JPH0522920Y2 - - Google Patents

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JPH0522920Y2
JPH0522920Y2 JP1987016211U JP1621187U JPH0522920Y2 JP H0522920 Y2 JPH0522920 Y2 JP H0522920Y2 JP 1987016211 U JP1987016211 U JP 1987016211U JP 1621187 U JP1621187 U JP 1621187U JP H0522920 Y2 JPH0522920 Y2 JP H0522920Y2
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reflective film
mirror
center
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reflective
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、一眼レフカメラの反射ミラーに関
し、特にハーフミラー上に蒸着膜を付して、平均
反射率を中央部から周辺部にかけて増大させる反
射ミラーに関する。
「従来技術およびその問題点」 一眼レフカメラは、撮影レンズ系からの入射光
を反射ミラーによつてフアインダ光学系に導くも
のであるが、入射光を測距信号あるいは露出信号
として用いる最近のカメラでは、該反射ミラーの
中心部をハーフミラーとすることが行なわれてい
る。ハーフミラーを透過した光はさらに別の全反
射ミラーを介して焦点検出装置や露出制御装置に
入力される。
この反射ミラーは従来、中心部がハーフミラー
であることによるフアインダ視野の異和感をなく
し、フアインダの視認性を良好にするため、ハー
フミラー上に、所定のパターンの反射膜を蒸着
し、平均反射率が中心部で最も小さく、周辺部で
最も大きくなるようにしている。ところが従来の
反射膜の形成パターンは、中心部から設定した複
数の同心円状域内に、平均反射率が段階的に変化
する反射膜を付するものであるため、反射率の変
化が滑らかでなかつた。
「考案の目的」 本考案は、反射率の変化がより滑らかで、より
フアインダ視野の異和感の少ない反射ミラーを得
ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案は、ハーフミラー上に付着形成する反射
膜のパターンを研究の結果、これをハーフミラー
の中心部を中心とする扇形を基本形として用いる
と、反射率の変化をより滑らかにすることができ
ることを見出して完成されたものである。
すなわち本考案は、反射ミラーの中心部を中心
とする複数の同心状の環状領域を仮想し、これら
の複数の環状領域内にそれぞれ、上記中心部を中
心とする扇形からその中心側を除去した形状の複
数の截頭扇形反射膜セグメントを形成するととも
に、これらの反射膜セグメントどうしの周方向の
間隔を略一定にし、かつ、外周側の環状領域の平
均反射率が内周側の環状領域の平均反射率よりも
高くなるように、外周側の環状領域内における反
射膜セグメントの数を、内周側の環状領域内にお
ける反射膜セグメントの数より少なくしたことを
特徴としている。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。第
3図は本考案の反射ミラー11を用いる一眼レフ
カメラの概念図で、撮影レンズ系12を通つた被
写体光は、反射ミラー11で反射してペンタプリ
ズム13を含むフアインダ光学系14に入り、接
眼レンズ系15を介して被写体像が観察される。
光軸Oは撮影レンズ系12の光軸である。
反射ミラー11は、その光軸Oに対応する中心
部分がハーフミラー部11aとなつており、この
ハーフミラー部11aは透過した被写体光は、全
反射ミラー16を介して受光素子17に入射す
る。受光素子17は、例えば焦点検出装置の受光
素子で、撮影レンズ系12による焦点状態が検出
される。反射ミラー11と全反射ミラー16は、
撮影時には、撮影時には周知の退避機構によつて
光路から退避する。
本考案は、このように用いられる反射ミラー1
1の中心部(光軸O部)から周辺部にかけて、そ
の反射率をできるだけ滑らかに大きくするもの
で、その実施例を第1図に示す。第1図は、対称
性に鑑み、本考案の反射ミラー11を光軸Oを通
る水平線と垂直線で囲まれる1/4(90°)だけ示す
ものである。
反射ミラー11は全体が例えば透過率50%のハ
ーフミラー21から構成され、その上の所定部分
に反射率が例えば95%の反射膜(例えばA1膜)
からなる截頭扇形反射膜セグメント22が付着形
成される。図において、斜線を付した部分が反射
膜であり、本考案は、これらの形成パターンを要
旨とするものである。
この実施例においては、光軸Oを中心として、
中心の円状領域Aと、2つの環状領域B、Cと、
その外側の最外側領域Dが設定されている。中心
の円状領域Aは、截頭扇形反射膜セグメント22
を付着形成しない部分(ハーフミラー部11a)
で、ハーフミラー21が全面的に露出する。次の
環状領域B、Cは、第一、第二の反射率増加領域
で、最外側のD領域は、最大反射率領域である。
本考案は、この環状領域B、C領域における反
射膜を、大小の截頭扇形反射膜セグメント22と
した点に特徴がある。截頭扇形反射膜セグメント
22は、反射ミラー11の中心部(光軸O)を中
心とする扇形からその中心部を除去(切除)した
形状をしていて、光軸Oから遠ざかる程、その反
射面積が広くなつている。これらの截頭扇形反射
膜セグメント22は、セグメントどうしの周方向
の間隔が略同一に形成されていて、かつ、その径
方向の長さが円周方向の長さより大きく設定され
ている。
そして、この環状領域B、Cでは、外側の環状
領域Cにおける平均反射率の方が、内側の環状領
域Bにおける平均反射率より高くなるように、反
射膜セグメント22の数を異ならせている。つま
り中心に近い環状領域Bにおいては、この截頭扇
形反射膜セグメント22の数が多く、その大きさ
(反射膜の非付着領域との面積比)が小さい。よ
つて平均反射率が小さい範囲で、周辺にいくに従
つて反射率が増加していく。また環状領域Bより
外側の環状領域Cにおいては、截頭扇形反射膜セ
グメント22の数が少なく、大きさ(同)がより
大きい。従つて、平均反射率が大きい範囲で、周
辺にいくに従つて反射率が増加していく。反射ミ
ラー11の周辺部のD領域においては、反射ミラ
ー11が長方形をしていることから、反射膜は、
截頭扇形形状とはならず、その面積の殆どを反射
膜23が占める。
以上の反射ミラー11の反射率分布を第2図に
模式的に示す。すなわち中心領域Aで50%であつ
た反射率が、環状領域B、Cと移行するにつれて
漸増し、しかも各領域内においても、截頭扇形反
射膜セグメント22が扇形をしていることから、
中心部から周辺部にかけて、平均反射率が増加し
ていく。
同図の破線は、従来の反射ミラー11による反
射率分布を示すもので、各領域における反射率は
一定で、これが周辺部にいくに従い、段階的に上
昇している。この従来の反射率分布と本考案の反
射率分布とを比較すると、本考案の優位性が明ら
かである。
なお截頭扇形反射膜セグメント22の形状は、
反射ミラー11が長方形状をなすこと、および蒸
着膜の非付着部分(つまりハーフミラー21とし
て残す部分)を決定する蒸着膜パターンの製造技
術の関係から、環状領域B、Cにおいても大小の
差が存在する。截頭扇形反射膜セグメント22に
このような大小が存在しても、截頭扇形反射膜セ
グメント22が扇形をなすことによる、光軸Oか
ら遠い部分程反射率が増加するという効果を得る
ことができる。つまり環状領域B、Cは、厳密に
同心円によつて形成されることを要せず、マクロ
にみて環状であれば足りる。またより滑らかな反
射率分布を得るために、環状領域をより細分化し
てもよい。
「考案の効果」 以上のように本考案の一眼レフカメラの反射ミ
ラーによると、中心部から周辺部にかけて、反射
率をより滑らかに変化させることができる。よつ
て反射ミラーの中央部にハーフミラー部が存在す
ることによるフアインダ視野の異和感をなくし、
良好なフアインダ視野を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による反射ミラーの実施例を示
す1/4平面図、第2図は第1図の反射ミラーによ
る反射率分布を示すグラフ、第3図は一眼レフカ
メラにおける反射ミラーの機能を示す光学系統図
である。 11……反射ミラー、11a……ハーフミラー
部、12……撮影レンズ系、14……フアインダ
光学系、17……受光素子、21……ハーフミラ
ー、22……截頭扇形反射膜セグメント。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 撮影レンズからの入射光をフアインダ光学系に
    導く一眼レフカメラの反射ミラーであつて、その
    平均反射率が、ハーフミラー上への反射膜の蒸着
    パターンによつて、中央部において最も小さく、
    周辺部において増大するように設定されている反
    射ミラーにおいて、 上記反射ミラーの中心部を中心とする複数の同
    心状の環状領域を仮想し、 これらの複数の環状領域内にそれぞれ、上記中
    心部を中心とする扇形からその中心側を除去した
    形状の複数の截頭扇形反射膜セグメントを形成す
    るとともに、これらの反射膜セグメントどうしの
    周方向の間隔を略一定にし、 かつ、外周側の環状領域の平均反射率が内周側
    の環状領域の平均反射率よりも高くなるように、
    外周側の上記環状領域内における反射膜セグメン
    トの数を、内周側の環状領域内における反射膜セ
    グメントの数より少なくしたことを特徴とする一
    眼レフカメラの反射ミラー。
JP1987016211U 1987-02-06 1987-02-06 Expired - Lifetime JPH0522920Y2 (ja)

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JPS63124219U JPS63124219U (ja) 1988-08-12
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6147901A (ja) * 1984-08-14 1986-03-08 Canon Inc カメラ用の光束分割ミラ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61137913U (ja) * 1986-01-16 1986-08-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6147901A (ja) * 1984-08-14 1986-03-08 Canon Inc カメラ用の光束分割ミラ−

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