたりがシート幅よりも長
く、かつ作動位置において刃先が巻芯cへ向かうように
枠体30の側面に沿って設けられた切断刃31と、切断刃31
をシート幅方向に往復動可能に支持したホルダー32と、
ホルダー31を支持し、かつホルダー32を介して切断刃31
を巻芯Cへ押付ける押付手段33と、上記切断刃をシート
幅方向へ往復駆動する往復駆動機構42とから成り立って
いる。
切断刃31は、この場合、第6図に示すように、刃の長
手方向に設けた長円形の貫通孔34に通したピン35により
ホルダーから脱落しないように取付けてある。さらに切
断刃31には刃先の押付方向に設けた長円形の貫通孔36を
もっている。
この貫通孔36には、貫通孔36の幅とほぼ同じ外径の、
軸37に偏心して固着している円盤38が第7図のように挿
入されており、モータ39の回転を伝動装置を介して軸37
へ伝え、軸37と共に円盤38を回転させることにより、刃
を長手方向に往復駆動できるようにしている。
押付手段33はたとえば流体圧シリンダ装置から成り、
枠体30に取付けられたホルダー32を必要なときに刃先の
方向へ押すことができる。
押圧部材28は、切断刃31の上流側の側面に沿って配置
され、枠体30の巻芯Cへの対向面に固着されている、押
圧部材28としてゴム等の弾力性のある材料を用いること
が望ましい。
支持腕26の先端部に支持したローラ40は、取出された
シートSを案内すると共に、作動位置ではシートSを巻
芯Cへより大きく巻掛ける働きをする。
巻上げたシートロールRを取外した後、新しい巻芯C
を巻取軸5に取付けて、押圧部材28による巻芯Cの押圧
位置には予め両面粘着テープなどの接着手段を付けてお
く。そして、移動梁16が取出位置IIIへ移動して、シー
トSが取出されると、流体圧シリンダ装置29を作動さ
せ、押圧部材28および切断装置27を作動位置へ進めるこ
とにより、第5図のように押圧部材28は巻芯C上のシー
トSを接着手段へ押圧して確実に接着する。そしてその
状態でシート切断装置27の押付手段33と往復駆動機構42
とを作動させて各シートSを一斉に切断する。切断が完
了すると、支持腕26は退避位置へ後退する。こうして巻
取準備ができたら巻取を開始する。そして、挾持体15に
挾持されているシートSの切断片は、移動梁16を解放位
置IVへ移動すると、その位置に設けたカム41の働きによ
り挾持部材15が開いて落下する。これら送出しローラ
1、移動梁16、揺動腕12、シート切断装置27、支持腕26
を駆動する一連の動作は自動制御装置(図示せず)で行
うことができる。
この実施例におけるシート切断装置27の構造は比較的
簡素で占有空間が少なくて済み、揺動腕13の先端部でも
設けることができ巻芯上のシートを切断するのに都合が
よい。
以上、一実施例によって説明したが、この発明は実施
条件に応じて機械設計者の周知技術により多様に応用変
化し得るものである。
たとえば、シート分割巻取装置が分割されたシートを
交互に振分けずに一本の巻取軸上に巻取る形式、あるい
は、複数の巻取軸がターレットして巻上げたシートロー
ルを取出位置へ移動させると共に新たな巻芯を巻取位置
へつける形式、最終ローラが定位置に支持された巻芯が
最終ローラに対し接近、離反運動する形式などであって
も本発明を適用し得る。最終ローラは、巻取中はシート
ロールに所定の間隙を置いて接近し、接触しないもので
もよい。また案内ローラ、最終ローラは長手方向に所定
の間隔で円周方向の溝をもち、溝底面でシートを案内す
るもの、あるいは所定の間隔で鍔を持つもの等を採用し
得る。挾持体は、移動梁に上下一対に設け、相互の進退
によりシートを挾むようにしたもの、またシート幅の一
部分だけを挾持するものでもよい。また移動梁は両端部
を巻掛け体により支持されるものであればその形状は間
わない。また巻掛け体は、チェーンの代わりにベルト、
ロープ等を用いることができる。また開閉手段は、バネ
やカムを用いず、移動梁上にモータ等を備えてもよい。
また挾持体の挾持面を、確実にシートを保持できるよう
にするために凹凸の噛み合い形状としたり、摩擦係数の
大きな挾持部材を用いたりすることもできる。そして単
にシートを挾持面で挾んで保持するだけでなく間に受入
れたシートに爪状の部材を突き立てて保持する等、一対
の部材間にシートを受入れて部材を閉じることでシート
を保持する機能があるものは本発明の挾持体に含まれ
る。さらに、シート切断装置の切断刃の往復駆動機構と
してクランク機構等を用いてもよい。またシート切断装
置の進退機構は摺動機構を用いてもよく、進退機構中の
駆動機構を切断刃の押付手段とする場合も有り得る。
(発明の効果) 請求項1記載の発明によれば、複数の分割シートの先
端部を、挾持体により一括して移動梁上に挾持し、移動
梁を所要の張力で引っ張って平行移動させることにより
各分割シートを巻取位置へ取り出すので、分割シートに
傷がつかる、正確に巻芯上に準備でき、また、分割シー
トの先端部のみを挾持体で挾持して保持するので、従来
に比べ、取出中の傷により無駄となるシートの量を著し
く減らすことができる。また分割シートの横ずれで巻初
め部分が巻取不良となることが防止でき、製品歩留りが
向上する。また、複雑なシート走行経路であっても比較
的簡素な構造で、シートを正確に案内して取出すことが
できる。
また、請求項2記載の発明によれば、案内ローラの支
持枠に設けた進退機構上にシート切断装置と押圧部材を
設けることにより、巻取位置に取り出されて、巻芯上に
準備された分割シートを巻芯へ正確に接着し、かつ、接
着した分割シートを巻芯上で切断して先端を揃えるの
で、接着した分割シート先端部の変形や、めくれ上がり
を防ぐことができる。そのため、凹凸の少ない良好な巻
初め部を得ることができる。そして一連の動作の自動化
により、全自動で巻取準備を行えるようにすることも容
易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したシート分割巻取装置を説明す
るための簡略化した側面図、第2図は本発明の巻取り準
備装置の概略正面図、第3図は同じく概略側面図、第4
図は挾持体および案内梁の側面図、第5図は作動位置に
ついたシート切断装置を説明するための概略側面図、第
6図は切断刃の正面図、第7図は往復駆動機構の説明図
である。 S……分割シート、R……シートロール、10……最終ロ
ーラ、15……挾持体、16……移梁、18……巻掛け体、20
……モータ、21……磁粉クラッチ、23……カム、27……
シート切断装置、28……押圧部材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートをスリッターで複数に分割し、その
    分割シートを巻取位置の巻芯のまわりに、該巻芯と接触
    または接近可能な最終ローラを経て巻取るシート分割巻
    取装置において、巻取準備時に所定の受取位置へ送り出
    された分割シート先端を、受取位置と巻取位置の間の、
    上記最終ローラを含む複数の案内ローラで構成された巻
    取中の分割シート走行路沿いに導いて巻取位置へ取り出
    す巻取準備装置であって、上記分割シートの先端部を挾
    持するための挾持体を備える、シート幅方向に平行に伸
    びた移動梁と、上記移動梁の両端部を支持した一対の無
    端の巻き掛け体と、上記一対の巻き掛け体が、それぞれ
    上記複数の案内ローラのうちの最初のローラから巻取中
    のシート走行路に沿って上記最終ローラに至り再び最初
    のローラに戻るループとなると共に連動して循環できる
    ように、上記案内ローラの長手方向両側に構成された巻
    き掛け体走行路と、上記巻き掛け体が巻き掛けられた、
    上記巻き掛け体走行路の一構成要素である駆動輪を、所
    定のトルクで回転駆動することができる駆動機構とを備
    えることを特徴とするシート分割巻取装置の巻取準備装
    置。
  2. 【請求項2】シートをスリッターで複数に分割し、その
    分割シートを巻取位置の巻芯のまわりに、該巻芯と接触
    または接近可能な最終ローラを経て巻取るシート分割巻
    取装置において、巻取準備時に所定の受取位置へ送り出
    された分割シート先端を、受取位置と巻取位置の間の、
    上記最終ローラを含む複数の案内ローラで構成された巻
    取中の分割シート走行路沿いに導いて巻取位置へ取り出
    し、その分割シートを巻芯へ取り付ける巻取準備装置で
    あって、上記分割シートの先端部を挾持するための挾持
    体を備える、シート幅方向に平行に伸びた移動梁と、上
    記移動梁の両端部を支持した一対の無端の巻き掛け体
    と、上記一対の巻き掛け体が、それぞれ上記複数の案内
    ローラのうちの最初のローラから巻取中のシート走行路
    に沿って上記最終ローラに至り再び最初のローラに戻る
    ループとなると共に連動して循環できるように、上記案
    内ローラの長手方向両側に構成された巻き掛け体走行路
    と、上記巻き掛け体が巻き掛けられた、上記巻き掛け体
    走行路の一構成要素である駆動輪を、所定のトルクで回
    転駆動することができる駆動機構と、上記最終ローラの
    下流側で上記巻芯へ分割シートを押圧する押圧部材と、
    該押圧部材により押圧された分割シートを該押圧部材の
    下流側の縁に沿ってシート幅方向に切断する切断装置
    と、上記押圧部材及び切断装置を支持して退避位置と作
    動位置とに移動させることができる、上記最終ローラを
    支持する支持枠上に設けた進退機構とを備えることを特
    徴とするシート分割巻取装置の巻取準備装置。
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