JPH05228925A - 多層薄肉容器用プリフォーム - Google Patents

多層薄肉容器用プリフォーム

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JPH05228925A
JPH05228925A JP3322495A JP32249591A JPH05228925A JP H05228925 A JPH05228925 A JP H05228925A JP 3322495 A JP3322495 A JP 3322495A JP 32249591 A JP32249591 A JP 32249591A JP H05228925 A JPH05228925 A JP H05228925A
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JP
Japan
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preform
molding
sheet material
container
injection
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JP3322495A
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Kiyoshi Wada
潔 和田
Masayuki Kageyama
公志 影山
Tetsuo Watada
哲雄 綿田
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/14Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor using multilayered preforms or sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各層厚に乱れのない多層構造を有するプリフ
ォームを提供する。また、成形加工の際のプリフォーム
の延び率が均一でない場合にも、出来上がった多層薄肉
容器の肉厚を全体にわたって正確に均一にすることので
きるプリフォームを提供する。 【構成】 成形加工が施されて延びることにより多層薄
肉容器へと成形されるプリフォーム1であって、特定機
能を持った樹脂層を含むシート素材2の表面に射出成形
により射出樹脂層3を重ねることによって形成されてお
り、多層薄肉容器へと成形される際に他の部分よりも大
きく延びる部分の射出樹脂層5,6の肉厚を、シート素
材2の反対側へ突出するように厚くしてある多層薄肉容
器用プリフォーム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の樹脂層を有する
薄肉容器を作成する際にその原料素材として用いられる
プリフォームに関する。
【0002】
【従来の技術】食料品等を包装するための容器には、機
械強度性、ガスバリヤ性、防湿性、耐熱性、そして保香
性等といった各種の特定機能のうちのいくつか又は全て
が要求される。これらの各性質は、それぞれ特定の樹脂
層によって達成されることが知られている。得ようとし
ている性質が複数ある場合には、それらの性質を達成す
る個々の樹脂材料を積層させて1つの容器が形成され
る。
【0003】このような多層構造の薄肉容器を製造する
ための方法として、まず最初にプリフォームと呼ばれる
素材を用意しておき、そのプリフォームに真空成形、圧
空成形等の成形加工を施して引き延ばし、これにより所
望の形状の容器を製造するというものが既に提案されて
いる。例えば、特公昭57−1415号公報に開示され
た容器製造方法、あるいは特開昭60−178020
号、同60−244518号、同63−130330
号、同63−296921号等に開示された、いわゆる
インジェクションブロー法等がある。
【0004】特公昭57−1415号公報に開示された
方法は、四角形状の多層シート素材を加熱し、さらにプ
レス成形して円盤状のプリフォーム製造し、さらにその
円盤状プリフォームを真空成形等により成形して製品容
器を製造するというものであり、従来のシート成形で発
生していたスクラップ(バリ)を減少させた方法であ
る。しかしながらこの方法においては、多層シート素材
をプレス成形してプリフォームを作成するときにシート
素材を高温に加熱してその粘度を下げる必要がある。こ
のようにすると、多層シート素材の層構成が崩れ易い。
すなわち、部分的に層が薄くなったり、あるいは分断し
易い。層構成が崩れた多層シート素材から形成された製
品容器については、ガスバリヤ性等の目標とする特定機
能が得られない。
【0005】また、プリフォームを成形するための金型
に接する樹脂として、流動性の良い樹脂を用いないと良
好なプリフォームが得られない。すなわち、多層シート
素材として用いることのできる樹脂が狭い範囲に限定さ
れる。
【0006】特開昭60−178020号公報等に開示
されたインジェクションブロー法は、円盤状のプリフォ
ームを射出成形によって成形し、そのプリフォームにプ
ラグアシスト成形等といった成形加工を施すことにより
製品容器を製造するものである。このインジェクション
ブロー法においては、プリフォームを成形する工程でイ
ンジェクション成形法、すなわち射出成形法を用いてい
るので、プリフォームを多層構造にすることがきわめて
困難であり、通常は、単層のプリフォームが作られるだ
けである。従って、ガスバリヤ性等といった特定機能を
持った容器を製造することができないという問題があっ
た。
【0007】インジェクション成形を利用してプリフォ
ームを成形する場合、例えば特開平3−176126号
公報に示されるように、複数の射出装置および多層成形
射出ノズルを用いて成形すれば、多層構造のプリフォー
ムを製造することができる。この場合、層構成は対称形
となり、例えばガスバリヤ性樹脂を中間層として有する
カップ状容器やボトル等の実用化へ向けての研究が進め
られている。しかしながらこの技術による場合、各樹脂
層の層厚を均一にすることがきわめて困難であるばかり
でなく、流動した樹脂が最後に到達するキャビテイ端付
近では、多層構造そのものが成り立たなくなることが多
い。従って、プリフォーム全体にわたって均一な多層構
造を与えることは不可能である。さらに、本発明のよう
に多数の樹脂を非対称形の層構成に積層する必要がある
場合には、この方法は適用できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来用いら
れていたプリフォームにおける上述した問題点に鑑みて
成されたものであって、多層構造を有しており、しかも
各層厚に乱れのない、多層薄肉容器用のプリフォームを
提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、プリフォーム
を成形加工して延ばすことによって製品容器を製造する
際、プリフォームの場所に応じて延び率に変動が生じる
場合にも、出来上がった製品容器の肉厚を全体にわたっ
て正確に均一にすることのできるプリフォームを提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るプリフォームは、成形加工が施されて
延びることにより多層薄肉容器へと成形されるプリフォ
ームであって、特定機能を持った樹脂層を含むシート素
材の表面に射出成形により射出樹脂層を重ねることによ
って形成されている。そしてこのプリフォームのうち、
多層薄肉容器へと成形される際に他の部分よりも大きく
延びる部分の射出樹脂層の肉厚は、シート素材の反対側
へ突出するように厚くなっている。
【0011】上記の構成において、特定機能を持った樹
脂層とは、ガスバリヤ性、防湿性、耐熱性、保香性(非
吸着性)等の各機能を持った樹脂層のことをいう。接着
性の悪い樹脂同志を積層する際にそれら各層の間に設け
られて接着剤として働く接着剤層も特定機能を持った樹
脂層として考えられる。これらの各機能を達成するため
の樹脂層としては、それぞれ次のような樹脂層を選択し
採用できる。
【0012】ガスバリヤ性:エチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PV
DC)、ポリビニルアルコール(PVA) 防湿性:ポリアミド(ナイロン)、ポリプロピレン(P
P)、乾燥剤練り込みポリオレフィン 耐熱性:ポリエステル(PET)、ポリカーボネート
(PC)、PP 保香性:PET、EVOH、ポリアクリロニトリル(P
AN) 接着剤層:アイオノマー、エチレン−酢酸ビニル共重合
体(EVA)
【0013】シート素材は、上記各種の特定機能を得る
ために単層構造又は多層構造に形成される。例えば、2
層構造として、容器の内側に相当する方向から PET/EVOH、 PET/PVDC等 3層構造として、 PET/EVOH/PP、 PP/PVDC/PP等 が考えられる。また、シート素材の各層間には、必要に
応じて接着剤又は接着性樹脂が存在する。
【0014】シート素材を製造する方法は特別の方法に
限定されず、任意の方法を用いることができる。例え
ば、目標とする層構成を有する一枚の大きなシートを任
意のシート成形方法、例えば接着剤積層法、共押し出し
法等によって作成し、打ち抜き加工によってその一枚の
シートから多数のシート素材を製造できる。
【0015】射出成形によりシート素材の上に積層され
る樹脂層は、容器に希望の形状を付与可能な機械的強度
を持った熱可塑性樹脂、例えばポリプロピレン(P
P)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PV
C)、ポリカーボネート(PC)等が用いられる。
【0016】また、多層薄肉容器を製造するにあたって
の成形加工としては、真空成形、圧空成形、プラグアシ
スト成形等が考えられる。真空成形とは、キャビテイ内
を真空引きしてシート材を金型に密着するように変形さ
せて成形する成形方法である。圧空成形とは、シート材
を空気によって押圧して金型に密着させて該シート材を
成形する成形方法である。プラグアシスト成形とは、上
記真空成形あるいは圧空成形において、シート材をプラ
グによって補助的に押圧して該シート材を成形する成形
方法である。
【0017】
【作用】プリフォームは、シート素材の表面に射出樹脂
層を積層することによって形成される。従って、これを
成形加工して製品容器を作れば、少なくとも2層、ある
いはシート素材それ自体が複数の樹脂層を有していれば
3層以上の多層構造が得られる。また、プレス成形によ
ってプリフォームを形成するのではないので、シート素
材の層構造、すなわちプリフォームの層構造が崩れるこ
とがない。また、予め形成されたシート素材と射出成形
の組合せによりプリフォームが形成されるので、シート
素材に多少の肉厚のバラツキがあっても、射出工程によ
りそのバラツキが吸収され、プリフォーム全体としての
厚さはきわめて精度良く均一になる。さらに、製品容器
へと成形される際に他の部分よりも大きく延びる部分、
例えば容器の湾曲部に相当する射出樹脂層の肉厚は、予
め他の部分よりも厚く成形される。これにより、湾曲部
を含めて製品容器の全体の肉厚を均一な厚さにすること
ができる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明に係るプリフォームの一実施
例を示している。このプリフォーム1は、ガスバリヤ性
等の特定機能を持った円盤状のシート素材2の下面に射
出成形により射出樹脂層3を重ねることによって形成さ
れている。シート素材2は、得ようとしている特定機能
の種類に応じて1層又は多層の樹脂層から成っている。
【0019】このプリフォーム1には、真空成形等の成
形加工が施されて、図2に示すような側面断面形状を有
する製品容器4が製造される。図示の製品容器4は、2
カ所の湾曲部A及びBを有しており、これらの湾曲部に
対応する部分のプリフォーム1の成形加工時における延
び率は他の部分の延び率よりも大きい。図1に示すよう
に、プリフォーム1における上記湾曲部A,Bに対応す
る部分には、厚肉部5及び6が形成されている。これら
の厚肉部5,6は、いずれも射出樹脂層3の肉厚を厚く
することによって形成されており、シート素材2の反対
方向に突出している。
【0020】以上のようにプリフォーム1は、成形加工
時における湾曲部、すなわち延び率が大きい部分に対応
して厚肉部5,6を有しているので、出来上がった製品
容器4の湾曲部A,Bの肉厚が他の部分に比べて薄く成
り過ぎるということがなくなり、全体にわたって均一な
肉厚に仕上げることができる。
【0021】レトルト対応容器等においては、容器の肉
厚が不均一であるとレトルト殺菌処理後に変形、破損等
の不具合を生じるおそれがある。これに対して、厚肉部
5,6を備えた上記プリフォーム1から成形された製品
容器4に関しては、そのような薄肉部分の発生がなく、
従って、何等の問題もなくレトルト対応容器として使用
できる。
【0022】以下、プリフォーム1及び製品容器4を製
造するための製造方法について一例をあげて説明する。
図3は射出成形装置24を、図4はプリフォーム加熱装
置25を、そして図5は成形加工装置としてのプラグア
シスト成形装置26を示している。プリフォーム1は射
出成形装置24によって形成され、こうして得られたプ
リフォーム1を加熱装置25によって加熱し、さらに成
形装置26によって成形加工を加えることにより製品容
器4が製造される。
【0023】図3の射出成形装置24は最上部に固定板
8を有していて、その固定板8の下面にコア9が固定さ
れている。コア9の内部には、冷却液通路10及びエア
吸引通路22が設けられている。コア9の下部周囲には
リップッキャビテイ11及びリップ板12が配設されて
いる。さらに、コア9の下方位置に、保持板14に保持
されたキャビテイ13が設けられ、そのキャビテイ13
の内部にホットランナ15の先端が臨出してゲート16
に接触している。
【0024】コア9は固定板8と共に矢印A−A’のよ
うに上下方向へ往復直線移動できるようになっており、
図示の型締め位置と、キャビテイ13から大きく離れる
開放位置(図示せず)との間で移動する。型締め位置と
いうのは、コア9とキャビテイ13との間に所望のプリ
フォーム形状に相当する間隙Gが形成される位置であ
る。
【0025】リップキャビテイ11は、いわゆる分割型
となっており、中心軸線Lを境として左右の両型がそれ
ぞれ、矢印B−B’のように左右方向へ往復直線移動で
きるようになっている。この移動によりリップキャビテ
イ11は、図示の型締め位置と、互いに大きく離れる開
放位置(図示せず)との間で移動する。
【0026】図4のプリフォーム加熱装置25は、前工
程である射出成形工程によって形成されたプリフォーム
1の上方に臨出可能なヒータ17を有している。また、
プリフォーム1の下方には、射出樹脂層3を加熱するた
めのヒータ30を有している。このヒータ30は、射出
樹脂層3を積層後直ちに容器の成形工程に移る場合には
省略が可能である。
【0027】図5のプラグアシスト成形装置26は、リ
ップキャビテイ11の下に連結される下型18と、上下
方向へ移動可能なコア19と、コア19を貫通していて
上下方向へ移動可能なプラグ20とを有している。コア
19にはエア導入穴23が開けられている。また、下型
18には、製品容器4の形状に合致した内壁面を有する
凹部21が設けられている。
【0028】以下、上記各装置の働きについて説明す
る。図3において、コア9及びリップキャビテイ11を
共に、キャビテイ13から大きく離れる開放位置(図示
せず)に移動させる。これにより、キャビテイ13の上
面が大きく開放される。この状態で図6に示すように、
コア9の下端に円盤状のシート素材2を装着する。シー
ト素材2は、エア吸引路22を流れるエアによってコア
下端に吸着固定される。装着されたシート素材2は、そ
の上面すなわちコア9に接触する面が製品容器の内周面
になる。
【0029】シート素材2がコア9の下端に装着される
と、図3に示すように、コア9及びリップキャビテイ1
1が型締め位置にセットされる。この状態で、ホットラ
ンナ15を介して樹脂がキャビテイ凹部G内へ流し込ま
れる。これにより、シート素材2の上に射出樹脂層3が
積層されて図1に示したプリフォーム1が形成される。
【0030】上述の射出成形が終了すると、図3におい
てコア9が型締め位置から開放位置へと移動する。リッ
プキャビテイ11は型締め位置に残ったままでプリフォ
ーム1を保持し続ける。その後、プリフォーム1がリッ
プキャビテイ11に保持されたまま、図4に示す加熱ス
テージへ送り込まれる。この加熱ステージにおいて、ヒ
ータ17がプリフォーム1の直上位置まで搬出され、該
ヒータ17及び必要に応じて配置されるヒータ30から
発散される熱により、プリフォーム1が加熱される。こ
の加熱により、シート素材2と射出樹脂層3との融着が
促進され、さらに次の工程である成形加工工程のための
予備加熱が行なわれる。なお、この加熱工程は、場合に
よっては省略することができる。
【0031】上記の加熱処理の際、厚肉部5,6は他の
部分に比べてヒータ30により近く接近する。これによ
り、加熱効率の悪い厚肉部を確実に加熱することができ
る。
【0032】加熱されたプリフォーム1は、次いで、リ
ップキャビテイ11に保持されたまま図5の容器成形ス
テージに送られる。この容器成形ステージにおいて、プ
ラグ20を備えたコア19がプリフォーム1の上方から
図示の成形位置にセットされ、容器成形加工が実施され
る。すなわち、プラグ20の下方移動によりプリフォー
ム1が下方へ押圧され、同時にエア導入穴23を通って
送り込まれるエアによってプリフォーム1が延ばされ
る。こうして延ばされるプリフォーム1は、下型18の
凹部21の壁面形状、すなわちカップ形状に成形され、
図2に示すような製品容器が出来上がる。
【0033】以上、好ましい実施例に基づいて本発明に
係るプリフォームについて説明したが、本発明はその実
施例に限定されるものではない。例えば、厚肉部の数は
2個に限られず、製品容器の形状に応じてより少なく、
あるいはより多くすることができる。
【0034】図3から図6に示したプリフォーム製造方
法は、プリフォーム1を製造するための一例である。こ
れ以外の方法によってプリフォーム1を製造しても一向
に差し支えない。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、予め樹脂層を有するシ
ート素材の表面に射出成形により射出樹脂層を重ねてプ
リフォームを作るようにしたので、多層構造を有してい
て、しかも各層間に乱れのないプリフォームを得ること
ができる。
【0036】射出樹脂層に厚肉部を設けるようにしたの
で、製品容器に湾曲部等といった局所的に大きく延びる
部分が存在する場合にも、出来上がった製品容器の全体
の肉厚を均一にすることができる。また、本発明のプリ
フォームは、射出樹脂層が射出成形により形成されるの
で、従来のシート成形に比べて使用する樹脂が少なくて
済み、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多層薄肉容器用プリフォームの一
実施例を一部破断して示す斜視図である。
【図2】上記プリフォームを用いて製造される製品容器
の一例を示す側面断面図である。
【図3】上記プリフォームを製造するための装置の一例
である射出成形装置を示す側面断面図である。
【図4】上記製品容器を製造するために必要となるプリ
フォーム加熱装置の一例を示す側面断面図である。
【図5】上記製品容器を製造するために必要となる成形
加工装置の一例を示す側面断面図である。
【図6】図3の要部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
2 シート素材 3 射出樹脂層 4 製品容器(多層薄肉容器) 5,6 射出樹脂層の厚肉部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形加工が施されて延びることにより多
    層薄肉容器へと成形されるプリフォームであって、 特定機能を持った樹脂層を含むシート素材の表面に射出
    成形により射出樹脂層を重ねることによって形成されて
    おり、 多層薄肉容器へと成形される際に他の部分よりも大きく
    延びる部分の射出樹脂層の肉厚を、シート素材の反対側
    へ突出するように厚くしたことを特徴とする多層薄肉容
    器用プリフォーム。
JP3322495A 1991-09-19 1991-11-11 多層薄肉容器用プリフォーム Pending JPH05228925A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3322495A JPH05228925A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 多層薄肉容器用プリフォーム
EP19920308390 EP0533437A3 (en) 1991-09-19 1992-09-15 Method for producing a multilayered thin wall container and a multilayered thin wall container

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3322495A JPH05228925A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 多層薄肉容器用プリフォーム

Publications (1)

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JPH05228925A true JPH05228925A (ja) 1993-09-07

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ID=18144285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3322495A Pending JPH05228925A (ja) 1991-09-19 1991-11-11 多層薄肉容器用プリフォーム

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JP (1) JPH05228925A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11156949A (ja) * 1997-11-27 1999-06-15 Fujikura Rubber Ltd 分割型成形型による樹脂成形方法
DE10152393A1 (de) * 2001-10-24 2003-05-15 Krauss Maffei Kunststofftech Verfahren zum Herstellen von Kunststoff-Hohlkörpern

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