JP2605310Y2 - アルバタ式ファインダー - Google Patents

アルバタ式ファインダー

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JP2605310Y2 JP1993063646U JP6364693U JP2605310Y2 JP 2605310 Y2 JP2605310 Y2 JP 2605310Y2 JP 1993063646 U JP1993063646 U JP 1993063646U JP 6364693 U JP6364693 U JP 6364693U JP 2605310 Y2 JP2605310 Y2 JP 2605310Y2
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彰博 荒井
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、アルバタ式ファイン
ダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所謂コンパクトカメラに用い
られるファインダーには、撮影範囲を定める視野枠から
の反射光を、対物凹レンズの外周に形成される反射面に
より更に反射、拡大して作られる虚像と、対物凹レンズ
を介して作られる被写体の虚像とを重ねて見るアルバタ
式ファインダーがある。このアルバタ式ファインダー
は、例えば、図8に示す様に、対物凹レンズ202と接
眼凸レンズ204とから構成されている。
【0003】接眼凸レンズ204の対物凹レンズ202
側の平レンズ面204aには、視野枠210がアルミ等
の反射物質で蒸着されており、また、対物凹レンズ20
2の接眼凸レンズ204側のレンズ面202aの外周部
には、視野枠210からの反射光を更に反射して接眼凸
レンズ204に入射させるため、アルミ等の反射物質を
蒸着することにより反射率100%の反射面206を形
成している。この反射面206は、対物凹レンズ202
の外周に形成されているため、対物凹レンズ202を介
して接眼凸レンズ204に入射する被写体像の明るさは
ほとんど影響を受けない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、近年自動
合焦機能を有するカメラ(以下AFカメラ)が普及する
につれ、測距動作をより確実とするため、ファインダー
内の視野枠よりも内周側に測距位置を示す測距マークを
表示する必要が生じた。このため、アルバタ式ファイン
ダーを用いるAFカメラにおいては、対物凹レンズの接
眼レンズに対向する側のレンズ面の全面を半透鏡(光透
過率50%、反射率50%)とし、この半透鏡の略中央
部で測距マークからの反射光を更に反射して接眼凸レン
ズに入射させるようにしている。このようにレンズ面が
半透鏡とされる対物レンズでは、光透過率が50%であ
るため、この対物凹レンズを介して接眼凸レンズに入射
する被写体像の明るさも50%になり、非常に暗く、見
づらいものとなっている。また、このようなアルバタ式
ファインダーの他に採光式のファインダー等も存在する
が、これらはアルバタ式ファインダーに比べて大型なも
のであり、近年のカメラの小型化という要望に応えるこ
とはできない。
【0005】
【考案の目的】この考案は、このような事情に鑑みてな
されたもので、この考案の目的は、アルバタ式ファイン
ダーを用いて、その視野枠よりも内周側に測距マークや
その他特定のマークを表示する場合であっても、被写体
像が暗くなることを押さえ、見やすいアルバタ式ファイ
ンダーを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この考案にかかるアルバタ式ファ
インダーは、請求項1の記載によれば、自動合焦機能を
有するカメラに用いられる対物凹レンズおよび接眼凸レ
ンズを備えたアルバタ式ファインダーであって、対物凹
レンズの接眼凸レンズに対向する側のレンズ面に配設さ
れ、このレンズ面の外周に、フィルムに撮影される被写
体の範囲を示す視野枠からの反射光をさらに反射して接
眼凸レンズに導くように形成された第1の反射凹面と、
対物凹レンズの接眼凸レンズに対向する側のレンズ面の
第1の反射凹面よりも内周側の領域に配設され、特定の
領域を示すマークからの反射光をさらに反射して接眼凸
レンズに導くと共に、入射する光の透過を許容するよう
に形成された第2の反射凹面とを具備する。そして第2
の反射凹面は、特定の領域を示すマークからの反射光を
第1の反射率を有してさらに反射して接眼凸レンズに導
くための第3の反射凹面と、第3の反射凹面外周に配設
され、第1の反射率より小さい第2の反射率を有する第
4の反射凹面と、第3の反射凹面内周に配設され、第1
の反射率より小さい第3の反射率を有する第5の反射凹
面とを備えることを特徴とする。請求項1に記載のアル
バタ式ファインダーによれば、視野枠や特定の領域を示
すマークを表示させる場合でも、明るい被写体像を見る
ことができる。さらに、該マークを通る像と通らない像
との間に生じる明暗の境界をなくすことにより、ファイ
ンダーを覗いたときに感じる違和感を解消することがで
きる。
【0007】また、請求項2に記載のアルバタ式ファイ
ンダーによれば、上記第2の反射率は、第3の反射凹面
から外周に向かうにつれ、第1の反射率より次第に小さ
くなり、上記第3の反射率は、第3の反射凹面から内周
に向かうにつれ、第1の反射率より次第に小さくなる。
【0008】ここで第2の反射凹面は、径方向の幅が同
一で次第に直径が小さくなる複数の中空円の反射面を同
心円状に並べて配設することができる。この場合、該中
空円の反射面の配設間隔は、第3の反射凹面では同一に
し、第4の反射凹面では外周に向かうにつれて第3の反
射凹面での配設間隔より次第に広くし、第5の反射凹面
では内周に向かうにつれて第3の反射凹面での配設間隔
より次第に広くするのが望ましい(請求項3)。
【0009】また第2の反射凹面には、一定間隔で次第
に直径が小さくなる複数の中空円の反射面を同心円状に
並べて配設することもできる。この場合、該中空円の反
射面の径方向の幅は、第3の反射凹面では同一にし、第
4の反射凹面では外周に向かうにつれて第3の反射凹面
での幅より次第に狭くし、第5の反射凹面では内周に向
かうにつれて第3の反射凹面での幅より次第に狭くする
のが望ましい(請求項4)。
【0010】さらに第2の反射凹面には、同一直径を有
する複数の点状の反射面を配設することも可能である。
この場合、点状の反射面の配設密度は、第3の反射凹面
では同一にし、第4の反射凹面では外周に向かうにつれ
て第3の反射凹面での配設密度より次第に少なくし、第
5の反射凹面では、内周に向かうにつれて第3の反射凹
面での配設密度より次第に少なくするのが望ましい(請
求項5)。
【0011】また、この考案に係るアルバタ式ファイン
ダーは、請求項7の記載によれば、前記第2の反射凹面
には、所定直径を有する複数の点状の反射面が一定密度
で配設されていることを特徴とする請求項1に記載のア
ルバタ式ファインダー。また、この考案に係るアルバタ
式ファインダーは、請求項8の記載によれば、前記第2
の反射凹面には、同一直径を有する複数の点状の反射面
が配設されており、前記点状の反射面の配設密度は、前
記第3の反射凹面では、同一とし、前記第4の反射凹面
では、外周に向かうにつれて前記第3の反射凹面での配
設密度より次第に少なくし、前記第5の反射凹面では、
内周に向かうにつれて前記第3の反射凹面での配設密度
より次第に少なくしたことを特徴とする。
【0012】また第2の反射凹面に、複数の点状の反射
面を一定密度で配設することもできる。この場合、点状
の反射面の直径は、第3の反射凹面では同一にし、第4
の反射凹面では外周に向かうにつれて第3の反射凹面で
の直径より次第に小さくし、第5の反射凹面では内周に
向かうにつれて第3の反射凹面での直径より次第に小さ
くするのが望ましい(請求項6)。
【0013】請求項10に記載のアルバタ式ファインダ
ーによれば、上記特定の領域を示すマークは、自動合焦
のための測距位置を示すマークである。すなわち請求項
10に記載のアルバタ式ファインダーは、AFカメラに
も使用することができる。
【0014】
【実施例】以下に、この考案に係るアルバタ式ファイン
ダーの一実施例の構成を、添付図面を参照して詳細に説
明する。図1は、一実施例に適用するアルバタ式ファイ
ンダーの構成を示す図である。
【0015】アルバタ式ファインダー100は、対物凹
レンズ102と、この対物凹レンズ102に対向する側
の平レンズ面104bに視野枠110及び測距位置を示
す測距マーク112がアルミ等で蒸着される接眼凸レン
ズ104とを具備するアルバタ式ファインダーであっ
て、対物凹レンズ102は、その接眼凸レンズ104に
対向する側の凹レンズ面102aの外周に第1の反射凹
面106を有すると共に、この第1の反射凹面106よ
りも内周側の領域に第2の反射凹面108を有する様に
構成される。
【0016】接眼凸レンズ104は、接眼側に凸レンズ
面104a、対物側に平レンズ面104bを有する凸レ
ンズであり、この接眼凸レンズ104の平レンズ面10
4bには、図2に示すように、フィルムに撮影される被
写体の範囲を示す視野枠110及び測距位置を示す測距
マーク112が反射率の高いアルミ等で蒸着されてい
る。
【0017】対物凹レンズ102は、凹レンズであり、
図3に示すように、接眼凸レンズ104に対向する側の
凹レンズ面102aの外周には、アルミ等の反射物質を
蒸着することによって反射率略100%の第1の反射凹
面106が形成されている。また、この対物レンズ10
2の凹レンズ面102aの第1の反射凹面106よりも
内周側の領域には、次第に直径が小さくなる複数の中空
円が反射率略100%にアルミ蒸着されることによって
複数の蒸着円108aとして第2の反射凹面108を構
成している。
【0018】第1の反射凹面106は、視野枠110か
らの反射光を更に反射して、接眼凸レンズ104に入射
させるよう作用する(図1に示す矢印Y1は、この反射
光の光路を示す)と共に、凹面鏡として作用するもので
あり、即ち、撮影枠110の反射光は第1の反射凹面1
06で反射されると共に拡大されて接眼凸レンズ104
に入射する。
【0019】第2の反射凹面108は、測距マーク11
2からの反射光をさらに反射して、この反射光を接眼凸
レンズ104に入射させるよう作用する(図1に示す矢
印Y2は、この反射光の光路を示す)と共に、凹面鏡と
して作用するものであり、すなわち、測距マーク112
の反射光は第2の反射凹面108で反射されると共に拡
大されて接眼凸レンズ104に入射する。
【0020】第2の反射凹面108の反射率(この第2
の反射凹面108を構成する各蒸着円108aの反射率
は、略100%である)は、蒸着間隔h1を一定にし、
各蒸着円108aの蒸着幅h2を変えることにより、ま
たは、蒸着幅h2を一定にし、蒸着間隔h1を変えるこ
とにより、この第2の反射凹面108の反射率を変化さ
せている。
【0021】図3に示す第2の反射凹面108は、蒸着
間隔h1を一定にし、各蒸着円108aの蒸着幅h2を
変えることによりその反射率を変化させている。具体的
には、第2の反射凹面108は、蒸着幅h2を一定に設
定する第3の反射凹面108bと、蒸着幅h2を第2の
反射凹面108の外周に近付くにつれ狭く設定する第4
の反射凹面108cと、蒸着幅h2を第2の反射凹面1
08の内周に近付くにつれ狭く設定する第5の反射凹面
108dとを具備している。このように第3乃至第5の
反射凹面108dを設定することにより、第2の反射凹
面108の反射率を変えている。この反射率の変化を図
4に示すグラフを参照して説明する。
【0022】図4に示すグラフは、図3に示す対物凹レ
ンズ102の凹レンズ面102a上の軸Aに沿った位置
における反射率を示すものであり、横軸は図3に示す凹
レンズ面102a上の軸Aに沿った位置に対応してお
り、縦軸はその位置における反射率を示している(な
お、第2の反射凹面108は円面であるのでこの中心を
通る他の軸を規定してもその軸に沿った凹レンズ面10
2a上の反射率は、図4に示すものと同一となる)。
【0023】なお、図3に示す各蒸着円108aは模式
図のため、その蒸着幅h2及び蒸着間隔h1は実際より
も多くとっており、また、蒸着円108aの数も少なく
して示しているが、実際は、その蒸着幅h2及び蒸着間
隔h1は極めて微細なもので、また、蒸着円108aの
数も極めて複数のものである。
【0024】図4に示すように、第2の反射凹面108
には、反射率50%になる領域が2箇所存在するが、こ
れは、第3の反射凹面108bの反射率を示している。
即ち、この第3の反射凹面108bでは、蒸着円108
aの蒸着幅h2が蒸着間隔h1に略等しくなっており、
接眼凸レンズ104に蒸着された測距マーク112は、
この第3の反射凹面108bで反射される。従って測距
マーク112をファインダー内に表示させるには、この
第3の反射凹面108bにだけ蒸着円108aを形成す
るようにすればよいが、この第3の反射凹面108bだ
けでは光透過率が50%となり、ファインダーを覗いた
とき、この領域を通る像と通らない像との間にはっきり
とした明暗の境界ができて違和感が生じる。
【0025】この明暗の境界をなくし、ファインダーを
覗いたときの違和感をなくすために、第3の反射凹面1
08bの外周には第4の反射凹面108c、そして、第
3の反射凹面108bの内周には第5の反射凹面108
dを蒸着している。即ち、反射率50%の第3の反射凹
面108bから外周または内周に向かうにつれて蒸着幅
h2を少なくして次第に反射率を低くしていき、やがて
反射率0即ち光透過率100%として、明暗の境界をな
くしている。従ってファインダーを覗いた時にも違和感
がなくなるものである。
【0026】この様に構成されるアルバタ式ファインダ
ーでは、従来の対物凹レンズの接眼凸レンズに対向する
側のレンズ面の全面を光透過率50%にするアルバタ式
ファインダーにくらべて、対物凹レンズの光透過率を高
くできるので(即ち、第2の反射凹面108の光透過率
が変わるだけなので)、全体として明るいファインダー
にすることができるようになった。
【0027】この考案は、上述した一実施例の構成に限
定されることなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能である。
【0028】例えば、上述した一実施例において、第2
の反射凹面108は、蒸着幅h2を一定に設定する第3
の反射凹面108bと、蒸着幅h2を第2の反射凹面1
08の外周に近付くにつれ次第に狭く設定する第4の反
射凹面108cと、蒸着幅h2を第2の反射凹面108
の内周に近付くにつれ次第に狭く設定する第5の反射凹
面108dとを具備しているように説明したが、この考
案はこのような構成に限定されることなく、図5に一実
施例の変形例として示すように、同一直径でアルミ蒸着
される蒸着点108a′を蒸着密度を変えることによ
り、即ち、図6に図5に示す第2の反射凹面108の各
部を取り出して示すように、第3の反射凹面108bに
は一定密度で蒸着点108a′を蒸着し、第4の反射凹
面108cには、対物凹レンズ102の外周に近付くに
つれ密度を少なくして蒸着点108a′を蒸着し、第5
の反射凹面108dには、対物凹レンズ102の内周に
近付くにつれ密度を少なくして蒸着点108a′を蒸着
して第2の反射凹面108の反射率を変えてもよい。
【0029】なお、図5および図6に示す各蒸着円10
8aは模式図のため、その蒸着点108a’は大きく描
いており、その数も少なくして示しているが、実際は、
その蒸着点108a’はきわめて微細なもので、また、
その数もきわめて複数のものである。この図5中A軸に
沿った第2の反射凹面108の反射率の変化を図7に示
す。なお、第3ないし第5の反射凹面の蒸着密度を一定
にして、蒸着点108a’の直径を変えることによって
図7に示す反射率を達成することも可能である。
【0030】また、接眼凸レンズ104の対物側は、平
レンズ面104bであるように説明したが、この考案は
このような構成に限定されることなく、接眼凸レンズ1
04の対物側は凸レンズ面でもよい。平レンズ面104
bとしたのは、この面に撮影枠110や測距用マーク1
12を蒸着しやすくするためである。
【0031】また、平レンズ面104bに、撮影枠11
0や測距マーク112がアルミ蒸着されているように説
明したが、この考案はこのような構成に限定されること
なく、接眼レンズ104と対物凹レンズ102との間に
ガラス板を設け、このガラス面に撮影枠110や測距マ
ーク112を蒸着してもよい。
【0032】また、アルバタ式ファインダー100は、
対物凹レンズ102及び接眼凸レンズ104の2枚のレ
ンズによって構成されるように説明したが、この考案は
このような構成に限定されることなく、考案に係るアル
バタ式ファインダー100をズームファインダーに適用
する場合は、ズームのために必要とされる凹、凸レンズ
を加えて構成してもよい。
【0033】また、第1及び第2の反射凹面106、1
08は、アルミを蒸着することにより形成されるように
説明したが、この考案はこのような構成に限定されるこ
となく、その他の反射率のよい金属等を用いて蒸着して
もよい。
【0034】また、第2の反射凹面108は、測距マー
ク112を反射するように説明したが、この考案はこの
ような構成に限定されることなく、パノラマ撮影枠を反
射させる場合に適用してもよい。
【0035】
【考案の効果】以上詳述した様に、この考案に係るアル
バタ式ファインダー構成したことにより、アルバタ式フ
ァインダーの内周側に測距マークやその他特定のマーク
を表示する場合であっても、被写体像が暗くなることを
押さえ、見やすいアルバタ式ファインダーを提供するこ
とが可能となった。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るアルバタ式ファインダーの構成
を示す平面図である。
【図2】図1に示す接眼凸レンズの平レンズ面を示す平
面図である。
【図3】図1に示す第1及び第2の反射凹面を示す平面
図である。
【図4】図3に示す第2の反射凹面の反射率を表すグラ
フである。
【図5】図3に示す第2の反射凹面の変形例を示す平面
図である。
【図6】図5に示す第2の反射凹面を構成する各反射面
を取り出して説明する図である。
【図7】図5に示す第2の反射凹面の反射率を表すグラ
フである。
【図8】従来のアルバタ式ファインダーを示す平面図で
ある。 〔図面の簡単な説明〕 100 アルバタ式ファインダー 102 対物凹レンズ 102a 凹レンズ面 104 接眼凸レンズ 104a 平レンズ面 106 第1の反射凹面 108 第2の反射凹面 108a 蒸着円 108a′蒸着点 108b 第3の反射凹面 108c 第4の反射凹面 108d 第5の反射凹面 110 視野枠 112 測距マーク 202 対物凹レンズ 202a 第1凹レンズ面 204 接眼凸レンズ 204a 平レンズ面 206 反射面 210 視野枠

Claims (9)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動合焦機能を有するカメラに用いられ
    る対物凹レンズおよび接眼凸レンズを備えたアルバタ式
    ファインダーであって、 前記対物凹レンズの前記接眼凸レンズに対向する側のレ
    ンズ面に配設され、このレンズ面の外周に、フィルムに
    撮影される被写体の範囲を示す視野枠からの反射光をさ
    らに反射して前記接眼凸レンズに導くように形成された
    第1の反射凹面と、 前記対物凹レンズの前記接眼凸レンズに対向する側のレ
    ンズ面の前記第1の反射凹面よりも内周側の領域に配設
    され、特定の領域を示すマークからの反射光をさらに反
    射して前記接眼凸レンズに導くと共に、入射する光の透
    過を許容するように形成された第2の反射凹面とを具備
    し、 前記第2の反射凹面は、 前記特定の領域を示すマークからの反射光を第1の反射
    率を有してさらに反射して前記接眼凸レンズに導くため
    の第3の反射凹面と、 前記第3の反射凹面外周に配設され、前記第1の反射率
    より小さい第2の反射率を有する第4の反射凹面と、 前記第3の反射凹面内周に配設され、前記第1の反射率
    より小さい第3の反射率を有する第5の反射凹面とを備
    えること、を特徴とするアルバタ式ファインダー。
  2. 【請求項2】 前記第2の反射率は、前記第3の反射凹
    面から外周に向かうにつれ、前記第1の反射率より次第
    に小さくなり、前記第3の反射率は、前記第3の反射凹
    面から内周に向かうにつれ、前記第1の反射率より次第
    に小さくなることを特徴とする請求項1に記載のアルバ
    タ式ファインダー。
  3. 【請求項3】 前記第2の反射凹面には、径方向の幅が
    同一で次第に直径が小さくなる複数の中空円の反射面が
    同心円状に並んで配設されており、 前記中空円の反射面の配設間隔は、 前記第3の反射凹面では、同一にし、 前記第4の反射凹面では、外周に向かうにつれて前記第
    3の反射凹面での配設間隔より次第に広くし、 前記第5の反射凹面では、内周に向かうにつれて前記第
    3の反射凹面での配設間隔より次第に広くすること、を
    特徴とする請求項2に記載のアルバタ式ファインダー。
  4. 【請求項4】 前記第2の反射凹面には、一定間隔で次
    第に直径が小さくなる複数の中空円の反射面が同心円状
    に並んで配設されており、 前記中空円の反射面の径方向の幅は、 前記第3の反射凹面では、同一にし、 前記第4の反射凹面では、外周に向かうにつれて前記第
    3の反射凹面での幅より次第に狭くし、 前記第5の反射凹面では、内周に向かうにつれて前記第
    3の反射凹面での幅より次第に狭くすること、を特徴と
    する請求項2に記載のアルバタ式ファインダー。
  5. 【請求項5】 前記第2の反射凹面には、同一直径を有
    する複数の点状の反射面が配設されており、 前記点状の反射面の配設密度は、 前記第3の反射凹面では、同一にし、 前記第4の反射凹面では、外周に向かうにつれて前記第
    3の反射凹面での配設密度より次第に少なくし、 前記第5の反射凹面では、内周に向かうにつれて前記第
    3の反射凹面での配設密度より次第に少なくすること、
    を特徴とする請求項2に記載のアルバタ式ファインダ
    ー。
  6. 【請求項6】 前記第2の反射凹面には、複数の点状の
    反射面が一定密度で配設されており、 前記点状の反射面の直径は、 前記第3の反射凹面では、同一にし、 前記第4の反射凹面では、外周に向かうにつれて前記第
    3の反射凹面での直径より次第に小さくし、 前記第5の反射凹面では、内周に向かうにつれて前記第
    3の反射凹面での直径より次第に小さくすること、を特
    徴とする請求項2に記載のアルバタ式ファインダー。
  7. 【請求項7】 自動合焦機能を有するカメラに用いられ
    る対物凹レンズおよび接眼凸レンズを備えたアルバタ式
    ファインダーであって、 前記対物凹レンズの前記接眼凸レンズに対向する側のレ
    ンズ面に配設され、このレンズ面の外周に、フィルムに
    撮影される被写体の範囲を示す視野枠からの反射光をさ
    らに反射して前記接眼凸レンズに導くように形成された
    第1の反射凹面と、 前記対物凹レンズの前記接眼凸レンズに対向する側のレ
    ンズ面の前記第1の反射凹面よりも内周側の領域に配設
    され、特定の領域を示すマークからの反射光をさらに反
    射して前記接眼凸レンズに導くと共に、入射する光の透
    過を許容するように形成された第2の反射凹面とを具備
    し、 前記第2の反射凹面には、次第に直径が小さくなる複数
    の中空円の反射面が所定間隔で同心円状に並んで配設さ
    れていること、を特徴とするアルバタ式ファインダー。
  8. 【請求項8】 自動合焦機能を有するカメラに用いられ
    る対物凹レンズおよび接眼凸レンズを備えたアルバタ式
    ファインダーであって、 前記対物凹レンズの前記接眼凸レンズに対向する側のレ
    ンズ面に配設され、このレンズ面の外周に、フィルムに
    撮影される被写体の範囲を示す視野枠からの反射光をさ
    らに反射して前記接眼凸レンズに導くように形成された
    第1の反射凹面と、 前記対物凹レンズの前記接眼凸レンズに対向する側のレ
    ンズ面の前記第1の反射凹面よりも内周側の領域に配設
    され、特定の領域を示すマークからの反射光をさらに反
    射して前記接眼凸レンズに導くと共に、入射する光の透
    過を許容するように形成された第2の反射凹面とを具備
    し、 前記第2の反射凹面には、所定直径を有する複数の点状
    の反射面が一定密度で配設されていること、を特徴とす
    るアルバタ式ファインダー。
  9. 【請求項9】 前記特定の領域を示すマークは、自動合
    焦のための測距位置を示すマークであること、を特徴と
    する請求項1から請求項8のいずれかに記載のアルバタ
    式ファインダー。
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